JP3150602B2 - はんだバンプの形成方法 - Google Patents

はんだバンプの形成方法

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JP3150602B2 JP03056796A JP3056796A JP3150602B2 JP 3150602 B2 JP3150602 B2 JP 3150602B2 JP 03056796 A JP03056796 A JP 03056796A JP 3056796 A JP3056796 A JP 3056796A JP 3150602 B2 JP3150602 B2 JP 3150602B2
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    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns
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    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3485Applying solder paste, slurry or powder

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバンプ接続に必要な
はんだバンプの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型軽量化を目的にB
GA(Bump Grid Array)パッケージや、フリップチップ
接合を用いた半導体装置の高密度実装が開発されてい
る。BGAパッケージを用いると、QFP(Quad Flat Pack
age)と比較してリード部に相当するスペースを省略でき
ることから、より高密度実装が可能となる。また、フリ
ップチップ実装では、回路基板上に複数のシリコンチッ
プを配置でき、ほぼ理想的な高密度実装が可能となる。
【0003】BGAパッケージやフリップチップでは、
一般にはんだバンプを用いて電気的な接続を行っている
が、確実なはんだ接合を行うためには、はんだバンプの
金属組成や大きさが一定で、内部に異物や気泡を含まな
い均一性に優れたはんだバンプを形成する必要がある。
【0004】はんだバンプを形成する方法としては、メ
ッキ法やはんだ合金の転写法がある。メッキ法は、主に
フリップチップに適用されている方法で、ウエハプロセ
スの最終工程で、電極となるアルミパッド上にバリアメ
タルを介してはんだを厚くメッキし、これをリフローし
てはんだバンプを形成する工程からなる。
【0005】転写法は、はんだ薄板から打ち抜いた小片
や切断したワイヤを加熱してはんだボールを形成し、転
写道具を使用してハンダボールを半導体装置の電極パッ
ド上に転写する。また、転写法の他の例は特開平4─2
63433号公報に記載されている。この方法では、半
導体装置の電極パッドに対応した位置に穴を形成した平
板を用いる。平板の穴にスキージングによってはんだペ
ーストを充填し、平板を加熱して穴内のはんだペースト
をはんだボールに形成する。
【0006】はんだペーストは微小なはんだ粉末をフラ
ックスや溶剤と混練したものである。はんだペーストを
加熱すると、溶剤が蒸発し、溶融はんだ金属が表面張力
により丸くなり、はんだボールとなる。それから、はん
だボールが穴内に位置した状態で、半導体装置を平板に
近づけて、半導体装置の電極パッドと平板の穴を位置合
わせして穴内のハンダボールを半導体装置の電極パッド
に転写する。
【0007】また、転写法の他の例は特開平6─124
953号公報に記載されている。この方法でも、半導体
装置の電極パッドに対応した位置に穴を形成した平板を
用い、スキージングによってこの穴にはんだペーストを
充填する。この方法では、半導体装置の電極パッドに金
のスタッドからなる突起電極を設けてあり、この突起電
極を平板の穴のはんだペーストと位置合わせし、加熱す
ることにより溶融したはんだが突起電極を包み込むよう
に付着するようになっている。はんだペーストを突起電
極に転写するためには、半導体装置を平板の上に配置
し、半導体装置の突起電極を下向きにして半導体装置を
下降させながら平板に近づけ、突起電極を平板の穴と位
置合わせする。
【0008】このように、半導体装置の電極パッドに対
応した位置に穴を形成した平板を用いると、平板の全て
の穴の体積を一定とすることにより、穴に充填されたは
んだペーストの体積が全て等しくなり、よって形成され
る全てのハンダボール(はんだバンプ)が同じ大きさに
なる。そして、多くの微小なはんだバンプを半導体装置
又は回路基板に一度に形成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、途中の工程で
