JP3140773U - 操作コードの挟持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】構成が簡単で部品点数が少なく、ループ状操作コードにも適用可能で汎用性があり、操作コードを見栄え良くまとめる。
【解決手段】操作コードの挟持具20は、長尺の第1挟持片21と、第1挟持片21に対向し第1挟持片21とともに操作コード11を挟持する第2挟持片22と、第1挟持片21の一端に第2挟持片22の一端を枢支させるヒンジ部材23と、第1挟持片21の他端に形成された被係止片31と、第2挟持片22の他端に形成され被係止片31に離脱可能に係止する係止部32bを先端に有する係止レバー32とを備える。ヒンジ部材23が第1挟持片21と第2挟持片22と一体的に形成され、ヒンジ部材23を越えて突出する円弧状の突出片24と先端が突出片24に臨む円弧状の当接片26が形成される。被係止片31は、第1被係止片31aとそれより大きな隙間を空ける第2被係止片31bを備えることが好ましい。
【選択図】 図1

Description

本考案は、ブラインド等における可撓性の操作コードを手繰り寄せた状態で挟持して保持する操作コードの挟持具に関するものである。
従来、複数のスラットを有するブラインドにあっては、そのヘッドボックスから操作コードが垂下され、その操作コードを操作することにより複数のスラットを昇降させるようになっている。このようなブラインドでは、操作コードが垂下しているために、その垂下する長さが長くなると邪魔になったり美観を損なったりすることが起こる。かかる問題を解決するためのものとして、垂下する操作コードを収納する収納リール(例えば、特許文献1参照。)が提案されている。この収納リールは操作コードの端部に取り付けられ、そのケース内の支軸にリールが回転自在に支持されており、リール内に巻込みばねが収納されてリールに巻込力が付与され、支軸先端側のリール外周縁の適宜箇所から支軸に向かって爪片が突設され、支軸の先端部に支軸に回転不能かつ摺動可能に制動体が被着され、制動体には爪片とほぼ平行に腕体が突設され、支軸先端部内に収納された反発ばねにより制動体の頭部がケースの弾性壁部に押圧されるか又はケース外に突出されると共に、腕体と爪片が係止されるようになっている。よって、反発ばねにより制動体が押圧されて腕体と爪片とが係止されることで、リールの回転が阻止されるので、ケースを握って操作コードの昇降操作を行うことができる。また、制動体を反発ばねの反発力に抗して操作することにより、リールが回転して操作コードを巻取るので、操作コードの垂下する長さを自在に調整することができるようになっている。
実公平8−9355号公報(実用新案登録請求の範囲、第1図〜第3図)
しかし、上記特許文献1の収納リールでは、メカニズムが複雑で部品点数が多く必要となるために製造コストが高騰すると共に、ループ状の操作コードには適用できないという問題がある。また、簡単な構成としては、壁面にフック等を取り付けて、そのフックに操作コードを引っ掛けるようにしたものも提案されているが、壁面にフック等を取り付けることができない場合もあり、汎用性に欠けるという問題がある。
本考案の目的は、構成が簡単で部品点数が少なく、ループ状操作コードにも適用可能で汎用性のある、操作コードを見栄え良くまとめることができる操作コードの挟持具を提供することにある。
請求項1に係る考案は、図1及び図7に示すように、長尺の第1挟持片21と、第1挟持片21に対向し第1挟持片21とともに操作コード11を挟持する第2挟持片22と、第1挟持片21の一端に第2挟持片22の一端を枢支させるヒンジ部材23と、第1挟持片21の他端に形成された被係止片31と、第2挟持片22の他端に形成され被係止片31に離脱可能に係止する係止部32bを先端に有する係止レバー32とを備えた操作コードの挟持具である。
この請求項1に記載された操作コードの挟持具では、図7に示すように操作コード11を手繰り、その手繰られた状態における操作コード11を第1及び第2挟持片21,22により挟持し、その状態で被係止片31に係止レバー32の係止部32bを係止させることによりその操作コード11を比較的見栄え良く手繰られた状態で保持することができる。丸
