JP6345817B1 - 自動車用傘収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車車内において閉傘した傘の収納部への挿入、取り出しを円滑、短時間に行なえ、耐久性が高く、取付残痕を残さない自動車用傘収納装置を提供する。【解決手段】自動車用傘収納装置であり、傘の挿入口を有する剛性の長筒状収納部10と、長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側上端部に着脱自在に掛けられる上フック部を有する上掛け部30と、長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側下端部に着脱自在に掛けられる下フック部を有する下掛け部50と、長筒状収納部を不動状に支持する不動状支持装置70と、を有し、不動状支持装置は、長筒状収納部10と下フック部50との接続長さを可変調節する長さ調節機構2を含む。縦長配置の長筒状収容部を安定的に不動支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車内で傘を収納できる自動車用傘収納装置に関する。
雨天時等に傘を自動車内に持ち込むと座席シートや車内フロア部を濡らし、搭乗者の着衣や携行した書類等も濡らしてしまうおそれがある。この問題を解決するために自動車内に設置する傘の収納具や傘入れについて提案がなされている。
特開2006−142860号公報 実開昭55−147940号公報
以下、この段落中の説明に使用する部材番号は、従来の技術の説明のために本段落についてのみ適用され、本件発明の実施態様の説明に用いられる符号とは無関係とする。特許文献1の車内用傘立ては、閉傘状態の傘を上端開口111から差し込んで収納する収納ケース100と、収納ケースを着脱自在に取り付けるホルダー200とで車内用傘立て10を構成し、収納ケース100を伸縮可能なように複数の筒体から多段に形成したもので、これによって、車内の適所に傘立てを取り付けることができ、また、不使用時に収納ケースを収縮して適宜の収納部に収納し得ることを企図している。しかしながら、特許文献1の車内用傘立ては、上段筒体110の係止片112で上端側を係止させ、同筒体110の上部をホルダー200のクリップ状把持部220に係止させているだけで、下端側が固定されていないから閉傘しただけの傘では傘の挿入時に収納ケースの下部側が不安定に動き、円滑、短時間に濡れた傘を挿入するのは困難である。また、数度の傘の挿入、取り出し操作で支持が緩くなり、またホルダーの基板部210が剥離して離脱し、結局、傘の挿入、取り出し自体が円滑に行えなくなるおそれがある。また、ホルダー200の基板部210を両面テープで車内の適所に貼着して取り付けるから、ほとんど曲面部分で形成されている自動車のドアパネル内側などには現実としてホルダー自体を取り付けるのは困難である。また、貼着で自動車車内に取り付けると車内のスマート感を損ない、また、いったん取り付けた両面テープの剥がし跡が見苦しくなる。また、特許文献2は、下方先細の柔軟な袋をドアーの内側に装着し、該袋の下端部をドアーの下端と車体のドアー枠の間に挟みこんだ自動車の傘収納具に関するものである。この文献の考案では傘を収納する袋は柔軟な合成樹脂等のシートから作成し、これを面ファスナ等を用いてドアーの内側に取り付けたもので、袋自体の形状が定まっておらず、さらに、自動車本体への取付固定が極めて不安定であるから濡れた傘等の装着、取り出し作業を円滑に行うのは困難である。また、数回の装着、取り出し操作で袋が破損、破裂し使用出来なくなるおそれが高い。また、袋の取付用で車内に1つの面ファスナ部材の貼着が必要となり車内のスマート感や、剥がし跡の残痕で美感を損なうおそれがある。また、袋の下端部をドアーの下端と車体のドアー枠の間に挟みこむので傘の石突き先端を誤ってドアーの下端とドアー枠間に挟み込んでしまうおそれがあり、傘ばかりでなく自動車本体側を損傷するおそれがある、という問題がある。
