JPH0311342A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0311342A
JPH0311342A JP14645489A JP14645489A JPH0311342A JP H0311342 A JPH0311342 A JP H0311342A JP 14645489 A JP14645489 A JP 14645489A JP 14645489 A JP14645489 A JP 14645489A JP H0311342 A JPH0311342 A JP H0311342A
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JP
Japan
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processing
tank
processing tank
photosensitive material
section
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JP14645489A
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English (en)
Inventor
Toshio Kurokawa
俊夫 黒川
Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、銀塩写真式複写機や自動現像機等に
用いられる感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 銀塩写真式複写機は、原稿画像を感光材料に複写するも
のであり、電子写真式複写機と比較して、高画質の複写
を行うことができる利点がある。
一般に、この複写機は、感光材料供給部のマガジンから
取出された感光材料を露光部へ送って原稿画像を露光し
、露光後の感光材料を処理部へ送って現像処理し、その
後、乾燥部にて乾燥し、複写画像を得るものである。
この処理部においては、現像槽、漂白・定着槽および水
洗槽が設けられ、これらの各槽内にそれぞれ所定の処理
液を供給しつつ、露光部の感光材料を順次通過させるこ
とにより現像処理がなされる。
この場合、各処理槽内には、感光材料の搬送手段が設け
られている。 この搬送手段は、感光材料を挟持搬送す
る複数の搬送ローラと、感光材料を搬送方向下流側の搬
送ローラ間へ導くガイドと、搬送ローラの駆動系とで構
成され、これらにより処理槽内に搬入された感光材料を
下降させ、次いで感光材料を処理槽底部にて反転させ、
上昇させて槽外へ搬出するような経路で搬送するもので
ある。
そして、このような搬送手段の各構成部品は、2枚の側
板な連結棒により平行に固定したラックに1ユニツトと
して組み込まれており、このラックを処理槽内に装填し
た状態で感光材料の搬送がなされる。
また、ラックは、複写機本体に固定された処理槽に対し
独立しており、即ち処理槽に対し着脱自在に設置されて
おり、感光材料のジャミング等のトラブル発生時や処理
槽、ラックの清掃、点検等のメインテナンス時には、処
理槽からラックを引き上げ、このラックを別所へ移して
これを行う。
しかるに、このようなラックの移動の際に、ラック各部
に付着した処理液の液滴が複写機の各部や床の上に落下
しく以下、液ブレという)、汚損するという欠点がある
また、ラックを処理槽内に装填する際には、特に位置決
めはなされておらず、単にラックを処理槽底部に載置す
るだけであった。 従って、処理槽内におけるラックの
位置はラックの着脱を行う毎に若干異なっており、ラッ
クの位置、即ち搬送手段の位置が不適性な場合には、感
光材料のジャミング発生率が高くなるという問題もある
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたも
のでその目的は、感光材料のジャミング等のトラブルの
解消や清掃、点検等のメインテナンスの際に、液ダレ等
による周辺の汚損を防止することができ、また、搬送手
段の位置を常に適正位置に保つことができる感光材料処
理装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、処理液が入れられた処理槽を有し、こ
の処理槽内で感光材料を所定経路で搬送して処理する感
光材料処理装置であって、 感光材料の搬送手段が前記処理槽に対し固定的に設置さ
