JP2000221422A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000221422A
JP2000221422A JP1991499A JP1991499A JP2000221422A JP 2000221422 A JP2000221422 A JP 2000221422A JP 1991499 A JP1991499 A JP 1991499A JP 1991499 A JP1991499 A JP 1991499A JP 2000221422 A JP2000221422 A JP 2000221422A
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phase
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image forming
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JP1991499A
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Akihiro Fujimoto
昭宏 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模及びコストを増大させることなく高
精度にスキャナの回転動作を制御する。 【解決手段】 画像形成装置は、画像担持体と前記画像
担持体上に光ビームを偏向走査させるためのスキャナと
前記スキャナを回転駆動するための駆動手段とを有する
画像形成手段と、前記スキャナの回転動作に伴う回転検
出信号を出力する検出手段と、前記回転検出信号を用い
て前記スキャナの回転速度を検出し、所定の回転速度に
対する当該回転速度の高低に応じたレベルを有する速度
検出信号を生成する速度制御手段と、前記回転検出信号
を用いて前記スキャナの回転位相と所定の基準位相との
位相を比較し、当該位相差の進みまたは遅れに応じたレ
ベルを有する位相検出信号を生成する位相制御手段と、
前記速度制御信号と前記位相制御信号の信号レベルの組
み合わせに応じて前記駆動手段の回転駆動動作を制御す
る駆動制御手段とを備えて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラープリンタ、
カラー複写機等の、特にレーザスキャナと感光ドラムを
有する電子写真方式の画像形成装置において、特に光ビ
ームを偏向するためのスキャナモータの回転速度制御に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の技術に係る画像形成装置の
全体を説明する図である。
【0003】図9は、4色すなわち、イエローY、マゼ
ンタM、シアンC、ブラックKの画像形成手段を備えた
カラー画像形成装置を示している。同図において、10
1Y〜101BKはそれぞれ、Y、M、C、BKの静電
潜像を形成する感光ドラム、102Y〜102BKは不
図示の画像処理部からの画像信号に応じて露光を行い感
光ドラム101Y〜101BK上に静電潜像を形成する
レーザスキャナ、103は用紙106を各色の画像形成
部に順次搬送する、転写ベルトを兼ねた無端状の搬送ベ
ルト、104は、図示しないモータとギア等でなる駆動
手段と接続され、搬送ベルト103を駆動する駆動ロー
ラ、105は搬送ベルト103の移動に従って回転し、
かつ搬送ベルト103に一定の張力を付与する従動ロー
ラである。
【0004】以下、図9の装置による像形成動作につい
て説明する。
【0005】不図示の画像処理部よりプリントすべきデ
ータがプリンタに送られ、プリント可能状態となると、
用紙カセットから用紙106が供給され搬送ベルト10
3に到達し、搬送ベルト103により用紙が各色の画像
形成部に順次搬送される。搬送ベルト103による用紙
搬送とタイミングを合せて、各色の画像信号が各レーザ
スキャナ102に送られ、感光ドラム101上に静電潜
像が形成され、図示しない現像器でトナーが現像され、
図示しない転写部で用紙106上に転写される。図1で
は、Y、M、C、Kの順に順次画像形成される。その後
用紙106は搬送ベルトから分離され、図示しない定着
器で熱によってトナー像が用紙上に定着され、外部へ排
出される。
【0006】上記構成の画像形成装置の各画像形成部の
レーザスキャナにおいては、各スキャナモータが等速回
転するように各駆動手段を制御する。そして、各画像形
成部で形成された画像を用紙上に重ね合わせて転写す
る。ここで、各画像を用紙上に正確に重ね合わせて転写
するには各感光ドラム上の各画像の主走査方向および副
走査方向における画像形成開始位置が正確に調整されて
いなければならない。
【0007】ここで、主走査方向については、各光ビー
ムの水平同期信号に基づいて各画像の書き出しタイミン
