JP3861291B2 - 位相同期方法及び回路 - Google Patents
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Description
本発明は、例えば映像信号の位相を同期する際に好適な位相同期方法及び回路に関する。特に、本発明はデジタル信号処理によって入力信号の位相に同期した所望の信号を形成する際に使用される位相同期方法及び回路に関する。
背景技術
例えば複数の映像信号を合成する場合には、合成される複数の映像信号の同期信号等の位相を同期させる必要がある。そこで、このような例えば映像信号の位相を同期させる際に使用される位相同期方法及び回路としては、従来から例えば特開昭64−11477号公報や、特開平1−190176号公報に開示されるような技術が知られている。
すなわち、例えば特開昭64−11477号公報においては、第1の映像信号はデジタルデータに変換されて3個の記憶手段に順番に記憶される。そしてこれらの記憶手段が第2の映像信号に同期して読み出されることによって、これらの記憶手段に記憶された第1の映像信号が第2の映像信号に同期され、これら第1及び第2の映像信号を合成できるようになるものである。
しかしながらこの特開昭64−11477号公報では、第1及び第2の映像信号は同期信号レベルでは同期されるものの、それより高周波の色副搬送信号の同期に関しては考慮されておらず、従って色信号の合成はできず、例えば第1の映像信号が輝度信号(白黒信号)のみの場合しか合成ができないものである。
これに対して特開平1−190176号公報においては、第1及び第2の映像信号からそれぞれRGB信号をデコードして、それぞれの同期信号に従って第1及び第2のフレームメモリに記憶する。そしてこれらのフレームメモリをいずれか一方の映像信号に同期して読み出すと共に、読み出された第1及び第2の映像信号をRGB信号の状態で合成し、合成されたRGB信号から再び複合映像信号をエンコードしているものである。
これによれば、RGB信号で合成を行うので色副搬送信号の同期の問題は生じることがない。しかしこの構成では、A/D変換器61c、62cからD/A変換器72までの間の回路に、それぞれRGBの3系統が必要とされ、回路構成が極めて膨大なものになってしまう。
ところで、例えば複合映像信号の合成を行うには、色副搬送信号の位相同期を行う必要がある。その場合に、従来はアナログ処理によるいわゆるPLL等が用いられていたが、そのためには発振器等の複雑な回路素子が必要とされ、またアナログ処理による特性のばらつきや不安定性等の問題が生じていた。
また、近年デジタルテレビジョン放送等に見られる映像信号のデジタル化が進められており、このようなデジタル信号の処理においては、デジタル信号処理による位相同期の実現が求められている。
さらにこのような位相同期においては、アナログ信号とアナログ信号、デジタル信号とデジタル信号のような同種の信号同士に限らず、アナログ信号とデジタル信号が混在しているような状況においても、位相同期を実現することが求められている。
この出願はこのような点に鑑みて成されたものであって、簡単な構成で、デジタル信号処理により、入力信号の位相に同期した所望の信号を形成することのできる位相同期方法及び回路を提供することを目的とするものである。
発明の開示
本発明は、所望の信号波形の記憶されたメモリ手段を有し、上記メモリ手段に記憶された上記所望の信号波形の信号を読み出すと共に、任意の周波数の入力信号と上記メモリ手段から読み出される上記所望の信号波形の信号とを位相比較し、上記位相比較によって検出される位相誤差信号に基づいて上記メモリ手段の読み出しを行うアドレス信号を制御して、上記メモリ手段から読み出される上記所望の信号波形の信号の位相を上記任意の周波数の入力信号の位相に同期させるようにしたものであり、これに関連して位相同期方法及び回路を開示する。
【図面の簡単な説明】
FIG.1は、本発明による位相同期回路の第1の実施例の構成を示したブロック図である。
FIG.2は、FIG.1のアドレス形成回路におけるアドレス信号の生成を説明するタイミングチャート図である。
FIG.3は、位相同期された信号の発生における任意の信号波形の生成の方法を説明する線図である。
FIG.4は、位相同期された信号を用いて色副搬送信号を形成するための構成を示したブロック図である。
FIG.5は、本発明による位相同期回路の第2の実施例の構成を示したブロック図である。
FIG.6は、FIG.5のアドレス形成回路におけるアドレス信号の生成を説明するタイミングチャート図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して、本発明に係る位相同期方法及び回路について詳細に説明する。
本発明は、デジタル信号処理によって入力信号の位相に同期した所望の信号を形成しようとするものである。このため本発明においては、メモリ手段に記憶された信号を読み出すと共に、入力信号とメモリ手段から読み出される信号とを位相比較し、検出される位相誤差信号に基づいてメモリ手段の読み出しアドレス信号を制御して、読み出される信号の位相を入力信号の位相に同期させるようにする。
