JP3146396B2 - ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法 - Google Patents

ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法

Info

Publication number
JP3146396B2
JP3146396B2 JP06628893A JP6628893A JP3146396B2 JP 3146396 B2 JP3146396 B2 JP 3146396B2 JP 06628893 A JP06628893 A JP 06628893A JP 6628893 A JP6628893 A JP 6628893A JP 3146396 B2 JP3146396 B2 JP 3146396B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soil cement
column
underground
pillar
construction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP06628893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06272267A (ja
Inventor
英二 佐藤
博之 西岡
雅路 青木
一博 井ノ上
Original Assignee
株式会社竹中工務店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社竹中工務店 filed Critical 株式会社竹中工務店
Priority to JP06628893A priority Critical patent/JP3146396B2/ja
Publication of JPH06272267A publication Critical patent/JPH06272267A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146396B2 publication Critical patent/JP3146396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、山留め壁工法の一つ
として採用されるソイルセメント柱列壁の芯材(通常は
H形鋼)を合成地下躯体の本設柱の一部に利用する、合
成地下躯体の構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地下躯体を構築するための山留め
壁工法としてソイルセメント柱列壁工法が多く採用され
てきた。地下躯体をソイルセメント柱列壁の内側に合成
壁として構築することも種々公知に属する(例えば特公
昭48−11607号、特開昭58−29922号、特
開昭63−247423号公報などに記載された工法を
参照。)具体的には図8A,Bに例示したように、建物
を建設する敷地境界線aの内側に、仮設物としてH形鋼
bを芯材とするソイルセメント柱列壁cを連続状態に構
築し、前記のソイルセメント柱列壁cによって外部地盤
を支持させながら、その内側に、柱型部分dと梁型部分
e及び外壁部分fとから成る地下躯体を構築していた。
前記地下躯体をソイルセメント柱列壁と合成化する場合
は、ソイルセメント柱列壁の各芯材の内側面にスタッド
等のコネクタを取付けて両者の一体化が行なわれてい
る。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】従来の上述したよう
な合成地下躯体の構築方法によれば、ソイルセメント柱
列壁cは仮設物としてのみ使用され、その応力負担材で
ある芯材bは、地下躯体の施工完了後は活用されること
なく埋設されたままとなっており、不経済である。ま
た、地下躯体の柱型部分dは外壁部分fから大きく内側
に突き出すため、その分だけ地下空間が狭められ、駐車
等の有効利用に障害となっている。更に、地下躯体の柱
型部分dは、上述したようにソイルセメント柱列壁cの
内側にのみ施工されているので、地上階部分の床面積を
より広くしようとすると、図8Bに点線で図示した如く
地上1階の柱gを外方へ傾斜させる必要があり、施工上
及び構造上のネックになっている。
【0004】従って、本発明の目的は、ソイルセメント
柱列壁の応力負担材を地下躯体の本設柱の一部に活用す
ることによってその有効利用度を高めると共に柱型部分
の突出による不具合を解消することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、この発明に係るソイルセメン