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、自動車車内において閉傘した傘の収納部への挿入、取り出しを円滑、短時間に行えるとともに、耐久性が高く、しかも自動車ドア内側の任意の部分において確実に位置決めした状態で車体側に取付残痕をほとんど残すことなく自動車内に取り付けることができる自動車用傘収納装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側に縦長で配置される自動車用傘収納装置1であり、傘Uの挿入口12を有する剛性の長筒状収納部10と、長筒状収納部10に接続され自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側上端部UEに着脱自在に掛けられる上フック部32を有する上掛け部30と、長筒状収納部10に接続され自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側下端部LEに着脱自在に掛けられる下フック部52を有する下掛け部50と、長筒状収納部10を不動状に支持する不動状支持装置であって、長筒状収納部10と下フック部52との接続長さを可変調節する長さ調節機構2を有する不動状支持装置70と、を含み、下掛け部50は長さ調節機構2を具備した長筒状収納部10と下フック部52との接続用の索条体54を含み、長さ調節機構2は、長筒状収納部10と下フック部52との接続用索条体54の端部と、長筒状収納部10と、を着脱自在に結合する面ファスナ装置60を含む自動車用傘収納装置1から構成される。
また、本発明は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側に縦長で配置される自動車用傘収納装置1であり、傘Uの挿入口12を有する剛性の長筒状収納部10と、長筒状収納部10に接続され自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側上端部UEに着脱自在に掛けられる上フック部32を有する上掛け部30と、長筒状収納部10に接続され自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側下端部LEに着脱自在に掛けられる下フック部52を有する下掛け部50と、長筒状収納部10を不動状に支持する不動状支持装置であって、長筒状収納部10と下フック部52との接続長さを可変調節する長さ調節機構2を有する不動状支持装置70と、を含み、上掛け部30は長筒状収納部10と上フック部32との接続用の索条体40を含み、長筒状収納部10と上フック部32との接続用索条体40の端部と、長筒状収納部10と、を着脱自在に結合する面ファスナ装置46が設けられた自動車用傘収納装置1から構成される。
また、接続用の索条体54の全部又は一部が伸縮弾性材56であるとよい。
また、下掛け部50の伸縮弾性材56は、長筒状収納部10を自動車ドアDRのドアパネルDPに近接する方向に引張付勢するように長筒状収納部10の下部側筒部を周回して掛け回されてもよい。
また、長筒状収納部10の上端側に接続用索条体40の案内挿入孔13を設けるとよい。
また、自動車ドアDRのドアパネルDPに接する側の長筒状収納部10の周壁外面には滑り止め部材28を取り付けてもよい。
本発明の自動車用傘収納装置によれば、自動車ドアのドアパネルの室内側に縦長で配置される自動車用傘収納装置であり、傘の挿入口を有する剛性の長筒状収納部と、長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側上端部に着脱自在に掛けられる上フック部を有する上掛け部と、長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側下端部に着脱自在に掛けられる下フック部を有する下掛け部と、長筒状収納部を不動状に支持する不動状支持装置であって、長筒状収納部と下フック部との接続長さを可変調節する長さ調節機構を有する不動状支持装置と、を含む構成であるから、自動車車内において閉傘した傘の収納部への挿入、取り出しを円滑、短時間に行える。また、耐久性が高く、しかも自動車ドア内側の任意の部分において確実に位置決めした状態で車体側に取付残痕をほとんど残すことなく自動車内に取り付けることができる。
