JP3151557B2 - 結束方法およびその装置 - Google Patents

結束方法およびその装置

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JP3151557B2 JP34261998A JP34261998A JP3151557B2 JP 3151557 B2 JP3151557 B2 JP 3151557B2 JP 34261998 A JP34261998 A JP 34261998A JP 34261998 A JP34261998 A JP 34261998A JP 3151557 B2 JP3151557 B2 JP 3151557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は結束方法および結束装置
に関し、特に、結束済の被結束物を下方に落下可能と
し、かつ、被結束物に巻回した結束テープのテープ端部
の処理を確実に行う結束方法および装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】まず、従来の結束装置を図8(特開昭63
ー152518 号公報)に示して説明する。この結束装置は、
基台1にテープ端把持装置2および起倒動可能に結束腕
3を設け、結束腕3の先端部に取りつけられたヘッド4
とテープ端把持装置2との間に結束テープ5を引き出
す。続いて、当該引き出された結束テープ5に被結束物
6を押し込むようにして、結束テープ5と共に被結束物
6を載置台7の上に載置する。そして、結束腕3を傾倒
動させて被結束物6に結束テープ5を巻回すると共に、
テープ端把持装置2の台2Aとヘッド4とを衝合させ
て、結束テープ5を圧着し、同時に切断刃4Aで切断す
る。最後に、結束後に結束腕3を起立させると、結束テ
ープ5の切断端がテープ把持装置2に把持されて、結束
テープ5はテープ把持装置2とヘッド4との間に引き出
された状態になる。
【0003】このように被結束物6を結束した後に結束
腕3を起立させ、結束テープ5の切断端をテープ把持装
置2に把持させて、結束テープ5をテープ把持装置2と
ヘッド4との間に引き出すようにすると、この引き出さ
れた結束テープ5が邪魔になって、結束完了した被結束
物6を手前(上方向)に取り出すことができない。よっ
て、被結束物6が特に長いものである場合には、横方向
に取り出さなければならないという欠点があった。
【0004】この従来の結束装置の改良として、結束完
了後の被結束物を手前に取り出せるようにした結束装置
が特開昭59ー174416 号公報に開示されている。この結束
装置の概略を図9に示して説明する。この結束装置はテ
ープ端把持装置2とヘッド4とを相対的に移動するよう
にしたものである。
【0005】図9の装置の場合、結束テープ5の端部を
テープ把持装置2で把持し、図のように結束テープ5を
テープ把持装置2とヘッド4との間に引き出した状態
で、この引き出された結束テープ5を押し込むようにし
て、被結束物6を載置台7の上に載置する。すると、リ
ミットスイッチ8が押され、ヘッド4がSの位置からT
の位置に移動して、被結束物6に結束テープ5を巻回す
る。これと共に、ヘッド4をテープ把持装置2上に圧着
し、切断刃4Aで結束テープ5を切断する。この時、結
束テープ5の切断端は、テープ把持装置2に把持されな
いようになっている。
【0006】このため、ヘッド4がTの位置からSの位
置に戻るときに、結束テープ5はヘッド4から引き出さ
れず、結束完了後の被結束物6を手前に取り出すことが
できる。その後、テープ把持装置2がQの位置からPの
位置に移動して結束テープ5の切断端を把持し、再びP
の位置からQの位置に戻り、結束テープ5をテープ把持
装置2とヘッド4の間に引き出した状態で、次の結束に
備えるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のごとく、図9に
示した従来例は、結束完了後の被結束物を手前に取り出
すことができるが、次の通りの改良すべき問題がある。
すなわち、テープ把持装置2およびヘッド4を互いに上
