JP3141025B2 - 重い積荷を輸送するための輸送装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は請求項１または請求項18のプリアンブルに
よる、重い積荷、特に印刷物リールを工業用トラックを
利用して輸送しかつ操作するための方法および装置に関
するものである。

ストラドル形フォークリフトおよびその他の工業用ト
ラックは、その多面的な利用可能性のために企業内にお
ける輸送に広く使用される。そのような工業用トラック
によって提供される柔軟性のために、それらは考えられ
得るすべての目的に使用されるよう求められる。しかし
ながら、たとえば駆動タイプ、負荷能力、運転または操
作安定性などの構成上の限定条件のためにそのような車
両には限界がある。したがって、特に２トン以上の積荷
を輸送する際には運転および操作安定性に関して問題が
生じる。これまでは頑丈で高価な構成の輸送車両によっ
てそのような問題が考慮され、あるいは特別な車両が開
発されねばならなかった。しかしながら、そのような重
い車両は製造および作動コストが高いほかに、操縦およ
び制御が困難であり、それゆえあまり柔軟には使用され
ないため、より頑丈な構成は新たな問題を生じる。

しかしながら、重い積荷が工業用トラックによって輸
送されねばならない場合、貨物トレーラなどに連結する
ためのさらなる手段を伴なうフォークリフトトラックも
また使用される。しかしながら、この概念は３つまたは
それ以上の車軸を有する車両を機動するのがより困難で
あるという問題を孕み、その結果限られた倉庫の条件下
においてしばしば要求される機動性が達成され得ない。
さらに企業内において使用される際には短い積載および
積み下ろし時間が必要とされるので、他の目的のために
工業用トラックを使用する際には取外されねばならない
追加器具を据付けることは望ましくなく、かつ妨げにな
る。

この発明の課題は、従来の工業用トラックを使用し、
かつ車両上に問題のある器具を追加せずに、重い積荷の
輸送および操作を可能にし、かつ車両の高い機動性と、
輸送ならびに短い積載および積み下ろし時間中の高い安
定性とを提供する方法および輸送装置を提供することで
ある。

この課題は請求項１および18の特徴部によって解決さ
れる。

輸送装置は車輪またはローラを有する少なくとも１つ
の負荷車軸を有する。輸送車両のストラドル形フォーク
を使用して適切に持上げることによって、この装置はそ
れが１つの輸送負荷車軸においてのみ支えられる位置に
もたらされる。この発明によると、輸送車両は輸送装置
と協働するので、重い積荷を輸送するために従来のスト
ラドル形フォークリフトトラックを使用することが可能
である。この装置の負荷車軸もまた積荷の一部を支える
ので、極めて重い印刷物リールやその他の積荷の場合で
さえ、通常の大きさの車輪が使用され得る。車両のスト
ラドル形フォークへの力の伝達はそのシャーシ付近にお
いて行なわれるので、支持車輪にはあまり負荷がかから
ず、そのためにそれらのローリングに対する抵抗は比較
的低く保たれ、これは特に地面が平坦でない場合に有利
である。

重い積荷を従来のストラドル形フォークリフトトラッ
クによって輸送可能であることは、倉庫管理の際、特に
限られた倉庫条件下において新たな可能性を開く。

この発明の実施例は以下において図面を参照により一
層詳細に説明される。

その構成のために重い積荷を輸送するのに適切である
従来のストラドル形フォークリフトトラックは、輸送車
両として特に適切である。長いストラドル形フォークは
また、たとえば２メートルおよびそれ以上もの直径を有
する印刷物リールに必要とされるような、長い輸送装置
の使用を可能にする。相応の方法によってその他の工業
用トラックを使用することもまた可能である。

