JP3141157B2 - 結晶変換によるチタニルフタロシアニンの製造方法 - Google Patents

結晶変換によるチタニルフタロシアニンの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はチタニルフタロシアニンの結晶構造を特定の
有用な形に変換するための方法に関するものである。
〔従来技術〕 電子写真感光体としては、古くからセレン、酸化亜
鉛、硫化カドミウム等の無機光導電性物質を主成分とす
る感光層を設けた無機感光体が広く使用されてきたが、
このような無機感光体は例えば、セレンは熱や指紋の汚
れ等によって結晶化するために特性が劣化しやすく、硫
化カドミウムは耐湿性、耐久性に劣り、酸化亜鉛もまた
耐久性に劣る等の問題があって、近年は種々の利点を有
する有機光導電性物質が広く電子写真感光体に用いられ
るようになってきた。なかでもフタロシアニン化合物は
光電変換の量子効率が高く、また近赤外領域まで高い分
光感度を示すため、特に半導体レーザ光源に対応する電
子写真感光体用として注目されてきた。
そのような目的に対して、銅フタロシアニン、無金属
フタロシアニン、クロルインジウムフタロシアニン、ク
ロルガリウムフタロシアニンなどを用いた電子写真感光
体が報告されているが、近年特にチタニルフタロシアニ
ンが注目されるようになり、例えば特開昭61−239248
号、同62−670943号、同62−272272号、同63−116158号
のようにチタニルフタロシアニンの種々の結晶型を用い
た電子写真感光体が多く技術公開されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
一般にフタロシアニン化合物を電子写真感光体に用い
る場合、その結晶状態によって特性は著しく変化するた
め結晶状態の制御が重要な技術となる。このためチタニ
ルフタロシアニンにおいても上述の公開公報に見られる
ように種々の結晶型のものが開発されている。前記のよ
うに電子写真感光体としての特性は結晶型によって著し
く変化し、また製造条件によっても変化するため、電子
写真感光体用のチタニルフタロシアニンとしては高感度
で帯電能に優れた結晶型が必要であると同時にそれが安
定した状態で製造できることが必要である。そのような
状況のなかで、Cu−Kα線に対するX線回折スペクトル
の9.5±0.2゜、24.1±0.2゜、27.2±0.2゜にピークを示
す結晶状態において、特に著しく高い感度が達成される
ことが見いだされた。しかしながらこの特定の結晶状態
は通常の溶媒処理やミリングでは安定した製造をするこ
とができなかった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、電子写真感光体に有用な、Cu−Kα
線に対するX線回折スペクトルの9.5±0.2゜、24.1±0.
2゜、27.2±0.2゜にピークを示す結晶状態を有するチタ
ニルフタロシアニンの製造法を提供することにある。
〔発明の構成及び作用効果〕
本発明の目的とする製造法はオキシチタニルフタロシ
アニンをアモルファス状態もしくはその他の熱的に非平
衡な結晶状態にした後、水の存在下にi)ニトロ基、i
i)シアノ基、iii)エステル基、iv)トリフルオルメチ
ル基のいづれかを有する芳香族有機溶媒で処理すること
によってえられる。
オキシチタニルフタロシアニンは次の一般式で表され
る。
一般式 但し、X1、X2、X3、X4は水素原子、ハロゲン原子、ア
ルキル基、或はアルコキシ基を表し、n、m、l、kは
0〜4の整数を表す。
X線回折スペクトルは次の条件で測定され、ここでの
ピークは、明瞭にノイズとは異なった鋭角の錐状突起で
ある。
X線管球 Cu 電 圧 40.0 kV 電 流 100 mA スタート角度 6.0 deg. ストップ角度 35.0 deg. ステップ角度 0.02 deg. 測定時間 0.50 sec. 本発明において、アモルファス状態とは、X線回折ス
ペクトルにおいて全体にピークがブロードであるか若し
くはピークがみられない状態であり、例えばチタニルフ
タロシアニンを硫酸に溶解させた後、水中にあけて析出
させることによって得ることができる。この方法はアシ
ッドペースト処理と呼ばれるが、アシッドペースト処理
によって得られたアモルファスのチタニルフタロシアニ
ンは一般に、X線回折スペクトルの6〜8゜の領域にピ
ークをもつことが多い。
使用水量は広い範囲に選ぶことができる。水はチタニ
ルフタロシアニンの直ぐ近傍での濃度が重要であり、し
たがってアシッドペースト処理直後のウェットペースト
(通常固形分濃度5〜50%)を用いた場合などは、チタ
ニルフタロシアニンの表面が水で潤されているため溶媒
全体量に対して非常に少量の水で十分となる。
本発明に係るi)ニトロ基、ii)シアノ基、iii)エ
ステル基、iv)トリフルオルメチル基のいづれかを有す
る芳香族有機溶媒でなくて、芳香族炭化水素溶媒を用い
て同様の結晶型に変換する方法がすでに知られている。
しかしながら、芳香族炭化水素溶媒を用いて得た、本発
明と同様の結晶型のチタニルフタロシアニンは、i)ニ
トロ基、ii)シアノ基、iii)エステル基、iv)トリフ
ルオルメチル基のいづれかを有する有機溶媒を用いて得
たものより、電子写真感光体にした時の性能が悪い。こ
れは、i)ニトロ基、ii)シアノ基、iii)エステル
基、iv)トリフルオルメチル基のいづれかを有する有機
溶媒の洗浄効果によって、微量の不純物の残留が少ない
ためと思われる。
本発明に係る溶媒としては、例えば、以下のものをあ
げることができる。
i)ニトロ基を有する芳香族有機溶媒としては、ニトロ
ベンゼン、1−フルオル−2−ニトロベンゼン、1−フ
ルオル−3−ニトロベンゼン、1−フルオル−4−ニト
ロベンゼンなどがあげられる。
ii)シアノ基を有する芳香族有機溶媒としては、ベンゾ
ニトリル、1−ベンゾシクロブテンカルボニトリル、3
−クロルベンゾニトリル、2−フルオルベンゾニトリ
ル、3−フルオルベンゾニトリル、4−フルオルベンゾ
ニトリルなどがあげられる。
iii)エステル基を有する芳香族有機溶媒としては、メ
チルベンゾエート、エチルベンゾエート、プロピルベン
ゾエート、メチル−2−メチルベンゾエート、メチル−
3−メチルベンゾエート、メチル−4−メチルベンゾエ
ート、フェニルアセテートなどがあげられる。
iv)トリフルオルメチル基を有する芳香族有機溶媒とし
ては、α,α,α−トリフルオルトルエン、α,α,α
−トリフルオル−m−トルニトリル、2−フルオルベン
ゾトリフルオライド、3−フルオルベンゾトリフルオラ
イド、4−フルオルベンゾトリフルオライドなどがあげ
られる。
処理の方法としては一般的な撹拌装置で撹拌するもの
であるが、その他にホモミキサー、ディスパーザ、アジ
ター或はボールミル、サンドミル、アトライタ、超音波
分散装置等を用い機械的な力を利用することもできる。
このようにして得られたチタニルフタロシアニンは電
子写真感光体のキャリア発生物質として用いた時に特に
優れた特性を発揮する。そのような用途においては、ま
ず、チタニルフタロシアニンを適当な溶媒中にサンドミ
ル、ボールミル等を用いて分散し、導電性の支持体上に
塗布してキャリア発生層を形成し、その上にキャリア輸
送物質をバインダとともに溶媒に溶解した液を塗布して
キャリア輸送層を形成して電子写真感光体を作ることが
できる。
次に本発明における具体的な実施例をしめす。
〔実施例〕
(オキシチタニルフタロシアニンの合成) 1,3−ジイミノイソインドリン;29.2gとα−クロルナ
フタレン;200mlを混合し、チタニウムテトラブトキシ
ド;20.4gを加えて、窒素雰囲気下に140〜150℃で2時間
加熱し、続いて180℃で3時間反応させた。放冷した後
析出物を濾取し、α−クロルナフタレンで洗浄、次いで
クロロホルムで洗浄し、さらに2%塩酸水溶液で洗浄、
水洗、最後にメタノール洗浄して、乾燥の後26.2g(91.
0%)のオキシチタニルフタロシアニンを得た。
(実施例1) オキシチタニルフタロシアニン;100gを2kgの濃硫酸に
溶解し、20の水にあけて析出させて濾取し、アモルフ
ァス状態のウェットペーストを得た。
またこのウェットペーストの一部を乾燥させてアモル
ファス状態の乾燥粉を得た。乾燥粉のX線回折スペクト
ルを第1図に示す。
アモルファス状態のウェットペースト(固形分濃度10
%);100gにニトロベンゼン;200mlを加え室温において
2時間撹拌した。その後メタノール;400mlで希釈して濾
過しメタノールで洗浄して乾燥し、第2図のX線回折パ
ターンをもつ結晶を得た。
(実施例2) 実施例1で用いたアモルファス状態のウェットペース
ト;20gに1−フルオル−2−ニトロベンゼン;200mlを加
え、氷冷下に1時間の撹拌を行った。メタノールで希釈
して濾過し、メタノール洗浄後乾燥して第3図のX線回
折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例3) 実施例1で得たアモルファス状態の乾燥粉1gに1−フ
ルオル−4−ニトロベンゼン;100mlを加え、撹拌下に
水;100mlを滴下した後50℃で3時間撹拌した。放冷の後
メタノール;400mlで希釈して濾過しメタノール洗浄して
乾燥し、第4図のX線回折パターンをもつ結晶を得た。
(応用例1) 実施例1で得た第2図のチタニルフタロシアニン;2g
とシリコーン樹脂「KR−5240,15%キシレン−ブタノー
ル溶液」(信越化学社製)の30gをイソプロパノール;10
0ml中にサンドミルを用いて分散し、これをアルミニウ
ムを蒸着したポリエステルベース上にワイヤバーで塗布
して厚さ0.3μmのキャリア発生層を形成した。次い
で、その上にキャリア輸送物質としてN,N−ジエチルア
ミノ−p−ベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン;1.2
gとポリカーボネート樹脂「ユーピロンZ−200」(三菱
瓦斯化学社製);1.5kgとを1,2−ジクロルエタン;10mlに
溶かした液をブレード塗布機で塗布して厚さ20μmのキ
ャリア輸送層を形成して、電子写真感光体とした。
このようにして得られた感光体は、ペーパアナライザ
EPA−8100(川口電気社製)を用いて次のような評価を
行った。すなわち、表面に負のコロナ帯電を行って約12
00Vとし、5秒間の電位減衰率Dを求め、続いて表面照
度が2(lux)となるような露光を行って、表面電位を
露光開始時の1/2値まで低下させるのに必要な露光量E
1/2を求めた。その結果、D=21%であり、E1/2=0.7
(lux・sec)であって、帯電能、感度ともに優れた特性
を示した。
(実施例4) 乾燥粉のX線回折スペクトルが第1図で示される実施
例1のアモルファス状態のウェットペースト(固形分濃
度10%);100gにベンゾニトリル;200mlを加え室温にお
いて2時間撹拌した。その後メタノール;400mlで希釈し
て濾過しメタノールで洗浄して乾燥し、第5図のX線回
折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例5) 実施例4で用いたアモルファス状態のウェットペース
ト;20gに2−フルオルベンゾニトリル;200mlを加え、氷
冷下に1時間の撹拌を行った。メタノールで希釈して濾
過し、メタノール洗浄後乾燥して第6図のX線回折パタ
ーンをもつ結晶を得た。
(実施例6) 実施例1で得たアモルファス状態の乾燥粉1gに3−ク
ロルベンゾニトリル;100mlを加え、撹拌下に水;100mlを
滴下した後50℃で3時間撹拌した。放冷の後メタノー
ル;400mlで希釈して濾過しメタノール洗浄して乾燥し、
第7図のX線回折パターンをもつ結晶を得た。
(応用例2) 実施例4で得た第6図のチタニルフタロシアニン;2g
を用い応用例1と全く同条件で電子写真感光体を作成し
た。
このようにして得られた感光体に応用例1と同様の測
定を行った結果、D=21%であり、E1/2=0.7(lux・s
ec)であって、帯電能、感度ともに優れた特性を示し
た。
(実施例7) 乾燥粉のX線回折スペクトルが第1図で示される実施
例1のアモルファス状態のウェットペースト(固形分濃
度10%);100gにメチルベンゾエート;200mlを加え室温
において2時間撹拌した。その後メタノール;400mlで希
釈して濾過しメタノールで洗浄して乾燥し、第8図のX
線回折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例8) 実施例7で用いたアモルファス状態のウェットペース
ト;20gにメチル−2−メチルベンゾエート;200mlを加
え、氷冷下に1時間の撹拌を行った。メタノールで希釈
して濾過し、メタノール洗浄後乾燥して第9図のX線回
折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例9) 実施例1で得たアモルファス状態の乾燥粉1gにフェニ
ルアセテート;100mlを加え、撹拌下に水;100mlを滴下し
た後50℃で3時間撹拌した。放冷の後メタノール;400ml
で希釈して濾過しメタノール洗浄して乾燥し、第10図の
X線回折パターンをもつ結晶を得た。
(応用例3) 実施例7で得た第8図のチタニルフタロシアニン;2g
を用い応用例1と全く同条件で電子写真感光体を作成し
た。
このようにして得られた感光体に、応用例1と同様の
測定を行った結果、D=21%であり、E1/2=0.7(lux
・sec)であって、帯電能、感度ともに優れた特性を示
した。
(実施例10) 乾燥粉のX線回折スペクトルが第1図で示される実施
例1のアモルファス状態のウェットペースト(固形分濃
度10%);100gにα,α,α−トリフルオルトルエン;20
0mlを加え室温において2時間撹拌した。その後メタノ
ール;400mlで希釈して濾過しメタノールで洗浄して乾燥
し、第11図のX線回折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例11) 実施例10で用いたアモルファス状態のウェットペース
ト;20gに4−フルオルベンゾトリフルオライド;200mlを
加え、氷冷下に1時間の撹拌を行った。メタノールで希
釈して濾過し、メタノール洗浄後乾燥して第12図のX線
回折パターンをもつ結晶を得た。
(実施例12) 実施例1で得たアモルファス状態の乾燥粉1gに2−フ
ルオルベンゾトリフルオライド;100mlを加え、撹拌下に
水;100mlを滴下した後50℃で3時間撹拌した。放冷の後
メタノール;400mlで希釈して濾過しメタノール洗浄して
乾燥し、第13図のX線回折パターンをもつ結晶を得た。
(応用例4) 実施例10で得た第11図のチタニルフタロシアニン;2g
を用いて応用例1と全く同条件で電子写真感光体を作成
した。
このようにして得られた感光体に、応用例1と同様の
測定を行った結果、D=21%であり、E1/2=0.7(lux
・sec)であって、帯電能、感度ともに優れた特性を示
した。
(比較例) 実施例1で用いたニトロベンゼンを、フルオルベンゼ
ンにかえた他は、同様に処理を行い、第14図のX線回折
パターンをもつ結晶を得た。
(比較応用例) 応用例で用いた実施例1で得た第2図のチタニルフタ
ロシアニンを、比較例で得た第14図のチタニルフタロシ
アニンにかえた他は、応用例1と同様にして感光体を作
成した。
同様に評価した結果、D=21%、E1/2=1.0(lux−s
ec)であった。
【図面の簡単な説明】
第1図はアモルファス状態のチタニルフタロシアニンの
X線回折図、第2図〜第13図は本発明に係るチタニルフ
タロシアニンのX線回折図である。第14図は比較試料の
X線回折図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−185075(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 487/22 C07F 7/28 CAPLUS(STN) REGISTRY(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水の存在下に、アモルファスのオキシチタ
    ニルフタロシアニンをニトロ基を有する芳香族有機溶媒
    で処理することにより、Cu−Kα線に対するX線回折ス
    ペクトルの9.5±0.2゜、24.1±0.2゜、27.2±0.2゜にピ
    ークを示す結晶状態に変換することを特徴とするチタニ
    ルフタロシアニンの製造方法。
  2. 【請求項2】水の存在下に、アモルファスのオキシチタ
    ニルフタロシアニンをシアノ基を有する芳香族有機溶媒
    で処理することにより、Cu−Kα線に対するX線回折ス
    ペクトルの9.5±0.2゜、24.1±0.2゜、27.2±0.2゜にピ
    ークを示す結晶状態に変換することを特徴とするチタニ
    ルフタロシアニンの製造方法。
  3. 【請求項3】水の存在下に、アモルファスのオキシチタ
    ニルフタロシアニンをエステル基を有する芳香族有機溶
    媒で処理することにより、Cu−Kα線に対するX線回折
    スペクトルの9.5±0.2゜、24.1±0.2゜、27.2±0.2゜に
    ピークを示す結晶状態に変換することを特徴とするチタ
    ニルフタロシアニンの製造方法。
  4. 【請求項4】水の存在下に、アモルファスのオキシチタ
    ニルフタロシアニンをトリフルオロメチル基を有する芳
    香族有機溶媒で処理することにより、Cu−Kα線に対す
    るX線回折スペクトルの9.5±0.2゜、24.1±0.2゜、27.
    2±0.2゜にピークを示す結晶状態に変換することを特徴
    とするチタニルフタロシアニンの製造方法。
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WO2007108488A1 (ja) 2006-03-20 2007-09-27 Mitsubishi Chemical Corporation フタロシアニン結晶、並びにそれを用いた電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置

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