JP3259616B2 - 自動現像装置における処理液循環装置 - Google Patents

自動現像装置における処理液循環装置

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JP3259616B2
JP3259616B2 JP31912395A JP31912395A JP3259616B2 JP 3259616 B2 JP3259616 B2 JP 3259616B2 JP 31912395 A JP31912395 A JP 31912395A JP 31912395 A JP31912395 A JP 31912395A JP 3259616 B2 JP3259616 B2 JP 3259616B2
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藤吾 木下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、フィルムや印画
紙から成る感光材料を現像処理する自動現像装置の処理
液循環装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現像液、漂白液、定着液等の各種の処理
液を入れた処理槽を工程順に並べ、その処理槽内の処理
液中に感光材料を順次浸漬して現像処理する自動現像装
置においては、各処理槽内にラックをかけ吊し、そのラ
ック内で感光材料を移動させるようにしている。
【0003】上記自動現像装置においては、現像処理時
間の短縮化を図るため、ラック内にノズルを設け、その
ノズルから感光材料に向けて処理液を吹き付けるように
している。
【0004】上記ノズルに処理液を圧送させるため、ノ
ズルに連通させた通路の入口をラックの側面で開口さ
せ、処理槽には上記入口に対向して吹出し口を設け、そ
の吹出し口と処理槽の底部とを連通させる循環路にポン
プを組込み、そのポンプの駆動によって上記入口に処理
液を圧送させるようにしている。
【0005】ところで、ラックは、掃除や点検を必要と
するため、処理槽に対して上方に抜き差しできる支持と
する必要がある。このため、通路の入口と吹出し口とが
継手管で連結されていると、ラックを抜き差しすること
ができない。
【0006】そこで、従来の処理液循環装置において
は、通路の入口と吹出し口とを所要の間隔をおいて対向
配置してラックが抜き差しできるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通路の入口
と吹出し口とを対向配置した処理液循環装置においては
吹出し口から送り出される処理液が入口との間に形成さ
れた隙間から洩れることが多く、通路への処理液供給量
が減少し、感光材料に吹き付けられる処理液の量が少な
いという問題があった。
【0008】そこで、ラック側の入口に蛇腹状の伸縮自
在の継手管を接続し、その継手管を処理槽の側壁内面に
密着させることにすれば、吹出し口から送り出される処
理液の全てを通路に送り込むことができるため、上記の
問題点を解決することができるが、この場合、ラックの
抜き出しの都度、継手管を人手によって収縮させる必要
があるため、ラックの抜き出しに手間がかかる不都合が
生じる。
【0009】この発明の課題は、ノズルから感光材料に
噴射される処理液の噴射量の増大を図ることができると
共に、ラックを簡単に抜き出しすることができるように
した自動現像装置における処理液循環装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、処理液が充填された処理槽
内に感光材料の移動を案内するラックを処理槽の上方に
抜き差し自在に設け、ラック内には感光材料に向けて処
理液を噴射するノズルを設け、そのノズルに連通させた
通路の入口をラックの側面で開口し、上記処理槽には上
記入口に対向して吹出し口を設け、その吹出し口と処理
槽の底部とを連通させる循環路にポンプを組込んだ自動
現像装置における処理液循環装置において、前記通路の
入口と吹出し口の一方に、供給させる処理液の圧力によ
り伸長して処理槽の側壁内面又はラックの外側面に密着
し、処理液の流れの停止時に収縮して密着面より離反す
る伸縮自在のベローズを接続した構成を採用している。
【0011】
【作用】上記のように構成すれば、ポンプの駆動によっ
て処理液を循環させると、ベローズ内に送り込まれる処
理液の圧力によってベローズが伸長し、通路の入口と吹
出し口の接続部間をシールして、接続部から処理液が洩
れるのを防止する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0013】図1および図2に示すように、処理槽1の
内部にはラック2が挿入され、そのラック2の側面上部
に設けた掛け吊りピン3がラック2の上部で支持され、
上記ラック2を処理槽1の上方に抜き差しできるように
されている。
【0014】ラック2の上部には一対の送り込みローラ
4と、一対の送り出しローラ5とが設けられている。感
光材料Aは一対の送り込みローラ4の回転によってラッ
ク2内を下向きに搬送され、ラック2内の下部に設けた
反転ローラ6によって移送方向が180°反転される。
反転ローラ6から上向きに移送される感光材料Aは送り
出しローラ5の回転によってラック2から送り出され
る。
【0015】上記ラック2には、感光材料Aが下向きに
搬送される下向き搬送路7aと上向きに搬送される上向
き搬送路7bの外側に上下一対のラックプレート8が着
脱自在に取付けられている。各ラックプレート8の内面
上部には両側方向に延びるノズル9が形成され、そのノ
ズル9に連通する通路10の入口11(図3参照)はラ