れ、 前記処理槽が装置本体に対し着脱自在であり、 処理液の補充系と排液系とが5前記処理槽に対し独立し
て設置され、かつ分離可能とされていることを特徴とす
る感光材料処理装置である。
前記処理槽の着脱時に処理槽内の処理液を他所へ回収す
る処理液回収手段を有する感光材料処理装置であるのが
好ましい。
装置本体に対し処理槽の位置決めを行う位置決め手段を
有する感光材料処理装置であるのが好ましい。
〈実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を、添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
本発明の感光材料処理装置を銀塩写真式カラー複写機に
適用した場合を例にとり、その構成を説明する。
第1図は、本発明に係る銀塩写真式カラー複写機の概略
断面正面図である。 同図に示すように、複写機lにお
いて、装置本体11には、その図中右側に感光材料供給
部12、上方に露光部15、その下方に処理部16.そ
の左方に空気室17を介して乾燥部18、処理部16の
下方に処理液保管部19がそれぞれ設けられている。
この銀塩写真式カラー複写機lの感光材料供給部12は
、着脱可能なケーシング120で覆われ、その内部には
、上下一対のマガジン13.14が装填できるようにな
っている。
これらマガジン13.14の内部には同種または異種の
感光材料S、、S、がそれぞれロール状に巻回された状
態で収納され、先端部から感光材料供給部12の搬送経
路121へ取り出されるようになっている。
ここで感材種の一例としては、次のようなものが挙げら
れる。
■ 通常コピー用感材(ポジ型) ■ 写真用コピー用感材(ポジ型) ■ ネガプリント用感材(ネガ型) ■ オーバーヘッドプロジェクタ−用感材(ポジ型) そして、これらの感光材料■〜■は、2つのマガジン1
3.14に、例えば次のような組み合わせで収納される
例1 ■−■ 例2 ■−■ 例3 ■−■ 例4 ■−■ 例5 ■−■ 例6 ■−■ マガジン13.14から引出される感光材料S1または
S、(以下、Slで代表する)は感光材料供給部12の
搬送経路121を通って露光部15の露光窓46へ送ら
れ、露光部15の上方に設けられている透明な原稿台3
0上のカラー原稿32の画像が露光されるようになって
いる。 このカラー原稿32は原稿押^34で原稿台3
0へ圧着され、光源ユニット36内の光源38で照明さ
れ、複数枚のミラー40で反射されたカラー原稿32の
画像は光学手段47を通し、シャッタ44の開放によっ
て露光窓46にある感光材料S、へ露光されるようにな
っている。
なお、シャッタ44の閉止状態では原稿画像がシャッタ
44の内側ミラーで反射され、イメージセンサ45へ入
力されて露光修正条件が決定されるようになっている(
プレスキャン)。
感光材料S、の搬送経路121の途中(露光窓46の下
流側)には、切換ガイド43が設けられ、この切換ガイ
ド43の回動により垂直下方へ送られる感光材料S1を
必要時に処理部16側へ導入するようになっている。
処理部16には、第1図中右側から、現像槽、漂白・定
着槽および2つの水洗槽(これらを総括して処理槽とい
う)がこの順に並設され、各処理槽に設置された搬送手
段により、感光材料S、を各槽内の適温に加温された処
理液に順次浸漬し、現像、漂白・定着および水洗が行な
われる。
処理部16の下方の処理液保管部19には、現像液、漂
白・定W液および洗浄液の補充液をそれぞれ貯留する3
つのボトル状の補充液タンク100が収納されている。
後述するように、これらの各補充液タンク100からは
、補充液が、所定の配管を通じて対応する各処理槽2の
サブタンク60へ供給されるようになっている。
また、処理液保管部19には、各処理槽2からオーバー
フローにより溢流した処理液排液を貯留する後述の排液
タンク(第1図中図示せず)も収納されている。
処理部16と乾燥部18との間には、空気室17が設け
られ、処理部16において水洗がなされた感光材料S、
は、空気室17を通過した後、乾燥部18へ送られる。
この空気室17の設置により、後述する乾燥部18での
熱が処理部16へ伝搬され、処理液の温度が適1以上に
上昇することを防止している。
この空気室17の上部には、排気ファン171が設置さ
れ、乾燥部18から侵入した温風を外部へ排気している
なお、複写開始時に乾燥部18内が所定温度までヒート
アップされるまでは、排気ファン171を停止しておく