はんだボールを形成する方法では、一旦形成されたはん
だボールの外面にフラックス残滓等が付着し、はんだボ
ールを電極パッドに転写するときにフラックス残滓がは
んだボールと電極パッドとの間に入ってはんだの溶着作
用が妨げたられ、はんだボールの電極パッドに対する付
着力が弱くなり、はんだボールが電極パッドから脱落し
やすくなる。また、フラックス残滓が電極パッドに転写
されたはんだボール(はんだバンプ)中に入り込み、そ
の後で半導体装置を回路基板にフリップチップ接合した
りするために再加熱するときに、はんだバンプ中のフラ
ックス残滓が気泡を発生してはんだバンプのボイドとな
ったりする。従って、平板の穴ではんだボールを形成し
た後で転写を行う前に、はんだボールを洗浄して付着し
た残滓等を取り除くことが望ましいが、はんだボールを
洗浄するときにはんだボールが平板の穴から脱落し、所
定の位置を維持できなくなる可能性がある。
【0010】また、半導体装置の電極パッドに突起電極
を設ける方法では、突起電極となる金のスタッドの形成
は電極パッドにワイヤボンディングにより行われる。し
かし、ワイヤボンディングは1個ずつ行われるので、多
数のワイヤボンディングを行うと時間がかかり、且つ微
小なピッチでワイヤボンディングを行うのが難しい。さ
らに、溶融したはんだが突起電極を包み込むように付着
するようにした構成では、はんだバンプの大きさは突起
電極の大きさよりも大きくなり、微小なはんだバンプを
小さなピッチで形成するのは難しい。また、転写時に、
半導体装置は平板の上に配置されており、はんだペース
トが突起電極に向かって重力に逆らって移動しなければ
ならない。
【0011】本発明の目的は、はんだバンプの大きさが
一定で、微小なはんだバンプが小さなピッチで配置され
ることができ、内部に異物や気泡を含まない均一性に優
れたはんだバンプの形成方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるはんだバン
プの形成方法は、電極パッドを有する第1の部材と、第
1の表面の該電極パッドに対応する位置に穴を有する平
板とを準備し、該平板の穴にスキージングによりはんだ
ペーストを充填し、該電極パッドと該はんだペーストを
充填した穴とを位置合わせした状態で該平板を該第1の
部材に重ね、該平板と該第1の部材とを重ね合わせた状
態で該平板と該第1の部材を該はんだペーストのはんだ
の融点以上の温度に加熱する工程を含む。この構成にお
いて、次の特徴を含む。 前記平板がシリコンからなり、
前記平板の穴がアルカリ性エッチャントを用いた異方性
エッチングによって形成される。これによって、平板
に、微小で、一定の大きさの穴を形成することができ
る。 また、前記平板が感光性ガラスからなり、前記平板
の穴が該平板にパターン露光を行った後選択エッチング
を行って形成される。 また、前記穴を有する前記平板と
同じ形状の型を形成し、該型を使用して前記平板を成形
する。
【0013】平板の穴にスキージングによりはんだペー
ストを充填することにより、全ての穴のはんだペースト
の量が一定になる。それから、はんだペーストを充填し
た平板を第1の部材に重ね、加熱することにより、平板
の穴に充填されたはんだペースト中のはんだ金属を第1
の部材に直接に転写する。好ましくは、第1の部材が半
導体チップ、半導体装置及び回路基板ののうちの一つか
らなる。はんだペーストは微小なはんだ粉末をフラック
スや溶剤と混練したものであり、加熱すると、溶剤が蒸
発し、溶融はんだ金属が第1の部材の電極パッドに付着
する。フラックスはまだ活性状態にあり、溶融はんだ金
属が電極パッドに付着するのを助ける。従って、途中の
工程ではんだボールを形成する場合の問題点がなくな
り、しかも、製造プロセスを短縮することができる。
【0014】上記構成において、好ましくは、前記電極
パッドが前記第1の部材の表面に形成されたほぼ平坦な
層からなる。また、好ましくは、前記平板を上側にし前
記第1の部材を下側にして前記加熱を行う。これによっ
て、平板の穴に充填されたはんだペースト及びその成分
であるはんだ金属は柔らかくなるにつれて重力により平
板の穴から下に流れその下の電極パッドに付着しやすく
なる。
【0015】好ましくは、前記平板が第1の表面の反対
側に第2の表面を有し、前記穴が第1の表面に開口し且
つ第2の表面に開口していない。つまり、穴は盲穴であ
る。これに対して、前記平板が第1の表面の反対側に第
2の表面を有し、前記が穴が第1の表面に開口し且つ第
2の表面に開口している構成とすることもできる。この
場合、穴は貫通穴であり、加熱時にガス抜き穴としても
作用する。
【0016】貫通穴の場合、前記平板の第2の表面に補
助平板を重ねた状態ではんだペーストを充填し、該平板