そこで本発明の第1の実施例においては、次のような構成を提案する。すなわちFIG.1は、本発明による位相同期回路の第1の実施例の構成を示したブロック図である。
このFIG.1において、入力端子1には、例えば基準となるアナログ正弦波信号Srが入力される。この正弦波信号Srが、2つのアナログ信号間の位相差の方向及び大きさを検出する位相検波回路2の一方の入力に供給される。
また、例えば所望の正弦波信号の波形がデジタル値で記憶されたメモリ3が設けられる。このメモリ3に入力端子4からのクロック信号が供給されると共に、後述するアドレス信号生成回路5からの読み出しアドレス信号が供給される。これによって上述の例えば正弦波信号の波形が読み出される。そしてこの読み出されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出される。
それと共に、メモリ3から読み出された正弦波信号SdがD/A変換回路7に供給されてアナログ信号に変換される。この変換されたアナログ正弦波信号Saが上述の位相検波回路2の他方の入力に供給される。そしてこの位相検波回路2で上述の2つのアナログ信号間の位相差の方向及び大きさが検出され、この位相差信号(a)が上述のアドレス信号生成回路5に供給される。
さらに、アドレス信号生成回路5においては、例えば以下に述べるようにして上述の読み出しアドレス信号の生成が行われる。
すなわち、例えば上述の入力端子4に供給されるクロック信号がアドレス信号生成回路5を構成するカウンタ51のクロック端子に供給される。また上述の位相検波回路2では、例えば供給される2つのアナログ信号間の位相差がパルス幅変調(PWM)信号で検出されている。そしてこの検出された位相差信号(a)がカウンタ51のイネーブル端子(EN)に供給される。
これによって、このカウンタ51では、位相検波回路2からの位相差信号が例えば高電位の期間に、入力端子4に供給されるクロック信号の計数が行われる。またこのカウンタ51には、例えば端子52からの、例えば位相検波回路2で検出が行われたことを示すクリア(CLR)信号が供給される。そしてこのクリア信号によってカウンタ51の計数値がリセットされる。
さらに、このカウンタ51で計数されたカウント値が保持回路53に供給される。この保持回路53には、例えば端子54からの、例えば上述のクリア信号の直前に形成されるストローブ(STB)信号が供給される。そしてこのストローブ信号によって、そのときのカウンタ51のカウント値が保持回路53に保持される。
この保持回路53に保持された、例えば位相差信号の高電位期間に相当するクロック信号のカウント値が、加算回路55に供給される。そしてこの加算回路55で、例えば端子56からの後述する所定値(−n)が加算される。さらにこの加算回路55からの加算値が加算回路57に供給される。そしてこの加算回路57で、例えばメモリ3からの等差アドレス値が加算される。
ここでこの等差アドレス値は、例えばメモリ3に記憶されたデジタル正弦波信号Sdのサンプリングレートとクロック信号との比に基づいて等差数列で求められるものである。従ってこの等差アドレス値は、例えばメモリ3に予め記憶しておくことが可能なものであり、例えばこのメモリ3に記憶された値が順次読み出されて加算回路57に供給される。
そしてこの加算回路57で加算されたアドレス値(カウント値+所定値(−n)+等差アドレス値)がメモリ3に供給されて、上述のデジタル正弦波信号Sdの読み出しが行われる。
なお、この場合にカウント値及び所定値(−n)は、例えば入力端子1に入力されるアナログ正弦波信号Srの1周期ごとに更新される値である。これに対して等差アドレス値は、例えばクロック信号ごとに変化される値であり、これらの値が加算されることによって、クロック信号ごとに変化される読み出しアドレスが形成されて、メモリ3に供給される。
そして上述の回路において、位相検波回路2からは、例えばFIG.2のAに示すような位相差信号(a)がカウンタ51に供給される。また、端子52、54には、例えばFIG.2のB、Cに示すようなストローブ(STB)信号とクリア(CLR)信号が供給される。さらに入力端子4には、例えばFIG.2のDに示すようなクロック(CLK)信号が供給されている。
従って、例えば位相差信号(a)の高電位期間のカウンタ51のカウント値が(n)のときに、加算回路55からは“0”の加算値が出力される。これによってメモリ3には、例えばアドレス値“0”を始端とした読み出しアドレス信号が供給される。そしてこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdが、クロック信号に同期した所定の周波数で、例えば基準の位相で読み出される。
さらにこの読み出されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出されると共に、D/A変換回路7を通じて位相検波回路2に供給される。そしてこのとき位相検波回路2から、例えば高電位期間のクロック信号のカウント値が(n)となる位相差信号(a)が出力されていれば、加算回路55からの加算値は“0”のままとなり、この回路はこの状態で安定することになる。
