JPS63148087A - 電子部品の熱処理装置 - Google Patents

電子部品の熱処理装置

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JPS63148087A
JPS63148087A JP29352086A JP29352086A JPS63148087A JP S63148087 A JPS63148087 A JP S63148087A JP 29352086 A JP29352086 A JP 29352086A JP 29352086 A JP29352086 A JP 29352086A JP S63148087 A JPS63148087 A JP S63148087A
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claws
fixed
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岩谷 伸雄
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Denkoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子部品の熱処理装置に関するものである。
[従来技術] 従来、例えば液晶表示パネル用の透明電極及び配向膜等
を基板に印刷した印刷基板のごとき板状電子部品を多量
に焼成・熱処理するには、該電子部品の多数枚を耐熱性
マガジンラックに収納して、バッチ式熱風循環焼成炉内
に定置するか、またはヂエーンコンベア式熱風循環焼成
式炉内を移送して、所定の温度により所定の時間加熱し
て所要の熱処理を行うのが一般であった。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のような熱風循環式の焼成炉は、加熱効率が良くな
いので焼成に比較的長時間を要することと、炉内の塵埃
が熱風により拡散循環するために印刷基板の表面に塵埃
が付着して品質を害する等の問題があった。また、多数
枚の印刷基板をマガジンラックに収納して熱風加熱を行
うのは、均一な温度分布を与え難く、特に大型基板を加
熱対象とした場合には、各基板相互間及び同一基板内均
熱特性が悪くなって、性能のバラツキが大きくなる欠点
があった。更に、コンベア式の連続焼成炉の場合は、炉
内搬送用のコンベアとコンベアガイドの摺動摩擦により
生ずる酸化スケールや鉄粉が、印刷基板の面に付着して
品質を害するという問題があった。
本発明の目的は、上記のような問題点を解決し得る電子
部品の熱処理装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 前記の問題点を解決するための本発明の構成を、実施例
に対応する第1図〜第3図を参照して以下に説明する。
本願の第1の発明の熱処理装置は、下端側に被処理物P
の送入口13、上端側に送出口14をそれぞれ有し内壁
面に赤外線放射ヒータ3を備えた組長の炉体1を有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔において
径方向に突出する複数個の被処理物保持用爪部4aを有
する固定回転棒4Aが前記炉体1の内部の所定の距離を
隔てて対向する一方の側に複数本、他方の側に少なくと
も1本、それぞれ前記爪部4aが互いに向き合って被処
理物Pを保持する位置と横を向く位置とを取り1qるよ
うに回転自在に立設され、 前記と同様の爪部5aを有する複数本の移動回転棒5A
が前記炉体1内の両方の側に分れて前記各固定回転棒4
Aに平行に並んで、前記爪部5aが互いに向き合って被
処理物Pを保持する位置と横を向(位置とを取り得るよ
うに回転自在で、且つ被処理物Pを前記固定回転棒4A
との間に受け渡ししながら縦方向に移送するように上・
下方向に移動自在に立設され、 前記移動回転棒5Aの上下動及び回転動作に関連させて
前記相対向する固定回転棒4Aの前記爪部4aが互いに
向き合う位置と横を向く位置とに前記固定回転棒4Aを
間欠的に回転させる固定回転棒駆動機構6Aが設けられ
