JP3151127B2 - カーテンウォールの施工方法 - Google Patents

カーテンウォールの施工方法

Info

Publication number
JP3151127B2
JP3151127B2 JP17439195A JP17439195A JP3151127B2 JP 3151127 B2 JP3151127 B2 JP 3151127B2 JP 17439195 A JP17439195 A JP 17439195A JP 17439195 A JP17439195 A JP 17439195A JP 3151127 B2 JP3151127 B2 JP 3151127B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cubic
fitting
skeleton
curtain wall
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17439195A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH094104A (ja
Inventor
宏 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tostem Corp
Original Assignee
Tostem Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tostem Corp filed Critical Tostem Corp
Priority to JP17439195A priority Critical patent/JP3151127B2/ja
Publication of JPH094104A publication Critical patent/JPH094104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3151127B2 publication Critical patent/JP3151127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の外壁面に設けら
れるカーテンウォール施工方法に係り、特に壁体支持
方立または/および無目の躯体への取付け方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建物の外壁面にガラスパネル、金属パネ
ル、タイルあるいは石材等からなる壁体を複数個取付け
て構成されるカーテンウォールにおいて、図5(A)の
正面図および図5(B)の側面図に示すようなビルの玄
関等の吹き抜けを構成するもののように、上下の躯体の
横材30、31間が長い(例えば8〜9mにも達する)
場合には、アルミニウム合金製押出形材でなる方立1も
長くなるため、方立1のみでは壁体5に作用する風圧荷
重を支えきれなくなるので、図6の縦断面図および図7
の横断面図に示すように、方立1の室内側に、方立1と
平行に躯体2を構築し、方立1と躯体2とをアングル3
2、33およびボルト34、ナット35によって締結す
ることにより、方立1を躯体2で支持している。
【0003】この場合、方立1の躯体2に対する取付け
作業は、躯体2が比較的寸法精度良く構築できないた
め、躯体2に対して方立1調整しながら行っていた。
すなわち、1本の方立1に対して数個のアングル32を
躯体2にボルト36、ナット37により高さを調整して
取付け、該アングル32に対し、予め方立1に取付けて
おいたアングル33を合わせ、これらのアングル32、
33に互いに交差するように設けた長孔32a、33a
にボルト34を挿通し、方立1の位置を調整してナット
35を締め付けることにより、躯体2に対して方立1を
取付ける構造を有していた。
【0004】なお、図中、3は方立1にブラケット4に
より結合される無目、5は無目3および方立1により支
持される壁体、6、7はそれぞれ室内側、室外側押縁、
38はアングル32、33を覆うカバーである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来構造
によれば、アングル32、33やその結合手段であるボ
ルト34、ナット35は見映えが悪いために、アルミニ
ウム合金製押出形材からなるカバー38でこれらを覆う
必要があり、部品点数が多くなるという問題点があっ
た。また、このように部品点数が多くなってその分取付
け作業に労力を要する上、方立1に対して数組のアング
ル32、33の組合わせ位置の調整作業をそれぞれ行う
必要があり、この調整に手間をとるという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑み、結合金具
のカバーを必要とせず、部品点数の低減が図れると共
に、方立または/および無目の取付け作業が容易となる
カーテンウォール施工方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のカーテンウォール施工方法は、互いに螺
合された第1部材と第2部材とからなる結合金具の前記
第1部材を、壁体支持用の方立または/および無目に固
定しておき、該結合金具を固定した方立または/および
無目を位置決めして該方立または/および無目を躯体に
治具を介して支持させ、該結合金具の第2部材を回して
躯体側に突出させることにより、該第2部材を躯体に当
接させ、該躯体に第2部材を溶接することにより、躯体
と方立または/および無目とを結合金具を介して結合す
ることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のカーテンウォールの施工方法において
は、予め方立または/および無目に結合金具を取付けて
おき、方立または/および無目を位置決めし、結合金具
の第2部材を回して躯体に当て、第2部材を躯体に溶接
することにより、方立または/および無目が躯体に結合
金具を介して取付けられる。従って、予め方立または/
および無目を構築すべき位置に位置決めしておけば、後
は結合金具の第2部材を当てるだけで調整が終わり、調