ように制御し、ヒートアップタイムの短縮および清貧エ
ネルギの節約を図ることができる。
また、排気ファン171を常時作動しておくと、各処理
槽2内の処理液の蒸発量が多くなるので、感光材料の非
処理時には、排気ファン171を停止しておくようにす
るのが好ましい。
また、第1図中には示されてはいないが、感光材料S、
の処理部16への入口開口や、処理部16から空気室1
7へ移行する部分の開口に、これらを開閉するシャッタ
ー手段を設け、少なくとも感光材料S1が通過するとき
にはこれらの開口を開いてその通過を可能とし、その他
は開口を閉じて処理部16内を実質的に密閉するような
構成としてもよい、 このような構成によっても、処理
液の蒸発を抑制することができる。
このシャッター手段の構造はいかなるものでもよく、例
えば特願昭63−317049号に記載されている各構
成(同号第5図〜第8図に記載)のものを用いることが
できる。 そのうちの1つを代表的に説明すると、シャ
ッター手段は、開口内側に向って円弧状断面の溝が対向
して形成され、これらの溝内に、感光材料S。
が通過するためのスリットが形成された円柱状(溝の径
より若干小径)の遮蔽部材が回動可能に収納された構造
であり、ロータリーソレノイドのような駆動手段により
前記遮蔽部材を所定の角度範囲で回動させることにより
、前記開口に対するスリットの角度を変えて開口を開閉
するものである。
乾燥部18内には一方または双方が駆動回転する適宜数
の搬送ローラ対90が設置され、これらの搬送ローラ対
90により感光材料Sが、乾燥部18をほぼ直線的な経
路で搬送されるようになっている。
また、この感光材料S1の搬送経路を囲むように、乾燥
風が通過するダクト91が設置されている。
乾燥部18の上部には放射状に形成された羽根を有する
ロータを備えた送風ファン92が設置され、この送風フ
ァン92の排気口は、ダクト94の一端に接続されてい
る。 また、ダクト94の他端は、ダクト91の上側上
流端に接続されている。 なお、ダクト94内には、送
風ファン92からの空気を、例えば60〜150℃程度
に加熱しうるヒータ95が設置されている。
一方、乾燥部18の下方右側には、前記と同様の送風フ
ァン93が設置され、この送風ファン93の排気口は、
ダクト91下側上流端に接続されている。
送風ファン92の吸気口から吸入された空気は、その排
気口より排出され、ダクト94を通過する際にヒータ9
5により、例久ば50〜100℃程度の温風となってダ
クト91の上流である乾燥開始部96へ供給される。
一方、送風ファン93の吸気口から吸入された空気は、
排気口よりダクト91の上流である乾燥開始部96へ供
給される。 これらの乾燥開始部96へ供給される空気
(以下、乾燥風という)は、感光材料S、の搬送経路に
沿ってダクト91内を流れ、その間において、感光材料
S1の表面から水分を除去する。
ダクト91の下流側(乾燥終了部97)の開口より出た
乾燥風は、上下方向に2分される。
上方へ分流された乾燥風は空間18aを通って再び送風
ファン92の吸気口へ吸入され、方、下方へ分流された
乾燥風は、空間18bを通って再び送風ファン93の吸
気口へ吸入される。
このように、乾燥部においては、ダクト91内で感光材
料S1を乾燥した乾燥風は、再び乾燥開始部96へ供給
されるという循環を形成している。
このような乾燥部18にて乾燥がなされた感光材料S、
は、感材通過ゲート98を通過して取出トレイ99上へ
送り出される。
次に、本発明の感光材料処理装置における処理槽の構成
を詳細に説明する。
第2図は、本発明の感光材料処理装置における処理槽の
構成例を示す断面正面図5第3図は、第2図中のIII
 −III線での断面図である。
これらの図に示すように、処理槽2内には、処理液3が
所定のレベルまで入れられている。
なお、処理液3の種類は、処理槽2の用途により定まる
。 その用途は、感光材料の現像に代表されるが、現像
後の漂白、定着または漂白・定着、さらにその後の洗浄
、またはこれら以外の処理(例えば、反転、調整、安定
、停止等)にも適用することができる。
処理槽2内には、以下に述べる感光材料S1の搬送手段
5が処理槽2と一体的に設置されている。
処理槽2の図中左右の側壁20.21には、その内側の
所定位置にローラ支持部22が形成され、このローラ支
持部22において、搬送ローラ50の回転軸51の両端
が軸支されている。
第3図に示すように、この搬送ローラ50は、対をなし
て多段に所定間隔をおいて配置され、回転する搬送ロー
ラ対の間に感光材料S。
を挾持して搬送するものである。
なお、搬送ローラ50の構成材料は、例久ば、シリコー
ンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、ネオブレンゴム、
ブタジェンゴム、ネオブレン−ブタジェンゴム等の各種
天然または合成ゴム、ポリエステル、ナイロン、シリコ
ーン、フッ素樹脂、塩化ビニル、フェノール樹脂等の各
種樹脂、アルミナ等のセラミックス、ステンレス、チタ
ン、ハステロイ等の耐食性を有する金属類、またはこれ
らを組み合わせたものを挙げることができるが、そのな
かでも、特にシリコーンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴ
ム等の弾性材料を用いるか、または、少な(とも感光材
料S、と接触する部分を同様の弾性材料で構成するのが
好ましい。
第2図に示すように、最上段にある搬送ローラ50のう
ちの一部または全部のローラの回転軸51の一端は、側
壁21を貫通して処理槽2外へ突出し、その端部にはギ
ア52が取付けられている。 また、このギア52は装
置本体11側の駆動軸53に取付けられたウオームギア
54と噛合している。
また、各回転軸51の搬送ローラ右端側には、スプロケ
ット55が取付けられ、搬送ローラ50の各列(第3図
では4列)毎のスプロケット55に対し、それぞれチェ
ーン57が掛は回されている。
この場合、駆動軸53を駆動回転すると、その回転力が
ウオームギア54およびギア52を介して最上段の搬送
ローラ50の回転軸51に伝達され、さらにそのスプロ
ケット55から。
チェーン57を介して中段および下段にあるスプロケッ
ト55に伝達され、これにより全ての搬送ローラ50が
所定方向に回転する。
なお、対をなす搬送ローラのうちのいずれが一方を駆動
回転させ、接触するローラ周面同士の摩擦力により他方
のローラを回転するような構成とすることもできる。 
例えば、第3図において、第1列および第4列の搬送ロ
ーラ5゜を各々列毎にチェーン連結し、第2列および第
3列の搬送ローラ50は自由回転可能なローラ(アイド
ルローラ)とする。
なお、動力伝達系は、上述のものに限定されず、例えば
搬送ローラ50の全部または一部をギア連結した構成で
もよい。
上段と中段の搬送ローラ50間、および中段と下段の搬
送ローラ50間には、感光材料S。
の両面にそれぞれ対面する板状のガイド58が設置され
ている。 このガイド58は対をなし、搬送方向下流側
の搬送ローラ対の間へ感光材料S、を導くためのもので
ある。 従って、ガイドは、次の搬送ローラ側の端部同
士が接近するように傾斜して設置されている。 即ち、
第3図中布列のガイド58はその下端部同士が、左列の
ガイド58はその上端部同士が接近するように傾斜して
設置されている。
なお、ガイド58には、処理液3の流通を可能とする貫
通孔580が形成されている。 これにより、処理槽2
内での処理液3の流動、撹拌が促進され、処理効率が向
上するので好ましい。
処理槽2の底部付近には、反転ガイド59が設置されて
いる。 この反転ガイド59は、円弧状に湾曲した湾曲
面を有しており、この湾曲面(案内面)に沿って感光材
料S1を約180@反転させるものである。 なお、こ
の反転ガイド59にも前記と同様の貫通孔が形成されて
いてもよい。
このようなガイド58および反転ガイド59の設置は、
それらのフランジ部581および591を処理槽2の両
側壁20および21の内面にビス止め等により固着する
ことによりなされる。
本構成例における搬送手段5は、上述した各搬送ローラ
50、それらの回転軸51、ギア52、駆動軸53、ウ
オームギア54、各スプロケット55、各チェーン57
.ガイド58および反転ガイド59で構成される。
このような搬送手段5により感光材料Sは、処理槽2内
を所定の経路で搬送される。
即ち、処理槽2内へ搬入された感光材料S。
は、上段、中段および下段の搬送ローラ50間に順次挟
持され、またガイド58に案内されて、処理槽2内を下
降する。 下段の搬送ローラ50より送り出された感光
材料S、は、処理槽2の底部付近に設置されている反転
ガイド59により反転され、図中左方下段、中段および
上段の搬送ローラ50間に順次挟持され、またガイド5
8に案内されて、処理槽2内を上昇する。 上段の搬送
ローラより送り出された感光材料S、は、処理槽2外へ
搬出され、次工程へ送られる。 このような搬送経路を