、 前記固定回転棒4Aの回転動作に関連させて前記相対向
する移動回転棒5Aの前記爪部5aが互いに向き合う位
置と横を向く位置とに前記移動回転棒5Aを間欠的に回
転且つ所定の距離だけ上・下動させる移動回転棒駆動機
構7Aが設けられてなるものである。
また、本願の第2の発明の熱処理装置は、炉体1の下端
側に被処理物の送入口13、上端側に送出口14をそれ
ぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒータ3を設けて形成され
た第1の炉室1Aと、炉体1の上端側に連通部1Eを介
して前記送出口14に連通ずる被処理物Pの送入口15
、下端側に送出口16をそれぞれ設け内壁面に赤外線放
射ヒータ3を設(〕て形成された第2の炉室1Bとを有
し、外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔をお
いて径方向に突出する複数個の被処理物保持用爪部4a
を有する第1の固定回転棒4Aが前記第1の炉室1A内
の所定の距離を隔てて対向する一方の側に複数本、他方
の側に少なくとも1本、それぞれ前記爪部4aが互いに
向き合って被処理物Pを保持する位置と横を向く位置と
を取り得るように回転自在に立設され、 前記と同様の爪部4bを有する第2の固定回転棒4Bが
前記第2の炉室1B内の所定の距離を隔てて対向する一
方の側に複数本、他方の側に少なくとも1木、それぞれ
前記爪部4bが互いに向き合って被処理物Pを保持する
位置と横を向く位置とを取り得るように回転自在に立設
され、前記と同様の爪部5aを有する複数本の第1の移
動回転棒5Aが前記第1の炉室1A内の両方の側に分れ
て前記第1の各固定回転棒4Aに平行に並んで、前記爪
部5aが互いに向き合って被処理物Pを保持する位置と
横を向く位置とを取り得るように回転自在で、且つ被処
理物Pを前記第1の固定回転棒4△との間に受け渡しし
ながら縦方向に移送するように上・下方向に移動自在に
立設され、 前記と同様の爪部5bを有する複数本の第2の移動回転
棒5Bが前記第2の炉室1B内の両方の側に分れて前記
第2の各固定回転棒4Bに平行に並んで、前記爪部5b
が互いに向き合って被処理物Pを保持する位置と横を向
く位置とを取り得るように回転自在で、目つ被処理物P
を前記第2の固定回転棒4Bとの間に受け渡ししながら
縦方向に移送するように上・下方向に移動自在に立設さ
れ、 前記第1の移動回転棒5Aの上・下動及び回転動作に関
連させて前記第1の相対向する固定回転棒4Aの前記爪
部4aが互いに向き合う位置ど横を向く位置とに前記第
1の固定回転棒4Aを間欠゛ 的に回転させる第1の固
定回転棒駆動機構6Aが設けられ、 前記第2の移動回転棒5Bの上・下動及び回転動作に関
連させて前記第2の相対向する固定回転棒4Bの前記爪
部4bが互いに向き合う位置と横を向く位置とに前記第
2の固定回転棒4Bを間欠的に回転させる第2の固定回
転棒駆動機構6Bが設()られ、 前記第1の固定回転棒4Aの回転動作に関連させて前記
第1の相対向する移動回転棒5Aの前記爪部5aが互い
に向き合う位置と横を向く位置とに前記第1の移動回転
棒5Aを間欠的に回転且つ所定の距離だけ上・下動させ
る第1の移動回転棒駆動機構7Aが設りられ、 前記第2の固定回転棒4Bの回転動作に関連させて前記
第2の相対向する移動回転棒5Bの前記爪部5bが互い
に向き合う位置と横を向く位置とに前記第2の移動回転
棒5Bを間欠的に回転且つ所定の距離だけ上・下動させ
る第2の移動回転棒駆動機構7Bが設けられ、 前記炉体1の側壁上部を横方向に出入自在に貫通1ノて
被処理物Pを前記第1の炉室1A上部から前記連通部1
Fを通して前記第2の炉室1B上部に送る横送り部材1
0及び該横送り部材10の駆動源からなる被処理物横送
り機構12が設けられてなるものである。
[発明の作用] 本願の第1の発明の熱処理装置においては、相対向する
固定回転棒4Aの爪部4aが互いに向き合って被処理物
を保持する位置と横を向く位置とを取り得るように、固
定回転棒4Aを駆動機構6Aにより間欠的に回転させ、
また、相対向する移動回転棒5Aの爪部5aが互いに向
き合って被処理物を保持する位置と横を向く位置とを取
