JP3155570U - バネ蝶番機能を備えたメガネフレームのツル - Google Patents

バネ蝶番機能を備えたメガネフレームのツル Download PDF

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【課題】 フロント部の両側に継手を介して折畳み出来るように取付けたツルが、メガネを掛ける際に開いた状態から、弾性力の作用下においてさらに外方向へ僅かに押し開くことが出来るメガネフレームのツルの提供。【解決手段】 ツル2はツル本体9とフロント側ツル片10を繋ぎ材11で連結して構成し、該繋ぎ材11は外力の作用で撓み変形することが出来る材質としている。【選択図】 図1

Description

本考案はメガネフレームのツルを折畳み可能に連結すると共に、開いた状態からバネ力が付勢されて外方向へ僅かに開くことが出来るようにしたメガネフレームのツルに関するものである。
ツルが開いた状態から外方向へ僅かに押し開くことが出来るように機能する継手はバネ蝶番と称され、メガネフレームのツル連結手段として多用されている。特開2001−290108号に係る「連結構造」はメガネフレームのテンプルとヨロイとを相対的に回動可能に連結するもので、テンプルの一端に二又に分岐させて形成した一対の片体を設けて水平方向に間隙を確保し、各片体に夫々孔を穿設すると共に、各片体に対向する溝をテンプルの長手方向に沿って延設しており、この対向する溝間に付勢部材を保持され、付勢部材の付勢力によってヨロイに対して付勢される移動部材を付勢部材に係着し、テンプルの間隙に移動可能に位置させている。
このように、開いた状態のツルを戻し方向へのバネ力を付勢して外方向へ押し開くことが出来るように構成し、その為にコイルバネを用いている。すなわち、コイルバネを圧縮変形させることでバネ力を発生しているが、その為に上記コイルバネを伸縮変形させる摺動部材が必要となっている。そこで、ゴミの介入やサビの発生でこの摺動部材の摺動に支障をきたす場合、ツルの開き操作がスムーズに機能しないことになる。
図4には最も基本的なバネ蝶番と称されるツル継手構造を示している。すなわち、該バネ蝶番の基本的な考えは、ヨロイ(イ)には固定蝶片(ロ)をロウ付け固定し、他方の蝶片を摺動蝶片(ハ)として一定距離の摺動を許すことによって外方向への開きをツル(ニ)に与えることが出来る。
ツル(ニ)にはガイド溝が形成され、摺動蝶片(ハ)はガイド溝を案内として摺動する訳であるが、上記摺動蝶片(ハ)の内部空洞にはコイルバネ(ホ)が収まっていて、ツル(ニ)を外ヘ開く際には摺動蝶片(ハ)が固定蝶片(ロ)側へ引張られて圧縮される。該コイルバネ(ホ)は摺動蝶片(ハ)の内部空洞入口に設けられてツル(ニ)の溝穴(ヘ)に係止したツメ(ト)に当たり、該ツメ(ト)はストッパーとして機能している。その結果、コイルバネ(ホ)の復元力がツル(ニ)に作用して、該ツル(ニ)を元の位置に戻そうとする。
ところで、上記摺動蝶片(ハ)にコイルバネ(ホ)を内蔵した蝶番構造は同図に示すごとく複雑であり、したがって製作工数も増大し、コスト的には高価なバネ付き蝶番と成ってしまう。しかも構造が複雑化している為に故障し易く、一旦故障すれば修理し難い等の問題もある。摺動蝶片(ハ)の内部空洞にコイルバネ(ホ)と芯金を押し込んでツメ(ト)に係止するならば、該ツメ(ト)並びにコイルバネ(ホ)を取り外すことが出来ない。
すなわち、ツメ(ト)は摺動蝶片(ハ)のガイドに拘束された状態でツメ(ト)の係止片(チ)が溝穴(ヘ)に嵌入し、芯金の頭(リ)はバネ力をもってツメ(ト)に当接し、係止片(チ)を溝穴(ヘ)へ押し込む力が働くことになる。従って、このツメ(ト)を摺動蝶片(ハ)から取外すことが出来なくなると同時に、修理は不能となる。
勿論、バネ蝶番と同じ機能を果たすことが出来る継手構造は他にも色々あって、メガネを掛けた際にツルは顔側面から頭部にかけてフィットする。しかし、従来の継手構造は一般的に複雑であると共に組み付けが面倒であり、その為に修理が容易でない。すなわち、普通のツルを連結する組み付け作業とは異なる。上記図4に示すバネ蝶番を取付ける場合には、ツル(ニ)には摺動蝶片(ハ)が摺動するガイドを設ける必要があり、そしてコイルバネ(ホ)及び芯金を挿入し、ツメ(ト)を嵌めなくてはならず、一般的な蝶番を介してツルを取付けるように簡単ではない。
