JP3203453B2 - 結束方法およびその装置 - Google Patents

結束方法およびその装置

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JP3203453B2 JP20588393A JP20588393A JP3203453B2 JP 3203453 B2 JP3203453 B2 JP 3203453B2 JP 20588393 A JP20588393 A JP 20588393A JP 20588393 A JP20588393 A JP 20588393A JP 3203453 B2 JP3203453 B2 JP 3203453B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は結束した結束物を下方に
落下可能なようにした結束装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の結束装置を図8(特開昭63ー15251
8 号公報)に示して説明すると、基台1にテープ端把持
装置2および起倒動可能に結束腕3を設け、結束腕3の
先端部に取りつけられたヘッド4とテープ端把持装置2
との間に結束テープ5を引き出し、この引き出された結
束テープ5に被結束物6を押し込むようにして、被結束
物6を載置台7の上に載置し、結束腕3を傾倒動させて
被結束物6に結束テープ5を巻回すると共に、テープ端
把持装置2とヘッド4とを衝合させて、結束テープ5を
圧着切断する。そして、結束後に結束腕3を起立させる
ことにより、結束テープ5の切断端がテープ把持装置2
に把持されて、結束テープ5はテープ把持装置2とヘッ
ド4との間に引き出された状態になる。
【0003】このように被結束物6を結束した後に結束
腕3を起立させ、結束テープ5の切断端をテープ把持装
置2に把持させて、結束テープ5をテープ把持装置2と
ヘッド4との間に引き出すようにすると、この引き出さ
れた結束テープ5が邪魔になって、結束完了した被結束
物6を手前(上方向)に取り出すことができず、被結束
物6が特に長い場合に横方向に取り出さなければならな
いので作業能率が悪いという問題があった。
【0004】この従来の結束装置の改良として、結束完
了後の被結束物を手前に取り出せるようにした結束装置
が特開昭59ー174416 号公報に開示されている。この結束
装置の概略を図9に示して説明する。この結束装置はテ
ープ端把持装置2とヘッド4とを相対的に移動するよう
にしたものである。
【0005】すなわち、結束テープ5の端部をテープ把
持装置2で把持し、図のように結束テープ5をテープ把
持装置2とヘッド4との間に引き出した状態で、この引
き出された結束テープ5を押し込むように、被結束物6
を載置台7の上に載置し、リミットスイッチ8を押す。
これにより、ヘッド4がSの位置からTの位置に移動し
て、被結束物6に結束テープ5を巻回すると共に圧着切
断する。この時に、結束テープ5の切断端はテープ把持
装置2には把持されないようになっている。
【0006】そして、ヘッド4がTの位置からSの位置
に戻ることにより、結束テープ5の端部がテープ把持装
置2に把持されていないので、結束テープ5は引き出さ
れず、結束完了後の被結束物6を手前に取り出すことが
できる。その後、テープ把持装置2がQの位置からPの
位置に移動して結束テープ5の切断端を把持した後に、
Pの位置からQの位置に戻り、結束テープ5をテープ把
持装置2とヘッド4の間に引き出した状態で次の結束に
備えるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示した従来
例は、確かに結束完了後の被結束物を手前に取り出すこ
とができるが、次の通りの改良すべき問題がある。すな
わち、テープ把持装置2およびヘッド4を互いに上記動
作順序で移動するようにしなければならないので、その
機構および構造が複雑になり、装置全体が大型化すると
いう問題がある。また、結束テープ5の引き出しは結束
完了後に、テープ把持装置2がQの位置からPの位置に
移動して結束テープ5の切断端を把持した後に、Pの位
置からQの位置に戻り、結束テープ5をテープ把持装置
2とヘッド4の間に引き出すようにしているので、次の
結束態勢までの損失時間が多くなって能率が低下し、特
に自動結束する場合に、時間的なタイミングが取りにく
いという改良すべき問題がある。
【0008】また、結束を完了した被結束物を手前(上
方)に取り出すよりも、結束が完了した被結束物をその
まま落下させた方が取り出しの手間がはぶけて能率がよ
く、かつ、被結束物を自動的に供給して結束し、結束完
了の被結束物を自動的に取り出して処理するのに有効で
