JP3151884B2 - ポリウレタンポリ尿素粒子 - Google Patents

ポリウレタンポリ尿素粒子

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料、印刷インキ、ト
ナー、トナーキャリヤー等に優れた特性を付加できる特
定の粒子径および粒度分布を有するポリウレタンポリ尿
素粒子に関する。
【0002】さらに詳細には、本発明は、ウレタン化反
応ならびに尿素化反応なる両反応を通して得られ、特定
の粒子径および粒度分布を有するために、外観、触感に
優れ、意匠性や感性、あるいは高付加価値化が強く求め
られる塗料、印刷インキ、トナー、トナーキャリヤー等
の用途に適したポリウレタンポリ尿素粒子を提供するも
のである。
【0003】
【従来の技術】水性媒体中に疎水性物質を分散させ、そ
の分散された液滴の界面において、有機高分子物質(高
分子化合物)を成長させることによって微小粒子を形成
せしめる、いわゆる界面重合法については、既に、よく
知られている。
【0004】それらの多くは、イソシアネート末端基を
有するイソシアネートプレポリマーを水中に分散させ、
次いで、かくして得られる分散液にポリアミンなどを添
加することによって、安定なるポリウレタンポリ尿素粒
子を形成せしめるという方法であり、かかる界面重合反
応などによって得られるポリウレタンポリ尿素粒子は、
一般に、機械的物性や耐薬品性などに優れる処から、多
方面に利用されている。
【0005】例えば、ポリウレタンポリ尿素粒子を配合
した塗料は、艶がなく触感にも優れる高級感のある塗膜
が得られる、いわゆる感性塗料として知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年ポリウレタンポリ
尿素粒子を配合した塗料においても、更なる塗膜の艶消
し度やその均一性、触感の向上が望まれてきており、従
来の技術ではこうした要望に十分に応える事はできなか
った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述した
如き課題に照準を合わせて、鋭意、検討を行った結果、
使用する樹脂が特定の平均粒径範囲及び、粒度分布を有
することが、予想された以上に上記課題の解決手段とし
て重要であり、それら特定の平均粒径範囲及び、粒度分
布を有するポリウレタンポリ尿素粒子を製造することに
よって、かかる課題を解決し得ることを見い出し、本発
明を完成するに到った。
【0008】
【構成】すなわち、本発明は平均粒径が1〜100μm
の範囲で、かつその粒度分布をワイブル分布に適用した
場合の形状母数が1.5以上であるポリウレタンポリ尿
素粒子であり、更に好ましくは、平均粒径が1〜60μ
mの範囲で、かつその粒度分布をワイブル分布に適用し
た場合の形状母数が1.5以上であるポリウレタンポリ
尿素粒子である。
【0009】また該ポリウレタンポリ尿素粒子が、3次
元的に架橋していても良いポリウレタンポリ尿素粒子で
あり、更に分子中にイソシアヌレート環を有していても
良いポリウレタンポリ尿素粒子、更に、これらのポリウ
レタンポリ尿素粒子が顔料を内包していても良いポリウ
レタンポリ尿素粒子である。
【0010】本発明におけるポリウレタンポリ尿素粒子
は通常、その製法からほぼ球状であり粒径も球を基本形
状として求められる。こうした粒子は通常、粒径が不均
一な多数の粒子から構成されているので、平均粒径と粒
度分布によりその構成を表現する必要がある。
【0011】平均粒径とは、一般的に個数平均、長さ平
均、面積平均、体積平均があるが、本発明でいう平均粒
径とは、通常用いられる体積平均である。本発明におけ
るポリウレタンポリ尿素粒子の平均粒径の範囲は1から
100μmであり、塗料用樹脂として用いた場合には、
更に好ましくは1から60μmであるが、これより小さ
いと艶が現れ、触れた場合、冷たい感じの塗膜になり感
性塗料とは言い難い。また、これより大きいと触れた場
合ざらつき感が著しくなり、好ましくない。印刷インキ
用樹脂として用いる場合は、1〜10μm、トナーとし
て用いる場合は、5〜30μm、トナーキヤリアーとし
て用いる場合は、50〜100μmの範囲のものが好ま
しい。
【0012】ワイブル分布とは、以下の式で表される。 F(t)=1−exp[−(t/η)m ] ここで、F(t)はワイブル分布関数、tは粒径、ηは
尺度母数、mは形状母数である。
【0013】形状母数mが分布の形状を表し、その値が
