JP3157887B2 - 殺虫性および相乗効果をもつた殺ダニ性組成物 - Google Patents

殺虫性および相乗効果をもつた殺ダニ性組成物

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
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    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/48Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with two nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • A01N43/561,2-Diazoles; Hydrogenated 1,2-diazoles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】2種またはそれ以上の物質を組み合わせた
時に予想しなかった高度の活性、例えば殺ダニ活性が示
される場合、このような現象は相乗効果と呼ばれてい
る。相乗効果の機構は完全には理解されていず、異なっ
た組成物では異なった効果が示されることは大いにあり
得ることである。しかし本明細書において使用される
「相乗効果」という言葉は2種またはそれ以上の生物活
性をもった成分を組み合わせた場合、2種の成分の活性
を合わせた活性が各成分を単独に使用した場合の活性の
和を越えている共同効果を意味するものとする。
【0002】本発明の目的は実質的な活性成分としてア
リールピロールカルボニトリルおよびアリールピラゾー
ルカルボキシアミド、またはアリールニトロピロールお
よびアリールピラゾールカルボキシアミドを含む新規の
殺虫性および相乗効果をもった殺ダニ性組成物を提供す
ることである。
【0003】驚くべきことには本発明においては、アリ
ールピラゾールカルボキシアミドを含む組成物にアリー
ルニトロピロールまたはアリールピロールカルボニトリ
ルを添加すると、アリールピラゾールカルボキシアミ
ド、アリールニトロピロールまたはアリールピロールカ
ルボニトリルを単独で組み合わせ処理に使用した活性成
分の全量以上の量で使用して達成されるよりも少ない量
の活性成分を用いて、害虫およびダニに対する優れた抑
制効果が得られることが見出だされた。
【0004】アリールピラゾールカルボキシアミドをア
リールニトロピロールまたはアリールピロールカルボニ
トリルと組み合わせまたは調合し、次いでこの調合物を
固体または液体の希釈剤の中に分散し、希釈した液体噴
霧剤または固体の粉剤または粉剤濃縮物として害虫また
はダニ、それらの餌、棲息区域に施用すると有利であ
る。
【0005】活性成分はまた湿潤性粉末、乳化可能な濃
縮物、水性または液体に浮遊可能な懸濁濃縮物などの形
で別々に製造または調合し、野外で水または他の安価な
液体とタンクで混合し、水性または液体噴霧混合物とし
て施用することができる。また別々につくった組成物を
別々にではあるが順次噴霧して施用することができる。
このような施用法においてはアリールピロールカルボニ
トリルまたはアリールニトロピロールを一般に先ず施用
し、次いでアリールピラゾールカルボキシアミドを含む
水性または液体の噴霧を行う。最初の活性成分を噴霧し
た後数分ないし数日して他の一つの活性成分を噴霧す
る。最初の処理でアリールピロールカルボニトリルまた
はアリールニトロピロールを施用し、第2の処理でアリ
ールピラゾールカルボキシアミドを施用することが好適
であるが、必要に応じ活性成分の施用の順序を反対にす
ることもできる。
【0006】アリールピロールカルボニトリルおよびア
リールピラゾールカルボキシアミドの両方を含む典型的
な湿潤可能な粉末組成物は、約1.0〜7.0重量%の
アリールピロールカルボニトリル、好ましくは4−ブロ
モ−2−(p−クロロフェニル)−1−(エトキシメチ
ル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カル
ボニトリル、4−クロロ−2−(p−クロロフェニル)
−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カルボニトリル、または4−ブロモ
−2−(3,5−ジクロロフェニル)−1−(エトキシ
メチル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−
カルボニトリル、約1.0〜14.0重量%のアリール
ピラゾールカルボキシアミド、好ましくはN−(p−t
−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メ
チルピラゾール−5−カルボキシアミド、および約3〜
20重量%の表面活性剤または表面活性剤混合物、例え
ばスルフォコハク酸ナトリウムのジオクチルエステルの
ような陰イオン性表面活性剤、またはそれとエチレンオ
キシドとプロピレンオキシドとのブロック共重合体のよ
うな非イオン性表面活性剤との組み合わせ、並びに60
〜95重量%の不活性希釈剤、例えばカオリン、モンモ
リロン石、珪藻土、アタパルジット、タルク等を一緒に
磨砕することによりつくることができる。
【0007】アリールピロールカルボニトリルおよびア