第１図はこの装置の第１の簡単な実施例を示す。輸送
装置はパレット１として構成され、プラットホーム２
と、狭い側に対して平行（図面の平面に対して垂直）に
延び、これにしっかりと固定された２つの支えエレメン
ト３、４とを含む。この側面図においては１つのみが見
られる２つの側面ローラ５は、パレットの第１の狭い側
17付近において、共通車軸ライン上に位置する車軸ジャ
ーナル６上に各々装着される。支えエレメント３、４に
は長手方向に、ストラドル形フォーク11のための通路が
設けられる。ローラ５に相対するパレットの狭い側18に
は少なくとも１つの吊上げエレメント８が設けられ、そ
の下を輸送車両10のストラドル形フォーク11が通り得
る。輸送車両10、好ましくは商業上入手可能なストラド
ル形フォークリフトトラックは右側からパレット１にま
で導かれ、ストラドル形フォーク11はパレットの下に入
り込む。ストラドル形フォーク11の自由端12が持上げら
れると、吊上げエレメント８がストラドル形フォーク11
に係合し、パレット１は前記狭い側18において持上げら
れる。車両のストラドル形フォークは支えエレメントお
よび／または吊上げエレメント８によって導かれ、必要
とあれば、図示されない連結エレメントによってこれら
に連結され、その結果パレットと車両とが輸送中堅固な
ユニットを形成するのが望ましい。この実施例において
は、吊上げエレメント８はその下側がわずかに面取りさ
れ、その結果、吊上げエレメント８の下側が面取りされ
ずに水平な場合に比べて、図２に示す輸送位置において
吊上げエレメント８とストラドル形フォーク11との接触
面積が大きくなり、それにより、極めて広い支え表面が
得られる。このユニットの機動性を限定しないために、
ストラドル形フォークリフトトラックの支持車輪車軸は
車輪５の車軸６と一致せねばならず、または前記車軸６
に極めて接近していなければならない。車両とパレット
との前記相互位置決めを保証するために、ストッパ部材
がパレット１上および／または車両10上に設けられ得
る。

この発明の原理は、工業用トラックと輸送装置との組
合わせが輸送位置において２つの車軸（車輪15の車軸、
ならびに、ほとんど単一の車軸ライン上にある車軸６お
よび13）のみを有し、輸送装置自体は積荷を輸送する間
１つの支え車軸（輸送負荷車軸）においてのみ支えられ
るというものである。この発明においては、輸送される
べき積荷の好ましい重量配分、および輸送装置の適切な
構成によって、重い積荷の場合でさえ問題のない機動性
が保持されるよう努められた。この目的のため一方では
輸送装置が相応に設計かつ構成されねばならず、他方で
は輸送車両および前記装置が好ましい処理手順に従って
相互に配置されかつ動かされねばならない。輸送装置の
安定化は工業用トラックによって引継がれ、すなわちさ
らなる支えポイント（負荷ポイント）が後者によって形
成され、それによって同時に極めて簡単な方法でいくつ
かの利点が達成される。この発明の装置は単一の輸送負
荷車軸のみを有するので、対応する車輪またはローラが
調整角を有する必要なく、あるいはスイベルローラまた
はキャスタとして構成される必要なく、装置に枢支する
ことが可能である。基本的にはそのような装置は、ハン
ドルによって持上げられた後単一の車輪を伴なう単一の
負荷車軸のみを同様に有する一輪の手押し車と比較され
得る。車輪の支えポイントはここでは回転またはピボッ
トポイントに対応する。より重い負荷がかかる場合でさ
え、生じる摩擦抵抗は大変小さいので問題のない旋回が
可能である。

第２図は、持上げられたパレットの重さがパレットの
ローラ５および支持車輪13、ならびに吊上げエレメント
８の支えポイントを介して輸送車両10の車輪15にかかる
のを示す。これによって輸送中の最適重量配分および高
い安定性が達成される。一方では積載されたパレットが
その外側において持上げられ、その結果、必要な吊上げ
力は力の分配によって概して比較的小く、他方ではパレ
ットの支えポイントが２つの負荷車軸の間の中央領域に
位置し、その結果高い安定性が達成される。これは、フ
ォークリフトトラックがトレーラを持上げるために使用
され、したがって重い積荷の場合には大きなトルクがフ
ォークリフトトラックに働く、初めに参照されたような
方法に比して重要な利点である。

第１図および第２図から容易に推測され得るように、
そのようなパレットを輸送のために持上げ、適切な最低
地上高を得るには、比較的高い吊上げが必要である。支
えエレメント３、４の高さ方向の長さを短くすることは
持上げるべき量が少なくて済むので明らかに改良となろ
うが、木製のパレットの従来の構成においてはその負荷
能力を確保するため、機械的強度がある程度必要であ
り、そのために木製のパレットの厚みがある程度必要で
あり、この支えエレメント３、４の高さ方向の厚みを短
くする可能性は限定される。したがって、この発明によ
ると、輸送装置上において垂直方向に調整可能なローラ
５を設けることが望ましい。この目的のためにローラ５
は、たとえば垂直平面におけるフレームに対して旋回可
能な支持部に装着される。そのような調整可能性は同時
に、静止状態においてパレットがローラにおいては支え
られず、代わりに後者はストラドル形フォークがパレッ
トの下に挿入されて初めて能動化されることを可能にす
る。これはたとえばパレットがこの発明によって輸送さ
れるのみならず、重量コンベアの上をも動かされねばな
らない場合、有利である。輸送車両がその支持車輪によ
って正確に方向決めされるや否や、ローラが自動的に輸
送位置に旋回または下げられることを保証するためにセ
ンサ手段が設けられ得る。