ここで、この挟持具は、第1及び第2挟持片21,22と、ヒンジ部材23と、被係止片31と、係止レバー32とからなり、その構成が簡単であってかつ部品点数が少ない。このため、比較的安価であってかつループ状操作コードにも適用可能であるという効果を生じさせる。また、操作コード11以外のものも把持することができるので、汎用性のある挟持具を得ることができる。
請求項2に係る考案は、請求項1に係る考案であって、ヒンジ部材23は第1挟持片21の一端と第2挟持片22の一端とを連結する円弧状の樹脂成型品であって、ヒンジ部材23が第1挟持片21と第2挟持片22と一体的に形成されたことを特徴とする。
この請求項2に記載された操作コードの挟持具では、第1及び第2挟持片21,22と一体的にヒンジ部材23を成形するので、単一の部品からなるものとすることができ、その構成を確実に簡単にすることができる。
請求項3に係る考案は、請求項2に係る考案であって、更に図8に示すように、第1及び第2挟持片21,22のいずれか一方の一端にヒンジ部材23を越えて突出する円弧状の突出片24が形成され、第1及び第2挟持片21,22のいずれか他方の一端にヒンジ部材23を越えて突出し先端が突出片24に臨む円弧状の当接片26が形成され、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が互いに離れてヒンジ部材23を中心とする所定の角度αに達するときに当接片26の先端が突出片24の先端に当接するように構成されたことを特徴とする。
この請求項3に記載された操作コードの挟持具では、ヒンジ部材23を中心として第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が所定の角度αを越えて互いに離れるようなことを当接片26の先端が突出片24の先端に当接することにより防止することができる。このため、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が所定の角度αを越えて互いに離れるようなことに起因するヒンジ部材23の破損を回避することができる。
請求項4に係る考案は、請求項1ないし3いずれか1項に係る考案であって、図5に示すように、被係止片31は、第1挟持片21の他端に第2挟持片22の他端が所定の隙間Sを空けて第1挟持片21に第2挟持片22が対向した状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第1被係止片31aと、図6に示すように、所定の隙間Sより大きな隙間を空けて第1挟持片21に第2挟持片22が対向した状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第2被係止片31bを備えることを特徴とする。
この請求項4に記載された操作コードの挟持具では、係止レバー32の先端係止部32bを第1又は第2被係止片31a,31bのいずれか一方に選択的に係止させることにより手繰られた操作コード11を挟持する第1及び第2挟持片21,22の間の隙間を変化させることができ、太さの異なる複数種類の操作コード11を挟持することが可能になる。
請求項5に係る考案は、請求項1ないし4いずれか1項に係る考案であって、第1挟持片21の第2挟持片22に臨む部分に長手方向に延びる第1凸条27が形成され、第2挟持片22の第1挟持片21に臨む部分に第1凸条27に対向する第2凸条28が長手方向に延びて形成されたことを特徴とする。
この請求項5に記載された操作コードの挟持具では、第1及び第2凸条27,28が手繰られた操作コード11を実際に挟持することになり、操作コード11を実際に挟持する面積がこの第1及び第2凸条27,28により狭められ、その操作コード11を確実に挟持することができる。
請求項6に係る考案は、請求項5に係る考案であって、第1及び第2凸条27,28のいずれか一方の凸面が平坦に形成され、第1及び第2凸条27,28のいずれか他方の凸面が横断面形状で先細りに形成されたことを特徴とする。
この請求項6に記載された操作コードの挟持具では、凸面が平坦に形成された第1及び第2凸条27,28のいずれか一方は挟持する操作コード11を平面で支持し、その操作コード11が必要以上に変形することを防止する。一方、凸面が横断面形状で先細りに形成された第1及び第2凸条27,28のいずれか他方は、挟持する操作コード11に食い込んでその操作コード11を確実に挟持する。この結果、操作コード11を必要以上に変形させずに、その操作コード11を確実に挟持することができる。