ある。
【0009】本発明は、被結束物の載置台を退動可能な
ようにして、結束を完了した被結束物を下側から取り出
せるようにし、上記問題を解決した結束装置を提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明にかかわる手段は、結束テープの端部を把持部
で把持し、該把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを
引き出し、該引き出された結束テープを押し込むように
して被結束物を載置台に載置し、前記結束ヘッドを把持
部に衝合させて被結束物を結束するようにした結束装置
において、前記載置台が被結束物を載置できる状態にあ
り、ヘッドが後退している初期の段階から、引き出され
ている結束テープを押し込むようにして被結束物を載置
台に載置した後に、ヘッドが前進して結束テープを被結
束物に巻回し、テープ把持部と衝合して、結束テープを
圧着切断して結束した後に、結束テープの端部をテープ
把持部で把持してヘッドによって引き出し、載置台を退
動して結束が完了している被結束物を落下させた後に、
載置台を元の位置に復帰させることを特徴とするもので
ある。
【0011】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、結束装置の載置台が被結束物を載
置できる状態にあり、かつ、ヘッドが後退している初期
の段階から、引き出されている結束テープを押し込むよ
うにして被結束物を載置台に載置することにより、ヘッ
ドが前進して結束テープを被結束物に巻回し、ヘッドを
テープ把持部と衝合して、結束テープを圧着切断して結
束した後に、載置台を退動して結束が完了している被結
束物を落下させることにより、例え結束テープがテープ
把持部とヘッドとの間に引き出されていても、被結束物
の取り出しを能率よく行うことが可能になり、その後
に、載置台を元の位置に復帰させさせることにより、短
時間に元の初期の段階に復帰させることが可能になる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1に示すように、テープ把持部2は基盤9に取りつけ
られた支持部材10に固定されており、ヘッド4は基盤9
に取りつけられた支持部材11、12により支持されてい
る、ヘッドシリンダ13(CYL2)のロッドに取りつけられ
ている。そして、このテープ把持部2とヘッド4は基盤
9に対して所定の傾斜角度をもって、互いに対向するよ
うに支持部材10、11および12により支持されている。こ
のテープ把持部2およびヘッド4は例えば特開昭63ー15
2518号公報などにより既に公知のものであるので、ここ
での詳細な説明は省略する。
【0013】14は被結束物6を押えるための押え部材で
あり、図2にも示すように軸15に偏心して取りつけられ
た取付部材16により、ヘッド4の両側に位置して取りつ
けられている。そして、この軸15を押えシリンダ17(CY
L1)により回動することにより、押え部材14を14′の位
置まで揺動するようになっている。18は載置台であり、
受けシリンダ19(CYL3)のロッド20に取りつけられてお
り、基台9に対して水平方向に抜き差し可能なようにな
っている。この載置台18の別の態様としては図3に示す
ように、回動軸 181に取りつけて矢印(イ)で示すよう
に略90度下方に回動するようにしてもよく、また図4に
示すように、回動軸 181に取りつけて矢印(ロ)で示す
ように水平方向に回動するようにしてもよい。すなわ
ち、被結束物6を落下させるように、載置台18が逃げる
動き(退動という)をするようになっている。この回動
軸 181は受けシリンダ19(CYL3)あるいは受けシリンダ
19(CYL3)の代わりにエアーで駆動されるロータリアク
チュエータにより回動させられるようになっている。
【0014】また、図2に示すように、載置台18の部分
における基台9の先端部 901はL字状になっており、載
置台18の下側が空いた状態になっている。この空いた部
分の下方には図1に示すように、基盤9に取りつけられ
たブラケット37にテープ端貼付ロール36が設けられてお
り、このテープ端貼付ロール36の外周面と曲率半径を略
同じくするテープ端押え部材39が設けられている。テー
プ端貼付ロール36は図示省略の駆動装置により矢印
(ハ)の方向に回転するようになっており、テープ端押
え部材39は支持部材40によりテープ端貼付ロール36に対
して離間接近可能なように設けられている。テープ端貼
付ロール36およびテープ端押え部材39は弾性力のある例
えばスポンジ等で形成されている。21はリミットバルブ
(RV1 )、22はリミットバルブ(RV2)、23はリミットバ
