JP3142212B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP3142212B2
JP3142212B2 JP06269476A JP26947694A JP3142212B2 JP 3142212 B2 JP3142212 B2 JP 3142212B2 JP 06269476 A JP06269476 A JP 06269476A JP 26947694 A JP26947694 A JP 26947694A JP 3142212 B2 JP3142212 B2 JP 3142212B2
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稔典 佐々木
真司 入谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁調理器やガスコン
ロ、ハロゲンヒータを利用したコンロ等、特に揚げ物を
調理することができる加熱調理器に関し、詳しくはその
食材投入時の温度降下を迅速に回復させることができる
加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の調理器は、鍋に収容した
油を加熱してその油温を所定の設定温度に維持してお
き、該油の中に食材を投入して揚げ物調理を行うことが
できる。この調理器では、油温として油の温度を直接検
出するのではなく、鍋の温度を検出するようにしてい
る。このような揚げ物調理の場合、油中に食材を投入す
ると、油温は一旦低下し、しばらくしてから回復する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、食材投
入による油温度の低下は鍋温度の低下より大きいうえ、
回復時には鍋温度の方が速く温度上昇する。このため、
油温は鍋温度の検出温度よりも遅れて上昇し、検出温度
によって見かけ上設定温度に回復しても油温は未だ設定
温度に達していないという現象が生じる。連続して食材
を投入する場合には、この現象が累積するので、油温は
設定温度よりも相当低くなっていることがある。このよ
うな現象により、従来の加熱調理器では、揚げ物の揚が
り具合が悪いという問題があった。本発明は、かかる問
題点に鑑みてなされたもので、食材の投入による被加熱
物の低下を迅速に設定温度まで回復させることができる
加熱調理器を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の発明は、鍋内に収容された被加熱物を設定温
度に加熱する加熱手段と、被加熱物の温度を検出する温
度検出手段と、食材の投入により前記温度検出手段によ
る検出温度が設定温度より所定温度以上に降下すると、
前記加熱手段に最大電力による加熱を行なわせ、前記温
度検出手段による検出温度が設定温度に回復した後も、
所定時間、前記加熱手段に最大電力による加熱を追加し
て行わせる加熱制御手段と、前記温度検出手段による検
出温度の温度降下時点から温度回復時点までの時間を計
時するタイマ手段と、該タイマ手段による時間の大小に
応じて、温度回復後における最大電力による追加加熱時
間を設定する追加加熱時間設定手段とを備えたものであ
る(請求項1)。
【0005】また、第2の発明は、鍋内に収容された被
加熱物を設定温度に加熱する加熱手段と、被加熱物の温
度を検出する温度検出手段と、食材の投入により前記温
度検出手段による検出温度が設定温度より所定温度以上
に降下すると、前記加熱手段に最大電力による加熱を行
なわせ、前記温度検出手段による検出温度が設定温度に
回復した後も、所定時間、前記加熱手段に最大電力によ
る加熱を追加して行わせる加熱制御手段と、食材の投入
により前記温度検出手段による検出温度が降下した後、
その検出温度が回復する間における検出温度の変化率を
演算する温度変化率演算手段と、該温度変化率演算手段
による温度変化率の大小に応じて、温度回復後における
最大電力による追加加熱時間を設定する追加加熱時間設
定手段とを備えたものである(請求項2)。
【0006】
【作用】前記発明の構成において、食材の投入によって
被加熱物の温度が設定温度より所定温度以上降下する
と、最大電力で加熱が行われ、検出温度が設定温度まで
回復した後も、さらに最大電力で所定時間、加熱が追加
して行われる。これにより、被加熱物の温度が設定温度
まで回復する。検出温度が設定温度まで回復したとして
も被加熱物の温度は未だ設定温度に回復しておらず、設
定温度との間にズレがあることは前述した通りである。
このズレは、食材投入時の温度降下時点から温度回復時
点までの時間または温度回復時の温度上昇率に比例す
る。その時間や温度変化率に応じて追加加熱時間が設定
されるので、さらに正確に被加熱物の温度が設定温度ま
で回復する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は本発明に係る加熱調理器の一実施例であ
る電磁調理器を示す。この調理器の本体1は、上面に鍋
2が載置されるトッププレート3を有している。本体1
の内部には、環状の誘導加熱コイル4が前記トッププレ