グを各画像形成部毎に調整することによって、各スキャ
ナモータの面位相が互いに一致していなくても画像のず
れを補正することができる。
【0008】また、副走査方向については、各画像形成
部間の距離を副走査方向の画像ピッチの整数倍に設定
し、各画像書き出しのタイミングを1回の光ビーム走査
の周期毎に調整することによって1画素ピッチ以下の画
像ずれに調整することができる。ところが、スキャナモ
ータの面位相が正確に合っていないと1画素ピッチ以下
のずれが発生してしまう。この不具合を解消するため
に、各スキャナモータ制御部に供給する回転基準信号を
共通にして各スキャナモータをPLL制御することが行
われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この様
にスキャナモータのPLL制御を行うためには速度制御
部と位相制御部に対してそれぞれ異なるゲインを設定可
能なPLL制御用の駆動制御回路を備える必要があっ
た。したがって、回路規模が大きくなりコスト増を招く
という課題があった。
【0010】さらに、位相制御部の出力信号のみでスキ
ャナモータを駆動制御する駆動制御回路でスキャナモー
タを起動させるとゲインが小さいために起動時間が長く
なってしまうという課題があった。
【0011】本発明は前述の如き問題点を解決すること
を目的とする。
【0012】本発明の他の目的は、回路規模及びコスト
を増大させることなく、高精度にスキャナの回転動作を
制御する処にある。
【0013】本発明の更に他の目的は、スキャナの回転
速度及び回転位相の制御を快適に行う処にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的下におい
て、本発明においては、画像担持体と前記画像担持体上
に光ビームを偏向走査させるためのスキャナと前記スキ
ャナを回転駆動するための駆動手段とを有する画像形成
手段と、前記スキャナの回転動作に伴う回転検出信号を
出力する検出手段と、前記回転検出手段信号を用いて前
記スキャナの回転速度を検出し、所定の回転速度に対す
る当該回転速度の高低に応じたレベルを有する速度検出
信号を生成する速度制御手段と、前記回転検出信号を用
いて前記スキャナの回転位相と所定の基準位相との位相
を比較し、当該位相差の進みまたは遅れに応じたレベル
を有する位相検出信号を生成する位相制御手段と、前記
速度制御信号と前記位相制御信号の信号レベルの組み合
わせに応じて前記駆動手段の回転駆動動作を制御する駆
動制御手段とを備える構成とした。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて説明する。本実施形態では図9に示した斜視図の
ようにイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK
の4色の画像形成部を有する4ドラム方式のカラー画像
形成装置について説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施形態のスキャナ
モータ制御部に関わる図である。本形態ではイエロー
Y、マゼンタM、シアンC、ブラックKの4色の画像形
成部のそれぞれにレーザスキャナを備えている。図1で
はそのうちの1つのスキャナモータ制御部について示し
たものである。
【0017】図1において、11はスキャナモータ19
の回転速度を所定の基準速度と比較し、スキャナモータ
19を等速に回転駆動制御するための加速信号であるV
ACC(S3)、減速信号VDEC(S4)を発生する
速度ディスクリ回路からなる速度制御部。12は装置内
部の不図示の基準信号発生部からの回転基準信号Ref
BD(S1)と水平同期信号等の回転位置検出信号(S
2)の位相を比較してその位相差に応じた位相遅れを示
す2値信号lag(S5)および位相進みを示す2値信
号lead(S6)を発生する位相比較部。13は前記
VACCおよびlagを合成して加速信号ACC(S
7)を生成するAND回路。14は前記VDECおよび
leadを合成して減速信号DEC(S8)を生成する
AND回路。15は前記ACC、DEC信号に基づいて
コンデンサ16への電流の充放電を行うためのチャージ
ポンプ。17はコンデンサ16で定められた所定の電圧
に基づいてスキャナモータ19を駆動するためのモータ
駆動部。18はスキャナモータ19の回転に応じてポリ
ゴンミラー20で反射された図示しないレーザビームを
検出して主走査方向の書き出し位置の基準となる水平同
期信号(以後、BD信号と呼ぶ)を検出するための水平
同期信号検出部(以後、BDセンサと呼ぶ)であり、ス
キャナモータの回転位置検出手段としての機能を果たす
ものである。21は前記BDセンサ18から出力された
BD信号を分周するための分周期である。
【0018】図2および図3は図1の回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。以下このタイミ
