JPH10341585A - スキャナモータ制御回路、画像形成装置及びレーザビームプリンタ - Google Patents

スキャナモータ制御回路、画像形成装置及びレーザビームプリンタ

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JPH10341585A
JPH10341585A JP9148993A JP14899397A JPH10341585A JP H10341585 A JPH10341585 A JP H10341585A JP 9148993 A JP9148993 A JP 9148993A JP 14899397 A JP14899397 A JP 14899397A JP H10341585 A JPH10341585 A JP H10341585A
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JP
Japan
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pulse
scanner motor
rotation speed
deceleration
control circuit
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JP9148993A
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Akihiro Fujimoto
昭宏 藤本
Masaji Uchiyama
正次 内山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像信号によって変調されたレーザビームが
感光体上を走査する工程を経て画像を形成する画像形成
装置のレーザビームを偏向させるための回転多面鏡を駆
動するスキャナモータの回転速度を加速パルスと減速パ
ルスによりチャージポンプコンデンサを充放電させ、こ
の電圧により制御するスキャナモータ制御回路におい
て、スキャナモータの回転数が規定回転数で安定するま
でのオーバーシュートを減らして、この収束時間を短く
する 【解決手段】 パルスストレッチ回路により減速パルス
幅を広げ、この広がった減速パルスによりチャージポン
プコンデンサを放電させる。又は、減速のためのチャー
ジポンプコンデンサの放電電流を加速のためのチャージ
ポンプコンデンサの充電電流よりも大きくする。更に、
常にチャージポンプを少しづつ放電させて、定常時には
加速パルスのみで駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号によって
変調されたレーザビームを感光体上を走査させる工程を
経て画像を形成するスキャナモータ制御回路を備える画
像形成装置に関し、特に、レーザビームを偏向させるた
めの回転多面鏡の回転速度を制御するスキャナモータ制
御回路に特徴を持つ画像形成装置に関する。また、この
画像形成装置を備えるレーザビームプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図11、図12に、本発明が対象とする
レーザビームプリンタの構成を示す。この図を基にレー
ザビームプリンタの画像形成動作について説明する。
【0003】図において、101は画像信号(VDO信
号)で、レーザユニット102に入力される。103
は、前記レーザユニット102によりオン/オフ変調さ
れたレーザビームである。104はスキャナモータで、
回転多面鏡(ポリゴンミラー)105を定常回転させ
る。106は結像レンズで、ポリゴンミラーによって偏
向されたレーザビーム107を被走査面である感光ドラ
ム108上に焦点を結ばせる。
【0004】したがって、画像信号101により変調さ
れたレーザビーム107は、感光ドラム108上を水平
走査(主走査方向の走査)する。109は、ビーム検出
口で、スリット状の入射口よりレーザビームを取り入れ
る。この入射口より入ったレーザビームは、光ファイバ
110内を通って光電変換素子111に導かれる。光電
変換素子111により電気信号に変換されたレーザビー
ムは、増幅回路(図示せず)により増幅された後、水平
同期信号(以下BD信号と呼ぶ)となる。112は、転
写紙であり、感光ドラム108に形成される潜像は、現
像器123により可視化されトナー像となり、転写器1
20によって、この転写紙112に転写される。トナー
像を転写された転写紙112上の画像は121に示す定
着器により定着され、転写紙は排紙部122(図12)
より排紙される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】次に、スキャナモータ
104の制御回路及び駆動回路について出願中の特願平
8−144843号を参考として、全体図13とタイミ
ング図14を用いて説明する。
