JP3153564B2 - 小型船舶のラダーステップ装置 - Google Patents
小型船舶のラダーステップ装置Info
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- JP3153564B2 JP3153564B2 JP15150691A JP15150691A JP3153564B2 JP 3153564 B2 JP3153564 B2 JP 3153564B2 JP 15150691 A JP15150691 A JP 15150691A JP 15150691 A JP15150691 A JP 15150691A JP 3153564 B2 JP3153564 B2 JP 3153564B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rudder
- link
- gas spring
- water
- ladder step
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63B—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING
- B63B27/00—Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers
- B63B27/14—Arrangement of ship-based loading or unloading equipment for cargo or passengers of ramps, gangways or outboard ladders ; Pilot lifts
- B63B27/146—Pilot ladders or similar outboard ladders, e.g. bathing ladders; Pilot lifts
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Ladders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一人乗りまたは数人
乗りで海上を航走する小型船舶のラダーステップ装置に
関するものである。
乗りで海上を航走する小型船舶のラダーステップ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジン付きの小型船舶が広く用
いられている。この推進艇は高速で水上を滑走し、種々
の運動を行なわせるものであるが、沖合で停泊して船を
ベースとして水中で遊ぶというような利用の仕方もあ
る。
いられている。この推進艇は高速で水上を滑走し、種々
の運動を行なわせるものであるが、沖合で停泊して船を
ベースとして水中で遊ぶというような利用の仕方もあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、水
上から人が船に乗り移る際に便利なように船尾部にラダ
ーステップを設け、このラダーステップを設置状態では
下端部が水中に没するようにし、かつ不使用状態では船
内に収納できるようにすればよい。しかしながら、上記
のようなラダーステップを設けた場合、ラダーステップ
の設置および船内への収納の手間が煩わしく、また収納
を忘れて船を航走させた場合にはこのラダーステップに
より推進抵抗が増大し、しかも波が発生してスプレーが
発生したり、騒音が発生したりする問題がある。このよ
うな問題を解決するために、特開平3−90493号で
は、船の航走による水の圧力と、ラダーステップ用の回
転駆動手段とによって、自動的にラダーステップが水面
上に収納されるようにした装置が提案されている。しか
しながらこの構造では、ガススプリングによってラダー
ステップを直接押圧するようにしているために、ラダー
ステップを回転させることができる角度は小さく、しか
も収納状態を維持するための充分な力を作用させること
ができないという問題がある。
上から人が船に乗り移る際に便利なように船尾部にラダ
ーステップを設け、このラダーステップを設置状態では
下端部が水中に没するようにし、かつ不使用状態では船
内に収納できるようにすればよい。しかしながら、上記
のようなラダーステップを設けた場合、ラダーステップ
の設置および船内への収納の手間が煩わしく、また収納
を忘れて船を航走させた場合にはこのラダーステップに
より推進抵抗が増大し、しかも波が発生してスプレーが
発生したり、騒音が発生したりする問題がある。このよ
うな問題を解決するために、特開平3−90493号で
は、船の航走による水の圧力と、ラダーステップ用の回
転駆動手段とによって、自動的にラダーステップが水面
上に収納されるようにした装置が提案されている。しか
しながらこの構造では、ガススプリングによってラダー
ステップを直接押圧するようにしているために、ラダー
ステップを回転させることができる角度は小さく、しか
も収納状態を維持するための充分な力を作用させること
ができないという問題がある。
【0004】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、ラダーステップの収納
忘れを確実に防止することができ、したがって収納忘れ
による上記のような種々の不都合を生じさせず、しかも
ラダーステップを回転させる角度が大きく、回転駆動手
段により収納状態を維持するのに充分な力を作用させる
