JP3154455B2 - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JP3154455B2 JP12044993A JP12044993A JP3154455B2 JP 3154455 B2 JP3154455 B2 JP 3154455B2 JP 12044993 A JP12044993 A JP 12044993A JP 12044993 A JP12044993 A JP 12044993A JP 3154455 B2 JP3154455 B2 JP 3154455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光材料処理装置に関
し、特に写真フィルム等の長尺写真感光材料を搬送しな
がら現像液等に順次侵漬して自動現像する際に用いて好
適なフィルム処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムを現像処理する際に、乳剤
面と接する処理液を効率良く交換すれば、短時間で良好
に処理することができる。本出願人は現像処理の効率化
を図る目的で、特開平5−11421号公報に開示され
ている感光材料処理装置を提案した。この感光材料処理
装置は、写真フィルムの処理部の断面が狭幅であり、長
尺フィルムをその幅方向両端をガイド溝で案内して搬送
し、搬送中のフィルムの表面に処理液を強い勢いで噴射
するように構成したものであり、フィルムの乳剤面表面
で処理液の滞留がなく、乳剤面からの溶出物の平衡濃度
層(境膜)が良好に破壊され、処理液が良好に交換され
る。また、この処理装置はフィルムにリーダーを接合し
ないで感光材料を搬送可能であるから、フィルムとリー
ダーの接合作業が不要で作業性が優れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】潜像はフィルムの幅方
向両端にあるパーフォレーション列の間に形成され、潜
像が形成されている部分に対しては処理液が強い勢いで
衝突するので、境膜の破壊が良好であり処理液の交換も
効率良い。しかし、側端から画面までの幅が狭いフィル
ムを搬送する場合、潜像が形成された部分が搬送案内用
のガイド溝にかかってしまう。すると、ガイド溝内では
処理液の流通状態が他の部分よりも劣るのでフィルムの
幅方向端部と中央部とでは処理状態が変わってしまう。
フィルムの表面で処理液が効率良く交換される幅方向中
央部分に対し、幅方向両端部の近傍はガイド溝内に滞留
した処理液の影響で処理液の交換効率が悪い。この結
果、処理液が直接当たる部分と、ガイド溝の近くである
フィルムの両端部とで処理むらが生ずることがあった。
【0004】本発明の目的は、ガイド溝で写真感光材料
を案内して処理液に浸漬搬送し、乳剤面に処理液の噴流
を衝突させながら処理する際に、感光材料を幅方向にわ
たって均一に処理できる感光材料処理装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明に係る前記
目的は、処理槽内に充填した処理液中に長尺写真感光材
料をその幅方向両端をガイド溝で案内して浸漬搬送する
とともに、前記感光材料の乳剤面に略垂直方向から処理
液の噴流を衝突させて前記感光材料を処理する感光材料
処理装置において、前記ガイド溝の、前記感光材料の幅
方向両端部の縁部又は該両端部の乳剤面に対向する部分
前記処理液の逃げ孔を設けたことを特徴とする感光材
料処理装置によって達成される。
【0006】(2)本発明に係る前記目的は、処理槽内
に充填した処理液中に長尺写真感光材料をその幅方向両
端をガイド溝で案内して浸漬搬送するとともに、前記感
光材料の乳剤面に略垂直方向から処理液の噴流を衝突さ
せて前記感光材料を処理する感光材料処理装置におい
て、前記ガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁
部又は該両端部の乳剤面に対向する部分に処理液噴出孔
を設け、該噴出孔から前記感光材料に向けて前記処理液
を噴出する送液手段を設けたことを特徴とする感光材料
処理装置によって達成される。 (1)及び(2)において、前記孔の感光材料搬送方向
下流側に位置する角部は、その接線と感光材料搬送方向
とのなす角度θが10°≦θ≦90°のテーパ面又は曲
面であることが好ましい。
【0007】
【作用】感光材料の搬送は、両端部を例えば断面凹状の
ガイド溝に差し込んだ状態で案内しつつ行うが、前記ガ
イド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁部又は該両