大きい程分布が狭くなる。もちろん、ワイブル分布で全
ての粒度分布を完全に表現する事はできないので、最大
限に近似できた値を用いる。本発明におけるポリウレタ
ンポリ尿素粒子の分布の形状母数mは1.5以上である
必要がある。例えば、塗料用樹脂として用いた場合に
は、これより小さいと、分布の幅が広くなり塗膜の艶に
むらが生じ、触感も同じ平均粒径のものと比較すると、
ざらつき感が生じやすくなる。印刷インキ、トナー、ト
ナーキャリアーに用いる場合にも、ポリウレタンポリ尿
素粒子の分布の形状母数mは1.5以上であると、むら
のない、優れた製品を製造できる。
【0014】ポリウレタンポリ尿素粒子を得るには、ポ
リイソシアネート化合物及び必要に応じてポリヒドロキ
シ化合物との混合物からなる有機層を水中に分散させ、
次いで、この分散液にポリアミンなどを添加する界面重
合法が一般的である。
【0015】本発明のポリウレタンポリ尿素粒子を得る
には、ポリイソシアネート化合物としては、通常用いら
れるポリイソシアネートはいずれも使用しうるが、それ
らのうちでも特に代表的なものを例示するに止めれば、
まず、脂肪族イソシアネートとして、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、2,4−ジイソシアネート−1−1−
メチルシクロヘキサン、ジイソシアネートシクロブタ
ン、テトラメチレンジイソシアネート、o−、m−もし
くはp−キシリレンジイソシアネート、水添キシリレン
ジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ネート、ジメチルジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート、リジンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソ
シアネート、ドデカンジイソシアネート、テトラメチル
キシレンジイソシアネートまたはイソホロンジイソシア
ネートなどであり、
【0016】また、芳香族イソシアネートとして、トリ
レン−2,4−ジイソシアネート、トリレン−2,6−
ジイソシアネート、ジフェニルメタン−4,4’−ジイ
ソシアネート、3−メチルジフェニルメタン−4,4’
−ジイソシアネート、m−もしくはp−フェニレンジイ
ソシアネート、クロロフェニレン−2,4−ジイソシア
ネート、ナフタリン−1,5−ジイソシアネート、ジフ
ェニル−4,4’−ジイソシアネート、3,3’−ジメ
チルジフェニル−1,3,5−トリイソプロピルベンゼ
ン−2,4−ジイソシアネートカーボジイミド変性ジフ
ェニルメタジイソシアネート、ポリフェニルポリメチレ
ンイソシアネートまたはジフェニルエーテルジイソシア
ネートなどのイソシアネート・モノマー類であり、
【0017】更には、これらの各種のモノマーに基づく
変性ポリイソシアネートとして、例えば、過剰のイソシ
アネートモノマー単独あるいは2種以上を、各種の二価
アルコール、三価アルコールまたは四価以上の多価アル
コールで代表されたポリヒドロキシ化合物と反応させて
得られるポリウレタンポリイソシアネート、または上掲
された如き各種のイソシアネートモノマーを重合させる
ことによって得られるイソシアヌレート環を含んだポリ
イソシアネート、あるいは、水と反応させて得られるビ
ュレット結合を含んだポリイソシアネートなどが代表的
なものである。
【0018】ここで、ポリウレタンポリ尿素粒子を容易
に真球状にし、かつ、強靱性に優れるものにする為に
は、ポリイソシアネート化合物が分子中にイソシアヌレ
ート環を有するものである事が好ましい。また、ポリイ
ソシアネートの数平均分子量としては、200〜10,
000なる範囲内、好ましくは、300〜7,000な
る範囲内、さらに好ましくは、500〜5,000なる
範囲内のものが適切である。
【0019】一方、前記有機相に必要に応じて混合され
るポリヒドロキシ化合物は、ポリマー粒子の壁部の形成
に伴う内部架橋の不足を補い、かつ、このポリマー粒子
の機械的強度を、一層、向上化せしめる効果を有する
が、本発明のポリウレタンポリ尿素粒子を得る為に、か
かるポリヒドロキシ化合物を使用する場合は、通常用い
られるポリヒドロキシ化合物は、いずれも使用すること
ができるが、それらのうちでも、特に代表的なもののみ
を例示するにとどめれば、次のような、いずれかのグル
ープに属するものである。
【0020】(a)エチレングリコール、プロピレング
リコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘ
サン、ビスフェノールA、水添ビスフェノールA、ヒド
ロキシピバリルヒドロキシピバレート、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、2,2,4−トリメ
チル−1,3−ペンタンジオール、グリセリンもしく
は、ヘキサントリオールの如き多価アルコール類;
【0021】(b)ポリオキシエチレングリコール、ポ
リオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンポ
リオキシテトラメチレングリコール、ポリオキシプロピ
レンポリオキシテトラメチレングリコールもしくは、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンポリオキシテト
ラメチレングリコールの如き、各種のポリエーテルグリ
コール類;
【0022】(c)上掲された如き各種の多価アルコー
ル類と、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、テト
ラヒドロフラン、エチルグリシジルエーテル、プロピル
グリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、フェ
ニルグリシジルエーテルまたはアリルグリシジルエーテ
ルの如き各種の(環状)エーテル結合含有化合物との開
環重合によって得られる変性ポリエーテルポリオール
類;
【0023】(d)上掲された如き各種の多価アルコー
ル類の1種以上と、多価カルボン酸類との共縮合によっ
て得られるポリエステルポリオール類であって、コハク
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸、フタル
酸、テトラヒドロフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、マ
レイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタコン酸、グル
タコン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,
4−シクロヘキサンヒカルボン酸、1,2,4−ベンゼ
ントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン
酸、1,2,4−シクロヘキサトリカルボン酸または
2,5,7−ナフタレントリカルボン酸などで特に代表
される多価カルボン酸類を用いて得られるポリオール
類;
【0024】(e)上掲された如き各種の多価アルコー
ル類の1種以上と、・−カプロラクトン、δ−バレロラ
クトンもしくは3−メチル−δ−バレロラクトンの如き
各種のラクトン類との重縮合反応によって得られるラク
トン系ポリエステルポリオール類;
【0025】あるいは、上掲された如き、それぞれ、各
種の多価アルコール類と、多価カルボン酸類と、上掲さ
れた如き各種のラクトン類との重縮合反応によって得ら
れるラクトン変性ポリエステルポリオール類;
【0026】(f)ビスフェノールA型エポキシ化合
物、水添ビスフェノールA型エポキシ化合物、一価およ
び/または多価アルコール類のグリシジルエーテル、あ
るいは、一塩基酸および/または多塩基酸類のグリシジ
ルエステルの如き各種のエポキシ化合物を、ポリエステ
ルポリオールの合成時に、1種以上併用して得られるエ
ポキシ変性ポリエステルポリオール類;さらには、
【0027】(g)ポリエステルポリアミドポリオー
ル、ポリカーボネートポリオール、ポリブタジエンポリ
オール、ポリペンタジエンポリオール、ひまし油、ひま
し油誘導体、水添ひまし油、水添ひまし油誘導体、水酸
基含有アクリル系共重合体、水酸基含有含フッ素化合物
または水酸基含有シリコン樹脂などである。
【0028】本発明のポリウレタンポリ尿素粒子を得る
為には、かかるポリヒドロキシ化合物を使用する場合
は、これら(a)から(g)に示されたポリヒドロキシ
化合物は、単独で使用しても2種以上を併用しても良い
が、その数平均分子量としては、200〜10,00
0、好ましくは、300〜7,000、更に好ましく
は、500〜5,000なる範囲内であることが、ポリ
マー粒子内部の充分なる架橋のために好ましい。
【0029】また、強靱なるポリマー粒子を得るために
は、ポリエステルポリオールの使用が望ましく、就中、
ε−カプロラクトン、δ−バレロラクトンまたは3−メ