請求項7に係る考案は、請求項5又は6に係る考案であって、図2及び図3に示すように、第1挟持片21の他端側における第1凸条27の端部に第1凸条27の幅を徐々に広げる第1傾斜部27aが第1凸条27の一方の側面に形成され、第2挟持片22の他端側における第2凸条28の端部に第2凸条28の幅を徐々に広げる第2傾斜部28aが第1傾斜部27aに対向しない第2凸条28の他方の側面に形成されたことを特徴とする。
このような操作コードの挟持具では、操作コード11を挟持した状態であっても、その操作コード11が移動してずれるような場合も生じ得る。この請求項7に記載された操作コードの挟持具では、操作コード11を挟持した状態でその操作コード11が第1及び第2挟持片21,22の他端側に移動してずれると、その操作コード11が傾斜部27a,28aに当接して第1及び第2挟持片21,22のいずれかを一方の他端を他方の他端からずらし、被係止片31に係止した係止部32bをその被係止片31から離脱させる。この結果、第1及び第2挟持片21,22による操作コード11の挟持状態を解消させることができる。
本考案の操作コードの挟持具では、長尺の第1挟持片と、第1挟持片とともに操作コードを挟持する第2挟持片と、第1挟持片の一端に第2挟持片の一端を枢支させるヒンジ部材と、第1挟持片の他端に形成された被係止片と、第2挟持片の他端に形成された係止レバーとを備えので、操作コードを手繰り、その手繰られた状態における操作コードを第1及び第2挟持片により挟持し、その状態で被係止片に係止レバーの係止部を係止させることによりその操作コードを比較的見栄え良く手繰られた状態で保持することができる。そして、この挟持具は、その構成が簡単であってかつ部品点数が少ない。このため、比較的安価であってかつループ状操作コードにも適用可能であるという効果を生じさせ、操作コード以外のものも把持することができるので、汎用性のある挟持具となる。そして、ヒンジ部材が第1挟持片の一端と第2挟持片の一端とを連結する円弧状の樹脂成型品であってそれらを一体的に形成すれば、単一の部品からなるものとすることができ、その構成を確実に簡単にすることができる。
また、第1及び第2挟持片のいずれか一方の一端にヒンジ部材を越えて突出する円弧状の突出片を形成し、そのいずれか他方の一端に先端が突出片に臨む円弧状の当接片を形成すれば、第1及び第2挟持片のそれぞれの他端が所定の角度を越えて互いに離れるようなことを当接片の先端が突出片の先端に当接することにより防止することができ、それに起因するヒンジ部材の破損を回避することができる。また、所定の隙間を空けて第1挟持片に第2挟持片が対向した状態で先端係止部が係止する第1被係止片と、その所定の隙間より大きな隙間を空けて第1挟持片に第2挟持片が対向した状態で先端係止部が係止する第2被係止片を備えるようにすれば、その先端係止部を第1又は第2被係止片のいずれか一方に選択的に係止させることにより、太さの異なる複数種類の操作コードを挟持することが可能になる。
また、第1挟持片の第2挟持片に臨む部分に長手方向に延びる第1凸条を形成し、第2挟持片の第1挟持片に臨む部分に第2凸条を形成すれば、その第1及び第2凸条により操作コードを挟持することになり、挟持する面積が狭められることにより操作コードを確実に挟持することができる。また、第1及び第2凸条のいずれか一方の凸面を平坦に形成し、そのいずれか他方の凸面を横断面形状で先細りに形成すれば、操作コードを必要以上に変形させずに、その操作コードを確実に挟持することができる。そして、第1傾斜部を第1凸条の一方の側面に形成し、第2傾斜部を第1傾斜部に対向しない第2凸条の他方の側面に形成すれば、操作コードを挟持した状態でその操作コードが移動してずれると、その操作コードが傾斜部に当接して、被係止片に係止した係止部をその被係止片から離脱させ、第1及び第2挟持片による操作コードの挟持状態を解消させることができる。
