JPH063064A - 焼成炉 - Google Patents

焼成炉

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JPH063064A
JPH063064A JP16068892A JP16068892A JPH063064A JP H063064 A JPH063064 A JP H063064A JP 16068892 A JP16068892 A JP 16068892A JP 16068892 A JP16068892 A JP 16068892A JP H063064 A JPH063064 A JP H063064A
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JP
Japan
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firing
kiln
article
calcination
heat insulating
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Pending
Application number
JP16068892A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Ota
哲彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH063064A publication Critical patent/JPH063064A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】雰囲気制御が容易で生産効率のよい焼成炉の提
供。 【構成】炉心軸体3の外側に、炉心軸体3との間に焼成
空間6を形成する断熱筒体4を略同軸配置し、焼成空間
6をその周方向に沿って複数の焼成室11に分割する断
熱隔壁10を炉心軸体3の外周部3に一体に取り付け、
焼成空間6をその周方向に沿って種々の温度領域に加熱
する加熱部12A,12Bとを備え、かつ、炉心軸体3
をその軸方向に沿って回転させる回転駆動部20を備え
た焼成炉。なお、焼成室11内には焼成室11に出し入
れ可能な被焼成物収納管14を収納配置することが好ま
しく、断熱筒体4の周面には、焼成室11に被焼成物収
納管14を出し入れする搬入出部7が設けられているこ
とが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、セラミック原
料粉末やセラミックチップを焼成するのに用いられる焼
成炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、セラミック原料粉末やセラミ
ックチップを焼成するのに用いられる焼成炉として管状
炉と呼ばれるものがある。この管状炉50は図3に示す
ように、被焼成物を入れる炉芯管51と、この炉芯管5
1の周囲に配設されたヒータ52と、これら炉芯管51
とヒータ52とを取り囲む炉体53とを備えている。
【0003】このような管状炉50は内部雰囲気の制御
が容易で、しかも温度分布の均一性も高いという特性を
有しており、実験炉として幅広く利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな管状炉50は被焼成物を炉芯管51に収納したうえ
で焼成するので一度に焼成できる被焼成物の量が限られ
ており、生産効率がよくないという欠点があった。その
ため、実験炉としては有用であっても生産用の炉として
は余り利用されなかった。
【0005】本発明は、このような課題に鑑みてなされ
たものであって、雰囲気制御が容易で、しかも生産効率
もよい焼成炉の提供を目的している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、炉心軸体と、この炉心軸体の外側に略同
軸配置されて炉心軸体との間に焼成空間を形成する断熱
筒体と、前記炉心軸体の外周部に一体に取り付けられて
前記焼成空間をその周方向に沿って複数の焼成室に分割
する断熱隔壁と、前記焼成空間をその周方向に沿って種
々の温度領域に加熱する加熱部とを備え、かつ、前記炉
心軸体をその軸方向に沿って回転させる回転駆動部を設
けて焼成炉を構成した。なお、前記焼成室内にはこの焼
成室に出し入れ可能な被焼成物収納管が収納配置されて
いることが好ましく、また、前記断熱筒体の周面には、
前記焼成空間に被焼成物収納管を出し入れする搬入出部
が設けられていることが好ましい。
【0007】
【作用】上記構成によれば、断熱隔壁によって分割され
た焼成室は、炉芯体の回転による断熱壁の移動に伴い焼
成空間内をその周方向に沿って移動することになる。そ
のため、各焼成室は加熱部によって焼成空間内に形成さ
れた種々の温度領域を順次渡り行くことになり、各焼成
室に被焼成物を収納しておくと被焼成物が連続して焼成
される。
【0008】また、各焼成室に出し入れ可能に被焼成物
収納管を収納配置すると、雰囲気制御は被焼成物収納管
内の雰囲気を制御するだけで行えるようになる。
【0009】さらに、断熱筒体の周面に被焼成物収納管
の搬入出部を設ければ、被焼成物収納管の出し入れが断
熱筒体の周面から行えるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の断面図であ
る。この焼成炉1は水平方向に沿って固定された中心軸
2と、中心軸2に回転自在に取り付けられた炉心軸体3
と、炉心軸体3の外側に同軸配置された断熱筒体4とを