ことができる小型船舶のラダーステップ装置を提供する
ことを目的とするものである。
するためになされたものであり、ラダーステップの収納
忘れを確実に防止することができ、したがって収納忘れ
による上記のような種々の不都合を生じさせず、しかも
ラダーステップを回転させる角度が大きく、回転駆動手
段により収納状態を維持するのに充分な力を作用させる
ことができる小型船舶のラダーステップ装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、船尾端から
下方に延びて下端部が水中に没するラダーステップ本体
が設けられ、このラダーステップ本体はその上端部が水
平横方向の枢軸を介して船体固定部により支持されて下
端部が水中に没する状態と水面上に位置する状態との間
で180°以上回転するように構成されるとともに船の
航走による水の圧力がラダーステップ本体を上昇させる
方向に作用するように構成され、ラダーステップ本体の
回転駆動用ガススプリングがリンク機構を介してラダー
ステップ本体に結合され、このガススプリングはリンク
機構に対して一方向の押圧力のみ作用させるように構成
され、このリンク機構は一端部が船体の固定部に水平軸
回りに回転可能に取付けられた第1リンクと、この第1
リンクの他端部に軸によって一端部が連結されるととも
に他端部がラダーステップ本体の上端部に結合された第
2リンクとを有し、ラダーステップ本体の下降状態では
ガススプリングによる押圧力をラダーステップ本体の下
降方向に作用させてラダーステップ本体の上端部を船体
固定部に圧着させて下降状態を維持し、船の航走による
水の圧力で死点を越えてラダーステップ本体を回転させ
ると、上記ガススプリングによる力がラダーステップ本
体を上昇させる方向の回転力として作用するとともに、
この方向の回転力が上昇終了状態を保持するように構成
されているものである。
下方に延びて下端部が水中に没するラダーステップ本体
が設けられ、このラダーステップ本体はその上端部が水
平横方向の枢軸を介して船体固定部により支持されて下
端部が水中に没する状態と水面上に位置する状態との間
で180°以上回転するように構成されるとともに船の
航走による水の圧力がラダーステップ本体を上昇させる
方向に作用するように構成され、ラダーステップ本体の
回転駆動用ガススプリングがリンク機構を介してラダー
ステップ本体に結合され、このガススプリングはリンク
機構に対して一方向の押圧力のみ作用させるように構成
され、このリンク機構は一端部が船体の固定部に水平軸
回りに回転可能に取付けられた第1リンクと、この第1
リンクの他端部に軸によって一端部が連結されるととも
に他端部がラダーステップ本体の上端部に結合された第
2リンクとを有し、ラダーステップ本体の下降状態では
ガススプリングによる押圧力をラダーステップ本体の下
降方向に作用させてラダーステップ本体の上端部を船体
固定部に圧着させて下降状態を維持し、船の航走による
水の圧力で死点を越えてラダーステップ本体を回転させ
ると、上記ガススプリングによる力がラダーステップ本
体を上昇させる方向の回転力として作用するとともに、
この方向の回転力が上昇終了状態を保持するように構成
されているものである。
【0006】上記ラダーステップ本体は中心の支柱とそ
の両側部に突出する上下複数段のステップとを具備し、
スタンドライブの揺動によりスタンドライブの一部が上
記ステップの間に位置するように構成することが好まし
い。
の両側部に突出する上下複数段のステップとを具備し、
スタンドライブの揺動によりスタンドライブの一部が上
記ステップの間に位置するように構成することが好まし
い。
【0007】
【作用】上記構成では、使用の際にラダーステップ本体
の繰り出し作業はワンタッチで行うことができ、しかも
収納を忘れた場合でも船の航走により水流の圧力でラダ
ーステップ本体を回転させ、ガススプリングにより自動
的にラダーステップ本体を大きく回転させて船上に収納
させ、しかもガススプリングによりこの収納状態を維持
する作用が果たされることになる。
の繰り出し作業はワンタッチで行うことができ、しかも
収納を忘れた場合でも船の航走により水流の圧力でラダ
ーステップ本体を回転させ、ガススプリングにより自動
的にラダーステップ本体を大きく回転させて船上に収納
させ、しかもガススプリングによりこの収納状態を維持
する作用が果たされることになる。
【0008】
【実施例】図1〜図4において、船尾板20の後面には
左右一対のスタンドライブ6が取付けられ、このスタン
ドライブ6はそれぞれ上下方向の軸60回りに揺動して
推進力と同時に旋回力も生じさせるようにしている。
左右一対のスタンドライブ6が取付けられ、このスタン
ドライブ6はそれぞれ上下方向の軸60回りに揺動して
推進力と同時に旋回力も生じさせるようにしている。
【0009】船尾板20の上面21にはその中央部に凹
部22が形成され、人が水面からの乗船および水面への
下船をする際にこの凹部22を通路として利用するよう
にしている。そしてこの凹部22の下側の船尾板20に
はラダーステップ装置4が設置されている。このラダー
ステップ装置4は、凹部22の下面に取付けられる基板
30(船体の固定部)とこの基板30によって回転可能
に保持されたラダーステップ本体40とから構成されて
いる。ラダーステップ本体40は、中央の支柱41と、
その下端部および中間部で両側方に突出して設けられて
いるステップ42と、上部に設けられている手摺り43
と、支柱40の頂部に取付けられたキャップ410とを
有している。この手摺り43は、支柱41の中間部から
V字状に突出する第1補強材44と、支柱41の上端部
からV字状に突出する第2補強材45とによって両端部
が保持されている。そしてラダーステップ本体40は、
後述のようにその上端部で水平横方向の枢軸90を介し
て回転可能に支持されて、下端部が水中(水面98下)
に没する状態と水面98上(凹部22上)に位置する状
態との間で回転するように構成されている。
部22が形成され、人が水面からの乗船および水面への
下船をする際にこの凹部22を通路として利用するよう
にしている。そしてこの凹部22の下側の船尾板20に
はラダーステップ装置4が設置されている。このラダー
ステップ装置4は、凹部22の下面に取付けられる基板
30(船体の固定部)とこの基板30によって回転可能
に保持されたラダーステップ本体40とから構成されて
いる。ラダーステップ本体40は、中央の支柱41と、
その下端部および中間部で両側方に突出して設けられて
いるステップ42と、上部に設けられている手摺り43
と、支柱40の頂部に取付けられたキャップ410とを
有している。この手摺り43は、支柱41の中間部から
V字状に突出する第1補強材44と、支柱41の上端部
からV字状に突出する第2補強材45とによって両端部
が保持されている。そしてラダーステップ本体40は、
後述のようにその上端部で水平横方向の枢軸90を介し
て回転可能に支持されて、下端部が水中(水面98下)
に没する状態と水面98上(凹部22上)に位置する状
態との間で回転するように構成されている。
【0010】また基板30はその両側に下側後方に延び
る腕31が一体に形成され、基板30は船体の凹部22
の下面にボルトなどにより固定されている。また凹部2
2の下面にはラダーステップ本体40用の回転駆動手段
を構成するガススプリング50の基端部が軸500によ
り取付けられている。そしてこのガススプリング50の
ピストンロッド51の先端部の端末具52には、図5お
よび図6にも示すように、軸91を介してL字形の第1
リンク53の中央部が連結されている。この第1リンク
53の一方の端部は、軸92を介して基板30の腕31
に回転可能に結合され、第1のリンク53の他端部には
軸93を介して第2リンク54の一端部が連結され、第
2リンク54の他端部は軸94を介して上記第2補強材
45に回転可能に取付けられている。また上記第2補強
材45の両端部は、手摺り43の両端部よりさらに延
び、その先端部は枢軸90によって腕31の後端部で回
転可能に保持されている。上記回転駆動手段およびリン
ク機構などは、両側の腕31に左右対称に設けられてい
る。そして上記ガススプリング50は常に伸長力が作用
し、図5の左方向の押圧力Fを軸92の方向に作用させ
ている。
る腕31が一体に形成され、基板30は船体の凹部22
の下面にボルトなどにより固定されている。また凹部2
2の下面にはラダーステップ本体40用の回転駆動手段
を構成するガススプリング50の基端部が軸500によ
り取付けられている。そしてこのガススプリング50の
ピストンロッド51の先端部の端末具52には、図5お
よび図6にも示すように、軸91を介してL字形の第1
リンク53の中央部が連結されている。この第1リンク
53の一方の端部は、軸92を介して基板30の腕31
に回転可能に結合され、第1のリンク53の他端部には
軸93を介して第2リンク54の一端部が連結され、第
2リンク54の他端部は軸94を介して上記第2補強材
45に回転可能に取付けられている。また上記第2補強
材45の両端部は、手摺り43の両端部よりさらに延
び、その先端部は枢軸90によって腕31の後端部で回
転可能に保持されている。上記回転駆動手段およびリン
ク機構などは、両側の腕31に左右対称に設けられてい
る。そして上記ガススプリング50は常に伸長力が作用
し、図5の左方向の押圧力Fを軸92の方向に作用させ
ている。
【0011】上記構成において、船が沖合で停泊して人
が水中に入るときには、図1〜図5に示すようにラダー
ステップ本体40を下降状態、すなわち船尾端から下方
に延びて下端部が水中(水面98下)に没する状態にし
ておく。この状態ではガススプリング50による押圧力
Fは、図5に示すように軸500と軸91とを結ぶ方向
に作用し、この力Fが軸500とと軸92とを結ぶ線1
00よりも上側に作用するために、第1リンク53を軸
92回りに反時計方向に回転させる力を作用させること
になる。この回転力により軸93、第2リンク54およ
び軸94を介して第2補強材45に枢軸90回りの反時
計方向の回転力を作用させ、これによって支柱41の上
端部のキャップ410を基板30の底面に圧着させてラ
ダーステップ本体40を下降状態に維持する。この状態
で水中の人101は図2に示すようにステップ42に足
を乗せ、手摺り43を掴んで乗船し、あるいは船上から
水中に入ることができる。
が水中に入るときには、図1〜図5に示すようにラダー
ステップ本体40を下降状態、すなわち船尾端から下方
に延びて下端部が水中(水面98下)に没する状態にし
ておく。この状態ではガススプリング50による押圧力
Fは、図5に示すように軸500と軸91とを結ぶ方向
に作用し、この力Fが軸500とと軸92とを結ぶ線1
00よりも上側に作用するために、第1リンク53を軸
92回りに反時計方向に回転させる力を作用させること
になる。この回転力により軸93、第2リンク54およ
