JP3147830B2 - 電磁継電器の駆動回路 - Google Patents

電磁継電器の駆動回路

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    • H01F7/06Electromagnets; Actuators including electromagnets
    • H01F7/08Electromagnets; Actuators including electromagnets with armatures
    • H01F7/18Circuit arrangements for obtaining desired operating characteristics, e.g. for slow operation, for sequential energisation of windings, for high-speed energisation of windings
    • H01F2007/1894Circuit arrangements for obtaining desired operating characteristics, e.g. for slow operation, for sequential energisation of windings, for high-speed energisation of windings minimizing impact energy on closure of magnetic circuit

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルおよび接点
を有する電磁継電器を駆動する駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁継電器における接点の消耗の主な原
因は、接点の閉成時に発生するバウンス(チャタリン
グ)による。この場合、接点の閉成時に、接点を吸引す
る磁界を緩く立ち上げ接点投入時の速度を遅くすれば、
接点のバウンスを抑制することができる。
【0003】従来、コイルのインダクタンスを大きくし
てコイル電流の立ち上がりを緩やかにし磁界の立ち上が
りを遅くする、あるいは電磁継電器の駆動回路に時定数
回路を設けコイル印加電圧の立ち上がりを緩やかにし磁
界の立ち上がりを遅くすることによって、接点のバウン
スを抑制するようにしたものがある。後者のものとして
は、例えば、実公昭57−13700号公報に記載され
たものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術のものでは、コイル印加電圧がスロープ的に
変化するため、そのスロープをなだらかにする程、バウ
ンスを抑えることができるが、接点が動き始める始動電
圧に達するまでの時間が長くなり、その結果、スイッチ
ング応答時間全体が長くなるという問題がある。さら
に、接点が閉成するときのコイル印加電圧を精度よく設
定することができないため、バウンス抑制効果にばらつ
きがでやすいという問題もある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みたもので、スイッ
チング応答時間全体を長くすることなく、安定してバウ
ンスの抑制を行えるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1乃至1に記載の発明においては、電磁継
電器を作動させる作動信号に応答して、接点を始動させ
るための第1電圧およびこの第1電圧より高い第2電圧
を有する階段電圧を電磁継電器のコイルに印加するよう
にしたことを特徴としている。
【0007】従って、作動信号に応答して、まず接点を
始動させる第1電圧がコイルに印加されるため、接点の
始動に要する応答時間の遅れは最小限に抑制される。ま
た、第2電圧より低い第1電圧を用いた接点の吸引によ
り、接点は吸引力の緩やかな立ち上がりをもって閉成
し、安定してバウンスを抑制することができる。また、
請求項1、2、5においては、接点の閉成後、ある程度
時間が経過した後にコイルへの印加電圧が第1電圧から
第2電圧へ切り換えられる。
【0008】このように制御することで、リレーの作動
音による聴感を良くすることが可能となる。これを第1