端部の乳剤面に対向する部分に処理液の逃げ孔を設ける
ことにより、前記処理液の流通方向の如何に関わらず前
記感光材料両端部において前記処理液が流れるようにな
り、乳剤面上の境膜破壊が良好に行われる。また、前記
ガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁部又は該
両端部の乳剤面に対向する部分に処理液噴出孔を設け、
該噴出孔から前記感光材料に向けて処理液を噴出する送
液手段を設けたことにより、幅方向の中央部と同様に両
端部にも強い勢いで処理液の噴流を衝突させることがで
き、幅方向にわたって均一に処理することができる。更
に、前記ガイド溝に前記感光材料両端部の両側面に対し
前記処理液を噴出する噴出孔を設けることにより、前記
感光材料両端部において前記処理液が効率良く流れると
ともに、前記ガイド溝の内壁面に接触しないで案内され
るので、境膜破壊と搬送速度向上とを図ることができ
る。
【0008】
【実施態様】次に、図1〜図5を参照して本発明の第1
実施態様を説明する。図1は処理槽の平面構造を示す要
部の断面図、図2は処理槽の縦構造を示す断面図、図3
は処理槽の一部拡大断面図、図4は処理液の流路を示す
斜視図、図5は感光材料処理装置全体の構成を示す概略
構成図である。なお、実施態様の説明にあたっては、発
明の理解を容易にするため感光材料処理の工程を説明
し、次に図1以下を参照して処理槽の構成と作用等を説
明する。図5は感光処理装置の一例であるカラーネガフ
ィルムの自動現像装置100の概略構成を示すものであ
り、ハウジング101内には左方から右方に向けて現像
槽105、漂白槽106、定着槽107、3個の水洗槽
108、乾燥部109が順に配設されている。そして、
現像槽105から水洗槽108に到る各槽に、後述する
流路形成処理ラック11が使用される。
【0009】現像槽105の左上方には、前記パトロー
ネ2をセットしフィルム1を供給するオートローディン
グ装置が設けられているのであるが、図5にはパトロー
ネ2からフィルム1を引き出す一対のローラ30、フィ
ルム1を切断するカッター31、フィルム1を現像槽1
05に搬送するガイド32とを模式的に図示した。な
お、ガイド32には搬送ローラ等が設けられているので
あるが、図示及び説明を省略する。
【0010】パトローネ2から引き出しローラ30によ
り引き出されたフィルム1は、カッター31により先端
部を切断されてからガイド32を介して現像槽105内
に搬送される。現像槽105内には、流路形成処理槽
(以下、単に処理槽と略称する)11が設置され、搬送
とともに浸漬されたフィルム1は図示を省略した搬送ロ
ーラによって次の漂白槽106に搬送され、漂白液に侵
漬される。
【0011】このようなフィルム1の搬送と浸漬処理
は、漂白槽106から定着槽107、更に水洗槽108
へと継続して行われる。そして、3槽の水洗槽108内
に浸漬されて水洗されたフィルム1が乾燥部109に搬
送される。乾燥部109は、フィルム1の搬送経路に矢
印方向に温風を吹き出すように構成したものであり、温
風により乾燥したフィルム1は図示を省略した焼き付け
工程に搬送される。
【0012】以上の如くフィルム1の処理を行うのであ
るが、この処理については処理むらなくしかも高速で行
うことが望ましい、そこで本実施態様では、現像槽10
5、漂白槽106、定着槽107、水洗槽108内に以
下に説明する処理ラック11を収容し、浸漬処理をむら
なく、かつ高速で行うようにしている。なお、以下に説
明する処理ラック11は、前記現像槽105から水洗槽
108のいずれにも適用されるので、処理液としては特
に限定していない。例えば、処理ラック11が現像槽1
05に適用される場合は、処理液として現像液が使用さ
れる。
【0013】次に、図1〜図4を参照して処理むらの低
減と、処理能力の向上を可能にした処理ラック11につ
いて説明する。先ず、処理ラック11の基本構造を説明
すると、全体としては縦長の箱体であり、内箱12と外
箱13とで二重箱体に構成され、前記各槽105〜10
8内には、スペーサ等を介して埋設される。内箱12内
は、フィルム1を浸漬処理しながら搬送する処理室14
に構成され、処理室14には図1及び図4に示すように
一対のガイド溝15が形成されている。一対のガイド溝
15は、フィルム1の両端部、即ちパーフォレーション
の形成位置の近傍を囲むようにしてガイドするためのも
のである。一対のガイド溝15は、フィルム1のガイド
は行うものの矢印A、B方向に搬送する機能は有してい
ない。そこで、駆動ローラ16aとこの駆動ローラ16
aにフィルム1を圧接させるローラ16b、16cとに