ングチャートを用いて図1のスキャナモータ制御部の動
作を説明する。図2、図3のS1、S2、S3、S5、
S7はそれぞれ、図1のS1、S2、S3、S5、S7
に対応している。
【0019】速度制御部11はBDセンサ18からのB
D信号に基づいて、BD信号の周期が、あらかじめ設定
された周期T1よりも長い期間だけVAAC信号をLO
Wレベルにする。また、BD信号の周期がT1よりも短
い期間だけVDEC信号をLOWレベルにする。チャー
ジポンプ15はACC信号がLOWレベルかつDEC信
号がHIGHレベルのときにコンデンサ16を充電し、
ACC信号がHIGHレベルかつDEC信号がLOWレ
ベルのときにコンデンサ16を放電する。
【0020】モータ駆動部17はコンデンサ16の電圧
に基づいてスキャナモータ19を駆動する。したがっ
て、スキャナモータ19は、BD信号の周期が所定の周
期T1となるように回転駆動制御される。
【0021】次に位相比較部12について説明する。
【0022】あらかじめ定めた所定の周期となるように
設定された回転基準信号RefBD信号(S1)と、B
Dセンサ18の出力BD信号(S2)を分周期20でm
分周した信号(mは自然数)とを位相比較部12に入力
し、位相比較部12では両者の位相を比較してBD信号
がRefBD信号よりも位相が遅れている期間だけla
g信号をLOWレベルとし、位相が進んでいる期間だけ
lead信号をLOWレベルとする。
【0023】図2では、所定の回転速度に対してスキャ
ナモータ19の回転速度が遅いとき、すなわち、VAC
C信号がLOWレベルのときの信号を示した。また、回
転基準信号RefBDに対してBD信号の位相が遅れて
いるときの信号を示した。
【0024】AND回路13は前記VACC信号とla
g信号からチャージポンプ15を制御するACC信号を
合成する回路であり、前記AND回路14は前記VDE
C信号とlead信号からチャージポンプ15を制御す
るDEC信号を合成する回路である。図2に示したよう
に、前記AND回路13によりVACC信号とlag信
号を加えることによりACC信号を合成している。この
ようにACC信号を合成することにより、速度情報だけ
ではなく位相情報も加味してACC信号を得ることがで
きる。このとき、速度制御部の出力と比較して位相比較
部の出力はパルス幅が大きくなる。
【0025】ところで、本形態においては、速度ディス
クリ制御用のチャージポンプに対してACC信号、DE
C信号を供給している。位相比較部の出力は位相差であ
って速度差ではないので位相比較部の出力をBD周期毎
に出力するとゲインが大きくなり過ぎてしまい、スキャ
ナモータ19は定常速度に収束しない場合がある。
【0026】したがって、本実施形態においては、分周
期21でBD信号をm分周してm回に1回だけ位相比較
を行うことにより位相比較部のゲインを下げている。そ
の際、mの値をポリゴンの面数の整数倍にすると、常に
同一のポリゴンの面の情報から位相比較を行うことがで
きるので、ポリゴンの面分割誤差によるBD周期の誤差
をなくすことができる。
【0027】図3にスキャナモータ19の速度が所定の
回転数に到達したときのタイミングチャートを示す。ス
キャナモータ19が所定の回転数に到達すると、速度制
御部11の出力VACCはHIGHレベルとなる。しか
しながら、位相比較部でRefBDとBD信号の位相を
比較してBD信号は位相が遅れている期間でlag信号
がLOWレベルとなる。したがって、その期間だけAC
C信号がLOWレベルとなり、スキャナモータ19を加
速する。スキャナモータ19のBD信号の位相がRef
BD信号の位相に一致するとlag信号はHIGHレベ
ルとなり、スキャナモータ19は速度および位相を所定
の状態に合せて回転する。
【0028】これまで、加速信号について説明してき
た。減速信号については、BD信号が所定の周期T1よ
りも短くなったとき、あるいはBD信号がRefBD信
号と比較して位相が進んだときにLOWレベルとなる。
図3では、T2に示す期間で、T1よりもBD信号の周
期が短くなっているために、図示しないDEC信号がL
OWレベルとなる。上述した動作により、スキャナモー
タ19は速度および位相を所定の状態に合せて回転す
る。
【0029】以上説明したように本実施形態によると、
従来、速度制御のみが可能であった系、特に速度ディス
クリ制御用のモータドライバICを使用した系において
ACC、DEC信号に、mBD周期毎に位相情報を重畳
することによってRefBD信号と位相を揃えてスキャ
ナモータ19を回転駆動制御することができる。特に、
プリンタシステムにおいては、前記速度制御部11、位
相比較部12、分周器21、VACC、VDEC、la
g、lead信号S3、S4、S5、S6およびそれら
の信号の合成回路13、14ゲートアレーあるいはAS
