JP3526136B2 - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置及び画像形成方法

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JP3526136B2
JP3526136B2 JP14484396A JP14484396A JP3526136B2 JP 3526136 B2 JP3526136 B2 JP 3526136B2 JP 14484396 A JP14484396 A JP 14484396A JP 14484396 A JP14484396 A JP 14484396A JP 3526136 B2 JP3526136 B2 JP 3526136B2
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悟 小山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号によって
変調されたレーザビームで感光体上を走査して画像を形
成するレーザビームプリンタ等において、特にレーザビ
ームを偏向するための回転多面鏡の回転速度制御を改善
した画像形成装置及び画像形成方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】プリンタの一種であるレーザビームプリ
ンタのレーザ走査部を構成するモータは、その回転速度
の精度が要求される。
【0003】図1は、従来のレーザビームプリンタの要
部構成を示す斜視図であり、図2はその側面図である。
【0004】101は、画像信号(VDO信号)であ
り、レーザユニット102に入力される。103はレー
ザユニット102によりオン/オフ変調されたレーザビ
ームである。104はスキャナモータであって回転多面
鏡(ポリゴンミラー)105を定常回転させる。106
は結像レンズでありポリゴンミラーによって偏向された
レーザビーム107を被走査面である感光ドラム108
上に焦点を結ばせる。従って、画像信号101により変
調されたレーザビーム107は、感光ドラム108上を
水平走査(主走査方向の走査)される。
【0005】又、109はビーム検出口であり、スリッ
ト状の入射口よりレーザビームを取り入れる。この入射
口より入ったレーザビームは、光ファイバ110内を通
って光電変換素子111へ導かれる。光電変換素子11
1により電気信号に変換されたレーザビームは、増幅回
路(図示しない)により増幅された後、水平同期信号
(以下、BD信号と記す)となる。112は、記録紙で
あり、感光ドラム108に形成される潜像は、図2に示
す現像器123により可視化されトナー像となり、転写
器120によって、この記録紙112に転写される。ト
ナー像が転写された記録紙112は図2に示す定着器1
21により定着され、排紙部122より排紙される。
【0006】次に、スキャナモータ104の従来の制御
回路及び駆動回路(スキャナモータ駆動制御系)につい
て、図9及び図10を用いて説明する。
【0007】図9はスキャナモータ駆動制御系の構成を
示すブロック図であり、図10は図9に示す信号のタイ
ミングチャートである。プリンタエンジン制御部201
とスキャナモータ制御部202はそれぞれ別々の集積回
路で構成されている。
【0008】プリンタエンジン制御部201は、画像形
成の解像度に応じた周期のクロックCKを電線を介して
スキャナモータ制御部202へ出力する。クロックCK
はスキャナモータ制御部202内の第2分周器203で
1/2n周期に分周される。一方、スキャナモータ10
4の回転速度は、回転速度検出器205により回転速度
に応じた矩形波S11に変換される。この回転速度検出
器205からの信号S11は、スキャナモータ制御部2
02へ送られ、その内部にある第1分周器206で1/
2m周期に分周される。
【0009】207,208は、立上がりパルス発生器
と立下がりパルス発生器を示している。これらパルス発
生器207,208は、分周された信号S12の立上が
り及び立ち下がりのタイミングでパルスS13,S14
を出力する。209は第1カウンタであり、第2分周器
203により分周されたクロックの数を、決められた数
だけカウントする。
【0010】第1カウンタ209は、立上がりパルスS
13が入力された時点からカウントを始め、その間、ハ
イレベルの出力信号S15を出力する。同様に、第2カ
ウンタ210は、立ち下がりパルスS14が入力された
時点からカウントを始め、その間、ハイレベルの出力信
号S16を出力する(図10参照)。
【0011】これら2つのカウンタ209,210の出
力信号S15,S16を波形合成器211で合成した信
号S17を、電線17を介してスキャナモータドライバ
212へ出力する。この信号S17には、次の表1に示
すようにハイレベル(H)、ローレベル(L)及びハイ
インピーダンスの3つの状態がある。ハイレベル、ロー
レベル、及びハイインピーダンスは、それぞれ加速、中
立、及び減速を意味する。中立は現状の速度を維持する
ことである。この信号S17に応じてドライバ212
は、スキャナモータ104の回転速度制御を行う。
【0012】
【表1】 すなわち、スキャナモータ204の回転速度が目標速度
よりも遅い場合には、信号S17をハイレベルにするこ
とで加速を指示し、回転速度が目標速度よりも速い場合
にはローレベルを出力することで減速を指示する。さら
に、目標回転速度範囲内では信号S17をハイインピー
ダンスにすることで速度維持(中立)を指示する。スキ
ャナモータドライバ212は、スキャナモータ制御部2
02からの信号S17を、ドライバ212内の積分器2
12Aで積分し、信号S17に応じた電圧をスキャナモ