記動作順序で移動するようにしなければならないので、
その機構および構造が複雑になり、装置全体が大型化す
るという問題がある。また、結束テープ5の引き出し
は、結束完了後に、テープ把持装置2がQの位置からP
の位置に移動して結束テープ5の切断端を把持し、再び
Pの位置からQの位置に戻ることにより、テープ把持装
置2とヘッド4の間に引き出すようにしている。よっ
て、次の結束態勢までの損失時間が多くなって能率が低
下し、特に自動結束する場合に、時間的なタイミングが
取りにくいという改良すべき問題がある。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、装置の簡略化、結束
時間の短縮化および被結束物に巻回した結束テープの端
部処理の円滑化を図ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の請求項1に係る結束方法は、結束テープの端
部をテープ把持部で把持し、該テープ把持部と結束ヘッ
ドとの間に結束テープを引き出し、該引き出された結束
テープを押し込むようにして被結束物を所定位置にセッ
トし、前記結束ヘッドを前記テープ把持部に衝合させて
結束テープで被結束物を結束し、これを切断した後、該
引き出された結束テープから離間する方向に結束済の被
結束物を落下させ、被結束物の落下経路を形成する面
に、テープ端を有する被結束物を回転させつつ摺接させ
ることを特徴とする。
【0010】本発明によると、前記結束ヘッドとテープ
把持部との間に引き出されている結束テープを押し込む
ようにして、被結束物を前記所定位置にセットする。次
に、前記結束ヘッドを前記テープ把持部に接近させて、
結束テープを被結束物に巻回する。そして、前記結束ヘ
ッドを前記テープ把持部に衝合させ、結束テープを圧着
し、同時に結束テープを切断して結束を完了する。続い
て、前記結束ヘッドを前記テープ把持部から離間させる
ことにより、結束テープを前記テープ把持部と前記結束
ヘッドとの間に引き出す。次に、前記所定位置で結束が
完了している被結束物を、引き出された結束テープから
離間する方向へと落下させる。さらに、被結束物の落下
経路を形成する面に、被結束物を回転させつつ摺接させ
ることにより、被結束物に巻回された結束テープのテー
プ端を押し倒すようにして被結束物に貼着し、結束テー
プの端部処理を完了する。
【0011】また、本発明の請求項2に係る結束方法
は、前記落下経路は、テープ端貼付ロールおよびテープ
端押え部材で形成され、前記テープ端貼付ロールおよび
前記テープ端押え部材の間隙に被結束物を通過させる際
に、前記テープ端貼付ロールを回転させ、この回転に伴
い被結束物を回転させ、テープ端を被結束物に巻回する
ことを特徴としている。
【0012】上記構成によると、前記所定位置から落下
した被結束物は、前記テープ端貼付ロールおよび前記テ
ープ端押え部材の間に落下する。そして、テープ端貼付
ロールを回転させると、これに伴い、被結束物も回転し
つつ前記テープ端貼付ロールと前記テープ端押え部材と
の間隙を下降していく。この過程で、テープ端は押し倒
されるようにして被結束物に貼着されることから、結束
テープの端部処理を完了することができる。
【0013】また、上記課題を解決するための本発明の
請求項3に係る結束装置は、結束テープの一端部を把持
するテープ把持部と、該テープ把持部に把持された結束
テープをテープリールから引き出すために、前記テープ
把持部に対し離間接近自在に対向配置された結束ヘッド
と、該結束ヘッドおよび前記テープ把持部との間に引き
出された結束テープを押し込むようにして被結束物を所
定位置にセットするセット手段と、該所定位置で結束を
済ませた被結束物を落下させる落下経路とを有し、該落
下経路上に、テープ端を有する被結束物を回転させつつ
摺接させる摺接面を設けたことを特徴とする。
【0014】本発明によると、被結束物を、前記結束ヘ
ッドおよび前記テープ把持部との間に引き出された結束
テープを押し込むようにして前記所定位置にセットし、
前記結束ヘッドを前記テープ把持部に接近させて、結束
テープを被結束物に巻回する。そして、前記結束ヘッド
を前記テープ把持部に衝合させ、結束テープを圧着し、