ト柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法は、ソイル
セメント柱列壁の施工に際し、地下躯体の柱部分の芯材
におけるウエブのほぼ中間部位にソイルセメントの漏出
し防止材を予め溶接等の手段で取付けて設置しておくこ
と、ソイルセメント柱列壁の構築を完成した後、地盤の
根切り時に、地下外壁部分は芯材の内側面までソイルセ
メントを除去し、柱部分については柱面となる前記漏
出し防止材の内側面までソイルセメントを除去するこ
と、ソイルセメント柱列壁の芯材の内側面にスタッドボ
ルト等のコネクタを取付けること、地下外壁部分に壁用
の縦横筋を配筋し、前記柱部分には柱用の縦筋及び帯筋
、帯筋は同柱部分の芯材と溶接等の手段で接合して配
筋し、地下躯体の内面位置に型枠を設置しコンクリー
トを打設して地下躯体の柱部分及び外壁部分は夫々の内
側面を略同一平面に構築すること、をそれぞれ特徴とす
る。
【0006】
【作用】漏出し防止材3は、地盤の根切り時に、ソイル
セメントを同漏出し防止材3の内側面まで除去すること
を可能ならしめ、その際にソイルセメントが漏出する
(又は抜け出す)ことをきっちり防止する。その結果、
柱部分において、芯材2の内側部分は前記漏出し防止材
3の位置まで大きく露出される。そして、柱部分は前記
漏出し防止材3の位置まで外側へ寄った位置に、芯材2
の一部分を本設柱の一部(応力負担材)として構築さ
れ、地下外壁部分と柱部分との段差(凹凸)はなくなる
か、又は極く小さいものとなる。一方、柱部分において
は芯材2と後打ち鉄筋コンクリート部分とが一体化する
(図1E)ので、その合成効果によって従来よりも柱部
分の断面が小さくなる。ひいては柱部分の鉄筋量及びコ
ンクリート量が減る。
【0007】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1A〜Eは本発明に係る合成地下躯体の構築方法の工
程図を順に示し、図2は本発明の方法により構築された
建物の地下階構造部分を示し、図4は図2の4−4線矢
視図である。図1A,Bで明らかなように、本発明で
は、ソイルセメント柱列壁1の施工に際し、地下躯体の
柱部分に位置する芯材たるH形鋼2のウエブのほぼ中間
部位に、隣接するH形鋼のウエブ間をフランジと同方向
につなぐソイルセメントの漏出し防止材3を予め取付け
て建込んでおく。前記の漏出し防止材3には鋼板又は形
鋼材などを使用し、工場加工として溶接その他の手段で
H形鋼に精度及び品質の良い状態に取付けておく。
【0008】ソイルセメント柱列壁1の構築を完成した
後、地盤の根切り時には、図1Bに示したように、地下
外壁部分はH形鋼2の内側のフランジ面までソイルセメ
ントを除去し、柱部分については前記漏出し防止材3の
内側面まできれいにソイルセメントを除去する。更に、
各H形鋼2の内側のフランジ表面をグラインダー等によ
って研磨し、その後にスタッドボルト4等のコネクタを
溶接などの手段で取付ける(図1C)。
【0009】つづいて、地下外壁部分に壁用の縦横筋5
を内外にダブル筋として設置し(図1D)、更に柱部分
の前記漏出し防止材3の位置まで凹んだ部分には柱用の
縦筋6と帯筋7を配筋する(図3)。なお、帯筋7が図
3のように中央のH形鋼2のウエブに突き当る場合に
は、同ウエブに孔をあけて帯筋を貫通させるか、又はウ
エブに帯筋の両端を当接させ溶接により接合する方法な
どで処理する。
【0010】上記のようにして全ての配筋作業を終了し
た後に、地下外壁の内面位置に型枠8を組立て、コンク
リート9を打設して合成地下躯体を構築する(図1
E)。地下躯体の柱部分の内側面は地下外壁部分の内側
面と略同一平面になるので(図4参照)、型枠8の加工
が単純となり、工費の削減、工期の短縮が達成される。
図4中に従前工法による合成地下躯体の内面形状10を
点線で例示したように、本発明の構築方法による合成地
下躯体は断面がはるかに小さくなり、鉄筋量及びコンク
リート量が減り、工費の削減が図れる。のみならず、地
下階空間が広くなり、使用上じゃまな柱型部分が突出し
ないので有効利用が図れる。更に、地下躯体の柱部分は
H形鋼2を応力負担材の一部に活用して従前より外側に
形成されるので、図5に示したとおり、H形鋼2の上に
地上1階の本設柱鉄骨11を真直ぐに接合して建てても
地上階の床面積を広く作ることができる。
【0011】図6は合成地下躯体の柱部分が、ソイルセ
メント柱列壁1のH形鋼2を実質2本利用して構築され
た実施例を示し、図7はH形鋼2を実質3本利用して構
築された実施例を示している。要はソイルセメントの漏
出し防止材3を何本のH形鋼のウエブ間に設置しておく
かの相違である。
【0012】
【本発明が奏する効果】本発明に係るソイルセメント柱
列壁を利用した合成地下躯体の構築方法は、大要、次の
ような効果を奏する。 ソイルセメント柱列壁の芯材(H形鋼2)と地下躯
体の鉄筋コンクリートとが一体化する合成効果によっ
て、従来よりも柱部分の断面が小さくなる。しかも柱は
従来よりも外側に形成されるので、地下階空間を広くす
ることができる。そして、柱型部分の突き出しがない分
だけ地下階空間の有効利用が図れる。 地下躯体の断面が小さくなるので、鉄筋量及びコン
クリート量が減り、工費の削減を図れる。 地下躯体の柱部分及び地下外壁部分は各々の内側面
の凹凸がなくなるので、型枠の加工が単純となり、工費
の削減、工期の短縮が可能となる。 地下躯体の柱が従来よりも外側に形成されるので、
地上1階部分の柱を傾斜させないでも、地上階部分の床
面積を十分広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Eは本発明の構築方法を枢要な工程順に示
した工程図である。
【図2】本発明の方法で構築した合成地下躯体の垂直な
断面図である。
【図3】図2の4−4線矢視図に相当し、根切り後柱部
分の鉄筋を組立てた状態の断面図である。
【図4】図2の4−4線矢視断面図である。
【図5】図2の段階から地上階部分の建設に進んだ状態
の垂直断面図である。
【図6】図2の4−4線矢視に相当する異なる実施例の
断面図である。
【図7】図2の4−4線矢視に相当する異なる実施例の
断面図である。
【図8】Aは従来方法により構築した地下躯体の水平断
面図で、Bは同垂直断面図である。
【符号の説明】
1 ソイルセメント柱列壁 2 芯材(H形鋼) 3 漏出し防止材 4 スタッドボルト 5 壁用の縦横筋 6 柱の縦筋 7 柱の帯筋 8 型枠 9 コンクリート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井ノ上 一博 東京都中央区銀座八丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (56)参考文献 特開 平2−104814(JP,A) 特開 平4−80430(JP,A) 特開 昭48−41510(JP,A) 特公 昭48−11607(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 29/045 - 29/055 E02D 5/18 - 5/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソイルセメント柱列壁の施工に際し、地下
    躯体の柱部分の芯材におけるウエブのほぼ中間部位にソ
    イルセメントの漏出し防止材を予め溶接等の手段で取付
    けて設置しておくこと、 ソイルセメント柱列壁の構築を完成した後、地盤の根切
    り時に、地下外壁部分は芯材の内側面までソイルセメン
    トを除去し、柱部分については柱面となる前記漏出し
    防止材の内側面までソイルセメントを除去すること、 ソイルセメント柱列壁の芯材の内側面にスタッドボルト
    等のコネクタを取付けること、 地下外壁部分に壁用の縦横筋を配筋し、前記柱部分には
    柱用の縦筋及び帯筋を、帯筋は同柱部分の芯材と溶接等
    の手段で接合して配筋し、地下躯体の内面位置に型枠を
    設置しコンクリートを打設して地下躯体の柱部分及び
    外壁部分は夫々の内側面を略同一平面に構築すること、 をそれぞれ特徴とする、ソイルセメント柱列壁を利用し
    た合成地下躯体の構築方法。
JP06628893A 1993-03-25 1993-03-25 ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法 Expired - Fee Related JP3146396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06628893A JP3146396B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06628893A JP3146396B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06272267A JPH06272267A (ja) 1994-09-27
JP3146396B2 true JP3146396B2 (ja) 2001-03-12

Family

ID=13311494

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06628893A Expired - Fee Related JP3146396B2 (ja) 1993-03-25 1993-03-25 ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146396B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252290A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Takenaka Komuten Co Ltd 地下躯体の構真柱先行逆打ち工法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE68928135T2 (de) * 1988-07-07 1997-10-02 Tosoh Corp Einfaches elektronisches dateisystem
JP3309241B2 (ja) * 1994-10-11 2002-07-29 株式会社竹中工務店 既設のコンクリート構造物に直結して増設するコンクリート構造物の地下部分を一体化する工法
JP3543140B2 (ja) * 1995-08-11 2004-07-14 株式会社竹中工務店 鉄骨鉄筋コンクリート造連続地下壁を利用した合成壁及びその施工方法
JP4050816B2 (ja) * 1997-12-16 2008-02-20 株式会社フジタ 鉄骨鉄筋コンクリート建築物の地下部分の施工方法
JP3656437B2 (ja) * 1998-10-26 2005-06-08 清水建設株式会社 ソイルセメント合成壁及びその施工法
US6536181B1 (en) 1999-01-13 2003-03-25 Won Kee Hong Composite retaining wall and construction method for underground structure
JP2002371545A (ja) * 2001-06-13 2002-12-26 Shimizu Corp 合成地下外壁およびその施工方法
JP2003306951A (ja) * 2002-04-16 2003-10-31 Shimizu Corp 構造物の免震基礎構造
JP3896540B2 (ja) * 2002-08-29 2007-03-22 清水建設株式会社 合成地下壁の施工方法
JP5215030B2 (ja) * 2008-05-08 2013-06-19 大成建設株式会社 構造物
JP5718196B2 (ja) * 2011-09-09 2015-05-13 株式会社竹中工務店 地下構造物構築方法
JP6119074B2 (ja) * 2012-12-06 2017-04-26 株式会社竹中工務店 建築方法、及び、建替工法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252290A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Takenaka Komuten Co Ltd 地下躯体の構真柱先行逆打ち工法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06272267A (ja) 1994-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3146396B2 (ja) ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下躯体の構築方法
JPH10152998A (ja) 既存建築物の耐震補強構造
JPH11172710A (ja) 鉄骨鉄筋コンクリート建築物の地下部分の施工方法
JP3159141B2 (ja) 既存外周壁を利用した建物躯体の構築方法
JP3062909B2 (ja) ソイルセメント柱列壁を利用した合成地下壁の構築方法
JP3077099B2 (ja) 狭隘な敷地における地下室構築工法
JP3109038B2 (ja) 地下躯体構造およびその施工方法
JP2572680B2 (ja) 逆打ち工法による地下構造
JP2927402B2 (ja) コンクリート建造物の柱・梁接合部構造
JP3882536B2 (ja) 既設建物の建替え工法
JP3138129B2 (ja) 逆打梁施工法と打込み梁側型枠
JPH07103583B2 (ja) 大スパン地下構造物の構築工法
KR20210017645A (ko) 버팀보를 이용한 지하구조물 및 그 시공방법
JP2003055961A (ja) 鋼・コンクリート一体化地下壁およびその構築方法
JPH0633598A (ja) 柱・梁仕口部の埋込型枠
JP3319458B2 (ja) 偏平梁補強による既存建物仮受け工法
JP3567387B2 (ja) 地下躯体の構築方法
JP5828986B1 (ja) Pc版型枠材及びこれを用いた基礎の構築施工方法
JP3406370B2 (ja) 横坑施工方法
JP2972962B2 (ja) 仕口構造
JPH0868115A (ja) 柱梁の接合構造およびそれを用いた地下躯体の構築方法
JP2002021081A (ja) ソイルセメントによる山留め壁及びその構築工法
JP2920490B2 (ja) パネル接合式ケーソンの製造方法及びパネル接合式ケーソン
JP2661990B2 (ja) 柱付き地中壁の構築方法
JPH06117052A (ja) プレキャスト構真柱

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090112

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees