JP3389915B2 - 位相同期ループ回路並びに位相同期ループ回路における周波数変調方法 - Google Patents

位相同期ループ回路並びに位相同期ループ回路における周波数変調方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、周波数変調機能
を有する位相同期ループ回路及び位相同期ループ回路に
おける周波数変調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディジタル機器を動作させる
ためのクロック源として、安定な基準周波数入力に同期
してクロック信号を発生する、周知の位相同期ループ
(PhaseLocked Loop :PLL)回路が広く用いられて
いる。位相同期ループ回路が発生するクロック信号の周
波数は、通常、一定であるが、近年において、このよう
な一定周波数のクロック源に基づく、電磁的雑音障害
(Electro-Magnetic Interference :EMI)が問題に
なっている。このような種類のEMIは、クロック源の
周波数に対して、軽微な周波数変調を施すことによっ
て、軽減することが可能であり、この場合の周波数変調
方法としては、特に、直線的な周波数変化を繰り返して
行わせる、三角波変調が有効であることが知られてい
る。
【0003】図7は、従来の周波数変調機能を有する位
相同期ループ回路の構成例を示すブロック図、図8は、
この従来例の位相同期ループ回路における、出力クロッ
ク周波数の時間的変化を説明する図である。この従来例
の位相同期ループ回路は、図7に示すように、位相比較
器(PFD)101と、チャージポンプ回路(CP)1
02と、ローパスフィルタ(LPF)103と、電圧制
御発振器(VCO)104と、ループカウンタ105
と、ROM(Read Only Memory)テーブル106と、ア
ップダウン(UP/DOWN)カウンタ107とから構
成されている。
【0004】電圧制御発振器104は、前段のローパス
フィルタ103からの制御電圧に応じて周波数foが変
化するクロック信号を出力し、ループカウンタ105
は、クロック信号のパルスをカウントして、ROMテー
ブル106から与えられる、分周率に対応する数のパル
スをカウント終了したとき、周波数fbの分周パルスを
出力する。位相比較器101は、基準周波数frの入力
と、分周パルスとの位相を比較して、位相差に応じた大
きさと極性とを有する直流出力を発生する。チャージポ
ンプ回路102は、位相比較器101からの直流出力に
応じて、正または負の電流を発生して、ローパスフィル
タ103の構成要素であるキャパシタ(不図示)を充電
し又は放電する。これによって、ローパスフィルタ10
3から、基準周波数frと分周パルス周波数fbとの差
に対応する、前述の制御電圧を発生して、電圧制御発振
器104に供給する。このようなループ帰還制御によっ
て、電圧制御発振器104における発振周波数の制御が
行われて、出力クロック信号周波数が、基準周波数に一
定の関係で追従する。この際、アップダウンカウンタ1
07は、ループカウンタ105からの分周パルスを、ア
ップカウント又はダウンカウントする。ROMテーブル
106は、アップダウンカウンタ107のカウント値を
アドレスとして、予め書き込まれている分周率の値を読
み出して、ループカウンタ105に与える。
【0005】従って、例えば、アップカウント時に分周
率が順次大きくなって、出力クロック周波数foが上昇
し、ダウンカウント時に分周率が順次小さくなって、出
力クロックの周波数foが低下するように構成するとと
もに、アップカウントとダウンカウントとがROMテー
ブル106のアドレス昇順に交互に繰り返されるように
制御するべく、ROMテーブル106のアドレス昇順に
分周率値をROMに記憶させておくことによって、出力
クロック周波数が周期的に高低の変化を繰り返す、周波
数変調されたクロック信号を発生することができる。さ
らにこの場合、ROMテーブル106に格納されてい
る、分周率値とアドレスとの関係を調整することによっ
て、図8に示されたように、直線的に三角波状に周波数
変調されたクロック信号を発生することができる。
【0006】図7に示された、従来の周波数変調機能を
有する位相同期ループ回路は、構成要素中にROMを含
んでいるため、回路を収容するチップのサイズが大きく
なることを避けられない。そこで、ROMを用いない
で、所定の制御値を外部的に入力することによって、プ
ログラマブルに動作して、周波数変調されたクロック信
号を発生することが可能な位相同期ループ回路が要求さ
れている。
【0007】図9は、従来の周波数変調機能を有する位
相同期ループ回路の他の構成例を示すブロック図、図1
0は、この従来例の位相同期ループ回路における、ルー
プカウンタの分周率の制御を例示する図、図11は、位
相同期ループ回路における、分周率切り替え時の周波数
変化を例示する図である。この従来例の位相同期ループ
回路は、特願平11−9876号に開示されたものであ
って、図9に示すように、位相比較器(PFD)201
と、チャージポンプ回路(CP)202と、ローパスフ
ィルタ(LPF)203と、電圧制御発振器(VCO)
204と、ループカウンタ205と、演算回路206
と、制御信号発生回路207と、マルチプレクサ208
とから構成されている。
【0008】図9に示す回路において、ループカウンタ
205は、電圧制御発振器204の出力クロック信号