リールピラゾールカルボキシアミドの典型的な懸濁濃縮
物は下記の成分を高剪断配合機中において別々の異なっ
た組成物として一緒に配合することによりつくることが
できる。
【0008】 ピロールカルボニトリル懸濁濃縮物組成物 重量/容量% 4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5−(ト リフルオロメチル)ピロール−3−カルボニトリル、4−クロロ−2−(p−ク ロロフェニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)ピロー ル−3−カルボニトリル、または4−ブロモ−2−(3,5−ジクロロフェニル )−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カル ボニトリル 24.06 ナトリウムナフタレン/フォルムアルデヒド縮合物 2.50 オクチルフェノキシポリエトキシエタノール 0.30 プロピレングリコール 7.50 1,2−ベンジソチアゾリン−3−オンのジプロピレン水溶液 0.10 シリコーン発泡防止剤 0.50 キサンタン・ゴム 0.20 水 64.64 100.00 ピラゾールカルボキシアミド懸濁濃縮物組成物 重量/容量% N−(p−t−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチル−ピ ラゾール−5−カルボキシアミド 20.0 陰イオン性/非イオン性表面活性剤POEアルキルアリールエーテルPOEソル ビタンアルキレートおよびアルキルアリールスルフォネート 10.0 アルキルナフタレン、ジアルキルナフタレン、アセナフテン、石油溜分 70.0 100.00 実際には上記の組成物を水中でタンク混合し、希釈した
水性噴霧として植物の葉または害虫およびダニの棲息地
に施用する。また組成物を別々にタンク混合し、害虫お
よびダニまたはその棲息地または餌に順次施用すること
ができる。また植物の葉をこれらの害虫の攻撃から防ぐ
ために該葉に噴霧を行うこともできる。本発明に使用さ
れるアリールニトロピロールおよびアリールピロールカ
ルボニトリルは下記式(I)
【0009】
【化5】
【0010】但し式中XはH、F、Cl、Br、Iまた
はCFであり、YはH、F、Cl、Br、I、CF
またはCNであり、WはCNまたはNOであり、Aは
H、C〜CアルキルまたはC〜Cモノハロアル
キルであって、それぞれ随時1〜3個のハロゲン原子、
1個のシアノ、1個のヒドロキシ、1または2個のC
〜Cアルコキシ基但し該アルコキシ基はそれぞれ随
時1〜3個のハロゲン原子、1個のC〜Cアルキル
チオ基、1個のC〜Cカルボアルコキシ基、1個の
〜Cアルキルカルボニルオキシ基、1個のC
アルケニルカルボニルオキシ基、1個のベンゼンカ
ルボニルオキシ基、またはクロロ、ジクロロまたはメチ
ル置換ベンゼンカルボニルオキシ基で置換されているこ
とができる、随時C〜Cアルコキシまたは1〜3
個のハロゲン原子で置換された1個のフェニル、随時1
〜3個のハロゲン原子で置換された1個のフェノキシ
基、随時1個のハロゲン原子で置換されたベンジルオキ
シ基、随時1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
アルケニル基;シアノ、随時1個のハロゲン原子で
置換されたC〜Cアルキニル基、ジ−(C〜C
アルキル)アミノカルボニル、C〜Cポリメチレン
イミノカルボニルで置換されていることができ、Lは
H、F、ClまたはBrであり、MおよびRはそれぞれ
独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスル
フィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、
F、Cl、Br、I、ニトロ、CF、RCFZ、
COまたはNRであって、MおよびRが隣接
した位置にありそれが結合した炭素原子と一緒になって
結合している場合には、MRは
【0011】
【化6】
【0012】の原子団を表す環を形成することができ、
ZはS(O)nまたはOであり、RはH、F,CHF
、CHFClまたはCFであり、RはC〜C
アルキル、C〜CアルコキシまたはNRであ
り、RはHまたはC〜Cアルキルであり、R
H、C〜Cアルキル、またはRCOであり、R
はHまたはC〜Cアルキルであり、nは0、1また
は2の整数である、の構造をもっている。
【0013】本発明の相乗作用をもつ組成物の製造に用
いられるアリールピラゾールカルボキシアミドは式(I
I)
【0014】
【化7】
【0015】但し式中R10は水素原子、C1〜C4アルキ
ル、C1〜C4ハロアルキル、フェニルまたはベンジルを
表し、R12およびR13の一つは
【化19】 表し、ここでR14
【0016】
【化8】
【0017】を表し、この際R、RおよびR15
それぞれ水素、C〜Cアルキルまたはフェニルを表
し、RおよびRはそれぞれ水素、ハロゲン、C
アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアル
キニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコ
キシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロ
アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、
ベンジル、フェノキシ、ベンジルオキシ、アミノ、C
〜Cアルキルアミノ、シアノ、C〜Cジアルキル
アミノ、カルボキシル、C〜Cアルコキシカルボニ
ル、C〜Cシクロアルコキシカルボニル、C〜C
アルコキシアルコキシカルボニル、C〜Cアルキ
ルアミノカルボニル、C〜C11ジアルキルアミノカ
ルボニル、ピペリジノカルボニル、モルフォリノカルボ
ニル、トリメチルシリル、C〜Cアルキルチオ、C
〜Cアルキルスルフィニル、またはC〜Cアル
キルスルフォニルであり、R11は水素、ハロゲン、C
〜Cアルキル、ニトロ、シアノ、C〜Cアルキ
ルアミノ、C〜C10ジアルキルアミノ、またはC
〜Cアシルアミノであるが、R、R、Rおよび
のすべてが水素原子の場合、R10はC〜C
ルキル、C〜Cハロアルキル、フェニルまたはベン
ジルであり、R12およびR13はそれぞれ独立に水
素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C
〜Cシクロアルキルまたはフェニルを表すものとす
る、の構造をもっている。
【0018】好適な相乗作用をもつ組成物は(A)式
(I)においてWがシアノであってピロール環の3位の
炭素上にあり、Xがハロゲン、YがCF、AがC
アルコキシで置換されたC〜Cアルキル、Lは
水素、MおよびRはそれぞれ独立に水素またはハロゲン
であるアリールピロールカルボニトリル、および(B)
式(II)においてR10が水素またはC〜Cアル
キル、R12がC〜Cアルキル、
【0019】
【化9】 であり、R、RおよびR15それぞれ独立に水素ま
たはC〜C4アルキルであり、またRおよびR
独立に水素、ハロゲンまたはC〜Cアルキルである
アリールピラゾールカルボキシアミドを含んでいる。
【0020】さらに好適な相乗作用をもった組成物は実
質的な活性成分として4−ブロモ−2−(p−クロロフ
ェニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオ
ロメチル)−ピロール−3−カルボニトリルおよびN−
(p−t−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル
−1−メチル−ピラゾール−5−カルボキシアミドを含
んでいる。このピロールカルボニトリルとピラゾールカ
ルボキシアミドとの組み合わせは極めて効果的な害虫抑
制作用および相乗作用をもった殺ダニ活性をもってい
る。この殺虫剤および殺ダニ剤の組み合わせはそのまま
でいずれかの化合物を単独で使用した場合よりも環境的
な有利さをもっている。何故ならばこの組み合わせはい
ずれかの化合物を単独で施用するのに必要な量よりも実
質的に低い投与量の殺虫剤および殺ダニ剤で実質的に完
全なダニ抑制作用および優れた害虫抑制作用を示すから
である。
【0022】上記の相乗作用をもった組成物中の4−ブ
ロモ−2−(p−クロロフェニル)−1−(エトキシメ
チル)−5−(トリフルオロメチル)−ピロール−3−
カルボニトリルの代わりに用いられる他のピロール−3
−カルボニトリルは4−クロロ−2−(p−クロロフェ
ニル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロ
メチル)−ピロール−3−カルボニトリルおよび4−ブ
ロモ−2−(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(エ
トキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)−ピロー
ル−3−カルボニトリルである。
【0023】実際にはピラゾールカルボキシアミド対ピ
ロールカルボニトリルまたはニトロピロールの比が約
1:1〜2:1の場合、各化合物について約0.025
〜0.8kg/ha、好ましくは約0.03〜0.4k
g/haに対応する割合で組み合わせ処理または順次処
理を行うと相乗作用が得られることが見出だされた。
【0024】本発明の組成物は優れた接触毒および摂取
毒であり、大豆、さや豆、婉豆、いんげん等のような豆
科の植物、並びに棉、糧抹用穀物、アブラナ類、葉菜、
タバコ、ホップ、トマト、装飾用の花類、例えば菊、蔓
性の植物、例えば葡萄、カボチャ、ペポカボチャおよび
メロン、および果樹、例えばサクランボ、桃、林檎、並
びに柑橘類のような生育している植物を害虫およびダニ
の被害から守るのに特に適している。
【0025】本発明の相乗作用をもった混合物は卵およ
び移動できる成長段階の害虫およびダニ対して有効であ
る。本発明の混合物は広い範囲の害虫およびダニび対し
て高度な活性もち、特にパノンクス・ウルミ(Pano
nchus ulmi)、プシラ・ピリコラ(Psyl
la pyricola)、アフィス・ゴッシピー(A
phis gossypii)、ミズス・ペルシカエ
(Myzus persicae)、フォロドン・フミ
リ(Pforodon humili)、ベミシア・ペ
ルシカエ(Bemisia persicae)アクブ
ス・スクレクテンダリ(Acubus schlech
tendali)、テトロンクス・ウルテイカエ(Te
tronchus urticae)、エピトリメリス
・ペリ(Epitrimerus pyri)、エウテ
トランクス・バンクシイ(Eutetranchus
