JP3141760B2 - デジタルpll回路 - Google Patents

デジタルpll回路

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JP3141760B2
JP3141760B2 JP07318241A JP31824195A JP3141760B2 JP 3141760 B2 JP3141760 B2 JP 3141760B2 JP 07318241 A JP07318241 A JP 07318241A JP 31824195 A JP31824195 A JP 31824195A JP 3141760 B2 JP3141760 B2 JP 3141760B2
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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    • H03L7/091Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector using a sampling device
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、入力デジタル信
号に位相同期したデジタル信号を発生するデジタルPL
L回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のデジタルPLL回路の構成
を示すブロック図である。この図に示すように、従来の
デジタルPLL回路は、DPC(Digital Phase Compar
ator;デジタル位相比較器)1と、ループフィルタ2
と、カウンタ等により構成されたDCO(Digital Cont
rol Oscilator;デジタル制御発振器)3とを閉ループ
状に接続した構成を有している。
【0003】この構成において、DPC1は、例えばラ
ッチによって構成されており、外部から入力デジタル信
号φinが供給される毎に、DCO3内のカウンタのカウ
ント値CNT(後述)を取込んで保持し、位相差信号P
Cとして出力する。ループフィルタ2は、例えばデジタ
ルローパスフィルタによって構成されており、このよう
にしてDPC1から順次出力される位相差信号の不要な
周波数帯域の成分を除去し、周波数制御データNとして
出力する。DCO3では、内蔵のカウンタによって一定
周波数fのマスタクロックのカウントが行われ、カウン
ト値CNTが周波数制御データNに達する毎にカウンタ
がリセットされるという動作が繰り返される。この結
果、カウント値CNTは周波数制御データNに対応した
繰り返し周期で増減を繰り返すこととなる。図8は、こ
のカウント値CNTの変化の様子を例示したものであ
り、図8(a)は値の小さな周波数制御データN1が与
えられた場合、図8(b)は値の大きな周波数制御デー
タN2が与えられた場合を各々示している。いずれの場
合も、カウント値CNTはマスタクロックの周波数fに
対応した一定のレートで増加を繰り返すが、その繰り返
し周期は周波数制御データNに比例した長さとなる。D
CO3では、このようにして増減されるカウント値CN
Tに基づいてデジタル信号φoが出力される。
【0004】そして、DCO3から出力されたカウント
値CNTが入力デジタル信号φinによりDPC1に取り
込まれ、位相差信号PCとして出力される。ここで、デ
ジタル信号φ0の位相が遅れ気味であるときには、入力
デジタル信号φinの供給によりDPC1にラッチされる
カウント値CNT(すなわち、DPC1から出力される
位相差信号PC)が小さくなる。この結果、周波数制御
データNが低下し、デジタル信号φ0の位相が進められ
ることとなる。一方、デジタル信号φ0の位相が進み気
味であるときには、入力デジタル信号φinの供給により
DPC1にラッチされるカウント値CNTが大きくな
る。この結果、周波数制御データNが上昇し、デジタル
信号φ0の位相が遅らされることとなる。このような帰
還制御が行われる結果、DCO3内のカウンタは入力デ
ジタル信号φinと位相同期してカウント動作することと
なり、このカウンタのカウント値CNTに基づき、入力
デジタル信号φinと位相が同期したデジタル信号φ0
発生される。なお、この種のデジタルPLL回路は例え
ば特開平4−68817号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデジタルPLL回路は、動作範囲を拡大することが
困難であるという問題があった。以下、この問題につい
て詳述する。
【0006】まず、デジタルPLL回路の周波数分解能
を高くするためには、DCO3内のカウンタに供給する
マスタクロックの周波数fを高くする必要がある。
【0007】そして、周波数分解能を犠牲にすることな
く、デジタルPLL回路が位相同期し得る入力デジタル
信号φinの許容周波数の範囲を広くするためには、DC
O3内のカウンタに供給するマスタクロックの周波数f
を可能な限り高くし、かつ、カウンタのビット数を増や
してカウント値CNTの上限値、すなわち、周波数制御
データNの上限値を大きくする必要がある。
【0008】しかしながら、カウンタが正常動作し得る
クロック周波数の範囲には上限(以下、最高動作周波数
という。)があり、クロック周波数fを高めるにして
も、この最高動作周波数を越えた値とすることはできな
い。
【0009】また、一般的にカウンタはビット数を大き
くすると最高動作周波数が低下してしまうため、クロッ
ク周波数fを高めるという要求とカウンタのビット数を
大きくするという要求の両方を満たすことはできない。
【0010】この場合に、クロック周波数fを低くして
カウンタのビット数を大きくするものとすると、位相同
期可能な入力デジタル信号φinの許容周波数範囲を広く
することができるが、デジタルPLL回路の周波数の分
解能が悪化することとなる。
【0011】一方、クロック周波数fを高くしてカウン
タのビット数を小さくするものとすると、デジタルPL
L回路の周波数の分解能は十分なものが得られるが、入
力デジタル信号φinの許容周波数範囲の下限値を低くす
ることができない。
【0012】このように、入力デジタル信号の許容周波
数範囲を拡張するためには周波数分解能を犠牲にするこ
ととなり、周波数分解能を満足なものとするためには入
力デジタル信号の許容周波数範囲を犠牲にすることとな
ってしまうため、動作範囲を拡大することが困難なので
ある。
【0013】さらに従来のデジタルPLL回路には、周
波数制御データNによりDPC1の位相−デジタル変換
ゲインが変動し、これによりPLLのループゲインが変
動するため、広い周波数範囲で安定した動作を得るのが
困難になるという問題がある。以下、この問題について
説明する。
【0014】まず、図8(a)において、周波数制御デ
ータN1が与えられることによりDCO3内のカウンタ
のカウント値CNTが周波数f1で増減を繰り返してお
り、入力デジタル信号φinの供給によりその時点におけ
るカウント値CNT=MがDPC1にラッチされ、位相
差信号PCとして出力されたとする。
【0015】この場合、入力デジタル信号φinが入力さ
れるまでの間に周波数fのマスタクロックがM個カウン
トされているのであるから、カウント値CNTの増加開
始タイミングから入力デジタル信号φinの入力タイミン
グまでの経過時間はM/fとなる。一方、カウント値C
NTの増減の周期は1/f1であり、これが位相角2π
に相当する。従って、入力デジタル信号φinとカウント
値CNTとの間の真の位相差は、2π{(M/f)/
(1/f1)}=2πMf1/fとなる。
【0016】次に、図8(b)において、周波数データ
2(N2>N1)が与えられることによりDCO3内の
カウンタのカウント値CNTが周波数f2(f2<f1
で増減を繰り返しており、入力デジタル信号φinの供給
により上記の場合と同じカウント値MがDPC1にラッ
チされ、位相差信号PCとして出力されたとする。
【0017】この場合、カウント値CNTの増加開始タ
イミングから入力デジタル信号φinの入力タイミングま
での経過時間は上記と同様にM/fとなる。しかし、カ
ウント値CNTの増減の周期は1/f2であり、これが
位相角2πに相当する。従って、この場合における入力
デジタル信号φinとカウント値CNTとの間の位相差
は、2π(Mf2)/fとなり、上記2πMf1/fより
も値が小さくなる。
【0018】このように入力デジタル信号φinとカウン
ト値CNTとの間の位相差は、DPC1にラッチされる
カウント値CNTだけで定まるものではなく、同じカウ
ント値CNTがラッチされたとしても、そのカウント値
CNTは周波数制御データNにより異なった位相差を表
している。すなわち、位相差をデジタル信号に変換する
際のゲインが周波数制御データNによって変動している
のである。
【0019】そして、このようにDPC1の位相−デジ
タル変換ゲインが変動すると、これに伴ってPLLのル
ープゲインが変動することになり、上述の問題が生じる
のである。
【0020】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、周波数分解能を犠牲にすることな
く、広い周波数範囲に亙って安定した位相同期をとるこ
とができるデジタルPLL回路を提供することを目的と
している。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明は、周波数制御
データを繰り返し累算する累算手段と、前記累算手段の
桁上げに応じてカウントを行うカウンタとを有し、前記
累算手段の累算結果を小数部とし、前記カウンタのカウ
ント値を整数部とするデジタル位相データを発生するデ
ジタル制御発振手段と、 入力デジタル信号が与えられる
毎にその時点における前記デジタル位相データを保持
し、デジタル位相差信号として出力するラッチと、 前記
デジタル位相差信号から小数部のデータを選択してフィ
ルタ処理を施し、「0」以上「1」未満の前記周波数制
御データとして前記累算手段に供給するループフィルタ
と、 を具備し、前記デジタル制御発振手段は、前記デジ
タル位相データに基づいて前記入力デジタル信号に位相
同期したデジタル信号を出力することを特徴とするデジ
タルPLL回路を要旨とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を更に理解しやすく
するため、実施の形態について説明する。かかる実施の
形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を
限定するものではなく、本発明の範囲で任意に変更可能
である。
【0023】図1はこの発明の一実施形態であるデジタ
ルPLL回路の基本構成を示すブロック図である。この
デジタルPLL回路では、前掲図7に示したもののDC
O3が全く別の構成のDCO3aに置き換えられてい
る。
【0024】DCO3aは、加算器31と位相折り返し
部32を図示のようにループ状に接続してなるものであ
る。上記従来技術と同様に前段のループフィルタ2から
周波数制御データNがDCO3aに供給されるが、DC
O3aではマスタクロック(周波数f)が与えられる毎
に加算器31によって周波数制御データNの累算が行わ
れ、その累算値がデジタル位相データACCとして出力
される。位相折り返し部32は、デジタル位相データA
CCを0から2πの範囲内で周期的に変化させるために
設けられた回路であり、加算器31から得られたデジタ
ル位相データACCが2πを越えた場合に2πを差引い
て加算器31に戻す役割を果す。
【0025】図2は、このデジタルPLL回路の具体的
な回路例を示したものである。この例では、DPC1は
ラッチ11により構成されている。また、DCO3a
は、全加算器33および遅延回路34をループ状に接続
してなるものである。全加算器33は、ループフィルタ
2が出力する周波数制御データNが一方の入力端に供給
される。遅延回路34には周波数fのマスタクロックが
供給される。全加算器33の出力データは、この遅延回
路34によって1/fだけ遅延され、全加算器33の他
方の入力端に戻される。
【0026】このような構成において、全加算器33お
よび遅延回路34は累算器として機能する。すなわち、
マスタクロックが入力される毎にこれらにより周波数制
御データNの累算が行われ、その累算値たるデジタル位
相データACCが遅延回路34から得られる。図3
(a)(b)は、このようにして得られるデジタル位相
データACCの波形を例示したものであり、図3(a)
は値の小さな周波数制御データNが与えられた場合、図
3(b)は値の大きな周波数制御データNが与えられた
場合を各々示している。これらの図に示すようにデジタ
ル位相データACCは、周波数制御データNに応じたレ
ートで増加することとなる。また、デジタル位相データ
ACCの構成ビット数により表現可能な最大値を2Mと
すると、デジタル位相データACCは図示のように0か
ら2Mまでの間を周期的に変化することとなる。
【0027】このようにして生成されるデジタル位相デ
ータACCは、位相角そのものを表しており、ACC=
0が位相角−πに対応し、ACC=2Mが位相角πに対
応している。本実施形態では、このデジタル位相データ
ACCによって直接表された位相を入力デジタル信号φ
inの位相に同期させる制御が行われる。
【0028】すなわち、上記デジタル位相データACC
は入力デジタル信号φinによりラッチ11にラッチさ
れ、位相差信号PCとして出力される。ここで、デジタ
ル位相データACCの位相が遅れ気味であるときには、
ラッチ11にラッチされるデジタル位相データACCの
値(すなわち、DPC1から出力される位相差信号P
C)が小さくなる。この場合にはループフィルタ2を介
して出力される周波数制御データNが上昇し、デジタル
位相信号ACCの位相が進められることとなる。なお、
本実施形態では、このように位相差信号PCの減少によ
り周波数制御データNを増加させる必要があるため、ル
ープフィルタ2内に位相差信号PCを補数に変換する回
路を挿入する等の変更が必要である。
【0029】一方、上記デジタル位相データACCの位
相が進み気味であるときには、ラッチ11にラッチされ
るデジタル位相データACCの値が大きくなる。この場
合にはループフィルタ2を介して出力される周波数制御
データNが低下し、デジタル位相信号ACCの位相が遅
れることとなる。
【0030】このような帰還制御が行われる結果、デジ
タル位相データACCが入力デジタル信号φinに同期し
て周期的変化をすることとなる。そして、デジタル位相
データACCのMSB(最上位ビット)が出力デジタル
信号φ0として出力される。このようにして入力デジタ
ル信号φinに位相同期したデューティ比が50%の出力
デジタル信号φ0が得られる訳である。
【0031】このように本実施形態においては、入力デ
ジタル信号φinによってラッチされるデジタル位相デー
タACCが位相角そのものを直接表現したデータである
ため、周波数制御データNの大きさ如何に拘わらず、常
に一定の位相−デジタル変換ゲインが得られる。従っ
て、広い周波数範囲に亙って安定した動作が得られる。
また、ループフィルタの設計も容易である。
【0032】また、従来技術のようにマスタクロックを
分周して出力デジタル信号φoを得る方式ではなく、デ
ジタル位相データACCそのものの周期的変化を入力デ
ジタル信号φinに位相同期させる方式であるため、マス
タクロックの周波数をそれ程高くしなくても、十分な周
波数分解能が得られる。従って、周波数分解能を犠牲に
することなく、広い周波数範囲で入力デジタル信号φin
との同期をとることが可能である。
【0033】なお、本実施形態においては、出力デジタ
ル信号φoとしてデューティ比が50%の方形波を生成
するようにしたが、他の波形のものを生成することも可
能である。例えば正弦波のサンプルデータを記憶した波
形ROMを設け、デジタル位相データACCに対応した
サンプルデータをこの波形ROMから読み出すようにし
てもよい。この場合、デジタル位相データは位相角その
ものを表しているため、入力デジタル信号φinに位相同
期した歪みのない正弦波が波形ROMから再生されるこ
ととなる。
【0034】また、本実施形態には従来のアナログPL
L回路において得られた設計情報をそのまま流用するこ
とができるという利点がある。図4は従来の一般的なア
ナログPLL回路の信号伝達図であり、図5は図2に示
すデジタルPLLの信号伝達図である。これらの図から
も明らかなように、本実施形態によるデジタルPLL回
路においては、アナログPLL回路と等価な信号処理が
行われる。従って、例えばループフィルタ2として、ア
ナログPLL回路におけるループフィルタをそっくりそ
のままデジタル化したループフィルタを使用する等、ア
ナログPLL回路の開発時に得られた設計情報を流用す
ることができる。
【0035】周波数分解能をさらに高める場合には、図
2に示す構成を図6に示すように改良する。すなわち、
デジタル位相データを発生する手段を全加算器33、遅
延回路34およびカウンタ35により構成する。ラッチ
11は、遅延回路34の出力データ(小数部)とカウン
タ35の出力データ(整数部)とからなるデジタル位相
データACCを入力デジタル信号φinが与えられる毎に
保持し、位相差データPCとして出力する。ループフィ
ルタ2は、このデジタル位相差データPCのうち小数部
に相当するもののみを選択してフィルタ処理を施し、0
以上であり、かつ、1未満である周波数制御データNを
出力する。全加算器33および遅延回路34からなる累
算器では、この周波数制御データNを累算し、カウンタ
35では全加算器33からの桁上げによりアップカウン
トを行う。そして、カウンタ35のカウント値を表すデ
ジタルデータのMSBを入力デジタル信号φinに位相同
期した出力デジタル信号φoとして出力する。マスタク
ロックの周波数は、カウンタ35の最高動作周波数に合
わせる。なお、全加算器33および遅延回路34の動作
は、多少の遅延があっても問題ないのでパイプライン構
造にて設計可能である。すなわち、動作周波数を向上さ
せることができる。この構成によれば、デジタル位相デ
ータACCが整数部および小数部からなり、その全体と
しての桁数を大きくすることができるため、周波数分解
能を高めることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周波数制御データを繰り返し累算する累算手段と、
前記累算手段の桁上げに応じてカウントを行うカウンタ
とを有し、前記累算手段の累算結果を小数部とし、前記
カウンタのカウント値を整数部とするデジタル位相デー
タを発生するデジタル制御発振手段と、入力デジタル信
号が与えられる毎にその時点における前記デジタル位相
データを保持し、デジタル位相差信号として出力するラ
ッチと、前記デジタル位相差信号から小数部のデータを
選択してフィルタ処理を施し、「0」以上「1」未満の
前記周波数制御データとして前記累算手段に供給するル
ープフィルタと、を具備し、前記デジタル制御発振手段
は、前記デジタル位相データに基づいて前記入力デジタ
ル信号に位相同期したデジタル信号を出力するようにし
たので、周波数分解能を犠牲にすることなく、広い周波
数範囲に亙って安定した位相同期をとることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態によるデジタルPLL
回路の基本構成を示す図である。
【図2】 同実施形態の具体的な回路構成を示す図であ
る。
【図3】 同実施形態の動作を示す図である。
【図4】 一般的なアナログPLL回路の信号伝達図で
ある。
【図5】 本実施形態に係るデジタルPLL回路の信号
伝達図である。
【図6】 この発明の他の実施形態を示す図である。
【図7】 従来のデジタルPLL回路の構成を示す図で
ある。
【図8】 同回路の動作を示す図である。
【符号の説明】
1……DPC、2……ループフィルタ、3a……DC
O。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−368020(JP,A) 特開 昭63−203009(JP,A) 特開 昭62−27864(JP,A) 特開 平2−14618(JP,A) 特開 平4−68813(JP,A) 特開 平4−248715(JP,A) 米国特許4930142(US,A) 米国特許5442315(US,A) 欧州特許出願公開492588(EP,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03L 7/06 - 7/199

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数制御データを繰り返し累算する累
    算手段と、前記累算手段の桁上げに応じてカウントを行
    うカウンタとを有し、前記累算手段の累算結果を小数部
    とし、前記カウンタのカウント値を整数部とするデジタ
    ル位相データを発生するデジタル制御発振手段と、 入力デジタル信号が与えられる毎にその時点における前
    記デジタル位相データを保持し、デジタル位相差信号と
    して出力するラッチと、 前記デジタル位相差信号から小数部のデータを選択して
    フィルタ処理を施し、「0」以上「1」未満の前記周波
    数制御データとして前記累算手段に供給するループフィ
    ルタと、 を具備し、前記デジタル制御発振手段は、前記デジタル
    位相データに基づいて前記入力デジタル信号に位相同期
    したデジタル信号を出力することを特徴とするデジタル
    PLL回路。
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