第3A図から第3C図にはもう１つの実施例が示される。
今日印刷業界において中継保管などの目的のために得ら
れるような印刷物リールを輸送し、かつ処理するため
に、特別な装置および実に様々な車両が使用される。高
く積上げられた重いリールは安定性および極めて重い重
量の双方に関して取扱い上の問題を生じるので、従来の
工業用トラックはこの目的のためには使用されないか、
あるいは制限付でのみ使用され得る。この発明の装置を
使用すると、そのようなリールを標準的なストラドル形
フォークリフトトラックで輸送することが可能となる。
輸送装置21は長手方向の支柱27、28および横方向の支柱
23−25を伴なうフレーム22を有する。印刷物リール31の
ための、ここには説明されない保持装置29は既知の方法
で前記フレーム22上に据付けられる。輸送装置21は、２
つの車軸37、38または４つの対応する車軸ジャーナルに
装着される４つの車輪35、36によって支えられる。スト
ラドル形フォークリフトトラック10のストラドル形フォ
ーク11は輸送装置21の下側に導入される。前記ストラド
ル形フォーク11を持上げることによって、フレーム22は
車両に相対する側42において持上げられるが、これはこ
の場合は横方向の支柱25によって形成される吊上げエレ
メントが他の２つの横方向支柱23、24より下方に位置決
めされているためである。特に第3C図から推測され得る
ように、ストラドル形フォークリフトトラックと支持車
輪13は輸送装置の２つのローラ35の間に位置し、それら
の車軸は車軸37に対して水平方向および垂直方向にごく
わずかにのみ変位される。輸送装置の望ましくない変位
を避けるためには、１つまたはそれ以上のローラ35また
は36にブレーキ手段を設けることが可能であり、それは
ストラドル形フォークが輸送位置に持上げられるや否や
解除され、あるいはストラドル形フォークが下げられる
否やローラは制動される。保持装置29を輸送中安定化す
るために、前記トラックを通常使用する際妨げにならな
い支持手段30をストラドル形フォークリフトトラックに
設けることもまた可能である。

固定機構の実施例が第4A図および第4B図に示される。
この目的のためにストラドル形フォークリフトトラック
10にはストラドル形フォーク11の間にパレット・ストッ
パ14が設けられる。２つの把持アーム16もまた２つのス
トラドル形フォーク11の間に固定される。さらに把持ア
ームをストラドル形フォークの上または側面に設けるこ
とによって安定性を増加させることもまた可能である。
第4A図に破線で概略的に示されたように、輸送装置１は
車両に相対するその側面に横方向ロッド32またはその他
の連結エレメントを有する。これらはたとえばまた、第
3A図から第3C図に関連して説明された横方向支柱25によ
っても形成され得る。運搬車両は輸送装置の下にあるス
トラドル形フォークによって動かされ、輸送装置はパレ
ット・ストッパ14に隣接するようにされる。輸送装置を
ストラドル形フォーク11で持上げることによって、横方
向ロッド32は把持アーム16に係合し、その結果輸送装置
は輸送の後再び下ろされるまでは車両10にしっかりと連
結される。