banksii)、フィロコプトルタ・オレイヴォラ
(Phyllocoptruta oleivol
a)、エオテトラニクス・カルピニ(Eotetran
ychus carpini)の抑制に特に効果があ
る。
【0026】本発明の上記および他の利点は下記の実施
例により明らかにすることができるこれらの実施例は単
に本発明を例示するものであり、本発明を限定するもの
ではない。
【0027】
【実施例】実施例 1 4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)−1−(エト
キシメチル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−
3−カルボニトリルの製造 乾燥テトラヒドロフラン(THF)1,000mlに1
30.8gの4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)
−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カルボニ
トリルを加える。この混合物に43.3gのカリウムt
−ブトキシドを幾つかの部分に分けて加える。これによ
って発熱反応が起こる。この発熱反応は水浴中で反応フ
ラスコを冷却することによりコントロールした。
【0028】この混合物を撹拌し、これに36.5gの
クロロメチルエチルエーテルを二つに分けて加える。次
いで薄層クロマトグラフによって反応を進行させる。
【0029】約4時間後、反応混合物をエーテル300
mlで希釈し、希HClおよび水で洗滌する。有機層を
分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、濾過し、真空中
で濃縮して122gの標記生成物を得た。500mlの
イソプロピルアルコールから再結晶すると、融点99〜
100℃の無色の固体として標記生成物102gが得ら
れた。
【0030】上記方法に従い、4−ブロモ−2−(p−
クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピロー
ル−3−カルボニトリルの代わりに4−クロロ2−(p
−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)ピロ
ール−3−カルボニトリルを用いると、融点104.0
〜104.5℃の4−クロロ2−(p−クロロフェニ
ル)−1−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメ
チル)ピロール−3−カルボニトリルが得られる。
【0031】実施例 2 4,5−ジクロロ−2−(3,4−ジクロロフェニル)
−1−(エトキシエチル)−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カルボニトリルの製造 300mlのテトラヒドロフラン中に溶解した4,5−
ジクロロ−2−(3,4−ジクロロフェニル)ピロール
−3−カルボニトリル(5.0g、0.016モル)
に、カリウムt−ブトキシド(2.75g)0.025
モル)を氷冷し、撹拌しながら滴下する。この冷却した
混合物を15mlのテトラヒドロフラン中に1−クロロ
エチルエチルエーテル(2.31g、0.021モル)
を含む溶液で10℃において5分間に亙り加える。この
混合物を周囲温度で30分間撹拌し、蒸発させて50m
lの容積にし、酢酸エチル200mlと水100mlと
の混合物に注ぐ。有機層を分離し、水(2×100m
l)で洗滌し、飽和NaCl溶液(1×100ml)で
洗滌し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥し、蒸発させて
融点124〜126℃の標記生成物5.9gを得た。
【0032】上記方法を使用したが適当な置換基をもつ
フェニルピロール−3−カルボニトリルと適当なアルキ
ル化剤を用い、融点74〜75℃の4−ブロモ−2−
(3,5−ジフルオロフェニル)−1−(エトキシメチ
ル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カル
ボニトリルを得た。
【0033】実施例 3 N−(p−t−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エ
チル−1−メチルピラゾール−5−カルボキシアミドの
製造 エチル4−クロロ−3−エチル−1−メチルピラゾール
−5−カルボキシアミドおよび4−t−ブチルベンジル
アミンを連続的に撹拌しながら200℃に4時間加熱す
る。しかる後、反応混合物を室温に冷却し、シリカ・ゲ
ルのクロマトグラフで精製して融点115〜117℃の
所望の生成物を得た。
【0034】実施例 4 二つの斑点をもつクモダニ[テトラニクス ウルティカ
エ(Tetranychus ulticae)]に対
する4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)−1−
(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)ピロ
ール−3−カルボニトリルおよびN−(p−t−ブチル
ベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチルピラ
ゾール−5−カルボキシアミドの組み合わせの増強され