IC内部に含むことができる。また、回転位置検出手段
としてBDセンサの代わりにホール素子等をモータ基板
上に備えて制御を行っても同様の効果を得ることができ
る。
【0030】また、本実施形態で説明したスキャナモー
タ制御部をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそ
れぞれのスキャナモータ制御部に適用して、RefBD
信号を共通の信号とすることで各スキャナモータのポリ
ゴンの面位相を揃えて回転駆動制御することができ、P
LL制御用の信号およびPLL制御用のモータドライバ
ICを用いることなく各画像形成部間で副走査方向の画
像ずれをなくすことができる。
【0031】なお、本形態ではスキャナの回転位置を検
出する手段としてBDセンサを用いたが、これ以外に
も、例えば、スキャナモータ19の回転に伴って出力さ
れるFG信号を用いてもよい。
【0032】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0033】図4は本実施形態のスキャナモータ制御部
に関わる図である。図4では4色のレーザスキャナのう
ちの1つのスキャナモータ制御部について示したもので
ある。第1の実施形態で説明した動作と同じ動作を有す
るものに関しては図1と同じ番号で示してある。各部の
詳細な動作については第1の実施例と同様であるので説
明を省略する。
【0034】本実施形態では、図1のスキャナモータ制
御部に加えて、位相比較部の出力パルスのパルス幅を短
くするパルス幅制御回路22が追加されている点が異な
る。図4のパルス幅制御回路22は、位相比較部12の
出力であるlag0信号パルスS5、lead0信号パ
ルスS6のLOWレベルの期間のパルス幅を短くするも
のである。
【0035】図5はパルス幅制御回路22のブロック図
であり、位相遅れ信号に関してパルス幅を短くする動作
を説明する。lag0信号S5はアップカウンタ201
に入力されてlag0信号がLOWレベルの期間のみア
ップカウンタ201はカウント動作を行う。lag0信
号がHIGHレベルになるとアップカウンタ201はカ
ウント動作を停止し、カウント値はシフトブロック部2
02で1ビットシフトされ、その結果はダウンカウンタ
203にロードされる。すなわち、ダウンカウンタ20
3にはアップカウンタ201でカウントしたカウント値
の1/2の値がロードされることになる。ダウンカウン
タ203はカウント値が0になるまでカウントを行い、
カウントをしている期間はLOWレベルを出力する。上
述した動作により、パルス幅制御回路22はlag0信
号S5を入力としてその入力信号の1/2のパルス幅だ
けLOWレベルとなるlag信号S9を出力することに
なる。
【0036】パルス幅制御ブロックには上述の機能のブ
ロックが2つ入っていてlead信号に関しても同様の
動作を行って、パルス幅を1/2にすることができる。
なお本実施形態ではパルス幅を1/2にする例を示した
ものの、パスル幅1/2に限らない。各画像形成装置に
応じて短くするパルス幅の割合を変えるとよい。
【0037】図6および図7は図4の回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。以下このタイミ
ングチャートを用いて図4のスキャナモータ制御部の動
作を説明する。
【0038】図6、図7のS1、S2、S3、S5、S
7、S9はそれぞれ、図4のS1、S2、S3、S5、
S7、S9に対応している。図4においてパルス幅制御
回路22以外の部分の動作は実施例1で説明した動作と
同じなので説明は省略する。
【0039】図6は所定の回転速度に対してスキャナモ
ータ19の回転速度が遅いとき、すなわち、VACC信
号がLOWレベルのときの信号を示した。また、回転基
準信号RefBDに対してBD信号の位相が遅れている
とき、すなわち、lag0信号がLOWレベルのときの
信号を示した。
【0040】位相比較部12の出力/lag0(S5)
をパルス幅制御回路22によって1/2のパルス幅にし
てlag(S9)として出力する。パルス幅を変換する
ときに一旦パルス幅をカウントしてから出力しているの
で、S5はBD信号の直前にLOWレベルになるのに対
してS9ではBD信号の直後にLOWレベルとなる。速
度制御部11の出力VACCと位相比較部の出力のパル
ス幅を短くした信号lagをAND回路13で合成して
ACC信号S7を生成する。
【0041】ところで、本発明においては、速度ディス
クリ制御用のチャージポンプに対してACC信号、DE
C信号を供給するだけで回転基準信号に位相を合せてス
キャナモータ19を制御している。位相比較部の出力は
位相差であって速度差ではないので位相比較部の出力を
BD周期毎に出力するとゲインが大きくなりすぎてしま
い、スキャナモータ19は定常速度に収束しない場合が
ある。したがって、本実施形態においては、分周器21