電圧から第2電圧への切換を接点の閉成と同時に行う場
合と比べて説明する。電磁継電器は接点が閉じた後で接
点を保持している板バネがコイルの電磁力によりコイル
へ吸い寄せられてコイルに当接することで完全吸引され
て安定した閉成状態となる。従って、電圧切換が接点の
閉成と同時に行われる場合、板バネに高い電圧による強
い磁界が印加されてコイルに当接し、大きな作動音を発
生することになるが、本発明では接点が閉成しても初め
は第1電圧による弱い磁界で板バネを吸い寄せるように
なり、所定時間後に第2電圧の強い磁界でコイルに当接
するため、接点を保持する板バネがこの高い電圧でもっ
てコイルに吸い寄せられる際の移動距離は小さくなるた
め作動音も小さくなる。よって、本発明によると板バネ
がコイルに当接する音が小さくなり、聴感が良くなる。
【0009】また、請求項1、3、5の発明では第1電
圧の大きさを接点が閉成することが可能な最低作動電圧
よりも0.5〜3V大きい値の電圧を印加するようにし
ており、接点閉成時のバウンスを十分抑制することがで
きる。また、請求項2、4、7、10の発明では第1電
圧をコイルの一端が接続されている低電位端側の電位を
基準として発生させるようにしている。これにより、コ
イルに印加する第1電圧を高電位端側からの電源電圧の
変動の影響を受けることなく確実に所望の電圧値とする
ことができ、電磁継電器の閉成動作を安定的に実施させ
ることができる。
【0010】低電位端側の電位を基準として発生させる
方法としては、請求項8、9、11、12の発明に示す
ようにツェナーダイオードや単なるダイオードなどpn
接合を利用したものを用いる方法が好ましい。また、請
求項9、12に示すようにツェナーダイオードとダイオ
ードとが同極同士、例えばカソードとカソードとが電気
的に接続されるようにすることにより、ツェナーダイオ
ードの温度特性をダイオードの温度特性により補償する
ことができる。
【0011】また、請求項1に記載の発明のように、
電磁継電器が電源を供給する負荷がランプの場合、通電
開始時に生ずる突入電流(ラッシュカレント)によって
アーク放電が発生しやすく接点が消耗しやすいが、電磁
継電器に本発明の駆動回路を用いることにより接点のバ
ウンスを抑え、接点の消耗を効果的に抑制することがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1に、電磁継電器およびその駆動
回路の構成を示す。駆動回路10は、入力回路11、発
振回路12、タイマ回路13、Va 電圧発生回路14、
Vb電圧発生回路15、OR回路16、出力回路17か
ら構成されている。電磁継電器20は、コイル21と接
点22から構成されており、接点22の閉成時にランプ
等の負荷30に駆動電圧(バッテリー電圧)VB を供給
する。
【0013】上記構成においてその作動を、図2に示す
タイミングチャートを参照して説明する。入力回路11
への入力信号IN(図2(a)参照)が、電磁継電器2
0を作動させるハイレベルの作動信号になると、タイマ
回路13は、Va 電圧発生回路14から電圧Vaを出力
させる(図2(b)参照)。この電圧Vaにより、出力
回路17の出力電圧VO は、接点22を始動させる第1
電圧になる(図2(d)参照)。この第1電圧がコイル
21に印加されると、接点22が初期吸引される。その
結果、接点22はバウンスを発生することなく閉成し、
負荷30に駆動電圧が供給される(図2(e)参照)。
【0014】また、タイマ回路13は、、発振回路12
からのクロック信号により時間を計測(カウント)して
おり、第1電圧印加後、所定時間(予め定めたタイマー
時間)TS が経過したことを計測すると、Vb電圧発生
回路15から電圧Vaより高い電圧Vbを出力させる
(図2(c)参照)。この電圧Vbにより、出力回路1
7の出力電圧VO は、接点22を完全吸引する第2電圧
になる(図2(d)参照)。
【0015】従って、上記した第1、第2電圧により、
コイル21には、図2(d)に示す階段状波形の階段電
圧が印加される。この場合、接点22は第1電圧による
始動電圧で吸引されるため、応答時間の遅れは最小限に
抑制される。また、接点閉成時は低電圧である第1電圧
により吸引されるため、接点22は電磁吸引力の緩やか