た活性に関する評価 これらの試験により二つの斑点をもつクモダニ(テトラ
ニクス ウルティカエ)に対する活性を評価し、4−ブ
ロモ−2−(p−クロロフェニル)−1−(エトキシメ
チル)−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カ
ルボニトリルおよびN−(p−t−ブチルベンジル)−
4−クロロ−3−エチル−1−メチルピラゾール−5−
カルボキシアミドの組み合わせの活性の方がどちらかの
化合物を単独で用いた場合に期待される最大活性よりも
増強されることを示す。これらの試験は溶媒系としてア
セトン−水(50:50)を用い、葉を3秒間浸漬する
操作をそれぞれ3回繰り返して行った。試験溶液はアセ
トン−水混合物中に試験化合物を適切な量溶解してつく
った。7〜8cmに広がった一次葉をもつシーヴァ・リ
マ豆(Sieva lima bean)の木を選び、
刈り込みを行い鉢1個当たり苗木1本にする。主要コロ
ニーから採った葉から小片を切り取り、試験植物の各葉
の上に置く。これを行った後約2時間して、試験植物の
上にダニを這わせ、産卵させる。切断片の大きさを変化
させ、葉1枚当たり約100匹のダニが存在するように
する。この処理に際し、ダニを運ぶのに用いた葉を除去
し、廃棄する。次にダニが繁殖した植物を試験組成物に
浸漬し、3秒間撹拌し、フードに入れて乾燥する。植物
を3日間保持した後、成虫の死亡率を評価した。
【0035】実施例 5 二つの斑点をもつクモダニ(テトラニクス ウルティカ
エ)に対するピロールカルボニトリル、ピラゾールカル
ボキシアミド、およびその組み合わせの評価。
【0036】この試験においては、活性材料を脱イオン
水で希釈して所望の濃度にし、40psigにおいて4
00リットル/haの容積の割合で噴霧した。若いシー
ヴァ・リマ豆の葉を移動ベルトに乗せ、平らな先端部を
取り付けた噴霧ヘッドの下を通し、その葉に試験溶液を
噴霧した。この植物の高さは約20cmであり、ノズル
の先端はベルトの上方約66cmの所に取り付けた。
【0037】噴霧後、植物を乾燥させる。部分試料にダ
ニを侵入させ、残りの植物は温室のベンチの上に載せ、
強い放電ランプの下に置く。種々の時間間隔を置いて植
物の部分試料をつくり、栽培室から約100匹のダニを
含む0.2インチ平方の豆の葉を用いダニで汚染させ
た。ダニが侵入した植物を温度26.5±1℃、相対湿
度40±10%の保持室に入れる。ダニを移した後3日
して死亡数を数え始め、植物に噴霧を行った後最高14
日までダニを侵入させ、試験化合物およびその組み合わ
せの残留活性を評価した。
【0038】試験した割合は0.04kg/haおよび
0.08kg/haである。
【0039】得られたデータを表1および2に掲げる。
【0040】これらの試験において化合物AはN−(p
−t−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1
−メチルピラゾール−5−カルボキシアミドであり、化
合物Bは4−ブロモ−2−(p−クロロフェニル)−1
−(エトキシメチル)−5−(トリフルオロメチル)ピ
ロール−3−カルボニトリルである。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】 これらの試験から、ピラゾールとピロールとを2:1の
割合で組み合わせると、いずれかの化合物を単独で用い
た場合よりも約7倍の効果を示すことが判る。両者を
1:1で組み合わせた場合はいずれかの化合物を単独で
用いた場合よりも約1.3倍の効果を示す。
【0043】本発明の主な特徴及び態様は次の通りであ
る。 1.アリールニトロピロールおよびアリールピラゾール
カルボキシアミドを含有して成る相乗効果をもった殺ダ
ニ性組成物。
【0044】2.アリールピロールカルボニトリルおよ
びアリールピラゾールカルボキシアミドを含有して成る
相乗効果をもった殺ダニ性組成物。
【0045】3.実質的な活性成分として式I
【0046】
【化10】
【0047】但し式中XはH、F、Cl、Br、Iまた
はCFであり、YはH、F、Cl、Br、I、CF
またはCNであり、WはCNまたはNOであり、Aは
H、C〜CアルキルまたはC〜Cモノハロアル
キルであって、それぞれ随時1〜3個のハロゲン原子、
1個のシアノ、1個のヒドロキシ、1または2個のC
〜Cアルコキシ基但し該アルコキシ基はそれぞれ随
時1〜3個のハロゲン原子、1個のC〜Cアルキル
チオ基、1個のC〜Cカルボアルコキシ基、1個の
〜Cアルキルカルボニルオキシ基、1個のC
アルケニルカルボニルオキシ基、1個のベンゼンカ
ルボニルオキシ基、またはクロロ、ジクロロまたはメチ
ル置換ベンゼンカルボニルオキシ基で置換されているこ
とができる、随時C〜Cアルコキシまたは1〜3
個のハロゲン原子で置換された1個のフェニル、随時1
〜3個のハロゲン原子で置換された1個のフェノキシ
基、随時1個のハロゲン原子で置換されたベンジルオキ
シ基、随時1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
アルケニル基;シアノ、随時1個のハロゲン原子で
置換されたC〜Cアルキニル基、ジ−(C〜C
アルキル)アミノカルボニル、C〜Cポリメチレン
イミノカルボニルで置換されていることができ、Lは
H、F、ClまたはBrであり、MおよびRはそれぞれ