この発明のもう１つの実施例が第５図に概略的に示さ
れる。これまでに説明された実施例においては、輸送装
置上の積荷は負荷ローラまたは車輪５、35および、輸送
車両の支持車輪13、ならびに車両車輪15において同時に
支持される。負荷の一部は通常比較的小さな直径を有す
る支持車輪において支えられるので、地面または床が極
めて平坦であることが前提条件である。しかしながら、
たとえば敷居またはその他の高低が存在する場合、支持
車輪の負荷を軽減することが有利である。第５図による
と輸送装置21には２つの車両ストラドル形フォーク11の
支持車輪13のために各々少なくとも１つの傾斜19が負荷
車軸37の付近に設けられる。この傾斜はフレーム22に接
続される。ストラドル形フォークを挿入する際輸送装置
が転がらないように、ここには図示されない車輪制動手
段が設けられるのが好ましく、これはストラドル形フォ
ーク11が完全に導入されて初めて解除される。横方向支
柱８は吊上げエレメントとして機能する。摩擦を低減す
るために、支柱８の下側にはまたローラが取付けられ
る。容易に推測され得るように、支持車輪13が傾斜19に
沿って上に上がると、輸送装置はその右側において持上
げられる。装置が持上げられると傾斜19も共に持上げら
れ、これは必要とあればさらに上方に向けて旋回され得
る。総重量は負荷車輪35およびここには図示されない車
両車輪にかかるので、車軸および車輪は相応に寸法決め
されねばならない。車輪35の直径が大きいと、地面また
は床に著しい不均等が見られる場合でさえこの装置を使
用することが可能である。同様にこの輸送装置はフォー
クリフトトラックとともに使用することも可能である。

第６図は２つの印刷物リールを輸送するための装置の
実施例を示す。輸送装置および車両間の好ましい重量分
配によって、この比較的大きな総重量を発明の方法に従
って動かすことが可能である。輸送装置21はフレーム22
および４つの側面車輪35、36を有する。輸送車両10はス
トラドル形フォーク11を装置の下に挿入する態勢にあ
る。リール31のための保持装置29は、輸送方向に対して
直角な側面41、42の中央付近において各々支持される。
保持装置29には側面に２つの装着支持具33が設けられ、
その各々に１つのリールが固定される。２つのリールは
図面の平面に対して前後に位置決めされる。したがって
２つのリールを輸送装置によって互いに垂直かつ平行に
同時に動かすことが可能である。図面からまた推測され
得るように、この構成は極めて優れた運転安定性につな
がる。輸送装置および負荷の総重量は図示された状態に
おいて４つの車輪35、36にかかる。輸送車両が次に輸送
位置に置かれると、すなわち支持車輪が車輪35の付近に
位置し、次にストラドル形フォーク11が持上げられるま
で、ストラドル形フォークが輸送装置21の下に入れられ
ると、全重量の一部がストラドル形フォークにかかる。
この場合前述の例におけるように負荷の中心が輸送装置
のおよそ中央に位置すると、全体量の約半分がストラド
ル形フォークにおいて支持される。支えポイントが車両
10の駆動車輪15に接近するほど、支持車輪13によって支
持されねばならない負荷は小さなる。フレーム22の長手
方向の側面は、支持車輪車軸および輸送負荷車軸をこの
発明に従って整列させる場合、吊上げエレメントまたは
支えポイントが支持車輪13と駆動車輪15との間の中央付
近の、あるいはより後者寄りのストラドル形フォーク11
上に位置するような長さであるのが望ましく、基本的に
は商業上一般的なストラドル形フォークリフトトラック
の寸法が使用される。より厳密に考慮すれば明らかに推
測され得るように、輸送中支持車輪は全重量の約1/4を
支える。従来の輸送可能性に比して比較的小さなこの負
荷は、支持車輪の回転に対して生じる抵抗がより少な
く、かつ駆動車輪に負荷を加えることによって後者のよ
り大きな固着が達成されるという利点を有する。輸送装
置21は２つのストラドル形フォーク11間の間隔よりわず
かに幅が広いにすぎないので、店舗および倉庫の極めて
狭い通路に沿って運転することが可能であり、印刷物リ
ールを装置の両側面において処理することが可能であ
る。

この発明は説明された実施例に限定されるものでは明
らかになく、発明の概念に従って、輸送中車両とともに
２車軸特性、すなわち輸送装置の専ら１つの車輪（５）
の車軸と、ストラドル形フォークリフトトラックなどの
車両の１つの車輪（15）の車軸、あるいは車両の第２ま
たは第３の車軸（支持車輪（13）の車軸）のいずれかに
負荷が加えられ、後者の場合、２車軸特性を保持するた
めには、これらの第２または第３の追加支持車輪（13）
の車軸は、輸送装置の負荷を加えられた車輪（５）の車
輪ラインと少なくともおおよそは一致し、車輪（５）と
（13）の車軸が実質的に１車軸とならなければならない
という特性を有するすべての装置を使用することが可能
である。支えエレメントと車輪またはローラとの配置に
ついては大変多くのバリエーションがあり得ることは明
らかである。特に重要なことは、２車軸特性が保持され
かつ、いくつかの車輪またはローラが１つのまたはおよ
そ１つの車軸上に位置し得ることである。第3A図から第
3C図による実施例においては、たとえば６つのローラ1
3、35が一方の車軸上にあり、２つの車輪15が他方にあ
る。