【0006】図13において、201はプリンタエンジ
ン制御部で、画像の解像度に応じて規定されたクロック
CKをスキャナモータ制御部202へ出力する。クロッ
クCKはスキャナモータ制御部201内の第2分周器2
03で1/2n周期(例えば1/8周期)に分周され
る。一方、スキャナモータ104の回転速度は回転速度
検出器205により回転速度に応じた矩形波S11に変
換される。その矩形波S11の周期はモータの回転速度
が遅ければ長く、回転速度が速ければ短くなる。この回
転速度検出器205からの信号S11はスキャナモータ
制御部202へ送られ、その内部にある第1分周器20
6で1/2m周期(例えば1/2周期)に分周される。
207,208は立ち上がりパルス発生器と立ち下がり
パルス発生器を示している。これらのパルス発生器20
7,208は分周された信号S12の立ち上がり及び立
ち下がりのタイミングでパルスS13,S14を出力す
る。209は第1カウンタ、210は第2カウンタであ
り、第2分周器203により分周されたクロックCK2
の数を、決められた数だけカウントする。
【0007】第1カウンタ209は立ち上がりパルスS
13が入力された時点にリセットしてからクロックCK
2のカウントを始め、所定カウント値になるまでの間は
ローレベルで、所定カウントに達してからリセットされ
るまでの間はハイレベルの信号S15を出力する。同様
に第2カウンタ210は立ち下がりパルスS14が入力
された時点にリセットしてからクロックCK2のカウン
トを始め、所定カウント値になるまでの間はローレベル
で所定カウントに達してからリセットされるまでの間は
ハイレベルの信号S16を出力する。これら2つのカウ
ンタの出力信号S15,S16を波形合成器211で合
成した信号S17,S18は、電線17,18を介して
スキャナモータドライバ212へ出力される。図15に
示すように信号S17、信号S18の組合せによって、
加速、減速、中立の3つの状態がある。すなわち、信号
S17、信号S18が両方ともハイまたは両方ともロー
のときは中立。信号S17がハイで信号S18がローの
とき加速、信号S17がローで信号S18がハイのとき
減速となる。中立は現状の速度を維持することである。
この信号S17,S18に応じてドライバ212は、ス
キャナモータ104の回転速度制御を行う。例えば図1
4に示す例では、状態は加速と中立を交互に繰り返して
いる。
【0008】スキャナモータ104の回転数が規定回転
数と等しい場合の信号を図16に示す。スキャナモータ
104の回転数が規定回転数を上回る場合の信号を図1
7に示す。スキャナモータ104の回転数が規定回転数
度を下回る場合の信号を図18に示す。
【0009】スキャナドライバ2内のチャージポンプ
は、チャージポンプコンデンサと、充電制御用のスイッ
チを介してこれに電荷を供給する電流源と、放電制御用
のスイッチを介してこれから電荷を放出させる電流源か
ら構成される。充電制御用のスイッチは信号S18によ
り制御され、信号S18がローの時にこのスイッチがオ
ンとなり、チャージポンプコンデンサは充電される。同
様に、放電制御用のスイッチは信号S17により制御さ
れ、信号S17がローの時にこのスイッチがオンとな
り、チャージポンプコンデンサは放電される。従って、
チャージポンプコンデンサの電圧は、信号S18により
増加方向に積分され、信号S19により減少方向に積分
された積分値となり、この電圧によりスキャナモータは
回転数を制御される。
【0010】しかしながら、本制御回路のようなスキャ
ナモータ制御回路には次のような欠点があった。
【0011】すなわち、スキャナモータが規定回転数に
到達するまで、減速信号が出力されることがないため、
規定回転数に到達した時点でもスキャナモータは加速を
続け、オーバーシュートが生じて初めて減速信号が出力
されるので、スキャナモータの回転数が規定回転数にな
るまでの収束時間が長いという問題があった。
【0012】そこで本発明は、スキャナモータの回転数
が規定回転数で安定するまでのオーバーシュートを減ら
して、この収束時間を短くすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるスキャナモ
ータ制御回路は、スキャナモータの回転数に比例した周
波数の回転パルスを出力する回転パルス発生手段と、前
記スキャナモータの目標回転数の基準となる基準パルス
と前記回転パルスとを比較し、前記スキャナモータの回
転数が前記目標回転数を下回るときには加速パルスを出
力し、前記スキャナモータの回転数が前記目標回転数を
上回るときには減速パルスを出力する比較手段と、前記
減速パルスの幅を広げるパルス幅拡張手段と、前記加速
パルスを入力したときに積算値を増加させ、前記パルス
幅拡張手段により幅が広げられた減速パルスを入力した
ときに積算値を減少させる積算手段とを備え、前記積算
手段の積算値を基に前記スキャナモータの回転数を負帰
還制御することを特徴とする。