独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスル
フィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、
F、C、Br、I、ニトロ、CF、RCFZ、
COまたはNR4であって、MおよびRが隣接
した位置にありそれが結合した炭素原子と一緒になって
結合している場合には、MRは
【0048】
【化11】
【0049】の原子団を表す環を形成することができ、
ZはS(O)nまたはOであり、RはH、F,CHF
、CHFClまたはCFであり、RはC〜C
アルキル、C〜CアルコキシまたはNRであ
り、RはHまたはC〜Cアルキルであり、R
H、C〜Cアルキル、またはRCOであり、R
はHまたはC〜Cアルキルであり、nは0、1また
は2の整数である、のアリールニトロピロールまたはア
リールピロールカルボニトリル、および式(II)
【0050】
【化12】
【0051】但し式中R10は水素原子、C〜C
ルキル、C〜Cハロアルキル、フェニルまたはベン
ジルを表し、
【0052】
【化13】
【0053】を表し、この際R、RおよびR15
それぞれ水素、C〜Cアルキルまたはフェニルを表
し、RおよびRはそれぞれ水素、ハロゲン、C
アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアル
キニル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコ
キシアルキル、C〜Cアルコキシ、C〜Cハロ
アルコキシ、ニトロ、トリフルオロメチル、フェニル、
ベンジル、フェノキシ、ベンジルオキシ、アミノ、C
〜Cアルキルアミノ、シアノ、C〜Cジアルキル
アミノ、カルボキシル、C〜Cアルコキシカルボニ
ル、C〜Cシクロアルコキシカルボニル、C〜C
アルコキシアルコキシカルボニル、C〜Cアルキ
ルアミノカルボニル、C〜C11ジアルキルアミノカ
ルボニル、ピペリジノカルボニル、モルフォリノカルボ
ニル、トリメチルシリル、C〜Cアルキルチオ、C
〜Cアルキルスルフィニル、またはC〜Cアル
キルスルフォニルであり、R11は水素、ハロゲン、C
〜Cアルキル、ニトロ、シアノ、C〜Cアルキ
ルアミノ、C〜C10ジアルキルアミノ、またはC
〜Cアシルアミノであるが、R、R、Rおよび
のすべてが水素原子の場合、R10はC〜C
ルキル、C〜Cハロアルキル、フェニルまたはベン
ジルであり、R12およびR13はそれぞれ独立に水
素、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、C
〜Cシクロアルキルまたはフェニルを表すものとす
る、の構造をもつアリールピラゾールカルボキシアミド
を相乗作用をもつ有効量で含有してなる上記第1または
2項記載の組成物。
【0054】4.該組成物は不活性の固体または液体の
希釈剤に分散され、組成物中の式(II)のピラゾール
カルボキシアミド対式(I)のニトロピロールまたはピ
ロールカルボニトリルの比は約1:1〜2:1である上
記第3項記載の相乗作用をもった殺ダニ性組成物。
【0055】5.不活性希釈剤が水であり、希釈された
水性組成物は各化合物を1ヘクタール当たり約0.02
5〜0.8kg施用するのに十分な量の活性成分と陰イ
オン性または陰イオン性/非イオン性表面活性剤混合物
とを含んでいる上記第3項記載の組成物。
【0056】6.生育した植物を害虫および植物のダニ
の侵入および攻撃から防禦する方法であって、該植物
葉及び幹に、約0.025〜0.80kg/haの式
(II)
【0057】
【化14】
【0058】但し式中R10は水素原子、C1〜C4アルキ
ル、C1〜C4ハロアルキル、フェニルまたはベンジルを
表し、R12およびR13の一つは
【化20】 表し、ここでR14
【0059】
【化15】 表し、この際R6、R7およびR15はそれぞれ水素、C
1〜C4アルキルまたはフェニルを表し、R8およびR9
それぞれ水素、ハロゲン、C1〜C8アルキル、C3〜C5
アルケニル、C3〜C5アルキニル、C3〜C6シクロアル
キル、C2〜C4アルコキシアルキル、C1〜C4アルコキ
シ、C1〜C4ハロアルコキシ、ニトロ、トリフルオロメ
チル、フェニル、ベンジル、フェノキシ、ベンジルオキ
シ、アミノ、C1〜C4アルキルアミノ、シアノ、C2
8ジアルキルアミノ、カルボキシルC2〜C5アルコキ
シカルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニル、C
3〜C11ジアルキルアミノカルボニル、ピペリジノカル
ボニル、モルフォリノカルボニル、トリメチルシリル、
1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニ
ル、またはC1〜C4アルキルスルフォニルであり、R11
は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、ニトロ、シア
ノ、C1〜C5アルキルアミノ、C2〜C10ジアルキルア
ミノ、またはC2〜C7アシルアミノであるが、R6
7、R8およびR9のすべてが水素原子の場合、R10
1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、フェニルま
たはベンジルであり、R12およびR13はそれぞれ独立に