(fo)のパルスをカウントして、マルチプレクサ20
8から与えられる、分周率N又はNに対応する
数のパルスをカウント終了したとき、分周パルスNou
tを出力する。位相比較器201において、基準周波数
frの入力と、分周パルスとの位相比較が行われ、その
結果によって、チャージポンプ回路202,ローパスフ
ィルタ203を介して、電圧制御発振器204の発振周
波数が制御されることによって、出力クロック信号周波
数が、基準周波数に一定の関係で追従する動作が行われ
ることは、図7に示された従来例の場合と同様である。
この際、演算回路206は、外部から与えられる信号M
と信号Dとによって、整数値Vを演算して出力する。制
御信号発生回路207は、信号Mと整数値Vとから、基
準周波数frに関連付けて、マルチプレクサ208にお
ける切り替え動作を制御する制御信号PSを出力する。
マルチプレクサ208は、制御信号PSに応じて、分周
率NとNとを切り替えてループカウンタ205
に出力する。ここでMは、位相同期ループ回路が発生す
るクロック信号の1変調周期間における、分周パルスN
outの数が、aM個になるように定めた信号であっ
て、aは正の偶数値(例えばa=4)である。またD
は、変調されたクロック信号の最大周波数と最小周波数
との差を定める変調スケーリング信号である。
【0009】次に、図10を参照して、この従来例にお
けるループカウンタの分周率の制御方法を説明する。こ
の従来例において、ループカウンタ205に与えられる
分周率は、NとN(例えばN<N)の
2種類であって、制御信号PSの "0" 又は"1" に対
応して、マルチプレクサ208から、分周率N又は
が、ループカウンタ205に与えられるものとす
る。図10(a)に示す整数値V=0の場合は、aM個
の区間の両端と中央点において、制御信号PSの "0"
連続状態と、 "1" 連続状態との変化が生じるので、ク
ロック周波数foは、これらの点において、階段状に急
激に変化するように制御される。一方、Vの値が増加し
た場合には、aM個の区間の両端と中央点の、それぞれ
の前後の領域において、制御信号PSが、 "0" 又は "
1" 連続の状態から、 "1" と "0" の変化を繰り返し
たのちに、 "1" 又は "0" 連続の状態に変化する。
【0010】分周率が変化した場合には、位相同期ルー
プ回路が発生するクロック信号周波数は、主としてチャ
ージポンプ回路202及びローパスフィルタ203の特
性と、電圧制御発振器204の利得とで定まる過渡特性
に従って変化する。例えば、図11に示すように、時間
で制御信号PSの "0" → "1" の変化が生じた
ものとすると、クロック信号周波数は、分周率N
対応する周波数から、過渡的な周波数変動を経て、分周
率Nに対応する周波数に変化したのち、PLL動作
のロックに応じて、安定化する。このように、分周率の
切り替えに伴うクロック周波数の変化には、過渡的な遅
れがあるので、前回の分周率の切り替えによって変化し
たクロック信号の位相が、基準周波数信号の位相にロッ
クされる前に、次の分周率の切り替えが行われるような
動作が連続する場合には、クロック周波数の変化は、平
滑化されて緩やかになるとともに滑らかになる。このよ
うな傾向は、整数値Vの値が大きい程、顕著になる。
【0011】そこで、演算回路206から、クロック信
号周波数の1変調周期に対応する分周パルスNoutの
数を示すMの値と、クロック周波数の最大値と最小値と
の差を定める変調スケーリング信号Dの値とに応じて、
最適の整数値Vを発生することによって、図9に示され
た位相同期ループ回路において、クロック周波数が三角
波状に変化するように周波数変調を施されたクロック信
号を発生することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9に
示された位相同期ループ回路の従来例においては、この
ような制御信号PSを発生するために必要な制御用回路
の構成が、具体的に開示されていないという問題があっ
た。この発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであ
って、周波数変調機能を有する位相同期ループ回路の具
体的な構成と、このような位相同期ループ回路における
周波数変調方法とを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、位相同期ループ回路に係
り、出力信号を分周して分周パルスを出力する分周手段
と、該分周パルスと基準周波数信号との位相差の信号か
ら得た制御電圧によって発振周波数を制御されて上記出
力信号を発生する発振手段とを備えてなる位相同期ルー
プ回路において、上記分周手段に対して、複数種類の分
周率を一定個数の上記分周パルスごとに切り替えて与え
ながら、該切り替えの境界期間において、上記複数種類
の分周率を混在させて与えるとともに、該混在する複数
種類の分周率の切り替え時、前回の分周率設定によって
生じた上記位相同期ループ回路の出力クロック信号周波
数の過渡特性における最初のピークの出現以前に次の分
周率を与えるように制御を行う制御手段を設けたことを
特徴としている。
【0014】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の位相同期ループ回路に係り、上記制御手段が、上記
分周パルスの計数結果の信号Iと、上記出力信号の周波
数変調周期に対応する上記分周パルスの出力回数の信号