と該第1の部材とを重ね合わせ、かつ、該補助平板を該
平板から取り外した状態で該はんだペーストのはんだの
融点以上の温度に加熱する。この構成では、はんだペー
ストの充填時には平板の第2の表面側の開口を閉じては
んだペーストが洩れるのを防止し、転写時には第2の表
面側の開口を開いてガス抜き穴として作用する。
【0017】好ましくは、はんだペーストがはんだ粉末
とフラックスを含むその他の部分とからなり、該その他
の部分は、該その他の部分の常温時の重量を100とし
た場合、はんだ金属の融点で5分間放置した際の重量減
少が10以下であるものからなる。その他の部分の中に
はフラックスビークル等の有機成分が含まれ、これは加
熱時にガスを発生する。平板と第1の部材を重ねて急激
に加熱すると、フラックスビークルの蒸発ガス圧が大き
くなり、平板と第1の部材とを離れさせようとし、位置
ずれの生じる可能性がある。また、有機成分がはんだバ
ンプ中に入り込む可能性がある。従って、フラックスビ
ークルの蒸発ガスによる位置ずれをできるだけ生じない
ようにすることが必要である。そこで、上記構成では、
フラックスビークルが揮発しにくいものとなっており、
よってフラックスビークルの蒸発ガスによる位置ずれを
生じないようになっている。
【0018】同様に、はんだペーストがはんだ粉末とフ
ラックスを含むその他の部分とからなり、該その他の部
分は、該その他の部分の常温時の重量を100とした場
合、はんだ金属の融点で5分間放置した際の重量減少が
10〜95であるものからなり、且つ、前記加熱工程に
おいてはんだ金属の融点より10〜30℃低い温度で1
分以上保持した後で前記融点以上に加熱するようにする
ことができる。この場合には、フラックスビークルが揮
発しにくいものではないが、加熱をゆっくり行うことに
より、フラックスビークルが急激に蒸発するのを防止す
る。
【0019】好ましくは、前記電極パッドが銅の膜及び
ニッケルの膜の一方からなり、該電極パッドの厚さが1
μm以上である。これによって、はんだペーストから直
接にはんだバンプを形成するときに、電極パッドがはん
だ金属によく濡れ、溶着が確実に行われることが分かっ
た。この場合、前記電極パッド上に金、はんだ金属の主
要構成金属、及びはんだ合金のうちの一つの膜を有する
ことができる。
【0020】好ましくは、前記平板が、前記第1の部材
と熱膨張の近い材料で作られている。これによって、転
写時に、位置ずれが生じるのを防止する。この場合、前
記平板及び前記第1の部材が半導体で作られていると、
平板と第1の部材が熱膨張の差が小さい。
【0021】た、前記穴を有する前記平板と同じ形状
の型を形成し、該型を使用して前記平板を成形すること
ができる。
【0022】本発明のもう1つの特徴は、電極パッドを
有する第1の部材と、第1の表面の該電極パッドに対応
する位置に貫通穴を有する平板とを準備し、該電極パッ
ドと該貫通穴とを位置合わせした状態で該平板を該第1
の部材に重ね、該平板の穴にスキージングによりはんだ
ペーストを充填し、該平板と該第1の部材とを重ね合わ
せた状態で該平板と該第1の部材を該はんだペーストの
はんだの融点以上の温度に加熱する工程を含むことを特
徴とするはんだバンプの形成方法である。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例の金属
バンプの形成方法を示す図である。(A)に示されるよ
うに、平坦な表面10aに複数の等しい形状の穴12を
有する平板10を準備する。この例では、穴12は表面
10aに開口する4角錐形状の穴であり、他方の表面1
0bには開口していない。穴12は例えば数百μmのピ
ッチでマトリクス状に設けてある。
【0024】はんだペースト14がスキージ16を使用
して平板10の穴12に充填される。全ての穴12の体
積が同じであれば、充填されるはんだペースト14の量
は一定である。はんだペースト14は微小なはんだ粉末
をフラックスや溶剤と混練したものである。はんだ粉末
は、例えばSn−Pb、Sn−In、Sn−Bi、Sn
−Ag系の合金からなる。
【0025】また、(B)に示されるように、電極パッ
ド20を有する第1の部材18を準備する。第1の部材
18は、フリップチップ接合やBGAの形成のためには
んだバンプを備える必要のある電子部品であり、例え
ば、半導体チップや、半導体装置や、回路基板等からな
る。平板10の穴12は、第1の部材18の電極パッド
20に対応して設けてある。
【0026】(A)において、スキージングによっては
んだペースト14を平板10の穴12に充填したら、
(B)に示されるように、平板10の穴12と第1の部
材18の電極パッド20とを位置合わせし、位置合わせ
した状態で平板10を第1の部材18に重ねる。好まし
くは、平板10を第1の部材18の上に配置する。
【0027】それから、(C)に示されるように、平板
