JP3157187B2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
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Description
み込んだ半導体集積回路に関する。
量素子として、PN接合を利用するもの、酸化膜(Si
O2)や窒化膜(SiN)を利用するものが知られてい
る。前者は構造が簡単である特徴を有し、後者は単位面
積当りの容量値を大きくできる利点を有する。そのため
微細化を押し進めた半導体装置では後者が多用されてい
る。
半導体基板(1)上のエピタキシャル層を分離した島領
域(2)内に、N+型拡散領域を形成して下部電極
(3)とし、SiO2又はSiNから成る誘電体薄膜
(4)上にAl配線で上部電極(5)を形成したもので
ある(例えば、特公昭61−24825号公報)。尚、
(6)はN+埋め込み層、(7)はP+分離領域、(8)
はAl電極、(9)は酸化膜である。また、前記下部電
極(3)としては、直列抵抗分を下げるため、および工
程の共用化の点でNPNトランジスタのエミッタ拡散が
使われている。
熱処理によるエミッタ領域の再拡散とばらつきを避ける
ため、誘電体薄膜(4)を形成した後にエミッタ拡散を
行う試みが成されている。また、バイポーラ素子とMO
S素子とを混在したBi−CMOS集積回路では、MO
S素子と上記容量素子の後者の構造とが近似しているた
め、誘電体薄膜(4)にゲート酸化膜を、上部電極
(5)にゲート電極を利用し、且つNchMOSのソー
ス・ドレイン領域をエミッタ拡散で形成する試みが成さ
れている。すると、両者共に誘電体薄膜(4)を形成し
てからエミッタ拡散を行うため、下部電極(3)として
はエミッタ以前の工程、例えばNPNトランジスタのコ
レクタ低抵抗領域等を利用することになる。
レクタ低抵抗領域は、いずれも製造工程の前半から中盤
にかけて形成するものであり、エミッタ拡散程表面濃度
を上げることは困難である。そのため容量素子の直列抵
抗が増大し、Qの周波数特性が悪化する欠点がある。
型埋め込み層(6)を配置するが、今度はN+型埋め込
み層(6)と基板(1)とのPN接合が比較的高不純物
濃度の領域の接合になるので、下部電極(3)と基板
(1)との間で寄生容量を持ち、特に高周波回路に用い
ると基板(1)へのもれ電流が大きくなって寄生効果等
を発生する欠点があった。
成されたもので、同一基板(13)上にNPNトランジ
スタ(10)、第1の容量素子(11)、および第2の
容量素子(12)とを形成し、第1の容量素子(11)
は、N+型埋め込み層(18)を形成した島領域(1
6)にN+型下部電極領域(23)を形成し、下部電極
領域(23)の上に誘電体薄膜(24)と上部電極(2
5)とを一様に形成し、第2の容量素子(12)は、N
+型埋め込み層(18)を形成しない島領域(17)に
N+型下部電極領域(27)を形成し、下部電極領域
(27)の上に誘電体薄膜(28)と上部電極(29)
を形成し、且つ取出し電極(30)を櫛歯状に配置した
ことを特徴とする。
(11)は、N+型埋め込み層(18)を設けることに
より下部電極領域(23)の取出し抵抗を減じることが
でき、且つ占有面積が小さい。主として高周波回路に用
いる第2の容量素子(12)は、N+型埋め込み層(1
8)を除去したことにより島領域(17)がエピタキシ
ャル層と基板(13)との低濃度接合となり、寄生容量
を低減できる。一方、埋め込み層(18)を除去したこ
とによる下部電極領域(27)の取出し抵抗の増大は、
取出し電極(30)を櫛歯状とすることにより相殺でき
る。
ら詳細に説明する。図1はNPNトランジスタ(1
0)、第1の容量素子(11)、および第2の容量素子
(12)を示す断面図である。同図において、(13)
はP型のシリコン半導体基板、(14)は基板(11)
上に形成したN型エピタキシャル層を貫通して複数の島
領域(15)(16)(17)を形成するP+型分離領
域、(18)は基板(11)と前記エピタキシャル層と
の間に埋め込まれたN+型埋め込み層である。
(15)底部の基板(13)表面にN +型埋め込み層
(18)を具備し、島領域(15)表面に形成したP型
のベース領域(19)、ベース領域(19)の表面に形
成したN+型エミッタ領域(20)、および島領域(1
5)の表面に形成した、エミッタ領域(20)より深い
N +型コレクタ低抵抗領域(21)から成り、各領域上
にはAl電極(22)がコンタクトする。コレクタ低抵