チル−δ−バレロラクトンの如きラクトン類との重縮合
反応によって得られるラクトン系ポリエステルポリオー
ル類の使用が好ましい。
【0030】本発明において、ポリヒドロキシ化合物を
用いる場合には、ポリイソシアネート化合物のイソシア
ネート基当量と、ポリヒドロキシ化合物のヒドロキシル
基当量の比率は、1:0.05〜1:2.0、好ましく
は1:0.1〜1:1.8、なる範囲内で、これら両成
分を混合する。ポリウレタンポリ尿素粒子が強靱性に優
れるものであるためには、これら両成分の混合物それ自
体が三次元架橋化し得るような組成にすることが望まし
い。すなわち、その際には、これら両成分の混合物が反
応の進行と共にゲル状となり、加温や真溶剤の希釈によ
っても、もはや、流動性が得られないような配合にする
ことが好ましい。
【0031】かくして得られる混合された疎水性有機相
を、一般には、水中に微細分散させ、該有機相中に含ま
れる過剰なイソシアネート基の1当量につき、ポリアミ
ンを0.2〜1.0当量、好ましくは0.3〜1.0当
量、更に好ましくは0.4〜0.9当量となるように添
加して、粒子界面における尿素化反応を行い、必要に応
じて、粒子内部でのウレタン化反応をも実施することに
よって、所望のポリウレタンポリ尿素架橋粒子が得られ
る。
【0032】本発明において好適に用いられる前記ポリ
アミンとしては、通常用いられるジアミン、ポリアミ
ン、またはそれらの混合物が挙げられるが、それらのう
ちでも特に代表的なもののみを挙げるにとどめれば、
1,2−エチレンジアミン、1、3−プロパンジアミ
ン、ビス(3−アミノプロピル)アミン、ヒドラジン、
ヒドラジン−2−エタノール、ビス(2−メチルアミノ
エチル)メチルアミン、1,4−ジアミノシクロヘキサ
ン、3−アミノ−1−メチルアミノプロパン、N−ヒド
ロキシエチルエチレンジアミン、N−メチル−ビス(3
−アミノプロピル)アミン、テトラエチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、ビス(N,N’−アミノエチ
ル)−1,2−エチレンジアミン、1−アミノエチル−
1,2−エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、テ
トラエチレンペンタミン、
【0033】ペンタエチレンヘキサミン、フェニレンジ
アミン、トルイレンジアミン、2,4,6−トリアミノ
トルエントリハイドロクロライド、1,3,6−トリア
ミノナフタレン、イソホロンジアミン、キシリレンジア
ミン、水添キシリレンジアミン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタンもしくは水添4,4’−ジアミノジフェ
ニルメタン、トリレンジアミン、フェニレンジアミン、
ポリオキシアルキレンポリアミン、またはこれら上掲の
ポリアミン・モノマーの各種の誘導体などである。
【0034】本発明において、水中に分散される疎水性
有機相に、非反応性でありかつ疎水性の有機溶剤を、必
要に応じて添加し、粘度を低下せしめ、水相への分散性
を向上せしめることができる。この場合の有機溶剤の使
用量としては、全有機相の50重量%以下、好ましく
は、30重量%以下が適切である。使用する有機溶剤と
しては、芳香族系または脂肪族系の炭化水素、エステ
ル、エーテル、あるいはケトン系のものが好ましく、就
中、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン、
メチルシクロヘキサン、ジフェニルエーテルまたはミネ
ラルスピリットなどが適している。これらの有機溶剤
は、必要に応じて、粒子形成中あるいは粒子形成後に、
加熱や減圧などの常法により留去してもよい。
【0035】次いで、かくして調製された有機相を水相
中に分散せしめるが、その際、分散の安定化を図るため
に、ポリビニルアルコール、ヒドロキシアルキルセルロ
ース、カルボキシアルキルセルロース、アラビアゴム、
ポリアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドンまたはエチレン無水マレイン酸共重合体の如き
各種の保護コロイドから選ばれる1種または2種以上を
用いても良い。
【0036】また、この水相は、公知慣用の、ノニオン
系、アニオン系またはカチオン系の各種の界面活性剤を
含有していても良い。
【0037】本発明にあって、必要に応じてポリヒドロ
キシ化合物を用いる場合、周知の如く、水とイソシアネ