これに対して、例えば入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相が遅くなると、例えば位相差信号(a)の高電位期間の長さが長くなるように位相検波回路2の出力が変化される。これによってカウンタ51のカウント値が大きく(n+Δ)なり、加算回路55からは“+Δ”の加算値が出力される。
このため加算回路57からは、例えばアドレス値“+Δ”を始端とした読み出しアドレス信号が出力されて、メモリ3に供給される。これによってこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdがクロック信号に同期した所定の周波数で、且つ位相が“+Δ”シフト(遅相)されたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。
また、例えば入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相が早くなった場合には、例えば位相差信号(a)の高電位期間の長さが短くなるように位相検波回路2の出力が変化される。これによってカウンタ51のカウント値が小さく(n−Δ)なり、加算回路55からは“−△”の加算値が出力される。
このため加算回路57からは、例えばアドレス値“−Δ”を始端とした読み出しアドレス信号が出力されて、メモリ3に供給される。これによってこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdがクロック信号に同期した所定の周波数で、且つ位相が“−Δ”シフト(進相)されたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。
すなわちこのメモリ3からは、入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相の変化した分(±Δ)シフトされたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。これによって、入力端子1に入力される正弦波信号Srに位相の同期されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出される。そしてこの動作が、例えば位相検波回路2で検出が行われるごとにクリア信号によってカウンタ51の計数値がリセットされることで、繰り返し実行される。
さらに、FIG.3には、実際にメモリ3からデジタル正弦波信号Sdを読み出す際の手順を示す。すなわちFIG.3において、メモリ3には実線で示す1/4周期分の波形のみが記憶されている。
そしてデジタル正弦波信号Sdを読み出す際には、▲1▼の1/4周期はその儘の順序で読み出し、▲2▼の1/4周期は時間軸を逆にして読み出し、▲3▼の1/4周期は極性を反転して読み出し、▲4▼の1/4周期は時間軸を逆にし、且つ極性を反転して読み出す。これによって1周期のデジタル正弦波信号Sdが読み出される。
また、この読み出しの始端の位置を、入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相の変化(±Δ)に応じてシフトすることにより、入力端子1に入力される正弦波信号Srに位相の同期されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出されるものである。
なお、上述の回路において、基準となる(n)の値をカウンタ51の最大カウント値の1/2、すなわちカウンタ51の最大カウント値を2nとすることによって、入力端子1に入力される正弦波信号Srの−n〜+nの位相の変化に対応させることができる。また、最大カウント値2nがカウンタ51で計数されるに相当する時間を、求められる正弦波信号の1周期分以上とすることによって、360度の位相の変化に対応させることができる。
さらに、上述の回路において、メモリ3の読み出し位置を全体的に1/4周期ずらせることによって、デジタル余弦波信号を、入力端子1に入力される正弦波信号Srに位相同期させて取り出すこともできる。また、メモリ3に任意の波形を記憶させることによって、上述の三角関数波形以外の信号を入力される信号に位相同期させて形成することも可能である。
こうして上述の回路によれば、メモリ手段に記憶された信号を読み出すと共に、入力信号とメモリ手段から読み出される信号とを位相比較し、検出される位相誤差信号に基づいてメモリ手段の読み出しアドレス信号を制御することによって、読み出される信号の位相を入力信号の位相に同期させ、簡単な構成で、デジタル信号処理により、入力信号の位相に同期した所望の信号を形成を行うことができるものである。
さらに、FIG.4には、上述のようにして形成されたデジタル正弦波信号Sin及びデジタル余弦波信号Cosを用いて、複合映像信号のエンコードを行うための回路構成を示す。
すなわちFIG.4において、例えばデジタル映像信号の輝度信号Y及び2軸の色信号CB、CRが入力端子40を通じてデジタルのマトリクス回路41に供給される。そしてこのマトリクス回路41で、上述の信号から輝度信号Y及び色差信号R−Y、B−Yが取り出され、取り出された輝度信号Yは、デジタルのNTSCエンコーダ回路42に供給される。
また、マトリクス回路41からの色差信号R−Yは乗算回路43に供給されて、端子44に供給される上述のデジタル正弦波信号Sinと乗算される。さらにマトリクス回路41からの色差信号B−Yは乗算回路45に供給されて、端子46に供給される上述のデジタル余弦波信号Cosと乗算される。そしてこれらの乗算信号が加算回路47で加算されて色副搬送信号Scがデジタルで形成される。
さらにこの色副搬送信号ScがデジタルのNTSCエンコーダ回路42に供給されて、上述の輝度信号Yと共に複合されて、例えばNTSC方式の複合映像信号がデジタルで形成される。そしてこの複合映像信号がD/A変換回路48に供給されてアナログ信号に変換されて出力端子49に取り出される。
このようにして、例えば上述のFIG.1の入力端子1に供給される信号に位相同期されたデジタル正弦波信号Sin及びデジタル余弦波信号Cosを用いて複合映像信号のエンコードが行われる。従ってこの入力端子1に供給される信号を、任意のテレビジョン信号の色副搬送波とすることによって、このテレビジョン信号の色副搬送信号に位相同期された複合映像信号が形成され、これらの映像信号の合成を可能にすることができる。
すなわちこの回路において、例えば入力端子40に供給されるデジタル映像信号を、例えば入力端子1に供給されるアナログ映像信号に位相同期してエンコードすることができ、アナログ信号とデジタル信号が混在しているような状況においても、位相同期を実現することができるものである。
さらに、FIG.5は、本発明による位相同期回路の第2の実施例の構成を示したブロック図である。なおこのFIG.5において、上述のFIG.1と対応する部分には同一の符号を付して重複する説明を省略する。
すなわちこの第2の実施例の回路においては、アドレス信号生成回路5において、例えば上述の入力端子4に供給されるクロック信号がアドレス信号生成回路5を構成するカウンタ61のクロック端子に供給される。また上述の位相検波回路2からの位相差信号(a)(PWM信号)がカウンタ61のアップダウン制御端子(U/D)に供給される。
これによって、このカウンタ61では、例えば位相検波回路2からの位相差信号が高電位の期間に入力端子4に供給されるクロック信号のアップ計数が行われ、低電位の期間に入力端子4に供給されるクロック信号のダウン計数が行われる。またこのカウンタ61には、例えば端子62からの、例えば位相検波回路2で検出が行われたことを示すクリア(CLR)信号が供給される。そしてこのクリア信号によってカウンタ61の計数値がリセットされる。
さらに、このカウンタ61で計数されたカウント値が保持回路63に供給される。この保持回路63には、例えば端子64からの、例えば上述のクリア信号の直前に形成されるストローブ(STB)信号が供給される。そしてこのストローブ信号によって、そのときのカウンタ61のカウント値が保持回路63に保持される。
この保持回路63に保持された、例えば位相差信号の高電位期間に相当するクロック信号のカウント値が、加算回路65に供給される。この加算回路65で、例えば上述のメモリ3からの等差アドレス値が加算される。そしてこの加算回路65で加算されたアドレス値(カウント値+等差アドレス値)がメモリ3に供給されて、上述のデジタル正弦波信号Sdの読み出しが行われる。
そして上述の回路において、位相検波回路2からは、例えばFIG.6のAに示すような位相差信号(a)がカウンタ61に供給される。また、端子62、64には、例えばFIG.6のB、Cに示すようなストローブ(STB)信号とクリア(CLR)信号が供給される。さらに入力端子4には、例えばFIG.6のDに示すようなクロック(CLK)信号が供給されている。
従って、例えば位相差信号(a)の高電位期間と低電位期間との長さが等しいときにカウンタ61のカウント値が“0”にされる。これによってメモリ3には、例えばアドレス値“0”を始端とした読み出しアドレス信号が供給される。そしてこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdが、クロック信号に同期した所定の周波数で、例えば基準の位相で読み出される。
さらに、この読み出されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出されると共に、D/A変換回路7を通じて位相検波回路2に供給される。そしてこのとき位相検波回路2から、例えば高電位期間と低電位期間との長さの等しい位相差信号(a)が出力されていれば、カウンタ61のカウント値は“0”のままとなり、この回路はこの状態で安定することになる。
これに対して、例えば入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相が遅くなると、例えば位相差信号(a)の高電位期間が長くなるように位相検波回路2の出力が変化される。これによってカウンタ61からは“+Δ”の加算値が出力される。
