JP3321305B2 - 液外搬送部用洗浄ノズルユニット - Google Patents
液外搬送部用洗浄ノズルユニットInfo
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- JP3321305B2 JP3321305B2 JP21130894A JP21130894A JP3321305B2 JP 3321305 B2 JP3321305 B2 JP 3321305B2 JP 21130894 A JP21130894 A JP 21130894A JP 21130894 A JP21130894 A JP 21130894A JP 3321305 B2 JP3321305 B2 JP 3321305B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、焼付後の感光
材料を処理液中に搬送処理する処理ラックの上部に設け
られるクロスオーバーラックの液外搬送部を洗浄するた
めにクロスオーバーラックに設けられた液外搬送部用洗
浄ノズルユニットに関する。
材料を処理液中に搬送処理する処理ラックの上部に設け
られるクロスオーバーラックの液外搬送部を洗浄するた
めにクロスオーバーラックに設けられた液外搬送部用洗
浄ノズルユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタプロセッサによれば、印画紙
は、プリンタ部で露光されて焼き付けられ、焼付後、プ
ロセッサ部で現像、漂白定着、水洗の各処理が行われ、
続いて、乾燥部で乾燥が行われ、そして、ストック部に
排出される。
は、プリンタ部で露光されて焼き付けられ、焼付後、プ
ロセッサ部で現像、漂白定着、水洗の各処理が行われ、
続いて、乾燥部で乾燥が行われ、そして、ストック部に
排出される。
【0003】現像、漂白定着、水洗の各処理は、現像
槽、漂白定着槽、水洗槽でそれぞれ行われ、各処理槽に
は、処理液中に印画紙を搬送するための処理ラックが設
けられる。
槽、漂白定着槽、水洗槽でそれぞれ行われ、各処理槽に
は、処理液中に印画紙を搬送するための処理ラックが設
けられる。
【0004】処理ラックの上部には、液中へ印画紙を導
入し、また、他の処理のために液中から印画紙を導出す
るためのローラやガイド等の液外搬送部を液外に有する
クロスオーバーラックが設けられる。液外搬送部には、
印画紙搬送時にわずかではあるが処理液が付着する。処
理液が付着したままで終業して夜間等に長時間運転を休
止すると、次に処理を開始するとき、開始当初の印画紙
には、液外搬送部に付着して残って処理液が汚れとなっ
て転写されることがある。
入し、また、他の処理のために液中から印画紙を導出す
るためのローラやガイド等の液外搬送部を液外に有する
クロスオーバーラックが設けられる。液外搬送部には、
印画紙搬送時にわずかではあるが処理液が付着する。処
理液が付着したままで終業して夜間等に長時間運転を休
止すると、次に処理を開始するとき、開始当初の印画紙
には、液外搬送部に付着して残って処理液が汚れとなっ
て転写されることがある。
【0005】これを防止するには、終業時に、クロスオ
ーバーラックを取外し、そして、液外搬送部を洗浄して
そこに付着している処理液を取り去る必要がある。洗浄
後は、再び、液外搬送部を装着しなければならない。
ーバーラックを取外し、そして、液外搬送部を洗浄して
そこに付着している処理液を取り去る必要がある。洗浄
後は、再び、液外搬送部を装着しなければならない。
【0006】そこで、液外搬送部を取り外すことなくそ
の洗浄を自動的に行える自動洗浄装置が考えられる。
の洗浄を自動的に行える自動洗浄装置が考えられる。
【0007】すなわち、クロスオーバラックに洗浄ノズ
ルユニットを装着して、洗浄ノズルから液外搬送部に向
けて洗浄水を吐出しようとするものである。
ルユニットを装着して、洗浄ノズルから液外搬送部に向
けて洗浄水を吐出しようとするものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、洗浄ノズル
の保守点検を行い、あるいはクロスオーバーラック、処
理ラックの保守点検を行う場合には、洗浄ノズルユニッ
トをクロスオーバーラックユニットから取外す必要があ
る。
の保守点検を行い、あるいはクロスオーバーラック、処
理ラックの保守点検を行う場合には、洗浄ノズルユニッ
トをクロスオーバーラックユニットから取外す必要があ
る。
【0009】従って、洗浄ノズルユニットは、クロスオ
ーバーラックに対する着脱が容易で、また、洗浄ノズル
ユニットの装着状態で、洗浄ノズルの位置を液外搬送部
に対して好適な所定の位置へ保持する必要がある。
ーバーラックに対する着脱が容易で、また、洗浄ノズル
ユニットの装着状態で、洗浄ノズルの位置を液外搬送部
に対して好適な所定の位置へ保持する必要がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、クロスオーバ
ーラックに対する着脱を容易とし、また、装着状態で、
洗浄ノズルの位置を液外搬送部に対して好適な所定の位
置へ保持する液外搬送部用洗浄ノズルユニットを提供す
ることを目的とする。
ーラックに対する着脱を容易とし、また、装着状態で、
洗浄ノズルの位置を液外搬送部に対して好適な所定の位
置へ保持する液外搬送部用洗浄ノズルユニットを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の液外搬送部用洗浄ノズルユニットは、焼付後の感光材
料を処理する処理液を収容した処理槽内に設けられて処
理液中に感光材料を搬送処理する処理ラックの上部に設
けられ、感光材料を液外で搬送するために液外ローラを
含む液外搬送部を収容したクロスオーバーラックにおい
て、その液外搬送部を洗浄するために用いられ、前記液
外ローラが掛け渡されて液外ローラの端面と対向する側
壁に対向し、内部に空洞を形成したケースと、前記ケー
スに設けられ、ケース内と連通し、ケース内へ洗浄水を
供給する配管と接続される接続部と、前記側壁と対向す
る側のケース外面に突出され、ケース内と連通し、側壁
に形成された貫通孔内を貫通してクロスオーバーラック
内へ突入し、洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、前記ケー
ス外面に突設され、貫通孔内に洗浄ノズルを貫通させた
状態で前記側壁に形成された係止部と弾性的に係脱自在
に係止されて前記側壁へケースを取り付ける係脱部と、
を備えた構成を特徴とする。
の液外搬送部用洗浄ノズルユニットは、焼付後の感光材
料を処理する処理液を収容した処理槽内に設けられて処
理液中に感光材料を搬送処理する処理ラックの上部に設
けられ、感光材料を液外で搬送するために液外ローラを
含む液外搬送部を収容したクロスオーバーラックにおい
て、その液外搬送部を洗浄するために用いられ、前記液
外ローラが掛け渡されて液外ローラの端面と対向する側
壁に対向し、内部に空洞を形成したケースと、前記ケー
スに設けられ、ケース内と連通し、ケース内へ洗浄水を
供給する配管と接続される接続部と、前記側壁と対向す
る側のケース外面に突出され、ケース内と連通し、側壁
に形成された貫通孔内を貫通してクロスオーバーラック
内へ突入し、洗浄水を吐出する洗浄ノズルと、前記ケー
ス外面に突設され、貫通孔内に洗浄ノズルを貫通させた
状態で前記側壁に形成された係止部と弾性的に係脱自在
に係止されて前記側壁へケースを取り付ける係脱部と、
を備えた構成を特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成によれば、洗浄ノズルユニットを装着
するには、洗浄ノズルを、クロスオーバーラックの側壁
の貫通孔内に貫通して、この貫通した状態で、係脱部を
係止部と弾性的に係止する。これにより、ケースがクロ
スオーバーラックの側壁に取り付けられる。装着状態で
は、洗浄ノズルから洗浄水を吐出することにより、液外
搬送部、すなわち、液外に位置するローラや、ガイド等
を洗浄することができる。
するには、洗浄ノズルを、クロスオーバーラックの側壁
の貫通孔内に貫通して、この貫通した状態で、係脱部を
係止部と弾性的に係止する。これにより、ケースがクロ
スオーバーラックの側壁に取り付けられる。装着状態で
は、洗浄ノズルから洗浄水を吐出することにより、液外
搬送部、すなわち、液外に位置するローラや、ガイド等
を洗浄することができる。
【0013】洗浄ノズルの保守点検や、クロスオーバー
ラック、処理ラックの保守点検等のために洗浄ノズルユ
