JPH043001Y2 - - Google Patents
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- JPH043001Y2 JPH043001Y2 JP14486086U JP14486086U JPH043001Y2 JP H043001 Y2 JPH043001 Y2 JP H043001Y2 JP 14486086 U JP14486086 U JP 14486086U JP 14486086 U JP14486086 U JP 14486086U JP H043001 Y2 JPH043001 Y2 JP H043001Y2
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Landscapes
- Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、金属製ビレツトなどを加熱する加熱
炉に関する。
炉に関する。
背景技術
典型的な先行技術は、第5図に示されているロ
ータリハース炉である。この先行技術では、鉛直
軸線を有する回転炉床1は、駆動手段2によつて
回転駆動され、その上方には炉体3が設けられ
る。
ータリハース炉である。この先行技術では、鉛直
軸線を有する回転炉床1は、駆動手段2によつて
回転駆動され、その上方には炉体3が設けられ
る。
第6図は、第5図に示されたロータリハース炉
の簡略化した平面図である。炉体3には下方に垂
下して炉床1に近接する隔壁4が設けられる。炉
床1は、矢符5の方向に回転する。隔壁4よりも
回転方向5の下流側には排気口6が設けられてい
る。入口7から炉床1に乗せられた被加熱物は、
回転方向5に沿つて回転移動されて予熱され、炉
体3に設けられたガスバーナ8によつて加熱さ
れ、出口9において炉床1の中央に設けられた抽
出口10に押込まれて落下する。バーナ8からの
燃焼排ガスは、矢符11のように移動して排気口
6から排出される。
の簡略化した平面図である。炉体3には下方に垂
下して炉床1に近接する隔壁4が設けられる。炉
床1は、矢符5の方向に回転する。隔壁4よりも
回転方向5の下流側には排気口6が設けられてい
る。入口7から炉床1に乗せられた被加熱物は、
回転方向5に沿つて回転移動されて予熱され、炉
体3に設けられたガスバーナ8によつて加熱さ
れ、出口9において炉床1の中央に設けられた抽
出口10に押込まれて落下する。バーナ8からの
燃焼排ガスは、矢符11のように移動して排気口
6から排出される。
このようなロータリハース炉では、炉床1が回
転しており、その回転中に加熱および冷却を繰返
すことになる。そのため燃料原単位が悪い。
転しており、その回転中に加熱および冷却を繰返
すことになる。そのため燃料原単位が悪い。
またこのようなロータリハース炉では、バーナ
8の排ガスが、隔壁4の下端部と炉床1の上面と
の間を通つて排気口6側に直接に漏出するととも
に、バーナ8の排ガスはまた、抽出口10から外
部に漏出するという問題がある。
8の排ガスが、隔壁4の下端部と炉床1の上面と
の間を通つて排気口6側に直接に漏出するととも
に、バーナ8の排ガスはまた、抽出口10から外
部に漏出するという問題がある。
さらにまたこのロータリハース炉では、被加熱
物は炉床1上を半径方向に摺動して装入 され、
また排出される。したがつて炉床1は耐久性に優
れたレンガが用いられる。このようなレンガを用
いた炉床1は大きな重量を有し、したがつて駆動
手段2は大形化するとともに、蓄熱量が大きく、
そのため大きな熱量を必要とする。
物は炉床1上を半径方向に摺動して装入 され、
また排出される。したがつて炉床1は耐久性に優
れたレンガが用いられる。このようなレンガを用
いた炉床1は大きな重量を有し、したがつて駆動
手段2は大形化するとともに、蓄熱量が大きく、
そのため大きな熱量を必要とする。
他の先行技術は第7図に示されているプツシヤ
式加熱炉である。炉床12の装入口13からは材
料装入コンベア14によつて搬送される被加熱物
をプツシヤ15で押込む。これによつて被加熱物
は炉床16を順次的に押されてバーナ17によつ
て加熱され、この被加熱物は順次的に材料落口1
8から排出される。バーナ17の排ガスは排気口
19から外部に排出される。
式加熱炉である。炉床12の装入口13からは材
料装入コンベア14によつて搬送される被加熱物
をプツシヤ15で押込む。これによつて被加熱物
は炉床16を順次的に押されてバーナ17によつ
て加熱され、この被加熱物は順次的に材料落口1
8から排出される。バーナ17の排ガスは排気口
19から外部に排出される。
このようなプツシヤ式加熱炉では、被加熱物を
順次的にプツシヤ15によつて押して炉床16上
を移動するので、被加熱物の寸法形状を変化しよ
うとするときは、それまで加熱している被加熱物
と同一寸法形状を有する、いわゆるダミー材を順
次的に入れてプツシヤ15で押し、これによつて
加熱された被加熱物の全てが材料落口18から全
て排出された後に、寸法形状の異なる新たな被加
熱物をプツシヤ15によつて装入する。もしもダ
ミー材を用いないで、それまでの被加熱物とは異
なる寸法形状を有する新たな被加熱物をプツシヤ
15によつて押圧して装入したときには、被加熱
物が希望する時間だけ加熱されて材料落口18か
ら排出されるようにプツシヤ15のストロークを
制御することが困難となる。したがつてプツシヤ
式加熱炉では、多品種少量生産のためには不都合
である。
順次的にプツシヤ15によつて押して炉床16上
を移動するので、被加熱物の寸法形状を変化しよ
うとするときは、それまで加熱している被加熱物
と同一寸法形状を有する、いわゆるダミー材を順
次的に入れてプツシヤ15で押し、これによつて
加熱された被加熱物の全てが材料落口18から全
て排出された後に、寸法形状の異なる新たな被加
熱物をプツシヤ15によつて装入する。もしもダ
ミー材を用いないで、それまでの被加熱物とは異
なる寸法形状を有する新たな被加熱物をプツシヤ
15によつて押圧して装入したときには、被加熱
物が希望する時間だけ加熱されて材料落口18か
ら排出されるようにプツシヤ15のストロークを
制御することが困難となる。したがつてプツシヤ
式加熱炉では、多品種少量生産のためには不都合
である。
第8図は、従来からのウオーキングビーム式加
熱炉である。炉床20の下部には第9図に示され
るように移動炉床21と、固定炉床22とが幅方
向(第8図の紙面の垂直方向、第9図の左右方
向)に交互に配置されており、被加熱物は装入口
23から装入され、移動炉床21のウオーキング
ビーム動作によつて移動されて排出口24から排
出される。炉体20には、ガスバーナ25が設け
られ、排ガスは排出口26から排出される。
熱炉である。炉床20の下部には第9図に示され
るように移動炉床21と、固定炉床22とが幅方
向(第8図の紙面の垂直方向、第9図の左右方
向)に交互に配置されており、被加熱物は装入口
23から装入され、移動炉床21のウオーキング
ビーム動作によつて移動されて排出口24から排
出される。炉体20には、ガスバーナ25が設け
られ、排ガスは排出口26から排出される。
このようなウオーキングビーム式加熱炉では、
被加熱物は第9図の仮想線26で示されるように
移動炉床21と固定炉床22との亘つて乗載され
るに充分な長さを有していなければならず、した
がつて小形の被加熱物を加熱するできないという
問題がある。
被加熱物は第9図の仮想線26で示されるように
移動炉床21と固定炉床22との亘つて乗載され
るに充分な長さを有していなければならず、した
がつて小形の被加熱物を加熱するできないという
問題がある。
第10図は、加熱炉において加熱処理可能な被
加熱物の寸法形状を示すグラフである。第11図
に示されるようにビレツトの外径をDとし、その
長さをLとするとき、上述の第10図の特性が得
られる。このグラフから、ウオーキングビーム式
加熱炉で加熱可能なビレツトの寸法形状が制限さ
れることが判る。
加熱物の寸法形状を示すグラフである。第11図
に示されるようにビレツトの外径をDとし、その
長さをLとするとき、上述の第10図の特性が得
られる。このグラフから、ウオーキングビーム式
加熱炉で加熱可能なビレツトの寸法形状が制限さ
れることが判る。
考案が解決すべき問題点
したがつて本考案の目的は、熱効率を向上する
ことができ、バーナの燃料排ガスを漏洩すること
なく薄くことができ、さらに前述のダミー材など
を必要とせず、しかも比較的小さい被加熱物をも
加熱することができるようにした改良された加熱
炉を提供することである。
ことができ、バーナの燃料排ガスを漏洩すること
なく薄くことができ、さらに前述のダミー材など
を必要とせず、しかも比較的小さい被加熱物をも
加熱することができるようにした改良された加熱
炉を提供することである。
問題点を解決するための手段
本考案は、バーナを有する加熱室と、
加熱室からの燃焼排ガスが導かれる予熱室と、
予熱室から加熱室に亘つて間隔をあけて配置さ
れ、被加熱物の収納凹所を有し、水平な軸線まわ
りに回転駆動され、被加熱物を順次的に受渡す支
持部材とを含むことを特徴とする加熱炉である。
予熱室から加熱室に亘つて間隔をあけて配置さ
れ、被加熱物の収納凹所を有し、水平な軸線まわ
りに回転駆動され、被加熱物を順次的に受渡す支
持部材とを含むことを特徴とする加熱炉である。
作 用
本考案に従えば、バーナを有する加熱室からの
排ガスは予熱室を経て導かれる。この予熱室から
加熱室にこの順序で被加熱物が支持部材によつて
搬送される。そのため支持部材によつて支持され
る被加熱物は、加熱室および予熱室ならびに支持
部材による輻射熱によつて加熱されるとともに、
被加熱物が支持部材に接触して伝導熱によつて加
熱されて昇温される。
排ガスは予熱室を経て導かれる。この予熱室から
加熱室にこの順序で被加熱物が支持部材によつて
搬送される。そのため支持部材によつて支持され
る被加熱物は、加熱室および予熱室ならびに支持
部材による輻射熱によつて加熱されるとともに、
被加熱物が支持部材に接触して伝導熱によつて加
熱されて昇温される。
被加熱物は支持部材の収納凹所を順次的に受渡
されて移動される。
されて移動される。
したがつて前述のロータリハース炉のように炉
床が加熱および冷却を繰返すことはなく、また被
加熱物は炉床に接触しないので、前述のレンガな
どを使用する必要がなくなる。これによつて熱効
率を向上することができる。
床が加熱および冷却を繰返すことはなく、また被
加熱物は炉床に接触しないので、前述のレンガな
どを使用する必要がなくなる。これによつて熱効
率を向上することができる。
バーナの燃焼排ガスは加熱室から予熱室に導か
れ、不所望に漏洩することがない。
れ、不所望に漏洩することがない。
さらにまた被加熱物は支持部材の収納凹所を順
次的に移動して運搬されるので前述のプツシヤ式
加熱炉に関連して述べたダミー材を必要とせず、
被加熱物を希望する時間だけ正確に加熱し、多品
種少量生産を容易に行なうことができる。
次的に移動して運搬されるので前述のプツシヤ式
加熱炉に関連して述べたダミー材を必要とせず、
被加熱物を希望する時間だけ正確に加熱し、多品
種少量生産を容易に行なうことができる。
さらにまた被加熱物は、支持部材の収納凹所に
収納されることができる寸法形状を有している限
り、各種の寸法形状の被加熱物を加熱することが
でき、前述のウオーキングビーム式加熱炉に比べ
て小さな被加熱物をも加熱することが可能とな
る。
収納されることができる寸法形状を有している限
り、各種の寸法形状の被加熱物を加熱することが
でき、前述のウオーキングビーム式加熱炉に比べ
て小さな被加熱物をも加熱することが可能とな
る。
実施例
第1図は本考案の一実施例の縦断面図であり、
第2図は第1図の切断面−から見た簡略化し
た断面図であり、第3図は第1図の切断面−
から見た簡略化した断面図である。これらの図面
を参照して、炉床30は加熱室31、予熱室32
とを有する。炉床30の予熱室32に臨む一端部
には装入口33が形成される。炉床30の燃焼室
31に臨む端部には排出口34が形成される。炉
体30、予熱室32に臨む装入口32の近傍には
排気口35が形成され、燃焼排ガスが熱交換器3
6を経て外部に放出される。
第2図は第1図の切断面−から見た簡略化し
た断面図であり、第3図は第1図の切断面−
から見た簡略化した断面図である。これらの図面
を参照して、炉床30は加熱室31、予熱室32
とを有する。炉床30の予熱室32に臨む一端部
には装入口33が形成される。炉床30の燃焼室
31に臨む端部には排出口34が形成される。炉
体30、予熱室32に臨む装入口32の近傍には
排気口35が形成され、燃焼排ガスが熱交換器3
6を経て外部に放出される。
加熱室31には、予熱室32寄りで直進炎形ブ
ラストガスバーナ37が設けらており、管路38
にはガス燃料が供給される。管路39には、熱交
換器36で加熱された燃焼用空気が供給される。
熱交換器36では燃焼用空気は入口40から吸入
され、排出口41から管路(図示せず)を経てガ
スバーナ37の管路39に導かれる。炉床30の
断熱材42は、たとえばセラミツクフアイバなど
のような軽量でかつ蓄熱量の小さな耐火物で構成
され、これによつて熱効率を向上することが可能
である。予熱室32の下部は、支柱43によつて
支持される。装入口33には傾斜した装入台44
から金属材ビレツトなどの被加熱物45がその自
重でころがつて1つずつ供給される。被加熱物4
5はたとえば鋼鉄、銅およびアルミニウムなどか
ら成る。この被加熱物45は、たとえば直円柱状
であり、水平な軸線を有して隣接して装入台44
上に配置される。
ラストガスバーナ37が設けらており、管路38
にはガス燃料が供給される。管路39には、熱交
換器36で加熱された燃焼用空気が供給される。
熱交換器36では燃焼用空気は入口40から吸入
され、排出口41から管路(図示せず)を経てガ
スバーナ37の管路39に導かれる。炉床30の
断熱材42は、たとえばセラミツクフアイバなど
のような軽量でかつ蓄熱量の小さな耐火物で構成
され、これによつて熱効率を向上することが可能
である。予熱室32の下部は、支柱43によつて
支持される。装入口33には傾斜した装入台44
から金属材ビレツトなどの被加熱物45がその自
重でころがつて1つずつ供給される。被加熱物4
5はたとえば鋼鉄、銅およびアルミニウムなどか
ら成る。この被加熱物45は、たとえば直円柱状
であり、水平な軸線を有して隣接して装入台44
上に配置される。
予熱室32から加熱室31に向かつて近接して
かつ間隔をあけて複数の支持部材47が配置され
る。この支持部材47は大略的に直円柱状であ
り、水平軸線まわりに回転軸を有する軸48,4
9を有し、炉床30の外部に設けられた軸受5
0,51によつて回転自在に支持される。回転軸
49には、スプロケツトホール52が固定されて
おり、これらのスプロケツトホール52には無端
状の1つのチエン53が共通に巻掛けられる。こ
れらの支持部材47のうち、予熱室32に設けら
れているものは、たとえば金属製であり、加熱室
31に設けられているものはセラミツク製であ
る。加熱室31の雰囲気温度は、たとえば1250℃
であり、予熱室32の雰囲気温度は、たとえば
750℃である。
かつ間隔をあけて複数の支持部材47が配置され
る。この支持部材47は大略的に直円柱状であ
り、水平軸線まわりに回転軸を有する軸48,4
9を有し、炉床30の外部に設けられた軸受5
0,51によつて回転自在に支持される。回転軸
49には、スプロケツトホール52が固定されて
おり、これらのスプロケツトホール52には無端
状の1つのチエン53が共通に巻掛けられる。こ
れらの支持部材47のうち、予熱室32に設けら
れているものは、たとえば金属製であり、加熱室
31に設けられているものはセラミツク製であ
る。加熱室31の雰囲気温度は、たとえば1250℃
であり、予熱室32の雰囲気温度は、たとえば
750℃である。
第4図は、支持部材47の隣接する2つを示す
断面図である。支持部材47は、周方向に等間隔
をあけて複数の収納凹所54が形成される。この
各収納凹所54は、一直径線53に平行な受入れ
案内面55と、被加熱物45を支持する円弧状の
収納面56と、被加熱物45を排出するための排
出案内面57とが支持部材47の回転方向58の
上流側から下流側に順に形成される。第4図で
は、説明の便宜のために左側の支持部材47に隣
接する右側の支持部材に添字aを付して示す。
断面図である。支持部材47は、周方向に等間隔
をあけて複数の収納凹所54が形成される。この
各収納凹所54は、一直径線53に平行な受入れ
案内面55と、被加熱物45を支持する円弧状の
収納面56と、被加熱物45を排出するための排
出案内面57とが支持部材47の回転方向58の
上流側から下流側に順に形成される。第4図で
は、説明の便宜のために左側の支持部材47に隣
接する右側の支持部材に添字aを付して示す。
支持部材47から支持部材48aに被加熱物4
5を受渡して搬送する際には、第4図(1)の状態か
ら第4図(2)のようにさらに回転方向58,58a
に回転すると、収納凹所54内の被加熱物45は
排出案内面57に沿つて半径方向外方にころがつ
て、または摺動して、移動する。さらに支持部材
47,47aが回転することによつて、収納凹所
54の排出案内面57上の被加熱物45は、支持