通過する間に、感光材料SIは、処理液3に浸漬され、
処理がなされる。
第2図に示すように、処理槽2に対しては、処理液3の
循環系6、処理液回収手段7、排液系8および補充系1
0が設けられている。 以下、これらについて説明する
まず、循環系6について説明する。
処理槽2の側壁20には、上部に排液管23、その下方
に吸入管24および底部に吐出管25が、それぞれ側壁
20を貫通して設置されている。
吸入管24の側方には、処理液を一時的に貯留するサブ
タンク60が設置され、このサブタンク60の側壁に接
続された配管61の先端と、吸入管24の先端とが、後
述するコネクタ200を介して液密に接続されている。
また、サブタンク60の底壁には配管62が接続され、
この配管62の先端と、前記吐出管25の先端とが、後
述するコネクタ200を介して液密に接続されている。
 そして、この配管62の途中には、処理液循環用のポ
ンプ63が設置されている。
サブタンク60内には、配管62の基端開口を覆うよう
にフィルター64が設置されている。 このフィルター
64は、処理液3中のゴミ、沈殿物、浮遊物等を除去す
るためのものである。
またサブタンク60内には、処理液3を適温に加温する
ヒーター65が設置されている。
例えば、処理液3が現像液である場合、処理槽2内の処
理液3が30〜50℃程度となるように加温される。
このようなサブタンク60、配管61および62、ポン
プ63、フィルター64およびヒーター65により処理
液の循環系6が構成される。
次に、処理液回収手段7について説明する。
循環系6の下方には、処理槽2の着脱時に処理液3を回
収し、貯留しておくストックタンク70が設置されてい
る。
このストックタンク70には、一端がストックタンク内
に連通し、他端は前記配管62のポンプ63より下流側
に分岐的に接続された配管71が設置されている。 ま
た、この配管71の途中には、バルブ72が設けられて
いる。
さらに、ストックタンク70には、一端がストックタン
クの底壁に接続され、他端が前記サブタンク60内に位
置する配管73が設置されている。 そして、この配管
73の途中には、ストックタンク70内の処理液3を汲
み上げるポンプ74が設置されている。
なお、ストックタンク70の容量は、処理槽2内および
循環系6内にある処理液の総量を十分に貯留しつる程度
のものである。
このようなストックタンク7o、配管71および73、
バルブ72右よびポンプ74により処理液回収手段7が
構成される。
次に、補充系10について説明する。
補充系10には、新鮮な処理液としての補充液(処理槽
2内のランニング処理液とは処方が異なる場合がある)
が貯留された補充液タンクlOOが設置されている。 
なお、この補充液タンクlOOは、第1図ではボトル状
のタンクとして示されている。
補充液タンク100には、その底部付近の側壁に一端が
接続され、他端が前記サブタンク60内に位置する配管
101が設!されている。 そして、この配管101の
途中には、補充液タンク100内の補充液を送液するポ
ンプ102が設置されている。
このような補充液タンク1oo、配管lotおよびポン
プ102により処理液の補充系10が構成される。
次に、排液系8について説明する。
処理槽2の下方には、処理槽2内の疲労した処理液を貯
留する排液タンク80が設置されている。
この排液タンク80には、一端が排液タンク80内に連
通し、他端は後述するコネクタ2.00を介して前記排
液管23の先端と接続された配管81が設置されている
このような排液タンク80および配管81により処理液
の排液系8が構成される。
排液管23、吸入管24および吐出管25のそれぞれに
設置されたコネクタ200は、はぼ同様の構造である。
 これらのコネクタ200の構造を第4図に基づいて説
明する。
コネクタ200は、ソケット201とプラグ209とが
液密に嵌合する構造となっている。
ソケット201の内部には、軸方向に摺動しつるパツキ
ン押え部材203が設置されている。 このパツキン押
え部材203は、スプリング204により第4図中右方
へ付勢されている。
一方、プラグ209の先端にはゴム等の弾性材料による
パツキン210が固着され、コネクタ嵌合状態ではスプ
リング204の弾性力によりパツキン押え部材203と
パツキン210とが密着し、コネクタ200の液密性を
保持するようになっている。
ソケット201の先端部およびプラグ209には5共通
の凹部211が形成され、この凹部211内には、ボー
ル205が挿入されている。
また、ソケット201の先端部外周には、軸方向に摺動
しつるスライダ207が設置されている。 このスライ
ダ207は、コネクタの嵌合状態でボール205を凹部
211内に固定する役割を持っており、これによりソケ
ット201とプラグ209の抜けが防止される。
また、凹部211より先端側(第4図中右方)のソケッ
ト201とスライダ207どの間には、ソケット201
側に固定されたOリング206が装着されている。
ソケット201とプラグ209とを着脱する際には、ス
プリング208の弾性力に抗してスライダ207を図中
矢印方向へ摺動させ、ボール205をプラグ209側の
凹部211内から離脱させる。
プラグ209の他端は、可撓性チューブによる配管21
2を介して排液管23(吸入管24、吐出管25)に接
続されている。
また、ソケット201の他端は可撓性チューブによる配
管61.62または81の先端に嵌入されている。
このようなコネクタ接続構造により、処理槽2内の処理
液3は、例えば排液管23、配管212、プラグ209
内を順次流れ、パツキン押大部材202に形成された開
口203を通過した後、ソケット201内および配管8
1内を流れ、排液タンク80内に投入される。
このようなコネクタ200によれば、着脱が容易であり
、また嵌合時の液密性も十分に確保されるという利点が
ある。
処理槽2は、装置本体11に対し適正な位置に位置決め
された状態でセットされるのが好ましく、そのため、以
下に述べる位置決め手段が設けられている。
第5図は、本発明における処理槽を装置本体に装填した
状態を示す平面図である。 なお。
第5図では、処理槽2の一方の側壁21側のみが示され
ているが、他方の側壁20側についても同様の構峻とな
っている。
同図に示すように、装置本体11には、処理槽2の両側
壁20.21の外側に、それぞれ、剛体よりなるフレー
ム110が固定されている。 このフレーム110の所
定位置はコの字状に屈曲され、凹部111および112
が形成されている。
このフレーム110は、処理槽2を装填した際に、処理
槽2の側壁20.21に当接するように固定されている
一方、処理槽2の側壁20および21の両端部には、そ
れぞれ、前記フレームの凹部と嵌合する凸部26および
27が形成されている。
フレーム110の凹部111内には凸部26が嵌合し、
フレーム110の凹部112内には、凸部27と、隣接
する処理槽2°の凸部26°とが接合した状態で嵌合す
るようになっている。
これにより、処理槽2の着脱に際し、処理槽2は第1図
中上下方向にのみ自由度を有し5前後および左右方向の
位置は、常に一定の位置に位置決めされる。 なお、処
理槽2の第1図中前1麦および左右方向の設定位置は、
フレーム110の装置本体11に対する固定位置および
フレーム110の凹部111.112の形成位置により
定まる。
前述したように、感光材料の搬送手段5は処理槽2に対
し固定的に設置され、しかもこの処理槽2は装置本体1
1に対し一定の位置に装填されるため、搬送手段5によ
り形成される感光材料S1の搬送経路の装置本体11に
対する相対位置は宮に適正なものとなる。 従って、位
置ずれにより感光材料のジャミングの発生が防止される
なお、位置決め手段は、図示の構成に限定されず、処理
槽2を装置本体llに対し適正な位置に位置決めするこ
とができるものであれば、いかなるものでもよい。
例久ば、凸部26.27およびフレーム110を処理槽
の片側(例えば側壁20側)のみに設けるとともに、処
理槽2の底部にレールまたはスライダ等を設け、処理槽
2を第1図中の前後方向に移動して取り外すような構成
とすることも可能である。
く作用〉 次に、本発明の感光材料処理装置における処理時および
処理槽着脱時の作動について説明する。
2)感光材料の処理時 第1図に示すように、バルブ72を閉止状態とし、処理
槽2およびサブタンク60内には、排液管23の設置高
さと等しいレベルH1まで処理液が満たされている。 
この状態で、搬送手段5の作動により、処理槽2内にお
いて感光材料S、が搬送され、処理される。
処理中においては、循環系6により処理槽2内の処理液
3が循環される。 即ち、ポンプ63を作動すると、ヒ
ーター65により適温に加温されたサブタンク60内の
処理液3がフィルター64を通過して濾過され、さらに
配管62および吐出管25を通って処理槽2内に吐出さ
れる。
一方、処理槽2内の処理液3は吸入管24および配管6