より構成した3組のフィルム搬送手段が縦方向に設けら
れている。フィルム1は回転する駆動ローラ16aとロ
ーラ16bとに挟持されることにより矢印A方向に搬送
され、回転する駆動ローラ16aとローラ16cとによ
り矢印B方向へ搬送される。
【0014】次に、処理室14内への処理液の供給につ
いて説明する。外箱13の下端には処理液供給口21が
設けられ、この処理ラック11を現像槽105内に収容
する際に、図2に示すように現像槽105の下端に形成
した処理液供給口22に連通するように嵌め込まれる。
この結果、処理液は矢印Cで示すように処理液供給口2
2、21を介して外箱13と内箱12との間の空間、即
ち処理液供給路23内に流入するようになる。処理液
は、図示を省略したポンプ等により加圧状態で給液され
る。
【0015】一方、内箱12にはフィルム1の幅方向に
延びる処理液噴出用スリット24が所望間隔で形成さ
れ、処理液供給路23内に流入した処理液を搬送中のフ
ィルム1の表面に噴出させるようになっている。スリッ
ト24は、図1に示すようにフィルム1に向けて言わば
弓型に形成されているので、中央部から噴出した処理液
はフィルム1の表面に直角に衝突するように流動する。
これに対し、スリット24の両端から噴出した処理液
は、フィルム1の両端部に向けて斜めに衝突することに
より両端方向に逃げ易くなる。
【0016】ところで、ガイド溝15は縦方向に条溝に
形成されているが、図1及び図4に示すようにスリット
24の形成位置に対応して流通孔25が形成されてい
る。したがって、スリット24から処理室14内に噴出
された処理液は流通孔25から、処理ラック11の外で
ある外箱13と槽105との間の隙間、即ち排出部26
に流出することになる。ここで注目すべきことは、スリ
ット24から処理室14内に噴出された処理液が流通孔
25から流出するため、フィルム1の幅方向両端部近傍
で処理液が良好に流れ、処理液の滞留が無くなることで
ある。したがって、フィルム1の表面全体について、乳
剤面からの溶出物の平衡濃度層(境膜)が良好に破壊さ
れ、処理液が良好に交換されるので、フィルム1の幅方
向中央部と両端部との処理むらが改善されるとともに、
処理速度を大幅に向上させることができる。なお、排出
部26に流出した処理液は、循環経路により再供給する
か槽105からオーバーフローさせる。
【0017】以上に本発明の第1実施態様を説明した
が、本発明は前記構成に限定されるものではなく、以下
に説明するように構成することができる。図6はスリッ
ト24に係る変形例を示すものであり、スリット24の
平面形状はフィルム1に対し平行している。この形状で
あっても、スリット24から処理室14内に噴出した処
理液は、流通孔25から排出部26内に流出するので、
前記実施態様と同様の効果を奏する。
【0018】次に、図7を参照して本発明の第2実施態
様を説明する。本実施態様は流通孔の形状に関するもの
であり、本実施態様における流通孔41は内箱12を構
成する板体12a内に形成されている。この場合、処理
液は一対のガイド溝15から直ちに排出部26に排出さ
れないので、一対のガイド溝15の近傍に処理液の複雑
な動きがなく、処理液の流れが円滑になり、処理むらの
防止効果が向上する。なお、スリット24の形状は、図
7に実線で示すように形成してもよく、前記変形例のよ
うにフィルム1に対して平行な平面形状に形成してもよ
い。
【0019】次に、図8を参照して本発明の第3実施態
様を説明する。本実施態様においては、処理液供給路2
3から一対のガイド溝15に連通する噴出路42が設け
られている。この場合、処理液がフィルム1の両端部に
直接噴出されるので、処理むらの改善と搬送性能の向上
(搬送抵抗の減少)とを図ることができる。そして、処
理液の排出については、一対のガイド溝15に前記実施
態様と同様の流通孔を形成してもよい。
【0020】なお、各実施態様はいずれも処理液供給路
23を経由してフィルム1の両端部に処理液を噴出させ
ているが、要はフィルム1の両端部に接触する処理液に
流れを形成すればよく、流れ方向も限定されない。以下
に説明する第4及び第5実施態様は、このような技術的
思想に基づきなされたものである。
【0021】次に、図9を参照して第4実施態様を説明
する。なお、前記第1実施態様と同様の作用をなす部材
には同一の符号を付して説明を省略する。図9は第4実
施態様を示すものであって、本実施態様においては、一
対のガイド溝15に連通して形成された噴出流路44は
処理液供給路23と連結されている。したがって、処理
液を供給すると、一対のガイド溝15にガイドされてい
るフィルム1の両端の表面と裏面、言い換えれば乳剤面