同時に切断して結束を完了する。このようにして結束が
完了した前記所定位置の被結束物を、前記落下経路へと
落下させる。そして、前記落下経路上に設けた摺接面
に、被結束物を回転させつつ摺接させることにより、被
結束物に巻回された結束テープのテープ端を押し倒すよ
うにして被結束物に貼着し、結束テープの端部処理を完
了する。
【0015】また、本発明の請求項4に係る結束装置に
おいては、前記落下経路は、回転自在に支持されたテー
プ端貼付ロールと、テープ端押え部材とを有することを
特徴としている。
【0016】上記構成によると、前記所定位置から落下
させた被結束物を、落下経路上に位置するテープ端貼付
ロールと前記テープ端押え部材との間隙に通過させる。
この際に、テープ端貼付ロールを回転させると、これに
伴い、被結束物も回転しつつ前記テープ端貼付ロールと
前記テープ端押え部材との間隙を下降していく。この過
程で、テープ端は押し倒されるようにして被結束物に貼
着されることから、結束テープの端部処理が完了する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1に示すように、テープ把持部2は基台
9に取りつけられた支持部材10に固定されている。ま
た、基台9に取りつけられた支持部材11、12により支持
されるヘッドシリンダ13(CYL2)のロッドには、結束ヘ
ッド4(以下「ヘッド」という)が取り付けられてい
る。そして、このテープ把持部2とヘッド4は、基台に
対して所定の傾斜角度をもって、互いに対向するように
位置決めされている。このテープ把持部2およびヘッド
4は、例えば特開昭63ー152518号公報などにより既に公
知のものであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0018】符号14は、被結束物6を押えるための押え
部材である。そして、図2にも示すように、軸15に偏心
して取りつけられた取付部材16により、ヘッド4の両側
に位置して取りつけられている。さらに、この軸15を押
えシリンダ17(CYL1)により回動することにより、押え
部材14を14′の位置まで揺動するようになっている。符
号18で示す部分は被結束物6を所定位置(被結束物6を
結束するに適した位置)にセットするセット手段であ
り、本発明の実施の形態では、載置台を一例として用い
ている。載置台18は、受けシリンダ19(CYL3)等の駆動
手段を備える。また、載置台18は受けシリンダ19(CYL
3)のロッド20に取りつけられており、基台9に対して
水平方向に抜き差し可能となっている。この載置台18の
別の態様としては図3に示すように、回動軸 181に取り
つけて矢印(イ)で示すように略90度下方に回動するよ
うにしてもよく、また図4に示すように、回動軸 181に
取りつけて矢印(ロ)で示すように水平方向に回動する
ようにしてもよい。すなわち、被結束物6を落下させる
ように、載置台18が逃げる動き(退動という)をするよ
うになっている。この回動軸 181は受けシリンダ19(CY
L3)あるいは受けシリンダ19(CYL3)の代わりにエアー
で駆動されるロータリアクチュエータにより回動させら
れるようになっている。
【0019】また、図2に示すように、載置台18が位置
する基台9の先端部 901はL字状になっており、載置台
18の下側が空くように、開口 902が設けられている。こ
の開口 902の下方(後述のごとく、被結束物6の落下経
路上)には、図1に示すように、基台に取りつけられた
ブラケット37によってテープ端貼付ロール36を軸支して
いる。さらに、このテープ端貼付ロール36の外周面と曲
率半径を略同じくする、若しくは、テープ端貼付ロール
36の外周面と同心をなす曲面からなるテープ端押え部材
39が設けられている。テープ端貼付ロール36は図示省略
の駆動装置により矢印(ハ)の方向に回転するようにな
っており、テープ端押え部材39は支持部材40によりテー
プ端貼付ロール36に対して離間接近可能なように設けら
れている。テープ端貼付ロール36およびテープ端押え部
材39は弾性力のある例えばスポンジ等で形成されてい