1を通ってサブタンク60内に戻される。
このような処理液3の循環により、処理槽2内での処理
液の流動、撹拌がなされ、処理が促進される。
また、処理中においては、補充系10により処理液の補
充がなされる。 即ち、ポンプ102を作動すると、補
充液タンクlOO内の補充液が配管を通じてサブタンク
60内に供給される(処理槽2内に直接供給してもよい
)。
なお、この補充液の供給量は、感光材料Sの処理量に対
応したものとするのが好ましい。
例えば、A4サイズの感光材料(カラーペーパー)1枚
当り、カラー現像液を約10〜30m1程度補充する。
このような補充に伴って処理槽2内の処理液3が増量す
るので、この増量分に等しい量の疲労した処理液を、排
液系8により処理槽2外へ排液する。 即ち、処理槽2
内の処理?l!3の液面レベルH1が上昇すると、処理
液がオーバーフローにより排液管23内に流入し、配管
81を通じて排液タンク80内に排出される。 排液タ
ンク80内に所定量の処理液が貯留されたら、これを廃
棄する。
2)処理槽の着脱時 感光材料のジャミング等のトラブルが生じた場合、また
は処理槽内の清掃1点検等のメンテナンスの際には処理
槽2を装置本体11から取外してこれを行う。
まず、ポンプ63および102の作動を停止した状態で
バルブ72を開放する。 これにより処理槽2内および
循環系6内の処理液は配管71を通じてストックタンク
70内に流れ込む。
ストックタンク70内に処理液3の全量が回収されると
該タンク内での液面レベルはH2となり、その後、各コ
ネクタのスライダ207を操作して各コネクタ200の
接続(ソケット201とプラグ209の嵌合)を解除し
、空になった処理槽2を装置本体11から取外す。
なお、第5図に示す位!決め手段により、処理槽2は上
下方向にのみ自由度を有するため。
処理槽の取外し作業は、主に処理槽2を上方へ持ち上げ
ることにより行われる。
このとき、処理槽2からの処理液の滴下は生じない。
取外された処理槽2に対しては、前記トラブルの解消ま
たはメインテナンスを行い、使用可能な状態に復帰させ
る。
次に、この処理槽2を元の位置に装填する。
即ち、処理槽2を徐々に降下させ、フレーム110の凹
部111および112内に、処理槽2の凸部26および
27がそれぞれ嵌合するように調整する。 そして、処
理槽2が最下部まで到達すると、前記凹部および凸部が
嵌合した状態となり、処理槽2が、予め設定された適正
位置に装填される。
次に、各コネクタ200を接続し、バルブ72を閉止し
、その後、ポンプ74を作動し、ストックタンク70内
の処理液3を配管73を通じてサブタンク60内に供給
する(処理槽2内に直接供給してもよい)。
サブタンク60内に供給された処理液は、主に配管61
および吸入管24を通じて処理槽2内へも流れ込み、ス
トックタンク70内の処理液3の全量が供給されると、
処理槽2内およびサブタンク60内の処理液3は、元の
液面レベルH1に復帰する。 これにより、再び感光材
料S、の処理が可能となる。
本発明において、処理対象される感光材料の種類は特に
限定されず、例λば、カラーネガフィルム、カラー反転
フィルム、カラー印画紙、カラーポジフィルム、カラー
反転印画紙、製版用写真感光材料、X線写真感光材料、
黒白ネガフィルム、黒白印画紙、マイクロ用感光材料等
、各種感光材料が挙げられる。
また、本発明は、例えば、湿式の複写機、自動現像機、
プリンタープロセッサ、ビデオプリンタープロセッサー
、写真プリント作成コインマシーン、検版用カラーベー
パー処理機等の各種感光材料処理装置に適用することが
できる。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明によれば、ジャミング等のト
ラブルの解消や清掃、点検等のメインテナンスの際に、
感光材料の搬送手段を処理槽ごと取外すので、処理液の
液ダレにより感光材料処理装置やその周辺を汚損するこ
とがない。
また、搬送手段が処理槽に対し固定的に設置されている
ことにより、処理槽内における搬送手段の位置を常に適
正な位置に保つことができる。 特に、処理槽の位置決
め手段を設けた場合には、搬送手段の装置本体に対する
相対位置が常に一定に保たれる。 従って、従来のラッ
ク構造において生じていた搬送手段の位置ずれによる感
光材料のジャミングが防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料処理装置の適用例である複