び軸94を介して第2補強材45に枢軸90回りの反時
計方向の回転力を作用させ、これによって支柱41の上
端部のキャップ410を基板30の底面に圧着させてラ
ダーステップ本体40を下降状態に維持する。この状態
で水中の人101は図2に示すようにステップ42に足
を乗せ、手摺り43を掴んで乗船し、あるいは船上から
水中に入ることができる。
【0012】ラダーステップ装置4の使用後、船を航走
させると、船の航走による水の圧力がラダーステップ本
体40の下端部に作用し、この水の圧力でラダーステッ
プ本体40は枢軸90回りに図2、図5の時計方向に回
転する。この回転により、軸94が左方向に移動して第
2リンク54、軸93を介して第1リンク53を軸92
回りに時計方向に回転させる。そしてこの回転により軸
91が線100より下側に移動すると(死点を越える
と)、ガススプリング50の力Fは第1リンク53を軸
92回りに時計方向に回転させる力として作用し、図2
仮想線および図6に示すように、ラダーステップ本体4
0を凹部22上に上昇させる。この回転は図例では18
0°以上となっており、しかも上昇状態でもガススプリ
ング50による押圧力Fは軸91、第1リンク53、軸
93、第2リンク54、軸94を介してラダーステップ
本体40に時計方向の回転力を付与し、このため上昇状
態を安定して維持することができる。
させると、船の航走による水の圧力がラダーステップ本
体40の下端部に作用し、この水の圧力でラダーステッ
プ本体40は枢軸90回りに図2、図5の時計方向に回
転する。この回転により、軸94が左方向に移動して第
2リンク54、軸93を介して第1リンク53を軸92
回りに時計方向に回転させる。そしてこの回転により軸
91が線100より下側に移動すると(死点を越える
と)、ガススプリング50の力Fは第1リンク53を軸
92回りに時計方向に回転させる力として作用し、図2
仮想線および図6に示すように、ラダーステップ本体4
0を凹部22上に上昇させる。この回転は図例では18
0°以上となっており、しかも上昇状態でもガススプリ
ング50による押圧力Fは軸91、第1リンク53、軸
93、第2リンク54、軸94を介してラダーステップ
本体40に時計方向の回転力を付与し、このため上昇状
態を安定して維持することができる。
【0013】上記上昇状態からラダーステップ本体40
を下降状態に移すには、ラダーステップ本体40を手で
掴んでガススプリング50の力に抗して枢軸90回りに
回転させ、図1〜図5の状態にすればよい。これによっ
てガススプリング50の力Fは、上記のように図5反時
計方向に作用するようになり、下降状態が維持される。
なお、回転駆動手段としては、上記同様にリンクを介し
て一定の押圧力を作用させることができるものであれ
ば、ガススプリング50に限らず種々のものが採用可能
である。
を下降状態に移すには、ラダーステップ本体40を手で
掴んでガススプリング50の力に抗して枢軸90回りに
回転させ、図1〜図5の状態にすればよい。これによっ
てガススプリング50の力Fは、上記のように図5反時
計方向に作用するようになり、下降状態が維持される。
なお、回転駆動手段としては、上記同様にリンクを介し
て一定の押圧力を作用させることができるものであれ
ば、ガススプリング50に限らず種々のものが採用可能
である。
【0014】また図1および図3に示すように、スタン
ドライブ6を揺動させた際に、その水切り板62がラダ
ーステップ装置4の方向へ接近しても、ラダーステップ
本体40は上下のステップ42間には中央の支柱41の
みで他の部材がなく、側部の線49より内側においても
ステップ42間が空間となっているために、ラダーステ
ップ本体40と干渉することはない。
ドライブ6を揺動させた際に、その水切り板62がラダ
ーステップ装置4の方向へ接近しても、ラダーステップ
本体40は上下のステップ42間には中央の支柱41の
みで他の部材がなく、側部の線49より内側においても
ステップ42間が空間となっているために、ラダーステ
ップ本体40と干渉することはない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
使用後にラダーステップ本体の収納を忘れた場合でも、
船の航走により水流の圧力でラダーステップ本体を回転
させ、ガススプリングにより自動的にラダーステップ本
体を回転させて船上に収納させるとになり、しかもガス
スプリングによる回転力が収納後も作用して、収納状態
を維持する作用が果たされることになる。
使用後にラダーステップ本体の収納を忘れた場合でも、
船の航走により水流の圧力でラダーステップ本体を回転
させ、ガススプリングにより自動的にラダーステップ本
体を回転させて船上に収納させるとになり、しかもガス
スプリングによる回転力が収納後も作用して、収納状態
を維持する作用が果たされることになる。
【図1】この発明の実施例を示す船尾部の斜視図であ
る。
る。
【図2】そのラダーステップ装置の側面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】ラダーステップ装置の拡大斜視図である。
【図5】ラダーステップ装置の回転機構部の拡大側面図
である。
である。
【図6】図5の回転後の側面図である。
4 ラダーステップ装置 6 スタンドライブ 20 トランサム 30 基板 31 腕 40 ラダーステップ本体 41 支柱 42 ステップ 43 手摺り 50 ガススプリング 53 第1リンク 54 第2リンク 90 枢軸 91〜94 軸