本発明の自動車用傘収納装置の縦断面説明図である。 図1の自動車用傘収納装置の斜視図である。 図1の自動車用傘収納装置を自動車のドアパネルに取り付けた状態の正面説明図である。 図1の自動車用傘収納装置の正面説明図である。 図1の自動車用傘収納装置を自動車のドアパネルに取り付けた状態の縦断面説明図である。 本発明の自動車用傘収納装置の作用説明図である。 図1の自動車用傘収納装置の上掛け部の一部省略拡大説明図である。 図1の自動車用傘収納装置の下掛け部の一部省略拡大説明図である。 図1の自動車用傘収納装置の長筒状収納部の下端部分の一部省略縦断面説明図である。 図1の自動車用傘収納装置に傘を収納した状態の縦断面説明図である。
以下添付図面を参照しつつ本発明の自動車用傘収納装置の一実施形態について説明する。
図1ないし図10は、本発明の一実施形態を示しており、実施形態の自動車用傘収納装置1は、図3,5に示すように、自動車の室内、特に自動車ドアのドアパネルDPの室内側に縦方向に長く(縦長の状態で)配置される。本実施形態の自動車用傘収納装置1は、長筒状収納部10と、上掛け部30と、下掛け部50と、不動状支持装置70と、を含む。
長筒状収納部10は、上端側に傘Uの挿入口12を有する中空長筒状の剛体からなり、合成樹脂成型や紙、木、竹材を組み合わせた長筒体、軽金属成形品などで構成され、好ましくは、内外壁面に防水処理を施したものがよい。長筒状収納部10はその内部側中空部が傘本体の収納部14となる。実施形態の長筒状収納部10は、断面が任意の多角形状でもよいが、強度、製作容易性の点から、円形断面とするのが好ましい。図1、2に示すように本実施形態において、長筒状収納部10は、下側にいくほど先細りとなる形状であり、下端部は平板状の底板16で止められて傘の石突Fを受け止める。底板16には水抜き孔18が設けられ、さらにその下面側に水抜き孔18を開閉する開閉栓20がヒンジ22により開閉可能に取り付けられている(図9参照)。長筒状収納部10の上端側は筒軸に直角方向の切断部分12aと、長筒を湾曲斜めに切り欠いた斜切断部分12bにより挿入口12が形成されており、閉傘状態の傘が困難なく出し入れしやすいように形成されている。なお、挿入口12は、傘の挿入並びに取り出し口として機能する。実施形態において、長筒状収納部10の斜め切断部分12bの切欠上端部に接続用索条体40の案内挿入孔13が設けられている。上端側に上フック部32を連結した接続用索条体40の下端側をこの案内挿入孔13に通係しその先端側を長筒状収納部に係着させた際に、長筒状収納部10の周方向の位置を決めてドアパネル内側での長筒状収納部の位置決めを安定化させることができる。
上掛け部30は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側上端部から長筒状収納部10を垂下状に支持する長筒状収納部の上位支持手段であり、上フック部32を有している。長筒状収納部10と上フック部32とは直接的または間接的に接続されている。直接に接続する場合は長筒状収納部10の斜切断部分12bの上端側に上フック部を取り付け、この上フック部を自動車ドアDRのドアパネルDPの室内外上端部に引っ掛けて長筒状収納部を支持する。本実施形態では上掛け部30は長筒状収納部10と上フック部32との接続用索条体40を含み、この接続用索条体40を介して上フック部32と長筒状収納部10とが接続される。なお、図3中、GSはドアガラス部である。
上フック部32は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側上端部UEに着脱自在に掛けられる上フック手段であり、例えばドアパネル本体の内側に張り合わせ嵌合される室内側ドアパネル上端部からドアウインドウ溝(孔)縁にかけて係着、離脱自在に掛けられるフック部材を含む。図7に示すように、本実施形態の上フック部32は、直線部33から鈍角で変向した曲げ部34を備えており、曲げ部34の先端部にフック形状のフック35が設けられている。フック部32は図4に示すように金属線条金具を曲げ加工して正面視で略T字形状とし、T字の横棒部分を細長孔のループ部36とするとともにT字の縦棒部分が直線部33を形成している。曲げ部34はフック35の曲がり方向と反対方向に曲がる反り部37を有しており、自動車のドアパネル室内側上端部に係着する際にフック35の曲がりと反り部37の反力によりパネル上端部への係着を確実にする。
接続用索条体40は、上フック部32と長筒状収納部10とを連結接続する繋留手段であり、これによって、各種メーカや車種によって異なる自動車のドアパネル室内側上部の形状に応じて垂下状に吊支でき、多くの任意車種について取り付け痕を残すことなく簡単に取り付けることができる。ここに接続用索条体40は、紐、ベルト、ゴムその他の伸縮弾性索条、金属線条などの金属索条を含み、柔軟な素材で両端側で長筒状収納部10及び上フック部32に連結部分を有する。実施形態において接続用索条体40として布製等のベルトが用いられており、その一端が上フック部32に連結されると共に、他端は長筒状収納部10側に連結される。すなわち、実施形態において、ベルトは、一端が上フック部32のT字状金具のループ部36を挿通して巻き止められると共に、他端が長筒状収納部10の外周面に着脱自在に係着するようになっている。
図1、2において、一端に上フック部32を連結した接続用索条体40の他端に面ファスナ部材41が取り付けられている。一方、ベルトの他端側延長部分となる長筒状収納部10の外周に面ファスナ部材24が取り付けられている。これらの面ファスナ部材41,24は、多数のフックとループ群の雌雄嵌合により着脱自在に係着する。これによって、一端に上フック部32を連結した接続用索条体40の他端側と長筒状収納部との面ファスナ結合位置を上下に変化させることができ、自動車ドアパネルの内装の任意の形状に対応してそれらの外周に長筒状収納部の上位支持部分を密着状に取り付けることができる。また、上フック部32をドアパネル上端側に引っ掛けた後で、長筒状収納部10と接続用索条体40の面ファスナ結合位置を簡単かつ短時間に調整設定することができる。
実施形態において、面ファスナ部材41と長筒側面ファスナ部材24とが上掛け部面ファスナ装置46を構成する。
下掛け部50は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側に配置した長筒状収納部10の下側に接続されて長筒状収納部の下側を拘束支持する長筒状収納部の下位支持手段であり、下フック部52を有している。そして、上掛け部30と協働して長筒状収納部10をドアパネルの内側において縦長で横方向に動かないように位置決め支持する。
下フック部52は、自動車ドアDRのドアパネルDPの室内側下端部LEに着脱自在に掛けられる下フック手段であり、例えばドアパネル本体の内側に張り合わせ嵌合される室内側ドアパネル下端縁に係着、離脱自在に掛けられるフック部材を含む。下フック部52は、V字状に屈曲した屈曲部を有する金属又は合成樹脂製の屈曲部材で形成されている。
本実施形態において、下掛け部50は、下フック部52と、接続用索条体54と、伸縮弾性材56と、を含む。接続用索条体54は、上掛け部30側の接続用索条体40と同様に、紐、ベルト、金属索条を含み、柔軟な素材で両端側で長筒状収納部10及び下フック部52に連結部分を有する。実施形態において、下フック部52には一端を連結して一つの接続用索条体54としてのベルト55が接続されている。
接続用索条体54は、下フック部52と長筒状収納部10とを連結接続する繋留手段であり、これによって、各種自動車のドアパネル室内側下部の形状に応じてベルト等を密着させる部分を形成し、下掛け部による長筒状収納部の下側の支持をさせやすくしている。下フック部によるドアパネル下端部分への着脱係合による係止により取り付け痕を残すことがない。
さらに、本実施形態では、ベルト55の他端側に他の接続用索条体54としての伸縮弾性材56の一端が巻き止められて連結されている。実施形態では伸縮弾性材56は環状のゴム紐からなり、該ゴム紐の他端側が長筒状収納部10に着脱自在に係着される。これによって、下掛け部50はドアパネルDPの室内側下端部LEを起点にとって長筒状収納部10の下部側を支持する。