ックプレート8の側面で開口している。
【0016】前記処理槽1の側壁12には通路10の入
口11に対向して吹出し口13が形成されている。各吹
出し口13と処理槽1の底部とは循環路14で接続さ
れ、その循環路14にポンプ15が組込まれている。こ
のため、ポンプ15を駆動すると、処理槽1内の処理液
は循環路14内に吸い込まれ、その循環路14内を図1
の矢印方向に流れて吹出し口13から送り出される。
【0017】図3に示すように、前記通路10の入口1
1にはゴム等の弾性体から成る伸縮自在のベローズ16
が接続されている。ベローズ16は内径方向に向く環状
のシート片17を先端に有する。このベローズ16は、
吹出し口13から供給される処理液の圧力により伸長し
て先端のシート片17が処理槽1の側壁12内面に密着
し、処理液の流動停止により収縮して側壁12の内面か
らシート片17が離反する。
【0018】いま、ポンプ15を駆動すると、処理槽1
の処理液が循環路14の内部を流れ、吹出し口13から
ベローズ16内に送り込まれる。
【0019】また、ベローズ16内に供給された処理液
は通路10を流れ、ノズル9からラック2内を移動する
感光材料Aに向けて噴射される。
【0020】処理液が吹出し口13からベローズ16内
に供給されるとき、ベローズ16は処理液の供給圧によ
り伸長して、図4に示すように、処理槽1の側壁12内
面に密着する。
【0021】このため、吹出し口13から送り出される
処理液は全てベローズ16から通路10に流れ、ノズル
9から勢いよく噴射される。
【0022】したがって、感光材料Aは処理液と良好に
接触すると共に、処理液は処理槽1と循環路14との間
で循環して攪拌され、かつ温度の均一化が図られるた
め、感光材料Aはきわめて能率よく現像処理され、感光
材料Aが印画紙の場合、品質の良好な写真が形成され
る。
【0023】感光材料Aの現像処理後、ポンプ15を停
止して、処理液の循環を停止させると、ベローズ16は
収縮してシート片17が側壁12の内面から離反し、ベ
ローズ16の先端と側壁12の内面間に間隔が形成され
る。
【0024】このため、ベローズ16はラック2の抜き
差しを阻害するという不都合の発生はなく、処理槽1に
対してラック2を容易に着脱させることができる。
【0025】図に示す実施の形態では、通路10の入口
11にベローズ16を接続したが、吹出し口13にベロ
ーズ16を接続し、処理液の循環時に伸長するベローズ
16の先端をラック2の外側面に密着させるようにして
もよい。
【0026】また、ラックプレート8の内面にノズル9
を設けたが、ラック2の内部にパイプあるいはダクトを
組込み、そのパイプやダクトの感光材料の移送路と対向
する部分に細長いスリット状のノズルを設け、そのノズ
ルから処理液を噴射させるようにしてもよい。この場
合、パイプあるいはダクトの処理液入口が処理槽1の側
壁に設けられた吹出し口13と対向するようラック2の
側面で開口させ、その入口と吹出し口13の一方にベロ
ーズ16を接続する。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、ポ
ンプの駆動により処理液を循環させて吹出し口から送り
出すと、ベローズが伸長して吹出し口と通路の入口間を
シールするため、吹出し口と入口の接続部間において処
理液が洩れるという不都合の発生はなく、ノズルに向け
て勢いのある多量の処理液を送り込むことができる。
【0028】このため、感光材料をきわめて能率よく現
像処理することができる。
【0029】また、処理液の循環を停止すると、ベロー
ズは収縮して先端が処理槽の側壁内面又はラックの外側
面から離反するため、処理槽に対してラックを簡単に抜
き差しすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る処理液循環装置の実施の形態を
示す縦断正面図
【図2】図1のII−II線に添った断面図
【図3】同上の吹出し口と入口の接続部間を示す断面図
【図4】図3の作動状態を示す断面図
【符号の説明】
1 処理槽 2 ラック 9 ノズル 10 通路 11 入口 13 吹出し口 14 循環路 15 ポンプ 16 ベローズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−52059(JP,A) 特開 昭49−66345(JP,A) 特開 平1−149048(JP,A) 特開 平6−72397(JP,A) 特開 平6−2359(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/02 G03D 3/13

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理液が充填された処理槽内に感光材料
    の移動を案内するラックを処理槽の上方に抜き差し自在
    に設け、ラック内には感光材料に向けて処理液を噴射す
    るノズルを設け、そのノズルに連通させた通路の入口を
    ラックの側面で開口し、上記処理槽には上記入口に対向
    して吹出し口を設け、その吹出し口と処理槽の底部とを
    連通させる循環路にポンプを組込んだ自動現像装置にお
    ける処理液循環装置において、前記通路の入口と吹出し
    口の一方に、供給される処理液の圧力により伸長して処
    理槽の側壁内面又はラックの外側面に密着し、処理液の
    流れの停止時に収縮して密着面より離反する伸縮自在の
    ベローズを接続したことを特徴とする自動現像装置にお
    ける処理液循環装置。
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