整作業が簡単となる。結合金具は、ボルト、ナットを必
要とせず、カバーで覆わなくても外観を損なうことはな
い。
【0009】
【実施例】図1は本発明のカーテンウォールの施工方法
の一実施例を説明する方立の施工状態を示す側面図、図
2は本実施例のカーテンウォールの縦断面図、図3はそ
の横断面図、図4(A)、(B)はそれぞれ図1の拡大
横断面図と拡大側面図である。
【0010】図1〜図4において、図5〜図7と同じ符
号は同じ機能を有するものを示す。図1に示すように、
本発明においては、方立1と躯体2との間を複数本の結
合金具8により結合する。該結合金具8は、図2、図3
に示すように、雌ねじ溝を内周面に刻設したねじ筒でな
る第1部材9と、該第1部材9に螺合される雄ねじ溝を
外周に刻設した第2部材10とからなる。第1部材9は
鍔9aを有し、該鍔9aおよび方立1に設けた孔にねじ
11を挿通して方立1内の裏板12のねじ孔に螺合する
ことにより、第1部材9が方立1に固定される。第2部
材10は、先端に溶接用の鍔10aを有する。
【0011】図4において、13、14は方立1の下
端、上端をそれぞれ仮止めするための治具であり、これ
らの治具13、14は、躯体2を抱持するように取付け
るUボルト15、16と、L字形の支持板20、21と
からなり、該Uボルト15、16の先端をそれぞれ支持
板20、21の垂直板部20b、21bの横長孔(図示
せず)に挿通してナット18、19により躯体2に締め
付け固定する。支持板20の上面と支持板21の下面に
は、それぞれ方立1の内空部1aに嵌めるスリーブ(位
置規制部材)20a、21aを固定してなる。
【0012】この方立1の取付けのため、図1、図2に
示すように、工場において、互いに螺合されて全長が調
整可能な第1部材9と第2部材10とからなる結合金具
8を、方立1に、前記第1部材9を前記ねじ11により
固定することにより取付けておく。
【0013】そして、結合金具8を取付けた方立1を、
施工現場において、例えばピアノ線により位置だしし、
治具13、14により躯体2に方立1を固定する。この
場合、治具13、14の支持板20、21のスリーブ2
0a、21aを方立1の内空部1aに嵌め、必要に応じ
て、支持板20、21と躯体2との間にシム(図示せ
ず)を挟む等の位置調整手段により方立1の室内外方向
の位置を調整し、また、壁体5の板面の左右方向の位置
調整は、Uボルト15、16をそれぞれ挿通する支持板
20、21の横長のボルト挿通孔の挿通位置を調整し、
高さの調整はUボルト15、16の位置を調整すること
により調整する。
【0014】このようにして方立1を治具13、14に
より位置決めして支持しておき、結合金具8の第2部材
10の第1部材9に対する螺合深さを変えて第2部材1
0の鍔10aを躯体2側に伸ばして当接させ、該躯体2
に第2部材10の鍔10aを溶接(22)することによ
り、躯体2と方立1とを結合金具8を介して結合する。
その後の無目3、壁体5、押縁6、7等の取付けは前述
の通りである。
【0015】このように、方立1を位置決めして治具1
3、14により支持しておけば、後は方立1に予め固定
しておいた結合金具8の第2部材10を回して突出させ
て躯体2に当接させるだけで結合金具8の調整が終了す
るので、調整作業が容易となる。また、結合金具8はボ
ルト、ナットを必要としない見映えのよいもので構成で
きるので、従来必要としたカバーで覆う必要がなく部品
点数が減少し、しかもその取付け作業も不要となり、結
合金具の調整が容易となることとあいまって、工期が短
縮される。
【0016】なお、本発明を実施する場合、例えば方立
1が床部分であるいは上面に位置決めして固定した金具
に支持できる場合には必ずしも治具13、14を必要と
しない、また、一旦ある方立1と躯体2に固定した後
は、その方立1に次の方立をスリーブ等で結合すること
により下方の治具13は用いないで方立の仮止めができ
る。また、治具13、14が人目につかない位置に取付
けられる場合には、これらの治具13、14を取付けた
ままにしておいてもよい。また、無目3と躯体2との結
合にも本発明を適用できる。
【0017】また、躯体2には鉄骨が用いられ、結合金
具8は一般的には鉄またはステンレス鋼により構成する
が、第1部材9はアルミニウム合金製のものとし、第2
部材10のみを鉄またはステンレス鋼としてもよく、ま
た、第1部材9をアルミニウム合金製とした場合には、
方立1に第1部材9を溶接して固定してもよい。また、
第1部材9側に雄ねじ溝を形成し、第2部材10に雌ね
じ溝を形成して螺合してもよい。
【0018】以上本発明を実施例により説明したが、上
記実施例以外に、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、方立1、躯体2、無目3、壁体5、結合金具8、治
具13、14の構造や組合わせについて種々の変更、付
加が可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、予め結合金具を方立ま
たは/および無目に固定しておき、この方立または/お
よび無目を位置調整して躯体に仮止めしておけば、結合
金具の第2部材を回して躯体に当接させるだけで結合金
具の調整作業が終わり、その結果、方立または/および
無目の取付け作業が容易となり、工期が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカーテンウォールの施工方法の一実施
例を説明する方立の取付け作業状態を示す側面図であ
る。
【図2】本実施例のカーテンウォールの縦断面図であ
る。
【図3】本実施例のカーテンウォールの横断面図であ
る。
【図4】(A)、(B)はそれぞれ図1の拡大横断面図
と拡大側面図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ従来のカーテンウォ
ールの正面図と側面図である。
【図6】従来のカーテンウォールの縦断面図である。
【図7】従来のカーテンウォールの横断面図である。
【符号の説明】
1:方立、2:躯体、3:無目、5:壁体、6、7:押
縁、8:結合金具、9:第1部材、10:第2部材、1
3、14:治具