次に本考案を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図10に示すように、本考案の挟持具20は操作コード11を挟持して保持するものであって、この実施の形態ではいわゆる横型ブラインド10の操作コードに用いられる場合を示す。この横型ブラインド10は、図示しないブラケットにより窓の上枠に沿って設けられたヘッドボックス12を備える。ヘッドボックス12の内部には、昇降コード13が巻き付けられているドラム(図示せず)が軸着したシャフト15が長尺方向に沿設される。昇降コード13の下端にはボトムレール14が組み付けられ、このボトムレール14とヘッドボックス12の間に、ラダーコード16により上下に一定間隔を保って複数のスラット17が支持される。操作コード11はシャフト15を回転させて図示しないドラムに昇降コード13を巻き取り又はそのドラムから繰り出してボトムレール14を複数のスラット17とともに昇降させるように構成される。この操作コード11は、ヘッドボックス11の端部近傍に設けられたストッパ部18から外部に延出されて垂下される。ここで、図中の符号19はヘッドボックス12の端部近傍のチルター19aから外部に延出された回転操作棒である。そして、本考案における挟持具20はリング状の接続部材10aを介して操作コード11に取付けられる。
図1に示すように、本考案における操作コードの挟持具20は、長尺の第1挟持片21と、第1挟持片21に対向しその第1挟持片21とともに操作コード11(図10)を挟持する第2挟持片22と、第1挟持片21の一端に第2挟持片22の一端を枢支させるヒンジ部材23とを備える。第1及び第2挟持片21,22並びにヒンジ部材23はそれぞれ樹脂成型品からなる。この実施の形態におけるヒンジ部材23は第1挟持片21の一端と第2挟持片22の一端とを連結する円弧状の樹脂成型品であって、このヒンジ部材23は成型時に第1挟持片21と第2挟持片22と一体的に形成される。そして、図8及び図9に示すように、リング状の接続部材10aはこの円弧状のヒンジ部材23の内側に設けられ、操作コード11を内側にした状態で接続部材10aの両端を矢印で示すように互いに係合することにより挟持具20を操作コード11に取付けるように構成される。
図1に戻って、第1及び第2挟持片21,22のいずれか一方の一端にヒンジ部材23を越えて突出する円弧状の突出片24が形成され、第1及び第2挟持片21,22のいずれか他方の一端にそのヒンジ部材23を越えて突出する円弧状の当接片26が形成される。この実施の形態では第1挟持片21の一端に突出片24が形成され、第2挟持片22の一端に当接片26が形成される場合を示す。この突出片24及び当接片26は同一円の円周上に形成され、当接片26の先端が突出片24の先端に臨むように形成される。そして、図8(b)に示すように、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が互いに離れてヒンジ部材23を中心とする所定の角度αに達するときに、当接片26の先端が突出片24の先端に当接するように構成される。ここで、所定の角度αは15度〜90度であることが好まし範囲であり、30度〜45度であることが更に好ましい範囲である。
図1〜図4に示すように、第1挟持片21の第2挟持片22に臨む部分に長手方向に延びる第1凸条27が形成され、第2挟持片22の第1挟持片21に臨む部分に第1凸条27に対向する第2凸条28が長手方向に延びて形成される。そして、第1及び第2凸条27,28のいずれか一方の凸面が平坦に形成され、第1及び第2凸条27,28のいずれか他方の凸面が横断面形状で先細りに形成される。この実施の形態では、図2及び図4に示すように、第1凸条27の凸面が平坦に形成され、図3及び図4に示すように、第2凸条28の凸面が横断面形状で先細りに形成される場合を示す。そして、図2に示すように、第1挟持片21の他端側における第1凸条27の端部に第1凸条27の幅を徐々に広げる第1傾斜部27aが第1凸条27の一方の側面に形成され、図3に示すように、第2挟持片22の他端側における第2凸条28の端部に第2凸条28の幅を徐々に広げる第2傾斜部28aが第1傾斜部27aに対向しない第2凸条28の他方の側面に形成される。この第1及び第2傾斜部28aにより樹脂成型品からなる第1及び第2挟持片21,22の肉厚は増加し、この肉厚の増加に起因する寸法の変化を防止するための凹部27b,28bが第1及び第2挟持片21,22その肉厚が増加した部分に形成される。
図1に戻って、第1挟持片21の他端には被係止片31が形成され、第2挟持片22の他端には係止レバー32が形成される。係止レバー32は、第2挟持片22の他端に基端が連結された略L字状に折曲がるレバー本体32aと、そのレバー本体32aの先端に形成され被係止片31に離脱可能に係止する係止部32bとを備える。一方、被係止片31は、図5に示すように、第1挟持片21の他端に第2挟持片22の他端が所定の隙間を空けて第1挟持片21に第2挟持片22が対向した状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第1被係止片31aと、図6に示すように、所定の隙間より大きな隙間を空けて第1挟持片21に第2挟持片22が対向した状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第2被係止片31bを備える。この第1及び第2被係止片31a,31bは、係止レバー32の先端係止部32bが係止した状態で、ヒンジ部材23を中心とする第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が互いに離れることを防止するように、その離れる方向と直交する方向に延びて形成される。このため、この第1及び第2被係止片31a,31bは、係止レバー32の先端係止部32bが係止した状態であっても、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が互いに離れることなく、それぞれの他端が互いに離れる方向と直交する方向にいずれかがずれると、具体的には図9の一点鎖線で示すように第1及び第2挟持片21,22のいずれか一方の他端が他方の他端からずれると、第1及び第2被係止片31a,31bから係止レバー32の先端係止部32bが離脱してその係止状態を解除可能に構成される。
次に、このように構成された挟持具20により操作コード11を実際に挟持する手順を示す。
先ず、図8(b)に示すように、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端を互いに離し、ヒンジ部材23を中心として第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端を拡開させる。このとき、被係止片31に係止レバー32の係止部32bが係止している場合には、図8(a)の実線矢印で示すように係止部32bを第1及び第2挟持片21,22から遠ざけるようにレバー本体32aを湾曲させてその係止状態を開放させ、その後図8(b)に示すように、ヒンジ部材23を中心として第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端を拡開させる。この場合、本校案の挟持具20では、第1挟持片21の一端にヒンジ部材23を越えて突出する円弧状の突出片24を形成し、第2挟持片22の一端に先端が突出片24に臨む円弧状の当接片26を形成したので、ヒンジ部材23を中心として第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が所定の角度αを越えて互いに離れるようなことを当接片26の先端が突出片24の先端に当接することにより防止することができる。このため、第1及び第2挟持片21,22のそれぞれの他端が所定の角度αを越えて互いに離れるようなことに起因するヒンジ部材23の破損を回避することができる。
次に、図7に示すように操作コード11を手繰る。この操作コード11がループ状のものである場合の手繰りを具体的に説明すると、図7(a)に示すように、ループ状の操作コード11を折り返しり、その折り返された端部を図7(b)に示すように第2挟持片22に通す。このようにすると、図7(c)に示すように、そのループ状の操作コード11を規則正しく手繰ることができる。そして、このように手繰られた状態の操作コード11を第1及び第2挟持片21,22により挟持し、その状態で被係止片31に係止レバー32の係止部32bを係止させることによりその操作コード11を手繰られた状態で保持する。このため、本考案の挟持具20を用いることにより、その操作コード11を比較的見栄え良く手繰られた状態で保持することができる。