10及び第1の部材18を重ね合わせた状態で、加熱炉
において、平板10及び第1の部材18をはんだペース
ト14のはんだの融点以上の温度に加熱する。はんだペ
ースト14を加熱すると、溶剤が蒸発し、溶融はんだ金
属が一塊のはんだバンプ22となりながら第1の部材1
8の電極パッド20に付着する。フラックスはまだ活性
状態にあり、溶融はんだ金属が電極パッド20に付着す
るのを確実にする。このようにして、簡単且つ確実に、
はんだペースト14のはんだ成分を第1の部材18に転
写することができる。それから、平板10を第1の部材
18から取り外す。
【0028】図2は電極パッド20の一例を示してい
る。電極パッド20が第1の部材18の表面に形成され
たほぼ平坦な層からなる。第1の部材18の表面にはア
ルミニウムの配線24が延び、この配線24の上に銅又
はニッケルの電極層26が設けられる。電極パッド20
を厚さが1μm以上の銅又はニッケルの電極層26から
作ることにより、はんだと電極パッド20との濡れを確
保して、はんだペースト14から直接に電極パッド20
上にはんだバンプ22を形成することができることが分
かった。この場合、濡れを改良するために、電極パッド
20上に金、はんだ金属の主要構成金属(例えばS
n)、及びはんだ合金(例えばSn−Pb)のうちの一
つの膜を有することができる。
【0029】図1(C)に示されるように、平板10を
上側にし第1の部材18を下側にして加熱を行うと、平
板10の穴12に充填されたはんだペースト14及びそ
の成分であるはんだ金属は柔らかくなるにつれて重力に
より平板10の穴12から下に流れその下の電極パッド
20に付着しやすくなる。
【0030】はんだペースト14は上記したようにはん
だ粉末とフラックスを含むその他の部分からなる。その
他の部分にはフラックスビークル等の有機成分が含ま
れ、これは加熱時にガスを発生する。平板10と第1の
部材18を重ねて急激に加熱すると、フラックスビーク
ルの蒸発ガス圧が大きくなり、平板10と第1の部材1
8とを離れさせようとし、形成されるはんだバンプ22
の位置ずれの生じる可能性がある。また、有機成分がは
んだバンプ22中に入り込む可能性がある。従って、フ
ラックスビークルの蒸発ガスによる位置ずれをできるだ
け生じないようにすることが必要である。
【0031】そこで、フラックスビークルが揮発しにく
いものとなっていると、蒸発ガス圧による平板10の移
動がないので、フラックスビークルの蒸発ガスによる位
置ずれを生じないようにできる。これを達成するために
は、はんだペースト14のはんだ粉末以外の部分が、該
はんだ粉末以外の部分の常温時の重量を100とした場
合、はんだ金属の融点で5分間放置した際の重量減少が
10以下であるものからなるようにすることである。例
えば、sn−pb共晶はんだの場合、樹脂として重合ロ
ジンを、溶媒に安息香酸ベンジル(沸点323℃)を用
いることで、不揮発性のフラックスビークルを構成する
ことができる。市販の重合ロジンを250℃程度の高温
で蒸留し、不揮発分を回収して使用すると、不揮発性を
より確実にすることができる。
【0032】フリップチップ実装用には、融点が300
℃近くのSn−5PbやSn−10Pbが使用されるこ
とが多く、バンプ形成は320〜350℃の高温で行わ
れるため、上記のように重量減少が10以下となるよう
な不揮発性にすることは難しい。従って、この場合に
は、加熱をゆっくり行うことにより、フラックスビーク
ルが急激に蒸発するのを防止するようにするとよい。具
体的には、はんだペースト14がはんだ粉末とフラック
スを含むその他の部分(はんだ粉末以外の部分)とから
なり、はんだ粉末以外の部分は、該はんだ粉末以外の部
分の常温時の重量を100とした場合、はんだ金属の融
点で5分間放置した際の重量減少が10〜95であるも
のからなり、且つ、加熱工程においてはんだ金属の融点
より10〜30℃低い温度で1分以上保持した後で前記
融点以上に加熱するようにする。保持温度は融点の直前
が望ましいが、炉内の温度むらや再現性を考慮すると、
はんだ金属の融点より10〜30℃低い温度に設定する
のが実用的である。保持時間は、加熱プロファイルやフ
ラックスビークルの沸点により異なるが、はんだ金属の
融点より10〜30℃低い温度で1分以上、好ましくは
3分以上保持することが好ましい。ここで、ビークルの
蒸発により、はんだペースト14の体積が減少するの
で、平板10を上側にし第1の部材18を下側にするの
が、はんだペースト14と電極パッド20との接触を維
持する上で好ましい。
【0033】なお、融点温度に5分間放置した際のフラ
ックスビークルの残量が5%以下(前記重量減少が95
%以上)では、はんだ粉末が凝集しにくくなり、はんだ
バンプ22の形成が阻害される。例えば、15mmを越
すような大きなシリコンベアチップに0.2mm以下の