ルブ(RV3)、24はリミットバルブ(RV4)、25はリミット
バルブ(RV5)である。なお、27はテープリール26にバッ
クテンションをかけるためのバックテンション機構であ
る。
【0015】図5はヘッド4、押え部材14および載置台
18を駆動させるためのエアーユニットを示すエアー回路
図であり、押え部材14を揺動させる押えシリンダ17(CY
L1)を前進および後退させるためのエアーオペレートバ
ルブ29(AV1) 、ヘッド4を往復動させるヘッドシリンダ
13(CYL2)を前進および後退させるためのエアーオペレー
トバルブ30(AV2) および載置台18を移動させる受けシリ
ンダ19(CYL3)を前進および後退させるためのエアーオペ
レートバルブ31(AV3) がそれぞれ設けられている。
【0016】また、上記エアーオペレートバルブ29、3
0、31はパイロットエアーにより切り換えられるように
なっており、エアーオペレートバルブ29(AV1) はスター
トプッシュバルブ28(PV2)により前進側に、また、リミ
ットバルブ25(RV5) により後退側に切り換えられるよう
になっており、エアーオペレートバルブ30(AV2) はリミ
ットバルブ21(RV1) により前進側に、また、リミットバ
ルブ22(RV2) により後退側に切り換えられるようになっ
ており、エアーオペレートバルブ31(AV3) はリミットバ
ルブ23(RV3) により前進側に、また、リミットバルブ24
(RV4) により後退側に切り換えられるようになってい
る。
【0017】そして、エアーオペレートバルブ32(AV4
) はリミットバルブ21(RV1) とエアーオペレートバル
ブ35(AV5) のどちらかにエアーを供給するように切り換
えるバルブであり、スタートプッシュバルブ28(PV2)に
よりリミットバルブ21(RV1)側に切り換えられ、リミッ
トバルブ22(RV2) によりエアーオペレートバルブ35(AV
5)側に切り換わるようになっている。そして、エアーオ
ペレートバルブ35(AV5)はリミットバルブ21(RV1)によ
り切り換えられて、リミットバルブ23(RV3)を経由して
エアーオペレートバルブ31(AV3) を切り換え、受けシリ
ンダ19(CYL3) を前進させ、また、リミットバルブ24
(RV4)により切り換えられて、リミットバルブ25(RV5)
を経由してエアーオペレートバルブ29(AV1) を切り換え
て押えシリンダ17(CYL1) を後退させるようになってい
る。33は緊急停止プッシュバルブ、34はエアー源であ
る。
【0018】図6は図5のエアーユニットを共用して、
複数の押えシリンダCYL1ー1、CYL1ー2、ヘッドシリンダCYL2
ー1、CYL2ー2、受けシリンダCYL3ー1、CYL3ー2 を設け、一つの
エアーユニットで多数の結束機を駆動するようにしたも
のである。図5と共通する部分には同一符号を付してそ
の説明は省略する。
【0019】次に、図5およびタイムチャートを示した
図7を用いて本実施例の作用について説明する。まず、
スタートプッシュバルブ28(PV2) を押すと、エアーオペ
レートバルブ29(AV1) にパイロットエアーが供給され
て、押えシリンダ17(CYL1) を前進し押え部材14を傾倒
すると共に、エアーオペレートバルブ32(AV4)にもパイ
ロットエアーが供給されて切り換えられ、リミットバル
ブ21(RV1)にエアーが供給される。
【0020】そして、押え部材14が最終位置まで傾倒し
て被結束物6を載置台18に固定した時点で、リミットバ
ルブ21(RV1)が切り換わり、エアーオペレートバルブ30
(AV2) にパイロットエアーが供給されて切り換わり、ヘ
ッドシリンダ13によりヘッド4を前進させると共に、エ
アーオペレートバルブ35(AV5) にもパイロットエアーが
供給されて切り換わる。そして、ヘッド4が最終位置に
到達する間に押え部材14で載置台18に固定されている被
結束物6を結束し、次にテープ把持部2と衝合して結束
テープ5を圧着切断すると共に、リミットバルブ22(RV
2) が切り換わり、エアーオペレートバルブ30(AV2)に
パイロットエアーが供給され、ヘッドシリンダ13により
ヘッド4を後退させると同時に、エアーオペレートバル
ブ32(AV4)にパイロットエアーが供給されて切り換わ
り、エアーオペレートバルブ35(AV5)を通り、リミット
バルブ23(RV3) にエアーが供給される。このように、被
結束物6を押え部材14にて固定した後に、ヘッド4を前
進して結束するので、被結束物6の束を崩すことなく、
確実に結束することが可能になる。
【0021】次に、ヘッド4が後退位置に来るとリミッ
トバルブ23(RV3) が切り換わり、エアーオペレートバル