ニットを取り外すには、係脱部を係止部と離脱させ、洗
浄ノズルを、側壁の貫通孔から脱出させればよい。
ラック、処理ラックの保守点検等のために洗浄ノズルユ
ニットを取り外すには、係脱部を係止部と離脱させ、洗
浄ノズルを、側壁の貫通孔から脱出させればよい。
【0014】これによって、クロスオーバーラックに対
する着脱が容易となり、また、装着状態で、洗浄ノズル
が貫通孔内に貫通して、洗浄ノズルの位置が液外搬送部
に対して好適な所定の位置へ保持される。
する着脱が容易となり、また、装着状態で、洗浄ノズル
が貫通孔内に貫通して、洗浄ノズルの位置が液外搬送部
に対して好適な所定の位置へ保持される。
【0015】なお、洗浄ノズルによれば、液外搬送部に
付着した処理液が、その洗浄によって落とされ、例え
ば、処理液が付着して残ったまま運転を休止して次に処
理を開始したときにその付着した処理液が印画紙に汚れ
となって転写されるようなことが防止される。
付着した処理液が、その洗浄によって落とされ、例え
ば、処理液が付着して残ったまま運転を休止して次に処
理を開始したときにその付着した処理液が印画紙に汚れ
となって転写されるようなことが防止される。
【0016】この洗浄は、液外搬送部を取り外すことな
く自動的に行うことが可能である。
く自動的に行うことが可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る液外搬送部用洗浄ノズル
ユニットの一実施例を、プリンタプロセッサのプリンタ
部に適用したものについて、図1乃至図9に基づき説明
する。
ユニットの一実施例を、プリンタプロセッサのプリンタ
部に適用したものについて、図1乃至図9に基づき説明
する。
【0018】図1に示すように、プリンタプロセッサ
は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備え、図1
で左側がプリンタ部12とされ、右側がプロセッサ部1
4とされる。プリンタ部12では、プリンタプロセッサ
のケーシング16上外に光源18が設けられ、光源18
からは光軸を水平とする光(焼付光)が射出される。光
軸(焼付光軸J)を水平として射出された光は、C、
M、Yの3組のフィルタよりなるCCフィルタ20を通
り、拡散筒22内で拡散されて屈曲され、垂直下方へ向
きを変えて照射される。垂直とされた光軸上において、
ケーシング16上面にはネガキャリヤ24が装着され、
ケーシング16内には下方へ向けて順にレンズ系26、
シャッタ28、焼付台30がそれぞれ設けられる。
は、プリンタ部12とプロセッサ部14とを備え、図1
で左側がプリンタ部12とされ、右側がプロセッサ部1
4とされる。プリンタ部12では、プリンタプロセッサ
のケーシング16上外に光源18が設けられ、光源18
からは光軸を水平とする光(焼付光)が射出される。光
軸(焼付光軸J)を水平として射出された光は、C、
M、Yの3組のフィルタよりなるCCフィルタ20を通
り、拡散筒22内で拡散されて屈曲され、垂直下方へ向
きを変えて照射される。垂直とされた光軸上において、
ケーシング16上面にはネガキャリヤ24が装着され、
ケーシング16内には下方へ向けて順にレンズ系26、
シャッタ28、焼付台30がそれぞれ設けられる。
【0019】焼付台30は上面が水平とされ、上面に沿
っては、図1で左方から右方へ向けて走行駆動される搬
送ベルト32が設けられ、焼付台30の搬送ベルト走行
始端側には、感光材料としての印画紙34を巻き取って
収容したペーパマガジン36が設けられる。印画紙34
は、ペーパマガジン36から送りだされた後に所定長さ
にカッタ38で切断され、搬送ベルト32上に載って焼
付台30上の所定位置へ搬送される。焼付台30の上面
と、これに沿って走行する搬送ベルト32とには、それ
ぞれ多数の開孔が連通して形成されており、焼付台30
の内部を吸引ファン40で負圧とする(吸引方向を矢印
Hで示す)ことにより、印画紙34を、焼付台30上の
所定位置で、搬送ベルト32を介して焼付台30に吸引
保持することが可能となっている。
っては、図1で左方から右方へ向けて走行駆動される搬
送ベルト32が設けられ、焼付台30の搬送ベルト走行
始端側には、感光材料としての印画紙34を巻き取って
収容したペーパマガジン36が設けられる。印画紙34
は、ペーパマガジン36から送りだされた後に所定長さ
にカッタ38で切断され、搬送ベルト32上に載って焼
付台30上の所定位置へ搬送される。焼付台30の上面
と、これに沿って走行する搬送ベルト32とには、それ
ぞれ多数の開孔が連通して形成されており、焼付台30
の内部を吸引ファン40で負圧とする(吸引方向を矢印
Hで示す)ことにより、印画紙34を、焼付台30上の
所定位置で、搬送ベルト32を介して焼付台30に吸引
保持することが可能となっている。
【0020】ネガキャリヤ24にはネガフィルム42が
装填され、ネガフィルム42の画像を、焼付台30に吸
引保持された印画紙34へ焼き付けることが可能とな
る。
装填され、ネガフィルム42の画像を、焼付台30に吸
引保持された印画紙34へ焼き付けることが可能とな
る。
【0021】焼付台30の上側には、イーゼル装置44
が設けられていて、イーゼル装置44は、縁有画像を印
画紙34へ焼き付ける場合に印画紙34の周縁を覆うこ
とができる。
が設けられていて、イーゼル装置44は、縁有画像を印
画紙34へ焼き付ける場合に印画紙34の周縁を覆うこ
とができる。
【0022】焼付を終了した印画紙34は、焼付台30
への吸引保持されながら、搬送ベルト32で搬送され、
焼付台30の搬送ベルト走行終端側に位置する一対のロ
ーラ46間を通過するのに伴い、水平方向から垂直方向
へ向きを変えて搬送ベルト32から離れ、プロセッサ部
14へ向かう。図1に、印画紙34の搬送路48を一点
鎖線で示す。
への吸引保持されながら、搬送ベルト32で搬送され、
焼付台30の搬送ベルト走行終端側に位置する一対のロ
ーラ46間を通過するのに伴い、水平方向から垂直方向
へ向きを変えて搬送ベルト32から離れ、プロセッサ部
14へ向かう。図1に、印画紙34の搬送路48を一点
鎖線で示す。
【0023】焼付台30からプロセッサ部14へ向かう
搬送路48には、これに対向して印字ヘッド50が設け
られ、焼付後の印画紙34へ印字を行うことができる。
搬送路48には、これに対向して印字ヘッド50が設け
られ、焼付後の印画紙34へ印字を行うことができる。
【0024】プロセッサ部14では、現像槽52、漂白
定着槽54、そして4つの水洗槽56がプリンタ部12
側から順に隣接配置され、現像槽52には現像液が、漂
白定着槽54には漂白定着液が、水洗槽56には水洗水
がそれぞれ満たされるとともに、各処理槽内にはまた、
処理ラック58が設けられる。処理ラック58は、印画
紙34を処理液中にU字型に搬送する。この搬送過程に
おいて、印画紙34は現像槽52で現像処理され、漂白
定着槽54で漂白処理及び定着処理され、水洗槽56で
水洗処理される。
定着槽54、そして4つの水洗槽56がプリンタ部12
側から順に隣接配置され、現像槽52には現像液が、漂
白定着槽54には漂白定着液が、水洗槽56には水洗水
がそれぞれ満たされるとともに、各処理槽内にはまた、
処理ラック58が設けられる。処理ラック58は、印画
紙34を処理液中にU字型に搬送する。この搬送過程に
おいて、印画紙34は現像槽52で現像処理され、漂白
定着槽54で漂白処理及び定着処理され、水洗槽56で
水洗処理される。
【0025】現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽56
にはこれらとそれぞれ対応して補充タンク68が連通さ
れ、各槽への現像液、漂白定着液、水洗水の補充がなさ
れる。
にはこれらとそれぞれ対応して補充タンク68が連通さ
れ、各槽への現像液、漂白定着液、水洗水の補充がなさ
れる。
【0026】各処理が終了した印画紙34は、プロセッ
サ部14の上部に位置する乾燥部70へ搬送される。乾
燥部70では、印画紙34は、チャンバ72から送風さ
れる熱風を下方(熱風の方向を矢印Iで示す)から受
け、網ベルト74の下側へ押し付けられるようにして網
ベルト74の走行により水平に搬送され、搬送されなが
ら乾燥処理される。
サ部14の上部に位置する乾燥部70へ搬送される。乾
燥部70では、印画紙34は、チャンバ72から送風さ
れる熱風を下方(熱風の方向を矢印Iで示す)から受
け、網ベルト74の下側へ押し付けられるようにして網
ベルト74の走行により水平に搬送され、搬送されなが