ータ204へ供給して回転させる。
【0013】尚、スキャナモータドライバ212及びス
キャナモータ制御部202はそれぞれ集積回路で構成さ
れ、スキャナモータドライバ212とスキャナモータ制
御部202は1本の電線(ワイヤ)17で接続されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスキャナモータ駆動制御系には、次のような問題点
があった。
【0015】まず、電線17は他の集積回路内よりもノ
イズの影響を受けやすい。又、回転速度を現状のまま維
持する場合、つまり加速も減速も行わない場合に、スキ
ャナモータ制御部202からスキャナモータドライバ2
12へ出力される信号S17をハイインピーダンスとす
るが、このハイインピーダンスの状態は小さなノイズの
影響を受けやすい。従って、スキャナモータ104が誤
動作する恐れがあり、画像形成に影響を与える可能性が
あった。
【0016】さらに、プリンタエンジン制御回路201
からのクロックCKは電線を介してスキャナモータ制御
部202へ出力されるので、電線からクロックによるノ
イズが出るため、ノイズ発生防止回路が必要であった。
【0017】又、プリンタの外部からの指令により、形
成する画像の解像度を切り換える場合にその切り換え速
度は十分満足行くものではなかった。
【0018】本発明は上記従来の問題点に鑑み、ノイズ
の影響を受けにくいスキャナモータ駆動制御系を実現
し、安定した画像形成を行うことができる画像形成装置
及び画像形成方法を提供することを目的とする。又その
他の目的は、画像解像度の切り換えを速やかに行うこと
ができる画像形成装置及び画像形成方法を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明である画像形成装置は、画像信号によっ
て変調されたレーザビームで感光体上を走査して、画像
を形成する画像形成手段と、前記レーザビームを偏向す
るための回転多面鏡を回転駆動する駆動手段と、該駆動
手段を制御して、前記回転多面鏡の回転速度を所定の範
囲内に制御する制御手段とを有する画像形成装置におい
て、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞれ別々の集
積回路で構成するとともに、前記制御手段と前記駆動手
段とを接続する第1の信号線及び第2の信号線を設け、
前記制御手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線
へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号の信号レベ
ルの組み合わせにより、前記駆動手段に対して加速、減
速及び中立状態のいずれかを指示する構成にしたもので
ある。
【0020】第2の発明である画像形成装置は、上記第
1の発明において、前記第1の信号がハイレベル及び前
記第2の信号がローレベルのときに加速状態を、前記第
1の信号がローレベル及び前記第2の信号がハイレベル
のときに減速状態を、前記第1の信号及び前記第2の信
号が共にローレベルのとき、又は前記第1の信号及び前
記第2の信号が共にハイレベルのときに中立状態をそれ
ぞれ指示するものである。
【0021】第3の発明である画像形成装置は、上記第
1の発明において、前記第1の信号がローレベル及び前
記第2の信号がハイレベルのときに加速状態を、前記第
1の信号がハイレベル及び前記第2の信号がローレベル
のときに減速状態を、前記第1の信号及び前記第2の信
号が共にローレベルのとき、又は前記第1の信号及び前
記第2の信号が共にハイレベルのときに中立状態をそれ
ぞれ指示するものである。
【0022】第4の発明である画像形成装置は、画像信
号によって変調されたレーザビームで感光体上を走査し
て、画像を形成する画像形成手段と、前記レーザビーム
を偏向するための回転多面鏡を回転駆動する駆動手段
と、該駆動手段を制御して、前記回転多面鏡の回転速度
を所定の範囲内に制御する制御手段とを有する画像形成
装置において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞ
れ別々の集積回路で構成するとともに、前記制御手段と
前記駆動手段とを接続する第1の信号線及び第2の信号
線を設け、前記制御手段は、前記第1の信号線と前記第
2の信号線へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号
の信号レベルの組み合わせにより、前記駆動手段に対し
て加速、減速及び中立状態のいずれかを指示する構成に
し、外部指令により、前記回転多面鏡の回転速度を予め
決められた第1の回転速度から該第1の回転速度よりも
遅い第2の回転速度に変える場合につき、前記回転多面
鏡の回転速度が前記第2の回転速度を含む所定の範囲内
になるように、前記駆動手段に対して一定時間、前記減
速状態を強制的に指示するようにしたものである。
【0023】第5の発明である画像形成装置は、画像信
号によって変調されたレーザビームで感光体上を走査し
て、画像を形成する画像形成手段と、前記レーザビーム
を偏向するための回転多面鏡を回転駆動する駆動手段
と、該駆動手段を制御して、前記回転多面鏡の回転速度
を所定の範囲内に制御する制御手段とを有する画像形成
装置において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞ
れ別々の集積回路で構成するとともに、前記制御手段と
前記駆動手段とを接続する第1の信号線及び第2の信号
線を設け、前記制御手段は、前記第1の信号線と前記第
2の信号線へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号
の信号レベルの組み合わせにより、前記駆動手段に対し
て加速、減速又は中立状態のいずれかを指示する構成に
し、さらに前記第1又は第2の信号線が断線した場合
に、前記駆動手段を加速状態とするのを禁止する断線時
加速禁止手段を設けたものである。
【0024】第6の発明である画像形成装置では、上記
第5の発明において、前記制御手段は、前記第1の信号
がローレベルで且つ前記第2の信号がハイレベルの時に
加速状態を、前記第1の信号がハイレベルで且つ前記第
2の信号がローレベルの時に減速状態を指示し、前記第
1及び第2の信号が共にローレベル又はハイレベルであ
る時には中立状態を指示する構成にしたものである。
【0025】第7の発明である画像形成装置では、上記
第5又は第6の発明において、前記断線時加速禁止手段
は、前記第1の信号線に接続されたプルアップ抵抗と、
前記第2の信号線に接続されたプルダウン抵抗とで構成
したものである。
【0026】第8の発明である画像形成装置では、上記
第5又は第6の発明において、前記断線時加速禁止手段
は、前記第1の信号線の電流を検出する第1の電流検出
手段を前記駆動手段内に有し、前記第1の電流検出手段
によって前記第1の信号線に電流が流れていないことを
検出したときには、前記駆動手段を加速状態としないよ
うに前記第1及び第2の信号線のレベルを制御する構成
にしたものである。
【0027】第9の発明である画像形成装置では、上記
第8の発明において、前記断線時加速禁止手段は、前記
第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電流が
流れていないことを検出した場合に、前記第1の信号線
をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルにする
ときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を共に
ハイレベルにするときには中立状態となるように前記駆
動手段を制御する構成にしたものであるる第10の発明
である画像形成装置では、上記第5又は第6の発明にお
いて、前記断線時加速禁止手段は、前記第2の信号線の
電流を検出する第2の電流検出手段を前記駆動手段内に
有し、前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号
線に電流が流れていないことを検出したときには、前記
駆動手段を加速状態としないように前記第1及び第2の
信号線のレベルを制御する構成にしたものである。
【0028】第11の発明である画像形成装置では、上
記第10の発明において、前記断線時加速禁止手段は、
前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
共にローレベルにするときには中立状態となるように前
記駆動手段を制御する構成にしたものである。
【0029】第12の発明である画像形成方法では、画
像信号によって変調されたレーザビームを偏向するため
の回転多面鏡を回転駆動する駆動手段と、該駆動手段を
制御して、前記回転多面鏡の回転速度を所定の範囲内に
制御する制御手段とを有する画像形成装置を用い、前記
レーザビームで感光体上を走査し、画像形成を行う画像
形成方法において、前記制御手段と前記駆動手段とをそ
れぞれ別々の集積回路で構成するとともに、前記制御手
段と前記駆動手段とを接続する第1の信号線及び第2の
信号線を設けておき、前記第1の信号線と前記第2の信
号線へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号の信号
レベルの組み合わせにより、前記駆動手段に対して加
速、減速又は中立状態のいずれかを指示する速度制御処
理と、前記第1の信号線又は前記第2の信号線が断線し
た場合には、前記駆動手段を加速状態にするのを禁止す
る断線時加速禁止処理とを実行するようにしたものであ
る。
【0030】第13の発明である画像形成方法では、上
記第12の発明において、前記速度指示処理は、前記第
1の信号がローレベルで且つ前記第2の信号がハイレベ
ルの時に加速状態を、前記第1の信号がハイレベルで且
つ前記第2の信号がローレベルの時に減速状態を指示
し、前記第1及び第2の信号が共にローレベル又はハイ
レベルであるとき中立状態を指示するようにしたもので
ある。
【0031】第14の発明である画像形成方法では、上
記第12又は第13の発明において、前記第1の信号線
にプルアップ抵抗を、前記第2の信号線にプルダウン抵
抗を接続しておき、前記断線時加速禁止処理は、前記プ
ルアップ抵抗及び前記プルダウン抵抗を用いて行うよう
にしたものである。
【0032】第15の発明である画像形成方法では、上
記第12又は第13の発明において、前記第1の信号線
の電流を検出する第1の電流検出手段を前記駆動手段内
に設けておき、前記断線時加速禁止処理は、前記第1の
電流検出手段によって前記第1の信号線に電流が流れて
いないことを検出したときには、前記駆動手段を加速状
態としないように前記第1及び第2の信号線のレベルを
制御するようにしたものである。
【0033】第16の発明である画像形成方法では、上
記第15の発明において、前記断線時加速禁止処理は、
前記第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電
流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
共にハイレベルにするときには中立状態となるように前
記駆動手段を制御するようにしたものである。
【0034】第17の発明である画像形成方法では、上
記第12又は第13の発明において、前記断線時加速禁
止処理は、前記第2の信号線の電流を検出する第2の電
流検出手段を前記駆動手段内に設けておき、前記第2の
電流検出手段によって前記第2の信号線に電流が流れて
いないことを検出したときには、前記駆動手段を加速状
態としないように前記第1及び第2の信号線のレベルを
制御するようにしたものである。
【0035】第18の発明である画像形成方法では、上
記第17の発明において、前記断線時加速禁止処理は、
前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
共にローレベルにするときには中立状態となるように前
記駆動手段を制御するようにしたものである。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0037】本発明の実施の形態のレーザビームプリン
タの機械的構成は、前述した図1及び図2と同じであ
る。
【0038】図3は、本発明の第1実施形態のスキャナ
モータ駆動制御系の構成を示すブロック図である。
【0039】1は、プリンタエンジン制御回路であり、
その出力が、回転多面鏡の回転速度を所定の範囲内に制
御するスキャナモータ制御部2に接続されている。さら
に、スキャナモータ制御部2の出力が2本の電線(ワイ
ヤ)2A,2Bを介してスキャナモータドライバ3に入
力される。スキャナモータ制御部2及びスキャナモータ
ドライバ3はそれぞれ別々の集積回路で構成されてい
る。スキャナモータ制御部2及びプリンタエンジン制御
回路1は、いずれもロジック回路であり、1つの集積回
路100として構成されている。
【0040】スキャナモータドライバ3は、スキャナモ
ータ104を駆動し、このスキャナモータ104の回転
速度が回転速度検出器5によって検出され、その検出信
号S1が信号線5Aを介して前記スキャナモータ制御部
2へフィードバックされるようになっている。
【0041】プリンタエンジン制御部1は、画像形成の
解像度に応じた周期のクロックCKをスキャナモータ制
御部2へ出力する。本実施形態ではクロックCKの出力
は電線を介さない(1つの集積回路内)ので、ノイズ発
生を抑えることができる。クロックCKはスキャナモー
タ制御部2内の第2分周器21で1/2n周期(例えば
1/8周期)に分周される。
【0042】一方、スキャナモータ104の回転速度
は、回転速度検出器5により回転速度に応じた矩形波信
号S1に変換される。この矩形波信号S1の波形は、ス
キャナモータ4の回転速度が遅ければ周期は長く、回転
速度が速ければ周期は短くなる。 この速度検出器5か
らの信号S1はスキャナモータ制御部2へ送られ、その
内部にある第1分周器22で1/2m周期(例えば1/
2周期)に分周される。さらに、スキャナモータ制御部
2内には、立上がりパルス発生器23、立下がりパルス
発生器24、第1カウンタ25、及び第2カウンタ26
が設けられ、そのうち、パルス発生器23,24は、第
1分周器22で分周された信号S2の立上がり及び立ち
下がりのタイミングでパルスS3,S4をそれぞれ出力
する(図4参照)。
【0043】第1カウンタ25は、第2分周器21によ
り分周されたクロックCKの数を、決められた数だけカ
ウントするもので、立上がりパルスS3が入力された時
点からカウントを始め、その間、ローレベルの出力信号
S5を出力する(図4参照)。カウント値が決められた
数になると、出力信号S5をハイレベルにする。同様
に、第2カウンタ26は、立ち下がりパルスS4が入力
された時点からカウントを始め、その間、ハイレベルの
出力信号S6を出力する(図4参照)。カウント値が決
められた数になると、出力信号S6をローレベルにす
る。
【0044】第1カウンタ25の出力信号(第1の信
号)S5及び第2カウンタ26の出力信号(第2の信
号)S6は、スキャナモータ制御部2からの出力信号と
して、それぞれ2本の電線2A,2Bを介してスキャナ
モータドライバ3に伝送される。この2つの信号S5,
S6によって、スキャナモータドライバ3に伝えられる
状態は表2に示す通りである。
【0045】
【表2】 すなわち、第1の信号S5及び第2の信号S6が共にロ
ーレベルのとき、または、第1の信号S5及び第2の信
号S6が共にハイレベルのときは、加速も減速もしない
中立状態を表す。又、第1の信号S5がローレベル及び
第2の信号S6がハイレベルのとき、減速状態を、第1
の信号S5がハイレベル及び第2の信号S6がローレベ
ルのときは、加速状態を表している。
【0046】スキャナモータドライバ3は、波形合成器
31で第1及び第2の信号S5,S6を波形合成し、積
分器32を通して電圧レベル変換器33でその波形レベ
ルに応じた電圧を発生し、これをスキャナモータ4へ供
給する。
【0047】このように、スキャナモータ制御部2から
の命令を、スキャナモータ制御部2とは別の集積回路で
構成されたスキャナモータドライバ3へ伝送する場合に
おいて、信号線2A,2Bを介して前記表2に示すよう
に2つの信号S5,S6を組み合わせて送るようにした
ので、中立状態を指示する場合に、従来のようにハイイ
ンピーダンス状態を使わずに済み、ノイズの影響を受け
にくい装置に構成することができる。
【0048】又、この構成によれば、加速及び減速の指
示を、信号S5,S6のいずれかをハイレベル、もう片
方をローレベルという組み合わせによって行うので、以
下に示すようにノイズの影響を受けにくい。
【0049】図5は、加速指示(S5=H,S6=L)
をスキャナモータドライバ3に出力しているときに、第
1及び第2の信号線2A,2Bにノイズが乗った場合の
第1及び第2の信号S5,S6の波形の様子を示す図で
ある。
【0050】図に示すように、ノイズによって瞬間的に
第1及び第2の信号S5,S6が共にハイレベルにな
る。つまり、表2を参照して分かるように、瞬間的に速
度維持の指示になり、スキャナモータ104の回転速度
は加速も減速もしない。仮に、S5=H,S6=Hのと
き加速指示、S5=L,S6=Lのとき減速指示、S5
=H,S6=L又はS5=L,S6=Hのとき速度維持
(中立)の指示を行うように構成したとすると、減速指
示中にノイズが乗った時に加速指示になってしまい、速
度がバタついて安定しない。
【0051】このように本実施形態の信号S5,S6と
加速、減速、速度維持との関係はノイズの影響をできる
だけ抑えることができる。これと同じような効果を得る
ためには表3に示す関係でもよい。
【0052】
【表3】 表3の出力を得るためには、第1カウンタ25及び第2
カウンタ26の出力を前述とは逆の値にすればよい。
【0053】本実施形態では、プリンタエンジン制御回
路1とスキャナモータ制御部2を1つの集積回路100
にしたので、クロックCKのノイズ発生を抑えることが
可能になった。
【0054】又、従来製造していたプリンタエンジン制
御回路201の集積回路のコストとそれほど代わらない
コストで集積回路100を製造することができるので、
実質従来のスキャナモータ制御部202の製造コスト分
のカットによるコスト節約が可能となった。そして、集
積回路100とスキャナモータドライバ3を2本の電線
で接続し、2本の電線の信号が互いに異なるときに加
速、減速の指示、互いに同じ時に速度維持の指示を意味
するように構成したので、外部からのノイズによってモ
ータ104の回転速度が指示通りにならなかったり、回
転速度がバタついてしまったりすることを簡単な構成で
できるだけ抑えることが可能となった。
【0055】上述のレーザビームプリンタが形成する画
像の解像度を切り換える場合、特に高レベル解像度から
低解像度にする場合、スキャナモータ4の回転速度を、
第1の回転速度から該第1の回転速度よりも遅い第2の
回転速度に低下させる。例えば、解像度600dpiか
ら300dpiに切り換える場合には、スキャナモータ
4の回転速度を通常の回転速度(第1の回転速度)から
半分の回転速度(第2の回転速度)に切り換える。
【0056】本実施形態では、プリンタ外部から解像度
を切り換えるように指令された場合、上述のスキャナモ
ータ駆動制御系において、予め決められた時間の間、強
制的に第1及び第2の信号S5,S6の組み合わせを減
速状態に設定する。このように強制的にスキャナモータ
4を減速させることにより、解像度の切り換えをより速
く行うことができる。
【0057】次に、本発明の別の実施形態として、図3
の電線2A,2Bのいずれか又は両方が断線や接触不良
などにより非導通状態になったときに、モータ104が
暴走しないようにした構成について説明する。
【0058】図6は、前述した表3の関係の指示を行う
構成においてモータの暴走を防止するための構成を示す
ブロック図である。
【0059】第1の電線2Aの断線時には、第1の信号
S5をハイレベルとするべく、スキャナモータ基板30
上で信号線2Aにプルアップ抵抗34Aを接続してい
る。これによって、第2の信号S6がハイレベルの場合
であれば中立状態、また第2の信号S6がローレベルの
場合であれば減速状態とすることができ、モータ104
が暴走して異常回転数に到達することを防止することが
できる。
【0060】同様にして、第2の電線2Bの断線時に
は、第2の信号S6をローレベルとするべく、スキャナ
モータ基板30上に信号線2Bにプルダウン抵抗34B
を接続している。これによって、第1の信号S5がロー
レベルの場合であれば中立状態、また第1の信号S5が
ハイレベルの場合であれば減速状態とすることができ、
モータ104が暴走して異常回転数に到達することを防
止することができる。
【0061】電線2A,2Bの両方とも断線した時に
は、信号S5がハイレベル、信号S6がローレベルにな
るので、減速状態とすることができる。このようにどの
ような非導通状態にあってもモータ104が暴走しな
い。
【0062】前述の表2の構成の場合は、電線2Aにプ
ルダウン抵抗を、電線2Bにプルアップ抵抗を接続すれ
ば、上述と同じ様にモータ104の暴走を防止すること
ができる。
【0063】図7は、プルアップ抵抗及びプルダウン抵
抗の位置をスキャナモータドライバ3の外で且つスキャ
ナモータ基板内にした構成を示すブロック図である。図
8は、モータドライバ3内に前記第1電流検出器35A
と前記第2電流検出器35Bを設けた構成を示すブロッ
ク図である。
【0064】第1電流検出器35Aでは、第1の信号S
5の電流を検出する。そして、第1の信号線2Aに電流
が流れていないことが検出された場合には、正常な信号
が伝達されていないと判断して、波形合成器31で減速
状態あるいは中立状態となるように波形合成し、積分器
32を介してその波形レベルに応じた電圧を電圧レベル
変換器33でモータ104の電圧レベルに変換し、その
電圧をモータ104に供給する。
【0065】同様にして、第2電流検出器35Bでは、
第1の信号S6の電流を検出する。そして、第2の信号
線2Bに電流が流れていないことが検出された場合に
は、正常な信号が伝達されていないと判断して、波形合
成器31で減速状態あるいは中立状態となるように波形
合成し、積分器32を介してその波形レベルに応じた電
圧を電圧レベル変換器33でモータ104の電圧レベル
に変換し、その電圧をモータ104に供給する。これに
よって、モータ104の暴走を防止することができる。
【0066】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、ノイズ発生防止回路等の余分な回路を必要と
せず簡単な構成でノイズの影響を受けにくい装置を実現
することができる。これにより、ノイズに起因するスキ
ャナモータの回転ムラを軽減でき、安定した画像形成が
可能となる。
【0067】第2の発明によれば、ノイズの影響を一層
抑えることができ、第1の発明の効果を顕著にすること
ができる。
【0068】第3の発明によれば、ノイズの影響を一層
抑えることができ、第1の発明の効果を顕著にすること
ができる。
【0069】第4の発明によれば、外部指令により、回
転多面鏡の回転速度を予め決められた第1の回転速度か
ら第2の回転速度に変える場合につき、駆動手段に対し
て一定時間、減速状態を強制的に指示するようにしたの
で、例えば画像の解像度切り換えをより速く行うことが
可能となる。
【0070】第5及び第12の発明によれば、第1また
は第2の信号が断線した場合に、駆動手段を加速状態と
するのを禁止する断線時加速禁止手段を設けたので、ノ
イズに起因する駆動手段(例えばスキャナモータ)の回
転ムラを軽減できる上、新たに信号線を通過することな
くスキャナモータの異常回転を防止することができる。
これにより、スキャナモータの回転が常に安定し、高品
質の画像形成が可能となる。
【0071】第6及び第13の発明によれば、ノイズの
影響を一層抑えることができ、第5の発明の効果を顕著
にすることができる。
【0072】第7及び第14の発明によれば、第5また
は第6の発明において、簡単な構成で断線時加速禁止手
段を実現することができる。
【0073】第8及び第15の発明によれば、断線時に
おけるスキャナモータの異常回転の防止を簡易且つ的確
に行うことができる。
【0074】第9及び第16の発明によれば、断線時に
おけるスキャナモータの異常回転の防止を簡易且つ的確
に行うことができる。
【0075】第10及び第17の発明によれば、断線時
におけるスキャナモータの異常回転の防止を簡易且つ的
確に行うことができる。
【0076】第11及び第18の発明によれば、断線時
におけるスキャナモータの異常回転の防止を簡易且つ的
確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザビームプリンタの要部構成を示す斜視図
である。
【図2】レーザビームプリンタの断面図である。
【図3】第1実施形態のスキャナモータ駆動制御系の構
成を示すブロック図である。
【図4】図3の回路における信号のタイミングチャート
である。
【図5】電線2A,2Bにノイズが乗ったときの様子を
示す図である。
【図6】別の実施形態のスキャナモータ駆動制御系の構
成を示すブロック図である。
【図7】別の実施形態のスキャナモータ駆動制御系の構
成を示すブロック図である。
【図8】別の実施形態のスキャナモータ駆動制御系の構
成を示すブロック図である。
【図9】従来のスキャナモータ駆動制御系の構成を示す
ブロック図である。
【図10】図9の回路における信号のタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 プリンタエンジン制御回路 2 スキャナモータ制御部 2A,2B 電線 3 スキャナモータドライバ 5 回転速度検出器 21 第2分周器 22 第1分周器 23 立上がりパルス発生器 24 立下がりパルス発生器 25 第1カウンタ 26 第2カウンタ 30 スキャナモータ基板 31 波形合成器 32 積分器 33 電圧レベル変換器 34A プルアップ抵抗 34B プルダウン抵抗 35A 第1電流検出器 35B 第2電流検出器 104 スキャナモータ S5 第1の信号 S6 第2の信号
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−253284(JP,A) 特開 平7−54677(JP,A) 特開 平6−141150(JP,A) 特開 昭64−47296(JP,A) 実開 平1−113745(JP,U) 実開 昭57−34099(JP,U) 実開 昭63−179546(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/44 G02B 26/10 102 H02P 8/14

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号によって変調されたレーザビー
    ムで感光体上を走査して、画像を形成する画像形成手段
    と、前記レーザビームを偏向するための回転多面鏡を回
    転駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御して、前記回
    転多面鏡の回転速度を所定の範囲内に制御する制御手段
    とを有する画像形成装置において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞれ別々の集積回
    路で構成するとともに、 前記制御手段と前記駆動手段と
    を接続する第1の信号線及び第2の信号線を設け、 前記制御手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線
    へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号の信号レベ
    ルの組み合わせにより、前記駆動手段に対して加速、減
    速及び中立状態のいずれかを指示する構成にしたことを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の信号がハイレベル及び前記第
    2の信号がローレベルのときに加速状態を、前記第1の
    信号がローレベル及び前記第2の信号がハイレベルのと
    きに減速状態を、前記第1の信号及び前記第2の信号が
    共にローレベルのとき、又は前記第1の信号及び前記第
    2の信号が共にハイレベルのときに中立状態をそれぞれ
    指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の信号がローレベル及び前記第
    2の信号がハイレベルのときに加速状態を、前記第1の
    信号がハイレベル及び前記第2の信号がローレベルのと
    きに減速状態を、前記第1の信号及び前記第2の信号が
    共にローレベルのとき、又は前記第1の信号及び前記第
    2の信号が共にハイレベルのときに中立状態をそれぞれ
    指示することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 画像信号によって変調されたレーザビー
    ムで感光体上を走査して、画像を形成する画像形成手段
    と、前記レーザビームを偏向するための回転多面鏡を回
    転駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御して、前記回
    転多面鏡の回転速度を所定の範囲内に制御する制御手段
    とを有する画像形成装置において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞれ別々の集積回
    路で構成するとともに、 前記制御手段と前記駆動手段と
    を接続する第1の信号線及び第2の信号線を設け、 前記制御手段は、 前記第1の信号線と前記第2の信号線へそれぞれ出力す
    る第1の信号と第2の信号の信号レベルの組み合わせに
    より、前記駆動手段に対して加速、減速及び中立状態
    いずれかを指示する構成にし、 外部指令により、前記回転多面鏡の回転速度を予め決め
    られた第1の回転速度から該第1の回転速度よりも遅い
    第2の回転速度に変える場合につき、前記回転多面鏡の
    回転速度が前記第2の回転速度を含む所定の範囲内にな
    るように、前記駆動手段に対して一定時間、前記減速状
    態を強制的に指示するようにしたことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 画像信号によって変調されたレーザビー
    ムで感光体上を走査して、画像を形成する画像形成手段
    と、前記レーザビームを偏向するための回転多面鏡を回
    転駆動する駆動手段と、該駆動手段を制御して、前記回
    転多面鏡の回転速度を所定の範囲内に制御する制御手段
    とを有する画像形成装置において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞれ別々の集積回
    路で構成するとともに、 前記制御手段と前記駆動手段と
    を接続する第1の信号線及び第2の信号線を設け、 前記制御手段は、前記第1の信号線と前記第2の信号線
    へそれぞれ出力する第1の信号と第2の信号の信号レベ
    ルの組み合わせにより、前記駆動手段に対して加速、減
    速又は中立状態のいずれかを指示する構成にし、 さらに前記第1又は第2の信号線が断線した場合に、前
    記駆動手段を加速状態とするのを禁止する断線時加速禁
    止手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記第1の信号がローレベルで且つ前記第2の信号がハ
    イレベルの時に加速状態を、前記第1の信号がハイレベ
    ルで且つ前記第2の信号がローレベルの時に減速状態を
    指示し、前記第1及び第2の信号が共にローレベル又は
    ハイレベルである時には中立状態を指示する構成にした
    ことを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記断線時加速禁止手段は、 前記第1の信号線に接続されたプルアップ抵抗と、前記
    第2の信号線に接続されたプルダウン抵抗とで構成した
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 前記断線時加速禁止手段は、 前記第1の信号線の電流を検出する第1の電流検出手段
    を前記駆動手段内に有し、 前記第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電
    流が流れていないことを検出したときには、前記駆動手
    段を加速状態としないように前記第1及び第2の信号線
    のレベルを制御する構成にしたことを特徴とする請求項
    5又は請求項6記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記断線時加速禁止手段は、 前記第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電
    流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
    号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
    するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
    共にハイレベルにするときには中立状態となるように前
    記駆動手段を制御する構成にしたことを特徴とする請求
    項8記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記断線時加速禁止手段は、 前記第2の信号線の電流を検出する第2の電流検出手段