ブ31(AV3) にパイロットエアーが供給され、受けシリン
ダ19により載置台18を後退させる。そして、載置台18が
後退位置に到達する間に結束完了された被結束物6を落
下させると共に、リミットバルブ24(RV4) が切り換わ
り、エアーオペレートバルブ31(AV3) にパイロットエア
ーが供給され、受けシリンダ19により載置台18を前進さ
せると同時に、エアーオペレートバルブ35(AV5)にパイ
ロットエアーが供給されて切り換わり、リミットバルブ
25(RV5) にエアーが供給される。このように被結束物6
を結束してヘッド4を後退させた後に、載置台18を後退
するので、被結束物6を確実に結束完了した状態で、被
結束物6を落下させて取り出すことが可能になり、被結
束物6を能率よく取り出すことが可能になる。
【0022】そして、載置台18が前進位置に到達する
と、リミットバルブ25(RV5) が切り換わり、エアーオペ
レートバルブ29(AV1) にパイロットエアーを供給して切
り換わり、押えシリンダ17(CYL1)の後退により押え部材
14を起立させ元の位置に復帰させる。
【0023】このように、載置台18が前進(または回
動)して被結束物6が載置できる状態になっており、押
え部材14が起立状態にあり、かつ、ヘッド4が後退して
いる初期の段階から、まず、被結束物6を引き出されて
いる結束テープ5を押し込むようにして載置台18に載置
することにより、スタートプッシュバルブ28(PV2)を押
し、押え部材14が傾倒して被結束物6を載置台18の上に
固定し、続いてヘッド4が前進して結束テープ5を被結
束物6に巻回し、テープ把持部2と衝合して、結束テー
プ5を圧着切断して結束が完了する。
【0024】次に、ヘッド4が後退した後に載置台18を
後退(または回動)して結束が完了している被結束物6
を落下させた後に、載置台18を元の位置に復帰させ、そ
の後に押え部材14を起立するようにしたので、結束テー
プ5の端部がテープ把持部2に把持されてヘッド4によ
って引き出されていても、被結束物6の取り出し機構が
不要になり、被結束物6を載置台18に載置するだけでよ
く、結束の自動化を容易にすることが可能になる。
【0025】また、結束が完了して落下した被結束物6
は、テープ端貼付ロール36とテープ端押え部材39との間
に落下し、圧着切断されたテープ端は押し倒されるよう
にして被結束物6に巻回されている結束テープ5に貼着
される。そして、テープ端貼付ローラ36およびテープ端
押え部材39は弾性体でできており、かつ、テープ端押え
部材39がテープ端貼付ロール36に対して離間接近可能に
なっているので、被結束物6の束の大きさ、あるいは固
いもの柔らかい物など、被結束物6の大きさや種類への
対応ができ、圧着切断されたテープ端の処理を確実に行
うことが可能になる。
【0026】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、結束
装置の載置台が被結束物を載置できる状態にあり、か
つ、ヘッドが後退している初期の段階から、引き出され
ている結束テープを押し込むようにして被結束物を載置
台に載置することにより、ヘッドが前進して結束テープ
を被結束物に巻回し、ヘッドをテープ把持部と衝合し
て、結束テープを圧着切断して結束した後に、結束テー
プの端部をテープ把持部で把持してヘッドによって引き
出し、載置台を退動して結束が完了している被結束物を
落下させるようにしたので、結束テープが例えテープ把
持部とヘッドとの間に引き出されていても、被結束物の
取り出しを能率よく行うことができる。このように、被
結束物を上から入れて下から取り出すようにしたので、
例え結束テープが引き出されていても、取り出し機構が
不要になり、構造を簡単にして結束の自動化を容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1における押え部材の他の実施れを示す側面
図である。
【図4】図1における押え部材の更に他の実施れを示す
側面図である。
【図5】本実施例に適用されるエアーユニットを示すエ
アー回路図である。
【図6】エアーユニットの他の実施例を示すエアー回路
図である。
【図7】図3との関係で示したタイムチャート図であ
る。
【図8】従来例の側面図である。
【図9】他の従来例の模式図である。
【符合の説明】
2 テープ把持部 4 ヘッド 14 押え部材 18 載置台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 13/02 - 13/32

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結束テープの端部を把持部で把持し、該