ら乾燥処理される。
【0027】乾燥処理された印画紙34は、乾燥部70
の終端でU字型に折り返されて外部のストック部76へ
排出され、ストック部76で積み重ねられてストックさ
れる。
の終端でU字型に折り返されて外部のストック部76へ
排出され、ストック部76で積み重ねられてストックさ
れる。
【0028】乾燥部70の終了端では搬送路48に、ス
トック部へ到る本路78と切り換え可能に支路80が設
けられ、支路80は濃度計82へ到る。印画紙が現像液
の劣化を測定するためのものである場合には、印画紙を
乾燥部70からストック部76へ排出することなく支路
80に入れ、濃度計82によって測定が行われる。
トック部へ到る本路78と切り換え可能に支路80が設
けられ、支路80は濃度計82へ到る。印画紙が現像液
の劣化を測定するためのものである場合には、印画紙を
乾燥部70からストック部76へ排出することなく支路
80に入れ、濃度計82によって測定が行われる。
【0029】なお、ネガフィルム42が35ミリフィル
ムのような場合には、レンズ系26の上側にプリズム
(ビームスプリッタ)102が設けられる。プリズム1
02は、ネガフィルム42を通過した光源からの光(焼
付光)をそのまま下方へ通過させてレンズ系26に照射
するとともに、焼付光の一部を測光として図1で左方へ
照射する。測光の測光軸Kは水平とされ、測光軸上に
は、CCDを備えたセンサ(受光手段)104が設けら
れ、センサは、測光を受光してネガフィルム42の濃度
等を測定し、カラー及び濃度を補正し、焼付条件を選定
することが可能となる。
ムのような場合には、レンズ系26の上側にプリズム
(ビームスプリッタ)102が設けられる。プリズム1
02は、ネガフィルム42を通過した光源からの光(焼
付光)をそのまま下方へ通過させてレンズ系26に照射
するとともに、焼付光の一部を測光として図1で左方へ
照射する。測光の測光軸Kは水平とされ、測光軸上に
は、CCDを備えたセンサ(受光手段)104が設けら
れ、センサは、測光を受光してネガフィルム42の濃度
等を測定し、カラー及び濃度を補正し、焼付条件を選定
することが可能となる。
【0030】レンズ系26は、プリズム102と一体的
に、支持台106上を水平に図1で表裏方向に移動可能
とされ、焼付光軸J上に対して着脱自在とされる。レン
ズ系26を図1で裏側へ移動して焼付光軸上から脱出さ
せることにより、他のレンズ系を図1で表側から支持台
106上に載せて移動して焼付光軸上へ装着することが
可能となる。
に、支持台106上を水平に図1で表裏方向に移動可能
とされ、焼付光軸J上に対して着脱自在とされる。レン
ズ系26を図1で裏側へ移動して焼付光軸上から脱出さ
せることにより、他のレンズ系を図1で表側から支持台
106上に載せて移動して焼付光軸上へ装着することが
可能となる。
【0031】ネガフィルム42がブローニーフィルムの
ような場合には、それに対応する他のレンズ系が装着さ
れる。このレンズ系は大型であるため、測光を照射する
のに、プリズムではなく、測光ミラー(以下単にミラー
と称する)108が使用される。ミラー108は、保持
板110の先端部に保持されている。ミラーを使用しな
いときは、保持板110は、格納板112に格納されて
おり、ミラー108は焼付光軸J上から退避位置して焼
付光を遮ることがない。ミラー108の使用時には、レ
ンズ系26を焼付光軸上から退出させた上で、かつ、他
のレンズ系(図示を省略)を焼付光軸上へ装着する前
に、保持板110を格納板112から斜め上方(矢印G
の向き)へ延出移動する(図1で鎖線の位置へ移動す
る)。これにより、ミラー108が焼付光軸J上でネガ
フィルム42と印画紙34との間に位置し、ネガフィル
ム34を通過した焼付光を印画紙34に照射することな
く測光として反射し、その測光の測光軸Lは、上記プリ
ズム102により照射される測光の測光軸Kと同軸とさ
れ、センサ104はいずれの測光も受光することができ
る。
ような場合には、それに対応する他のレンズ系が装着さ
れる。このレンズ系は大型であるため、測光を照射する
のに、プリズムではなく、測光ミラー(以下単にミラー
と称する)108が使用される。ミラー108は、保持
板110の先端部に保持されている。ミラーを使用しな
いときは、保持板110は、格納板112に格納されて
おり、ミラー108は焼付光軸J上から退避位置して焼
付光を遮ることがない。ミラー108の使用時には、レ
ンズ系26を焼付光軸上から退出させた上で、かつ、他
のレンズ系(図示を省略)を焼付光軸上へ装着する前
に、保持板110を格納板112から斜め上方(矢印G
の向き)へ延出移動する(図1で鎖線の位置へ移動す
る)。これにより、ミラー108が焼付光軸J上でネガ
フィルム42と印画紙34との間に位置し、ネガフィル
ム34を通過した焼付光を印画紙34に照射することな
く測光として反射し、その測光の測光軸Lは、上記プリ
ズム102により照射される測光の測光軸Kと同軸とさ
れ、センサ104はいずれの測光も受光することができ
る。
【0032】プリズム102により照射される測光とミ
ラー108により反射される測光とは光路長さが異な
る。これを是正するために、図1に示すように、測光軸
上には補正レンズ114が設けられる。補正レンズ11
4は、プリズム102の測光出射側にプリズム102と
一体的に取り付けられ(取り付け構造は図示を省略)、
レンズ系26と共に移動可能とされ、ミラー使用時に
は、測光軸上から脱出するようになっている。
ラー108により反射される測光とは光路長さが異な
る。これを是正するために、図1に示すように、測光軸
上には補正レンズ114が設けられる。補正レンズ11
4は、プリズム102の測光出射側にプリズム102と
一体的に取り付けられ(取り付け構造は図示を省略)、
レンズ系26と共に移動可能とされ、ミラー使用時に
は、測光軸上から脱出するようになっている。
【0033】さて、処理槽に設けられる処理ラックにつ
いて詳説する。現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽5
6の各処理槽のうちの漂白定着槽54に設けられる処理
ラックについて説明すれば、図2に示すように、処理ラ
ック58は、槽54の開放上部から上下方向に沿って挿
入抜去自在に槽54内に設けられ、例えば、上部にある
ステー(図示を省略)によって垂下されるようにして保
持される。処理ラック58には、処理液中に印画紙34
をU字型に搬送(搬送路48を1点鎖線で示す)するよ
うに、液中ローラとガイド板とが配置される。液中ロー
ラは、U字型の搬送路の底部に位置して、2個のローラ
202で印画紙34を挟持搬送するローラ部と、U字型
の搬送路の中央部に位置して、中央ローラ204を介し
て両側に2個のローラ206を有して中央ローラ204
を搬送路の往路と帰路とに共通に寄与すべく印画紙34
を挟持搬送する複数のローラ部とを備え、いずれも水平
で平行に配設される。ガイド板は、液中と液外との間に
跨がって位置して液中入口220、液外出口222をそ
れぞれ形成する出入ガイド208と、上記ローラ部間に
位置する中間ガイド210とを備える。
いて詳説する。現像槽52、漂白定着槽54、水洗槽5
6の各処理槽のうちの漂白定着槽54に設けられる処理
ラックについて説明すれば、図2に示すように、処理ラ
ック58は、槽54の開放上部から上下方向に沿って挿
入抜去自在に槽54内に設けられ、例えば、上部にある
ステー(図示を省略)によって垂下されるようにして保
持される。処理ラック58には、処理液中に印画紙34
をU字型に搬送(搬送路48を1点鎖線で示す)するよ
うに、液中ローラとガイド板とが配置される。液中ロー
ラは、U字型の搬送路の底部に位置して、2個のローラ
202で印画紙34を挟持搬送するローラ部と、U字型
の搬送路の中央部に位置して、中央ローラ204を介し
て両側に2個のローラ206を有して中央ローラ204
を搬送路の往路と帰路とに共通に寄与すべく印画紙34
を挟持搬送する複数のローラ部とを備え、いずれも水平
で平行に配設される。ガイド板は、液中と液外との間に
跨がって位置して液中入口220、液外出口222をそ
れぞれ形成する出入ガイド208と、上記ローラ部間に
位置する中間ガイド210とを備える。
【0034】なお、処理ラック58の上部にはラックカ
バー350が設けられ、このラックカバー350に上記
出入ガイド208が設けられ、そして、ラックカバー3
50に上記液中入口220、液外出口222が形成され
る。
バー350が設けられ、このラックカバー350に上記