ート基との反応性は、ヒドロキシル基との反応性に比し
て極めて小さく、かつ、ポリアミン類の添加により形成
される外壁による隔離効果によって、水分の粒子内部へ
の浸透は無視できる処から、反応温度を上げ、反応時間
をかけることによって、粒子中でのウレタン化反応は達
成されるが、粒子内で、イソシアネート基とヒドロキシ
ル基との反応を効果的に促進せしめる目的で、ナフテン
酸コバルト、ナフテン酸亜鉛、塩化第一錫、塩化第二
錫、テトラ−n−ブチル錫、トリ−n−ブチル錫アセテ
ート、n−ブチル錫トリクロライド、トリメチル錫ハイ
ドロオキサイド、ジメチル錫ジクロライド、ジブチル錫
アセテート
【0038】,ジブチル錫ジラウレート、オクテン酸錫
またはカリウムオレエートの如き各種の有機金属触媒の
1種または2種以上を、疎水性の有機相に対して5〜1
0000ppm、好ましくは10〜5000ppmなる
範囲内で添加しても良く、該有機金属触媒の添加によっ
て、極めて短時間に、強靱なる架橋粒子を形成せしめる
ことができる。
【0039】本発明における平均粒径及び粒度分布を有
するポリウレタンポリ尿素粒子に調整するにはいくつか
の方法がある。まず、界面重合時において、有機相を構
成する樹脂類、分散工程における保護コロイドおよび/
または界面活性剤の種類とそれらの使用量、あるいは分
散工程での攪拌速度や反応温度などの諸条件を、適宜、
選択することにより、または、得られた懸濁液を濾過、
または重力湿式分級機、液体サイクロンなどの湿式分級
により、または乾燥されたポリウレタンポリ尿素粒子
を、ふるい、または重力慣性式、遠心力−重力−慣性
式、遠心式、サイクロン系分級機、回転壁形強制渦式な
どの乾式分級によって、ワイブル分布に適用した場合の
形状母数が1.5以上で、かつ平均粒径が1〜100μ
mであるポリウレタンポリ尿素粒子、更に好ましくは、
塗料用樹脂の場合は平均粒径1から60μm、印刷イン
キ用樹脂の場合は1〜10μm、トナーの場合は5〜3
0μm、トナーキヤリアーの場合は50〜100μm等
の目的とする平均粒径や分布に調整することができる。
【0040】かくして得られるポリウレタンポリ尿素粒
子は、それぞれの目的・使途に添って用いられるが、ス
プレードライ法、遠心分離乾燥法、ろ過乾燥法または流
動床乾燥法などにより、微細なパウダー状として用いる
ことも出来る。
【0041】また本発明のポリウレタンポリ尿素粒子に
は、芯物質として、様々なものを内包せしめることが出
来る。かかる内包用の芯物質は、疎水性の有機相中に存
在させて、粒子内部に取り込むものであるが、こうした
芯物質の範囲や種類などは、特に限定されることはな
く、広範囲に及ぶものである。
【0042】当該内包用芯物質の特に代表的なもののみ
を例示するに止めれば、防かび剤、防藻剤、除草剤、殺
菌剤もしくは殺虫剤の如き各種の薬剤類または医薬品類
などを始め、香料、着色料、発色剤類、酵素類、洗剤
類、触媒類、防錆剤類、接着剤類、さらには紫外線吸収
剤、液晶、磁性材料、あるいは導電性物質など化成品類
または食品添加物などである。
【0043】また、必要に応じて、イソシアネート基に
対して不活性の可塑剤類、パラフィン類、動植物油類ま
たはシリコン油類、あるいはキシレン樹脂やケトン樹脂
類の如き各種の合成樹脂類をも、適宜、内包せしめるこ
とが出来る。
【0044】
【実施例】次に、本発明を実施例、比較例、応用例およ
び比較応用例により、一層、具体的に説明する。以下に
おいて、部および%は特に断りのない限り、すべて重量
基準であるものとする。
【0045】はじめに、使用原料について説明する。 (A):ポリイソシアネート化合物 (1)「バーノックDN−901S」(大日本インキ化
学工業(株)製の、ヘキサメチレンジイソシアネートを
用いて得られるイソシアヌレート環含有ポリイソシアネ
ート;イソシアネート基含有率=23.2%);以下、
これをPI−1とする。
【0046】(2)「バーノックDN−950」(大日
本インキ化学工業(株)製の、ヘキサメチレンジイソシ
アネートアダクト型ポリイソシアネート樹脂;固形分換
算イソシアネート基濃度=16.8%)の固形分を用い
たが、以下これをPI−2とする。 (3)1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート;以下
これをHDIと略する。
【0047】(B):ポリヒドロキシ化合物 (1) トリメチロールプロパンとε−カプロラクトン
との重縮合反応によって得られる、水酸基価が168.
5なるポリカプロラクトンポリエステルトリオール;以
下、これをPO−1とする。 (2) ネオペンチルグリコールとアジピン酸との重縮
合反応によって得られる、水酸基価が112なるポリエ
ステルジオール;以下、これをPO−2とする。
【0048】(C):ポリアミン化合物 (1)エチレンジアミン;以下、EDAと略す。 (2)1,6−ヘキサメチレンジアミン;以下、HMD
Aと略す。 (D):ミルベース 30部のPO−1、70部の「Tipaque R−8
20」、及び25部のトルエンを混合し、次いで、3本
のロールミルにて混練し、白のミルベース(MB−1)
を得た。
【0049】(実施例1)1,000mlのフラスコに、
「PVA−205」[(株)クラレ製の、ポリビニルア
ルコールの部分ケン化物]の8部を392部の水に溶解
した水相を準備した。別の容器で、PI−1の86.2
部とPO−1の13.8部とを混合して有機相とした。
室温にて、ホモミキサーを用いて、7,000〜7,5
00rpm で水相を攪拌しながら、予め用意しておいた有
機相を仕込み、1分間攪拌して分散液を得た。
【0050】次いで、この分散液を別のフラスコに移
し、パドラー型の攪拌翼によって攪拌しながら、EDA
の50%水溶液の6.34部を仕込んだ。室温で2時間
保持したのち、50℃に昇温して同温で1時間、80℃
で2時間反応を続行せしめ、目的とするポリウレタンポ
リ尿素粒子の懸濁液を得た。この懸濁液をそのままスプ
レードライ法によってパウダー状となした(比較例とし
て、S−1と称す)、および湿式分級であるスラリー分
級液体サイクロン装置(商品名;スーパークロン、株式
会社大石機械製作所製)の3液分離型を用いて分級を行
い、得られた懸濁液をスプレードライ法によってパウダ
ー状となした(B−1と称す)ポリウレタンポリ尿素粒
子を各々得た。
【0051】両者の粒度分布をレーザー解析式粒度分布
計(商品名;SKレーザーミクロンサイザー、株式会社
セイシン企業製)により測定したところ、前者は平均粒
径5.7μm、ワイブル分布の形状母数0.75、後者
は平均粒径5.9μm、ワイブル分布の形状母数1.6
2であった。但し、ワイブル分布の形状母数は、手計算
によってデータを変換し、品質管理支援システムJUS
E−QCAS(日本電気ソフトウエア株式会社製)なる
ソフトウエアを用いて求めた。
【0052】(実施例2)下掲する如き処方に変更する
以外は、実施例1と同様にして、目的とするポリウレタ
ンポリ尿素粒子の懸濁液を得た。すなわち、水相として
は、それぞれ、「PVA205」2部、「PVA21
7」[(株)クラレ製の、ポリビニルアルコールの部分
ケン化物]2部および水の396部を用い、一方、有機
相としては、それぞれ、MB−1の42.7部、PI−
2の24.0部、HDIの9.3部、とPO−2の2
4.0部とを用い、ポリアミンとしては、EDAの25
%水溶液の17.2部を用いることにより、ポリウレタ
ンポリ尿素粒子の懸濁液が得られた。
【0053】この懸濁液から実施例1と同様に、乾燥の
みにより平均粒径10.9μm、ワイブル分布の形状母
数1.13(比較例として、S−2と称す)のポリウレ
タンポリ尿素粒子、及び湿式分級後乾燥して、平均粒径
10.6μm、ワイブル分布の形状母数1.77(B−
2と称す)なる白色のポリウレタンポリ尿素粒子を各々
得た。
【0054】(実施例3)下掲する如き処方に変更する
以外は、実施例1と同様にして、目的とするポリウレタ
ンポリ尿素粒子の懸濁液を得た。
【0055】すなわち、水相としては、それぞれ、「P
VA205」2部および水の398部を用い、一方、有
機相としては、それぞれ、PI−2の84.9部とPO
−2の15.1部とを用い、ポリアミンとしては、ED
Aの50%水溶液の6.6部を用いることにより、ポリ
ウレタンポリ尿素粒子の懸濁液が得られた。
【0056】この懸濁液から実施例1と同様に、乾燥の
みにより平均粒径30.7μm、ワイブル分布の形状母
数1.03(比較例として、S−3と称す)、及び湿式
