JP2001290330A - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP2001290330A JP2000298887A JP2000298887A JP2001290330A JP 2001290330 A JP2001290330 A JP 2001290330A JP 2000298887 A JP2000298887 A JP 2000298887A JP 2000298887 A JP2000298887 A JP 2000298887A JP 2001290330 A JP2001290330 A JP 2001290330A
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写媒体上でのレジストズレを抑制して高品
質な画像を形成することができる画像形成装置および画
像形成方法を提供する。 【解決手段】 レジスト制御量と加減速時間とが補正情
報としてテーブル形式で予めROM126に記憶され
る。そして、垂直同期信号が垂直同期用読取センサ40
から出力されると、水平同期信号との同期誤差時間が検
出され、さらに同期誤差時間によるレジストズレを補正
するために必要なレジスト制御量が求められる。それに
続いて、そのレジスト制御量に対応する加減速時間がR
OM126から読み出されて加減速時間として設定され
るとともに、その加減速時間だけ感光体21および中間
転写ベルト41が加減速可能期間に加減速制御される。
これによって、感光体21上へのトナー像の形成位置を
副走査方向にシフト移動し、中間転写ベルト41上での
トナー像の転写開始位置が補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の垂直同期
信号を基準として光ビームを前記垂直同期信号と非同期
の走査タイミングで感光体上で走査して前記感光体上に
トナー像を形成し、さらに当該トナー像を転写媒体に転
写する画像形成装置および画像形成方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、次のように
して転写媒体上にカラー画像を形成している。すなわ
ち、感光体および転写媒体が副走査方向に互いに同期し
て回転駆動される。そして、感光体および転写媒体のう
ちの一方に設けられた基準位置が垂直同期用読取センサ
を通過すると、その度に当該センサから垂直同期信号が
出力される。また、この垂直同期信号が出力されると、
これを基準として、ホストコンピュータなどの外部装置
から入力される画像信号に基づき副走査方向に対してほ
ぼ直交する主走査方向に光ビームが感光体上を走査し、
これによって画像信号に相当する静電潜像が感光体上に
形成される。
【0003】さらに、現像器によって静電潜像がトナー
現像されてトナー像が形成された後、感光体と同期して
副走査方向に回転駆動される転写媒体に転写される。こ
うした転写処理が各トナー色(イエロー、シアン、マゼ
ンタおよびブラック色)について実行され、各トナー像
が重ね合わされて転写媒体上にカラー画像が形成され
る。
【0004】ところで、この種の画像形成装置では、光
ビームの走査タイミングが垂直同期信号と非同期となっ
ていることが多く、垂直同期信号と走査タイミングとの
同期誤差が発生することがある。この場合、同期誤差の
分だけ転写媒体への転写位置がずれてしまう。そのた
め、同期誤差が各トナー色ごとにばらつくことで、トナ
ー色間でトナー像が相互にずれてしまう、つまりレジス
トズレが生じてしまい、画像品質の低下を招いていしま
う。そこで、このような問題を解決するため、例えば特
開平9−80853号公報に記載されたように定常速度
で回転する転写媒体を一時的に加減速制御することによ
って同期誤差を補正する技術が提案されている。
【0005】より具体的には、次のようにして転写媒体
の速度を一時的に加減速制御している。すなわち、この
従来技術では、同期誤差に起因する色ずれ量(本発明の
「レジストズレ」に相当)LEを求めた後、次式 P=(LE[μm]×10-3)/(VB[mm/s]×TB′[ms]
×10-3) にしたがって、速度の補正量Pを求め、所定時間TB′
の間だけ転写媒体の定常速度VBから補正量Pだけ転写
媒体を加減速制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では色ずれ量(レジストズレ)と補正量とが比例
関係にあるという前提に立って転写媒体の速度を変更し
ているが、実際の装置では比例関係になっておらず、例
えば図8に示すように非線形である。そのため、上記式
に基づき転写媒体を補正したのでは同期誤差に起因する
レジストズレを確実に補正することはできず、高品質な
画像を得ることができない。
【0007】また、色ずれ量(レジストズレ)と補正量
との関係は装置環境に応じて変動しやすく、例えば同図
に示すように低温環境(LL)、常温環境(NN)およ
び高温環境(HH)で大きく相違している。したがっ
て、上記式を用いて補正量を一義的に算出したのでは、
装置環境が変動する場合にはレジストズレを適切に補正
することができない。
【0008】さらに、上記式にしたがって演算によって
補正量Pを求める場合、比較的長い演算時間が必要とな
る。そのため、例えばベルト基準信号(本発明の「垂直
同期信号」に相当)が出力されてから潜像の書込みを開
始するまでの限られた時間の間に上記演算ならびに演算
結果に基づく転写媒体の加減速制御を行う場合には、次
のような問題が顕著となる。すなわち、演算に時間がか
かるために、加減速制御可能な時間を短縮せざるを得
ず、急速な加速や減速を行う必要があり、そのような加
減速制御を行うことによりスリップなどが生じて転写媒
体を目標通りに制御することができず、レジストズレを
正確に補正することができなくなる。また、装置構成や
動作シーケンスによっては、演算に時間を取られるため
に、加減速制御するための時間を設定することすら不可
能となることもある。したがって、上記従来技術を適用
することができる画像形成装置は限定されることとな
り、装置設計に対する自由度を低下させる要因の一つと
なっている。
【0009】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、転写媒体上でのレジストズレを抑制して高品質な
画像を形成することができる画像形成装置および画像形
成方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる画像形
成装置および画像形成方法は、駆動手段によって感光体
および転写媒体を副走査方向に回転駆動しながら、前記
感光体または前記転写媒体の回転動作に関連する垂直同
期信号を検出するとともに、装置外部から入力される画
像信号に基づき前記副走査方向に対してほぼ直交する主
走査方向に光ビームを前記垂直同期信号と非同期の走査
タイミングで走査して前記感光体上に前記画像信号に相
当するトナー像を形成した後、当該トナー像を前記転写
媒体に転写するものであって、上記目的を達成するた
め、以下のように構成している。
【0011】この発明は、同期誤差時間と、垂直同期信
号と走査タイミングとの同期誤差に起因するレジストズ
レを補正するための前記転写媒体の加減速パターンとを
関連付け、これら同期誤差時間および加減速パターンを
補正情報として予め記憶部に記憶している。そして、垂
直同期信号と、走査タイミングとの同期誤差時間を検出
すると、前記補正情報に基づき当該同期誤差時間に対応
する加減速パターンを求め、当該加減速パターンに基づ
き前記転写媒体を一時的に加減速制御して前記同期誤差
時間に起因するレジストズレを補正している。
【0012】なお、「回転動作に関連して垂直同期信号
を出力する」とは、感光体または転写媒体が回転するこ
とによって周期的に信号が垂直同期信号検出手段から出
力されることを意味している。
【0013】このように構成された発明では、同期誤差
時間に対応して転写媒体の加減速パターンが予め記憶さ
れており、同期誤差時間が検出されると、その検出結果
に対応する加減速パターンが導き出される。つまり、補
正情報が記憶部にテーブル形式で記憶されており、同期
誤差時間に対応する加減速パターンが迅速に求められ
る。そして、こうして求められた加減速パターンで少な
くとも転写媒体が一時的に加減速制御され、同期誤差時
間に起因するレジストズレが補正される。これによっ
て、垂直同期信号と走査タイミングとが非同期であるこ
とに起因するレジストズレが抑制されて高品質な画像を
形成することができる。また、加減速パターンの導出時
間が演算によって求める従来技術に比べて短縮され、転
写媒体を加減速させることができる時間を長く設定する
ことができ、装置設計の自由度を高めることができる。
【0014】また、装置環境を検出する装置環境検出手
段をさらに設けるとともに、装置環境ごとの補正情報を
予め前記記憶部に記憶しておき、前記装置環境検出手段
によって検出された装置環境に対応する同期誤差時間お
よび加減速パターンを前記補正情報とすることができ
る。このように装置環境に応じて補正情報を切り替える
ように構成することによって、装置環境に適切に対応し
ながらレジストズレが補正される。その結果、装置環境
が変動したとしても、常にレジストズレを抑制して高品
質な画像を形成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明にかかる画像形
成装置の一の実施形態を示す図である。この画像形成装
置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせて
フルカラー画像を形成する装置であり、ホストコンピュ
ータなどの外部装置から画像信号が制御ユニット(図2
中の符号1)に与えられると、この制御ユニットからの
指令に応じてエンジン部Eの各部を制御して転写紙、複
写紙やOHPシートなどのシートSに画像信号に対応す
る画像を形成する。
【0016】このエンジン部Eでは、像担持体ユニット
2の感光体21にトナー像を形成可能となっている。す
なわち、像担持体ユニット2は、図1の矢印方向に回転
可能な感光体21を備えており、さらに感光体21の周
りにその回転方向に沿って、帯電手段としての帯電ロー