    を前記駆動手段内に有し、 前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
    流が流れていないことを検出したときには、前記駆動手
    段を加速状態としないように前記第1及び第2の信号線
    のレベルを制御する構成にしたことを特徴とする請求項
    5又は請求項6記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記断線時加速禁止手段は、 前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
    流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
    号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
    するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
    共にローレベルにするときには中立状態となるように前
    記駆動手段を制御する構成にしたことを特徴とする請求
    項10記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 画像信号によって変調されたレーザビ
    ームを偏向するための回転多面鏡を回転駆動する駆動手
    段と、該駆動手段を制御して、前記回転多面鏡の回転速
    度を所定の範囲内に制御する制御手段とを有する画像形
    成装置を用い、前記レーザビームで感光体上を走査し、
    画像形成を行う画像形成方法において、前記制御手段と前記駆動手段とをそれぞれ別々の集積回
    路で構成するとともに、 前記制御手段と前記駆動手段と
    を接続する第1の信号線及び第2の信号線を設けてお
    き、 前記第1の信号線と前記第2の信号線へそれぞれ出力す
    る第1の信号と第2の信号の信号レベルの組み合わせに
    より、前記駆動手段に対して加速、減速又は中立状態
    いずれかを指示する速度制御処理と、 前記第1の信号線又は前記第2の信号線が断線した場合
    には、前記駆動手段を加速状態にするのを禁止する断線
    時加速禁止処理とを実行することを特徴とする画像形成
    方法。
  13. 【請求項13】 前記速度指示処理は、 前記第1の信号がローレベルで且つ前記第2の信号がハ
    イレベルの時に加速状態を、前記第1の信号がハイレベ
    ルで且つ前記第2の信号がローレベルの時に減速状態を
    指示し、前記第1及び第2の信号が共にローレベル又は
    ハイレベルであるとき中立状態を指示することを特徴と
    する請求項12記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】前記第1の信号線にプルアップ抵抗を、
    前記第2の信号線にプルダウン抵抗を接続しておき、 前記断線時加速禁止処理は、 前記プルアップ抵抗及び前記プルダウン抵抗を用いて行
    うことを特徴とする請求項12又は請求項13記載の画
    像形成方法。
  15. 【請求項15】 前記第1の信号線の電流を検出する第
    1の電流検出手段を前記駆動手段内に設けておき、 前記断線時加速禁止処理は、 前記第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電
    流が流れていないことを検出したときには、前記駆動手
    段を加速状態としないように前記第1及び第2の信号線
    のレベルを制御することを特徴とする請求項12又は請
    求項13記載の画像形成方法。
  16. 【請求項16】 前記断線時加速禁止処理は、 前記第1の電流検出手段によって前記第1の信号線に電
    流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
    号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
    するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
    共にハイレベルにするときには中立状態となるように前
    記駆動手段を制御することを特徴とする請求項15記載
    の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 前記断線時加速禁止処理は、 前記第2の信号線の電流を検出する第2の電流検出手段
    を前記駆動手段内に設けておき、 前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
    流が流れていないことを検出したときには、前記駆動手
    段を加速状態としないように前記第1及び第2の信号線
    のレベルを制御することを特徴とする請求項12又は請
    求項13記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 前記断線時加速禁止処理は、 前記第2の電流検出手段によって前記第2の信号線に電
    流が流れていないことを検出した場合に、前記第1の信
    号線をハイレベル及び前記第2の信号線をローレベルに
    するときには減速状態に、前記第1及び第2の信号線を
    共にローレベルにするときには中立状態となるように前
    記駆動手段を制御することを特徴とする請求項17記載
    の画像形成方法。
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