不動状支持装置70は、長筒状収納部10をドアパネルDPの内側で縦長に配置して簡単に位置づれしないように支持する位置づれ防止手段であり、特に、本実施形態では、長さ調節機構2を含む。長さ調節機構2は、長筒状収納部10と下フック部52との接続長さを可変調節する可変調節手段であり、本実施形態において、伸縮弾性材56の一端側と長筒状収納部10の下端寄りの正面側とに取り付けた面ファスナ部材58、26との雌雄嵌合により着脱自在に結合する下掛け部面ファスナ装置60を含む。下掛け部50は長さ調節機構2を具備した長筒状収納部10と下フック部52との接続用の索条体54を含むことにより、長筒状収納部10を垂下支持した状態で下掛け部側の接続用索条体54の長さを長短調節することにより、ドアパネル下端側への適度の引張緊張状態を形成し、長筒状収納部の不動支持を実効化させる。長さ調節機構2は、長筒状収納部10と下フック部52との接続用索条体54の端部と、長筒状収納部10と、を着脱自在に結合する面ファスナ装置60を含むので、下フック部52をドアパネル下端側に引っ掛けた後で、長筒状収納部10と接続用索条体の面ファスナ結合位置を簡単かつ短時間に調整でき、さらに、適度の緊張状態による不動支持位置を設定することができる。
面ファスナ部材58、26は、多数のフックとループ群の雌雄嵌合により着脱自在に係着する。伸縮弾性材56に取り付けた面ファスナ部材58の面ファスナ部材26との結合位置を上下変更することによりドアパネル下端側への引張力が変り、強い緊張支持状態で長筒状収納部10の不動支持を確実にすることができる。特に、本実施形態では下フック部52にベルトとゴム紐を連結した索条体を用いているから、外力で長筒状収納部10の位置がずらされても確実に元の支持位置に復元する。また、自動車ドアパネルの内装の任意の形状に対応してそれらの外周に長筒状収納部の下位支持部分を密着状に取り付けることができる。
なお、図1〜4、6に示すように、下掛け部50の伸縮弾性材56であるゴム紐は、長筒状収納部10を自動車ドアのドアパネルDPに近接する方向に引張付勢するように長筒状収納部10の下部側筒部10uを周回して掛け回されている。これによって、さらに、長筒状収納部10の下位支持部分をドアパネル側に密着状に取り付けて支持させることができる。本実施形態では、接続用の索条体54をベルト55と伸縮弾性材56との組み合わせで構成しているが、ベルトのみあるいは伸縮弾性材のみで構成してもよい。接続用索条体54に伸縮弾性材を含めると、下フック部52をドアパネル下端側に掛けて適度の緊張支持状態を設定しやすくなり、また、長筒状収納部の位置ずれ防止、設定位置への復元性等を得ることができる。さらに、長さ調整をしやすくなる。
長筒状収納部10と下フック部52との接続長さを調節する調節手段としては、上記の実施形態の構成に限らず、例えば接続用索条体の中間部をD環やバックル、その他の留め具で止めて長さ調整するものや、ガイドとスライダ係合、ラック・ピニオン係合、リニアガイドを利用した接続形態とすることもできる。
前述したように、本実施形態では上掛け部30についても長筒状収納部10と上フック部32との接続用索条体40が設けられ該接続用索体としてのベルト端部と長筒状収納部10とが上掛け部面ファスナ装置46により、面ファスナ接続されているので、下掛け部50との協働によりドアパネル内側に簡単な操作で、かつ、すばやく長筒状収納部10を縦長配置し、良好な緊張支持位置を設定することが可能である。
また、図1、5において、自動車ドアのドアパネルDPに接する側の長筒状収納部10の周壁外面には滑り止め部材28が取り付けられている。これによって、接続用索条体54により長筒状収納部の胴側部をドアパネルDP側に密着付勢させつつその密着位置での横方向への不動支持を確実なものとし得る。
本実施形態の自動車用傘収納装置の使用に際しては、長筒状収納部10の案内挿入孔13から接続用索条体40としてのベルトの下端を挿入し、ベルトの下端の面ファスナ部材41を長筒状収納部側の面ファスナ部材24の適宜の高さ位置で接続させる。この状態で、上掛け部30の上フック部32を自動車内のドアパネルDPの上端部に掛けて長筒状収納部10を縦長垂下状に支持させる。次に開放状態の自動車ドアの下端縁にV字鉤状の下フック部52を引っ掛け、接続用索条体54の伸縮弾性材56を引き出して長筒状収納部10の下部側筒部10uを周回させ、伸縮弾性材56に取り付けた面ファスナ部材58を長筒状収納部の下側の面ファスナ部材26に係着させる。