微細ピッチではんだバンプ22を形成する場合、平板1
0と第1の部材18との熱膨張の差が大きいと位置ずれ
の生じる可能性がある。このような場合には、平板10
が、第1の部材18と熱膨張の近い材料で作られている
構成にするとよい。これによって、転写時に、位置ずれ
が生じるのを防止する。例えば、平板10及び第1の部
材18がともに半導体(シリコン)で作られていると、
平板10と第1の部材18が熱膨張の差が小さい。
【0034】平板10に、微小で、一定の大きさの穴1
2を確実に形成するためには、平板10にパターン露光
を行った後科学的にエッチングする方法と、平板10に
機械的に穴12を形成する方法とがある。一般に、エッ
チングによる方が低コストである。エッチング方法とし
ては、ガラス板や金属板への等方性エッチング、シリコ
ン板への異方性エッチング、感光性ガラス板に露光部の
みに選択エッチングを行う方法がある。また、機械的な
方法としては、ドリル加工や、金属板への放電加工があ
る。
【0035】図3は本発明の第2実施例の金属バンプの
形成方法を示す図である。図1の実施例と同様に、
(A)に示されるように、平坦な表面10aに複数の等
しい形状の穴12を有する平板10を準備する。この例
では、穴12は表面10aに開口する4角錐形状の穴で
あり、他方の表面10bにも開口している。つまり、穴
12は貫通品である。図3では、他方の表面10bの開
口を閉じるように、補助平板30が平板10に重ねられ
ており、この状態で、はんだペースト14がスキージ1
6を使用して平板10の穴12に充填される。補助平板
30は、はんだペースト14の充填時にはんだペースト
14が穴12の他方の表面10b側の開口から洩れるの
を防止する。
【0036】(B)に示されるように、電極パッド20
を有する第1の部材18を準備する。第1の部材18
は、フリップチップ接合やBGAの形成のためにはんだ
バンプを備える必要のある電子部品であり、例えば、半
導体チップや、半導体装置や、回路基板等からなる。平
板10の穴12は、第1の部材18の電極パッド20に
対応して設けてある。
【0037】それから、補助平板30は平板10に重ね
られたまま、平板10の穴12と第1の部材18の電極
パッド20とを位置合わせし、位置合わせした状態で平
板10を第1の部材18に重ねる。それから、(C)に
示されるように、補助平板30を平板10から取り外
す。すると、平板10の穴12の他方の表面10b側の
開口が解放される。平板10は角錐形の断面形状をして
いるので、一方の表面10a側の穴12の開口面積は大
きく、他方の表面10b側の穴12の開口面積は小さ
い。
【0038】それから、(D)に示されるように、平板
10及び第1の部材18を重ね合わせた状態で、加熱炉
において、平板10及び第1の部材18をはんだペース
ト14のはんだの融点以上の温度に加熱する。はんだペ
ースト14を加熱すると、溶剤が蒸発し、溶融はんだ金
属が一塊のはんだバンプ22となりながら第1の部材1
8の電極パッド20に付着する。フラックスはまだ活性
状態にあり、溶融はんだ金属が電極パッド20に付着す
るのを確実にする。このようにして、簡単且つ確実に、
はんだペースト14のはんだ成分を第1の部材18に転
写することができる。それから、平板10を第1の部材
12から取り外す。
【0039】はんだペースト14は上記したようにはん
だ粉末とフラックスを含むその他の部分からなる。その
他の部分にはフラックスビークル等の有機成分が含ま
れ、これは加熱時にガスを発生する。この実施例におい
ては、穴12が貫通品となっているので、平板10と第
1の部材18を重ねて急激に加熱しても、フラックスビ
ークルの蒸発ガスは穴12から逃げるので、ガス圧によ
る上記したような問題点はない。
【0040】図4は本発明の第3実施例の金属バンプの
形成方法を示す図である。この場合にも、(A)に示さ
れるように、平坦な表面10aに複数の等しい形状の穴
12を有する平板10を準備する。この例では、穴12
は一定の断面の貫通穴である。(B)に示されるよう
に、電極パッド20を有する第1の部材18を準備す
る。第1の部材18は、フリップチップ接合やBGAの
形成のためにはんだバンプを備える必要のある電子部品
であり、例えば、半導体チップや、半導体装置や、回路
基板等からなる。平板10の穴12は、第1の部材18
の電極パッド20に対応して設けてある。
【0041】それから、平板10の穴12と第1の部材
18の電極パッド20とを位置合わせし、位置合わせし
た状態で平板10を第1の部材18に重ねる。それか
ら、はんだペースト14がスキージ16を使用して平板
10の穴12に充填される。この場合、貫通穴12の下
端部は第1の部材18で閉じられているので、はんだペ
ースト14が貫通穴12の下側ににじみ出すことはな