出入ガイド208が設けられ、そして、ラックカバー3
50に上記液中入口220、液外出口222が形成され
る。
【0035】図3に示すように、そのラックカバー35
0には、上記液中ローラの軸方向で対向する側壁212
の内側にそれぞれ機械室214、215が設けられ、一
方の機械室214には、噛合する一対の螺旋歯車(図示
を省略する)が収容される。一対の螺旋歯車は、軸方向
が液中ローラと平行であって処理ラック58外に位置す
るスプロケット216の回転を、垂直の方向を回転軸と
して処理ラック58外で延設されるシャフト(図示を省
略)に伝達可能とする。スプロケット216は、図示を
省略する駆動モータから同じく図示を省略するチェーン
を介して回転駆動され、シャフトの回転は更に歯車を介
して、液中ローラのうちの駆動ローラに伝達される。
0には、上記液中ローラの軸方向で対向する側壁212
の内側にそれぞれ機械室214、215が設けられ、一
方の機械室214には、噛合する一対の螺旋歯車(図示
を省略する)が収容される。一対の螺旋歯車は、軸方向
が液中ローラと平行であって処理ラック58外に位置す
るスプロケット216の回転を、垂直の方向を回転軸と
して処理ラック58外で延設されるシャフト(図示を省
略)に伝達可能とする。スプロケット216は、図示を
省略する駆動モータから同じく図示を省略するチェーン
を介して回転駆動され、シャフトの回転は更に歯車を介
して、液中ローラのうちの駆動ローラに伝達される。
【0036】図2及び図3に示すように、処理ラック5
8の上部には、ラックカバー350の機械室214、2
1の間に入り込むように、クロスオーバーラック218
が着脱自在に設けられる。クロスオーバーラック218
は、矩形箱状とされ、クロスオーバラック218内に
は、対向する側壁224間に液外ローラが掛け渡されて
収容される。液外ローラは、2個のローラ226、22
8で構成されて印画紙34を挟持搬送する導入ローラ部
と、2個のローラ230、232で構成されて印画紙3
4を挟持搬送する導出ローラ部とを備え、いずれも、上
記液中ローラと平行に配設される。導入ローラ部は、上
記液中入口220と対向して位置し、導出ローラ部は、
上記液外出口222と対向して位置する。クロスオーバ
ラック218は、この上下方向中間部において、液外ロ
ーラの上側を覆うローラカバー240で閉成され、液外
ローラの下側は、液中入口220、液外出口222と連
通すべく開放されている。
8の上部には、ラックカバー350の機械室214、2
1の間に入り込むように、クロスオーバーラック218
が着脱自在に設けられる。クロスオーバーラック218
は、矩形箱状とされ、クロスオーバラック218内に
は、対向する側壁224間に液外ローラが掛け渡されて
収容される。液外ローラは、2個のローラ226、22
8で構成されて印画紙34を挟持搬送する導入ローラ部
と、2個のローラ230、232で構成されて印画紙3
4を挟持搬送する導出ローラ部とを備え、いずれも、上
記液中ローラと平行に配設される。導入ローラ部は、上
記液中入口220と対向して位置し、導出ローラ部は、
上記液外出口222と対向して位置する。クロスオーバ
ラック218は、この上下方向中間部において、液外ロ
ーラの上側を覆うローラカバー240で閉成され、液外
ローラの下側は、液中入口220、液外出口222と連
通すべく開放されている。
【0037】クロスオーバーラック218の側壁のうち
の液外ローラの周面と対向する側壁234は、ローラカ
バー240から下側が切除されて、そこが、ラック入口
236、ラック出口238とされる。ラック入口23
6、ラック出口238に対向して、ラックカバー350
の上縁には、矩形の切り欠き部352が形成されてい
る。導入ローラ部、導出ローラ部のそれぞれを構成する
ローラのうちの上側に位置するローラ226、230
が、上記シャフトを介して回転駆動される。印画紙34
は、ラック入口236を通り、導入ローラ部で挟持搬送
され、液外から液中入口220を通って液中に導入され
る。液中の印画紙34は、U字型に搬送された後、液中
から液外出口222を通って導出ローラ部によって液外
へ挟持搬送され、ラック出口238から排出される。ク
ロスオーバーラック218のローラカバー240は、ラ
ック入口236では、印画紙34を導入ローラ部へ案内
するガイド242とされ、ラック出口238では印画紙
34を導出ローラ部からラック出口へ案内するガイド2
44とされる。ガイド242、244と、上記液中ロー
ラ226、228、230、232は、液外に位置して
印画紙34を搬送する液外搬送部を構成する。
の液外ローラの周面と対向する側壁234は、ローラカ
バー240から下側が切除されて、そこが、ラック入口
236、ラック出口238とされる。ラック入口23
6、ラック出口238に対向して、ラックカバー350
の上縁には、矩形の切り欠き部352が形成されてい
る。導入ローラ部、導出ローラ部のそれぞれを構成する
ローラのうちの上側に位置するローラ226、230
が、上記シャフトを介して回転駆動される。印画紙34
は、ラック入口236を通り、導入ローラ部で挟持搬送
され、液外から液中入口220を通って液中に導入され
る。液中の印画紙34は、U字型に搬送された後、液中
から液外出口222を通って導出ローラ部によって液外
へ挟持搬送され、ラック出口238から排出される。ク
ロスオーバーラック218のローラカバー240は、ラ
ック入口236では、印画紙34を導入ローラ部へ案内
するガイド242とされ、ラック出口238では印画紙
34を導出ローラ部からラック出口へ案内するガイド2
44とされる。ガイド242、244と、上記液中ロー
ラ226、228、230、232は、液外に位置して
印画紙34を搬送する液外搬送部を構成する。
【0038】なお、クロスオーバーラック218の上端
部には、ラックカバー350の機械室214、215の
上側を覆うようにフランジ状片355が突出形成されて
いる。
部には、ラックカバー350の機械室214、215の
上側を覆うようにフランジ状片355が突出形成されて
いる。
【0039】図4、図9に示すように、処理ラック58
の上端部では、ラックカバー350の外周面(外周部と
してのラック外周面59)に凹部246が形成され、凹
部246は全周に渡り、凹部246内には、シール部材
248が図9(A)に示す矢印INの向きに挿入され
て、嵌合保持される。凹部246は周方向から見て断面
矩形とされ、シール部材248は、凹部246と同様に
断面矩形とされる矩形部250と、矩形部250の上端
で水平に突出する突出片252とで全周に渡って一体に
形成されている。シール部材248は、槽(第1体)5
4の上端部で槽内周面(内周部)55と対向し、処理ラ
ック58(第2体)が槽54の開放上部から挿入されて
載置部200へ載置された状態(図2の状態)では、図
9(B)に示すように、突出片252が槽内周面55を
押接し、これによって、処理ラック58の外周部におけ
る槽内の液密が果たされる。
の上端部では、ラックカバー350の外周面(外周部と
してのラック外周面59)に凹部246が形成され、凹
部246は全周に渡り、凹部246内には、シール部材
248が図9(A)に示す矢印INの向きに挿入され
て、嵌合保持される。凹部246は周方向から見て断面
矩形とされ、シール部材248は、凹部246と同様に
断面矩形とされる矩形部250と、矩形部250の上端
で水平に突出する突出片252とで全周に渡って一体に
形成されている。シール部材248は、槽(第1体)5
4の上端部で槽内周面(内周部)55と対向し、処理ラ
ック58(第2体)が槽54の開放上部から挿入されて
載置部200へ載置された状態(図2の状態)では、図
9(B)に示すように、突出片252が槽内周面55を
押接し、これによって、処理ラック58の外周部におけ
る槽内の液密が果たされる。
【0040】シール部材248は弾性変形可能な、例え
ば、シリコンで形成される。なお、凹部246、矩形部
250の断面形状は真に矩形断面を要するものでなく、
略矩形の、例えば、角が面取りされているもの等、矩形
状であればよい。
ば、シリコンで形成される。なお、凹部246、矩形部
250の断面形状は真に矩形断面を要するものでなく、
略矩形の、例えば、角が面取りされているもの等、矩形
状であればよい。
【0041】また、図3に示すように、クロスオーバー
ラック218には、洗浄ノズルユニット254が取り付
けられる。
ラック218には、洗浄ノズルユニット254が取り付
けられる。
【0042】洗浄ノズルユニット254は、図7に示す
