JP3144507B2 - ステッピングモータの駆動装置及びその方法 - Google Patents

ステッピングモータの駆動装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はステッピングモータの
駆動装置及びその方法に係り、特にビデオカメラのオー
トフォーカス装置に使用されるステッピングモータの駆
動装置及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にビデオカメラのフォーカスレンズ
を光軸方向に移動する駆動源としてステッピングモータ
が使用されていて、ステッピングモータは図7に示す二
相励磁駆動等の駆動パルスに基づいて回転する。従っ
て、ステッピングモータは駆動パルスの位相により回転
方向が設定され、パルスの周波数で回転速度が設定され
る。
【0003】ところで、図7に示す駆動パルスは矩形波
なので、駆動の瞬間にはステッピングモータにかなりの
電流が流れる。これにより、ステッピングモータの駆動
時に騒音が発生して、この騒音がビデオカメラの映像と
共に録音されという問題があった。この問題を解消する
ために、コンデンサを使用してステッピングモータへの
駆動パルスを積分回路等を使用して台形波(図8参照)
に波形成形する方法が一般に知られている。これは駆動
パルスの立ち上がりに傾きをつけて駆動の瞬間にステッ
ピングモータに流れる電流を減少する方法であり、この
方法によればステッピングモータの駆動による騒音の発
生を防止することができる。そして、この駆動パルス用
の台形波の立ち上がりの傾きは、例えば積分回路のコン
デンサ容量を変えて変化させることができる。
【0004】一方、駆動パルスのエッジ部を図9に示す
ように階段波(マイクロステップ波)として変化させて
ステッピングモータの駆動振動を緩和させる方法(いわ
ゆるマイクロステップ駆動)が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、台形波
の場合、立ち上がりの傾きが一定なので、ステッピング
モータの駆動速度は台形波の傾きで上限が限定される。
従って、ステッピングモータを低速〜高速の範囲で使用
する場合にステッピングモータの駆動速度を任意に選択
することができないという問題がある。
【0006】この問題を解決するためのものとして「ス
テッピングモータの回転振動低減回路(実開昭59-11150
号公報)」が知られている。このステッピングモータの
回転振動低減回路は、ステッピングモータの駆動コイル
に加えられる駆動電流を抵抗で制限してステッピングモ
ータの回転を抑制し、さらに抵抗値を変化させて駆動速
度に適した駆動電流を駆動コイルに加えることができ
る。
【0007】しかしながら、ステッピングモータの回転
振動低減回路の場合、ステッピングモータの駆動コイル
に接続された抵抗値を変化させて駆動速度に対応するの
でばらつきが生じて回転速度の精度が低いという問題が
ある。また、台形波の場合、立ち上がりの傾き状態から
水平状態に移る際の折れ点で、ステッピングモータのロ
ータに回転むらが発生する。一方、図8に示すように
A、B2本のコイルに与えられる駆動用の台形波は90
度の位相ずれを持たせている。そして、通常90度の位
相ずれの場合は、ステッピングモータの駆動波形の周波
数の4倍の周波数でロータの回転むらに基づく振動が発
生し、この振動は取付台等に機械的な共振が発生すると
いう問題がある。尚、ステッピングモータのロータに回
転むらによる機械的な共振は90度の位相ずれに限らず
他の等間隔の位相ずれの場合にも発生する。
【0008】さらに、マイクロステップ波の場合各ステ
ップ毎にロータの回転むらが発生するので、台形波の場
合と同様にロータの回転むらに基づく振動が発生し、こ
の振動は取付台等に機械的な共振が発生するという問題
がある。一方、ステッピングモータの起動の瞬間はステ
ッピングモータにかなりの電流が流れるので、電源ノイ
ズが発生する。この電源ノイズが映像信号に漏れこむこ
とによりビデオカメラの画面上に点状のノイズやビート
縞のノイズが発生するという問題がある。この電源ノイ
ズは図7の矩形波の場合に限らず、図8の台形波や図9
のマイクロステップ波の場合にも、かなり抑えられた状
態ではあるが発生する。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ステッピングモータの回転速度精度の向上を図
ることができ、また取付台等に機械的な共振が発生する
ことを防止でき、さらに画面上に点状のノイズやビート
縞のノイズが発生することを防止できるステッピングモ
ータの駆動装置及びその方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、オートフォーカス装置に使用されるステッ