く、スキージングによって全ての貫通穴12のはんだペ
ースト14の体積は一定になる。
【0042】(C)に示されるように、平板10及び第
1の部材18を重ね合わせた状態で、加熱炉において、
平板10及び第1の部材18をはんだペースト14のは
んだの融点以上の温度に加熱する。はんだペースト14
を加熱すると、溶剤が蒸発し、溶融はんだ金属が一塊の
はんだバンプ22となりながら第1の部材18の電極パ
ッド20に付着する。フラックスはまだ活性状態にあ
り、溶融はんだ金属が電極パッド20に付着するのを確
実にする。フラックスビークルの蒸発ガスは貫通穴12
から逃げるので、ガス圧による上記したような問題点は
ない。
【0043】好ましくは、平板10がシリコンからな
り、平板10の穴12がアルカリ性エッチャントを用い
た異方性エッチングによって形成される。これによっ
て、平板10に、微小で、一定の大きさの穴12を確実
に形成することができる。また、平板10が感光性ガラ
スからなり、平板10の穴12が平板10にパターン露
光を行った後選択エッチングを行って形成されることが
できる。また、機械的な方法としては、穴12を有する
平板10と同じ形状の型を形成し、この型を使用して平
板10を成形することができる。その他、ニッケル等の
電鋳による方法や、はんだの融点が低い場合には熱硬化
型樹脂で注型して複製する方法がある。いずれの方法で
作られた平板を使用する場合にも、平板表面とはんだが
濡れを生じてはならない。はんだと濡れを生じやすい平
板を用いる場合には、表面にはんだに濡れにくいクロム
等をコーティングするのがよい。
【0044】さらに、具例について説明する。 (例1)BGAパッケージへのはんだバンプ形成 パッケージ(第1の部材18)の電極パッド20は、2
56ピン、ピッチ1.27mm、パッド径φ640μ
m、パッド材質銅であった。平板は50×50×2mm
のステンレス板で、穴12は電極パッドの位置に対応し
た位置にあり、開口部φ1.15mm、深さ500μ
m、をウエットエッチングで形成し、表面にクロムメッ
キした。はんだペースト14のはんだ粉末は市販のSn
−Pb共晶はんだであり、はんだ粉末以外の部分は、
(a)重合度80%の重合ロジンを窒素中で250℃で
蒸留した不揮発分60重量部、(b)安息香酸ベンジル
39重量部、(c)シクロヘキシルアミン・塩酸塩1重
量部を混練したものであった。このフラックスビークル
の183℃(はんだ融点)で5分放置後の重量減少は3
パーセント以下であった。フラックスビークル1000
重量部とSn−Pb共晶はんだ粉末900重量部と混練
してはんだペーストとした。はんだペーストをスキージ
ング後、温風リフロー炉を用い、40℃/分で230℃
まで温度を上げ、はんだ粉末を溶融して電極パッド20
にはんたバンプ22を形成した。平板10を取り外した
後、はんだバンプ22にロジンフラックスを塗布し、窒
素雰囲気中で再リフローを行い、バンプ形状を修正し
た。洗浄液(日東化学、パークリーンA011)でフラ
ックス残滓を洗浄した。この方法により、高さ600μ
m、高さバラツキ(標準偏差)15μmのはんだバンプ
を欠損なく作製することができた。
【0045】(例2)シリコンチップへのはんだバンプ
形成 シリコンチップ(第1の部材18)の電極パッド20
は、25×25ピン、ピッチ210μm、パッド径φ8
0μm、パッド材質ニッケル(厚さ4μm)であった。
平板は30×30×3mmの感光性ガラス(HOYA
(株)、PEG3)で、穴12は電極パッドの位置に対
応した位置にあり、開口部166μm□、深さ71μ
m、を露光、エッチングで形成した。はんだペースト1
4のはんだ粉末はSn−5Sb(粒径10〜32μm)
であり、はんだ粉末以外の部分は、(a)重合度80%
の重合ロジンを45重量部、(b)安息香酸ベンジル5
3重量部、(c)無水コハク酸2重量部を混練したもの
であった。このフラックスビークルの300℃(はんだ
融点)5分放置後の重量減少は約70パーセントであっ
た。フラックスビークル1000重量部とPb−Snは
んだ粉末900重量部と混練してはんだペーストとし
た。はんだペーストを赤外線リフロー炉に入れ、30℃
/分で280℃まで温度を上げて3分間保持した後、3
50℃まで温度を上げ、はんだ粉末を溶融して電極パッ
ド20にはんたバンプ22を形成した。融点以上になる
時間は2分間。平板10を取り外した後、はんだバンプ
22にロジンフラックスを塗布し、窒素雰囲気中で再リ
フローを行い、バンプ形状を修正し、洗浄液でフラック
ス残滓を洗浄した。この方法により、高さ92μm、高
さバラツキ(標準偏差)3.5μmのはんだバンプを欠
損なく作製することができた。X線透過カメラを用い
て、バンプ内にボイドがないことを確認した。
【0046】(例3)シリコンチップへのはんだバンプ
形成 シリコンチップ(第1の部材18)は例2と同様であ