写機の概略断面正面図である。 第2図は、本発明の感光材料処理装置における処理槽の
構成例を示す断面正面図である。 第3図は、第2図中のIII −III線での断面図で
ある。 第4図は、本発明に用いられるコネクタの構成例を示す
拡大縦断面図である。 第5図は、本発明において、処理槽を装置本体に装填し
た状態を示す平面図である。 符号の説明 l・・・複写機 11・・・装置本体 110・・・フレーム Ill、112・・・凹部 12・・・感光材料供給部 120・・・ケーシング 121・・・搬送経路 13.14・・・マガジン 15・・・露光部 16・・・処理部 17・・・空気室 171・・・排気ファン 18・・・乾燥部 18a、18b−・・空間 19・・・処理液保管部 S、、S、・・・感光材料 30・・・原稿台 32・・・カラー原稿 34・・・原稿押え 36・・・光源ユニット 38・・・光源 40・・・ミラー 43・・・切換ガイド 44・・・シャッタ 45・・・イメージセンサ 46・・・露光窓 47・・・光学手段 90・・・搬送ローラ対 91・・・ダクト 92.93・・・送風ファン 94・・・ダクト 95・・・ヒータ 96・・・乾燥開始部 97・・・乾燥終了部 98・・・感材通過ゲート 99・・・取出トレイ 2.2°・・・処理槽 20.21・・・側壁 22・・・ローラ支持部 63・・・ポンプ 64・・・フィルター 65・・・ヒーター 7・・・処理液回収手段 70・・・ストックタンク 71.73・・・配管 72・・−バルブ 74・・・ポンプ 8・・・排液系 80・・・排液タンク 81・・・配管 10・・・補充系 100・・・補充液タンク 101・・・配管 102・・・ポンプ 200・・・コネクタ 201・・・ソケット 202・・・パツキン押え部材 203・・・開口 204.208・・・スプリング 23・・・排液管 24・・・吸入管 25・・・吐出管 26.26’  27・・・凸部 3・・・処理液 5・・・搬送手段 50・・・搬送ローラ 51・・・回転軸 52・・・ギア 53・・・駆動軸 54・・・ウオームギア 55・・・スプロケット 57・・・チェーン 58・・・ガイド 580・・・貫通孔 59・・・反転ガイド 581.591・・・フランジ部 6・・・循環系 60・・・サブタンク 61.62・・・配管 205・・・ボール 206・・・0リング 207・・・スライダ 209・・・プラグ 210・・・パツキン 211・・・凹部 212・・・配管 大 富士写真フィルム株式会社 人 弁理士  石 井 陽 同     弁理士   増  1) 達  取出  
願 代  理 FIG、3 5つ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)処理液が入れられた処理槽を有し、この処理槽内
    で感光材料を所定経路で搬送して処理する感光材料処理
    装置であって、 感光材料の搬送手段が前記処理槽に対し固定的に設置さ
    れ、 前記処理槽が装置本体に対し着脱自在であ り、 処理液の補充系と排液系とが、前記処理槽に対し独立し
    て設置され、かつ分離可能とされていることを特徴とす
    る感光材料処理装置。
JP14645489A 1989-06-08 1989-06-08 感光材料処理装置 Pending JPH0311342A (ja)

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JP14645489A JPH0311342A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 感光材料処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090892A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Noritsu Koki Co Ltd 換気制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002090892A (ja) * 2000-09-18 2002-03-27 Noritsu Koki Co Ltd 換気制御方法
JP4710115B2 (ja) * 2000-09-18 2011-06-29 Nkワークス株式会社 換気制御方法

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