ここで、図5に示すように、被係止片31に係止レバー32の係止部32bを係止させることによりその操作コード11を手繰られた状態で第1及び第2挟持片21,22により挟持して保持することができるけれども、本考案の挟持具20では、第1挟持片21の他端に第2挟持片22の他端が所定の隙間Sを空けた状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第1被係止片31aの他に、図6に示すように、その所定の隙間Sより大きな隙間を空けて第1挟持片21に第2挟持片22が対向した状態で係止レバー32の先端係止部32bが係止する第2被係止片31bを備えたので、係止レバー32の先端係止部32bを第1又は第2被係止片31a,31bのいずれか一方に選択的に係止させることにより、手繰られた操作コード11を挟持する第1及び第2挟持片21,22の間の隙間を変化させることができ、図6の一点鎖線で示すような太さの異なる複数種類の操作コード11を挟持することが可能になる。
また、第1挟持片21の第2挟持片22に臨む部分に長手方向に延びる第1凸条27を形成し、第2挟持片22の第1挟持片21に臨む部分に第1凸条27に対向する第2凸条28を長手方向に延びて形成したので、操作コード11を手繰られた状態で第1及び第2挟持片21,22により挟持すると、その第1及び第2凸条27,28が手繰られた操作コード11を実際に挟持することになる。このため、操作コード11を実際に挟持する面積がこの第1及び第2凸条27,28により狭められ、その操作コード11は確実に挟持される。そして、第1凸条27の凸面を平坦に形成し、第2凸条28の凸面を横断面形状で先細りに形成したので、凸面が平坦に形成された第1凸条27は挟持する操作コード11を平面で支持し、その操作コード11が必要以上に変形することを防止する。一方、凸面が横断面形状で先細りに形成された第2凸条28は、挟持する操作コード11に食い込んでその操作コード11を確実に挟持する。この結果、操作コード11を必要以上に変形させずに、その操作コード11を確実に挟持することができる。
このような操作コードの挟持具20では、操作コード11を挟持した状態であっても、その操作コード11が移動してずれるような場合も生じ得る。本考案の操作コードの挟持具20では、第1傾斜部27aを第1凸条27の一方の側面に形成し、第2傾斜部28aを第1傾斜部27aに対向しない第2凸条28の他方の側面に形成したので、操作コード11を挟持した状態でその操作コード11が第1及び第2挟持片21,22の他端側に移動してずれると、その操作コード11が傾斜部27a,28aに当接して第1及び第2挟持片21,22のいずれかを一方の他端を他方の他端からずらし、被係止片31に係止した係止部32bをその被係止片31から離脱させることができる。
例えば、図9に示すように、滑り防止の球体11aが所定の間隔をあけて設けられているような操作コード11を本考案の挟持具20が挟持した場合に、その状態でその操作コード11が図9の実線矢印で示すように第1及び第2挟持片21,22の他端側に移動してずれると、図2及び図3の一点鎖線で示すように、操作コード11の球体11aは第1及び第2傾斜部27a,28aのいずれか一方に当接し、その傾斜部27a,28aが形成された第1及び第2挟持片21,22のいずれかを一方の他端を他方の他端からずらす。即ち、被係止片31に係止した係止部32bに対してその被係止部31が図9の一点鎖線矢印で示すようにずれ、その被係止片31から係止部32bが離脱する。この結果、第1及び第2挟持片21,22による操作コード11の挟持状態を解消させることができる。
そして、本考案の操作コードの挟持具20は、第1及び第2挟持片21,22と、ヒンジ部材23と、被係止片31と、係止レバー32とからなり、その構成が簡単であってかつ部品点数が少ない。このため、比較的安価であってかつループ状操作コードにも適用可能であるという効果を生じさせる。また、操作コード11以外のものも把持することができるので、汎用性のある挟持具を得ることができる。特に、ヒンジ部材23を第1挟持片21と第2挟持片22と一体的に形成したので、単一の部品からなる挟持具20を得ることができ、その構成を確実に簡単にすることができる。
本考案実施形態の操作コードの挟持具20の側面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 図1のC−C線断面図である。 その挟持具の第1被係止片に係止レバーの係止部を係止させた状態を示す図1に対応する側面図である。 その挟持具の第2被係止片に係止レバーの係止部を係止させた状態を示す図1に対応する側面図である。 その挟持具を用いて操作コードを手繰る状態を示す斜視図である。 係止部を被係止片から離脱して第1及び第2挟持片のそれぞれの他端を互いに離す状態を示す図である。 その挟持具により操作コードを挟持した状態を示す斜視図である。 その挟持具が操作コードに取付けられたブラインドの斜視図である。