り、パッドはニッケルの上に金を0.05μmメッキし
た。平板は30×30×0.34mmのシリコン〈10
0〉板(熱酸化膜形成済)で、電極パッドの位置に対応
した位置に開口部195μm□のレジストパターンを形
成後、レジスト被覆部以外の酸化膜をフッ酸で除去(裏
面も)した。次いで、KOH水溶液で上表からシリコン
板をエッチングし、先端を切り落とした四角錐状の貫通
穴12を有する、厚さ120μmの平板10を作製し
た。はんだペースト14のはんだ粉末はSn−5Sb
(粒径10〜20μm)90重量部をロジン系フラック
スビークル10重量部に分散し、はんだペースト14と
した。この平板をフッ素系樹脂の板(補助平板30)に
重ね、スキージングによってはんだペースト14を平板
の貫通穴12に充填した。補助平板30を取り外しし、
平板とシリコンチップを合わせた後、はんだペーストを
赤外線リフロー炉に入れ、100℃/分で350℃まで
温度を上げて、はんだ粉末を溶融して電極パッド20に
はんたバンプ22を形成した。平板10を取り外した
後、はんだバンプ22にロジンフラックスを塗布し、窒
素雰囲気中で再リフローを行い、バンプ形状を修正し、
洗浄液でフラックス残滓を洗浄した。この方法により、
高さ90μm、高さバラツキ(標準偏差)2.3μmの
はんだバンプを欠損なく作製することができた。X線透
過カメラを用いて、バンプ内にボイドがないことを確認
した。
【0047】(例4)BGAパッケージへのはんだバン
プ形成 パッケージ(第1の部材18)は例1と同様である。平
板は50×50×0.45mmのステンレス板で、穴1
2は電極パッドの位置に対応した位置に0.8mmφの
貫通孔をドリルで形成し、表面にクロムメッキした。は
んだペースト14の市販のSn−Pbはんだペースト
(ニホンハンダ、RX363−99MGO)で、スキー
ジング後、温風リフロー炉を用い、70℃/分で230
℃まで温度を上げ、はんだ粉末を溶融して電極パッド2
0にはんたバンプ22を形成した。平板10を取り外し
た後、洗浄液(日東化学、パークリーンA011)でフ
ラックス残滓を洗浄した。この方法により、高さ560
μm、高さバラツキ(標準偏差)10μmのはんだバン
プを欠損なく作製することができた。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大きさが一定で、内部に異物や気泡を含まない均一性に
優れたはんだバンプを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図である。
【図2】電極パッドを示す図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…平板 12…穴 14…はんだペースト 16…スキージ 18…第1の部材 20…電極パッド 22…はんだバンプ 30…補助平板
フロントページの続き (72)発明者 ▲吉▼川 政廣 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 大竹 幸喜 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−26030(JP,A) 特開 平4−342139(JP,A) 特開 平7−307341(JP,A) 特開 平8−264932(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/60

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極パッド(20)を有する第1の部材
    (18)と、第1の表面の該電極パッドに対応する位置
    に穴(12)を有する平板(10)とを準備し、前記平
    板がシリコンからなり、前記平板の穴がアルカリ性エッ
    チャントを用いた異方性エッチングによって形成され、 該平板(10)の穴(12)にスキージングによりはん
    だペースト(14)を充填し、 該電極パッド(20)と該はんだペーストを充填した穴
    (12)とを位置合わせした状態で該平板(10)を該
    第1の部材(18)に重ね、 該平板と該第1の部材とを重ね合わせた状態で該平板と
    該第1の部材を該はんだペースト(14)のはんだの融
    点以上の温度に加熱する工程を含むことを特徴とするは
    んだバンプの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材が半導体チップ、半導体
    装置及び回路基板ののうちの一つからなることを特徴と
    する請求項1に記載のはんだバンプの形成方法。
  3. 【請求項3】 前記電極パッドが前記第1の部材の表面
    に形成されたほぼ平坦な層からなることを特徴とする請