水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3
〜C6シクロアルキルまたはフェニルを表すものとす
る、の構造をもつアリールピラゾールカルボキシアミ
ド;および約0.025〜0.80kg/haの式
(I)
【0061】
【化16】
【0062】但し式中XはH、F、Cl、Br、Iまた
はCFであり、YはH、F、Cl、Br、I、CF
またはCNであり、WはCNまたはNOであり、Aは
H、C〜CアルキルまたはC〜Cモノハロアル
キルであって、それぞれ随時1〜3個のハロゲン原子、
1個のシアノ、1個のヒドロキシ、1または2個のC
〜Cアルコキシ基但し該アルコキシ基はそれぞれ随
時1〜3個のハロゲン原子、1個のC〜Cアルキル
チオ基、1個のC〜Cカルボアルコキシ基、1個の
〜Cアルキルカルボニルオキシ基、1個のC
アルケニルカルボニルオキシ基、1個のベンゼンカ
ルボニルオキシ基、またはクロロ、ジクロロまたはメチ
ル置換ベンゼンカルボニルオキシ基で置換されているこ
とができる、随時C〜Cアルコキシまたは1〜3
個のハロゲン原子で置換された1個のフェニル、随時1
〜3個のハロゲン原子で置換された1個のフェノキシ
基、随時1個のハロゲン原子で置換されたベンジルオキ
シ基、随時1〜3個のハロゲン原子で置換されたC
アルケニル基;シアノ、随時1個のハロゲン原子で
置換されたC〜Cアルキニル基、ジ−(C〜C
アルキル)アミノカルボニル、C〜Cポリメチレン
イミノカルボニルで置換されていることができ、Lは
H、F、ClまたはBrであり、MおよびRはそれぞれ
独立にH、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキ
シ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスル
フィニル、C〜Cアルキルスルフォニル、シアノ、
F、Cl、Br、I、ニトロ、CF、RCFZ、
COまたはNRであって、MおよびRが隣接
した位置にありそれが結合した炭素原子と一緒になって
結合している場合には、MRは
【0063】
【化17】
【0064】の原子団を表す環を形成することができ、
ZはS(O)nまたはOであり、RはH、F,CHF
、CHFClまたはCFであり、RはC〜C
アルキル、C〜CアルコキシまたはNRであ
り、RはHまたはC〜Cアルキルであり、R
H、C〜Cアルキル、またはRCOであり、R
はHまたはC〜Cアルキルであり、nは0、1また
は2の整数である、の植物のダニに対して相乗作用をも
つアリールニトロピロールまたはアリールピロールカル
ボニトリルを供給するのに十分な量の相乗混合物を施用
する方法。 7.式(I)および(II)の化合物を別々にまたは混
合物として陰イオン性表面活性剤または陰イオン性/非
イオン性表面活性剤混合物を含む希釈された水性噴霧の
形で施用する上記第6項記載の方法。 8.陰イオン性または陰イオン性/非イオン性表面活性
剤混合物、および式(I)においてWがシアノであって
ピロール環の3位の炭素上にあり、Xがハロゲン、Yが
CF、AがC〜Cアルコキシで置換されたC
アルキル、Lが水素、MおよびRがそれぞれ独立に
水素またはハロゲンであるアリールピロールカルボニト
リルを約0.025〜0.8kg/ha、およびN−
(p−t−ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル
−1−メチルピラゾール−5−カルボキシアミドを約
0.025〜0.8kg/haの割合で処理区域に施用
するのに十分な量で含む水性噴霧を害虫および植物のダ
ニ、その餌、および棲息区域に接触させる害虫および植
物のダニの抑制方法。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−27360(JP,A) 特開 平1−25763(JP,A) 特開 昭63−135364(JP,A) 特開 昭62−273958(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01N 43/56 A01N 43/36 CA(STN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アリールピロールカルボニトリルおよび
    アリールピラゾールカルボキシアミドを含有して成るこ
    とを特徴とする相乗効果をもった殺ダニ性組成物。
  2. 【請求項2】 生育した植物を害虫および植物のダニの
    侵入および攻撃から防禦する方法であって、該植物の葉
    及び幹に、約0.025〜0.80kg/haの式(I
    I) 【化1】 但し式中R10は水素原子、C1〜C4アルキル、C1〜C4
    ハロアルキル、フェニルまたはベンジルを表し、 R12およびR13の一つは 【化18】 表し、ここでR14は 【化2】 表し、この際R6、R7およびR15はそれぞれ水素、C
    1〜C4アルキルまたはフェニルを表し、 R8およびR9はそれぞれ水素、ハロゲン、C1〜C8アル
    キル、C3〜C5アルケニル、C3〜C5アルキニル、C3
    〜C6シクロアルキル、C2〜C4アルコキシアルキル、
    1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、ニト