と支持体面とに処理液が噴出する。そして、噴出した処
理液は、前記第1実施態様の場合とは逆に処理室14内
に流れ、処理液供給路23からスリット24を介して噴
出する処理液と混合する。この結果、フィルム1の両端
部における乳剤面の境膜破壊が前記同様に良好に行われ
る。その上、フィルム1の両端部は両側面から処理液に
より押されるので、一対のガイド溝15の内壁面から離
れているようになる。この結果、フィルム1の搬送が容
易になり、前記境膜破壊と相まって処理速度を向上させ
ることができる。
【0022】次に、図10を参照して第5実施態様を説
明する。なお、前記第1実施態様と同様の作用をなす部
材には同一の符号を付して説明を省略する。図10は第
5実施態様を示すものであって、噴出流路45は一対の
ガイド溝15の外側に沿うように形成され、処理液供給
路23から処理液を給液されるようになっている。一対
のガイド溝15と噴出流路45とは流通孔25により連
通しているので、処理液は矢印で示したように噴出流路
45から流通孔25を介して処理室14内に流れ込む。
したがって、フィルム1の両端部における乳剤面の境膜
破壊が良好に行われる。また、処理液はフィルム1の両
側面に分流するので、フィルム1を両側面から押すよう
な力が作用し、フィルム1を一対のガイド溝15の内壁
面から離している。したがって、フィルム1の搬送が容
易になり、前記境膜破壊と相まって処理速度を向上させ
ることができる。
【0023】次に図11を参照して本発明の第6実施態
様を説明する。図11(a)は処理槽の概略断面図であ
り、図2の処理槽を変形したものである。(b)は処理
槽の一部切欠斜視図、(c)は処理液噴出部の斜視図で
ある。本実施態様においては、フィルム1は乳剤面を内
側にして底部で反転して搬送される。処理槽内には、上
下に移動するフィルム1の間に位置して、フィルム1の
乳剤面に処理液を噴出する中空の処理液噴出部材50が
設けられている。処理液噴出部材50は直方体形状であ
り、フィルム1の乳剤面に対向する面にフィルム幅方向
に延びる処理液噴出用スリット52が形成されている。
処理液噴出部材50の両側面には図11(b)及び
(c)に示すように給液パイプ43が設けられており、
矢印Aで示すように、スリット52の両端方向から処理
液噴出部材50内に同時に処理液を供給できるようにな
っている。
【0024】処理液噴出部材50の片側から処理液を供
給すると、処理液噴出部材50の内部では処理液供給部
から離れるほど水圧が低下するので、スリット52の長
手方向中央を基準とした両端方向の水圧のバランスが悪
く、スリット52から均一に処理液が噴出されない。そ
こで、上記のように処理液噴出部材50のスリット52
の両端側から同時に処理液を供給するように構成する
と、スリット52の中央から両端方向の水圧のバランス
が釣り合い、スリット52の長手方向にわたって均一に
処理液が噴出される。
【0025】次に図12を参照して本発明の第7実施態
様を説明する。図12(a)はガイド溝15内を搬送さ
れるフィルム1を支持体面側から見た部分断面図、
(b)は(a)のX部拡大図、(c)、(d)、(e)
はX部の変形例の拡大図である。フィルム1の両端を案
内するガイド溝15に形成した処理液の流通孔(処理液
逃げ孔又は処理液噴出孔)25は、感光材料搬送方向下
流側に位置する角部が、その接線と感光材料搬送方向B
とのなす角度θが10°≦θ≦90°のテーパ面又は曲
面であることが好ましい。(b)、(c)、(d)は流
通孔25の搬送方向下流側角部にテーパ面を形成した例
であり、(e)は角部に曲面を形成した例である。この
ような構成により、フィルム1が矢印B方向に搬送され
た際に、フィルム1の先端角部が流通孔25内に入って
しまっても、フィルム1の先端角部が孔のテーパ面又は
曲面により脱出方向に案内される。したがって、フィル
ム1の先端角部が流通孔25の縁部に引っ掛かることな
くフィルム1が搬送される。
【0026】以上に本発明の実施態様を説明したが、本
発明は前記に限定されず種々変形することができる。例
えば、流通孔25の形状は、図4に想像線で示すように
丸型や長方形に変えてもよい。また、第4、第5実施態
様のように、一対のガイド溝15に処理液を逃がし又は
噴出させる構成にあっては、フィルム1の搬送を助長す
る角度で処理液を噴出させる構成にしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る感
光材料処理装置は、感光材料の両端部をガイドする一対
ガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁部又は
