JP3142821U - 園芸用ピンチ - Google Patents

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Abstract

【課題】大きくして使用容易としても活着率が低下せず、植物の茎葉等の誘因等にも使用できる園芸用ピンチを提供する。
【解決手段】一端に挟持部16,18が、他端には把持部20、22を有する1対のピンチ本体部材部12,14が中間部で開閉可能に連結され、一端の両把持部20,22を指で摘むと他端の両挟持部16,18が開き、かつ輪状ばね40で両挟持部16,18が常時当接する方向に付勢された園芸用ピンチにおいて、把持部20,22の操作を2本の指の腹の部分で摘み行い得る程度の大きさを有し、かつ両挟持部16、18には野菜苗の接ぎ木部分を挟持し得る挟持凹部27,29がピンチ本体部材12,14を横切る方向に連続して形成され、さらに張設した線状体と植物の茎葉とを保持し得る保持空間部50を挟持部16,18に接して設けた園芸用ピンチ。
【選択図】図1

Description

本考案は園芸用ピンチに関するものであり、先ず第1は、特にトマト等の野菜苗の接ぎ木作業において接ぎ木部分を挟持し接ぎ木苗を育成すると共に、生育時にはその茎葉を張設された平ひも、平テープ等の線状材と一緒に保持させて誘因し、栽培し得るようにした園芸用ピンチに関するものである。第2は、花卉等の生育時に使用する園芸用ピンチに関するものであり、特に先端側で支柱を挟持し、係合突部寄りの保持空間部で花柄、茎葉、枝等を好適な状態に保持できるようにした園芸用ピンチに関するものである。
従来よりトマト等の果菜類の苗の接ぎ木は、台木、接ぎ穂共に軟弱な幼苗を用いるので繊細な極く小さいピンチ(接ぎ木用クリップ)を使用している。図8(イ)に示すようにこの接ぎ木用ピンチ90はピンチ本体部材92の長さL1は20mm程度の小さいものである。
ところが接ぎ木作業時において、ピンチ先端側(挟持部)で接ぎ木部を挟持する際ピンチ後端側(把持部)を2本の指で摘んで操作しなければならないが、このピンチは非常に小形であるので、指先先端の極く狭い部分(つま先)で摘む操作をしなければならず、使い難くて手間が掛かり、また作業者が疲労し易いという欠点があった。
そこで、これを解消するためピンチ自体をそのまま大形化(通常の洗濯はさみ程度)しようとすると、接ぎ木部が押し潰されてしまうので活着率が著しく低下するという問題点があり、実現困難であると考えられていた。
すなわち、図8(ロ)は図8(イ)と同じ縮尺で表示した普通の洗濯ばさみ94を示す。ピンチ本体部材96の長さL2は55mm程度であり、従来の接ぎ木用ピンチ(接ぎ木用クリップ)90の何倍も大きい。重さで比較すると、接ぎ木用ピンチ90は約0.2〜0.3grであるが、洗濯はさみは約20grで約10倍ほど重い。従って、接ぎ木用ピンチ90に代えて洗濯はさみ程度の大形のピンチを使用するときには、接ぎ木部が押し潰されてしまうので、とても使用できないと考えられており、試行する者もなかった。また、従来より、接ぎ木作業を容易にするための大形化した接ぎ木用ピンチの提案も見当たらない。
特開平6−217640号公報 実開平1−167149号公報
本考案の解決すべき問題点は、使用を容易にするため従来のものに比し大形化しようとすると接ぎ木の活着率が低下することである。
本考案はこのような事情を背景としてなされたものであり、本考案の目的は従来のものに比し大形化しても接ぎ木の活着を阻害することがなく、かつ使用容易で、作業能率の向上を図り得ると共に作業者の疲労を軽減し得る園芸用ピンチを提供することである。また、本考案は1つのピンチで接ぎ木作業のみならず、トマト等の果菜類の生長時には、茎葉等を張設された線状体等に誘因する際にも使用し得る園芸用ピンチを提供することである。さらにまた花卉の育成において、一端で支柱を挟持すると共に花柄、茎葉等を保持案内し得る別の園芸用ピンチを提供することである。そこで、本願考案者は上記問題点を解決し、本考案の目的達成のため、種々研究の結果接ぎ木部を挟持する凹部を設けることにより、大形のピンチでも接ぎ木部が押し潰されることを回避できることを見いだし、本願考案に想到したものである。
このような目的を達成するためになされた本考案は、次のように構成される。
A 一端部に目的物を挟持するための挟持部と他端部には指で把持するための把持部を有し、かつ中間部には互いに結合させるための結合突部を備えた1対のピンチ本体部材を、両結合突部を介して開閉可能に結合し輪状ばねで両挟持部が常時当接する方向に付勢された園芸用ピンチにおいて、ピンチ本体部材は両挟持部間を開閉するための把持部の操作を2本の指の腹の部分で摘んで行い得る程度の大きさを有し、かつ両挟持部の挟持部同士が対向する対向面側にはトマト等の野菜苗の接ぎ木作業時に接ぎ木した部分を挟持し得る挟持凹部がピンチ本体部材を横切る方向に連続して設けられ、さらに結合突部と挟持部との間には少なくとも生育中のトマトその他の果菜類あるいはその他の植物の茎葉と張設された線状体とを同時に保持し得る保持空間部が開口可能に設けられている園芸用ピンチ。
B A項記載の園芸用ピンチにおいて、線状体は平テープ、平紐その他これに類するものである園芸用ピンチ。
C A項もしくはB項記載の園芸用ピンチにおいて、挟持凹部は接ぎ木した部分が嵌り込み対向する挟持部の挟持凹部と協同して接ぎ木した部分を挟持し得る半円状もしくは円弧状あるいはV字状の壁面を有する凹部である園芸用ピンチ。
D 一端部に目的物を挟持するための挟持部と他端部には指で把持するための把持部を有し、かつ中間部には互いに結合させるための結合突部を備えた1対のピンチ本体部材を、両結合突部を介して開閉可能に結合し輪状ばねで両挟持部が常時当接する方向に付勢された園芸用ピンチにおいて、両挟持部の挟持部同士が対向する対向面側には花卉その他の植物を支持するための支柱もしくはこれに類するものを挟持し得る挟持凹部がピンチ本体部材を横切る方向に設けられると共に、結合突部と挟持部との間に少なくとも花柄、葉、茎、枝の1または2以上あるいはすべてを同時に保持し得る保持空間部が開口可能に設けられるようにしたことを特徴とする園芸用ピンチ。
E A項〜D項のいずれか1項に記載の園芸用ピンチにおいて、各ピンチ本体部材の結合突部はピンチ本体部材の一方の側面部寄りに突設された所定厚さの単独の突状部と他方の側面部寄りに所定隙間を隔てて突設された1対の突状部を備えてなり、一方のピンチ本体部材の単独の突状部が他方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に嵌り込み、一方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に他方のピンチ本体部材の単独の突状部が嵌り込むことによって両ピンチ本体部材が互いに開閉可能に結合されるようにした園芸用ピンチ。
ここに、本考案の園芸用ピンチで接ぎ木作業時に使用対象となる野菜苗は、トマトの苗に限らず、接ぎ木の行われるすべての各種野菜の苗を含むものである。
本考案は上述のように構成されているので、次に記載する効果を奏する。
ピンチ本体部材の大きさを、両挟持部間を開閉するための把持部の操作を2本の指の腹の部分で摘んで行い得る程度のサイズ(例えば通常の洗濯ばさみ程度のサイズ)に大きくした園芸用ピンチは、使用容易で、作業能率の向上を図り得ると共に作業者の疲労を軽減することができる利点がある。
各挟持部の先端側には挟持部同士が対向する部分にピンチ本体部材を横切る方向に線状体を挟持し得る連続した挟持凹部を設けることによって、接ぎ木部の挟持を的確に行い得ることができる。特に挟持凹部を半円状もしくは円弧状あるいはV字状の壁面を有する凹部とすることによって接ぎ木部には円周方向の各部から押し付ける力が作用することになり、接ぎ木後の保持が好適に行い得る。また、挟持部と結合突部との間には、生育中のトマトその他の果菜類あるいはその他の植物の茎葉と張設された平テープ、平紐等とを、同時に保持し得る保持空間部が開口可能に設けらているので、接ぎ木用のピンチと、茎葉の誘因用のピンチとを別個に備えなくても共用することができ、経費の軽減を図ることができる。
さらに、各挟持部の挟持部同士が対向する対向面側には支柱を挟持する挟持凹部がピンチ本体部材を横切る方向に設けられると共に、結合突部と挟持部との間には花柄,茎葉等を保持し得る保持空間部が開口可能に設けられたピンチでは、花柄、茎葉等の支持誘因やその調節が極めて簡単に行うことができる。
園芸用ピンチは少なくとも洗濯はさみ程度に大きくし、2本の指の腹で摘んで容易に操作できるようにし、かつピンチ本体部材先端の挟持部の内側にトマト苗等の接ぎ木部を挟持する挟持凹部をピンチ本体部材を横切る方向に連続して設け、しかも挟持凹部を半円状もしくは円弧状あるいはV字状の壁面を有する凹部として、接ぎ木部の保持を的確に、かつ接ぎ木部を傷めないようにする。また、花柄、茎葉等を保持する保持空間部の開口部は花柄、茎葉等を横方向に出し入れするのに十分な大きさとする。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
本考案の接ぎ木に使用する園芸用ピンチ10は、通常の洗濯ばさみ程度の大きさのものが使用されるが、図1〜図4では拡大して図示されている。図1〜図4において12、14はピンチ本体部材であり、それぞれの一端部にはトマト等の野菜苗の接ぎ木作業時に接ぎ木部を挟持するための挟持部16、18が、他端部には指で把持するための把持部20、22が形成され、その中間部には結合突部24、26が設けられている。挟持部16,18には、互いに対向する対向面側に接ぎ木部を挟持し保持しするための挟持凹部27、29が、挟持部16,18を横切る方向に連続して形成されている。すなわち、挟持凹部27、29はその一端部から他端部に至るまで断面形状と寸法が変わることがない。
結合突部は通常の洗濯はさみにも形成されるよく知られた構成であるので、要点を簡単に説明する。
図3に示すようにピンチ本体部材12の結合突部24は、幅方向の一方の側端部(図上では左端側)寄りに所定厚さの単独の突状部28が突設され、他方の側端部(図上で右端側)寄りに所定厚さの1対の突状部30、32が所定隙間を隔てて突設されてなり、ピンチ本体部材14の結合突部26は、一方の側端部(図上で左端側)寄りに所定厚さの1対の突状部34、36が所定隙間を隔てて突設され、他方の側端部(図上で右端側)寄りに所定厚さの単独の突状部38が突設されている。なお、各突状部の先端部は半円状とされると共にその各突状部の基部側方には円弧状の凹部が形成されている。
そして、一方のピンチ本体部材の単独の突状部が他方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に嵌り込み、一方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に他方のピンチ本体部材の単独の突状部が嵌り込むことによって両ピンチ本体部材が互いに結合できるようにされている。これによって、ピンチ本体部材12、14は開閉可能に結合されると共に輪状ばね40により両挟持部16、18が互いに当接するように付勢されている。
このように、一方のピンチ本体部材の1対の突状部間に他方のピンチ本体部材の単独の突状部が嵌り込み、他方のピンチ本体部材の1対の突状部間に一方のピンチ本体部材の単独の突状部が嵌り込むことにより、両ピンチ本体部材間の結合はがたつくことなく好適に行われ、かつ結合がはずれ難くなるという利点がある。
ピンチ本体部材12は図1、図2に示すように把持部20の端部寄り部分から結合突部24に至る間に上面部を有するが、そこには長手状の透し孔42が形成され、ここから輪状ばね40が挿入され、その端部は結合突部24より挟持部16寄り部分に形成された係止凹部44に嵌め込まれて取付られる。また、透し孔42の係止凹部44寄り端部には係止凹部44に近づくにつれてピンチ本体部材12の上面部からの距離が小さくなる方向に底面が傾斜した傾斜底面部46が設けられている。傾斜底面部46は輪状ばね40の取付時に、輪状ばね40の端部あるいは輪状ばね取付用工具先端の保持部を案内し、その取付を容易にするものである。傾斜底面部46は図1に示すように側方の肉厚が厚くされる。なお、ピンチ本体部材12とピンチ本体部材14は形状、寸法共に全く同一であり、同じものを裏面同士が向かい合うように結合して使用するものである。例えば、ピンチ本体部材14においても前記傾斜底面部46と同様な傾斜底面部47が設けられている。部品番号や各部位の番号等は、説明の都合上同一のものを使用せず変更したものである。
挟持部16、18には図1,図4に示すように、円弧状の壁面を有する挟持凹部27,29が形成されている。この挟持凹部は前述したように接ぎ木部を的確に挟持し保持する作用をするものである。さらに、挟持部16,18と結合突部24,26との間には、図1に示すように保持空間部50が形成され、両把持部20,22を指で把持することにより開口可能とされている。
保持空間部50は圃場に張設された平テープ、平紐等と一緒に栽培中のトマトなどの茎葉や枝等を保持し、誘因するために使用する。そのため保持空間部50の最大径の部分は、本実施例では約12mmとされ、張設した平紐等と茎葉、枝等を十分に保持し得る程度の大きさとされている。また把持部20,22を摘んで挟持部16、18を開いたとき保持空間部50は、平紐等と茎葉や枝等への着脱をし易くするためできるだけ大きく開口するようにし、ここでは最大約18mm開くようにされている。
把持部20、22には図1、図2に示すように複数のすべり止52、54が設けられている。各すべり止は突条をなし、各把持部を横切る方向に形成されるが、その高さは約0.5mm以上とすることが望ましい。圃場やビニルハウス等では葉についた露や水分等で指がすべり易いが、突条の高さを高くすることによりピンチ使用時、すべり難くなり、使用し易いという利点がある。
図5は上記実施例の園芸用ピンチ10の使用状態を示す説明図であり、図5(イ)に示すように斜めに切断した苗の接ぎ穂56を、台木58に刃物で設けた割れ目に差し込み、図5(ロ)に示すようにその接ぎ木部分60をピンチ10で挟持して、活着するまでその状態を保持し、活着確認後適当な期間をおいてピンチ10を取り外す。ピンチ10は従来の接ぎ木用クリップに比し大形で使い易いので、接ぎ木部の挟持、取り外しも軽快に能率良く行うことができる。

図5(ハ)は圃場に張設された平紐62に生育中のトマトの茎64を沿わせ、平紐62と一緒に茎64をピンチ10の保持空間部50内に挟んで誘因保持して栽培するようにした状態を示す。本園芸用ピンチ10は、トマト等の接ぎ木苗の育成が終わった段階で、栽培中のトマト等の茎葉や枝の保持誘因にも使用できるので、それぞれ別個に用意する場合に比し、コスト軽減を図ることができるという利点がある。
図7(イ)は花卉栽培において、花柄、茎葉、枝等を誘因、保持するのに使用する園芸用ピンチ70を示す。図1に示す接ぎ木用の前記園芸用ピンチ10と同様な構成であるが、ピンチ本体部材72,74の挟持部76,78に形成される挟持凹部80,82は支柱を挟持する際使用され、軟弱な野菜苗の接ぎ木には使用しないので強い力で挟持してもよく、また挟持凹部は支柱の太さに適合するように決定することが望ましい。さらに、保持空間部84は誘因、保持する花柄、茎葉、枝等の量(嵩)を収容できるサイズとされている。収容する量に応じて段階的にサイズを変えたものを使用してもよい。図7(ロ)は同実施例のピンチ70の使用状態を示す。ピンチ70はその挟持部で支柱85を挟持して止めると共に花柄87をピンチ70の保持空間部で保持するようにしたもので、花柄の倒伏や折損を防止することができる。ピンチ70は支柱85の任意位置に止めることができ、また簡単に移動調節ができるので、針金をビニール被覆したタイバンドや紐等で支柱に結び付ける場合に比し、はるかに簡単容易で便利であるという利点がある。
前記接ぎ木用のピンチの実施例では、挟持凹部として半円状の壁面を有する凹部としたが、円弧状の壁面を有する凹部としたり、図6に示すようにV字状の挟持凹部86とすることも可能である。なお、上記実施例ではトマト苗の接ぎ木やトマトの生育時の誘因について説明したが、トマト苗以外の野菜苗の接ぎ木やトマト以外の植物の生育時の誘因に使用できることはいうまでもない。
以上本考案の一実施例について説明したが、本考案はこのような実施例に何等限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得ることはもちろんである。
本考案のピンチは野菜苗の接ぎ木用、野菜の茎葉の保持誘因用や支柱を使用した花柄、茎葉等の保持誘因,倒伏防止用であるが、次のような分野でも利用可能である。
本考案の接ぎ木用のピンチは野菜苗の接ぎ木用であるが、強度を高めサイズを大きくすれば木本類の接ぎ木にも適用可能である。また、保持空間部を有するピンチではある程度散らばって生えている複数本の草本を束ねて保持空間部に収容することにより、支柱等を使用せずとも、草本の相互作用により倒伏を防止することができる。
本考案の実施例を示す一部破断正面図である。 同実施例の平面図である。 (イ)は図1におけるA−A断面図であり、(ロ)は同図における要部分解説明図である。 図1の実施例に示す部品12の底面図である。 (イ)、(ロ)は図1の実施例の使用状態を示す説明図であり、(ハ)は同実施例の他の使用状態を示す説明図である。 本考案の実施例の部分的な変形例を示す説明図である。 (イ)は本願の他の考案の実施例を示す一部破断正面図、(ロ)は同実施例の使用状態を示す説明図である。 (イ)、(ロ)は接ぎ木用クリップの従来例と、通常の洗濯ばさみとのサイズ等の相違を同一尺度で示す説明図である。
符号の説明
10 園芸用ピンチ
12 ピンチ本体部材
14 ピンチ本体部材
16 挟持部
18 挟持部
20 把持部
22 把持部
24 結合突部
26 結合突部
27 挟持凹部
28 突状部
29 挟持凹部
30 突状部
32 突状部
34 突状部
36 突状部
38 突状部
40 輪状ばね
42 透し孔
44 係止凹部
50 保持空間部
56 接ぎ穂
58 台木
60 接ぎ木部分
62 平紐
64 茎
70 園芸用ピンチ
72 ピンチ本体部材
74 ピンチ本体部材
84 保持空間部

Claims (5)

  1. 一端部に目的物を挟持するための挟持部と他端部には指で把持するための把持部を有し、かつ中間部には互いに結合させるための結合突部を備えた1対のピンチ本体部材を、両結合突部を介して開閉可能に結合し輪状ばねで両挟持部が常時当接する方向に付勢された園芸用ピンチにおいて、ピンチ本体部材は両挟持部間を開閉するための把持部の操作を2本の指の腹の部分で摘んで行い得る程度の大きさを有し、かつ両挟持部の挟持部同士が対向する対向面側にはトマト等の野菜苗の接ぎ木作業時に接ぎ木した部分を挟持し得る挟持凹部がピンチ本体部材を横切る方向に連続して設けられ、さらに結合突部と挟持部との間には少なくとも生育中のトマトその他の果菜類あるいはその他の植物の茎葉と張設された線状体とを同時に保持し得る保持空間部が開口可能に設けられている園芸用ピンチ。
  2. 請求項1記載の園芸用ピンチにおいて、線状体は平テープ、平紐その他これに類するものである園芸用ピンチ。
  3. 請求項1もしくは請求項2記載の園芸用ピンチにおいて、
    挟持凹部は接ぎ木した部分が嵌り込み対向する挟持部の挟持凹部と協同して接ぎ木した部分を挟持し得る半円状もしくは円弧状あるいはV字状の壁面を有する凹部である園芸用ピンチ。
  4. 一端部に目的物を挟持するための挟持部と他端部には指で把持するための把持部を有し、かつ中間部には互いに結合させるための結合突部を備えた1対のピンチ本体部材を、両結合突部を介して開閉可能に結合し輪状ばねで両挟持部が常時当接する方向に付勢された園芸用ピンチにおいて、両挟持部の挟持部同士が対向する対向面側には花卉その他の植物を支持するための支柱もしくはこれに類するものを挟持し得る挟持凹部がピンチ本体部材を横切る方向に設けられると共に、結合突部と挟持部との間に少なくとも花柄、葉、茎、枝の1または2以上あるいはすべてを同時に保持し得る保持空間部が開口可能に設けられるようにしたことを特徴とする園芸用ピンチ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の園芸用ピンチにおいて、各ピンチ本体部材の結合突部はピンチ本体部材の一方の側面部寄りに突設された所定厚さの単独の突状部と他方の側面部寄りに所定隙間を隔てて突設された1対の突状部を備えてなり、一方のピンチ本体部材の単独の突状部が他方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に嵌り込み、一方のピンチ本体部材の1対の突状部の隙間に他方のピンチ本体部材の単独の突状部が嵌り込むことによって両ピンチ本体部材が互いに開閉可能に結合されるようにした園芸用ピンチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013183666A (ja) * 2012-03-07 2013-09-19 Kami Plus Kk 植物茎誘引用結束具

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