符号の説明
11 操作コード
20 操作コードの挟持具
21 第1挟持片
22 第2挟持片
23 ヒンジ部材
24 突出片
26 当接片
27 第1凸条
27a 第1傾斜部
28 第2凸条
28a 第2傾斜部
31 被係止片
31a 第1被係止片
31b 第2被係止片
32 係止レバー
32b 係止部
α 所定の角度
S 所定の隙間

Claims (7)

  1. 長尺の第1挟持片(21)と、
    前記第1挟持片(21)に対向し前記第1挟持片(21)とともに操作コード(11)を挟持する第2挟持片(22)と、
    前記第1挟持片(21)の一端に前記第2挟持片(22)の一端を枢支させるヒンジ部材(23)と、
    前記第1挟持片(21)の他端に形成された被係止片(31)と、
    前記第2挟持片(22)の他端に形成され前記被係止片(31)に離脱可能に係止する係止部(32b)を先端に有する係止レバー(32)と
    を備えた操作コードの挟持具。
  2. ヒンジ部材(23)は第1挟持片(21)の一端と第2挟持片(22)の一端とを連結する円弧状の樹脂成型品であって、前記ヒンジ部材(23)が前記第1挟持片(21)と前記第2挟持片(22)と一体的に形成された請求項1記載の操作コードの挟持具。
  3. 第1及び第2挟持片(21,22)のいずれか一方の一端にヒンジ部材(23)を越えて突出する円弧状の突出片(24)が形成され、
    第1及び第2挟持片(21,22)のいずれか他方の一端に前記ヒンジ部材(23)を越えて突出し先端が前記突出片(24)に臨む円弧状の当接片(26)が形成され、
    前記第1及び第2挟持片(21,22)のそれぞれの他端が互いに離れて前記ヒンジ部材(23)を中心とする所定の角度(α)に達するときに前記当接片(26)の先端が前記突出片(24)の先端に当接するように構成された請求項2記載の操作コードの挟持具。
  4. 被係止片(31)は、第1挟持片(21)の他端に第2挟持片(22)の他端が所定の隙間(S)を空けて第1挟持片(21)に第2挟持片(22)が対向した状態で係止レバー(32)の先端係止部(32b)が係止する第1被係止片(31a)と、前記所定の隙間(S)より大きな隙間を空けて前記第1挟持片(21)に前記第2挟持片(22)が対向した状態で係止レバー(32)の先端係止部(32b)が係止する第2被係止片(31b)を備える請求項1ないし3いずれか1項に記載の操作コードの挟持具。
  5. 第1挟持片(21)の第2挟持片(22)に臨む部分に長手方向に延びる第1凸条(27)が形成され、前記第2挟持片(22)の前記第1挟持片(21)に臨む部分に前記第1凸条(27)に対向する第2凸条(28)が長手方向に延びて形成された請求項1ないし4いずれか1項に記載の操作コードの挟持具。
  6. 第1及び第2凸条(27,28)のいずれか一方の凸面が平坦に形成され、前記第1及び第2凸条(27,28)のいずれか他方の凸面が横断面形状で先細りに形成された請求項5記載の操作コードの挟持具。
  7. 第1挟持片(21)の他端側における第1凸条(27)の端部に前記第1凸条(27)の幅を徐々に広げる第1傾斜部(27a)が前記第1凸条(27)の一方の側面に形成され、
    第2挟持片(22)の他端側における第2凸条(28)の端部に前記第2凸条(28)の幅を徐々に広げる第2傾斜部(28a)が前記第1傾斜部(27a)に対向しない前記第2凸条(28)の他方の側面に形成された請求項5又は6記載の操作コードの挟持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105705719A (zh) * 2013-08-30 2016-06-22 庾霜元 百叶窗拉绳用安全手柄以及其附着装置
KR20170139478A (ko) * 2017-12-08 2017-12-19 유상원 블라인드 가동줄용 무게추 겸용 안전 손잡이

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