部材47aの受入れ案内面55aに移動して第4
図(3)の状態となる。このようにして被加熱物45
は支持部材47から47aに受渡されて移動す
る。被加熱物45が収納凹所54に収納されてい
る状態で、その被加熱物45は、予熱室32およ
び加熱室31内で炉壁および支持部材47の輻射
熱によつて加熱され、さらにまた被加熱物45が
支持部材47と接触することによつて支持部材4
7からの伝導熱によつて加熱される。支持部材4
7は、被加熱物45を加熱し、その被加熱物45
が収納凹所54から排出された後には、再びバー
ナ17の火炎および燃焼排ガスによつて受熱蓄燃
を繰返す。
5を受渡して搬送する際には、第4図(1)の状態か
ら第4図(2)のようにさらに回転方向58,58a
に回転すると、収納凹所54内の被加熱物45は
排出案内面57に沿つて半径方向外方にころがつ
て、または摺動して、移動する。さらに支持部材
47,47aが回転することによつて、収納凹所
54の排出案内面57上の被加熱物45は、支持
部材47aの受入れ案内面55aに移動して第4
図(3)の状態となる。このようにして被加熱物45
は支持部材47から47aに受渡されて移動す
る。被加熱物45が収納凹所54に収納されてい
る状態で、その被加熱物45は、予熱室32およ
び加熱室31内で炉壁および支持部材47の輻射
熱によつて加熱され、さらにまた被加熱物45が
支持部材47と接触することによつて支持部材4
7からの伝導熱によつて加熱される。支持部材4
7は、被加熱物45を加熱し、その被加熱物45
が収納凹所54から排出された後には、再びバー
ナ17の火炎および燃焼排ガスによつて受熱蓄燃
を繰返す。
このような実施例では、支持部材47が加熱室
31および予熱室32において既に加熱されてお
り、したがつて加熱冷却を繰返えすものではない
ので、熱料原単位を向上することができる。また
炉床30の耐火物42は被加熱物45に接触せ
ず、したがつて軽量で蓄熱量の小さい材料を選ぶ
ことができ、したがつてこのことによつてもま
た、熱効率の向上を図ることができる。
31および予熱室32において既に加熱されてお
り、したがつて加熱冷却を繰返えすものではない
ので、熱料原単位を向上することができる。また
炉床30の耐火物42は被加熱物45に接触せ
ず、したがつて軽量で蓄熱量の小さい材料を選ぶ
ことができ、したがつてこのことによつてもま
た、熱効率の向上を図ることができる。
加熱室31に設けられたガスバーナ37からの
燃焼排ガスは、予熱室32に導かれ、その後、排
気口35から排出されるので、燃焼排ガスが不所
望に漏出すことを防ぐことができる。
燃焼排ガスは、予熱室32に導かれ、その後、排
気口35から排出されるので、燃焼排ガスが不所
望に漏出すことを防ぐことができる。
さらにまたこの実施例では、被加熱物45はそ
の長さが支持部材47の長さ(第3図の左右方向
の長さ)よりも短い限り、小さな被加熱物45で
あつても加熱を行なうことができ、したがつて前
述の第10図における本件加熱炉の特性が得られ
る。
の長さが支持部材47の長さ(第3図の左右方向
の長さ)よりも短い限り、小さな被加熱物45で
あつても加熱を行なうことができ、したがつて前
述の第10図における本件加熱炉の特性が得られ
る。
さらにまたこの実施例では、支持部材47によ
つて被加熱物45を1つずつ順次的に受渡して搬
送するので、前述のプツシヤ式加熱炉に関連して
述べたダミー材をこの実施例では必要とせず、そ
のため多品種少量生産に好適する。
つて被加熱物45を1つずつ順次的に受渡して搬
送するので、前述のプツシヤ式加熱炉に関連して
述べたダミー材をこの実施例では必要とせず、そ
のため多品種少量生産に好適する。
さらにまた前述の実施例では、加熱室31の下
部にガスバーナ37が設けられており、その火炎
が水平方向に形成されるので、支持部材47およ
び被加熱物45が局部的に加熱されることがな
く、均一な温度分布で加熱することが可能にな
り、こうして品質を向上することができる。
部にガスバーナ37が設けられており、その火炎
が水平方向に形成されるので、支持部材47およ
び被加熱物45が局部的に加熱されることがな
く、均一な温度分布で加熱することが可能にな
り、こうして品質を向上することができる。
効 果
以上のように本考案によれば、熱効率を向上す
ることができ、燃焼排ガスが不所望に漏出するこ