又、同図に示すバネ蝶番では、コイルバネ(ホ)やツメ(ト)を収容する摺動蝶片(ハ)がツル(ニ)の内側に大きく突出した形態となり、メガネの外観が損なわれると共に重くなってしまう。近年のスリムなメガネフレーム用のバネ蝶番としては外観的にも適さず、勿論、製作コストは非常に高くなってしまう。
特開2001−290108号に係る「連結構造」
このように、従来のツル継手構造には上記のごとき問題がある。本考案が解決しようとする課題はこれら問題点であり、メガネフレームの外観を損なうことなく、しかもシンプルな構造にて従来のバネ蝶番と同じ機能を具備できるように構成されるバネ蝶番機能を備えたメガネフレームのツルを提供する。
本考案に係るメガネフレームは、フロント部両側に蝶番などの継手を介してツルが取付けられ、該ツルは折畳みすることが出来る。しかもツルはバネ蝶番機能を備えた場合と同じように外方向へ押し開くことが出来る。ツルの継手自体は蝶番などと同じように一般的なものであって、ツルの一部に撓み変形する繋ぎ材を連結している。材質としては特に限定しないが、一般的にNT合金(ニッケルチタン合金)で構成されるバネ材が適している。
上記繋ぎ材はツルの継手側に設けられ、ツルの先端部(耳に係止するモダン側)に作用する小さい押圧力にて撓み変形することが出来る。ここで、メガネフレームのフロント部及びツルの材質は金属製の場合に限らず、樹脂製とすることも出来る。ツルはツル本体と繋ぎ材を介在して連結されるフロント側ツル片から成り、フロント側ツル片は蝶番などの継手と連結して折畳み可能な構造と成っている。
本考案のメガネフレームのツルはその一部に繋ぎ材を介在し、ツル本体とフロント側ツル片とで構成している。従って、該ツルは蝶番などの一般的な継手を介してフロント部に取付けられるが、ツルは開いた状態から外方向へ僅かに押し開くことが出来る。すなわち、ツル自体に設けている繋ぎ材が撓み変形してバネ蝶番と同じように機能することが出来る。
そして、本考案のメガネフレームを構成するツルは、それ自体に繋ぎ材を取付けていることで一般的な継手にて連結することが出来る。又、ツルの継手から独立して設けることで、従来のバネ蝶番機能を備えた継手構造に比較して非常に簡単であり、さらに、メガネを購入するに際して、一般的なツルと本考案の繋ぎ材を備えたツルを自由に選択することが出来る。
本考案のツルを備えたメガネフレーム。 図1のA部拡大図。 本考案のツルを示す他の具体例。 従来のバネ蝶番。
図1は本考案に係るツルを備えたメガネフレームを示している。同図の1はフロント部、2はツルを示し、フロント部1はレンズが嵌る両リム3,3と連結部4で構成され、リム3,3は連結部4の両側に左右対称を成している。そして、フロント部1の中央部であって連結部4の下側には鼻当てパット5,5がリム3,3から湾曲して延びる脚6,6の先端に取付けられている。このように、メガネフレームとしての基本構造は従来のものと共通している。勿論、リムを用いないで構成する縁なしメガネとしたり、上側半分のハーフリムとしてフロント部1を構成する場合もある。
上記ツル2,2はフロント部1の両側にロウ付けされているヨロイ7,7の先端に蝶番8,8を介して取付けられ、そして、ツル2,2は該蝶番8,8を介して折畳み出来るようになっている。ところで、ツル2はツル本体9とフロント側ツル片10、及び繋ぎ材11で構成され、繋ぎ材11はツル本体9とフロント側ツル片10を連結している。又ツル本体9の先端部には耳に係止することが出来る樹脂製のモダン12が挿着されている。
ここで、上記繋ぎ材11とは力の付与によって撓み変形することが出来る部材であればよく、具体的な材質や形態は限定しないことにする。同図に示している繋ぎ材11はニッケルチタン合金(NT)から成る細長い部材であり、このニッケルチタン合金製の繋ぎ材11がツル本体9とフロント側ツル片10を連結している。