る。図1中、符号21はリミットバルブ(RV1 )、符号22
はリミットバルブ(RV2)、符号23はリミットバルブ(RV
3)、符号24はリミットバルブ(RV4)、符号25はリミット
バルブ(RV5)を示している。また、符号27はテープリー
ル26にバックテンションをかけるためのバックテンショ
ン機構である。
【0020】図5はヘッド4、押え部材14および載置台
18を駆動させるためのエアーユニットを示すエアー回路
図である。当該エアー回路には、押え部材14を揺動させ
る押えシリンダ17(CYL1) の前進および後退に係るエア
ーオペレートバルブ29(AV1)と、ヘッド4を往復動させ
るヘッドシリンダ13(CYL2)の前進および後退に係るエア
ーオペレートバルブ30(AV2) と、載置台18を移動させる
受けシリンダ19(CYL3)のを前進および後退に係るエアー
オペレートバルブ31(AV3) とが、それぞれ設けられてい
る。
【0021】また、上記エアーオペレートバルブ29、3
0、31はパイロットエアーにより切り換えられるように
なっている。例えば、エアーオペレートバルブ29(AV1)
はスタートプッシュバルブ28(PV2)により前進側に、リ
ミットバルブ25(RV5) により後退側に切り換えられる。
また、エアーオペレートバルブ30(AV2) はリミットバル
ブ21(RV1) により前進側に、リミットバルブ22(RV2) に
より後退側に切り換えられる。さらに、エアーオペレー
トバルブ31(AV3) はリミットバルブ23(RV3) により前進
側に、リミットバルブ24(RV4) により後退側に切り換え
られる。
【0022】エアーオペレートバルブ32(AV4 ) は、リ
ミットバルブ21(RV1) とエアーオペレートバルブ35(AV
5) のどちらかにエアーを供給するためのバルブであ
る。そして、スタートプッシュバルブ28(PV2)から供給
されるパイロットエアーによりリミットバルブ21(RV1)
側に切り換えられ、リミットバルブ22(RV2) から供給さ
れるパイロットエアーによりエアーオペレートバルブ35
(AV5)側に切り換えられる。エアーオペレートバルブ35
(AV5)は、リミットバルブ21(RV1)から供給されるパイ
ロットエアーにより切り換わると、リミットバルブ23
(RV3)を経由してエアーオペレートバルブ31(AV3) にエ
アーを供給する。そして、エアーオペレートバルブ31(A
V3) を、受けシリンダ19(CYL3) を前進させる位置へと
切り換える。また、エアーオペレートバルブ35(AV5)
は、リミットバルブ24(RV4)から供給されるエアーによ
り切り換わると、リミットバルブ25(RV5)を経由してエ
アーオペレートバルブ29(AV1) にエアーを供給する。そ
して、エアーオペレートバルブ29(AV1) を、押えシリン
ダ17(CYL1) を後退させる位置へと切り換える。図中、
符号33は緊急停止プッシュバルブを、符号34はエアー源
を示している。
【0023】図6は図5のエアーユニットを共用して、
複数の押えシリンダCYL1ー1、CYL1ー2、ヘッドシリンダCYL2
ー1、CYL2ー2、受けシリンダCYL3ー1、CYL3ー2 を設け、一つの
エアーユニットで多数の結束機を駆動するようにしたも
のである。図5と共通する部分には同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0024】次に、図5およびタイムチャートを示した
図7を用いて、結束装置の作動手順を説明する。まず、
ヘッド4とテープ把持部2との間に引き出されている結
束テープ5を押し込むようにして、被結束物6を載置台
18に載置することにより、スタートプッシュバルブ28(P
V2) を押す。すると、エアーオペレートバルブ29(AV1)
にパイロットエアーが供給されて、エアーオペレートバ
ルブ29(AV1) は押えシリンダ17(CYL1) を前進させる方
向へと切り換わり、押え部材14を傾倒させる。これと同
時に、エアーオペレートバルブ32(AV4)にもパイロット
エアーが供給され、エアーオペレートバルブ32(AV4)は
リミットバルブ21(RV1)にエアーを供給する位置へと切
り換えられる。
【0025】続いて、押え部材14が最終位置まで傾倒
し、被結束物6を載置台18に固定した時点で、抑え部材
14の一部分等によりリミットバルブ21を押す。すると、
リミットバルブ21(RV1)は、エアーオペレートバルブ30
(AV2) にパイロットエアーを供給する方向へと切り換わ
るので、エアーオペレートバルブ30(AV2) からヘッドシ
リンダ13にエアーが供給され、ヘッド4を前進させる。
これと同時に、リミットバルブ21(RV1)からエアーオペ
レートバルブ35(AV5) にもパイロットエアーが供給さ
れ、エアーオペレートバルブ35(AV5) は、リミットバル
ブ23(RV3) にエアーを供給する位置へと切り換わる。
【0026】ヘッド4が前進して最終位置に到達する間
に、押え部材14で載置台18に固定されている被結束物6
を結束し、次にヘッド4がテープ把持部2と衝合して結
束テープ5を圧着し、同時にヘッド4に設けた切断刃
(図示省略)で結束テープ5を切断する。このとき、ヘ
ッド4の一部分等によってリミットバルブ22(RV2) が切
り換えられ、エアーオペレートバルブ30(AV2)にパイロ
ットエアーが供給される。よって、エアーオペレートバ
ルブ30(AV2)はヘッドシリンダ13を後退させる位置へと
切り換わり、ヘッド4が後退する。これと同時に、エア
ーオペレートバルブ32(AV4) にもパイロットエアーが供
給され、エアーオペレートバルブ32(AV4)を切り換え
る。前述のごとく、エアーオペレートバルブ35(AV5)
は、リミットバルブ23(RV3) にエアーを供給する位置に
あるので、エアーオペレートバルブ32(AV4) から吐出さ
れたエアーは、エアーオペレートバルブ35(AV5) を介し
てリミットバルブ23(RV3) へと供給される。
【0027】次に、ヘッド4が後退位置に来ると、ヘッ
ド4の一部分等によってリミットバルブ23(RV3) が切り
換えられ、エアーオペレートバルブ31(AV3) にパイロッ
トエアーが供給される。そして、エアーオペレートバル
ブ31(AV3) は、受けシリンダ19を後退させる位置へと切
り換わる。受けシリンダ19の後退により、載置台18は後
退し、後退位置に到達する間に結束完了された被結束物
6を落下させる。載置台18が後退位置に到達すると、リ
ミットバルブ24(RV4) が切り換わり、エアーオペレート
バルブ31(AV3) にパイロットエアーを供給する。したが
って、エアーオペレートバルブ31(AV3) は、受けシリン
ダ19を前進させる位置へと切り換わる。そして、受けシ
リンダ19により載置台18を前進させる。このとき、エア
ーオペレートバルブ35(AV5) にもパイロットエアーが供
給され、エアーオペレートバルブ35(AV5) は、リミット
バルブ25(RV5) にエアーを供給する位置へと切り換わ
る。
【0028】さらに、載置台18が前進位置に到達するこ
とによって、リミットバルブ25(RV5) が切り換えられ、
エアーオペレートバルブ29(AV1) にパイロットエアーを
供給する。したがって、エアーオペレートバルブ29(AV
1) は、抑えシリンダ17(CYL1)を後退させる位置へと切
り換わる。そして、抑えシリンダ17(CYL1)が後退して押
え部材14が起立し、元の位置へと復帰する。
【0029】以上の作動手順を、各シリンダ等によって
駆動される部材の動作に関してまとめると、以下のよう
になる。初期状態では、図1に示すように載置台18が前
進位置にあり、被結束物6を載置できる状態になってい
る。また、押え部材14は起立状態にあり、ヘッド4は後
退している。このとき、ヘッド4とテープ把持部2との
間に引き出されている結束テープ5を押し込むようにし
て、被結束物6を載置台18に載置する。そして、押え部
材14を傾倒させ被結束物6を載置台18の上に固定する。
続いて、ヘッド4を前進させ、結束テープ5を被結束物
6に巻回する。さらに、ヘッド4をテープ把持部2に衝
合させ、結束テープ5を圧着し、同時に結束テープ5を
切断して結束を完了する。ここまでの動作においては、
被結束物6を押え部材14にて固定した後に、ヘッド4を
前進させて結束するので、被結束物6の束を崩すことな
く、確実に結束することが可能になる。
【0030】次に、ヘッド4を後退させ、結束テープ5
をテープ把持部2とヘッド4との間に引き出す。続い
て、載置台18を後退(または回動)させて、結束が完了
している被結束物6を基台9の開口 902(図2)から落
下させる。すなわち、被結束物6の結束を完了した後に
被結束物6を落下させて取り出すことが可能になり、被
結束物6の取り出しを効率よく行うことが可能になる。
その後に、載置台18を元の位置に復帰させ、その後に押
え部材14を起立させ、前記初期状態に復帰させる。
【0031】以上のごとく、結束テープ5の端部がテー
プ把持部2に把持されてヘッド4によって引き出された
後であっても、被結束物6を下方(引き出された結束テ
ープ5から離間する方向)に自然落下させることによ
り、被結束物6が結束テープ5に干渉することなく取出
すことができるので、何らかの被結束物6の取り出し機
構が不要となる。また、被結束物6を取出した時点で、
すでに結束テープ5はテープ把持装置2とヘッド4の間
に引き出され、次の結束作業に備えて待機した状態にあ
るので、次の結束作業までの時間の損失を極力抑えるこ
とが可能である。そして、作業者が行う作業は、被結束
物6を載置台18に載置することのみとなり、結束の自動
化が促進される。
【0032】ところで、この手の結束装置では、本出願
人が実開昭62-48904号公報、実開昭62-48905号公報等に
も開示しているように、被結束物6に巻回された結束テ
ープ5の両端部を、テープの長手方向の位置をずらすよ
うにして圧着し、一方の端部の粘着面を露出させること
が一般的である。そして、この露出した粘着面を利用し
て、テープ端部を被結束物6に貼着することにより、結
束テープの端部処理を行う。そこで、本発明の実施の形
態に係る結束装置では、結束済の被結束物6を、載置台
18から落下させる際の落下経路上に、図1に示すテープ
端貼付ロール36とテープ端押え部材39とを設けている。
そして、テープ端貼付ロール36とテープ端押え部材39と
の間に、被結束物6を落下させる。この際、テープ端貼
付ロール36を矢印(ハ)方向に回転させると、テープ端
貼付ロール36の回転に伴い、被結束物6も回転しつつテ
ープ端貼付ロール36とテープ端押え部材39との間隙を下
降していく。この過程で、テープ端はテープ端貼付ロー
ル36又はテープ端押え部材39に摺接し、押し倒されるよ
うにして被結束物6に巻回されている結束テープ5に貼
着される。
【0033】前述のごとく、テープ端貼付ローラ36およ
びテープ端押え部材39は弾性体でできており、かつ、テ
ープ端押え部材39がテープ端貼付ロール36に対して離間
接近可能になっているので、被結束物6の束の大きさ、
あるいは固いもの柔らかい物など、被結束物6の大きさ
や種類への対応ができ、圧着切断されたテープ端の処理
を確実に行うことが可能となる。したがって、結束処理
後の被結束物の美観を損なうことなく、全自動的に結束
作業を完了することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明はこのように構成したので、以下
のような効果を有する。まず、本発明の請求項1に係る
結束方法によれば、何らかの被結束物取り出し機構を用
いることなく、結束済の被結束物の取り出しを行うこと
ができるので、結束装置の簡略化を図ることができる。
また、被結束物を取出した時点で、すでに結束テープは
次の結束作業に備えて待機した状態にあるので、結束時
間の短縮化を図ることができる。さらに、被結束物に巻
回した結束テープの端部処理を確実に行うことが可能で
あり、結束処理後の被結束物の美観を損なうことなく、
全自動的に結束作業を完了することができる。
【0035】また、本発明の請求項2に係る結束方法に
よると、前記所定位置から落下した被結束物を、前記テ
ープ端貼付ロールで回転させることにより、テープ端が
押し倒されるようにして被結束物に貼着され、結束テー
プの端部処理を行うことができる。したがって、結束処
理後の被結束物の美観を損なうことなく、全自動的に結
束作業を完了することができる。
【0036】さらに、本発明の請求項3に係る結束装置
によっても、何らかの被結束物取り出し機構を用いるこ
となく、結束済の被結束物の取り出しを行うことができ
るので、結束装置の簡略化を図ることができる。また、
被結束物を取出した時点で、すでに結束テープは次の結
束作業に備えて待機した状態にあるので、結束時間の短
縮化を図ることができる。さらに、被結束物に巻回した
結束テープの端部処理を確実に行うことが可能であり、
結束処理後の被結束物の美観を損なうことなく、全自動
的に結束作業を完了することができる。
【0037】また、本発明の請求項4に係る結束装置に
よれば、落下経路上に位置するテープ端貼付ロールと前
記テープ端押え部材とによって、被結束物に巻回された
結束テープの端部は押し倒されるようにして被結束物に
貼着され、結束テープの端部処理を行うことができる。
よって、結束処理後の被結束物の美観を損なうことな
く、全自動的に結束作業を完了することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1における押え部材の他の実施れを示す側面
図である。
【図4】図1における押え部材の更に他の実施れを示す
側面図である。
【図5】本実施例に適用されるエアーユニットを示すエ
アー回路図である。
【図6】エアーユニットの他の実施例を示すエアー回路
図である。
【図7】図3との関係で示したタイムチャート図であ
る。
【図8】従来例の側面図である。
【図9】他の従来例の模式図である。
【符合の説明】
2 テープ把持部 4 ヘッド 14 押え部材 18 載置台 36 テープ端貼付ロール 39 テープ端押え部材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/04 B65B 13/18 B65B 13/24 - 13/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束テープの端部をテープ把持部で把持
    し、該テープ把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを
    引き出し、該引き出された結束テープを押し込むように
    して被結束物を所定位置にセットし、前記結束ヘッドを
    前記テープ把持部に衝合させて結束テープで被結束物を
    結束し、これを切断した後、該引き出された結束テープ
    から離間する方向に結束済の被結束物を落下させ、被結
    束物の落下経路を形成する面に、テープ端を有する被結
    束物を回転させつつ摺接させることを特徴とする結束方
    法。
  2. 【請求項2】 前記落下経路は、テープ端貼付ロールお
    よびテープ端押え部材で形成され、前記テープ端貼付ロ
    ールおよび前記テープ端押え部材の間隙に被結束物を通
    過させる際に、前記テープ端貼付ロールを回転させ、こ
    の回転に伴い被結束物を回転させ、テープ端を被結束物
    に巻回することを特徴とする請求項1記載の結束方法。
  3. 【請求項3】 結束テープの一端部を把持するテープ把
    持部と、該テープ把持部に把持された結束テープをテー
    プリールから引き出すために、前記テープ把持部に対し
    離間接近自在に対向配置された結束ヘッドと、該結束ヘ
    ッドおよび前記テープ把持部との間に引き出された結束
    テープを押し込むようにして被結束物を所定位置にセッ
    トするセット手段と、該所定位置で結束を済ませた被結
    束物を落下させる落下経路とを有し、該落下経路上に、
    テープ端を有する被結束物を回転させつつ摺接させる摺
    接面を設けたことを特徴とする結束装置。
  4. 【請求項4】 前記落下経路は、回転自在に支持された
    テープ端貼付ロールと、テープ端押え部材とを有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の結束装置。
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