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに螺合された第1部材と第2部材とか
    らなる結合金具の前記第1部材を、壁体支持用の方立ま
    たは/および無目に固定しておき、 該結合金具を固定した方立または/および無目を位置決
    めして該方立または/および無目を躯体に治具を介して
    支持させ、 該結合金具の第2部材を回して躯体側に突出させること
    により、該第2部材を躯体に当接させ、該躯体に第2部
    材を溶接することにより、躯体と方立または/および無
    目とを結合金具を介して結合することを特徴とするカー
    テンウォールの施工方法。
JP17439195A 1995-06-16 1995-06-16 カーテンウォールの施工方法 Expired - Fee Related JP3151127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17439195A JP3151127B2 (ja) 1995-06-16 1995-06-16 カーテンウォールの施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17439195A JP3151127B2 (ja) 1995-06-16 1995-06-16 カーテンウォールの施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH094104A JPH094104A (ja) 1997-01-07
JP3151127B2 true JP3151127B2 (ja) 2001-04-03

Family

ID=15977784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17439195A Expired - Fee Related JP3151127B2 (ja) 1995-06-16 1995-06-16 カーテンウォールの施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3151127B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037770A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社長尾木鋼 網戸および建具
JP2016037771A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社長尾木鋼 建具

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108590039A (zh) * 2018-05-07 2018-09-28 五冶集团上海有限公司 一种控制剪力墙竖向钢筋间距的梯子筋及其使用方法
CN114541628A (zh) * 2022-02-28 2022-05-27 武汉一冶建筑安装工程有限责任公司 幕墙可调节免焊型后置埋件体系及其施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016037770A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社長尾木鋼 網戸および建具
JP2016037771A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 株式会社長尾木鋼 建具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH094104A (ja) 1997-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3151127B2 (ja) カーテンウォールの施工方法
JPS5830946Y2 (ja) 取替サツシ用アンカ−構造
JPH0932168A (ja) 枠部材と結合ブラケットとの支持固定装置
JP2509857Y2 (ja) 建物外壁パネルの取付金物
JP2611091B2 (ja) 足場の壁つなぎ取付金物
JPH0542189Y2 (ja)
JP2769888B2 (ja) 略l形断面コンクリートパネルの取付構造
JP3146293B2 (ja) 外壁コーナーパネルの支持装置
JPH0323466Y2 (ja)
JP2587569B2 (ja) コーナーパネルの取付方法
JP4005975B2 (ja) 外断熱工法を用いた建物の外壁パネル材取付金物
JPH05171868A (ja) 窓サッシの取付構造
JPS6336100Y2 (ja)
JP3047847U (ja) 基礎取付用金具および基礎取付用柱
JPS5845364Y2 (ja) 屋根パネル取付装置
JP2001032363A (ja) パネルの取付方法及びこれに用いる取付金具
JPH034644Y2 (ja)
JPS647161Y2 (ja)
JP2582157Y2 (ja) 壁パネル
JPH0113687Y2 (ja)
JP2001059298A (ja) 外壁パネルの取付構造
JP2908701B2 (ja) 屋根置き型バルコニー
JP2002235396A (ja) 垂壁パネルの取付構造
JPH033020B2 (ja)
JPH094100A (ja) 外壁パネルの取付ブラケット

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees