JP3140146B2 - レンズ駆動装置 - Google Patents
レンズ駆動装置Info
- Publication number
- JP3140146B2 JP3140146B2 JP04053686A JP5368692A JP3140146B2 JP 3140146 B2 JP3140146 B2 JP 3140146B2 JP 04053686 A JP04053686 A JP 04053686A JP 5368692 A JP5368692 A JP 5368692A JP 3140146 B2 JP3140146 B2 JP 3140146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- motor
- lens
- driving
- speed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 34
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 9
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 4
- 101100443272 Arabidopsis thaliana DIR2 gene Proteins 0.000 description 3
- 102100038804 FK506-binding protein-like Human genes 0.000 description 3
- 101001031402 Homo sapiens FK506-binding protein-like Proteins 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 230000000750 progressive effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/28—Systems for automatic generation of focusing signals
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/14—Drive circuits; Control arrangements or methods
- H02N2/142—Small signal circuits; Means for controlling position or derived quantities, e.g. speed, torque, starting, stopping, reversing
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/16—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
- H02N2/163—Motors with ring stator
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
- Control Of Stepping Motors (AREA)
Description
ンズ駆動装置に関するものである。
弾性体に電気−機械エネルギー変換素子としての電歪素
子を設けた振動体を有し、前記圧電素子の2層の駆動相
への周波信号の印加により前記振動を励振させて駆動力
を生成するようにしており、前記駆動面に加圧接触する
移動体を例えば回転させる。そして、振動波モータの速
度の調定は前記圧電素子の2層の駆動相へ印加する周波
信号の周波数を変化させながら行う方法が知られてい
る。
場合には、所望の速度に対応する周波数を選んで上記電
気−機械エネルギー変換素子に印加すれば良いが、該方
法によるとモータは急激に回動を開始することとなる。
また、速度と周波数の対応関係は温度その他の環境条件
により影響を受けるので、環境条件により速度にばらつ
きを生じるという不都合が発生する。
かつ多少の環境条件の変動に対しても安定した速度で駆
動させるために、モータを起動するに際して高周波数か
ら徐々に駆動周波数を低下させ、モータの起動が確認さ
れた後は、実際の回転速度と所望の回転速度を比較し、
実際の回転速度の方が所望の回転速度よりも速い場合は
周波数を高周波数方向へ移行させ、実際の回転速度のほ
うが所望の回転速度よりも遅い場合は周波数を低周波数
方向へ移行させて、所望の速度が得られるように周波数
を制御すればよい。
タが実際に回転を開始する周波数に設定し、この設定周
波数から徐々に周波数を低下させればモータを所望速度
まで短時間かつ滑らかに駆動することができるものの、
上記モータの特性は一定ではなく温度等の環境変化に影
響され、駆動開始時の周波数を固定すると温度等の変化
が起きた場合対応ができなくなり、起動開始までの時間
が長くなったり、あるいは急激な回転開始、さらに最悪
の場合には起動できないというような事態を生ずる恐れ
がある。
開昭63−209481号では次のような方法が提案さ
れている。すなわち前回駆動したときの動き出し周波数
を記憶しておき、次回動かすときは記憶した周波数から
低周波数へスキャンしていくという方法である。この方
法で高周波数から低周波数へスキャンしたにも拘らずモ
ータを起動することができなかった場合には、起動でき
ないという最悪の事態だけは避けるようにするため、設
定できる範囲の最高周波数から低周波数へもう一度スキ
ャンをやり直すという方法も用いられている。
合には、モータの出力とフォーカスレンズの駆動部の間
にギヤ列を介してヘリコイド環を回転駆動するのが一般
的である。こうした装置においてはレンズの制御の際に
は数μ単位の精度が要求され、レンズ駆動量検出機構は
レンズの移動量にして数μ単位の分解能が必要になる。
該レンズ駆動量検出機構は通常は前記ギヤ列の初段側に
設けられているが、ギア噛み合いにおいてはバックラッ
シュが必然的に存在するため、レンズを駆動する際に検
出駆動量(パルス数)が所定値に達しても、実際のレン
ズ移動量はギアのバックラッシュによるガタ分だけ少な
くなってしまうという事態が発生した。さらに、レンズ
駆動量がガタ量に相当する程度の微小量の場合、モータ
は駆動されたがレンズは全く移動しないという事態も発
生した。
ており、レンズを駆動する際にガタ分のパルス数を上乗
せして駆動する方法や、バックラッシュが存在する間は
レンズ駆動検出機構がレンズが駆動していることを検出
しない構成をとる方法などがある。
来例では、バックラッシュが存在するときに、バックラ
ッシュが存在しないときと同じようにモータを加速する
と、バックラッシュが存在するために負荷が軽く、意図
する速度以上にモータが加速してしまう。そのためレン
ズ駆動量が微小量の場合は十分に減速できないうちに目
標停止位置に到達してしまい、停止できずにオーバーラ
ンして、レンズを合焦させるまで何回も駆動を行わなけ
ればならず、さらに最悪の場合には、目標位置を飛び越
して何回も往復駆動(いわゆるハンチング)するため、
いつまでたっても合焦できないという問題が生じてい
た。
列におけるバックラッシュの有無に応じて、適切にレン
ズ駆動を行えるレンズ駆動装置を提供しようとするもの
である。
配される電気ー機械エネルギー変換素子に周波信号を印
加し、前記振動体を励振させ駆動力を得る振動型モータ
と、該モータの駆動力によりギヤ列を介してレンズを駆
動するレンズ駆動機構を備えるとともに、レンズ起動時
に前記周波信号の周波数を所定の周波数から徐々に低い
周波数方向に変化させモータ起動を行い、その後周波信
号の周波数を目標速度に応じて制御する振動型モータを
備えたレンズ駆動装置において、前記レンズの駆動開始
に際し、前回の駆動方向と今回の駆動方向が異なる時バ
ックラッシュが存在すると判定する判定手段にて、ギヤ
列にバックラッシュが存在すると判定されている場合に
は前記電気ー機械エネルギー変換素子に印加される周波
信号の周波数を前記所定周波数から低い周波数方向へ第
1 の値づつ変更し、周波数の変更を第1 の変化速度で行
なわせモータ起動を行うとともに、バックラッシュが存
在しないと判定されている場合には前記周波信号を前記
所定周波数から低い周波数方向へ前記第1 よりも大きな
値の第2 の値づつ変更し、周波数の変更を第1 の変化速
度よりも高速の第2 の変化速度で行なわせモータ起動を
行う起動手段を設けたものである。
駆動装置において、前回の駆動方向と今回の駆動方向の
関係によって、走査速度設定手段により設定する走査速
度を変化させる手段を設けたので、被駆動体の特性に応
じて最適なモータ加速度を設定することができる。
る。1はマイコン、2はD/Aコンバータでマイコン1
のディジタル出力信号(D/Aout)を出力電圧に変
換する。3は電圧制御発振器(VCO)で、D/Aコン
バータ2の出力電圧に応じて周波電圧を出力する。4は
分周・移相器で、VCO3の周波電圧を分周し、π/2
位相差の矩形波を出力する。5,6は電力増幅器で、分
周・移相器4の周波電圧を振動型モータ(以下振動波モ
ータを例にする)9を駆動できる電圧と電流値に増幅す
る。7,8はマッチングコイルである。9は振動波モー
タで、移動体としてのロータ9aと、弾性体に電気−機
械エネルギー変換素子としての電歪素子(不図示)を配
した振動体としてのステータ9bを有している。10は
パルス板で、図1に示すように、放射方向に複数のスリ
ットが形成されており、ギア11とともに振動波モータ
9の出力軸と同軸に取り付けられ、振動波モータ9のロ
ータ9aと共に回転する。12はギアで、レンズ鏡筒1
3の外周部に設けられたギア部と噛合する。14はレン
ズ、15はインタラプタで、パルス板10の回転を検出
する。16はインタラプタ15の信号検出回路で、イン
タラプタ15の微小信号を増幅し、ディジタル信号に変
換する。17はup/downカウンタで、パルス板1
0の回転により生ずるパルス信号をカウントする。18
はレンズデータ用メモリで、レンズに固有な開放F値や
焦点距離、フォーカスレンズを駆動する際の速度テーブ
ルなどが格納されている。
カウント方向を指示する出力端子であり、説明の都合
上”H”でup,”L”でdownとする。PULSE
INはup/downカウンタ17のカウント値の入
力端子である。MONは検出回路16の出力の直接モニ
タ入力端子である。RESETはup/downカウン
タ17のリセット出力端子で”H”でリセットとする。
CNT EN/DIS端子(図中はオーバーラインを付
す)はup/downカウンタ17のカウント可能/禁
止指示の出力端子であり、”H”で可能、”L”で禁止
とする。D/AoutはD/Aコンバータ2への出力端
子である。DIR2は振動波モータ9の回転方向を切り
換えるために振動波モータ9に加える周波電圧A,Bの
位相差を90°、270°に変更するための指示を分周
・移相器4に与えるための出力端子である。USMEN
/DIS端子(図中はオーバーラインを付す)は分周・
移相器4の出力をON/OFFするための端子であ
り、”H”でON、”L”でOFFとする。
て説明する。
裏面上に配される電歪素子の配設状態を示し、図2中の
A1 及びB1 は、それぞれ図示の位相及び分極関係とな
っている第1の電歪素子群と第2の電歪素子群である。
また、S1 は第1の電歪素子群A 1 に対して45°位相
がずれた位置に配されるセンサー用電歪素子である。こ
れらの各電歪素子は、それぞれ単独のものを弾性体に付
しても良いし、また、一体的に分極処理にて形成しても
良い。図1に戻り、A,B,Sはそれぞれ、第1,第2
の電歪素子群及びセンサー用電歪素子S1 に対する駆動
電極及びセンサー電極を示し、電極Aに対して前記増幅
器5を介した周波電圧が印加されるとともに、電極Bに
前記増幅器6を介した周波電圧が印加されることによっ
て、ステータ9bに周方向に沿った進行性の振動波が形
成される。また、振動体に前記進行波が形成されると、
この進行波の状態に応じてセンサー用電歪素子S1 が検
知情報(周波電圧)を出力し、このセンサー電極S 1 の
出力はマイコン1に入力される。振動波モータは共振状
態において、A電極への駆動電圧とセンサー電極からの
出力電圧との位相関係が特定の関係を示す特性を有して
おり、電極Aにて周波信号が印加される第1の電歪素子
群A1 とセンサー用電歪素子S 1 との位置関係にて決定
され、本実施例の場合は正転状態では電極AとSとの信
号波形の位相が135°ずれたときに共振状態を示し、
また、逆転のときには45°ずれたときに共振状態を示
すものとし、共振からずれるほど上記位相関係がずれる
ものとする。
に内蔵されるROMにプログラムされているプログラム
フローを示すプログラム図であり、マイコン1は該プロ
グラムフローに従って制御動作を実行する。なお、被駆
動体であるヘリコイド環は十分摩擦抵抗が大きいものと
する。
る。
まずステップ1が実行される。以下各ステップの動作を
説明する。
を示すフラグSSFLAGをリセットする。
17の初期値をPULSE IN端子より入力し、変数
FPCOLD に格納する。
FREQに転送する。なお、FMAXは前回駆動したと
きの駆動周波数をもとに決めた初期周波数であり、前回
正常に停止した場合は動き出したことが確認されたとき
の周波数、駆動不能状態で停止した場合は0が格納され
ている。またこれらの変数FMAX及びFREQは実際
にD/Aout端子に出力する値がそのまま格納されて
おり、値が小さいほど駆動周波数は高くなる。
FREQの値をD/Aout端子へ出力する。これによ
りD/Aコンバータ2はD/Aout端子より出力され
たディジタル電圧値をアナログ電圧に変換してVCO3
に出力する。VCO3はD/Aコンバータ2が出力した
電圧を周波数に変換して分周・移相器4に出力する。
正転の場合はステップ6へ進み、逆転の場合はステップ
7へ進む。
るので、DIR1端子に”H”を出力してup/dow
nカウンタ17のカウント方向をアップ方向に設定す
る。また、DIR2端子に”H”を出力して分周・移相
器4の出力する信号AとBの位相差を90°に設定し、
ステップ8に進む。
るので、DIR1端子に”L”を出力してup/dow
カウンタ17のカウント方向をダウン方向に設定する。
また、DIR2端子に”L”を出力して分周・移相器4
の出力する信号AとBの位相差を270°に設定し、ス
テップ8に進む。
ト後初めての駆動か否かを判別し、初めての場合はステ
ップ11に進み、そうでない場合はステップ9に進む。
るか否かを判別し、一致する場合はステップ10に進
み、一致しない場合はステップ11に進む。
向であることを示すフラグRVFLAGをリセットし、
ステップ12に進む。
向であることを示すフラグRVFLAGをセットし、ス
テップ12に進む。
ために、今回の駆動方向を記憶する。
端子に”H”を出力し、up/downカウンタ17を
カウントイネーブル状態にする。
端子に”H”を出力し、分周・位相器4の出力A,Bを
イネーブル状態にする。これにより分周・移相器4はV
CO3が出力した電圧に応じた周波数と、DIR2端子
から出力されたレベルに応じた位相差によってA,Bよ
り信号を出力する。出力された信号A,Bは電力増幅器
5及び6によって増幅され、マッチングコイル7,8を
介して振動波モータ9に印加される。これにより、振動
波モータ9は回転を始めようとする。
格納する。なお、TIMERは、モータの回転運動が検
出されないときに一定時間経過するたびに周波数を下げ
ていくときの一定時間を計測するためのカウンタであ
る。
るか否かを判別し、1のときはステップ18に進み、そ
うでないときはステップ19に進む。
EL1を加えてFREQに格納する。
EL2を加えてFREQに格納する。なお、ACCEL
1とACCEL2はACCEL1>ACCEL2なる関
係を持っている。
る範囲内の最低周波数MINFREQよりも大なるとき
はステップ20へ進み、そうでないときはステップ27
へ進む。
をMINFREQまでスキャンしてもパルス入力が認め
られなかったので駆動不能状態であるものと判断し、次
回のスキャン開始周波数FMAXに0を格納する。
合にはステップ25に進み、そうでない場合にはステッ
プ22に進む。
数FREQに転送する。
れたFREQの値をD/Aout端子に出力する。
とを示すフラグSSFLAGをセットし、ステップ15
に進む。
らずモータを起動することができなかったので、USM
EN/DIS端子に”L”を出力し、分周・移相器4
の出力A,Bをディスエーブル状態にする。これにより
モータは駆動を停止する。
端子に”L”を出力し、up/downカウンタ17を
カウントディスエーブル状態にして、モータの駆動処理
を終了する。
REQの値を出力する。
タ17よりカウンタ値を入力し、変数FPCに格納す
る。
OLD を比較し、等しい場合はステップ30へ進み、等し
くない場合はステップ32へ進む。すなわち、検出回路
16がパルス板10の回転動作を検出してup/dow
nカウンタ17がカウント動作を行った場合にはFPC
≠FPCOLD となるのでステップ32へ進む。また、パ
ルス板10の回転動作が検出されない場合はFPC=F
PCOLD となるのでステップ30へ進む。
作が検出されていないので、TIMERをインクリメン
トする。
時間TIME_LMTに等しいか否かを判断し、等しい
場合はステップ15に進む。また、等しくない場合はス
テップ27へ進む。
板10の回転動作が検出されたので、そのときの周波数
FREQをFMAXに格納する。
ドと、駆動残量などの情報をもとにあらかじめROMに
記憶してある目標速度とを比較し、実際の速度が目標速
度よりも速い場合はステップ34へ進み、遅い場合はス
テップ35へ進む。
FREQから定数ACCEL6を引いた値をFREQに
格納し、周波数を高いほうへスキャンさせた後、ステッ
プ36へ進む。
FREQに定数ACCEL5を加えた値をFREQに格
納し、周波数を低いほうへスキャンさせた後、ステップ
36へ進む。
out端子に出力する。
大きいか否かを調べる。すなわち、駆動残量がまだある
のか、目標の駆動量だけもう駆動し終わったのか、ある
いはオーバーランしたのかを判断し、駆動残量がまだあ
る場合はステップ33へ進み、そうでない場合はステッ
プ38へ進む。
ち目標の駆動量だけもう駆動し終わったか、またはオー
バーランしたので、USM EN/DIS端子に”L”
を出力し、分周・移相器4の出力A,Bをディスエーブ
ル状態にする。これによりモータは駆動を停止する。
端子に”L”を出力し、up/downカウンタ17を
カウントディスエーブル状態にする。
起動に際しての初期設定を行っており、up/down
カウンタ17の初期状態の確認、スキャン開始周波数の
出力、回転方向の判別及び設定、変数の初期化などを行
い、モータの起動を始める。特に、ステップ8〜12で
は前回と今回で駆動方向が一致するか否かを判別してお
り、この判別結果に基づいてバックラッシュの有無を判
断し、モータ起動時の周波数スキャン速度(モータ加速
度)を決定している。
の確認ならびに周波数スキャンなどを行っている。周波
数スキャンは所定時間TIME_LMTが経過するたび
に周波数を下げていく。起動が確認されるまでは、所定
時間が経過しない間はステップ15→16→(17又は
18)→19→27→28→29→30→31→27→
…を繰り返し、所定時間が経過したときはステップ31
からステップ15に戻って、ステップ17または18で
周波数を所定値ACCEL1またはACCEL2だけ下
げる。
方向が一致するか否かによって周波数スキャン速度を切
り換えており、前回と駆動方向が逆のときは周波数をA
CCEL2だけ下げ、同じときは周波数をACCEL1
だけ下げる。ACCEL1とACCEL2はACCEL
1>ACCEL2なる関係を持っており、前回と駆動方
向が同じときの方が逆のときよりもスキャン速度が大き
くなるようになっている。すなわち、バックラッシュが
存在するときは、存在しないときよりもモータの加速度
を小さくして、急激な回転開始を行わないようにしてい
る。
ばステップ32でそのときの周波数を記憶するが、モー
タの起動が確認されないままステップ19で周波数が所
定値MINFREQを越えてしまった場合は、フォーカ
スレンズの可動部分を手で抑えられてしまったなどの駆
動不能状態であるものと判断し、ステップ20〜26の
周波数再スキャンの準備を行うルーチンへ処理を移す。
数を設定できる範囲の最高周波数に設定する。駆動処理
開始後初めてこのルーチンへ来たときには、SSFLA
Gはリセットされているので、最高周波数から再スキャ
ンを行うこととなる。過去に一度このルーチンへ来たと
きには、SSFLAGはセットされているので、駆動処
理終了するようになっており、1回の駆動処理でスキャ
ンを3回以上繰り返さないようになっている。
が目標速度にサーボ制御される。すなわち、目標速度に
対して速い場合は周波数を所定値ACCEL6だけ上
げ、遅い場合は所定値ACCEL5だけ下げる。振動波
モータの特性上、最高速付近よりもさらに周波数を下げ
ると急激な速度低下をきたすので最高速付近でその周波
数の変化はあまり激しく行わないほうがよい。従って所
定値ACCEL5やACCEL6には小さな値を設定す
る。
時にまず前回の駆動方向と今回の駆動方向を比較し、被
駆動体の摩擦抵抗が大きいことから前回の駆動の停止時
には駆動していた方向の後方すなわち逆方向にバックラ
ッシュは存在すると判定し、同じ方向であればモータを
通常通り加速し、逆方向であればモータの加速度を小さ
くしている。従って、バックラッシュの存在による軽負
荷のためにモータが加速しすぎることを防止し、微小駆
動時でも精度良くレンズを停止させることができる。
の第2の実施例の動作フローを示すフローチャートであ
る。該図6乃至図8実施例のフローと図3乃至図5のフ
ローとはステップ16で駆動方向が前回と今回が同一方
向のときにステップ17で周波数をACCEL2だけ下
げ、逆方向のときにステップ18で周波数をACCEL
1だけ下げる点のみ異なる。ACCEL1とACCEL
2は図4実施例と同様にACCEL1>ACCEL2な
る関係にあり、駆動方向が逆方向のときの加速度が同一
方向のときの加速度よりも大きくなるようになってい
る。すなわち、バックラッシュが存在するときは、存在
しないときよりもモータの加速度を小さくして、急激な
回転開始を行わないようにしている。その他のステップ
については図3乃至図5実施例と同様であるので、説明
は省略する。
ときにバックラッシュが存在すると判定する理由は被駆
動体の慣性が大きい場合、前回の駆動の停止時には駆動
していた方向の前方、すなわち、同じ方向にバックラッ
シュが起きるからである。よって、該図6乃至図8実施
例は被駆動体の慣性が大きいときに有効に作用する構成
である。
発明の第3の実施例の動作フローを示すフローチャート
である。該実施例では被駆動体の特性として前回の駆動
の停止時には駆動していた方向の後方、すなわち、逆方
向にバックラッシュは大きく存在し、前方、すなわち、
同じ方向には小さく存在する被駆動体特性を有するもの
に適用する例を示している。
16で駆動方向が前回と今回が同一方向のときにステッ
プ17で周波数をACCEL3だけ下げ、逆方向のとき
にステップ18で周波数をACCEL4だけ下げてい
る。ACCEL3とACCEL4はACCEL3>AC
CEL4なる関係にあり、しかも、図4または図7実施
例のACCEL1及びACCEL2とはACCEL1>
ACCEL3、ACCEL2<ACCEL4なる関係に
ある。このように、バックラッシュの量に応じて加速度
を変化させることにより、オーバーランせずに、しかも
高速にレンズを合焦させることが可能になる。その他の
ステップについては図3乃至図5または図6乃至図8実
施例と同様であるので、説明は省略する。
バックラッシュが存在する低負荷での起動時には第1の
変化速度で加速し、バックラッシュが存在しない高負荷
での起動時に第1の変化速度よりも高速の第2の変化速
度で加速するので、バックラッシュの有無に係らずスム
ーズな起動が得られ、レンズを目標位置にオーバーラン
することなく高精度に停止させることができ、例えば合
焦レンズに適用すると、高精度で高速の合焦動作を可能
とする効果がある。
子の配設状態を説明する説明図。
ト。
ト。
タ 16:検出回路 17:up/dow
nカウンタ 18:レンズデータ用メモリ A1 ,B1 ,S1 :
電歪素子群
Claims (1)
- 【請求項1】 振動体に配される電気ー機械エネルギー
変換素子に周波信号を印加し、前記振動体を励振させ駆
動力を得る振動型モータと、該モータの駆動力によりギ
ヤ列を介してレンズを駆動するレンズ駆動機構を備える
とともに、レンズ起動時に前記周波信号の周波数を所定
の周波数から徐々に低い周波数方向に変化させモータ起
動を行い、その後周波信号の周波数を目標速度に応じて
制御する振動型モータを備えたレンズ駆動装置におい
て、 前記レンズの駆動開始に際し、前回の駆動方向と今回の
駆動方向が異なる時バックラッシュが存在すると判定す
る判定手段にて、ギヤ列にバックラッシュが存在すると
判定されている場合には前記電気ー機械エネルギー変換
素子に印加される周波信号の周波数を前記所定周波数か
ら低い周波数方向へ第1 の値づつ変更し、周波数の変更
を第1 の変化速度で行なわせモータ起動を行うととも
に、バックラッシュが存在しないと判定されている場合
には前記周波信号を前記所定周波数から低い周波数方向
へ前記第1 よりも大きな値の第2 の値づつ変更し、周波
数の変更を第1 の変化速度よりも高速の第2 の変化速度
で行なわせモータ起動を行う起動手段を設けたことを特
徴とするレンズ駆動装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04053686A JP3140146B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | レンズ駆動装置 |
US08/315,187 US5493163A (en) | 1992-03-12 | 1994-09-29 | Lens driving device employing vibration motor with backlash compensation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04053686A JP3140146B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | レンズ駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05257052A JPH05257052A (ja) | 1993-10-08 |
JP3140146B2 true JP3140146B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=12949704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04053686A Expired - Lifetime JP3140146B2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | レンズ駆動装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5493163A (ja) |
JP (1) | JP3140146B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2952807B2 (ja) * | 1995-03-07 | 1999-09-27 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器 |
JPH0980295A (ja) * | 1995-09-08 | 1997-03-28 | Olympus Optical Co Ltd | カメラの焦点調節装置 |
FR2741488B1 (fr) * | 1995-11-16 | 1998-01-09 | Asulab Sa | Procede et circuit d'excitation et de controle d'un moteur piezo-electrique en mode pas a pas |
JPH11178369A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-07-02 | Seiko Instruments Inc | 超音波モータおよび超音波モータ付電子機器 |
JPH11337993A (ja) * | 1998-05-26 | 1999-12-10 | Asahi Optical Co Ltd | 防振装置 |
JP4544489B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2010-09-15 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP4590190B2 (ja) * | 2004-01-30 | 2010-12-01 | キヤノン株式会社 | 光学機器 |
JP2006333677A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Nikon Corp | 超音波モータ制御装置 |
KR101271546B1 (ko) * | 2006-09-26 | 2013-06-07 | 에이저 시스템즈 엘엘시 | Dc 모터를 제어하기 위한 시스템들 및 방법들 |
JP4525943B2 (ja) * | 2007-07-02 | 2010-08-18 | セイコーエプソン株式会社 | 超音波モータの駆動方法 |
JP4750864B2 (ja) * | 2009-02-05 | 2011-08-17 | キヤノン株式会社 | 振動型アクチュエータの制御装置および光学機器 |
JP5682274B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2015-03-11 | セイコーエプソン株式会社 | プロジェクターおよび制御方法 |
US9312798B2 (en) | 2011-10-11 | 2016-04-12 | Sondex Limited | Sensor commuated electric motor with sensorless angular position determination and method |
US10533413B2 (en) | 2015-02-10 | 2020-01-14 | Evolution Engineering Inc. | Method and apparatus for determining rotor position in a fluid pressure pulse generator |
FR3042660B1 (fr) * | 2015-10-16 | 2018-04-06 | Airbus Helicopters | Actionneur electromecanique pour commandes de vol electriques d'un aeronef |
CN110319782B (zh) * | 2018-03-30 | 2021-06-08 | 中强光电股份有限公司 | 投影装置、齿隙检测系统及其方法 |
Family Cites Families (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4560263A (en) * | 1982-12-03 | 1985-12-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Drive system for a vibration wave motor for lens control |
US4537487A (en) * | 1983-09-01 | 1985-08-27 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Automatic focus control system with backlash correcting arrangement |
US4888609A (en) * | 1985-01-17 | 1989-12-19 | Minolta Camera Kabushiki Kaisha | Automatic focus adjusting apparatus |
US5162831A (en) * | 1986-05-12 | 1992-11-10 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Zoom lens drive system for camera |
DE3719538A1 (de) * | 1986-06-11 | 1987-12-17 | Toshiba Kawasaki Kk | Verfahren und vorrichtung zum einstellen eines spalts zwischen zwei objekten auf eine vorbestimmte groesse |
US4841370A (en) * | 1986-11-17 | 1989-06-20 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Automatic focusing circuit for automatically matching focus in response to video signal |
JP2706241B2 (ja) * | 1986-12-08 | 1998-01-28 | 株式会社ニコン | 多焦点カメラの撮影位置制御装置 |
US4857947A (en) * | 1986-12-08 | 1989-08-15 | Nikon Corporation | Position controlling device in a lens driving apparatus for camera |
US5159253A (en) * | 1987-02-24 | 1992-10-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Control device for a vibration wave motor |
JPS63209481A (ja) * | 1987-02-24 | 1988-08-31 | Canon Inc | 振動型駆動装置用制御回路 |
US5278935A (en) * | 1987-10-30 | 1994-01-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Device for controlling moving body participating in photographing operation |
JP2773876B2 (ja) * | 1988-11-10 | 1998-07-09 | キヤノン株式会社 | バックラッシュ補償型駆動装置 |
US4987526A (en) * | 1989-02-02 | 1991-01-22 | Massachusetts Institute Of Technology | System to provide high speed, high accuracy motion |
EP0383309B1 (en) * | 1989-02-14 | 1997-06-04 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration wave motor |