分級後乾燥し、平均粒径30.8μm、ワイブル分布の
形状母数1.93(B−3と称す)のポリウレタンポリ
尿素粒子を各々得た。
【0057】(応用例1〜3及び比較例1〜3)各実施
例で得られたポリウレタンポリ尿素粒子(B−1、B−
2、B−3)の各々45部、バーノックD7−885
(大日本インキ化学工業株式会社製のポリオール、不揮
発分80%、水酸基価83)、PI−116部を配合、
混合せしめたのち、キシレン、酢酸ブチルを1対1の割
合で混合したシンナーにて希釈し、エアースプレーにて
ABS板に乾燥膜厚が50μmとなるように塗布した試
験板を作成した。
【0058】比較例として、各実施例中に記載した比較
例のポリウレタンポリ尿素粒子(S−1、S−2、S−
3)を用いた他は、上記方法と全く同様に処理して、A
BS板に乾燥膜厚が50μmとなるように塗布した試験
塗装板を作成した。得られた試験塗装板を室温に1週間
放置させてから、評価を行った結果を表1に示す。
【0059】
【表1】
【0060】艶消し度、艶むらは目視にて判定した。
(評価基準) ◎; 艶が完全に消えている、または艶むらが全くな
い。 ○; 艶がほぼ消えている、または艶むらがほぼない。 △; 艶がややある、または艶むらがややある。 ×; 艶がある、または艶むらがある。
【0061】ざらつき感は手で触れてみて判定した。 (評価基準) ◎; ざらつき感が全くない。 ○; ざらつき感がない。 △; ざらつき感がややある。 ×; ざらつき感がある。 第1表の結果から明らかなように、本発明のポリウレタ
ンポリ尿素粒子は、塗料中に配合して用いた場合、塗膜
の艶の程度や均一性、触感に優れていることが明きらか
である。
【0062】実施例1、2、3で得られたB−1〜B−
3及び比較例S−1〜S−3の各々の粒度分布を
【図1】から
【図6】に示す。グラフの横軸が粒径(単位はμm)、
縦軸は区間割合と累積割合を示す。
【0063】
【発明の効果】本発明は外観、触感に優れ、意匠性や感
性、あるいは高付加価値化が強く求められる塗料、印刷
インキ、トナー、トナーキャリヤー等に適したポリウレ
タンポリ尿素粒子を提供できる。
【0064】
【図面の簡単な説明】
【図1】B−1の粒度分布を示す。
【図2】S−1の粒度分布を示す。
【図3】B−2の粒度分布を示す。
【図4】S−2の粒度分布を示す。
【図5】B−3の粒度分布を示す。
【図6】S−3の粒度分布を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−109292(JP,A) 特開 昭49−120994(JP,A) 特開 平2−240123(JP,A) 特開 平5−170925(JP,A) 特開 平3−2266(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 18/00 - 18/87

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径が1〜100μmで、かつその
    粒度分布をワイブル分布に適用した場合の形状母数が
    1.5以上であるポリウレタンポリ尿素粒子。
  2. 【請求項2】 平均粒径が1〜60μmで、かつその粒
    度分布をワイブル分布に適用した場合の形状母数が1.
    5以上である請求項1記載のポリウレタンポリ尿素粒
    子。
  3. 【請求項3】 3次元的に架橋していることを特徴とす
    る請求項1記載のポリウレタンポリ尿素粒子。
  4. 【請求項4】 分子中にイソシアヌレート環を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載のポリウレタンポリ尿素粒
    子。
  5. 【請求項5】 顔料を内包することを特徴とする請求項
    1記載のポリウレタンポリ尿素粒子。 【0000】
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