さらなる実施例は垂直に調整可能な吊上げエレメント
を含む。この目的のためには、たとえば簡単な水圧吊上
げ装置が設けられ、その結果この吊上げエレメントの吊
上げを増加させると、輸送装置のフレームは、輸送車両
のストラドル形フォークに対してこの地点で持上げられ
る。この吊上げエレメントは、たとえば調整ボアまたは
凹所がストラドル形フォーク内に設けられることによっ
て、同時にストラドル形フォーク11に対して停止装置を
形成するのが望ましい。この装置はまた、その他の目的
のためのストラドル形フォークリフトトラックの使用を
妨げるものではない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、車軸ジャーナルに装着された２つの負荷車輪
を有する、静止位置における、この発明によるパレット
を示す。 第２図は、輸送車両のストラドル形フォークが持上げら
れた後、輸送態勢の整った、この発明によるパレットを
示す。 第3A図−第3C図は、４つの車輪と、印刷物リールのため
の保持装置とを有する輸送装置を示す。 第4A図／第4B図は、輸送装置をストラドル形フォークリ
フトトラックに連結するための装置を示す。 第５図は、支持車輪のための傾斜を有する輸送装置の概
略的実施例を示す。 第６図は、２つの印刷物リールのための輸送据付け支持
具を有する装置の実施例を示す。 図において、１および21は輸送装置、２および22はフレ
ーム、３および35はローラ、５および35はローラ、６お
よび37は輸送負荷車軸、８は吊上げエレメント、10はス
トラドル形フォークリフトトラック、11はストラドル形
フォーク、13は支持車輪、15は駆動車輪、29は保持装置
を示す。