でBD信号をm分周してm回に1回だけ位相比較を行う
ことにより位相比較部のゲインを下げている。その際、
mの値をポリゴンの面数の整数倍にすることによって、
常に同一のポリゴン面の情報から位相比較を行うことが
できるので、ポリゴンの面分割誤差によるBD周期の誤
差をすくなくすことができる。
【0042】加えて、位相比較部の出力パルス幅を短く
することで位相比較部のゲインを下げることができて、
BD周期の分周比mの値を小さくすることができる。す
なわち、本実施形態によるとRefBD信号とBD信号
の位相差を検出する頻度をあげることによりきめこまか
な制御が実現できる。
【0043】図7にスキャナモータ19の速度が所定の
回転数に到達したときのタイミングチャートを示す。ス
キャナモータ19が所定の回転数に到達すると、速度制
御部の出力VACCはHIGHレベルとなる。しかしな
がら、位相比較部でRefBDとBD信号の位相を比較
してBD信号は位相が遅れている期間でlag0信号が
LOWレベルとなる。したがって、その期間の1/2の
期間だけACC信号がLOWレベルとなり、スキャナモ
ータ19を加速する。スキャナモータ19のBD信号の
位相がRefBD信号の位相に一致するとlag0信号
はHIGHレベルとなり、スキャナモータ19は速度お
よび位相を所定の状態に合せて回転する。
【0044】以上、加速信号について説明してきた。減
速信号については、BD信号が所定の周期T1よりも短
くなったとき、あるいはBD信号がRefBD信号と比
較して位相が進んだときに同様の動作をする。図7で
は、T2に示す期間で、T1よりもBD信号の周期が短
くなっているために図示しないDEC信号がLOWレベ
ルになる。上述した動作により、スキャナモータ19は
速度および位相を所定の状態に合せて回転する。
【0045】以上説明したように第2の実施形態による
と、従来速度制御のみが可能であった系においてAC
C、DEC信号に、m BD周期毎に位相情報を重畳す
ることによってRefBD信号と位相を揃えてスキャナ
モータ19を回転駆動制御することができる。また、位
相比較部の出力のパルス幅を可変にすることにより、き
めこまかな回転駆動制御が可能になる。本形態の如きプ
リンタシステムにおいては、前記速度制御部11、位相
比較部12、分周器21、VACC、VDEC、lag
0、lead0、lag、lead信号S3、S4、S
5、S6、S9、S10およびそれらの合成部分AND
回路13、14、パルス幅制御回路22はゲートアレー
あるいはASIC内部に含むことができる。
【0046】また、回転位置検出手段として、BDセン
サの代わりにホール素子等をモータ基板に備えて制御を
行っても同様の効果を得ることができる。また、本実施
形態では位相比較部の出力パルス幅を1/2にしたもの
の、パルス幅を短くする割合は1/2に限るものではな
い。
【0047】本実施形態で説明してスキャナモータ制御
部をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのそれぞれ
のスキャナモータ制御部に適用して、RefBD信号を
共通の信号とすることで各スキャナモータのポリゴンの
面位相を揃えて回転駆動制御することができ、PLL制
御用の信号およびPLL制御用のモータドライバICを
用いることなく各画像形成部間で副走査方向の画像ずれ
をなくすことができる。
【0048】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。図8は本実施形態のスキャナモータ制御部に関
わる図である。図8では4色のレーザスキャナのうちの
1つのスキャナモータ制御部について示したものであ
る。第1の実施例で説明した動作と同じ動作を有するも
のに関しては図1と同じ番号で示してある。各部の詳細
な動作については第1の実施例と同様であるので説明を
省略する。
【0049】第3の本実施形態では、図1のスキャナモ
ータ制御部に加えて、位相比較部の出力の有効・無効を
切り替えることができるPLLON信号S11及びAN
Dゲート23、24が追加されている点が異なる。
【0050】QP5、図8において、PLLON信号が
LOWレベルのときは位相比較部12はAND回路1
3、14に出力されて速度制御部の出力と合成される。
PLLON信号S11がHIGHレベルのときは位相比
較部の出力は常にHIGHレベルとなる。すなわち、チ
ャージポンプ15に入力されるACC、DEC信号はP
LLON信号がLOWレベルのときは速度制御部の出力
と位相比較部の出力が合成されたものになり、PLLO
N信号がHIGHレベルのときは速度制御部の出力のみ
となる。
【0051】そして、本実施形態においては不図示の制
御部により、スキャナモータの起動時(プリントON
時)にはPLLON信号をHIGHレベルにして、速度
制御部の出力のみで立ち上げて、所定時間PLLON信
号をLOWレベルとする。
【0052】この様に、スキャナモータ19の駆動開始
から所定時間にPLLON信号をLOWレベルとするこ
とにより、速度制御部により速やかにスキャナモータ1
9を起動して、スキャナモータの速度が定常速度に到達
した後に位相比較を行うことで、速やかにRefBD信
号にBD信号の位相を合せることができる。
【0053】
【発明の効果】以上発明したように、本発明によれば、
位相制御用のICを使用することなく、スキャナを等速
度且つ等位相で回転制御することができ、コストをかけ
ずに精度よくスキャナの面位相を制御することが可能と
なる。
【0054】その結果、形成される画像の副走査方向の
書き出し位置を精度よく調整することができ、高精細な
画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としてのスキャナ制御
回路の構成を示す図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図3】図1の回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態としてのスキャナ制御
回路の構成を示す図である。
【図5】図4の回路のパルス幅制御回路の構成を示す図
である。
【図6】図4の回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図7】図4の回路の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図8】本発明の第3の実施形態としてのスキャナ制御
回路の構成を示す図である。
【図9】本発明が適用される画像形成装置の構成を示す
図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像担持体と前記画像担持体上に光ビー
    ムを偏向走査させるためのスキャナと前記スキャナを回
    転駆動するための駆動手段とを有する画像形成手段と、 前記スキャナの回転動作に伴う回転検出信号を出力する
    検出手段と、 前記回転検出信号を用いて前記スキャナの回転速度を検
    出し、所定の回転速度に対する当該回転速度の高低に応
    じたレベルを有する速度検出信号を生成する速度制御手
    段と、 前記回転検出信号を用いて前記スキャナの回転位相と所
    定の基準位相との位相を比較し、当該位相差の進みまた
    は遅れに応じたレベルを有する位相検出信号を生成する
    位相制御手段と、 前記速度制御信号と前記位相制御信号の信号レベルの組
    み合わせに応じて前記駆動手段の回転駆動動作を制御す
    る駆動制御手段とを備える画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記位相制御手段は、前記回転検出信号
    を分周する分周手段を有し、前記分周手段の出力を用い
    て前記位相検出信号を生成することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回転基準信号は前記スキャナの回転
    周期のn倍(nは2以上の整数)の周期の信号であり、
    前記分周手段は前記回転検出信号をn分周して出力する
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記スキャナはn面のミラーを有するこ
    とを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記位相制御手段は前記位相検出信号の
    パルス幅を短縮する短縮手段を有し、前記パルス幅が短
    縮された信号を出力することを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記駆動制御手段は、前記スキャナの駆
    動開始から所定期間の間は前記速度検出信号のみを用い
    て前記駆動手段を制御し、その後前記速度検出信号と前
    記位相検出信号を用いて前記駆動手段を制御することを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記速度検出信号と前記位相検出信号は
    共に2値信号であることを特徴とする請求項1記載の画
    像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記画像形成手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記検出手段は前記スキャナにより偏向
    走査される光ビームを検出して前記回転検出信号を生成
    するビームディテクタを有することを特徴とする請求項
    1記載の画像形成装置。
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