とを防ぐことができ、さらにまた被加熱物の排出
のためにダミー材などを必要とせず、多品種少量
生産を容易に可能とし、また小さな被加熱物であ
つても加熱を行なうことができるようになる。
ることができ、燃焼排ガスが不所望に漏出するこ
とを防ぐことができ、さらにまた被加熱物の排出
のためにダミー材などを必要とせず、多品種少量
生産を容易に可能とし、また小さな被加熱物であ
つても加熱を行なうことができるようになる。
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
は第1図の切断面線−から見た水平断面図、
第3図は第1図の切断面線−から見た縦断面
図、第4図は支持部材47を示す断面図、第5図
は従来からのロータリハース炉を示す断面図、第
6図は第5図に示されたロータリハース炉の簡略
化した平面図、第7図は従来からのプツシヤ式加
熱炉を示す縦断面図、第8図は従来からのウオー
キングビーム式加熱炉の縦断面図、第9図は第8
図に示されたウオーキングビーム式加熱炉の移動
炉床21と固定炉床22とを示す断面図、第10
図は加熱炉と被加熱物の寸法形状との関係を示す
図、第11図は被加熱物の斜視図である。 30……炉床、31……加熱室、32……予熱
室、33……装入口、34……排出口、35……
排気口、36……熱交換器、37……バーナ、4
4……装入台、45……被加熱物、47……支持
部材、54……収納凹所。
は第1図の切断面線−から見た水平断面図、
第3図は第1図の切断面線−から見た縦断面
図、第4図は支持部材47を示す断面図、第5図
は従来からのロータリハース炉を示す断面図、第
6図は第5図に示されたロータリハース炉の簡略
化した平面図、第7図は従来からのプツシヤ式加
熱炉を示す縦断面図、第8図は従来からのウオー
キングビーム式加熱炉の縦断面図、第9図は第8
図に示されたウオーキングビーム式加熱炉の移動
炉床21と固定炉床22とを示す断面図、第10
図は加熱炉と被加熱物の寸法形状との関係を示す
図、第11図は被加熱物の斜視図である。 30……炉床、31……加熱室、32……予熱
室、33……装入口、34……排出口、35……
排気口、36……熱交換器、37……バーナ、4
4……装入台、45……被加熱物、47……支持
部材、54……収納凹所。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 バーナを有する加熱室と、 加熱室からの燃焼排ガスが導かれる予熱室と、
予熱室から加熱室に亘つて間隔をあけて配置さ
れ、被加熱物の収納凹所を有し、水平な軸線まわ
りに回転駆動され、被加熱物を順次的に受渡す支
持部材とを含むことを特徴とする加熱炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14486086U JPH043001Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14486086U JPH043001Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6350870U JPS6350870U (ja) | 1988-04-06 |
JPH043001Y2 true JPH043001Y2 (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=31055858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14486086U Expired JPH043001Y2 (ja) | 1986-09-20 | 1986-09-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH043001Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-09-20 JP JP14486086U patent/JPH043001Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6350870U (ja) | 1988-04-06 |
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