Claims (21)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】重い積荷を輸送するための、特に印刷業界
   において印刷物リールを輸送するための、移動可能でか
   つ操縦可能な輸送装置とストラドル形フォークリフトト
   ラックとの組合せであって、 前記ストラドル形フォークリフトトラックは、フォーク
   （11）と、少なくとも１つの操縦可能な車軸（15）とを
   備え、 前記輸送装置は、フレーム（２、22）と、前記フレーム
   の一方側（17、41）において共通の軸上に位置する１つ
   の車軸ライン上、または、１つまたはそれ以上の車軸ジ
   ャーナル（６、37）上に少なくとも１つの車輪またはロ
   ーラ（５、35）を有する、堅固な輸送負荷車軸（６、3
   7）とを備え、 前記フォークリフトトラックのフォーク（11）は前記輸
   送装置のフレームの下を通過し、前記フレーム（２、2
   2）は前記輸送負荷車軸（６、37）と反対側（18、42）
   で持上げられ、 前記フォークリフトトラックは前記フォーク（11）の端
   部に堅固な支持ロール（13）を含み、 前記フォークリフトトラックのフォーク（11）は、前記
   輸送装置のフレーム（２、22）の下を通過して前記支持
   車輪（13）の軸が、前記輸送負荷車軸（６、37）のすぐ
   近くで、かつ、前記輸送負荷車軸（６、37）に平行にな
   るような態様で、前記フレーム（２、22）を持上げ、 また、前記輸送負荷車軸（６、37）と反対側（８、25）
   で前記輸送装置のフレーム（２、22）が、前記フレーム
   上に位置する少なくとも１つの吊上げエレメント（８、
   25）によって前記フォーク（11）上で支持される態様
   で、前記フォーク（11）が前記フレーム（２、22）を持
   上げる、輸送装置とストラドル形フォークリフトトラッ
   クとの組合せ。
2. 【請求項２】輸送装置が長方形のパレットとして構成さ
   れ、２つの側面輸送ローラ（５）を有する単一の輸送負
   荷車軸（６）が第１の狭い側面（17）の付近において、
   これに対して平行に延び、反対側の狭い側面（18）上に
   おいては２つの実質的に平行六面体の吊上げエレメント
   （８）がパレットに固定されることを特徴とする、請求
   項１に記載の輸送装置とストラドル形フォークリフトト
   ラックとの組合せ。
3. 【請求項３】輸送装置が、少なくとも２つの横方向支柱
   （23−25）を伴なう実質的に長方形のフレーム部分（2
   2）を有し、それが各々車軸ジャーナル上に装着された
   ４つの車輪を有し、輸送負荷車軸（35）の車軸ラインは
   第１の狭い側面（41）の付近において、これに対して平
   行に延び、吊上げエレメントとして機能する少なくとも
   １つの横方向支柱（25）が第２の狭い側面（42）付近に
   位置し、前記横方向支柱（25）はその他の支柱（23、2
   4）より低くフレームに取付けられることを特徴とす
   る、請求項１に記載の輸送装置とストラドル形フォーク
   リフトトラックとの組合せ。
4. 【請求項４】輸送負荷車軸（６、37）と単数または複数
   の吊上げエレメント（８）との間の距離が、ストラドル
   形フォークリフトトラック（10）の支持車輪（13）と駆
   動車輪（15）との軸間隔の少なくとも半分に対応するこ
   とを特徴とする、請求項１から３の１つに記載の輸送装
   置とストラドル形フォークリフトトラックとの組合せ。
5. 【請求項５】印刷物リール（31）を保持するための保持
   装置（29）が輸送装置上に装着されることを特徴とす
   る、請求項１から４の１つに記載の輸送装置とストラド
   ル形フォークリフトトラックとの組合せ。
6. 【請求項６】保持装置（29）が２つの印刷物リールのた
   めの２つの側面据付け支持具（33）を有し、前記据付け
   支持具はフレーム（22）の中央上に位置することを特徴
   とする、請求項５に記載の輸送装置とストラドル形フォ
   ークリフトトラックとの組合せ。
7. 【請求項７】少なくとも１つの車輪またはローラ（５、
   35、36）が静止位置において、手動またはストラドル形
   フォーク（11）を挿入することによって制御される取外
   し可能な制動手段によって制動されることを特徴とす
   る、請求項１から６の１つに記載の輸送装置とストラド
   ル形フォークリフトトラックとの組合せ。
8. 【請求項８】連結または制動手段（32）がフレーム部分
   （22）に接続され、該連結または制動手段（32）が前記
   フォークリフトの２つのストラドル形フォーク（11）の
   間に設けられた把持アーム（16）と係合することによ
   り、輸送装置とフォークリフトとが接続されることを特
   徴とする、請求項１から７の１つに記載の輸送装置とス
   トラドル形フォークリフトトラックとの組合せ。
9. 【請求項９】吊上げエレメント（８、25）の付近に、輸
   送車両に連結するための少なくとも１つの堅固な連結ロ
   ッドが設けられ、あるいは吊上げエレメント（８、25）
   が同時に連結手段（32）として構成されることを特徴と
   する、請求項８に記載の輸送装置とストラドル形フォー
   クリフトトラックとの組合せ。
10. 【請求項１０】輸送負荷車軸（37）の付近に支持車輪
    （13）のための傾斜部がフレーム（22）に接続されるこ
    とを特徴とする、請求項１から９の１つに記載の輸送装
    置とストラドル形フォークリフトトラックとの組合せ。
11. 【請求項１１】支持車軸（13）が輸送装置の輸送負荷車
    軸（６、37）と整列された場合に、ストラドル形フォー