ように、内部に空洞255が形成されたケース256が
クロスオーバーラック218の側壁224に対向して設
けられる。ケース256は、浅底の椀状部材256aと
これを閉成する蓋256bとより構成され、椀状部材2
56aは、底が側壁224と対向する側に面し、蓋25
6bは、側壁224と反対側に面する。側壁224と反
対側のケース256外面には、ケース256上端で継手
管(接続部)258が水平に突出形成される。継手管2
58はケース256内と連通し、継手管258内には、
L字管(接続部)260の一端部が水平に接続され、L
字管260の他端部は下方に垂下される。
ように、内部に空洞255が形成されたケース256が
クロスオーバーラック218の側壁224に対向して設
けられる。ケース256は、浅底の椀状部材256aと
これを閉成する蓋256bとより構成され、椀状部材2
56aは、底が側壁224と対向する側に面し、蓋25
6bは、側壁224と反対側に面する。側壁224と反
対側のケース256外面には、ケース256上端で継手
管(接続部)258が水平に突出形成される。継手管2
58はケース256内と連通し、継手管258内には、
L字管(接続部)260の一端部が水平に接続され、L
字管260の他端部は下方に垂下される。
【0043】側壁224と対向する側のケース256外
面には、図6に示すように、ケース256内と連通する
洗浄ノズル262、264、266が突出形成される。
洗浄ノズル262、264、266に対応して、図5に
示すように、側壁224には、貫通孔268、270が
形成され、図7に示すように、貫通孔268、270か
ら洗浄ノズル262、264、266が側壁224内側
へ、液外ローラの軸方向と平行に突入する。
面には、図6に示すように、ケース256内と連通する
洗浄ノズル262、264、266が突出形成される。
洗浄ノズル262、264、266に対応して、図5に
示すように、側壁224には、貫通孔268、270が
形成され、図7に示すように、貫通孔268、270か
ら洗浄ノズル262、264、266が側壁224内側
へ、液外ローラの軸方向と平行に突入する。
【0044】洗浄ノズル262、264、266は、3
本設けられ、そのうちの2本の洗浄ノズル262、26
4が、導出ローラ部230、232のラック出口238
側へ位置し、残りの一本の洗浄ノズル266が、導入ロ
ーラ部226、228のラック入口236側へ位置す
る。洗浄ノズル262、264、266から洗浄水を吐
出することにより、ローラ226、228、230、2
32、ガイド242、244でなす液外搬送部への洗浄
が行われる。
本設けられ、そのうちの2本の洗浄ノズル262、26
4が、導出ローラ部230、232のラック出口238
側へ位置し、残りの一本の洗浄ノズル266が、導入ロ
ーラ部226、228のラック入口236側へ位置す
る。洗浄ノズル262、264、266から洗浄水を吐
出することにより、ローラ226、228、230、2
32、ガイド242、244でなす液外搬送部への洗浄
が行われる。
【0045】例えば、洗浄ノズル264をフラットスプ
レー型とし、洗浄ノズル262、266を斜方スプレー
型とすれば、ローラ226、228、230、232の
周面に対してそして、ガイド242、244に対して
も、良好な洗浄が可能となる。
レー型とし、洗浄ノズル262、266を斜方スプレー
型とすれば、ローラ226、228、230、232の
周面に対してそして、ガイド242、244に対して
も、良好な洗浄が可能となる。
【0046】なお、貫通孔268は、2本のノズル26
2、264を共に貫通させる長孔で形成され、貫通孔2
70は、ノズル266を単独で貫通させる円孔で形成さ
れる。
2、264を共に貫通させる長孔で形成され、貫通孔2
70は、ノズル266を単独で貫通させる円孔で形成さ
れる。
【0047】また、ケース256において、側壁224
と反対側の面には、上端部に係止片272が片持ち支持
的に突設される。係止片272の先端部はU字型に折り
返されて、ケース256の上側を通って、側壁224へ
向けて延びる。係止片272の先端部に対応して、側壁
224には、矩形の係止孔275が形成される。係止片
272は弾性的に撓み変形可能とされ、洗浄ノズル26
2、264、266を貫通孔268、270に貫通配置
した状態で、係止片272の先端部の爪273を下方へ
押し下げるように係止片272を撓ませて爪273を係
止孔275内に貫通させ、貫通後、爪273の下方への
押し下げを止めると、爪273が、係止片272の復帰
変形によって係止孔275の上縁に係合し、抜け止めが
なされる。洗浄ノズルユニット254は、側壁224に
おいて、貫通孔268と、これと反対側に位置する貫通
孔278と、貫通孔268の上方に位置する係止孔27
5との3点で支持されて、側壁224の面に沿う方向の
移動も阻止される。このようにして、洗浄ノズルユニッ
ト254の取り付けが行われる。
と反対側の面には、上端部に係止片272が片持ち支持
的に突設される。係止片272の先端部はU字型に折り
返されて、ケース256の上側を通って、側壁224へ
向けて延びる。係止片272の先端部に対応して、側壁
224には、矩形の係止孔275が形成される。係止片
272は弾性的に撓み変形可能とされ、洗浄ノズル26
2、264、266を貫通孔268、270に貫通配置
した状態で、係止片272の先端部の爪273を下方へ
押し下げるように係止片272を撓ませて爪273を係
止孔275内に貫通させ、貫通後、爪273の下方への
押し下げを止めると、爪273が、係止片272の復帰
変形によって係止孔275の上縁に係合し、抜け止めが
なされる。洗浄ノズルユニット254は、側壁224に
おいて、貫通孔268と、これと反対側に位置する貫通
孔278と、貫通孔268の上方に位置する係止孔27
5との3点で支持されて、側壁224の面に沿う方向の
移動も阻止される。このようにして、洗浄ノズルユニッ
ト254の取り付けが行われる。
【0048】取り付け状態では、側壁224と対向する
側のケース256外面に突出形成された3つの凸起25
7が側壁224と当接し、3点支持されており、安定化
が果たされている。
側のケース256外面に突出形成された3つの凸起25
7が側壁224と当接し、3点支持されており、安定化
が果たされている。
【0049】洗浄ノズルユニット254を取り外すに
は、係止片272を撓ませて爪273と係止孔275と
の係止を解き、爪273を係止孔275から抜けばよ
い。
は、係止片272を撓ませて爪273と係止孔275と
の係止を解き、爪273を係止孔275から抜けばよ
い。
【0050】L字管260の垂下された他端部に対向し
て、槽54側には接続管274が設けられる。図7に示
すように、接続管274は、軸方向が上下方向である筒
体276を備え、筒体276の上端は開放され、下端は
閉成されている。筒体276の閉成下端部には、筒体内
に突入した突入筒部278が設けられ、突入筒部278
は筒体276と同軸状とされる。突入筒部278の突入
先端(上端)は開放されて筒体276内と連通される。
突入筒部278の下端は筒体276外にそのまま下方へ
延出されて開放され、その延出部の外周には、上流側配
管282が嵌合して接続される上流側接続部280が形
成される。
て、槽54側には接続管274が設けられる。図7に示
すように、接続管274は、軸方向が上下方向である筒
体276を備え、筒体276の上端は開放され、下端は
閉成されている。筒体276の閉成下端部には、筒体内
に突入した突入筒部278が設けられ、突入筒部278
は筒体276と同軸状とされる。突入筒部278の突入
先端(上端)は開放されて筒体276内と連通される。
突入筒部278の下端は筒体276外にそのまま下方へ
延出されて開放され、その延出部の外周には、上流側配
管282が嵌合して接続される上流側接続部280が形
成される。
【0051】上流側配管282は、水洗水補充タンク3
54(図1を参照)と接続されて、水洗水が洗浄水とし
ても使用され、水洗水補充タンク354が洗浄水供給源
となる。上流側配管282には、水洗水補充タンク35
4からこの下流側へ向けて順に、ポンプ、分配器、電磁
弁(いずれも図示を省略)が設けられる。ポンプは、洗
浄水を圧送するためにあり、電磁弁は、制御部(図示を
省略)で制御されて、所定時間、所定回数で、各洗浄ノ
ズルユニット254へ洗浄水を供給するようになってお
り、分配器は、各処理槽に対応するクロスオーバーラッ
クユニットの洗浄ノズルユニット254へそれぞれ分配
するためにある。
54(図1を参照)と接続されて、水洗水が洗浄水とし
ても使用され、水洗水補充タンク354が洗浄水供給源
となる。上流側配管282には、水洗水補充タンク35
4からこの下流側へ向けて順に、ポンプ、分配器、電磁
弁(いずれも図示を省略)が設けられる。ポンプは、洗
浄水を圧送するためにあり、電磁弁は、制御部(図示を
省略)で制御されて、所定時間、所定回数で、各洗浄ノ
ズルユニット254へ洗浄水を供給するようになってお
り、分配器は、各処理槽に対応するクロスオーバーラッ
クユニットの洗浄ノズルユニット254へそれぞれ分配
するためにある。
【0052】筒体276内にはシール管284が、筒体
276と同軸状に筒体276の開放上端から挿入され、
また、開放上端から抜去自在とされる。シール管284
は、弾性変形可能な素材で形成され、上下端共に開放さ
れる。上端には、L字管260が下流側配管となってそ
の下端部が挿入されて接続され、シール管284の上端
部が下流側配管の下流側接続部286とされる。シール
管284の上端部にはまたフランジ287が形成され、
フランジ287が筒体276の上端に当接することによ
り、シール管284の筒体276内への挿入量が規制さ
れる。シール管284は、この軸方向に沿って所定間隔
を置いて複数の膨出部288が形成され、膨出部288
は、環状の卵形状とされる。シール管284の下端部の
膨出部290は、ハの字型とされ、その膨出部290と
対応して円錐形状とされた突入筒部278の外周に嵌合
する。洗浄水が突入筒部278からシール管284内に
入り、シール管284の内圧が生ずると、その内圧によ
って、膨出部288、290が拡径して、膨出部28
8、290の外周部が筒体276の内周面に圧接し、シ
ール管284と筒体276との間の液密が果たされる。
シール管284が内圧を受けない状態では、シール管2
84の膨出部288、290と筒体276の内周面との
間の圧接力は、小さくなり、あるいは消失する。
276と同軸状に筒体276の開放上端から挿入され、
また、開放上端から抜去自在とされる。シール管284
は、弾性変形可能な素材で形成され、上下端共に開放さ
れる。上端には、L字管260が下流側配管となってそ
の下端部が挿入されて接続され、シール管284の上端
部が下流側配管の下流側接続部286とされる。シール
管284の上端部にはまたフランジ287が形成され、
フランジ287が筒体276の上端に当接することによ
り、シール管284の筒体276内への挿入量が規制さ
れる。シール管284は、この軸方向に沿って所定間隔
を置いて複数の膨出部288が形成され、膨出部288
は、環状の卵形状とされる。シール管284の下端部の
膨出部290は、ハの字型とされ、その膨出部290と
対応して円錐形状とされた突入筒部278の外周に嵌合
する。洗浄水が突入筒部278からシール管284内に
入り、シール管284の内圧が生ずると、その内圧によ
って、膨出部288、290が拡径して、膨出部28
8、290の外周部が筒体276の内周面に圧接し、シ
ール管284と筒体276との間の液密が果たされる。
シール管284が内圧を受けない状態では、シール管2
84の膨出部288、290と筒体276の内周面との
間の圧接力は、小さくなり、あるいは消失する。
【0053】次に、洗浄ノズルから吐出する洗浄水の量
を測定するための計量ラック292について説明する。
を測定するための計量ラック292について説明する。
【0054】すなわち、クロスオーバラック218に代
えて、図8に示すように、計量ラック292を処理ラッ
ク58の上部に装着する。計量ラック292は、クロス
オーバラック218と同様な外形形状とされ、ただ、後
述するように内部に洗浄水を貯留可能とするために、閉
成された底294を備える。液外搬送部等は備えない。
えて、図8に示すように、計量ラック292を処理ラッ
ク58の上部に装着する。計量ラック292は、クロス
オーバラック218と同様な外形形状とされ、ただ、後
述するように内部に洗浄水を貯留可能とするために、閉
成された底294を備える。液外搬送部等は備えない。
【0055】また、上記クロスオーバーラック218の
側壁224に相当する側壁(ノズル取付部)293に
は、上記貫通孔268、270に相当する貫通孔29
6、298と、上記係止孔275に相当する係止孔30
0とが形成される。
側壁224に相当する側壁(ノズル取付部)293に
は、上記貫通孔268、270に相当する貫通孔29
6、298と、上記係止孔275に相当する係止孔30
0とが形成される。
【0056】クロスオーバーラック218から取り外さ
れた洗浄ノズルユニット254を、クロスオーバーラッ
ク218へ取り付けるのと同様に、計量ラック292に
取り付ける。
れた洗浄ノズルユニット254を、クロスオーバーラッ
ク218へ取り付けるのと同様に、計量ラック292に
取り付ける。
【0057】計量ラック292に洗浄ノズルユニット2
54を取り付けた後、洗浄水を洗浄ノズル262、26
4、266から吐出する。上述した制御部を介して電磁
弁を操作し、水洗水補充タンク354から供給される洗
浄水を、所定時間、所定回数吐出する。
54を取り付けた後、洗浄水を洗浄ノズル262、26
4、266から吐出する。上述した制御部を介して電磁
弁を操作し、水洗水補充タンク354から供給される洗
浄水を、所定時間、所定回数吐出する。
【0058】計量ラック292内に吐出された洗浄水は
計量ラック292内に貯留される。貯留後、計量ラック
292内の洗浄水の量を測定する。これにより、洗浄ノ
ズルから吐出された実際の量を測定することができる。
計量ラック292内に貯留される。貯留後、計量ラック
292内の洗浄水の量を測定する。これにより、洗浄ノ
ズルから吐出された実際の量を測定することができる。
【0059】なお、漂白定着槽に限らず、現像槽、水洗
槽についても以上のことは同様である。
槽についても以上のことは同様である。
【0060】次に、上記実施例の作用を説明する。上記
構成によれば、洗浄ノズル262、264、266から
吐出される洗浄水によって、クロスオーバーラック21
8内に収容された液外搬送部が洗浄される。
構成によれば、洗浄ノズル262、264、266から
吐出される洗浄水によって、クロスオーバーラック21
8内に収容された液外搬送部が洗浄される。
【0061】液外搬送部に付着した処理液が、その洗浄
によって落とされ、例えば、処理液が付着して残ったま
ま運転を休止して次に処理を開始したときにその付着し
た処理液が印画紙34に汚れとなって転写されるような
ことが防止される。
によって落とされ、例えば、処理液が付着して残ったま
ま運転を休止して次に処理を開始したときにその付着し
た処理液が印画紙34に汚れとなって転写されるような
ことが防止される。
【0062】この洗浄は、液外搬送部を取り外すことな
く自動的に行うことが可能である。処理液の濃度を一定
に保持する上で、洗浄ノズル262、264、266か
ら吐出する洗浄水の量は、正確に把握する必要がある。
く自動的に行うことが可能である。処理液の濃度を一定
に保持する上で、洗浄ノズル262、264、266か
ら吐出する洗浄水の量は、正確に把握する必要がある。
【0063】そこで、計量ラック292を用いる。計量
ラック292は、クロスオーバーラック218に代えて
装着され、計量ラック292内には、洗浄水が例えば所
定時間、吐出され、貯留される。
ラック292は、クロスオーバーラック218に代えて
装着され、計量ラック292内には、洗浄水が例えば所
定時間、吐出され、貯留される。
【0064】計量ラック292を取外し、計量ラック2
92に貯留された洗浄水を計量すれば、吐出された実際
の洗浄水量を測定することができる。
92に貯留された洗浄水を計量すれば、吐出された実際
の洗浄水量を測定することができる。
【0065】例えば、現像液、漂白定着液等の処理液は
水の蒸発によってその濃度が変化する。処理液の濃度を
一定に保持するために、その蒸発分に相当する量の水
を、上記洗浄ノズルからの洗浄水で賄う、すなわち、洗
浄水に蒸発補正機能を持たせることが考えられる。
水の蒸発によってその濃度が変化する。処理液の濃度を
一定に保持するために、その蒸発分に相当する量の水
を、上記洗浄ノズルからの洗浄水で賄う、すなわち、洗
浄水に蒸発補正機能を持たせることが考えられる。
【0066】このような場合、測定された実際の洗浄水
量に基づけば、処理液の濃度管理が十全となる。
量に基づけば、処理液の濃度管理が十全となる。
【0067】このように、クロスオーバーラック218
に代えて計量ラック292を装着して貯留された洗浄水
を計量するだけで、洗浄ノズル262、264、266
から吐出する洗浄水の量を精度よく簡単に把握すること
ができる。
に代えて計量ラック292を装着して貯留された洗浄水
を計量するだけで、洗浄ノズル262、264、266
から吐出する洗浄水の量を精度よく簡単に把握すること
ができる。
【0068】処理槽が複数ある場合にも、計量ラック2
92は、各処理槽の処理ラック58に対して共通化すれ
ば、1つで足り、便利である。
92は、各処理槽の処理ラック58に対して共通化すれ
ば、1つで足り、便利である。
【0069】次に、洗浄ノズルユニット254を装着す
るには、洗浄ノズル262、264、266を、クロス
オーバーラック218の側壁224の貫通孔268、2
70内に貫通して、この貫通した状態で、係止片272
を係止孔275と弾性的に係止する。これにより、ケー
ス256がクロスオーバーラック218の側壁224に
取り付けられる。装着状態では、洗浄ノズル262、2
64、266から洗浄水を吐出することにより、液外搬
送部、すなわち、液外に位置するローラ226、22
8、300、302や、ガイド242、244等を洗浄
することができる。
るには、洗浄ノズル262、264、266を、クロス
オーバーラック218の側壁224の貫通孔268、2
70内に貫通して、この貫通した状態で、係止片272
を係止孔275と弾性的に係止する。これにより、ケー
ス256がクロスオーバーラック218の側壁224に
取り付けられる。装着状態では、洗浄ノズル262、2
64、266から洗浄水を吐出することにより、液外搬
送部、すなわち、液外に位置するローラ226、22
8、300、302や、ガイド242、244等を洗浄
することができる。
【0070】洗浄ノズル262、264、266の保守
点検や、クロスオーバーラック218、処理ラック58
の保守点検等のために洗浄ノズルユニット254を取り
外すには、係止片272を係止孔275と離脱させ、洗
浄ノズル262、264、266を、側壁224の貫通
孔268、270から脱出させればよい。
点検や、クロスオーバーラック218、処理ラック58
の保守点検等のために洗浄ノズルユニット254を取り
外すには、係止片272を係止孔275と離脱させ、洗
浄ノズル262、264、266を、側壁224の貫通
孔268、270から脱出させればよい。
【0071】これによって、クロスオーバーラック21
8に対する着脱が容易となり、また、装着状態で、洗浄
ノズル262、264、266が貫通孔内に貫通して、
洗浄ノズルの位置が液外搬送部に対して好適な所定の位
置へ保持される。
8に対する着脱が容易となり、また、装着状態で、洗浄
ノズル262、264、266が貫通孔内に貫通して、
洗浄ノズルの位置が液外搬送部に対して好適な所定の位
置へ保持される。
【0072】洗浄ノズルユニット254を取り外すに
は、更に、L字管260と上流側配管282との接続を
分離する必要がある。この配管の接続構造によれば、流
体は、上流側配管282から接続管274の突入筒部2
78を通ってシール管284内へ入り、シール管284
からL字管260へ圧送される。
は、更に、L字管260と上流側配管282との接続を
分離する必要がある。この配管の接続構造によれば、流
体は、上流側配管282から接続管274の突入筒部2
78を通ってシール管284内へ入り、シール管284
からL字管260へ圧送される。
【0073】流体は、シール管284に内圧を及ぼし、
シール管284は、その内圧によって膨出部288、2
90が拡径され、膨出部288、290は接続管274
の筒体276の内周面を圧接し、シール管284と接続
管274との間の流体密が果たされる。圧送される流体
の圧力が高ければ高い程、シール管284の内圧は高く
なって流体密も高くなる。
シール管284は、その内圧によって膨出部288、2
90が拡径され、膨出部288、290は接続管274
の筒体276の内周面を圧接し、シール管284と接続
管274との間の流体密が果たされる。圧送される流体
の圧力が高ければ高い程、シール管284の内圧は高く
なって流体密も高くなる。
【0074】一方、流体の圧送を止めてシール管284
の内圧を下がれば、膨出部288、290の筒体276
への圧接力は小さくなり、あるいは消失する。このため
に、シール管284を筒体276内から容易に抜去し、
また、シール管284を筒体276内へ容易に挿入する
ことができ、上流側配管282とL字管260との分離
連結が容易となる。
の内圧を下がれば、膨出部288、290の筒体276
への圧接力は小さくなり、あるいは消失する。このため
に、シール管284を筒体276内から容易に抜去し、
また、シール管284を筒体276内へ容易に挿入する
ことができ、上流側配管282とL字管260との分離
連結が容易となる。
【0075】このように、配管の接続にあたって流体密
が確保されるとともに、同時に、分離連結が容易とな
る。
が確保されるとともに、同時に、分離連結が容易とな
る。
【0076】クロスオーバーラック218における洗浄
ノズル262、264、266と、水洗水補充タンク3
54との間の配管の接続構造に用いられる場合には、液
外搬送部を洗浄するのに要するそれ相応の圧力に耐え得
る液密が確保されるとともに、洗浄ノズル262、26
4、266の保守点検を行う際に、あるいは、液外搬送
部の保守点検等のためにクロスオーバラック218を着
脱するのに必要が生じる際にも、分離連結が容易に可能
となる。
ノズル262、264、266と、水洗水補充タンク3
54との間の配管の接続構造に用いられる場合には、液
外搬送部を洗浄するのに要するそれ相応の圧力に耐え得
る液密が確保されるとともに、洗浄ノズル262、26
4、266の保守点検を行う際に、あるいは、液外搬送
部の保守点検等のためにクロスオーバラック218を着
脱するのに必要が生じる際にも、分離連結が容易に可能
となる。
【0077】次に、シール構造によれば、処理ラック5
8のラックカバー350のラック外周面59の矩形断面
の凹部246内に、シール部材248の矩形断面の矩形
部250が嵌合して、シール部材248は処理ラック5
8側へ装着される。処理ラック58を槽54内へ一方向
(上下方向)に沿って挿入した状態で、シール部材24
8は槽54の槽内周面55に圧接する。これにより、槽
54の槽内周面55と処理ラック58のラックカバー3
50のラック外周面59との間のシールがなされる。
8のラックカバー350のラック外周面59の矩形断面
の凹部246内に、シール部材248の矩形断面の矩形
部250が嵌合して、シール部材248は処理ラック5
8側へ装着される。処理ラック58を槽54内へ一方向
(上下方向)に沿って挿入した状態で、シール部材24
8は槽54の槽内周面55に圧接する。これにより、槽
54の槽内周面55と処理ラック58のラックカバー3
50のラック外周面59との間のシールがなされる。
【0078】シール部材248が処理ラック58のラッ
ク外周面59に装着されるので、これは、シール部材を
槽の槽内周面に装着するのに比してシール部材248の
装着が極めて容易となる。
ク外周面59に装着されるので、これは、シール部材を
槽の槽内周面に装着するのに比してシール部材248の
装着が極めて容易となる。
【0079】また、断面矩形状の凹部246内に断面矩
形状の矩形部250が嵌合するので、シール部材248
がこの長手方向線回りに回転するようなこともなく、安
定した装着が得られ、ねじれたり、潰れたりすることも
防止される。処理ラック58が一方向に沿って挿入抜去
自在に設けられるので、それは、特に有効的である。
形状の矩形部250が嵌合するので、シール部材248
がこの長手方向線回りに回転するようなこともなく、安
定した装着が得られ、ねじれたり、潰れたりすることも
防止される。処理ラック58が一方向に沿って挿入抜去
自在に設けられるので、それは、特に有効的である。
【0080】更に、矩形部250に突出片252を一体
に設けた構成によれば、突出片252は槽54の槽内周
面55に対して柔軟に圧接対応できる。処理ラック58
が一方向に沿って挿入抜去自在に設けられるので、その
柔軟性は、特に有効的である。
に設けた構成によれば、突出片252は槽54の槽内周
面55に対して柔軟に圧接対応できる。処理ラック58
が一方向に沿って挿入抜去自在に設けられるので、その
柔軟性は、特に有効的である。
【0081】また更に、処理ラック58の上部のラック