【0014】前記パルス幅拡張手段は、入力パルスに所
定幅のパルスを追加して出力することを特徴とする。
【0015】又は、前記パルス幅拡張手段は、入力パル
スと所定幅のパルスのうちパルス幅の広いパルスを出力
することを特徴。
【0016】又は、前記パルス幅拡張手段は、入力パル
スの幅を2倍にして出力することを特徴とする。
【0017】また、本発明によるスキャナモータ制御回
路は、スキャナモータの回転数に比例した周波数の回転
パルスを出力する回転パルス発生手段と、前記スキャナ
モータの目標回転数の基準となる基準パルスと前記回転
パルスとを比較し、前記スキャナモータの回転数が前記
目標回転数を下回るときには加速パルスを出力し、前記
スキャナモータの回転数が前記目標回転数を上回るとき
には減速パルスを出力する比較手段と、前記加速パルス
を入力したときに積算値を増加させ、前記減速パルスを
入力したときに積算値を減少させる積算手段とを備え、
前記積算手段の積算値を基に前記スキャナモータの回転
数を負帰還制御するスキャナモータ制御回路において、
前記積算手段が前記減速パルスを入力したときの積算値
の減少率が前記積算手段が前記減速パルスを入力したと
きの積算値の増加率よりも大きいことを特徴とする。
【0018】更に、本発明によるスキャナモータ制御回
路は、前記積算値を常に減少させる手段を更に備えるこ
とを特徴とする。
【0019】更に、前記積算手段は、前記加速パルスに
よりチャージポンプコンデンサを充電し、前記減速パル
スにより前記チャージポンプコンデンサを放電するチャ
ージポンプであることを特徴とする。
【0020】更に、本発明による画像形成装置は、上記
のスキャナモータ制御回路を備えることを特徴とする。
【0021】更に、本発明によるプリンタは、上記のの
画像形成装置を備えることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態におけるスキャ
ナモータ104の制御部202及び駆動回路の全体の構
成を図2に示す。既に説明した従来例の全体構成図(図
13)と同一である部分の説明は省略する。実施形態1
から実施形態3においては、減速パルスストレッチ回路
1がある点が従来例と異なる。但し、実施形態4におい
ても減速パルスストレッチ回路1があってもよい。ま
た、全ての実施形態において駆動回路内のチャージポン
プは従来例のチャージポンプとは異なる特徴があり、実
施形態4においては別の特徴がある。
【0023】[実施形態1]図1はスキャナモータが規
定回転数よりも速く回転しているとき(オーバーシュー
としているとき)の本実施形態の減速パルスストレッチ
回路1の入出力波形を示したものである。/BDは前述
した水平同期信号、/ACCは加速パルス、/DECは
減速パルスである。この図に示すように、回転数がオー
バーシュートしているときは減速パルスのみ出力され
る。スキャナモータ制御部202から出力され、減速パ
ルスストレッチ回路1が入力する減速パルスを破線S1
7で、本発明による減速パルスストレッチ回路1が出力
する減速パルスを実線S19で示す。この図に示すよう
に、減速パルスを従来よりも長くすることで、単位時間
あたりのチャージポンプコンデンサからの減速のための
放電期間を長くして、素早く、チャージポンプコンデン
サのスキャナモーター駆動電圧を規定の電圧に近づける
ことができる。このことにより、スキャナモータの回転
数のオーバーシュート量を低減し、高速にスキャナモー
タの回転数を規定回転数に収束させることができる。
【0024】減速信号の幅を広げる減速パルスストレッ
チ回路1を回路図3とタイミング図4を参照しながら説
明する。スキャナモータ制御部202から出力される減
速信号S17はDフリップフロップ1001に入力され
る。これは後述する立ち上がり検出パルスを確実に発生
させるためである。Dフリップフロップ1001とAN
Dゲート1003によりS17の立ち上がり検出パルス
S102が作成される。この検出パルスS102により
カウンタ1004には’1’がロードされる。するとそ
れまで出力を0にしてイネーブル信号S104の電圧が
ローであるのでカウントを停止していたカウンタ100
4はイネーブル信号S104の電圧がハイになるのでカ
ウントを開始する。カウント値が15を越えて0になっ
たときにANDゲート1005の出力電圧S103がハ
イになり、これを反転したイネーブル信号S104の電
圧がローになるので、カウンタは再びカウントを停止す
る。信号S103と2クロック遅れた減速信号である信
号S105との論理積がANDゲート1007でとられ
信号S106が作成される。信号S106は信号100
3がハイからローになるタイミングなどで確定しないの
で、これをDフリップフロップ1008に通して、確定
レベルが安定して出力されるようにする。Dフリップフ
ロップ1008の出力を出力減速パルスS19とする。
【0025】入力減速パルスS17の幅は、スキャナモ
ータの回転数により変化するが、いつでも15クロック
分だけ広げられて出力減速パルスS19として出力され
る。なお、パルス幅を更に広げたければ、カウンタのビ
ット数を増やせばよい。また、カウンタのロード値を調
整することにより出力減速パルスS19の幅を微調整す
ることができる。
【0026】また、図9に示すように、チャージポンプ
コンデンサ13の電荷がわずかにリークするように抵抗
14を設けることにより、定常回転時は減速パルスが出
ないで加速信号S18のON/OFFのみによって制御
されるようにすることで、幅の広い減速パルスによりジ
ッタ安定性を損なうことなく高速にスキャナモータの回
転数を収束させることができる。
【0027】[実施形態2]第2の実施形態の減速パル
スストレッチ回路1を回路図5及びタイミング図6を参
照しながら説明する。スキャナモータ制御部202から
出力される減速信号S17はDフリップフロップ110
1に入力される。これは後述する立ち下がり検出パルス
を確実に発生させるためである。Dフリップフロップと
ANDゲート1103によりS17の立ち下がり検出パ
ルスS112が作成される。この検出パルスS112に
よりカウンタ1104には’1’がロードされる。する
とそれまで出力を0にしてイネーブル信号S115の電
圧がローであるのでカウントを停止していたカウンタ1
104はイネーブル信号S115の電圧がハイになるの
でカウントを開始する。カウント値が15を越えて0に
なったときにANDゲート1105の出力電圧S114
がハイになり、これを反転したイネーブル信号S115
の電圧がローになるので、カウンタは再びカウントを停
止する。信号S114と2クロック遅れた減速信号であ
る信号S113との論理積がANDゲート1107でと
られ出力減速パルスS19が作成される。
【0028】入力減速パルスS17の幅は、スキャナモ
ータの回転数により変化するが、このパルス幅が信号1
104のパルス幅よりも狭いときには出力減速パルス幅
は信号1104のパルス幅に等しくなり、このパルス幅
が信号1104のパルス幅よりも広いときには図6の破
線に示すように出力減速パルス幅は入力減速パルス幅と
等しくなる。なお、信号S114のパルス幅はこの実施
例では15クロック分であるが、パルス幅を更に広げた
ければ、カウンタのビット数を増やせばよい。また、カ
ウンタのロード値を調整することによりこのパルス幅を
微調整することができる。
【0029】また、図9に示すように、チャージポンプ
コンデンサ13の電荷がわずかにリークするように抵抗
14を設けることにより、定常回転時は減速パルスが出
ないで加速信号S18のON/OFFのみによって制御
されるようにすることで、幅の広い減速パルスによりジ
ッタ安定性を損なうことなく高速にスキャナモータの回
転数を収束させることができる。
【0030】[実施形態3]更に第3の実施形態の減速
パルスストレッチ回路1を回路図7およびタイミング図
8を参照しながら説明する。スキャナモータ制御部20
2から出力される減速信号S17はDフリップフロップ
1201に入力される。これは後述する立ち上がり検出
パルスと立ち下がり検出パルスを確実に発生させるため
である。信号S121の電圧がハイからローに変化する
ときにDフリップフロップ1202とANDゲート12
03により立ち下がり検出信号S123が作成される。
また、信号S121の電圧がローからハイに変化すると
きにDフリップフロップ1202とANDゲート120
4により立ち上がり検出信号S123が作成される。立
ち下がり検出信号S123がハイになるとRSフリップ
フロップ1205はセットされ、カウンタ1206に
は’1’がロードされる。すると、カウンタのアップダ
ウン信号S125の電圧がハイになり、イネーブル信号
S127がハイになるのでカウントアップを始める。カ
ウントアップしている途中で入力減速信号S17の電圧
がローからハイに変化すると、立ち上がり検出パルスが
発生して、RSフリップフロップ1205の出力の電圧
はローになる。すると、これはカウンタのアップダウン
信号であるので、カウンタはカウントダウンを始める。
カウント値が0になった時にANDゲート1207の出
力であるS19の電圧はローからハイになる。これを反
転したカウンタのイネーブル信号の電圧はハイからロー
になるのでこの時点でカウンタはカウントダウンを停止
して、出力値が0の初期状態に戻る。
【0031】従って、この回路では、入力減速信号S1
7の電圧がローである間はカウンタがカウントアップし
て、入力減速信号S17の電圧がハイに戻ったところで
カウントダウンを始め、カウント値が0になったところ
でカウントを停止するので、出力減速パルスS19のパ
ルス幅は入力減速パルスS17のパルス幅の約2倍にな
る。
【0032】また、図9に示すように、チャージポンプ
コンデンサ13の電荷がわずかにリークするように抵抗
14を設けることにより、定常回転時は減速パルスが出
ないで加速信号S18のON/OFFのみによって制御
されるようにすることで、幅の広い減速パルスによりジ
ッタ安定性を損なうことなく高速にスキャナモータの回
転数を収束させることができる。
【0033】[実施形態4]図10は第4の実施形態を
示すスキャナモータドライバ(駆動回路)2のブロック
図である。
【0034】加速信号S18の電圧がローかつ減速信号
S17の電圧がハイの場合、定電流源17側のスイッチ
23がONになり、定電流源18側のスイッチ24がO
FFになり、チャージポンプコンデンサ19に充電電流
が流れ込むことによって、チャージポンプコンデンサ1
9が充電される。減速信号S17の電圧がローで、加速
信号S18の電圧がハイの場合は、定電流源18側のス
イッチ24がONとなり、定電流源17側のスイッチ2
3がOFFとなり、定電流源18を介して、チャージポ
ンプコンデンサ19から放電電流が流れ出すことによっ
て、チャージポンプコンデンサ19の電荷が放電され、
モータ104に印加される電圧が低下し、スキャナモー
タ104は減速される。
【0035】本実施形態においてはチャージポンプコン
デンサ19の放電を行うための定電流源18の電流値を
充電電流の電流値よりも大きくする(この例では5倍)
ことで、チャージポンプコンデンサ19の放電を速くす
ることによって、規定回転数よりも速くスキャナモータ
104が回転している場合に、速やかに規定の回転数ま
で回転数が落ちるようにするものである。これによっ
て、スキャナモータ104の回転数のオーバーシュート
を低減し、短時間で、スキャナモータ104の回転数を
規定回転数に収束させることができる。
【0036】また、図10に示すように、チャージポン
プコンデンサ19の電荷がわずかにリークするように抵
抗20を設けることにより、定常回転時は減速パルスが
出ないで加速信号S18のON/OFFのみによって制
御されるようにすることで、幅の広い減速パルスにより
ジッタ安定性を損なうことなく高速にスキャナモータの
回転数を収束させることができる。
【0037】更に、本実施形態を実施形態1から実施形
態3のいずれかの形態と組み合わせて実施することも可
能である。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
減速パルスストレッチ回路を使用してスキャナモータを
起動するときの規定回転数に対するオーバーシュートを
低減することができる。したがって、スキャナモータの
回転数の高速な収束が可能になる。
【0039】また、定常回転時にはチャージポンプコン
デンサの電流を常に少しづつ放電させるので、減速パル
スが発生せず、加速信号をON/OFFすることにより
回転数を制御することができるため、パルス幅の広い減
速パルスによりジッタ安定性を損なうことなく、スキャ
ナモータを高速に収束させることができる。
【0040】また、減速パルスが発生したときの放電電
流を加速パルスが発生したときの充電電流を大きくする
ことにより、スキャナモータを起動するときの規定回転
数に対するオーバーシュートを低減することができる。
したがって、スキャナモータの回転数の高速な収束が可
能になる。
【0041】そして以上のように、スキャナモータの回
転数を高速に規定回転数に収束させることで、レーザビ
ームプリンタのファーストプリントタイムを短縮するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減速信号パルス幅の拡張を示すタイム
チャートである。
【図2】本発明によるスキャナモータ制御回路及び駆動
回路の全体の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施形態のパルスストレッチ回路の構成
を示すブロック図である。
【図4】第1の実施形態のパルスストレッチ回路の信号
のタイムチャートである。
【図5】第2の実施形態のパルスストレッチ回路の構成
を示すブロック図である。
【図6】第2の実施形態のパルスストレッチ回路の信号
のタイムチャートである。
【図7】第3の実施形態のパルスストレッチ回路の構成
を示すブロック図である。
【図8】第3の実施形態のパルスストレッチ回路の信号
のタイムチャートである。
【図9】本発明の第1の実施形態から第3の実施形態に
よるスキャナモータドライバの構成を示すブロック図で
ある。
【図10】本発明の第4の実施形態によるスキャナモー
タドライバの構成を示すブロック図である。
【図11】レーザビームプリンタ内の画像形成装置の要
部構成を示す斜視図である。
【図12】レーザビームプリンタの断面図である。
【図13】従来例によるスキャナモータ制御回路及び駆
動回路の全体の構成を示すブロック図である。
【図14】従来例によるスキャナモータ制御回路の信号
のタイムチャートである。
【図15】従来例による加速信号と減速信号の組み合わ
せによる動作を説明をするための図である。
【図16】従来例によるスキャナモータ制御回路の中立