該両端部の乳剤面に対向する部分に処理液の流通孔を設
け、前記感光材料を処理液中に浸漬して搬送する際に両
端部において処理液を流通させるように構成した。
た、前記一対のガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端
部の縁部又は該両端部の乳剤面に対向する部分に処理液
噴出孔を設け、該噴出孔から前記感光材料に向けて前記
処理液を噴出する送液手段を設け、幅方向の中央部と同
様に両端部にも強い勢いで処理液の噴流を衝突させるよ
うに構成した。また、前記一対のガイド溝に、前記感光
材料両端部の両側面に対し処理液を噴出させる噴出孔を
設け、両端部において処理液を流通させるとともに、前
記一対のガイド溝から遊離させるように構成した。故
に、感光材料の両端部における処理液の滞留がなく、両
端部の境膜破壊が良好に行われるので、処理むらの低減
及び処理速度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施態様を示す処理槽の要部の断
面平面図である。
【図2】処理槽の構造を示す縦断面図である。
【図3】処理槽の構造を示す要部の拡大断面図である。
【図4】処理槽の構造を示す斜視図である。
【図5】感光材料処理装置の概略構成図である。
【図6】本発明の変形例を示す要部の横断面図である。
【図7】本発明の第2実施態様を示す要部の横断面図で
ある。
【図8】本発明の第3実施態様を示す要部の横断面図で
ある。
【図9】本発明の第4実施態様を示す処理槽の斜視図で
ある。
【図10】本発明の第5実施態様を示す処理槽の斜視図
である。処理槽の要部の断面平面図である。
【図11】処理槽の第6実施態様を示し、(a)は概略
構成図、(b)は一部切欠斜視図、(c)は要部斜視図
である。
【図12】処理槽の第7実施態様を示し(a)は部分断
面図、(b)、(c)、(d)、(e)は要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
1 フィルム 2 パトローネ 11 処理槽 12 内箱 13 外箱 14 処理室 15 一対のガイド溝 16a 駆動ローラ 16b、16c ローラ 21、22 処理液供給口 23 処理液供給路 24 スリット 25、41 流通孔 30 一対のローラ 31 カッター 32 ガイド 42 噴出路 43 給液パイプ 44 噴出流路 50 処理液噴出部材 52 スリット 100 自動現像装置 101 ハウジング 105 現像槽 106 漂白槽 107 定着槽 108 水洗槽 109 乾燥部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−224763(JP,A) 特開 平5−34890(JP,A) 特開 平2−205847(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に充填した処理液中に長尺写真
    感光材料をその幅方向両端をガイド溝で案内して浸漬搬
    送するとともに、前記感光材料の乳剤面に略垂直方向か
    処理液の噴流を衝突させて前記感光材料を処理する感
    光材料処理装置において、前記ガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁部又
    は該両端部の乳剤面に対向する部分に 前記処理液の逃げ
    孔を設けたことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】 処理槽内に充填した処理液中に長尺写真
    感光材料をその幅方向両端をガイド溝で案内して浸漬搬
    送するとともに、前記感光材料の乳剤面に略垂直方向か
    処理液の噴流を衝突させて前記感光材料を処理する感
    光材料処理装置において、前記ガイド溝の、前記感光材料の幅方向両端部の縁部又
    は該両端部の乳剤面に対向する部分に 処理液噴出孔を設
    け、該噴出孔から前記感光材料に向けて前記処理液を噴
    出する送液手段を設けたことを特徴とする感光材料処理
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8724614B2 (en) 2003-08-08 2014-05-13 Clipsal Integrated Systems Pty Ltd Radio network communication system and protocol

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