Mと、上記周波数変調波形の立ち上がり又は立ち下がり
に対応する第1の期間の前半部分に第1の分周率を割り
当て、後半部分に第2の分周率を割り当てるとともに、
該前半部分と後半部分との境界部分に、分周周期ごとに
上記第1の分周率と第2の分周率とが交互に現れるよう
にしたときの、該第1の分周率と第2の分周率との組の
出現回数の信号Vとから、上記分周手段における分周率
を演算して分周周期に応じた分周率制御用信号を生成す
るとともに上記分周手段に供給するものであることを特
徴としている。
【0015】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の位相同期ループ回路に係り、上記制御手段が、上記
分周パルスの計数結果の信号Iと、上記出力信号の周波
数変調周期に対応する上記分周パルスの出力回数の信号
Mと、上記周波数変調波形の立ち上がり又は立ち下がり
に対応する第1の期間の前半部分に第1の分周率を割り
当て、後半部分に第2の分周率を割り当てるとともに、
該前半部分と後半部分との境界部分に、分周周期ごとに
上記第1の分周率と第2の分周率とが交互に現れるよう
にしたときの、該第1の分周率と第2の分周率との組の
出現回数の信号Vとから、上記分周手段における分周率
を演算して分周周期に応じた演算出力信号を発生する制
御出力演算手段を備え、上記第1の期間に上記演算出力
信号を選択し、上記周波数変調波形の立ち下がり又は立
ち上がりに対応する第2の期間に上記演算出力信号を反
転した信号を選択して、分周率制御用信号として上記分
周手段に供給するものであることを特徴としている。
【0016】また、請求項4記載の発明は、請求項2又
は3記載の位相同期ループ回路に係り、上記制御出力演
算手段が、上記第1の期間の前半部分において、0≦I
≦M−1−Vの期間は第1の分周率を出力し、それ以外
の期間は、Mが偶数、かつ、V,Iが奇数同士又は偶数
同士のとき、又はMが奇数、かつ、Vが奇数でIが偶数
又はVが偶数でIが奇数のとき第2の分周率を出力する
とともにそれ以外のときは第1の分周率を出力し、上記
第1の期間の後半部分において、M+V≦Iの期間は第
2の分周率を出力し、それ以外の期間は、Mが偶数、か
つ、Vが奇数でIが偶数又はVが偶数でIが奇数のと
き、又はMが奇数、かつ、V,Iが奇数同士又は偶数同
士のとき、第1の分周率を出力するとともにそれ以外の
ときは第2の分周率を出力するものであることを特徴と
している。
【0017】また、請求項5記載の発明は、位相同期ル
ープ回路における周波数変調方法に係り、出力信号を分
周して分周パルスを出力し、該分周パルスと基準周波数
信号との位相差の信号から得た制御電圧によって発振周
波数を制御して上記出力信号を発生することによって、
位相同期ループを形成し、複数種類の分周率を一定個数
の上記分周パルスごとに切り替えて与えながら、該切り
替えの境界期間において、上記複数種類の分周率を混在
させて与えるとともに、該混在する複数種類の分周率の
切り替え時、前回の分周率設定によって生じた上記位相
同期ループの出力クロック信号周波数の過渡特性におけ
る最初のピークの出現以前に次の分周率を与えるように
分周制御を行うことを特徴としている。
【0018】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載の位相同期ループ回路における周波数変調方法に係
り、上記分周制御が、上記分周パルスの計数結果の信号
Iと、上記出力信号の周波数変調周期に対応する上記分
周パルスの出力回数の信号Mと、上記周波数変調波形の
立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の期間の前半
部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に第2の分周
率を割り当てるとともに、該前半部分と後半部分との境
界部分に、分周周期ごとに上記第1の分周率と第2の分
周率とが交互に現れるようにしたときの、該第1の分周
率と第2の分周率との組の出現回数の信号Vとから、上
記分周時における分周率を演算して分周周期に応じた分
周率制御用信号を生成して分周を制御することによって
行われるものであることを特徴としている。
【0019】また、請求項7記載の発明は、請求項5記
載の位相同期ループ回路における周波数変調方法に係
り、上記分周制御が、上記分周パルスの計数結果の信号
Iと、上記出力信号の周波数変調周期に対応する前記分
周パルスの出力回数の信号Mと、上記周波数変調波形の
立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の期間の前半
部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に第2の分周
率を割り当てるとともに、該前半部分と後半部分との境
界部分に、分周周期ごとに上記第1の分周率と第2の分
周率とが交互に現れるようにしたときの、該第1の分周
率と第2の分周率との組の出現回数の信号Vとから、上
記分周時における分周率を演算して分周周期に応じた演
算出力信号を発生して、上記第1の期間に上記演算出力
信号を選択し、上記周波数変調波形の立ち下がり又は立
ち上がりに対応する第2の期間に上記演算出力信号を反
転した信号を選択して得た分周率制御用信号によって行
われるものであることを特徴としている。
【0020】また、請求項8記載の発明は、請求項6又
は7記載の位相同期ループ回路における周波数変調方法
に係り、上記演算出力信号が、上記第1の期間の前半部
分において、0≦I≦M−1−Vの期間は第1の分周率
を出力し、それ以外の期間は、Mが偶数、かつ、V,I
が奇数同士又は偶数同士のとき、又はMが奇数、かつ、
Vが奇数でIが偶数又はVが偶数でIが奇数のとき第2
の分周率を出力するとともにそれ以外のときは第1の分
周率を出力し、上記第1の期間の後半部分において、M
+V≦Iの期間は第2の分周率を出力し、それ以外の期
間は、Mが偶数、かつ、Vが奇数でIが偶数又はVが偶
数でIが奇数のとき、又はMが奇数、かつ、V,Iが奇
数同士又は偶数同士のとき、第1の分周率を出力すると
ともにそれ以外のときは第2の分周率を出力するように
制御するものであることを特徴としている。
【0021】
【作用】この発明の構成では、出力信号を分周して分周
パルスを出力する分周手段と、分周パルスと基準周波数
信号との位相差の信号を帯域制限して得た制御電圧によ
って発振周波数を制御されて出力信号を発生する発振手
段とを備えてなる位相同期ループ回路において、分周パ
ルスの計数結果の信号Iと、出力信号の周波数変調周期
に対応する分周パルスの出力回数の信号Mと、周波数変
調波形の立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の期
間の前半部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に第
2の分周率を割り当てるとともに、前半部分と後半部分
との境界部分に、分周周期ごとに第1の分周率と第2の
分周率とが交互に現れるようにしたときの、第1の分周
率と第2の分周率との組の出現回数の信号Vとから、分
周手段における分周率を分周周期ごとに演算して出力
し、第1の期間にこの演算出力信号を選択し、周波数変
調波形の立ち下がり又は立ち上がりに対応する第2の期
間にこの演算出力信号を反転した信号を選択して、分周
制御用信号として分周手段に供給する。そこで、信号V
の値がある程度大きくなった場合には、位相同期ループ
回路の過渡特性によって、クロック周波数の変化が緩や
かになるとともに滑らかになるので、クロック周波数が
三角波状に変化するように、周波数変調が施されたクロ
ック信号を発生することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。図1は、この発明の一実施例である位
相同期ループ回路の構成を示すブロック図、図2は、本
実施例の位相同期ループ回路における、ループカウンタ
の構成を示すブロック図、図3は本実施例の位相同期ル
ープ回路における、制御信号生成部の構成を示すブロッ
ク図、図4は、本実施例の位相同期ループ回路の動作を
説明するためのタイミング図、図5は、本実施例におけ
る制御出力演算部の構成を示すブロック図、図6は、本
実施例における制御出力演算部の動作を説明するための
タイミング図である。この例の位相同期ループ回路は、
図1に示すように、位相比較器(PFD)1と、チャー
ジポンプ回路(CP)2と、ローパスフィルタ(LP
F)3と、電圧制御発振器(VCO)4と、ループカウ
ンタ(PCNT)5と、インバータ6と、制御信号生成
部(MODU)7とから概略構成されている。
【0023】位相比較器1は、基準周波数frの入力の
位相と、ループカウンタ5からの分周パルスFBAKの
位相とを比較して、位相差に応じた大きさと極性とを有
する直流出力を発生する。チャージポンプ回路2は、位
相比較器1からの直流出力に応じて、正又は負の電流を
出力する。ローパスフィルタ3は、チャージポンプ回路
2からの電流によって、その構成要素であるキャパシタ
(不図示)の電荷を充電し又は放電されることによっ
て、基準周波数frと分周パルスFBAKの出力周波数
との差に対応する、前述の制御電圧を発生する。電圧制
御発振器4は、ローパスフィルタ3からの制御電圧に応
じて周波数foが変化するクロック信号を出力する。図
2に一例を示すループカウンタ5は、制御信号生成部7
から与えられる分周率制御用信号(以下、単に制御信号
という)PSELの "0" , "1" に応じてカウンタC
NT11又はCNT12のどちらかを選択し、分周率に
応じた値PCNT0又はPCNT1を、周波数foに応
じてクロック信号のパルスによってカウントして、カウ
ント終了した結果のキャリー信号を、分周パルスFBA
Kとして出力するとともに、カウンタCNT11とCN
T12をリセットする動作を繰り返して行う。図1のイ
ンバータ6は、分周パルスFBAKを反転して、制御信
号生成部7に供給する。制御信号生成部7は、外部から
与えられる、変調周期の1/4の期間に出力される分周
パルスFBAKの数を示す信号Mと、変調波形の立ち上
がり期間の前半部分と後半部分との境界部分における、
制御信号PSELの "10" の繰り返しの回数を示す信
号Vと、分周パルスFBAKを内部的にカウントした値
を示す信号I(不図示)とに応じて、制御信号PSEL
を出力する。
【0024】この例におけるループカウンタは、図2に
示すように、プログラマブルカウンタ(CNT)11,
12と、セレクタ(SEL)13とから構成されてい
る。プログラマブルカウンタ11,12は、分周パルス
FBAKごとにリセットされて、それぞれ外部から、分
周率入力PIに与えられている、分周率PCNT0又は
PCNT1に対応する数だけ、周波数foの出力クロッ
クをカウントしたとき、パルスを出力する。セレクタ1