ピングモータに駆動パルスを出力してレンズを移動させ
るステッピングモータの駆動装置において、前記オート
フォーカス装置によるピント合わせの開始時に前記ステ
ッピングモータを低速で駆動する駆動パルスを出力し、
所定時間内にピント合わせが完了しない場合には前記ス
テッピングモータを高速で駆動する駆動パルスを出力す
る駆動パルス出力手段と、前記駆動パルス出力手段から
出力される矩形の駆動パルスを台形波に波形成形する波
形成形手段であって、台形波形の傾きの切替えが可能な
波形成形手段と、前記ステッピングモータの駆動速度に
連動させて前記波形成形手段で波形成形される台形波の
傾きを切り換える切換手段であって、前記ステッピング
モータの駆動速度が高速になると台形波の傾きを大きく
設定し、前記ステッピングモータの駆動速度が低速にな
ると台形波の傾きを小さく設定する切換手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0011】
【0012】そして、本発明は、前記目的を達成する為
に、前記ステッピングモータの起動のタイミングを前記
ビデオカメラの映像信号の垂直ブランキング期間中に合
わせたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、ステッピングモータを駆動す
る駆動パルスを出力するステッピングモータの駆動装置
において、波形成形手段で矩形の駆動パルスを台形波に
波形成形し、さらに波形成形手段は台形波形の傾きを切
替えることができる。また、切換手段はステッピングモ
ータの駆動速度に応じて波形成形手段で波形成形される
台形波の傾きを切り換えることができる。すなわち、切
換手段はステッピングモータの駆動速度が高速になると
台形波の傾きを大きく設定し、ステッピングモータの駆
動速度が低速になると台形波の傾きを小さく設定するこ
とができる。そして、ステッピングモータはビデオカメ
ラのオートフォーカス装置に使用されている。
【0014】従って、ステッピングモータの駆動速度に
応じた台形波形を成形することができるので、台形波形
の傾きに規制されずにステッピングモータの駆動速度を
選択することができる。また、本発明によれば、ステッ
ピングモータの起動のタイミングをビデオカメラの映像
信号の垂直ブランキング期間中に合わせたので、ステッ
ピングモータの起動時に発生する電源ノイズが映像情報
のないBLKに悪影響を及ぼすことになるので、画面に
は悪影響が及ばない。
【0015】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るステッピ
ングモータの駆動装置及びその方法について詳説する。
図1には本発明に係るステッピングモータの駆動装置が
ビデオカメラのオートフォーカス(AF)装置に使用さ
れている実施例1が示されている。同図に示すようにビ
デオカメラのAF装置10は、固体撮像素子(CCD)
12から読み出され映像信号処理回路14によって所定
の信号処理が施されたのち得られる映像信号を用いてピ
ント合わせを行うコントラスト方式が採用されている。
【0016】すなわち、このAF装置10は、AF検出
回路16によって映像信号からエッジ検出するために或
る幅を持った周波数成分を分離し、この分離した信号の
積分等を行って評価値(電圧信号)を得、この評価値を
A/D変換器18によってA/D変換してマイコン20
に出力する。マイコン20では、入力した評価値が最大
となるように所定の演算や判断を行い、ドライブ回路2
2及びAFモータ24を介してレンズ26を光軸方向に
移動させ、ピント合わせを行う。
【0017】ピント合わせ時のAFモータ24の駆動速
度(レンズ26の移動速度)はレンズ26の位置から合
焦点までの距離に応じて変化する。以下AFモータ24
の駆動速度の制御について図2に基づいて説明する。先
ず、予め所定の時間に設定したT1 、T2 (T1
2 )を設定して、設定した時間T1 、T2 をマイコン
20に入力する。次に、AFモータ24を低速で駆動し
てピント合わせを開始する。
【0018】すなわち、AFモータ24が低速で駆動し
ている時にT1 を経過しているか否かをマイコン20で
判断して(ステップ30)、T1 を経過していない場合
にはマイコン20からAFモータ24が引き続き低速で
駆動する駆動パルスが出力される(ステップ32)。従
って、T1 以内の短時間でピント合わせが完了する場合
はレンズ26はゆっくり合焦点まで移動する。一方、T
1 を経過しても合焦しない場合にはT2 を経過している
か否かをマイコン20で判断して(ステップ34)、T
2 を経過していない場合にはマイコン20からAFモー
タ24が中速で駆動する駆動パルスが出力される(ステ
ップ36)。
【0019】従って、T2 以内の時間でピント合わせが
完了する場合はレンズ26は比較的速い速度で合焦点ま
で移動する。そして、T2 を経過しても合焦しない場合
にはマイコン20からAFモータ24が高速で駆動する
駆動パルスが出力される(ステップ38)。従って、T
2 以内の時間でピント合わせが完了しない場合はレンズ
26は速い速度で合焦点まで移動する。
【0020】このように構成されているAF装置10に
ステッピングモータの駆動装置41が設けられている。
ステッピングモータの駆動装置41は波形成形手段40
及び切換手段(切換えスイッチ)42を備えている。波
形成形手段40は積分回路で構成されていて、図1上に
は積分回路のコンデンサのみが図示されている。すなわ
ち、図1に示すように積分回路は大容量のコンデンサ4
0A、中容量のコンデンサ40B、小容量のコンデンサ
40Cをそれぞれ一対づつ有していて、これらのコンデ
ンサ40A、40B、40Cは切換えスイッチ42、4
2を介してドライブ回路22に接続可能に構成されてい
る。そして、切換えスイッチ42、42はマイコン20
からの出力信号に基づいて作動する。
【0021】すなわち、AFモータ24を低速駆動する
駆動パルスがマイコン20から出力されている場合に
は、同時に切換えスイッチ42、42がそれぞれ大容量
のコンデンサ40A、40Aと接触する信号がマイコン
20から出力される。これにより、切換えスイッチ4
2、42が大容量のコンデンサ40A、40Aに接続さ
れるので、マイコン20から出力された低速用の矩形波
は低速用の台形波に波形成形される(図3(A)参
照)。
【0022】また、AFモータ24を中速駆動する駆動
パルスがマイコン20から出力されている場合には、同
時に切換えスイッチ42、42がそれぞれ中容量のコン
デンサ40B、40Bと接触させる信号がマイコン20
から出力される。これにより、切換えスイッチ42、4
2が中容量のコンデンサ40B、40Bに接続されるの
で、マイコン20から出力された中速用の矩形波は中速
用の台形波に波形成形される(図3(B)参照)。
【0023】さらに、AFモータ24を高速駆動する駆
動パルスがマイコン20から出力されている場合には、
同時に切換えスイッチ42、42がそれぞれ小容量のコ
ンデンサ40C、40Cと接触させる信号がマイコン2
0から出力される。これにより、切換えスイッチ42、
42が小容量のコンデンサ40C、40Cに接続される
ので、マイコン20から出力された高速用の矩形波は高
速用の台形波に波形成形される(図3(C)参照)。
【0024】このように、ステッピングモータ24の駆
動速度が遅い場合には台形波の傾きを小さくして(すな
わち、時定数t1 、t2 、t3 を大きくして)、ステッ
ピングモータ24の駆動速度が速い場合には台形波の傾
きを大きく(すなわち、時定数t1 、t2 、t3 を小さ
く)することができるので、それぞれの駆動速度に応じ
た台形波を形成することができる。これにより、ステッ
ピングモータ24の駆動速度の上限は台形波の立ち上が
りの傾きで制限されないので、ステッピングモータ24
の駆動速度を任意に選択することができる。
【0025】このように積分回路を利用してステッピン
グモータ24の駆動速度に応じた台形波を形成すること
により、従来のステッピングモータの回転振動低減回路
(実開昭59-11150号公報)と比較してステッピングモー
タ24の駆動速度の精度の低下を防止することができ
る。なお、実施例1ではステッピングモータの駆動装置
41をAF装置10に使用した場合について説明した
が、これに限らず、ステッピングモータの駆動装置41
はその他の装置に使用されているステッピングモータに
使用してもよい。
【0026】図4には本発明に係るステッピングモータ
の駆動装置及びその方法の実施例2を説明する台形波が
示されていている。同図においてA相の台形波形とB相
の台形波形とは立ち上がり傾きが異なっている。これに
より、A相、B相で台形波形の立ち上がり傾きを任意に
選択することができるので、立ち上がりの傾き状態から
水平状態に移る際の折れ点(b)の位相ずれを一定間隔
から僅かにずらして不均一の間隔に設定することができ
る。従って、ステッピングモータ24のロータの回転む
らによる振動が取付台等に機械的に共振することを防止
できる。そして、A相、B相の台形波形の立ち上がり傾
きは実施例1で説明したように積分回路に容量の異なる
複数のコンデンサを設けることにより任意に設定するこ
とができる。
【0027】図5には本発明に係るステッピングモータ
の駆動装置及びその方法の実施例3を説明するマイクロ
ステップ駆動パルスが示されていている。同図に示すよ
うにA相のマイクロステップ駆動パルスは図9に示す従
来のマイクロステップ駆動パルスのA相と同一に形成さ
れている。しかしながら、図5に示すB相のマイクロス
テップ駆動パルスは図9に示す従来のマイクロステップ
駆動パルスのB相と比較して1ステップ分ずれて形成さ
れている(図5、図9上の(a)参照)。これにより、
ステッピングモータ24のロータの回転開始点が90度
位相から変化するので、ステッピングモータ24のロー
タの回転むらによる振動が取付台等に機械的に共振しな
い。
【0028】そして、このマイクロステップの形状は図
1に示すマイコン20のソフトウエアを変更するだけで
容易に変更することができる。すなわち、マイクロステ
ップ駆動パルスはマイコン20のソフトウエアから出力
されたクロックの立上がりで駆動電流値が変化して形成
される。従って、クロックの立上がりを変更するだけで
容易に駆動パルス用のマイクロステップの形状を変更す
ることができる。
【0029】尚、実施例3においてはマイクロステップ
駆動パルスについて説明したが、これに限らず、台形波
の駆動パルスやその他の駆動パルスの場合にもA相、B
相の波駆動パルスの位相をずらすことにより、マイクロ
ステップ駆動パルスの場合と同様にステッピングモータ
24のロータの回転むらによる振動が取付台等に機械的
に共振することを防止できる。
【0030】図6(A)、(B)には本発明に係るステ
ッピングモータの駆動装置及びその方法の実施例4を説
明する図が示されている。ビデオカメラにおいて一枚の
画像は走査線を何本も並べていくことによって、一枚の
画像が構成され、これを1フィールドという。そして、
1フィールドの後に垂直同期信号(VD)が一個入り、
再度次の画像の走査が始まる。図6(A)は画像信号の
VD信号を示している。ところで、VD信号は映像情報
のないブランキング(BLK)の一部に形成されてい
る。これにより、VD信号から次の画像の走査が始まる
までに映像情報のないBLKが存在する。従って、ステ
ッピングモータ駆動の立ち上がりのタイミングをBLK
中に合わせれば、ステッピングモータ駆動の立ち上がり
時に電源が不安定になっても映像情報のないBLKに悪
影響を及ぼすことになるので、画面には悪影響が及ばな
い。
【0031】図6(B)にはステッピングモータ駆動開
始信号が示されている。ステッピングモータ駆動開始信
号は図6(A)に示すVD信号で発生するように設定さ
れている。そして、ステッピングモータ駆動開始信号の
発生でステッピングモータの駆動が開始される。従っ
て、BLK中にステッピングモータ駆動が立ち上がるの
で、ステッピングモータ駆動の立ち上がり時に電源が不
安定になっても画面には悪影響が及ばない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るステッ
ピングモータの駆動装置及びその方法によれば、ステッ
ピングモータを駆動する駆動パルスを出力するステッピ
ングモータの駆動装置において、波形成形手段で矩形の
駆動パルスを台形波に波形成形し、さらに波形成形手段
は台形波形の傾きを切替えることができる。また、切換
手段はステッピングモータの駆動速度に応じて波形成形
手段で波形成形される台形波の傾きを切り換えることが
できる。すなわち、切換手段はステッピングモータの駆
動速度が高速になると台形波の傾きを大きく設定し、ス
テッピングモータの駆動速度が低速になると台形波の傾
きを小さく設定することができる。そして、ステッピン
グモータはビデオカメラのオートフォーカス装置に使用
されている。
【0033】従って、ステッピングモータの駆動速度に
応じた台形波形を積分回路を利用して成形することがで
きるので、台形波形の傾きに規制されずにステッピング
モータの駆動速度を選択することができる。このよう
に、ステッピングモータの駆動速度に応じて台形波形の
傾きを変化させることにより駆動精度の低減を防止する
ことができる。
【0034】また、本発明に係るステッピングモータの
駆動装置及びその方法によれば、ステッピングモータの
起動のタイミングをビデオカメラの映像信号の垂直ブラ
ンキング期間中に合わせたので、ステッピングモータの
起動時に発生する電源ノイズが映像情報のないBLKに
悪影響を及ぼすことになるので、画面には悪影響が及ば
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るステッピングモータの駆動装置を
ビデオカメラのオートフォーカス装置に使用した状態を
示した概略図。
【図2】ビデオカメラのオートフォーカス装置の作動を
説明するフローチャート
【図3】図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ本発明
に係るステッピングモータの駆動装置をビデオカメラの
オートフォーカス装置に使用した状態の作動を説明する
台形波の駆動パルス
【図4】本発明に係るステッピングモータの駆動装置を
ビデオカメラのオートフォーカス装置に使用した状態の
実施例2の作動を説明する台形波の駆動パルス
【図5】本発明に係るステッピングモータの駆動装置ビ
デオカメラのオートフォーカス装置及びその方法の実施
例3の作動を説明するマイクロステップ駆動パルス
【図6】図6(A)、(B)はそれぞれ本発明に係るス
テッピングモータの駆動装置をビデオカメラのオートフ
ォーカス装置に使用した実施例4の作動を説明するVD
信号、BIK信号
【図7】ステッピングモータ駆動用の従来の二相励磁駆
動パルス
【図8】ステッピングモータ駆動用の従来の台形波駆動
パルス
【図9】ステッピングモータ駆動用の従来のマイクロス
テップ駆動パルス
【符号の説明】
10…ビデオカメラのオートフォーカス装置 20…マイコン 22…ドライブ回路 24…ステッピングモータ 26…フォーカスレンズ 40…波形成形手段 40A、40B、40C…コンデンサ 41…ステッピングモータの駆動装置 42…切換えスイッチ(切換手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−243010(JP,A) 特開 昭62−226775(JP,A) 特開 平2−63275(JP,A) 特開 平2−37315(JP,A) 特開 平4−308497(JP,A) 特開 平5−122995(JP,A) 実開 昭59−53700(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 8/00 - 8/42 G02B 7/28 H04N 5/232

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オートフォーカス装置に使用されるステ
    ッピングモータに駆動パルスを出力してレンズを移動さ
    せるステッピングモータの駆動装置において、 前記オートフォーカス装置によるピント合わせの開始時
    に前記ステッピングモータを低速で駆動する駆動パルス
    を出力し、所定時間内にピント合わせが完了しない場合
    には前記ステッピングモータを高速で駆動する駆動パル
    スを出力する駆動パルス出力手段と、 前記駆動パルス出力手段から出力される矩形の駆動パル
    スを台形波に波形成形する波形成形手段であって、台形
    波形の傾きの切替えが可能な波形成形手段と、 前記ステッピングモータの駆動速度に連動させて前記波
    形成形手段で波形成形される台形波の傾きを切り換える
    切換手段であって、前記ステッピングモータの駆動速度
    が高速になると台形波の傾きを大きく設定し、前記ステ
    ッピングモータの駆動速度が低速になると台形波の傾き
    を小さく設定する切換手段と、 を備えたことを特徴とするステッピングモータの駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記波形成形手段は時定数を可変するこ
    とができる積分回路であることを特徴とする請求項1の
    ステッピングモータの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記波形成形手段の積分回路は容量の異
    なる複数のコンデンサを有し、前記ステッピングモータ
    の駆動速度に応じて該複数のコンデンサの中から最適な
    容量のコンデンサを選択して時定数を変化させることを
    特徴とする請求項2のステッピングモータの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記ステッピングモータの起動のタイミ
    ングを前記オートフォーカス装置が使用されるビデオカ
    メラの映像信号の垂直ブランキング期間中に合わせたこ
    とを特徴とする請求項1のステッピングモータの駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 矩形の駆動パルスを台形波に波形成形し
    て、該台形波をステッピングモータに加えてステッピン
    グモータを駆動するステッピングモータの駆動方法にお
    いて、 前記ステッピングモータのそれぞれの相に加えられる台
    形波の傾きを変えることを特徴とするステッピングモー
    タの駆動方法。
  6. 【請求項6】 ステッピングモータを駆動する駆動パル
    スを出力するステッピングモータの駆動方法において、 前記ステッピングモータのそれぞれの相に加える駆動パ
    ルスの位相を、該ステッピングモータの相数に対応した
    所定の位相から僅かにずらし、該駆動パルスの1周期の
    間におけるステッピングモータの加減速のタイミングを
    不均一にしたことを特徴とするステッピングモータの駆
    動方法。
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