な立ち上がりによりバウンスを発生することなく閉成す
る。このことにより、接点22の耐久寿命を向上させる
ことができる。
【0016】なお、第1電圧は、電磁継電器20の作動
開始電圧より若干高い電圧(定格12V用で6〜8V程
度)が望ましく、また第1電圧の発生時間TS は、電磁
継電器20の作動開始時間をカバーする3〜20msが
望ましい。また、第1電圧の発生時間TS は図2に示す
ように第1電圧がコイル21印加され始めてから接点2
2が閉成する時間よりも長くなるように設定すると良
い。
【0017】これを電磁継電器20のより詳細に示す図
3を用いて説明する。図3において、電磁継電器20は
コイル21を保持するヨーク部27と、ヨーク部27の
頂面に基端を固定してL字状に屈曲する板バネ24と、
板バネ24の先端面に設けられた接点22と、接点22
に対向してコイル21の側端部に設けられた固定接点2
3と、板バネ24の中間面に設けられた鉄片25と、鉄
片25に対向したコイル21のコア頭部26からなる。
なお、図3では本実施形態を説明するための構成のみを
示す。
【0018】図3(a)は接点22が第1電圧により閉
成した際の様子を示すものであり、また図3(b)は第
1電圧から第2電圧に切り替わり板バネ24(鉄片2
5)がコイル(コ頭部26)に完全吸引された際の様
子を示すものである。図3(a)に示す接点22が閉成
した際にコイル21への印加電圧を第1電圧からより高
い第2電圧へ切り替える場合には鉄片25とコア頭部2
6との間には所定の距離があり、板バネ及び鉄片25は
第2電圧による強い磁界で加速されコア頭部26に衝突
し大きい作動音を発する。そこで、本実施形態のように
接点22が閉成してしばらくたってから第1電圧から第
2電圧へ切り替えるようにすることで、接点22が閉成
した後、第1電圧から第2電圧へ切り替える間の時間T
d (図2)だけ第1電圧の弱い磁界でもって板バネ24
及び鉄片25はコイル21へ吸い寄せられ、鉄片25と
コア頭部26との距離がある程度縮まってから第2電圧
の強い磁界で吸い寄せられるようになるため、鉄片25
がコア頭部26へ衝突する際の作動音を抑えることがで
きる。これにより、聴感が良くなるという効果がある。
【0019】なお、接点22が閉成してから第2電圧に
切り替わるまでの時間Td は数ms程度が好ましい。ま
た、第1電圧から第2電圧へ切り替えるタイミングにつ
いて調べたところ、切り替えるタイミングを接点22が
閉成する前にした場合と上述した実施形態とを比べる
と、切り替えるタイミングを接点22が閉成する前にし
た場合に比べ、本実施形態のように切り替えるタイミン
グを接点22が閉成した後にした場合の方がバウンス発
生率が低いことが分かった。
【0020】また、接点22を閉成するための第1電圧
の値とバウンス発生率との関係について調べたところ、
図4に示す結果が得られた。横軸は第1電圧の大きさを
表しており、vsはコイル21に電圧を印加せず接点が
開いている状態からコイルに電圧を印加した際に閉成す
ることが可能な最低作動電圧を示すものであり、一例を
示すと定格12V用で5V程度である。また、縦軸はバ
ウンス発生率を表すものであり、各電圧毎に10回試験
を行い、その際のバウンス発生回数の平均値を採ったも
のである。バウンス発生回数は電磁継電器20の通電状
態をモニタし、接点22が閉成した際の電圧の発振状態
をカウントしたものである。
【0021】図4から分かるように、第1電圧を最低作
動電圧vsよりも0.5〜3V大きい値にすることによ
り、バウンスを効率よく抑制できることが分かる。次
に、図1に示す構成を具体化した回路構成について説明
する。図5にその構成を示す。タイマ回路13はカウン
タ13a〜13c、フリップフロップ13d、NAND
回路13e、13f、NOT回路13gにより構成さ
れ、Va 電圧発生回路14はトランジスタ14a〜14
c、ツェナーダイオード14d、ダイオード14e、抵
抗14f〜14hにより構成され、Vb電圧発生回路1
5はトランジスタ15a、15b、抵抗15c、15d
により構成されている。
【0022】また、OR回路16はダイオードで構成さ
れ、出力回路17はトランジスタ17a、抵抗17b、
17cにより構成されている。なお、ダイオード16
は、Vb電圧発生回路15からVb電圧を出力すると
き、その電圧をVa 電圧発生回路14の出力電圧から分
離するために設けられている。上記構成においてその作
動を説明する。
【0023】入力回路11の入力信号INがローレベル
のときには、タイマ回路13のカウンタ13a〜13c
はリセットされており、カウンタ13cの出力はローレ
ベルになっている。また、NAND回路13fの出力は
ハイレベルで、フリップフロップ13dの出力はローレ
ベルになっている。従って、Va 電圧発生回路14にお
いては、トランジスタ14a、14bがともにオフし、
出力電圧はローレベルになっている。また、Vb電圧発
生回路15においては、トランジスタ15aがオフし、
出力電圧はローレベルになっている。このため、出力回
路17からは電磁継電器20にコイル駆動用の電圧が印
加されない。
【0024】また、入力回路11の入力信号INがハイ
レベルの作動信号になると、NAND回路13fの出力
がローレベルになり、フリップフロップ13dがセット
されてその出力がハイレベルになる。このため、Va 電
圧発生回路14においては、トランジスタ14a、14
bがともにオンし、ツェナーダイオード14dの端子電
圧がVB になり、エミッタフォロワトランジスタ14c
から電圧Vaを出力する。そして、ダイオード16、出
力回路17を介し、一定電圧レベルの第1電圧(≒VB
−3Vf 、但し、Vf はダイオード1個分の降下電圧)
がコイル21に印加される。
【0025】このように、ツェナーダイオード14d及
びダイオード14eはコイル21が接続される低電位端
(本実施形態ではグランド)に接続されて電圧VB を発
生させるようにしてるため、第1電圧である電圧Vaは
コイル21が接続される低電位端(本実施形態ではグラ
ンド)を基準とした電圧となり、この駆動回路はバッテ
リー電圧VB が変動しても安定して所望の電圧Vaをコ
イル21に印加させることができる。
【0026】なお、電圧VB においてはツェナーダイオ
ード14dとダイオード14eとをそれぞれのカソード
同士が電気的に接続されており、ツェナーダイオード1
4dの温度特性をダイオード14eがキャンセルするよ
うにしている。具体的にはツェナーダイオード14dは
プラスの温度特性を有し、ダイオード14eはマイナス
の温度特性を有する。また、ツェナーダイオード14d
とダイオード14eの位置が逆であっても良い。この場
合にはツェナーダイオード14dのアノードとダイオー
ド14eのアノードとが電気的に接続されるようにな
る。なお、電圧V B を発生する回路に抵抗等の他の素子
が含まれていても構わない。
【0027】また、タイマ回路13におけるカウンタ1
3a〜13cは、発振回路12からのクロック信号によ
りカウント動作を行う。そして、TS 時間が経過し、カ
ウンタ13cの出力がハイレベルになると、NOT回路
13gの出力がローレベルになる。このことにより、N
AND回路13eを介してカウンタ13a〜13cのカ
ウント動作が停止され、またフリップフロップ13dが
リセットされてその出力がローレベルになる。このこと
により、Va 電圧発生回路14のVa電圧出力動作が停
止する。また、カウンタ13cの出力がハイレベルにな
るため、Vb電圧発生回路15においては、トランジス
タ15a、15bがともにオンし、トランジスタ15b
から電圧Vbを出力する。そして、出力回路17を介
し、第2電圧がコイル21に印加される。
【0028】なお、車両用方向指示器の電磁継電器の駆
動回路して本回路を使用する場合、タイマ回路13、発
振回路12は方向指示器の点滅用タイマ回路、発振回路
を流用することが可能である。さらに、本回路は、第2
電圧発生時におけるエミッタホロワトランジスタ14c
の定電圧制御をする必要が無いため、第1電圧発生時に
比べ非常に低いON電圧で制御することができる。この
ことにより、エミッタホロワトランジスタ14cの熱損
失が低く抑えられるため、むやみに定格の大きいトラン
ジスタを使う必要が無くなる。この結果、素子の増加及
びコストアップ無しに容易に本構成が達成される。
【0029】次に、本駆動回路を、車両用方向指示器の
電磁継電器の駆動回路に使用した際の、接点消耗量につ
いて効果を確認した結果を表1に示す。方向指示器はハ
ザード連続作動とし、接点材質はランプ負荷で一般的な
Pd系接点とAg系接点の組み合わせである。表中Aは
従来の方形波駆動、表中Bは前記回路構成に基づく2段
階階段電圧駆動で作動させた際の、1000hr当たり
の接点体積減少量である。
【0030】
【表1】 この結果から、階段電圧駆動は方形波駆動に比べ、接点
の消耗量が1/3に抑えられており、特に車両用方向指
示器用の電磁継電器としては3倍の長寿命化を達成する
ことが可能である。
【0031】以上述べたように、本実施形態によれば、
電磁継電器20の接点22の閉成時に発生するバウンス
を低減できるため、特に負荷30がランプ等の突入電流
を有する場合、接点22に発生するアークを抑制し、接
点22の消耗が抑えられ、接点寿命を著しく向上させる
ことができる。また、接点バウンス時に発生するラジオ
ノイズの低減、電磁継電器20の作動音低減にも大きく
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電磁継電器の駆動回
路の構成を示す図である。
【図2】図1中の各部の信号波形を示す図である。
【図3】電磁継電器の具体的な構成を示す図である。
【図4】第1電圧とバウンス発生率との関係示す図であ
る。
【図5】図1に示す駆動回路の具体的な回路構成を示す
図である。
【符号の説明】
10…駆動回路、11…入力回路、12…発振回路、1
3…タイマ回路、14…Va 電圧発生回路、15…Vb
電圧発生回路、16…OR回路、17…出力回路、20
…電磁継電器、21…コイル、22…接点、23…固定
接点、24…板バネ、25…鉄片、26…コア頭部、2
7…ヨーク部、30…負荷。
フロントページの続き (72)発明者 杉本 恵一 愛知県安城市篠目町井山3番地 アンデ ン株式会社内 (72)発明者 早川 順二 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式 会社デンソー内 (56)参考文献 特開 昭55−3665(JP,A) 特開 昭57−162217(JP,A) 特開 平8−55553(JP,A) 実開 昭53−120751(JP,U) 実開 昭62−53596(JP,U) 実開 昭60−39211(JP,U) 実開 昭54−137852(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 47/00 - 47/36

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル(21)および接点(22)を有
    する電磁継電器(20)を駆動する駆動回路において、 前記電磁継電器を作動させる作動信号に応答して、前記
    接点を始動させるための一定電圧レベルの第1電圧を前
    記コイルに印加し、この第1電圧の印加により前記接点
    が閉成した後に前記第1電圧より高い第2電圧を前記コ
    イルに印加して、前記第1電圧および前記第2電圧を有
    する階段電圧が前記コイルに印加されるように構成
    れ、前記第1電圧は、前記接点(22)が作動可能な最
    低作動電圧よりも0.5乃至3V大きい値であることを
    特徴とする電磁継電器の駆動回路。
  2. 【請求項2】 コイル(21)および接点(22)を有
    する電磁継電器(20)を駆動する駆動回路において、 前記電磁継電器を作動させる作動信号に応答して、前記
    接点を始動させるための一定電圧レベルの第1電圧を前
    記コイルに印加し、この第1電圧の印加により前記接点
    が閉成した後に前記第1電圧より高い第2電圧を前記コ
    イルに印加して、前記第1電圧および前記第2電圧を有
    する階段電圧が前記コイルに印加されるように構成さ
    れ、前記第1電圧は、前記コイルが接続される低電位端
    を基準電位として発生される電圧であることを特徴とす
    電磁継電器の駆動回路。
  3. 【請求項3】 コイル(21)および接点(22)を有
    する電磁継電器(20)を駆動する駆動回路において、 前記電磁継電器を作動させる作動信号に応答して、前記
    接点が作動可能な最低作動電圧よりも0.5乃至3V大
    きい値の第1電圧およびこの第1電圧より高い第2電圧
    を有する階段電圧を前記コイルに印加するように構成さ
    れていることを特徴とする電磁継電器の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第1電圧は、前記コイルが接続され
    る低電位端を基準電位として発生される電圧であること
    を特徴とする請求項に記載の電磁継電器の駆動回路。
  5. 【請求項5】 コイル(21)および接点(22)を有
    する電磁継電器(20)を駆動する駆動回路において、 第1の電圧(Va)を発生する第1の電圧発生回路(1
    4)と、 前記第1の電圧より高い第2の電圧(Vb)を発生する
    第2の電圧発生回路(15)と、 前記電磁継電器を作動させる作動信号に応答し、前記第
    1の電圧発生回路からの前記第1の電圧により前記接点
    を始動させるための一定電圧レベルの第1電圧を前記コ
    イルに印加し、所定時間経過後に、前記第2の電圧発生
    回路からの前記第2の電圧により前記第1電圧より高い
    第2電圧を前記コイルに印加する電圧制御回路(12、
    13、16、17)とを備え、前記所定時間は、前記第
    1電圧が前記コイルに印加されて前記接点が閉成するま
    での時間よりも長く、 また前記第1電圧は、前記接点(22)が作動可能な最
    低作動電圧よりも0.5乃至3V大きい値である ことを
    特徴とする電磁継電器の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記電圧制御回路は、前記第1電圧を前
    記コイルに印加した後の時間を計測し、前記所定時間を
    計測したときに、前記コイルに印加する電圧を前記第2
    電圧に切り換えるタイマ回路(13)を有することを特
    徴とする請求項に記載の電磁継電器の駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記第1の電圧発生回路は、前記コイル
    が接続される低電位端を基準電位として前記第1の電圧
    を発生するものであることを特徴とする請求項5または
    に記載の電磁継電器の駆動回路。
  8. 【請求項8】 前記第1の電圧発生回路は、トランジス
    タスイッチを備え、このトランジスタスイッチの制御端
    子は、前記コイルが接続される低電位端を基準電位とし
    てpn接合を利用した電圧供給部から電圧が供給される
    ようになっていることを特徴とする請求項に記載の電
    磁継電器の駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記電圧供給部は、ツェナーダイオード
    と、このツェナーダイオードに対してアノードあるいは
    カソードの同極側の端子が電気的に接続されたダイオー
    ドとを有することを特徴とする請求項に記載の電磁継
    電器の駆動回路。
  10. 【請求項10】 コイル(21)および接点(22)を
    有する電磁継電器(20)を駆動する駆動回路におい
    て、 前記電磁継電器を作動させる作動信号に応答して、第1
    電圧およびこの第1電圧より高い第2電圧を有する階段
    電圧を前記コイルに印加するように構成されており、 前記第1電圧は、前記コイルが接続される低電位端を基
    準電位として発生され、前記接点を始動させるための一
    定電圧レベルの電圧となっていることを特徴とする電磁
    継電器の駆動回路。
  11. 【請求項11】 前記第1電圧は、前記低電位端を基準
    電位としたpn接合を利用した電圧供給部の電圧に基づ
    いて生成された電圧であることを特徴とする請求項1
    に記載の電磁継電器の駆動回路。
  12. 【請求項12】 前記電圧供給部は、ツェナーダイオー
    ドと、このツェナーダイオードに対してアノードあるい
    はカソードの同極側の端子が電気的に接続されたダイオ
    ードとを有することを特徴とする請求項1に記載の電
    磁継電器の駆動回路。
  13. 【請求項13】 前記電磁継電器は、負荷であるランプ
    に電源を供給するものである請求項1乃至1のいずれ
    か1つに記載の電磁継電器の駆動回路。
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