時の信号のタイムチャートである。
【図17】従来例によるスキャナモータ制御回路の減速
時の信号のタイムチャートである。
【図18】従来例によるスキャナモータ制御回路の加速
時の信号のタイムチャートである。
【符号の説明】
1 減速パルスストレッチ回路 2 スキャナモータ駆動部 13、19 チャージポンプコンデンサ 11、12、17、18 定電流源 14、20 抵抗 104 スキャナモータ 105 回転多面鏡(ポリゴンミラー) 202 スキャナモータ制御部 S17 入力減速パルス S18 加速パルス S19 出力減速パルス

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナモータの回転数に比例した周波
    数の回転パルスを出力する回転パルス発生手段と、 前記スキャナモータの目標回転数の基準となる基準パル
    スと前記回転パルスとを比較し、前記スキャナモータの
    回転数が前記目標回転数を下回るときには加速パルスを
    出力し、前記スキャナモータの回転数が前記目標回転数
    を上回るときには減速パルスを出力する比較手段と、 前記減速パルスの幅を広げるパルス幅拡張手段と、 前記加速パルスを入力したときに積算値を増加させ、前
    記パルス幅拡張手段により幅が広げられた減速パルスを
    入力したときに積算値を減少させる積算手段とを備え、 前記積算手段の積算値を基に前記スキャナモータの回転
    数を負帰還制御することを特徴とするスキャナモータ制
    御回路。
  2. 【請求項2】 前記パルス幅拡張手段は、入力パルスに
    所定幅のパルスを追加して出力することを特徴とする請
    求項1に記載のスキャナモータ制御回路。
  3. 【請求項3】 前記パルス幅拡張手段は、入力パルスと
    所定幅のパルスのうちパルス幅の広いパルスを出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスキャナモータ制御
    回路。
  4. 【請求項4】 前記パルス幅拡張手段は、入力パルスの
    幅を2倍にして出力することを特徴とする請求項1に記
    載のスキャナモータ制御回路。
  5. 【請求項5】 スキャナモータの回転数に比例した周波
    数の回転パルスを出力する回転パルス発生手段と、 前記スキャナモータの目標回転数の基準となる基準パル
    スと前記回転パルスとを比較し、前記スキャナモータの
    回転数が前記目標回転数を下回るときには加速パルスを
    出力し、前記スキャナモータの回転数が前記目標回転数
    を上回るときには減速パルスを出力する比較手段と、 前記加速パルスを入力したときに積算値を増加させ、前
    記減速パルスを入力したときに積算値を減少させる積算
    手段とを備え、 前記積算手段の積算値を基に前記スキャナモータの回転
    数を負帰還制御するスキャナモータ制御回路において、 前記積算手段が前記減速パルスを入力したときの積算値
    の減少率が前記積算手段が前記減速パルスを入力したと
    きの積算値の増加率よりも大きいことを特徴とするスキ
    ャナモータ制御回路。
  6. 【請求項6】 前記積算値を常に減少させる手段を更に
    備えることを特徴とする請求項1又は5に記載のスキャ
    ナモータ制御回路。
  7. 【請求項7】 前記積算手段は、前記加速パルスにより
    チャージポンプコンデンサを充電し、前記減速パルスに
    より前記チャージポンプコンデンサを放電するチャージ
    ポンプであることを特徴とする請求項1又は5に記載の
    スキャナモータ制御回路。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の
    スキャナモータ制御回路を備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の画像形成装置を備える
    ことを特徴とするレーザビームプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7299022B2 (en) 2003-07-04 2007-11-20 Sharp Kabushiki Kaisha Carrier detecting circuit and infrared communication device using same
CN100384207C (zh) * 2005-06-03 2008-04-23 虹光精密工业(苏州)有限公司 校正影像参数的方法及扫描装置
JP2009177894A (ja) * 2008-01-23 2009-08-06 Rohm Co Ltd モータ駆動装置、駆動方法およびそれを用いた冷却装置

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