ラ22、現像手段としての現像器23Y,23C,23
M,23K、および感光体用クリーナブレード24がそ
れぞれ配置されている。
【0017】この装置では、帯電ローラ22が感光体2
1の外周面に当接して外周面を均一に帯電させた後、感
光体21の外周面に向けて露光ユニット3からレーザ光
(光ビーム)Lが照射される。この露光ユニット3は、
同図に示すように、画像信号に応じて変調駆動される半
導体レーザなどの発光素子31を備えており、この発光
素子31からのレーザ光Lが高速モータ32によって回
転駆動される多面鏡33に入射されている。そして、多
面鏡33によって反射されたレーザ光Lはレンズ34お
よびミラー35を介して感光体21上に主走査方向(同
図の紙面に対して垂直な方向)に走査して画像信号に対
応する静電潜像を形成する。なお、符号36は主走査方
向における同期信号、つまり水平同期信号HSYNCを得る
ための水平同期用読取センサである。
【0018】こうして形成された静電潜像は現像部23
によってトナー現像される。すなわち、この実施形態で
は現像部23として、イエロー用の現像器23Y、シア
ン用の現像器23C、マゼンタ用の現像器23M、およ
びブラック用の現像器23Kがこの順序で感光体21に
沿って配置されている。これらの現像器23Y,23
C,23M,23Kは、それぞれ感光体21に対して接
離自在に構成されており、制御ユニットからの指令に応
じて、上記4つの現像器23Y,23C,23M,23
Kのうちの一の現像器が選択的に感光体21に当接する
とともに、高電圧が印加されて選択された色のトナーを
感光体21の表面に付与して感光体21上の静電潜像を
顕在化する。
【0019】現像部23で現像されたトナー像は、ブラ
ック用現像器23Kと感光体用クリーナブレード24と
の間に位置する一次転写領域R1で転写ユニット4の中
間転写ベルト41上に一次転写される。また、一次転写
領域R1から周方向(図1の矢印方向)に進んだ位置に
は、感光体用クリーナブレード24が配置されており、
一次転写後に感光体21の外周面に残留付着しているト
ナーを掻き落とす。
【0020】次に、転写ユニット4の構成について説明
する。この実施形態では、転写ユニット4は、ローラ4
2〜47と、これら各ローラ42〜47に掛け渡された
中間転写ベルト41と、この中間転写ベルト41に転写
された中間トナー像をシートSに二次転写する二次転写
ローラ48と、1つの直流モータを駆動源として感光体
21および中間転写ベルト41を同期して回転駆動する
感光体/ベルト駆動部(図2中の符号41a)とを備え
ている。そして、カラー画像をシートSに転写する場合
には、感光体21上に形成される各色のトナー像を中間
転写ベルト41上に重ね合わせてカラー画像を形成する
とともに、給排紙ユニット6の給紙部63によってカセ
ット61、手差しトレイ62あるいは増設カセット(図
示省略)からシートSを取出して二次転写領域R2に搬
送する。さらに、このシートSにカラー画像を二次転写
することでフルーカラー画像を得ている。
【0021】なお、二次転写後、中間転写ベルト41の
外周面に残留付着しているトナーについては、ベルトク
リーナ49に設けられているクリーナブレード491に
よって除去される。すなわち、このベルトクリーナ49
は、中間転写ベルト41を挟んでローラ46と対向して
配置されており、適当なタイミングでクリーナブレード
491が中間転写ベルト41に対して当接してその外周
面に残留付着しているトナーを掻き落す。
【0022】また、ローラ43の近傍には、中間転写ベ
ルト41の基準位置を検出するためのセンサ40が配置
されており、主走査方向とほぼ直交する副走査方向にお
ける同期信号、つまり垂直同期信号VSYNCを得るための
垂直同期用読取センサとして機能する。
【0023】上記のようにして転写ユニット4によって
トナー像が転写されたシートSは、給排紙ユニット6の
給紙部63によって所定の給紙経路(2点鎖線)に沿っ
て二次転写領域R2の下流側に配設された定着ユニット
5に搬送され、搬送されてくるシートS上のトナー像を
シートSに定着する。そして、当該シートSはさらに給
紙経路に沿って排紙部64に搬送された後、標準排紙ト
レイに排紙される。
【0024】次に、図1の画像形成装置の電気的構成に
ついて図2を参照しつつ説明する。この画像形成装置
は、ホストコンピュータなどの外部装置から画像信号が
制御ユニット1のメインコントローラ11に与えられる
と、このメインコントローラ11のCPU111からの
指令に応じてエンジンコントローラ12が図1に示すよ
うに構成されたエンジン部Eの各部を制御してシートS
に画像信号に対応する画像を形成する。
【0025】このエンジンコントローラ12はCPU1
21を有しており、エンジン部Eからの入力信号として
水平同期用読取センサ36から水平同期信号HSYNCを、
また垂直同期用読取センサ40から垂直同期信号VSYNC
を、また定着ユニット5に設けられた温度センサ51か
ら定着温度を示す温度信号を、さらに感光体21(また
は転写ユニット4)の近傍に配設された装置環境検出セ
ンサ7から装置環境、特に一次転写領域R1の近傍温度
を示す信号を、それぞれ受けている。また、これらの入
力信号および各種情報などに基づき、CPU121はク
ロック信号を感光体/ベルト駆動制御回路122に与え
る。この感光体/ベルト駆動制御回路122では、与え
られたクロック信号に基づき感光体/ベルト駆動部41
a、特に直流モータを駆動制御して感光体21と中間転
写ベルト41とを同期して回転駆動し、感光体21の回
転速度および中間転写ベルト41の搬送速度Vを加減速
制御している。このように、本実施形態では、いわゆる
外部クロック方式によって直流モータを加減速制御して
いる。
【0026】また、エンジンコントローラ12には、転
写ユニット4を制御する専用の制御回路として、感光体
/ベルト駆動制御回路122以外にも転写ローラ離当接
制御回路123およびベルトクリーナ離当接制御回路1
24をさらに備えている。この転写ローラ離当接制御回
路123はCPU121から指令信号に基づき二次転写
ローラ用駆動部48aを制御して適当なタイミングで二
次転写ローラ48を中間転写ベルト41に対して離当接
させる。一方、ベルトクリーナ離当接制御回路124は
CPU121から指令信号に基づきCB信号をベルトク
リーナ用駆動部49aを与えることでベルトクリーナ用
駆動部49aを制御して適当なタイミングでクリーナブ
レード491を中間転写ベルト41に対して離当接させ
る。
【0027】なお、図中の符号113はホストコンピュ
ータなどの外部装置よりインターフェース112を介し
て与えられた画像を記憶するためにメインコントローラ
11に設けられた画像メモリであり、符号125はエン
ジン部Eを制御するための制御データやCPU121に
おける演算結果などを一時的に記憶するためのRAMで
あり、さらに符号126はCPU121で行う演算プロ
グラムならびに後で詳述する補正情報などを記憶するR
OMである。
【0028】次に、上記のように構成された画像形成装
置の動作について、まず概要動作について説明した後、
本発明の特徴と密接に関連するレジスト制御動作につい
て詳述する。
【0029】図3は、図1の画像形成装置における動作
シーケンスの一例を示すタイミングチャートである。同
図に示すように、装置電源を投入した後、あるいは画像
形成装置のスリープモードが解除されると、中間転写ベ
ルト41が回転搬送されて垂直同期用読取センサ40か
ら垂直同期信号VSYNCが間欠的に出力される。そして、
垂直同期信号VSYNCがタイミングVT1〜VT7,…で出
力されるごとに、各垂直同期信号VSYNCを基準とし、所
定回数だけ水平同期信号HSYNCが出力されると、水平同
期信号HSYNCに基づく走査タイミングでレーザ光Lを変
調しながら走査してイエロー静電潜像、シアン静電潜
像、マゼンタ静電潜像およびブラック静電潜像がこの順
序で繰り返して感光体21上に形成される。また、静電
潜像が形成された後、現像器23Y,23C,23M,
23Kのうちの一の現像器が選択的に感光体21に当接
して感光体21上の静電潜像を顕在化し、そのトナー像
を中間転写ベルト41上に一次転写する。この一次転写
処理は従来より垂直同期信号VSYNCの出力から所定時間
だけ経過した後に開始されており、こうして各トナー像
の転写開始位置を揃えることで、各トナー像のレジスト
処理を行っている。
【0030】そして、上記一次転写処理を4色分繰り返
すと、4色のトナー像が中間転写ベルト41上で重ね合
わされてカラー画像が形成される。こうしてカラー画像
が得られると、二次転写ローラ48がシートSを挟んで
中間転写ベルト41に当接してシートSにカラー画像を
二次転写するとともに、CB信号に応じてクリーナブレ
ード491が中間転写ベルト41に当接して当該ベルト
表面に残存しているトナーが除去される。このような動
作が繰り返されてカラー画像が形成されたシートSが順
次標準排紙トレイに排紙される。
【0031】ところで、この実施形態は、垂直同期信号
VSYNCと水平同期信号HSYNC(走査タイミング)とは非
同期状態にあるため、従来技術と同様の問題を有してい
るが、この問題を次に説明するレジスト制御を採用する
ことで解消している。
【0032】図4は、図1の画像形成装置におけるレジ
スト制御を示すフローチャートである。この画像形成装
置では、垂直同期信号VSYNCが垂直同期用読取センサ4
0からCPU121に出力される毎(ステップS1)
に、CPU121は以下に説明するステップS2〜S5
を実行している。
【0033】まず、ステップS2では、垂直同期信号V
SYNCと、水平同期用読取センサ36から出力される水平
同期信号HSYNCとの同期誤差時間ΔTerrorを検出する
(図5)。この同期誤差時間ΔTerrorが取り得る値は
ゼロから最大、水平同期信号HSYNCの1周期ΔTdotの
範囲である。
【0034】そして、次のステップS3で、同期誤差時
間ΔTerrorによるレジストズレを補正するために必要
なレジスト制御量Raaを次式 Raa=W×ΔTerror/ΔTdot ただし、Wは副走査方向において互いに隣接する走査線
の間隔である、に基づき求める。例えば、副走査方向に
おける解像度が600dpiである場合、走査線の間隔
Wは42.3μmとなる。
【0035】また、装置環境検出センサ7によって装置
内部、特に一次転写領域R1の近傍温度を計測すること
によって装置環境を検出する(ステップS4)。
【0036】こうして求まったレジスト制御量Raaおよ
び装置の内部温度に対応する加減速時間をROM126
から読み出して加減速時間ΔTUDVとして設定する(ス
テップS5)。この実施形態では、装置の内部温度に基
づき装置内部の装置環境を低温環境(LL)、常温環境
(NN)および高温環境(HH)の3段階に分けて、表
1に示すように各装置環境におけるレジスト制御量Raa
と、感光体/ベルト駆動部41aの駆動源たる直流モー
タの加減速時間ΔTUDVとを関連付け、これらレジスト
制御量Raaおよび加減速時間ΔTUDVを補正情報として
予めROM126に記憶している。つまり、補正情報
(レジスト制御量Raaおよび加減速時間ΔTUDV)が記
憶部として機能するROM126にテーブル形式で記憶
されている。
【0037】
【表1】 なお、同表中の「設定乗数」とは加減速時間ΔTUDVの
間における最大加減速量ΔVを示す乗数であり、マイナ
ス値は一定速度Vcons(図6)で回転している感光体2
1および中間転写ベルト41を減速させることを意味す
る一方、プラス値は感光体21および中間転写ベルト4
1を加速することを意味している。また、ここでは、レ
ジスト制御量が0である場合を除いて設定乗数の絶対値
をすべて「31」に設定して速度Vconsに対して約0.
数パーセントだけ加減速させている。ただし、設定乗数
の値はこれに限定されるものではなく、任意である。ま
た、レジスト制御量や装置環境に応じて設定乗数を異な
った値に設定してもよい。
【0038】また、ステップS2で求めたレジスト制御
量Raaと、直流モータの加減速時間ΔTUDVとを関連付
け、補正情報として予めROM126に記憶している
が、同期誤差時間ΔTerrorと本発明の「加減速パター
ン」に相当する加減速時間ΔTUDVとを関連付け、これ
ら同期誤差時間ΔTerrorおよび加減速時間ΔTUDVを補
正情報として予めROM126に記憶するようにしても
よい。
【0039】上記のようにして、レジスト制御量Raaに
対応する加減速時間ΔTUDVが設定されると、図6に示
すように、各トナー像を一次転写するにあたって、感光
体21を所定の加減速可能期間の間に、CPU121は
感光体/ベルト駆動制御回路122に与えるクロック信
号を変化させて感光体/ベルト駆動部41aの駆動源た
る直流モータを加減速制御する(ステップS6)。ここ
で、「加減速可能期間」とは、VIDEO信号がHレベ
ルにあり、露光処理が停止している間の期間をいう。ま
た、この加減速可能期間において、1つ前のトナー像の
一次転写処理を継続している場合があるが、この実施形
態では中間転写ベルト41は感光体21と同期して駆動
制御されるため、感光体21および中間転写ベルト41
の加減速制御と並行して一次転写されるトナー像に乱れ
は生じない。
【0040】直流モータの加減速制御によって、一定速
度Vconsで回転していた感光体21および中間転写ベル
ト41が加減速時間ΔTUDVの間だけ一時的にΔVだけ
加減速され、潜像形成位置を基準潜像形成位置(予め設
定されている潜像形成位置)に対して副走査方向にレジ
スト制御量Raaだけシフト移動させる。これによって中
間転写ベルト41上でのトナー像の転写位置も副走査方
向にレジスト制御量Raaだけ移動する。
【0041】転写開始位置の補正が完了すると、ステッ
プS1に戻り、次の垂直同期信号VSYNCが出力されるの
を待ち、垂直同期信号VSYNCの出力とともに、上記ステ
ップS2〜S6を繰り返す。
【0042】以上のように、この実施形態によれば、感
光体21および中間転写ベルト41の速度を垂直同期信
号VSYNCと水平同期信号HSYNC(走査タイミング)との
同期誤差時間ΔTerrorに対応して加減速制御している
ので、感光体21上へのトナー像の形成位置を副走査方
向にシフト移動し、中間転写ベルト41上でのトナー像
の転写開始位置を補正することができる。そして、かか
る補正によって、垂直同期信号VSYNCと水平同期信号H
SYNC(走査タイミング)とが非同期であることに起因す
るレジストズレを抑制して高品質な画像を形成すること
ができる。
【0043】また、上記実施形態では、CPU121か
ら感光体/ベルト駆動制御回路122に与えるクロック
信号を変化させて感光体/ベルト駆動部41aの駆動源
たる直流モータを加減速制御する、いわゆる外部クロッ
ク方式で直流モータを制御している。そのため、優れた
制御性で直流モータを制御することができる。というの
も、外部クロック方式を採用した場合、CPU121か
ら与えるクロック信号を変更することで任意の制御波形
(加減速パターン)で直流モータを制御することができ
るからである。より具体的には、上記実施形態では、図
6に示すように矩形状の制御波形で直流モータを加減速
制御しているが、例えば図7に示すように台形状や三角
形状の制御波形で直流モータを加減速制御することがで
きる。このように、同期誤差時間の大きさに応じて適切
な制御波形で直流モータを制御することで、短時間で、
かつ高精度に感光体21上へのトナー像の形成位置を副
走査方向にシフト移動し、中間転写ベルト41上でのト
ナー像の転写開始位置を補正することができる。
【0044】また、上記実施形態では、レジスト制御量
Raaと、感光体/ベルト駆動部41aの駆動源たる直流
モータの加減速時間ΔTUDVとを関連付け、これらを補
正情報として予め表1に示すようにテーブル形式でRO
M126に記憶している。したがって、装置の個体差や
設置環境などに応じてテーブル中の補正情報を最適に設
定したり、随時変更することができ、装置の個体差など
による影響を緩和することができる。
【0045】また、レジスト制御量Raaと加減速時間Δ
TUDVとを補正情報としてテーブル形式でROM126
に記憶しているので、レジスト制御量Raaに対応する加
減速時間ΔTUDVを迅速に求めることができる(ステッ
プS5)。その結果、その導出時間が演算によって求め
ていた従来技術に比べて短縮され、加減速可能期間を有
効に利用することができる。つまり、従来技術の如く演
算によって加減速時間ΔTUDVを求める場合には加減速
可能期間において演算処理に多く時間が費やされてしま
い、実際に中間転写ベルト41を加減速させるのに使用
可能な時間が短くなってしまうのに対し、この実施形態
によれば、導出時間が短縮されるため、加減速可能期間
の多くを中間転写ベルト41の加減速制御に利用するこ
とができる。このように導出時間による制約を抑制し、
装置設計の自由度を高めることができる。
【0046】さらに、この実施形態では、レジスト制御
量Raaと直流モータの加減速時間ΔTUDVとを装置環境
ごとに設定しているため、装置内の環境、特に温度が変
化したとしても、装置環境の変動に追随した加減速時間
ΔTUDVが得られ、如何なる装置環境においても、レジ
ストズレを抑制し、高品質な画像を形成することができ
る。なお、ここでは、装置環境のみを考慮しているが、
その他の環境因子、例えば湿度をも考慮してレジスト制
御量Raaと直流モータの加減速時間ΔTUDVとを環境因
子ごとに設定するようにしてもよい。
【0047】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記実施形態では、レジスト制御量Raaに
応じて転写開始位置を調整するために、感光体21と中
間転写ベルト41とを同期して加減速制御することで、
感光体21上での潜像形成位置をレジスト制御量Raaに
応じて副走査方向にシフト移動させている。ここで、感
光体21上での潜像形成位置をシフト移動させる方法と
しては、上記感光体/ベルト駆動制御以外に、露光タイ
ミングを制御することでも可能である。そこで、感光体
/ベルト駆動制御と露光タイミング制御とを組み合わせ
てもよい。
【0048】また、上記実施形態では、感光体21と中
間転写ベルト41とを一の直流モータによって駆動制御
することで両者を同期して駆動しているが、感光体用モ
ータを駆動源として感光体21を駆動制御する感光体駆
動部と、転写媒体用モータを駆動源として中間転写ベル
ト41を駆動制御するベルト駆動部とを設け、これらの
感光体駆動部とベルト駆動部とで本発明にかかる「駆動
手段」を構成し、この駆動手段によって感光体21と中
間転写ベルト41とを同期駆動するようにしてもよい。
【0049】また、上記のように感光体駆動部とベルト
駆動部とを別個に設けた場合には、感光体21を一定速
度で回転駆動する一方、中間転写ベルト41のうちトナ
ー像の形成されない領域が一次転写領域R1に位置して
いる期間(一次転写を行わない期間)において、レジス
ト制御量Raaに基づき中間転写ベルト41のみを加減速
制御して転写開始位置を調整するようにしてもよい。
【0050】また、上記実施形態では、駆動源として直
流モータを用いているが、これ以外に交流モータやパル
スモータなどのモータ全般を用いることができる。
【0051】また、上記実施形態にかかる画像形成装置
は、ホストコンピュータなどの外部装置よりインターフ
ェース112を介して与えられた画像を複写紙、転写
紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに印字
するプリンタであるが、本発明は複写機やファクシミリ
装置などの電子写真方式のカラー画像形成装置、つまり
複数色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成する画
像形成装置全般に適用することができる。
【0052】また、上記実施形態では、露光ユニット3
では、水平同期用読取センサ36を設け、この水平同期
用読取センサ36から出力される水平同期信号HSYNCに
基づき走査タイミングを決定しているが、走査タイミン
グの決定方法はこれに限定されるものではなく、例えば
制御ユニット1内での内部クロック信号を基準に走査タ
イミングを決定してもよい。
【0053】また、上記実施形態では、中間転写ベルト
41の基準位置をセンサ40で検出して垂直同期信号V
SYNCを出力しているが、直流モータの回転軸あるいはロ