図2に図1のA部拡大図を示しているように、ツル本体9には連結部13がロウ付けされ、フロント側ツル片10にも連結部14がロウ付けされている。上記ニッケルチタン合金製の繋ぎ材11の両先端は上記連結部13,14に連結して固定されている。例えば、連結部13,14には嵌合穴が設けられ、この嵌合穴にニッケルチタン合金製の繋ぎ材11が嵌入すると共に、抜けないようにカシメることで繋ぎ材11を固定することが出来る。ここで、該繋ぎ材11の両連結部13,14との連結構造はカシメ手段を用いる場合に限定しないが、ツル本体9の先端とフロント側ツル片10の先端は互いに当接することなく、僅かな隙間15を介在している。
ところで、この繋ぎ材11は上記の通り撓み変形することが出来、その為に前記図1に示している通り、ツル2が開いた状態で外方向へ押圧力を付勢するならば変形し、ツルは外側へ僅かに開くことが出来る。そして押圧力を除くならば元の位置に戻される。すなわち、ツル2はバネ蝶番を備えたと同じように動作し、メガネを顔に掛けるならば位置ズレを生じることなく安定する。
図3はツル2を単独で示している他の具体例である。基本構造は前記図1に示したメガネフレームのツル2と同じであり、ツル本体9とフロント側ツル片10は繋ぎ材11にて連結して構成している。同図の(a)はツルの内側、(b)ツルの上側、(c)ツルの表面側を夫々表し、同図のツル2は繋ぎ材11をツルの内側に設けている。従って、ツル本体9の連結部13及びフロント側ツル片10の連結部14は内側に設けられている。
このように、本発明のメガネフレームはそのツル2にバネ蝶番と同じ機能を備えて構成している。あくまでも、ツル2の継手構造は蝶番8など一般的なものでよく、ツル自体にバネ蝶番機能を備えている。蝶番8は両蝶片を軸となるネジピンにて連結しているが、片方の蝶片はヨロイ側にロウ付けされ、他方の蝶片は連結部14と共に形成されている。
従って、メガネを購入するに際して、フロント部1に取付けるツルを選択することでバネ蝶番付きツル2とすることが出来る。ところで、ツル本体9とフロント側ツル片10を連結する繋ぎ材11としては、実施例で示したニッケルチタン合金製に限るものではなく、撓み変形することが出来る板バネやコイルバネを使用することも可能であり、これらを用いることで開かれたツルは押圧力の作用で外方向へ僅かに押し開かれ、押圧力を解除するならば元の位置に戻される。
1 フロント部
2 ツル
3 リム
4 連結部
5 鼻当てパット
6 脚
7 ヨロイ
8 蝶番
9 ツル本体
10 フロント側ツル片
11 繋ぎ材
12 モダン
13 連結部
14 連結部
15 隙間

Claims (3)

  1. フロント部の両側に継手を介して折畳み出来るように取付けたツルが、メガネを掛ける際に開いた状態から、弾性力の作用下においてさらに外方向へ僅かに押し開くことが出来るメガネフレームのツルにおいて、該ツルは間に僅かな隙間を介在したツル本体とフロント側ツル片を繋ぎ材で連結して構成し、該繋ぎ材は外力の作用で撓み変形することが出来る材質としたことを特徴とするメガネフレームのツル。
  2. 上記繋ぎ材としてニッケルチタン合金を用い、ツル本体及びフロント側ツル片に設けた連結部に該繋ぎ材の先端を連結・固定した請求項1記載のメガネフレームのツル。
  3. フロント部とツルが連結する蝶番であって、フロント側ツル片に設けた連結部に蝶片を形成した請求項2記載のメガネフレームのツル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012159576A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Tetsuo Sanpei 眼鏡フレーム
JP2012159577A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Tetsuo Sanpei 眼鏡フレーム

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JPS54163053A (en) * 1978-06-12 1979-12-25 Marwitz & Hausner Spectacle temple
JPS58179818A (ja) * 1982-04-16 1983-10-21 Murai Megane Kogyo Kk 超弾性合金を使用した眼鏡のテンプル

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