    把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを引き出し、該
    引き出された結束テープを押し込むようにして被結束物
    を載置台に載置し、前記結束ヘッドを把持部に衝合させ
    て被結束物を結束するようにした結束装置において、前
    記載置台が被結束物を載置できる状態にあり、ヘッドが
    後退している初期の段階から、引き出されている結束テ
    ープを押し込むようにして被結束物を載置台に載置した
    後に、ヘッドが前進して結束テープを被結束物に巻回
    し、テープ把持部と衝合して、結束テープを圧着切断し
    て結束した後に、結束テープの端部をテープ把持部で把
    持してヘッドによって引き出し、載置台を退動して結束
    が完了している被結束物を落下させた後に、載置台を元
    の位置に復帰させることを特徴とする結束方法。
  2. 【請求項2】 結束テープの端部を把持部で把持し、該
    把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを引き出し、該
    引き出された結束テープを押し込むようにして被結束物
    を載置台に載置し、前記結束ヘッドを把持部に衝合させ
    て被結束物を結束するようにした結束装置において、前
    記載置台が被結束物を載置できる状態にあり、押え部材
    が起立状態にあり、かつ、ヘッドが後退している初期の
    段階から、引き出されている結束テープを押し込むよう
    にして被結束物を載置台に載置することにより、押え部
    材が傾倒して被結束物を載置台の上に固定し、続いてヘ
    ッドが前進して結束テープを被結束物に巻回し、テープ
    把持部と衝合して、結束テープを圧着切断して結束した
    後に、結束テープの端部をテープ把持部で把持してヘッ
    ドによって引き出し、載置台を退動して結束が完了して
    いる被結束物を落下させた後に、載置台を元の位置に復
    帰させ、その後に押え部材を起立させることを特徴とす
    る結束方法。
  3. 【請求項3】 結束テープの端部を把持部で把持し、該
    把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを引き出し、該
    引き出された結束テープを押し込むようにして被結束物
    を載置台に載置し、前記結束ヘッドを把持部に衝合させ
    て被結束物を結束した後に、結束テープの端部をテープ
    把持部で把持してヘッドによって引き出すようにした結
    束装置において、該結束装置の前記載置台を退動可能に
    したことを特徴とする結束装置。
  4. 【請求項4】 結束テープの端部を把持部で把持し、該
    把持部と結束ヘッドとの間に結束テープを引き出し、該
    引き出された結束テープを押し込むようにして被結束物
    を載置台に載置し、前記結束ヘッドを把持部に衝合させ
    て被結束物を結束した後に、結束テープの端部をテープ
    把持部で把持してヘッドによって引き出すようにした結
    束装置において、該結束装置の前記載置台を退動可能に
    し、該載置台に載置されている被結束物を載置台に固定
    するための押え部材を載置台に対して離間接近可能に設
    けたことを特徴とする結束装置。
  5. 【請求項5】 ヘッドを往復動させるヘッドシリンダを
    前進および後退させるためのエアーオペレートバルブお
    よび載置台を退動させる駆動装置を駆動させるためのエ
    アーオペレートバルブを設け、該それぞれのエアーオペ
    レートバルブを、ヘッドおよび載置台の作動順序にした
    がってパイロットエアーにより切り換えるための操作バ
    ルブを設けたエアーユニットを備えていることを特徴と
    する請求項3記載の結束装置。
  6. 【請求項6】 押え部材を揺動させる押えシリンダを前
    進および後退させるためのエアーオペレートバルブ、ヘ
    ッドを往復動させるヘッドシリンダを前進および後退さ
    せるためのエアーオペレートバルブおよび載置台を退動
    させる駆動装置を駆動させるためのエアーオペレートバ
    ルブを設け、該それぞれのエアーオペレートバルブを押
    え部材、ヘッドおよび載置台の作動順序にしたがってパ
    イロットエアーにより切り換えるための操作バルブを設
    けたエアーユニットを備えていることを特徴とする請求
    項4記載の結束装置。
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