ーラ42〜47のいずれかのローラにロータリエンコー
ダを接続し、ロータリエンコーダの出力から垂直同期信
号VSYNCを抽出するように構成してもよい。また、中間
転写ベルト41の代わりに感光体21の基準位置をセン
サで検出したり、感光体21にロータリエンコーダを接
続することによって垂直同期信号VSYNCを得るように構
成してもよい。このようにロータリエンコーダで垂直同
期信号を得る場合には、ロータリエンコーダが本発明の
「垂直同期信号検出手段」として機能することとなる。
【0054】さらに、上記実施形態では、感光体21上
に形成されたトナー像を中間転写ベルト41上に転写す
る転写工程を、各トナー色について実行して中間転写ベ
ルト41上にカラー画像を形成しているが、中間転写ベ
ルト以外の転写媒体(転写ドラム、転写ベルト、転写シ
ート、中間転写ドラム、中間転写シート、反射型記録シ
ートあるいは透過性記憶シートなど)にトナー像を転写
してカラー画像を形成する画像形成装置にも本発明を適
用することができる。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、同期
誤差時間に対応して転写媒体の加減速パターンを予めテ
ーブル形式で記憶しておき、同期誤差時間が検出される
と、その検出結果に対応する加減速パターンを導き出す
ように構成しているので、同期誤差時間に対応する加減
速パターンを迅速に求めることができる。そして、こう
して求められた加減速パターンで少なくとも転写媒体を
一時的に加減速制御し、同期誤差時間に起因するレジス
トズレを補正しているので、垂直同期信号と走査タイミ
ングとが非同期であることに起因するレジストズレが抑
制されて高品質な画像を形成することができる。また、
加減速パターンの導出時間を演算によって求める従来技
術に比べて導出時間を短縮することができるので、転写
媒体を加減速させることができる時間を長く設定するこ
とができ、装置設計の自由度を高めることができる。
【0056】また、装置環境を検出する装置環境検出手
段をさらに設けるとともに、装置環境ごとの補正情報を
予め前記記憶部に記憶しておき、前記装置環境検出手段
によって検出された装置環境に対応する同期誤差時間お
よび加減速パターンを前記補正情報とすることによっ
て、装置環境に適切に対応しながらレジストズレを補正
することができる。したがって、このように構成された
発明によれば、装置環境が変動したとしても、常にレジ
ストズレを抑制して高品質な画像を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態
を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示す図であ
る。
【図3】図1の画像形成装置における動作シーケンスの
一例を示すタイミングチャートである。
【図4】図1の画像形成装置におけるレジスト制御を示
すフローチャートである。
【図5】垂直同期信号と水平同期信号との関係を示す図
である。
【図6】この実施形態における直流モータの加減速制御
の一態様を示す図である。
【図7】この実施形態における直流モータの加減速制御
の他の態様を示す図である。
【図8】補正量と色ずれ量(レジストズレ)との関係を
示すグラフである。
【符号の説明】
1…制御ユニット(制御手段) 2…像担持体ユニット 3…露光ユニット(露光手段) 4…転写ユニット(転写手段) 7…装置環境検出センサ 12…エンジンコントローラ(制御手段) 21…感光体 23…現像部(現像手段) 23Y,23C,23M,23K…現像器(現像手段) 36…水平同期用読取センサ 40…垂直同期用読取センサ(垂直同期信号検出手段) 41…中間転写ベルト(転写媒体) 41a…感光体/ベルト駆動部(駆動手段) 121…CPU(制御手段) 122…感光体/ベルト駆動制御回路 126…ROM(記憶部) HSYNC…水平同期信号 Raa…レジスト制御量 VSYNC…垂直同期信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DA17 DA18 DA20 DC04 DE07 DE09 EA03 EC06 EC09 EC20 ED02 ED06 ED16 ED24 EE01 EE03 EE04 EE07 EE08 2H030 AA01 AD17 BB01 BB21 BB42 BB46 BB53 BB56 BB71 2H032 AA05 AA15 BA09 BA11 BA15 CA02 CA13 CA14 2H076 AB02 AB16 AB31 AB67 AB68

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 副走査方向に回転自在な感光体および転
    写媒体と、前記感光体および前記転写媒体を前記副走査
    方向に回転駆動する駆動手段と、前記感光体または前記
    転写媒体の回転動作に関連して垂直同期信号を出力する
    垂直同期信号検出手段と、装置外部から入力される画像
    信号に基づき前記副走査方向に対してほぼ直交する主走
    査方向に光ビームを前記垂直同期信号と非同期の走査タ
    イミングで走査して前記感光体上に前記画像信号に相当
    する静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現
    像して前記感光体上にトナー像を形成する現像手段と、
    前記転写媒体に前記感光体上のトナー像を転写する転写
    手段と、垂直同期信号と走査タイミングとの同期誤差時
    間に応じて前記駆動手段を制御することによって少なく
    とも前記転写媒体を一時的に加減速制御して前記同期誤
    差時間に起因するレジストズレを補正する制御手段とを
    備えた画像形成装置において、 前記制御手段は、同期誤差時間と、垂直同期信号と走査
    タイミングとの同期誤差に起因するレジストズレを補正
    するための前記転写媒体の加減速パターンとを関連付
    け、これら同期誤差時間および加減速パターンを補正情
    報として予め記憶する記憶部を備え、前記補正情報に基
    づき実際に検出された同期誤差時間に対応する加減速パ
    ターンを求め、当該加減速パターンに基づき前記転写媒
    体を加減速制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 装置環境を検出する装置環境検出手段を
    さらに備え、 前記制御手段は装置環境ごとの前記補正情報を予め前記
    記憶部に記憶しておき、前記装置環境検出手段によって
    検出された装置環境に対応する同期誤差時間および加減
    速パターンを前記補正情報とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶部は、同期誤差時間に代えて、
    同期誤差時間によって生じるレジストズレを補正するた
    めに必要となるレジスト制御量を、前記転写媒体の加減
    速パターンと関連付け、これらレジスト制御量および加
    減速パターンを前記補正情報として予め記憶している請
    求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段は、少なくとも1つ以上の
    モータを駆動源として前記感光体および前記転写媒体を
    互いに同期して前記副走査方向に回転駆動するように構
    成されており、 前記制御手段は、同期誤差時間に応じて前記モータを制
    御して前記転写媒体と前記感光体とを一時的に加減速制
    御し、前記感光体上へのトナー像の形成位置を前記副走
    査方向にシフト移動させることによってレジストズレを
    補正する請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動手段は、前記感光体を前記副走
    査方向に回転駆動する感光体用モータと、前記転写媒体
    を前記副走査方向に回転駆動する転写媒体用モータとを
    有しており、 前記制御手段は、同期誤差時間に応じて前記転写媒体用
    モータを制御して前記感光体に対して前記転写媒体を相
    対的に加減速制御し、前記転写媒体上でのトナー像の転
    写開始位置を前記副走査方向において補正することによ
    ってレジストズレを補正する請求項1ないし3のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記加減速パターンを示す値として前記
    モータを加減速制御する加減速時間が同期誤差時間また
    はレジスト制御量と関連付けて前記記憶部に記憶されて
    いる請求項4または5記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 駆動手段によって感光体および転写媒体
    を副走査方向に回転駆動しながら、前記感光体または前
    記転写媒体の回転動作に関連する垂直同期信号を検出す
    るとともに、装置外部から入力される画像信号に基づき
    前記副走査方向に対してほぼ直交する主走査方向に光ビ
    ームを前記垂直同期信号と非同期の走査タイミングで走
    査して前記感光体上に前記画像信号に相当するトナー像
    を形成した後、当該トナー像を前記転写媒体に転写する
    画像形成方法において、 同期誤差時間と、垂直同期信号と走査タイミングとの同
    期誤差に起因するレジストズレを補正するための前記転
    写媒体の加減速パターンとを関連付け、これら同期誤差
    時間および加減速パターンを補正情報として予め記憶す
    る記憶工程と、 垂直同期信号と、走査タイミングとの同期誤差時間を検
    出する検出工程と、 前記補正情報に基づき実際に検出された同期誤差時間に
    対応する加減速パターンを求め、当該加減速パターンに
    基づき前記転写媒体を一時的に加減速制御して前記同期
    誤差時間に起因するレジストズレを補正する補正工程と
    を備えたことを特徴とする画像形成方法。
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