    求項1に記載のはんだバンプの形成方法。
  4. 【請求項4】 前記平板を上側にし前記第1の部材を下
    側にして前記加熱を行うことを特徴とする請求項1に記
    載のはんだバンプの形成方法。
  5. 【請求項5】 前記平板が第1の表面の反対側に第2の
    表面を有し、前記穴が第1の表面に開口し且つ第2の表
    面に開口していないことを特徴とする請求項1に記載の
    はんだバンプの形成方法。
  6. 【請求項6】 前記平板が第1の表面の反対側に第2の
    表面を有し、前記穴が第1の表面に開口し且つ第2の表
    面に開口していることを特徴とする請求項1に記載のは
    んだバンプの形成方法。
  7. 【請求項7】 前記平板の第2の表面に補助平板を重ね
    た状態ではんだペーストを充填し、該平板と該第1の部
    材とを重ね合わせ、かつ、該補助平板を該平板から取り
    外した状態で該はんだペーストのはんだの融点以上の温
    度に加熱することを特徴とする請求項6に記載のはんだ
    バンプの形成方法。
  8. 【請求項8】 はんだペーストがはんだ粉末とフラック
    スを含むその他の部分とからなり、該その他の部分は、
    該その他の部分の常温時の重量を100とした場合、は
    んだ金属の融点で5分間放置した際の重量減少が10以
    下であるものからなることを特徴とする請求項1に記載
    のはんだバンプの形成方法。
  9. 【請求項9】 はんだペーストがはんだ粉末とフラック
    スを含むその他の部分とからなり、該その他の部分は、
    該その他の部分の常温時の重量を100とした場合、は
    んだ金属の融点で5分間放置した際の重量減少が10〜
    95であるものからなり、且つ、前記加熱工程において
    はんだ金属の融点より10〜30℃低い温度で1分以上
    保持した後で前記融点以上に加熱することを特徴とする
    請求項1に記載のはんだバンプの形成方法。
  10. 【請求項10】 前記電極パッドが銅の膜及びニッケル
    の膜の一方からなり、該電極パッドの厚さが1μm以上
    であることを特徴とする請求項1に記載のはんだバンプ
    の形成方法。
  11. 【請求項11】 前記電極パッド上に金、はんだ金属の
    主要構成金属、及びはんだ合金のうちの一つの膜を有す
    ることを特徴とする請求項9に記載のはんだバンプの形
    成方法。
  12. 【請求項12】 前記平板が、前記第1の部材と熱膨張
    の近い材料で作られていることを特徴とする請求項1に
    記載のはんだバンプの形成方法。
  13. 【請求項13】 前記平板及び前記第1の部材が半導体
    で作られていることを特徴とする請求項12に記載のは
    んだバンプの形成方法。
  14. 【請求項14】 該平板の穴の深さが、該はんだペース
    トから形成されるはんだボールの直径よりも小さいこと
    を特徴とする請求項1に記載のはんだバンプの形成方
    法。
  15. 【請求項15】 電極パッド(20)を有する第1の部
    材(18)と、第1の表面の該電極パッドに対応する位
    置に穴(12)を有する平板(10)とを準備し、 該平板(10)の穴(12)にスキージングによりはん
    だペースト(14)を充填し、 前記平板が感光性ガラス
    からなり、前記平板の穴が該平板にパターン露光を行っ
    た後選択エッチングを行って形成され、該電極パッド(20)と該はんだペーストを充填した穴
    (12)とを位置合わせした状態で該平板(10)を該
    第1の部材(18)に重ね、 該平板と該第1の部材とを重ね合わせた状態で該平板と
    該第1の部材を該はんだペースト(14)のはんだの融
    点以上の温度に加熱する工程を含む ことを特徴とするは
    んだバンプの形成方法。
  16. 【請求項16】 電極パッド(20)を有する第1の部
    材(18)と、第1の表面の該電極パッドに対応する位
    置に穴(12)を有する平板(10)とを準備し、 前記穴を有する前記平板と同じ形状の型を形成し、該型
    を使用して前記平板を成形し、該平板(10)の穴(12)にスキージングによりはん
    だペースト(14)を充填し、 該電極パッド(20)と該はんだペーストを充填した穴
    (12)とを位置合わせした状態で該平板(10)を該
    第1の部材(18)に重ね、 該平板と該第1の部材とを重ね合わせた状態で該平板と
    該第1の部材を該はんだペースト(14)のはんだの融
    点以上の温度に加熱する工程を含む ことを特徴とするは
    んだバンプの形成方法。
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