    ク（11）の輸送装置の下へのさらなる挿入を防止する、
    ２つのストラドル形フォーク（11）の間に設けられたパ
    レット・ストッパ（14）を、輸送装置が含んでいること
    を特徴とする、請求項１から10の１つに記載の輸送装置
    とストラドル形フォークリフトトラックとの組合せ。
12. 【請求項１２】フレーム（２、22）と、そのフレームの
    一方側（17、41）において、共通の軸上に位置する１つ
    の車軸ライン上または、１つまたはそれ以上の車軸ジャ
    ーナル（６、37）上に少なくとも１つの車輪またはロー
    ラ（５、35）を有する輸送負荷車軸（６、37）とを備え
    た輸送装置であって、 前記輸送負荷車軸（６、37）は堅固であり、 さらなる支持部材（３、４、36）が、輸送負荷車軸の反
    対側（18、42）から車両のフォーク（11）が少なくとも
    前記輸送負荷車軸までフレーム下を通過することができ
    るように、フレーム上に取付けられ、 輸送負荷車軸とは反対のフレーム側（18、42）に、車両
    のフォーク上に支持するための少なくとも１つの吊上げ
    エレメント（８、25）が備えられ、フレーム上に少なく
    とも１つの印刷物リールのための保持装置（29）が設け
    られている、請求項１〜11の１つに記載の組合せのため
    の輸送装置。
13. 【請求項１３】フレーム（２）が長方形のパレットとし
    て構成され、そのパレットの一方の狭い側面（17）の近
    傍には２つの車輪またはローラ（５）を有する軸または
    軸線（６）が設けられ、そのパレットの他方の狭い側面
    （18）の近傍には２つの実質的に平行六面体の吊上げエ
    レメント（８）がパレットに固定されていることを特徴
    とする、請求項12に記載の輸送装置。
14. 【請求項１４】フレーム（22）が少なくとも２つの横方
    向支柱（23−25）を有する実質的に長方形状であり、一
    方の狭い側面（41）の付近においてこれに対して平行に
    延びる共通の軸線（37）を有する車軸ジャーナル上の２
    つの車輪（35）またはローラを有し、他方の狭い側面
    （42）の付近には上記車軸ライン（37）と平行なさらな
    る車軸ライン（38）を有する２つのさらなる車輪（36）
    を有し、その車軸ライン（38）の付近に位置する横方向
    支柱（25）は他の横方向支柱（23、24）よりもフレーム
    （22）に低く備え付られ、吊上げエレメントを構成する
    ことを特徴とする、請求項12に記載の輸送装置。
15. 【請求項１５】保持装置（29）は２つの印刷物リールの
    ための２つの側面据付け支持具（33）を有し、前記据付
    け支持具はフレーム（22）の中央上に位置することを特
    徴とする、請求項14に記載の輸送装置。
16. 【請求項１６】吊上げエレメント（８、25）の付近に、
    輸送車両に連結するための少なくとも１つの堅固な連結
    ロッドが設けられ、あるいは吊上げエレメント（８、2
    5）が同時に連結手段（32）として構成されることを特
    徴とする、請求項12から15の１つに記載の輸送装置。
17. 【請求項１７】車軸（37）付近に支持車輪（13）のため
    の傾斜部がフレーム（22）に接続されることを特徴とす
    る、請求項12から16の１つに記載の輸送装置。
18. 【請求項１８】重い積荷、特に印刷業界における印刷物
    リールを、請求項１から11のいずれかによる輸送装置と
    ストラドル形フォークリフトトラックとの組合せを使用
    して輸送するための方法であって、 ａ） 支持車輪（13）の車軸が輸送負荷車軸（６、37）
    のローラまたは車軸（５、35）の車軸ライン上に少なく
    ともおおよそは位置するまで、輸送車両（10）のストラ
    ドル形フォーク（11）を輸送装置（１、21）のフレーム
    （２、22）の下に挿入し、 ｂ） 輸送車両（10）に相対するフレームの側面（２、
    22）が持上げられ、地面または床に対して隙間を有する
    ように、ストラドル形フォーク（11）および吊上げエレ
    メント（８、25）のうちの少なくとも１つを吊上げ、輸
    送装置は輸送負荷車軸（６、37）によってのみ、ならび
    に１つまたはそれ以上の吊上げエレメント（８、25）に
    よってストラドル形フォーク（11）上に支持され、 ｃ） 輸送装置（１、21）をストラドル形フォーク（1
    1）および吊上げエレメント（８、25）のうちの少なく
    とも１つの持上げられた位置において輸送し、引き続い
    てストラドル形フォーク（11）を下ろしかつ引き離す、
    方法段階を特徴とする、方法。
19. 【請求項１９】輸送装置（１、21）が、装置が持上げら
    れる直後またはその間、連結または制動装置によってス
    トラドル形フォーク（11）に取外し可能なように固定さ
    れることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
20. 【請求項２０】輸送負荷車軸（６、37）と支持車輪車軸
    との整列が実現するや否や、ストップ部材または調整部
    材によってストラドル形フォーク（11）の輸送装置
    （１、21）の下への挿入が制限されることを特徴とす
    る、請求項18または19に記載の方法。
21. 【請求項２１】ストラドル形フォーク（11）を輸送装置
    （１、21）の下に挿入する際、輸送負荷車軸（６、37）
    と支持車輪車軸との整列が実現するや否や、センサ手段
    による信号が与えられることを特徴とする、請求項18か
    ら20の１つに記載の方法。