JP2956099B2 (ja) * | 1989-03-27 | 1999-10-04 | 株式会社ニコン | レンズ鏡筒 |
JP2794595B2 (ja) * | 1989-06-28 | 1998-09-10 | 株式会社ニコン | 電動合焦装置 |
JP2723333B2 (ja) * | 1990-04-12 | 1998-03-09 | アルプス電気株式会社 | 超音波モータの制御装置 |
DE69020723T2 (de) * | 1990-04-20 | 1996-01-18 | Hiroshi Furuhata | Vorrichtung zur Ultrachalldiagnose. |
US5202717A (en) * | 1990-05-08 | 1993-04-13 | Olympus Optical Co., Ltd. | Optical lens system-driving control apparatus for driving a plurality of lens groups in accordance with small amount of data |
US5225941A (en) * | 1990-07-03 | 1993-07-06 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving device |
US5137358A (en) * | 1991-02-05 | 1992-08-11 | Northrop Corporation | Ring laser gyro having two magnetic mirrors |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP04053686A patent/JP3140146B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-09-29 US US08/315,187 patent/US5493163A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5493163A (en) | 1996-02-20 |
JPH05257052A (ja) | 1993-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3140146B2 (ja) | レンズ駆動装置 | |
JP2637467B2 (ja) | 振動型アクチュエーター装置 | |
JP5553564B2 (ja) | 振動型モータ制御装置および撮像装置 | |
JP2972010B2 (ja) | 振動型アクチュエーター駆動制御装置 | |
JP2011067035A5 (ja) | ||
JPH0710189B2 (ja) | 振動波モーターの駆動回路 | |
US5616979A (en) | Vibration driven motor apparatus | |
JP4323898B2 (ja) | 振動型アクチュエータの制御装置、光学機器および振動型アクチュエータの制御方法 | |
JPH11356070A (ja) | 電気機械変換素子を用いた駆動装置およびその駆動回路 | |
JP2000060164A5 (ja) | ||
JPH11356071A (ja) | 電気機械変換素子を用いた駆動装置およびその駆動回路 | |
JP2672160B2 (ja) | 振動型アクチュエータ装置 | |
JP3171968B2 (ja) | 振動波モータの制御装置 | |
JPH06197576A (ja) | モータ制御装置 | |
JPH0614565A (ja) | 振動波モータの制御回路 | |
JPH05137360A (ja) | 振動波モーターを用いた目標物駆動装置 | |
JP3315525B2 (ja) | 振動駆動装置 | |
JPH04312370A (ja) | 振動型モーターの制御回路 | |
JPH066990A (ja) | 振動波モータ制御装置 | |
JPH05199777A (ja) | 振動型モータの制御回路 | |
US4782277A (en) | Method of driving and controlling a stepping motor | |
JP3144507B2 (ja) | ステッピングモータの駆動装置及びその方法 | |
JPH10337067A (ja) | スキャナモータ制御回路、画像形成装置及びレーザビームプリンタ | |
JP2000060162A (ja) | 超音波モータ駆動装置及び超音波モータ付電子機器 | |
JP2683196B2 (ja) | 振動型駆動装置用制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111215 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121215 Year of fee payment: 12 |