ート3の内面に対向して配設されている。誘導加熱コイ
ル4の下方には、フェライト板5が配設されている。誘
導加熱コイル4の中央で、かつ、トッププレート3の内
面には、温度検出手段としてのサーミスタ6が取り付け
られている。
【0008】前記本体1の内部には、さらに、誘導加熱
コイル4に高周波電圧を印加するインバータ装置7と、
制御装置8とが設けられている。制御装置8は、マイク
ロコンピュータからなり、前記サーミスタ6からの検出
温度に基づきタイマ手段9と協働して前記インバータ装
置7を駆動して鍋2を加熱する加熱制御手段10と、前
記サーミスタ6からの検出温度とタイマ手段9で計時さ
れる時間に基づいて検出温度の温度変化率を演算する温
度変化率演算手段11と、該温度変化率演算手段11又
はタイマ手段9で計時される時間に基づいて追加加熱時
間を設定する追加加熱時間設定手段12とを構成してい
る。
【0009】本体1の外部には、図2に示すような操作
表示パネル13が設けられている。このパネル13に
は、通電を行って調理を開始するための加熱キー14、
通電をオフするための切キー15、湯沸かしを行うため
の湯わかしキー16、揚げ物に適した温度を設定して加
熱を行うあげものキー17、調理タイマー設定用の時間
キー18a及び分キー18b、タイマー取消キー18
c、火かげん設定用のアップ及びダウンキー19a,1
9b、さらに以上のキーの操作に基づいて設定された条
件や調理状況を表示する液晶表示板20とが配置されて
いる。
【0010】以下、揚げ物調理を行う場合の前記制御装
置8の動作を図3のフローチャートに従って説明する。
油を収容した鍋2をトッププレート3に載置してあげも
のキー17を押すと、図3に示すように、まずステップ
101で通常加熱制御を行い、油温は設定温度Tcに維
持される。そして、食材が投入され、ステップ102で
サーミスタ6による検出温度THが設定温度Tcから1
0℃以上降下したか否かを判断し、降下していなければ
ステップ101の通常の加熱制御を行い、降下していれ
ばステップ103で最大電力で加熱する。これにより、
油温及び検出温度は図6に示すように上昇してゆく。
【0011】次に、ステップ104で検出温度THが設
定温度Tc以上になるまで待機した後、さらにステップ
105で1分経過するまで待機してから、ステップ10
1の通常の加熱制御を行う。なお、前記ステップ105
における待機時間は、1分に限定されるものではない。
これにより、図6に示すように、検出温度THが設定温
度Tcまで回復した後も、さらに追加して最大電力で加
熱が継続されるので、油温が設定温度Tcまで迅速に回
復する。
【0012】図4は本発明の他の実施例を示し、食材投
入後の温度変化率TRによって追加加熱時間taを設定
するものである。ステップ201で、通常加熱制御を行
い、ステップ202で食材投入による温度降下があるか
否かを判断し、なければステップ201に戻って通常加
熱制御を継続し、温度降下があればステップ203で6
秒間の温度変化率TRを演算しておく。なお、この温度
変化率TRを演算するのは、ステップ204とステップ
205の間で行ってもよい。
【0013】そして、ステップ204で検出温度THが
設定温度Tcから10℃以上降下したか否かを判断し、
降下していなければステップ201に戻って通常の加熱
制御を行い、降下していればステップ205で温度変化
率TRが1℃以上のときは追加加熱時間taを1分、温
度変化率TRが1℃未満のときは追加加熱時間taを
0.5分に設定しておいて、ステップ208で最大電力
で加熱する。これにより、油温は上昇してゆく。なお、
追加加熱時間taは、前記数値に限定されるものではな
い。
【0014】次に、ステップ209で検出温度THが設
定温度Tc以上になるまで待機した後、さらにステップ
210で追加加熱時間ta分が経過するまで待機してか
ら、ステップ201の通常の加熱制御を行う。これによ
り、検出温度THが設定温度まで回復した後も、さらに
ta分間、追加して最大電力で加熱が継続されるので、
油温が設定温度Tcまで迅速かつ正確に回復する。
【0015】なお、この実施例では、食材投入後の温度
降下時における温度変化率TRを演算してこれに基づい
て追加加熱時間taを設定するようにしたが、食材投入
後の温度回復時の温度変化率TR´を演算してこれに基
づいて追加加熱時間taを設定するようにしてもよい。
【0016】図5は本発明のさらに他の実施例を示し、
食材投入後の温度回復時間tによって追加加熱時間ta
を設定するものである。ステップ301で、通常加熱制
御を行い、ステップ302で食材投入による温度降下が
あるか否かを判断し、なければステップ301に戻って
通常加熱制御を継続し、温度降下があればステップ30
3で時間測定を開始する。
【0017】そして、ステップ304で検出温度THが
設定温度Tcから10℃以上降下したか否かを判断し、
降下していなければステップ305で時間測定を中止し
てからステップ301に戻って通常の加熱制御を行い、
降下していればステップ306で最大電力で加熱する。
これにより、油温は上昇してゆく。
【0018】次に、ステップ307で検出温度THが設
定温度Tc以上になるまで待機した後、ステップ308
で時間測定を終了してこの時間をtとし、ステップ30
9でこの時間tに基づいて追加の加熱時間taを設定す
る。そして、ステップ310でこの追加加熱時間ta分
が経過するまで待機してから、ステップ301の通常の
加熱制御を行う。これにより、検出温度THが設定温度
まで回復した後も、さらにta分間、追加して最大電力
で加熱が継続されるので、油温が設定温度Tcまで迅速
かつ正確に回復する。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明によれば、食材の投入によって被加熱物の温度が低
下しても、食材投入時の検出温度の温度降下時点から温
度回復時点までの時間によって追加加熱時間が調整され
るので、迅速かつ確実に設定温度まで回復し、揚げ物の
場合、揚げ具合が悪くなるようなことはない。第2の発
明によれば、食材投入時の検出温度が回復する間におけ
る温度変化率によって追加加熱時間が調整されるので、
被加熱物の温度は確実に設定温度まで回復する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による加熱調理器の断面図である。
【図2】 図1の加熱調理器の操作表示パネルの平面図
である。
【図3】 第1実施例による揚げ物調理時の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 第2実施例による揚げ物調理時の動作を示す
フローチャートである。
【図5】 第3実施例による揚げ物調理時の動作を示す
フローチャートである。
【図6】 揚げ物調理時における検出温度及び油温の変
化と、電力の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…調理器本体、2…鍋、4…誘導加熱コイル(加熱手
段)、6…サーミスタ(温度検出手段)、7…インバー
タ装置、8…制御装置、9…タイマ手段、10…加熱制
御手段、11…温度変化率演算手段、12…追加加熱時
間設定手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−352917(JP,A) 特開 平4−20310(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 37/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋内に収容された被加熱物を設定温度に
    加熱する加熱手段と、 被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、 食材の投入により前記温度検出手段による検出温度が設
    定温度より所定温度以上に降下すると、前記加熱手段に
    最大電力による加熱を行なわせ、前記温度検出手段によ
    る検出温度が設定温度に回復した後も、所定時間、前記
    加熱手段に最大電力による加熱を追加して行わせる加熱
    制御手段と、 前記温度検出手段による検出温度の温度降下時点から温
    度回復時点までの時間を計時するタイマ手段と、 該タイマ手段による時間の大小に応じて、温度回復後に
    おける最大電力による追加加熱時間を設定する追加加熱
    時間設定手段とを備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 鍋内に収容された被加熱物を設定温度に
    加熱する加熱手段と、 被加熱物の温度を検出する温度検出手段と、 食材の投入により前記温度検出手段による検出温度が設
    定温度より所定温度以上に降下すると、前記加熱手段に
    最大電力による加熱を行なわせ、前記温度検出手段によ
    る検出温度が設定温度に回復した後も、所定時間、前記
    加熱手段に最大電力による加熱を追加して行わせる加熱
    制御手段と、 食材の投入により前記温度検出手段による検出温度が降
    下した後、その検出温度が回復する間における検出温度
    の変化率を演算する温度変化率演算手段と、 該温度変化率演算手段による温度変化率の大小に応じ
    て、温度回復後における最大電力による追加加熱時間を
    設定する追加加熱時間設定手段とを備えたことを特徴と
    する加熱調理器。
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CN105795956A (zh) * 2016-05-31 2016-07-27 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 烹饪电器
CN108294643B (zh) * 2017-01-12 2021-11-02 浙江绍兴苏泊尔生活电器有限公司 空气炸锅
CN113126507B (zh) * 2019-12-31 2024-04-12 广东美的生活电器制造有限公司 烹饪设备及其控制方法和存储介质

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