カバー350と槽54との間でのシール構造によれば、
処理ラック58の外周部において、槽54内の液密が果
たされる。
カバー350と槽54との間でのシール構造によれば、
処理ラック58の外周部において、槽54内の液密が果
たされる。
【0082】これにより、現像液、漂白定着液等の処理
液は水の蒸発が防止されて、処理液の濃度の維持が良好
となる。
液は水の蒸発が防止されて、処理液の濃度の維持が良好
となる。
【0083】保守点検等のために処理ラック58の処理
槽に対する挿入抜去の頻度が多いとすれば、上記の作用
効果をなすことは極めて有効的である。
槽に対する挿入抜去の頻度が多いとすれば、上記の作用
効果をなすことは極めて有効的である。
【0084】本発明は上記実施例に限定されるものでは
ない。例えば、上記実施例では、プリンタプロセッサの
プロセッサ部について説明したが、プロセッサ部は、そ
のようなものに限定されず、例えば、プロセッサ部が独
立して設けられているものでもよい。また、感光材料
は、印画紙に限定されず、ネガフィルム等であってもよ
いものである。
ない。例えば、上記実施例では、プリンタプロセッサの
プロセッサ部について説明したが、プロセッサ部は、そ
のようなものに限定されず、例えば、プロセッサ部が独
立して設けられているものでもよい。また、感光材料
は、印画紙に限定されず、ネガフィルム等であってもよ
いものである。
【0085】また、上記実施例では、係止部を係止孔2
75で構成し、係脱部を係止片272で構成している
が、これに限定されず、他の手段も可能である。更に、
洗浄ノズルの個数やその位置も上記実施例に限定されず
任意である。
75で構成し、係脱部を係止片272で構成している
が、これに限定されず、他の手段も可能である。更に、
洗浄ノズルの個数やその位置も上記実施例に限定されず
任意である。
【0086】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の液外搬
送部用洗浄ノズルユニットでは、クロスオーバーラック
に対する着脱を容易とし、また、装着状態で、洗浄ノズ
ルの位置を液外搬送部に対して好適な所定の位置へ保持
することができる。
送部用洗浄ノズルユニットでは、クロスオーバーラック
に対する着脱を容易とし、また、装着状態で、洗浄ノズ
ルの位置を液外搬送部に対して好適な所定の位置へ保持
することができる。
【図1】本発明の液外搬送部用洗浄ノズルユニットの一
実施例を適用したプリンタプロセッサの概略図である。
実施例を適用したプリンタプロセッサの概略図である。
【図2】処理槽内に配置された処理ラックを示す縦断面
図である。
図である。
【図3】クロスオーバーラックを、これに洗浄ノズルユ
ニットを取り付けて示す斜視図である。
ニットを取り付けて示す斜視図である。
【図4】クロスオーバーラックを、これに洗浄ノズルユ
ニットを取り付けて示し、液外ローラの軸方向から見た
図である。
ニットを取り付けて示し、液外ローラの軸方向から見た
図である。
【図5】クロスオーバーラックの一部を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】洗浄ノズルユニットを図3と反対側から見た斜
視図である。
視図である。
【図7】洗浄ノズルユニットにおいて、配管の接続構造
を示し、液外ローラの周面と対向する方向から見た図で
ある。
を示し、液外ローラの周面と対向する方向から見た図で
ある。
【図8】計量ラックを示す斜視図である。
【図9】処理ラックと処理槽との間のシール部材を示す
斜視図である。
斜視図である。
34 印画紙(感光材料) 52 現像槽(処理槽) 54 漂白定着槽(処理槽) 56 水洗槽(処理槽) 58 処理ラック 218 クロスオーバーラック 224 側壁 226、228、230、232 液外ローラ(液外搬
送部) 242、244 ガイド(液外搬送部) 254 洗浄ノズルユニット 256 ケース 258 L字管(接続部) 262、264、266 洗浄ノズル 272 係止片(係脱部) 274 係止孔(係止部) 296、298 貫通孔
送部) 242、244 ガイド(液外搬送部) 254 洗浄ノズルユニット 256 ケース 258 L字管(接続部) 262、264、266 洗浄ノズル 272 係止片(係脱部) 274 係止孔(係止部) 296、298 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−37750(JP,A) 特開 昭63−18350(JP,A) 特開 平6−194807(JP,A) 特開 平5−257255(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03D 3/00
Claims (1)
- 【請求項1】 焼付後の感光材料を処理する処理液を収
容した処理槽内に設けられて処理液中に感光材料を搬送
処理する処理ラックの上部に設けられ、感光材料を液外
で搬送するために液外ローラを含む液外搬送部を収容し
たクロスオーバーラックにおいて、その液外搬送部を洗
浄するために用いられ、 前記液外ローラが掛け渡されて液外ローラの端面と対向
する側壁に対向し、内部に空洞を形成したケースと、 前記ケースに設けられ、ケース内と連通し、ケース内へ
洗浄水を供給する配管と接続される接続部と、 前記側壁と対向する側のケース外面に突出され、ケース
内と連通し、側壁に形成された貫通孔内を貫通してクロ
スオーバーラック内へ突入し、洗浄水を吐出する洗浄ノ
ズルと、 前記ケース外面に突設され、貫通孔内に洗浄ノズルを貫
通させた状態で前記側壁に形成された係止部と弾性的に
係脱自在に係止されて前記側壁へケースを取り付ける係
脱部と、 を備えたことを特徴とする液外搬送部用洗浄ノズルユニ
ット。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21130894A JP3321305B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 液外搬送部用洗浄ノズルユニット |
US08/483,270 US5555072A (en) | 1994-09-05 | 1995-06-07 | Cleaning structure for out-of-liquid conveying portion |
US08/648,444 US5606394A (en) | 1994-09-05 | 1996-05-15 | Cleaning structure for out-of-liquid conveying portion |
US08/648,395 US5790237A (en) | 1994-09-05 | 1996-05-15 | Cleaning structure for out-of-liquid conveying portion |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21130894A JP3321305B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 液外搬送部用洗浄ノズルユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876338A JPH0876338A (ja) | 1996-03-22 |
JP3321305B2 true JP3321305B2 (ja) | 2002-09-03 |
Family
ID=16603795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21130894A Expired - Fee Related JP3321305B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 液外搬送部用洗浄ノズルユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3321305B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-05 JP JP21130894A patent/JP3321305B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0876338A (ja) | 1996-03-22 |
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