り得るように、移動回転棒5Aを駆動機構7Aにより固
定回転棒4Aの回転に関連させて間欠的に回転させると
ともに所定の距離だけ上下動させることにより、前記各
回転棒4A、5Aの相対向する爪部4a又は5a相互間
に、被処理物として印刷基板のごとき電子部品Pを受け
渡ししながら炉内を縦方向に移送して、赤外線放射ヒー
タ3により加熱効率よく熱処理することができる。
上記のように、コンベア等を用いることなく被処理物を
移送して熱処理するので、コンベア式の連続焼成炉のよ
うに、炉内搬送用コンベアとコンベアガイドの摺動摩擦
により生ずる金属粉等が被処理物に付着して品質を害す
るようなおそれがない。
また、本発明の熱処理装置は、電子部品Pを炉内で連続
的に移送して赤外線放射ヒータ3により加熱するので、
熱風循環式の加熱に比し、熱処理作業が良好な温度分布
と加熱効率をもって容易に行われる。
次に、本願の第2の発明の熱処理装置においては、第1
の炉室1A内において、電子部品Pを前記と同様にして
下部から上部に移送して後、横送り機構12を動作させ
て電子部品Pを横送り部材10により第2の炉室1Bの
上部に移送し、次いで、炉室1B内を固定回転棒4Bと
移動回転棒5Bとによる前記と同様な移動作用により上
部から下部に移送して熱処理する。これにより、加熱経
路が長くなって所要の熱処理が十分に行われる。
また、炉室1A、IBの上部側は相互に連通していて外
気への流気口がないので、炉室に下部から上部へ流気す
る煙突効果を生ずることがなく、各炉ff1A、IB内
の高さ方向の温度分布を容易に均一にできて、電子部品
Pを均一に加熱することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面により詳細に説明する。第
1図は本発明の実施例の縦断正面図、第2図は同実施例
のA−A線切断平面図をそれぞれ示したものである。こ
れらの図面において、1は断熱材2を内装して架台20
の上に定植された縦長の炉体、1Dはこの炉体の内部空
間を、上、下の連通部1[を残して第1の炉室1Aと第
2の炉室1Bに仕切るように炉内中央部に縦方向に設け
られた隔壁である8、この隔壁1Dにも断熱材が内装さ
れており、中間部は空胴になっている。3は炉体1の内
面側及び隔壁1Dの外面側に略一様に配設された赤外線
放射ヒータ、4A及び4Bはそれぞれ炉室IA又は1B
内の両側に2木ずつ相対向するように所定の間隔で立設
されて、それぞれの両端部が炉体1の頂壁及び底壁に回
転自在に支持されている第1及び第2の固定回転棒であ
る。
5Δ及び5Bはそれぞれ炉室1A又は1B内で相隣る2
木の固定回転棒4A又は4Bを間にしてその両脇に、こ
れらの固定回転棒と所定の間隔をおいて平行に立設され
て、それぞれの両端部が炉体1の頂壁及び底壁に回転且
つ上下動自在に支持されている第1及び第2の移動回転
棒である。
第3図は上記の固定回転棒4A (4B)及び移動回転
棒5A (5B)の要部詳細を示したものである。同図
における4−a(4b)及び5a (5b)は、それぞ
れ固定回転棒4A (4B)又は移動回転棒5A (5
B)の外周面の周方向の一方に上下に所定の等間隔をお
いて同一方向に多数突設された被処理物保持用の爪部で
ある。これら爪部は、被処理物搭載時の発塵を防ぐため
、石英又はセラミック材により覆っである。
第1図の6A及び6Bはそれぞれ固定回転棒4A又は4
Bを回転駆動する第1及び第2の固定口転棒駆動機構、
7A及び7Bはそれぞれ移動回転棒5A又は5Bを回転
駆動及び上下駆動する第1及び第2の移動回転棒駆動機
構である。これらの駆動機構にはそれぞれエアーシリン
ダを用いている。8は炉体1の頂部に配設されたエアー
シリンダ、9はこのシリンダの連設棒、10は水平方向
に所定の間隔で並ぶ2本の平行棒材からなっていて、各
棒材が炉体1の側壁上部を横方向に出入自在に貫通する
横送り部材である。11はこの横送り部材10と連設棒
9とを所定の平行間隔を隔てて各々の一端同士を連結す
る連結部材である。上記のエアーシリンダ8乃至連結部
材11により被処理物横送り機112が構成されている
Pは炉内を搬送される多数の被処理物としての電子部品