このため加算回路65からは、例えばアドレス値“+Δ”を始端とした読み出しアドレス信号が出力されて、メモリ3に供給される。これによってこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdがクロック信号に同期した所定の周波数で、且つ位相が“+Δ”シフト(遅相)されたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。
また、例えば入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相が早くなった場合には、例えば位相差信号(a)の低電位期間が長くなるように位相検波回路2の出力が変化される。これによってカウンタ61からは“−Δ”の加算値が出力される。
このため加算回路65からは、例えばアドレス値“−Δ”を始端とした読み出しアドレス信号が出力されて、メモリ3に供給される。これによってこのメモリ3からは、記憶されたデジタル正弦波信号Sdがクロック信号に同期した所定の周波数で、且つ位相が“−Δ”シフト(進相)されたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。
すなわちこのメモリ3からは、入力端子1に入力される正弦波信号Srの位相の変化した分(±Δ)シフトされたデジタル正弦波信号Sdが読み出される。これによって、入力端子1に入力される正弦波信号Srに位相の同期されたデジタル正弦波信号Sdが出力端子6に取り出される。そしてこの動作が、例えば位相検波回路2で検出が行われるごとにクリア信号によってカウンタ61の計数値がリセットされることで、繰り返し実行される。
このようにして、この第2の実施例の回路においても、メモリ手段に記憶された信号を読み出すと共に、入力信号とメモリ手段から読み出される信号とを位相比較し、検出される位相誤差信号に基づいてメモリ手段の読み出しアドレス信号を制御することによって、読み出される信号の位相を入力信号の位相に同期させ、簡単な構成で、デジタル信号処理により、入力信号の位相に同期した所望の信号の形成を行うことができるものである。
従ってこのような本発明の位相同期方法及び回路を用いることによって、例えば簡単な構成で、デジタル信号処理により、入力信号の位相に同期した所望の信号の形成を行うことができるものである。
尚、上述した例では、例えば複合映像信号の合成を行う場合を例にとって本発明の実用例を説明したが、本発明はその他の回路装置において位相の同期されたデジタル信号を得る場合にも適用することができるものである。また、本発明は、本発明の主旨を大きく逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
Claims (5)
- 所望の信号波形の信号が記憶されたメモリ手段から上記所望の信号波形を読み出し、
任意の周波数の入力信号と上記メモリから読み出される上記所望の信号波形の信号とを位相比較し、
上記位相比較によって検出される位相誤差に応じた数のパルスを計数し、
上記計数されたパルスの数に基づいて上記メモリ手段の読み出しを行うアドレス信号を制御し、
上記メモリ手段から読み出される上記所望の信号波形の信号の位相を上記任意の周波数の入力信号の位相に同期させる
ことを特徴とする位相同期方法。 - 任意の周波数信号の入力される入力手段と、
所望の信号波形の記憶されたメモリ手段と、
上記メモリ手段から上記所望の信号波形を読み出すためのアドレス信号を生成するアドレス信号生成手段と、
上記メモリ手段から読み出された上記所望の信号波形の信号と上記入力手段に入力された上記任意の周波数信号との位相を比較する位相比較手段とを有し、
上記位相比較手段から周期的に得られる位相誤差信号に応じた数のパルスを計数し、
上記計数されたパルスの数に基づいて上記アドレス信号を制御し、
上記メモリ手段から上記入力手段に入力される上記任意の周波数信号に位相が同期した上記所望の信号波形の信号を読み出す
ことを特徴とする位相同期回路。 - 上記アドレス信号生成手段は、上記位相誤差信号の周期内で計数される最大カウント数から定まる所定値と上記位相誤差信号から形成した誤差アドレス信号とを演算して上記アドレス信号を生成する
ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の位相同期回路。 - 上記位相誤差信号は、上記位相誤差信号の大きさに応じた幅のパルス幅変調信号であり、
上記アドレス信号生成手段は、
上記パルス幅変調信号の上記パルス幅に応じた数のクロック信号を計数する計数回路と、
この計数回路の計数値を保持する保持回路と、
上記所定値と上記保持回路に保持された上記計数値とを演算して上記アドレス信号を出力する演算回路とを有する
ことを特徴とする請求の範囲第3項記載の位相同期回路。 - 上記入力手段に入力される上記任意の周波数信号は、テレビ所運信号の色副搬送波であり、
上記メモリ手段から読み出される上記所望の信号波形の信号は、サイン信号またはコサイン信号である
ことを特徴とする請求の範囲第2項記載の位相同期回路。
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