備えている。
【0011】炉心軸体3は円筒状をしており、その両端
それぞれには一体に軸受体5が嵌め入れられている。炉
心軸体3はこの軸受体5を介して中心軸2に回転自在に
取り付けられている。断熱筒体4は、炉心軸体3外径よ
り大径の円筒形状をしており、炉心軸体3の周囲に同軸
配置されることにより、炉心軸体3との間に焼成空間6
を形成している。断熱筒体4の下端部には、搬入出部7
が設けられている。搬入出部7は、断熱筒体4の一部を
その軸方向に沿って切り取った炉床体8と、この炉床体
8を上下方向に移動させて断熱筒体4に着脱する上下動
機構9とからなっている。
【0012】炉心軸体3の外周面には断熱隔壁10が一
体に取り付けられている。断熱隔壁10は炉心軸体3の
外周面から断熱筒体4の内周面に向かって放射線状に突
出する形で、かつ炉心軸体3の軸方向に沿って設けられ
ている。断熱隔壁10は、炉心軸体3の外周面、角度9
0度毎に設けられており、これら断熱隔壁10によって
焼成空間は4つの焼成室11,11,…に分割されてい
る。
【0013】焼成空間6の内周側および外周側にはそれ
ぞれ加熱部であるヒータ12A,12Bが配設されてい
る。内周側ヒータ12Aは炉心軸体3内に設けられてい
る。すなわち、炉心軸体3内の中心軸2には内部断熱体
13が一体に取り付けられている。この内部断熱体13
の両端にはフランジ部13aが形成されており、棒状を
した内側ヒータ12Aの両端がこのフランジ部13aに
支持されている。このようにして取り付けられた内側ヒ
ータ12Aが炉心軸体3の内側にその周方向に沿って複
数本並設されている。
【0014】外側ヒータ12Bは断熱筒体4の内周面に
沿って設けられている。すなわち、断熱筒体4の内周面
両端には内向きに突出したフランジ部4aが形成されて
おり、棒状をした外側ヒータ12Bの両端がこのフラン
ジ部4aに支持されている。このようにして取り付けら
れた外側ヒータ12Bが断熱筒体4の内周面に沿って複
数本並設されている。
【0015】内側、外側の各ヒータ12A,12Bにお
けるヒータ配設間隔は一定ではなく、その配設間隔には
粗密が形成されている。すなわち、焼成空間6は下端の
搬入出部7を基点としてその周方向に余熱帯17A、均
熱帯17B、および冷却帯17Cに別れており、それぞ
れ加熱温度が異なるようにする必要がある。そのため、
それぞれの加熱温度に応じてヒータ配設の粗密を調整
し、それによって加熱温度の違いに適合できるようにな
っている。具体的には、予熱部17Aと冷却部17Cと
はヒータ12A,12Bの配設状態が粗く、均熱部17
Bは密になっている。
【0016】各焼成室11には円筒状の炉芯管14が収
納されている。これら炉芯管14は両端が開閉自在に封
止されており、両端に配設された雰囲気ガス供給管1
5、および雰囲気ガス排出管16を介して炉芯管14内
部には雰囲気ガスが供給されるようになっている。
【0017】さらには、この焼成炉1には、回転駆動部
20が設けられている。回転駆動部20は駆動モータ2
1と駆動伝達部22とを備えている。駆動伝達部22は
中心軸2に外嵌された筒状中心軸22aと、この筒状中
心軸22aの外周部に設けられた伝達フランジ板22b
とを備えている。そして、駆動モータ21と筒状中心軸
22aとの間には、駆動モータ21の回転駆動を筒状中
心軸22aに伝達するギヤ機構23が設けられており、
また、伝達フランジ板22bと、炉心軸体3の軸受体5
および各炉芯管14との間には両者を回転一体に連結さ
せる連結部24a,24bが設けられている。なお、伝
達フランジ板22bと炉芯管14との間に設けられた連
結部24aは、両者を着脱自在に連結するようになって
いる。
【0018】次に上記焼成炉1による被焼成物の焼成を
説明する。まず、一つの焼成室11が炉下端に位置する
状態で上下動機構9によって炉床体8を断熱筒体4から
下降させる。下降した炉床体8上に被焼成物を収納した
炉芯管14を載置する。そして、炉芯管14を載置した
炉床体8を上下動機構9によって上昇させて焼成室11
に炉芯管14を搬入する。さらに、搬入した炉芯管14
に連結部24aを連結する。
【0019】一つの炉芯管14の搬入が終了すると、回
転駆動部20を駆動し、炉心軸体3および炉芯管14を
中心軸2を回転中心として図2における右回りに微速回
転させる。この回転は、次の焼成室11が炉下端に来る
まで行われる。次の焼成室11が炉下端まで来ると回転
を停止し、上記したのと同様の作業を行ってこの焼成室
11に炉芯管14を搬入する。このとき、搬入中の焼成
室11と焼成中の焼成室11とは断熱隔壁10によって
隔離されているので、炉床体8が開放されることによっ
て、焼成中の焼成室11の温度雰囲気が撹乱されるとい
った不都合は起こらない。
【0020】このような回転駆動および炉芯管14の搬
入を繰り返すと、各焼成室11の炉芯管14は、焼成空
間6に順次設けられた、予熱帯17A、均熱帯17B、
および冷却帯17Cの各焼成エリアを所定の時間を掛け
て移動することになり、その間に炉芯管14内部の被焼
成物は焼成される。焼成が終了して再び炉下端に達した
炉芯管14は、上下動機構9による炉床体8の下降によ
って、炉外部に搬出される。さらに、焼成が終了して炉
芯管14が搬出された焼成室11には、次の炉芯管14
が搬入される。このように、この焼成炉1では被焼成物
を連続して焼成することできる。
【0021】なお、被焼成物が焼成される間、炉芯管1
4には、雰囲気ガス供給管15、および雰囲気ガス排出
管16を介して雰囲気ガスが供給されて炉芯管14内部
の雰囲気は制御される。この雰囲気制御は密封された炉