Claims (2)
- 【請求項1】 船尾端から下方に延びて下端部が水中に
没するラダーステップ本体が設けられ、このラダーステ
ップ本体はその上端部が水平横方向の枢軸を介して船体
固定部により支持されて下端部が水中に没する状態と水
面上に位置する状態との間で180°以上回転するよう
に構成されるともに船の航走による水の圧力がラダース
テップ本体を上昇させる方向に作用するように構成さ
れ、ラダーステップ本体の回転駆動用ガススプリングが
リンク機構を介してラダーステップ本体に結合され、こ
のガススプリングはリンク機構に対して一方向の押圧力
のみ作用させるように構成され、このリンク機構は一端
部が船体の固定部に水平軸回りに回転可能に取付けられ
た第1リンクと、この第1リンクの他端部に軸によって
一端部が連結されるとともに他端部がラダーステップ本
体の上端部に結合された第2リンクとを有し、ラダース
テップ本体の下降状態ではガススプリングによる押圧力
をラダーステップ本体の下降方向に作用させてラダース
テップ本体の上端部を船体固定部に圧着させて下降状態
を維持し、船の航走による水の圧力で死点を越えてラダ
ーステップ本体を回転させると、上記ガススプリングに
よる力がラダーステップ本体を上昇させる方向の回転力
として作用するとともに、この方向の回転力が上昇終了
状態を保持するように構成されていることを特徴とする
小型船舶のラダーステップ装置。 - 【請求項2】 上記ラダーステップ本体は中心の支柱と
その両側部に突出する上下複数段のステップとを具備
し、スタンドライブの揺動によりスタンドライブの一部
が上記ステップの間に位置するように構成されている特
徴とする請求項1記載の小型船舶のラダーステップ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15150691A JP3153564B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 小型船舶のラダーステップ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15150691A JP3153564B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 小型船舶のラダーステップ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04372491A JPH04372491A (ja) | 1992-12-25 |
JP3153564B2 true JP3153564B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=15520002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15150691A Expired - Fee Related JP3153564B2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 小型船舶のラダーステップ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153564B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015160731A1 (en) * | 2014-04-14 | 2015-10-22 | Premier Marine, Inc. | Retractable marine boarding ladder |
USD759840S1 (en) | 2015-05-14 | 2016-06-21 | Premier Marine, Inc. | Retractable ladder |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6563753B2 (ja) * | 2015-09-14 | 2019-08-21 | ヤマハ発動機株式会社 | 船外機艇 |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP15150691A patent/JP3153564B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015160731A1 (en) * | 2014-04-14 | 2015-10-22 | Premier Marine, Inc. | Retractable marine boarding ladder |
US10427761B2 (en) | 2014-04-14 | 2019-10-01 | Premier Marine, Inc. | Retractable marine boarding ladder |
USD759840S1 (en) | 2015-05-14 | 2016-06-21 | Premier Marine, Inc. | Retractable ladder |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04372491A (ja) | 1992-12-25 |
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