抗領域(21)は、エミッタ形成以前に形成され、拡散
時にエミッタ領域(20)と同程度の不純物濃度(10
21atoms.cm -2)を与えられるが、以降の各種熱
処理によってその最表面濃度はエミッタ領域(20)の
ものより低下している。望ましくは、コレクタ低抵抗領
域(21)をN+型埋め込み層(18)に連結するまで
深く形成する。
6)底部の基板(13)表面にN+型埋め込み層(1
8)を具備し、島領域(16)の表面にNPNトランジ
スタ(10)のコレクタ低抵抗領域(21)と同時形成
されたN+型の下部電極領域(23)、下部電極領域
(23)の上に一様に形成したシリコン酸化膜又はシリ
コン窒化膜から成る誘電体薄膜(24)、誘電体薄膜
(24)上に形成したAl配線から成る上部電極(2
5)、および下部電極領域(23)の一部にコンタクト
する取出し電極(26)から成る。NPNトランジスタ
(10)のN+型コレクタ低抵抗領域(21)と同時形
成する下部電極領域(23)は、先にも述べたようにN
PNトランジスタ(10)のエミッタ領域(20)より
表面濃度がやや低く、シート抵抗で40〜60Ω/□の
値を示す。そのため、下部にN+型埋め込み層(18)
を設けて下部電極領域(23)の取出し抵抗を低減させ
ている。誘電体薄膜(24)と上部電極(25)を矩形
の領域に一様に形成できるので、占有面積は少い。
7)の底部に埋め込み層(18)を形成せず、全体を基
板(13)とエピタキシャル層、および分離領域(1
4)とエピタキシャル層との比較的低不純物濃度のPN
接合で囲む。そして、島領域(17)の表面にNPNト
ランジスタ(10)のコレクタ低抵抗領域(21)と同
時形成されたN+型の下部電極領域(27)と、下部電
極領域(27)の上に複数に分離して形成したシリコン
酸化膜またはシリコン窒化膜から成る誘電体薄膜(2
8)と、誘電体薄膜(28)の上に形成したAl配線か
ら成る上部電極(29)と、下部電極領域(27)の表
面にコンタクトするAl取出し電極(30)から成る。
下部電極領域(27)の最表面濃度は第1の容量素子
(11)のものと同一である。
ある。一様に形成された下部電極領域(27)に対し、
誘電体薄膜(28)が複数に分割され、分割された誘電
体薄膜(28)上に上部電極(29)が櫛歯状に延在す
る。取出し電極(30)は、上部電極(29)と相対向
するよう櫛歯状に延在し、その略全長にわたり下部電極
領域(27)にオーミック接触する。
み層(18)を具備しないので基板(13)とのPN接
合が低濃度接合となり、接合容量(31)が低減するの
で接地バイアスされた基板(13)へのもれ電流を小さ
くできる。従って高周波回路に使用できる。一方、埋め
込み層(18)を除去したことによる下部電極領域(2
7)の取出し抵抗の増大は、取出し電極(30)を櫛歯
状とすることにより相殺できる。従って、容量のQの周
波数特性を向上できる。
して好適な、基板(13)へのもれ電流が少く且つ直列
抵抗を小さくできるものである。
埋め込み層(18)を除去し且つ取出し電極(30)を
櫛歯状とすることにより、基板(13)へのもれ電流を
抑え且つ直列抵抗の増大をも抑制できる容量素子を組み
込むことができる。よって、低周波回路に第1の容量素
子(11)を、高周波回路に第2の容量素子(12)を
使用することにより、占有面積の増大を抑えつつ、最適
設計を行うことができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 一導電型の半導体基板と、前記基板上に
形成した逆導電型のエピタキシャル層と、 前記エピタキシャル層を分離する一導電型の分離領域
と、 前記分離領域で島状に形成された複数の島領域と、前記
複数の島領域の各々に形成したバイポーラトランジス
タ、および容量素子とを備え、 前記バイポーラトランジスタは、前記基板の表面に埋め
込んだ逆導電型の埋め込み層と、前記島領域の表面に形
成した一導電型のベース領域と、前記ベース領域の表面
に形成した逆導電型のエミッタ領域と、前記島領域の表
面に形成した前記エミッタ領域より深いコレクタ低抵抗
領域とを備え、 前記容量素子は、前記島領域の表面に前記バイポーラト
ランジスタのコレクタ低抵抗領域と同時形成された逆導
電型の下部電極領域と、前記下部電極領域の表面を被覆
する誘電体薄膜と、前記誘電体薄膜の上に形成した上部
電極と、前記下部電極の表面にコンタクトする櫛歯状の
取出し電極とを備え、 且つ、前記第2の容量素子を形成した島領域は、前記逆