、13は電子部品Pを炉室1A内に送入する送入口、1
4は炉室1Δからの送出口、15は連通部1Fにより送
出口14に連通して電子部品Pを炉室1B内に送入する
送入口、16は炉室1B外に送出する送出口である。1
7は送入口13の前方の架台2oの上に配設された被処
理物搬入機構、18は送出口16の後方の架台20の上
に配設された搬出機構である。
次に、上記の構成になる本実施例の熱処理装置の動作を
説明する。本実施例では電子部品Pを印刷基板とし、こ
の印刷基板Pの印刷面を上にして被処理物搬入機構17
の上に載せ、該搬入機構17によって印刷基板Pを送入
口13を通して炉室1A内にある移動回転棒5Aの最下
段の爪部5aの上方位置に送入する(第4図ステップ1
)。この場合、各移動回転棒5Aの爪部5aの先端が互
いに向き合うように駆動機構7Aにより移動回転棒5A
を回転させておく。次に、駆動機構7Aにより移動回転
棒5Aを上昇駆動して1ピツチ(1ピツチは爪部5aの
上下間隔)上昇させる(第4図ステップ2)。これによ
り、印刷基板Pは最下段の爪部5aにより持ち上げられ
て保持されることになる。次に、駆動機構6Aにより固
定回転棒4Aの爪部4aが互いに横を向くように固定回
転棒4を回転させる(第4図ステップ3)。次に、移転
回転棒5Aを1/3ピツチ上昇させる(ステツブ4)。
次に、固定回転棒4Aを回転させて爪部4aが向き合う
ようにする(ステップ5)。次に、移動回転棒5Aを1
/3ピツチ下降させることにより、印刷基板Pは移動回
転棒5Aの爪部5aから固定回転棒4Aの最下段の爪部
4aに移し変えられる(ステップ6)。次に、移動回転
棒5Aの爪部5aが横を向くように、移動回転棒5Aを
駆動する(ステップ7)。次いで、移動回転棒5Aを1
ピツチ下降させる(ステップ8)。そして、爪部5aが
向き合うように、移動回転棒5Aを駆動する(ステップ
9)。
以上の動作を1サイクルの移送動作として、再び前述の
ステップ1の動作を開始する。かかる移送動作の繰り返
しにより印刷基板Pは炉室1A内を下部より次第に上部
に移送されて、移動回転棒5Aの最上段の爪部5a上に
至る。この移送過程で、印刷基板Pは赤外線放射ヒータ
3により連続的に熱効率良く加熱される。
上記のようにして、印刷基板Pが最上段の爪部5a上に
達すると、被処理物横送り機構12のシリンダ8が作動
して、横送り部材10を炉室1A内に所定の長さ進入さ
せる。この後、移動回転棒5Aが1/3ピツチ下降して
、印刷基板Pを横送り部材10の上に移し変える。次い
で、シリンダ8の駆動により、横送り部材10が炉内に
奥深く進入し、印刷基板Pを載せた先端寄りの部分が炉
室1Bの上部に位置する。
この後、炉室1B内の移動回転棒5Bが1ピツチ上昇し
て基板Pが最上段の爪部5b上に載せ変えられ、横送り
部材10はシリンダ8の駆動により原位置に復帰する。
上記のようにして、炉室1Bの上部に移送された印刷基
板Pは、前記と同様な移動回転棒5Bと固定回転棒4B
の協同動作により、炉室1B内を上部から下部に向って
漸次移送されて、移動回転棒5Bの最下段の爪部5b上
に至る。上記の炉室1B内での移送経過で、印刷基板P
は赤外線放射ヒータ3により炉室1A内での加熱に引続
き連続的に加熱される。
炉室1B内における移動回転棒5Bの最下段の爪部5b
に達した基板Pは、送出口16より炉室1B内に出入す
る搬出機構18に載せ変えられ、該搬出機構18により
炉外に搬出されて所要の熱処理が完了する。
上記の実施例の説明では、電子部品Pが印刷基板で相対
向する爪部相互間に保持し得る一定寸法を持つ場合につ
き述べたが、電子部品Pの寸法が不特定の場合は、一定
寸法のトレイの上に該電子部品Pを載せて、該トレイを
前述と同じ方法により炉内を移送して所要の熱処理を行
えばよい。
なお、上記の実施例は、上部側で相互に連通ずる二つの
炉室を並設した場合を述べたが、炉室を単一にして被処
理物横送り機構を省略してもよい。
[発明の効果] 上記のように、本発明に係る電子部品の熱処理装置によ
れば、固定回転棒及び移動回転棒の共同動作により、各
回転棒の相対向する爪部相互間に被処理物を受け渡しし
ながら炉内を縦方向に移送して、赤外線放射ヒータによ
り加熱するようにしたので、ベルトコンベア式の連続焼
成炉のように、炉内搬送用コンベアとコンベアガイドの
摺動摩擦により生ずる酸化スケールや金属粉等が被処理
物に付着して品質を害するようなおそれが全くない。
また、熱風循環式の焼成炉のように、炉内の塵埃が熱風
により拡散循環して被処理物の表面に付着して品質を害
するようなおそれもなく、不純物の発生が極めて少い清
浄度の十分高い炉内環境で良好な熱処理を行うことがで
きる。
更に、本発明の熱処理装置によれば、被処理物を炉内で
連続的に移送して赤外線散開ヒータにより加熱するので
、熱処理作業を良好な温度分布と加熱効率をもって極め
て容易に行うことができる。
また、本発明の熱処理装置は、被処理物を炉内縦方向に
移送して熱処理するので、据付床面積を節減することが
できる。
更に、本願の第2の発明によれば、下端側に被処理物の
送入口、上端側に送出口をそれぞれ有する第1の炉室と
、上端側に前記送出口に連通ずる被処理物の送入口、下
端側に送出口をそれぞれ有する第2の炉室とを並設して
、前記のような移送手段により被処理物を前記第1の炉
室内の下部より上部に移送してのち、該被処理物を横送
り機構により前記第2の炉室の上部に移送し、次いで第
2の炉室内を−L部より下部に移送して熱処理するよう
にしたので、加熱紅路を長くして所要の熱処理を十分に
行うことができる。また、上記の両炉室の上部側は相互
に連通していて外気への流気口がないので、炉室に下部
から上部へ流気する煙突効果を生ずることがなく、各炉
室内の高さ方向の温度分布を容易に均一にできて、均一
な熱処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す縦断正面図、第2図は第
1図の実施例のA−A線切断平面図、第3図は同実施例
にお(づる固定回転棒及び移動回転棒の動作態様を示す
要部斜視図、第4図は同実施例における固定回転棒及び
移動回転棒の動作態様の概要を動作段階順に示す説明図
である。 1・・・炉体、IA、1B・・・炉室、1E・・・連通
部、3・・・赤外線放射ヒータ、4A、4B・・・固定
回転棒、5A、5B・・・移動回転棒、4a、4b、5
a、5b・・・被処理物保持用爪部、6A、6B・・・
固定回転棒駆動機構、7A、7B・・・移動回転棒駆動
機構、10・・・横送り部材、12・・・被処理物横送
り機構、13.15・・・送入口、14.16・・・送
出口、P・・・被処理物としての電子部品。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下端側に被処理物の送入口、上端側に送出口をそ
    れぞれ有し内壁面に赤外線放射ヒータを備えた縦長の炉
    体を有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔において
    径方向に突出する複数個の被処理物保持用爪部を有する
    固定回転棒が前記炉体の内部の所定の距離を隔てて対向
    する一方の側に複数本、他方の側に少なくとも1本、そ
    れぞれ前記爪部が互いに向き合って被処理物を保持する
    位置と横を向く位置とを取り得るように回転自在に立設
    され、前記と同様の爪部を有する複数本の移動回転棒が
    前記炉体内の両方の側に分れて前記各固定回転棒に平行
    に並んで、前記爪部が互いに向き合つて被処理物を保持
    する位置と横を向く位置とを取り得るように回転自在で
    、且つ被処理物を前記固定回転棒との間に受け渡ししな
    がら縦方向に移送するように上・下方向に移動自在に立
    設され、前記移動回転棒の上・下動及び回転動作に関連
    させて前記相対向する固定回転棒の前記爪部が互いに向
    き合う位置と横を向く位置とに前記固定回転棒を間欠的
    に回転させる固定回転棒駆動機構が設けられ、 前記固定回転棒の回転動作に関連させて前記相対向する
    移動回転棒の前記爪部が互いに向き合う位置と横を向く
    位置とに前記移動回転棒を間欠的に回転且つ所定の距離
    だけ上・下動させる移動回転棒駆動機構が設けられてな
    る電子部品の熱処理装置。
  2. (2)炉体の下端側に被処理物の送入口、上端側に送出
    口をそれぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒータを設けて形
    成された第1の炉室と、炉体の上端側に連通部を介して
    前記送出口に連通する被処理物の送入口、下端側に送出
    口をそれぞれ設け内壁面に赤外線放射ヒータを設けて形
    成された第2の炉室とを有し、 外周面の周方向の一方に長さ方向に所定の間隔をおいて
    径方向に突出する複数個の被処理物保持用爪部を有する
    第1の固定回転棒が前記第1の炉室内の所定の距離を隔
    てて対向する一方の側に複数本、他方の側に少なくとも
    1本、それぞれ前記爪部が互いに向き合って被処理物を
    保持する位置と横を向く位置とを取り得るように回転自
    在に立設され、 前記と同様の爪部を有する第2の固定回転棒が前記第2
    の炉室内の所定の距離を隔てて対向する一方の側に複数
    本、他方の側に少なくとも1本、それぞれ前記爪部が互
    いに向き合って被処理物を保持する位置と横を向く位置
    とを取り得るように回転自在に立設され、 前記と同様の爪部を有する複数本の第1の移動回転棒が
    前記第1の炉室内の両方の側に分れて前記第1の各固定
    回転棒に平行に並んで、前記爪部が互いに向き合って被
    処理物を保持する位置と横を向く位置とを取り得るよう
    に回転自在で、且つ被処理物を前記第1の固定回転棒と
    の間に受け渡ししながら縦方向に移送するように上・下
    方向に移動自在に立設され、 前記と同様の爪部を有する複数本の第2の移動回転棒が
    前記第2の炉室内の両方の側に分れて前記第2の各固定
    回転棒に平行に並んで、前記爪部が互いに向き合って被
    処理物を保持する位置と横を向く位置とを取り得るよう
    に回転自在で、且つ被処理物を前記第2の固定回転棒と
    の間に受け渡ししながら縦方向に移送するように上・下
    方向に移動自在に立設され、 前記第1の移動回転棒の上・下動及び回転動作に関連さ
    せて前記第1の相対向する固定回転棒の前記爪部が互い
    に向き合う位置と横を向く位置とに前記第1の固定回転
    棒を間欠的に回転させる第1の固定回転棒駆動機構が設
    けられ、 前記第2の移動回転棒の上・下動及び回転動作に関連さ
    せて前記第2の相対向する固定回転棒の前記爪部が互い
    に向き合う位置と横を向く位置とに前記第2の固定回転
    棒を間欠的に回転させる第2の固定回転棒駆動機構が設
    けられ、 前記第1の固定回転棒の回転動作に関連させて前記第1
    の相対向する移動回転棒の前記爪部が互いに向き合う位
    置と横を向く位置とに前記第1の移動回転棒を間欠的に
    回転且つ所定の距離だけ上・下動させる第1の移動回転
    棒駆動機構が設けられ、 前記第2の固定回転棒の回転動作に関連させて前記第2
    の相対向する移動回転棒の前記爪部が互いに向き合う位
    置と横を向く位置とに前記第2の移動回転棒を間欠的に
    回転且つ所定の距離だけ上・下動させる第2の移動回転
    棒駆動機構が設けられ、 前記炉体の側壁上部を横方向に出入自在に貫通して被処
    理物を前記第1の炉室上部から前記連通部を通して前記
    第2の炉室上部に送る横送り部材及び該横送り部材の駆
    動源からなる被処理物横送り機構が設けられてなる電子
    部品の熱処理装置。
  3. (3)前記第1及び第2の炉室は、単一の炉体の内部に
    縦方向に設けた隔壁の両側に形成され該隔壁の上端側に
    前記連通部が形成された特許請求の範囲第2項記載の電
    子部品の熱処理装置。
  4. (4)前記第1及び第2の炉室は、それぞれ別個の炉体
    により形成され該各炉体の上端側に前記連通部が形成さ
    れた特許請求の範囲第2項記載の電子部品の熱処理装置
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