    ロ、トリフルオロメチル、フェニル、ベンジル、フェノ
    キシ、ベンジルオキシ、アミノ、C1〜C4アルキルアミ
    ノ、シアノ、C2〜C8ジアルキルアミノ、カルボキシ
    ル、C2〜C5アルコキシカルボニル、C4〜C7シクロア
    ルコキシカルボニル、C3〜C9アルコキシアルコキシカ
    ルボニル、C2〜C6アルキルアミノカルボニル、C3
    11ジアルキルアミノカルボニル、ピペリジノカルボニ
    ル、モルフォリノカルボニル、トリメチルシリル、C1
    〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニル、
    またはC1〜C4アルキルスルフォニルであり、 R11は水素、ハロゲン、C1〜C4アルキル、ニトロ、シ
    アノ、C1〜C5アルキルアミノ、C2〜C10ジアルキル
    アミノ、またはC2〜C7アシルアミノであるが、R6
    7、R8およびR9のすべてが水素原子の場合、R10
    1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、フェニルま
    たはベンジルであり、R12およびR13はそれぞれ独立に
    水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C3
    〜C6シクロアルキルまたはフェニルを表すものとす
    る、 の構造をもつアリールピラゾールカルボキシアミド;お
    よび約0.025〜0.80kg/haの式(I) 【化3】 但し式中XはH、F、Cl、Br、IまたはCF3であ
    り、 YはH、F、Cl、Br、I、CF3またはCNであ
    り、 WはCNであり、 AはH、C1〜C4アルキルまたはC2〜C4モノハロアル
    キルであって、それぞれ随時1〜3個のハロゲン原子、
    1個のシアノ、1個のヒドロキシ、1または2個のC1
    〜C4アルコキシ基(但し該アルコキシ基はそれぞれ随
    時1〜3個のハロゲン原子、1個のC1〜C4アルキルチ
    オ基、1個のC1〜C4カルボアルコキシ基、1個のC1
    〜C6アルキルカルボニルオキシ基、1個のC2〜C6
    ルケニルカルボニルオキシ基、1個のベンゼンカルボニ
    ルオキシ基、またはクロロ、ジクロロまたはメチル置換
    ベンゼンカルボニルオキシ基で置換されていることがで
    きる)、随時C1〜C3アルコキシまたは1〜3個のハロ
    ゲン原子で置換された1個のフェニル、随時1〜3個の
    ハロゲン原子で置換された1個のフェノキシ基、随時1
    個のハロゲン原子で置換されたベンジルオキシ基、随時
    1〜3個のハロゲン原子で置換されたC3〜C4アルケニ
    ル基;シアノ、随時1個のハロゲン原子で置換されたC
    3〜C4アルキニル基、ジ−(C1〜C4アルキル)アミノ
    カルボニル、C3〜C6ポリメチレンイミノカルボニルで
    置換されていることができ、 LはH、F、ClまたはBrであり、 MおよびRはそれぞれ独立にH、C1〜C3アルキル、C
    1〜C3アルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3
    ルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルフォニル、
    シアノ、F、Cl、Br、I、ニトロ、CF3、R1CF
    2Z、R2COまたはNR34であって、MおよびRが隣
    接した位置にありそれが結合した炭素原子と一緒になっ
    て結合している場合には、MRは 【化4】 の原子団を表す環を形成することができ、 ZはS(O)nまたはOであり、 R1はH、F,CHF2、CHFClまたはCF3であ
    り、 R2はC1〜C3アルキル、C1〜C3アルコキシまたはN
    34であり、 R3はHまたはC1〜C3アルキルであり、 R4はH、C1〜C3アルキル、またはR5COであり、 R5はHまたはC1〜C3アルキルであり、 nは0、1または2の整数である、 の植物のダニに対して相乗作用をもつアリールニトロピ
    ロールまたはアリールピロールカルボニトリルを供給す
    るのに十分な量の相乗混合物を施用することを特徴とす
    る方法。
  3. 【請求項3】 陰イオン性表面活性剤または陰イオン性
    /非イオン性表面活性剤混合物、および特許請求の範囲
    項記載の式(I)においてWがシアノであってピロ
    ール環の3位の炭素上にあり、Xがハロゲン、YがCF
    3、AがC1〜C4アルコキシで置換されたC1〜C4アル
    キル、Lが水素、MおよびRがそれぞれ独立に水素また
    はハロゲンであるアリールピロールカルボニトリルを約
    0.025〜0.8kg/ha、およびN−(p−t−
    ブチルベンジル)−4−クロロ−3−エチル−1−メチ
    ルピラゾール−5−カルボキシアミドを約0.025〜
    0.8kg/haの割合で処理区域に施用するのに十分
    な量で含む水性噴霧を害虫および植物のダニ、その餌、
    および棲息区域に接触させることを特徴とする害虫およ
    び植物のダニの抑制方法。
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