導電型の埋め込み層を廃し、前記エピタキシャル層と前
記分離領域とのPN接合、および前記エピタキシャル層
と前記基板とのPN接合で区画されていることを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項2】 前記容量素子は高周波回路に使用されて
いることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回
路。 - 【請求項3】 一導電型の半導体基板と、前記基板上に
形成した逆導電型のエピタキシャル層と、前記エピタキ
シャル層を分離する一導電型の分離領域と、前記分離領
域で島状に形成された複数の島領域と、前記複数の島領
域の各々に形成したバイポーラトランジスタ、第1の容
量素子、および第2の容量素子とを備え、 前記バイポーラトランジスタは、前記基板の表面に埋め
込んだ逆導電型の埋め込み層と、前記島領域の表面に形
成した一導電型のベース領域と、前記ベース領域の表面
に形成した逆導電型のエミッタ領域と、前記島領域の表
面に形成した前記エミッタ領域より深いコレクタ低抵抗
領域とを備え、 前記第1の容量素子は、前記基板の表面に埋め込んだ逆
導電型の埋め込み層と、前記島領域の表面に前記バイポ
ーラトランジスタのコレクタ低抵抗領域と同時形成され
た逆導電型の下部電極領域と、前記下部電極領域の表面
を一様に被覆する誘電体薄膜と、前記誘電体薄膜の上に
形成した上部電極と、前記下部電極領域の表面にコンタ
クトする取出し電極とを備え、 前記第2の容量素子は、前記島領域の表面に前記バイポ
ーラトランジスタのコレクタ低抵抗領域と同時形成され
た逆導電型の下部電極領域と、前記下部電極領域の表面
を被覆する誘電体薄膜と、前記誘電体薄膜の上に形成し
た上部電極と、前記下部電極の表面にコンタクトする櫛
歯状の取出し電極とを備え、 且つ、前記第2の容量素子を形成した島領域は、前記逆
導電型の埋め込み層を廃し、前記エピタキシャル層と前
記分離領域とのPN接合、および前記エピタキシャル層
と前記基板とのPN接合で区画されていることを特徴と
する半導体集積回路。 - 【請求項4】 前記第1の容量素子は低周波回路に、前
記第2の容量素子は高周波回路に使い分けされているこ
とを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路。 - 【請求項5】 前記下部電極領域は前記バイポーラトラ
ンジスタのエミッタ領域よりシート抵抗が大であること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体集積
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12390291A JP3157187B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12390291A JP3157187B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04350962A JPH04350962A (ja) | 1992-12-04 |
JP3157187B2 true JP3157187B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=14872169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12390291A Expired - Lifetime JP3157187B2 (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3157187B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5141665B2 (ja) * | 2009-11-12 | 2013-02-13 | 株式会社村田製作所 | 半導体装置 |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP12390291A patent/JP3157187B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04350962A (ja) | 1992-12-04 |
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