芯管14内で行われるので容易である。
【0022】また、焼成温度プロファイルの変更は各ヒ
ータ12A,12Bの配置状態(配置の粗密状態)を変
更することによって容易に行える。
【0023】さらに、焼成時間の管理は回転駆動機構2
0による回転数を任意に変更することによって容易に行
える。
【0024】くわえて、上記実施例では、断熱隔壁10
によって焼成空間6に4つの焼成室11を形成していた
が、これに限るわけではなく、断熱隔壁10の増減によ
って焼成室11の数を任意に増減することも可能であ
る。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、加熱部
によって焼成空間内に形成された種々の温度領域を順次
渡り行く焼成室それぞれで焼成が行えるので、連続焼成
が可能になった。そのため、生産効率のよい焼成が可能
になった。
【0026】また、各焼成室に出し入れ可能に被焼成物
収納管を収納配置することができる。このようにする
と、制御の容易な被焼成物収納管内の雰囲気制御でもっ
て焼成雰囲気制御が行え、雰囲気制御が安定する。さら
に、断熱筒体の周面に被焼成物収納管の搬入出部を設け
れば、被焼成物収納管の出し入れが断熱筒体の周面から
行えるようになるので、被焼成物収納管の出し入れに手
間取るといった不都合も起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の焼成炉の断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来例の焼成炉の断面図である。
【符号の説明】
3 炉心軸体 4 断熱筒体 6 焼成空間 10 断熱隔壁 11 焼成室 12A,12B ヒータ(加熱体) 14 炉芯管 20 回転駆動部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心軸体(3)と、 この炉心軸体(3)の外側に略同軸配置されて炉心軸体
    (3)との間に焼成空間(6)を形成する断熱筒体
    (4)と、 前記炉心軸体(3)の外周部に一体に取り付けられて前
    記焼成空間(6)をその周方向に沿って複数の焼成室
    (11)に分割する断熱隔壁(10)と、 前記焼成空間(6)をその周方向に沿って種々の温度領
    域に加熱する加熱部(12A,12B)とを備え、 かつ、前記炉心軸体(3)をその軸方向に沿って回転さ
    せる回転駆動部(20)を設けたことを特徴とする焼成
    炉。
  2. 【請求項2】 前記焼成室(11)内にはこの焼成室
    (11)に出し入れ可能な被焼成物収納管(14)が収
    納配置されていることを特徴とする請求項1記載の焼成
    炉。
  3. 【請求項3】 前記断熱筒体(4)の周面には、前記焼
    成室(11)に被焼成物収納管(14)を出し入れする
    搬入出部(7)が設けられていることを特徴とする請求
    項2記載の焼成炉。
JP16068892A 1992-06-19 1992-06-19 焼成炉 Pending JPH063064A (ja)

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JP16068892A JPH063064A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 焼成炉

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JP16068892A JPH063064A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 焼成炉

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JPH063064A true JPH063064A (ja) 1994-01-11

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ID=15720324

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JP16068892A Pending JPH063064A (ja) 1992-06-19 1992-06-19 焼成炉

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JP (1) JPH063064A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101105304B1 (ko) * 2009-10-30 2012-01-17 한국전력공사 대용량 회전식 소성로
CN102331180A (zh) * 2011-10-21 2012-01-25 浙江大东吴集团建设新材料有限公司 一种双筒陶粒窑
KR101616358B1 (ko) * 2015-05-19 2016-04-28 (주)부원테크 전기회전로

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101105304B1 (ko) * 2009-10-30 2012-01-17 한국전력공사 대용량 회전식 소성로
CN102331180A (zh) * 2011-10-21 2012-01-25 浙江大东吴集团建设新材料有限公司 一种双筒陶粒窑
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