3は、制御信号PSELの "0" , "1" に応じて、プ
ログラマブルカウンタ11又はプログラマブルカウンタ
12の出力を選択して、分周パルスFBAKとして出力
する。
【0025】この例における制御信号生成部7は、図3
に示すように、分周パルスカウンタ21と、フリップフ
ロップ(FF)22と、制御出力演算部23と、インバ
ータ24と、セレクタ(SEL)25とから概略構成さ
れている。分周パルスカウンタ21は、変調波形の半周
期に相当する2M期間、分周パルスFBAKをその立ち
下がりごとにカウントして、カウント値Iを出力し、2
Mカウントごとにセルフリセットすると同時に、inv
信号を出力する。なお、分周パルスカウンタ21は、シ
ステムリセット信号SRを与えられたとき、初期状態
(カウント値0)にリセットされる。フリップフロップ
22は、inv信号の入力ごとにその状態を反転するこ
とによって、2M期間ごとに交互に "0" , "1" の変
化を繰り返すinvI信号を出力する。制御出力演算部
23は、信号Mと信号Vと信号Iとの状態から定まる、
第1の分周率PCNT0に対応して "0" となり、第2
の分周率PCNT1に対応して "1" となる出力値を、
分周パルスFBAKの出力ごとに演算して、信号ocl
kとして出力する。インバータ24は、信号oclkを
反転して出力する。セレクタ25は、invI信号の状
態に応じて、制御出力演算部23からのoclk信号、
又はインバータ24からのoclk信号の反転信号を選
択して、制御信号PSELとして出力する。
【0026】次に、図1乃至図4を参照して、この例の
位相同期ループ回路の動作を説明する。図4は、信号M
の値が10のときの、制御信号生成部7から出力される
制御信号PSELの "1" , "0" の変化を、1変調周
期について示したものである。この例においては、クロ
ック信号の1変調周期に対応する分周パルスFBAKの
数が4M個であり、従って、この期間における制御信号
PSELの数も4M個である。そして、制御信号PSE
Lが "0" 又は "1" になるのに応じて、ループカウン
タ5に対して、分周率としてそれぞれ、PCNT0又は
PCNT1が与えられるものとする。なお、以下におい
ては、PCNT0<PCNT1の場合について説明する
が、逆の場合であってもよい。信号Vの値が0のとき
は、変調波形の第1の期間には、制御信号生成部7か
ら、第1の期間の前半部分に、制御信号PSELとして
"0" 連続が与えられることによって、クロック周波数
foが低く、第1の期間の後半部分に、 "1" 連続が与
えられることによって、クロック周波数foが高くなる
ように制御されるが、信号Vの値が増加したときは、制
御信号生成部7は、信号Vの値の増加に従って、立ち上
がり期間となる第1の期間の前半部分と後半部分との境
界部分において挿入される、 "10" の連続値の数が増
加するように、制御信号PSELを発生する。なお、変
調波形の第2の期間には、単に、第1の期間の反転波形
になるように制御されるので、以下においては、主とし
て第1の期間のみについて説明する。
【0027】図4において、信号Vが0のときは、変調
波形の立ち上がり期間に対応する2M個の "1" , "
0" のうち、前半部分(a)のM個はすべて "0" であ
り、後半部分(b)のM個はすべて "1" であって、こ
の場合は、クロック周波数foは、変調波形の立ち上が
り期間の中央点において、階段状に急激に上昇するよう
に制御される。一方、信号Vの値が増加するのに伴っ
て、立ち上がり期間の前半部分(a)と後半部分(b)
との境界部分において、信号Vの値と等しい数の "1
0" の連続値が挿入されるが、このとき、挿入された "
1" と "0" の総数の中間点の位置が、常に、2M個の
区間の中央点Aに一致するように制御されている。
【0028】分周率が変化した場合には、位相同期ルー
プ回路が発生するクロック信号周波数は、主として、チ
ャージポンプ回路2及びローパスフィルタ3の特性と、
電圧制御発振器4の利得とで定まる過渡特性に従って変
化するので、分周率の切り替えに伴うクロック周波数の
変化には、過渡的な遅れがある。そこで、前回の分周率
の切り替えによって生じたクロック信号周波数の過渡的
変化の終了前に、次の分周率の切り替えが行われるよう
に、制御信号PSELの "1" と "0" の変化が生じた
場合には、クロック信号周波数の変化は、積分作用によ
って、平滑化されて緩やかになるとともに、滑らかにな
る。このような効果は、クロック信号周波数の過渡的変
化における、最初のピークの出現以前に、分周率が変化
するように、2種類の分周率に対する切り替えが行われ
る場合に、一層、顕著となる。そこで、信号Vの値を選
択して、1変調周期内に行われる分周率切り替えの頻度
を設定するとともに、分周パルスの発生周期が、過渡特
性上、妥当な値になるように、2種類の分周率を定める
ことによって、クロック信号周波数が、三角波状に直線
的な変化を生じるように、周波数変調を施されたクロッ
ク信号を発生することが可能になる。変調波形の立ち下
がりに対応する第2の期間についても同様である。この
ような効果を助長するためには、上述のような位相同期
ループ回路自体の過渡特性が緩やかであって、ロック時
間が長く、バンド幅が広いものが好適である。
【0029】位相同期ループ回路から発生するクロック
信号周波数foに対する、このような、三角波状の周波
数変調は、制御出力演算部23において、次のように、
2M期間(半周期)の前半部分(a)においてはアルゴ
リズムAに従って、後半部分(b)においてはアルゴリ
ズムBに従って、演算出力信号oclkを発生すること
によって達成される。 ◇アルゴリズムA (1)0≦I≦M−1−Vの期間は "0" である。 (2)(1)以外の期間は、「Mが偶数、かつ、V,I
が奇数同士、又は偶数同士」又は、「Mが奇数、かつ、
Vが奇数でIが偶数、又はVが偶数でIが奇数」のと
き"1"で、それ以外のときは "0" である。 ◇アルゴリズムB (1)M+V≦Iの期間は "1" である。 (2)(1)以外の期間は、「Mが偶数、かつ、Vが奇
数でIが偶数、又はVが偶数でIが奇数」又は、「Mが
奇数、かつ、V,Iが奇数同士、又は偶数同士」のとき
"0"で、それ以外のときは "1" である。
【0030】この例における制御出力演算部23は、図
5に示すように、減算部(DEC)31と第1の比較部
(COMP)32とからなる前半後半判定部33と、領
域境界判定部(ADDSUB)34と、第2の比較部3
5と、第3の比較部36と、排他的論理和(EX−NO
R)回路37と、オア回路38と、インバータ39と、
ナンド回路40と、インバータ41と、ノア回路42
と、オア回路43と、フリップフロップ(FF)44と
から概略構成されている。
【0031】減算部31は、信号Mについて(M−1)
の演算を行う。第1の比較部32は、減算部31の出力
信号と信号Iとを比較する。これによって、前半後半判
定部33は、信号Sとして、0≦I≦M−1(前半
部)のとき "1" を出力し、M≦I≦2M−1(後半
部)のとき "0" を出力する。領域境界判定部34は、
信号Sとして、信号Sが "1" (前半部)のと
き減算を行ってM−1−Vを出力し(このとき、キャリ
ー入力CIに "1" が与えられることによって、−1の
演算が行われる)、信号Sが "0" (後半部)のと
きM+Vを出力する。M−1−V,M+Vは、それぞれ
アルゴリズムA,Bにおいて、制御信号PSELが "
1" , "0" の変化を開始し、又は終了する領域の境界
に対応している。第2の比較部35は、領域境界判定部
34の出力信号M−1−Vと、信号Iとを比較して、信
号Sとして、I≦M−1−Vのとき "1" を出力
し、そうでないとき "0" を出力する。第3の比較部3
6は、領域境界判定部34の出力信号Sと、信号I
とを比較して、信号Sとして、Iの値がM+Vより
小さいとき "0" を出力し、そうでないとき "1" を出
力する。排他的論理和回路37は、信号Mと、信号I
と、信号Vのそれぞれの最下位ビットの "1" , "0"
を比較して、信号Sとして、 "1" の数が偶数のと
き "1" を出力し、 "1" の数が奇数のとき "0" を出
力する。オア回路38〜オア回路43からなる論理回路
は、信号S〜Sの組み合わせから、信号Iの変
化に従って信号Sを出力し、フリップフロップ44
は、信号Sを次の分周パルスFBAKの立ち下がり
まで保持して、演算出力信号oclkとして出力する。
【0032】以下、図5,図6を参照して、この例の制
御出力演算部の動作を説明する。 (1)0≦I≦M−1−Vの期間(図6の期間) この期間においては、信号S= "1" であって、ノ
ア回路42の出力信号Sが "0" であり、信号S
= "1" であって、インバータ41の出力信号S
が "0" なので、オア回路43の出力信号S
は、図6に示すように、 "0" が連続する。 (2)M−V≦I≦M−1の期間(図6の期間) この期間においては、信号S= "1" あって、イン
バータ41の出力信号Sが "0" であるが、信号S
= "0" であって、排他的論理和回路37の出力信
号Sが、ノア回路42を経て出力されるので、オア
回路43の出力信号Sは、図6に示すように、 "
1" と "0" が交互に連続する。 (3)M≦I≦M+Vの期間(図6の期間) この期間においては、信号S= "0" であって、信
号Sはノア回路42,オア回路43を経て信号S
として、また信号S= "0" ,信号S = "
0" であって、信号Sはオア回路38,ナンド回路
40,インバータ41を介して信号Sとして、並列
にオア回路43に入力されるので、オア回路43の出力
信号Sは、図6に示すように、 "1" と "0" が
交互に連続する。 (4)M+V+1≦I≦2M−1の期間(図6の期
間) この期間においては、信号S= "0" ,信号S
= "1" であって、インバータ41の出力信号S
"1" なので、オア回路43の出力信号Sは、図6
に示すように、 "1" が連続する。
【0033】このように、この例の位相同期ループ回路
では、クロック周波数が三角波状に直線的に変化するク
ロック信号を発生することができる。この際、外部設定
数値に応じてプログラマブルに周波数変調波形を決定す
ることができるので、分周率設定用のROMを必要とし
ないとともに、出力クロック信号の周波数変調機能設定
時の自由度が高い。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られたもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、制御出力
演算部23の構成は、図5に示されたものに限らず、ア
ルゴリズムAとアルゴリズムBを実現する回路であれ
ば、いかなる回路でもよい。また、制御信号PSELの
"1" , "0" と分周率の大小との関係は、 "1" と "
0" をそれぞれ分周率の大と小に割り当てれば、図4,
図6における第1の期間と第2の期間は、それぞれ変調
波形の立ち上がり期間と立ち下がり期間となり、 "1"
と "0" を分周率の小と大に割り当てれば、立ち上がり
期間と立ち下がり期間の関係が逆になる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の位相同
期ループ回路によれば、出力クロック信号に対する三角
波状の周波数変調機能を持たせるために、ROMを使用
しないので、回路を収容するためのチップ面積を縮小す
ることができるとともに、外部設定数値に応じて、プロ
グラマブルに周波数変調波形を決定することができるの
で、出力クロック信号の周波数変調特性設定時の自由度
が高い利点を持つ位相同期ループを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である位相同期ループ回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例の位相同期ループ回路における、ルー
プカウンタの構成を示すブロック図である。
【図3】本実施例の位相同期ループ回路における、制御
信号生成部の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例の位相同期ループ回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。
【図5】本実施例における制御出力演算部の構成を示す
ブロック図である。
【図6】本実施例における制御出力演算部の動作を説明
するためのタイミング図である。
【図7】従来の周波数変調機能を有する位相同期ループ
回路の構成例を示すブロック図である。
【図8】従来の位相同期ループ回路における、出力クロ
ック周波数の時間的変化を説明するための図である。
【図9】従来の周波数変調機能を有する位相同期ループ
回路の他の構成例を示すブロック図である。
【図10】従来の位相同期ループ回路における、ループ
カウンタの分周率の制御を例示する図である。
【図11】位相同期ループ回路における、分周率切り替
え時の周波数変化を例示する図である。
【符号の説明】
1 位相比較器(PFD) 2 チャージポンプ回路(CP) 3 ローパスフィルタ(LPF) 4 電圧制御発振器(VCO)(発振手段) 5 ループカウンタ(分周手段) 6 インバータ 7 制御信号生成部(制御手段) 11 分周パルスカウンタ 12 フリップフロップ(FF) 13 制御出力演算部(制御出力演算手段) 14 インバータ 15 セレクタ(SEL)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力信号を分周して分周パルスを出力す
    る分周手段と、該分周パルスと基準周波数信号との位相
    差の信号から得た制御電圧によって発振周波数を制御さ
    れて前記出力信号を発生する発振手段とを備えてなる位
    相同期ループ回路において、 前記分周手段に対して、複数種類の分周率を一定個数の
    前記分周パルスごとに切り替えて与えながら、該切り替
    えの境界期間において、前記複数種類の分周率を混在さ
    せて与えるとともに、該混在する複数種類の分周率の切
    り替え時、前回の分周率設定によって生じた前記位相同
    期ループ回路の出力クロック信号周波数の過渡特性にお
    ける最初のピークの出現以前に次の分周率を与えるよう
    に制御を行う制御手段を設けたことを特徴とする位相同
    期ループ回路。
  2. 【請求項2】 前記制御手段が、前記分周パルスの計数
    結果の信号Iと、前記出力信号の周波数変調周期に対応
    する前記分周パルスの出力回数の信号Mと、前記周波数
    変調波形の立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の
    期間の前半部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に
    第2の分周率を割り当てるとともに、該前半部分と後半
    部分との境界部分に、分周周期ごとに前記第1の分周率
    と第2の分周率とが交互に現れるようにしたときの、該
    第1の分周率と第2の分周率との組の出現回数の信号V
    とから、前記分周手段における分周率を演算して分周周
    期に応じた分周率制御用信号を生成するとともに前記分
    周手段に供給するものであることを特徴とする請求項1
    記載の位相同期ループ回路。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記分周パルスの計数
    結果の信号Iと、前記出力信号の周波数変調周期に対応
    する前記分周パルスの出力回数の信号Mと、前記周波数
    変調波形の立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の
    期間の前半部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に
    第2の分周率を割り当てるとともに、該前半部分と後半
    部分との境界部分に、分周周期ごとに前記第1の分周率
    と第2の分周率とが交互に現れるようにしたときの、該
    第1の分周率と第2の分周率との組の出現回数の信号V
    とから、前記分周手段における分周率を演算して分周周
    期に応じた演算出力信号を発生する制御出力演算手段を
    備え、前記第1の期間に前記演算出力信号を選択し、前
    記周波数変調波形の立ち下がり又は立ち上がりに対応す
    る第2の期間に前記演算出力信号を反転した信号を選択
    して、分周率制御用信号として前記分周手段に供給する
    ものであることを特徴とする請求項1記載の位相同期ル
    ープ回路。
  4. 【請求項4】 前記制御出力演算手段が、前記第1の期
    間の前半部分において、0≦I≦M−1−Vの期間は第
    1の分周率を出力し、それ以外の期間は、Mが偶数、か
    つ、V,Iが奇数同士又は偶数同士のとき、又はMが奇
    数、かつ、Vが奇数でIが偶数又はVが偶数でIが奇数
    のとき第2の分周率を出力するとともにそれ以外のとき
    は第1の分周率を出力し、前記第1の期間の後半部分に
    おいて、M+V≦Iの期間は第2の分周率を出力し、そ
    れ以外の期間は、Mが偶数、かつ、Vが奇数でIが偶数
    又はVが偶数でIが奇数のとき、又はMが奇数、かつ、
    V,Iが奇数同士又は偶数同士のとき、第1の分周率を
    出力するとともにそれ以外のときは第2の分周率を出力
    するものであることを特徴とする請求項2又は3記載の
    位相同期ループ回路。
  5. 【請求項5】 出力信号を分周して分周パルスを出力
    し、該分周パルスと基準周波数信号との位相差の信号か
    ら得た制御電圧によって発振周波数を制御して前記出力
    信号を発生することによって、位相同期ループを形成
    し、複数種類の分周率を一定個数の前記分周パルスごと
    に切り替えて与えながら、該切り替えの境界期間におい
    て、前記複数種類の分周率を混在させて与えるととも
    に、該混在する複数種類の分周率の切り替え時、前回の
    分周率設定によって生じた前記位相同期ループの出力ク
    ロック信号周波数の過渡特性における最初のピークの出
    現以前に次の分周率を与えるように分周制御を行うこと
    を特徴とする位相同期ループ回路における周波数変調方
    法。
  6. 【請求項6】 前記分周制御が、前記分周パルスの計数
    結果の信号Iと、前記出力信号の周波数変調周期に対応
    する前記分周パルスの出力回数の信号Mと、前記周波数
    変調波形の立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の
    期間の前半部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に
    第2の分周率を割り当てるとともに、該前半部分と後半
    部分との境界部分に、分周周期ごとに前記第1の分周率
    と第2の分周率とが交互に現れるようにしたときの、該
    第1の分周率と第2の分周率との組の出現回数の信号V
    とから、前記分周時における分周率を演算して分周周期
    に応じた分周率制御用信号を生成して分周を制御するこ
    とによって行われるものであることを特徴とする請求項
    5記載の位相同期ループ回路における周波数変調方法。
  7. 【請求項7】 前記分周制御が、前記分周パルスの計数
    結果の信号Iと、前記出力信号の周波数変調周期に対応
    する前記分周パルスの出力回数の信号Mと、前記周波数
    変調波形の立ち上がり又は立ち下がりに対応する第1の
    期間の前半部分に第1の分周率を割り当て、後半部分に
    第2の分周率を割り当てるとともに、該前半部分と後半
    部分との境界部分に、分周周期ごとに前記第1の分周率
    と第2の分周率とが交互に現れるようにしたときの、該
    第1の分周率と第2の分周率との組の出現回数の信号V
    とから、前記分周時における分周率を演算して分周周期
    に応じた演算出力信号を発生して、前記第1の期間に前
    記演算出力信号を選択し、前記周波数変調波形の立ち下
    がり又は立ち上がりに対応する第2の期間に前記演算出
    力信号を反転した信号を選択して得た分周率制御用信号
    によって行われるものであることを特徴とする請求項5
    記載の位相同期ループ回路における周波数変調方法。
  8. 【請求項8】 前記演算出力信号が、前記第1の期間の
    前半部分において、0≦I≦M−1−Vの期間は第1の
    分周率を出力し、それ以外の期間は、Mが偶数、かつ、
    V,Iが奇数同士又は偶数同士のとき、又はMが奇数、
    かつ、Vが奇数でIが偶数又はVが偶数でIが奇数のと
    き第2の分周率を出力するとともにそれ以外のときは第
    1の分周率を出力し、前記第1の期間の後半部分におい
    て、M+V≦Iの期間は第2の分周率を出力し、それ以
    外の期間は、Mが偶数、かつ、Vが奇数でIが偶数又は
    Vが偶数でIが奇数のとき、又はMが奇数、かつ、V,
    Iが奇数同士又は偶数同士のとき、第1の分周率を出力
    するとともにそれ以外のときは第2の分周率を出力する
    ように制御するものであることを特徴とする請求項6又
    は7記載の位相同期ループ回路における周波数変調方
    法。
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