伸縮弾性材56であるゴム紐は、長筒状収納部10を自動車ドアのドアパネルDPに近接する方向に引張付勢し、縦長の長筒状収納部を確実に不動支持する。合成樹脂や軽金属等で構成される長筒状収納部は雨傘等の挿入口12からの出し入れ程度の使用では容易に形状を変形させることがなく、また、強度、耐久性も十分に有する。雨天時等である程度乱暴に傘を抜き差ししても長筒状収納部の角度や位置が変化することなく、安定して操作が可能である。また、ドアパネルの上下端側にフックを係着させるだけであるから、取り付け残痕を留めることなく、車内美感を維持できる。雨天時の使用によって、長筒状収納部10の筒内に雫が滴下し底部に滞留するので、適宜、開閉栓20を開栓して水抜き孔18から排水することができる。
以上説明した本発明の自動車用傘収納装置は、上記した実施形態のみの構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の本質を逸脱しない範囲において、任意の改変を行ってもよい。
本発明の自動車用傘収納装置は、自動車関連部品等として製作、実施し本体自動車の使用上の利便性を向上させ得る。
1 自動車用傘収納装置
2 長さ調節機構
10 長筒状収納部
13 案内挿入孔
24 長筒側面ファスナ部材(上掛け部)
26 長筒側面ファスナ部材(下掛け部)
30 上掛け部
32 上フック部
35 フック
40 接続用索条体(上掛け部)
41 面ファスナ部材(上掛け部接続用索条体)
46 上掛け部面ファスナ装置
50 下掛け部
52 下フック部
54 接続用索条体(下掛け部)
56 伸縮弾性材
58 面ファスナ部材(下掛け部の伸縮弾性材)
60 下掛け部面ファスナ装置
70 不動状支持機構
DP 自動車ドアパネル
UE ドアパネルの室内側上端部
LE ドアパネルの室内側下端部

Claims (6)

  1. 自動車ドアのドアパネルの室内側に縦長で配置される自動車用傘収納装置であり、
    傘の挿入口を有する剛性の長筒状収納部と、
    長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側上端部に着脱自在に掛けられる上フック部を有する上掛け部と、
    長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側下端部に着脱自在に掛けられる下フック部を有する下掛け部と、
    長筒状収納部を不動状に支持する不動状支持装置であって、長筒状収納部と下フック部との接続長さを可変調節する長さ調節機構を有する不動状支持装置と、を含み、
    下掛け部は長さ調節機構を具備した長筒状収納部と下フック部との接続用の索条体を含み、
    長さ調節機構は、長筒状収納部と下フック部との接続用索条体の端部と、長筒状収納部と、を着脱自在に結合する面ファスナ装置を含むことを特徴とする自動車用傘収納装置。
  2. 自動車ドアのドアパネルの室内側に縦長で配置される自動車用傘収納装置であり、
    傘の挿入口を有する剛性の長筒状収納部と、
    長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側上端部に着脱自在に掛けられる上フック部を有する上掛け部と、
    長筒状収納部に接続され自動車ドアのドアパネルの室内側下端部に着脱自在に掛けられる下フック部を有する下掛け部と、
    長筒状収納部を不動状に支持する不動状支持装置であって、長筒状収納部と下フック部との接続長さを可変調節する長さ調節機構を有する不動状支持装置と、を含み、
    上掛け部は長筒状収納部と上フック部との接続用の索条体を含み、
    長筒状収納部と上フック部との接続用索条体の端部と、長筒状収納部と、を着脱自在に結合する面ファスナ装置が設けられていることを特徴とする自動車用傘収納装置。
  3. 接続用の索条体の全部又は一部が伸縮弾性材であることを特徴とする請求項記載の自動車用傘収納装置。
  4. 下掛け部の伸縮弾性材は、長筒状収納部を自動車ドアのドアパネルに近接する方向に引張付勢するように長筒状収納部の下部側筒部を周回して掛け回されていることを特徴とする請求項記載の自動車用傘収納装置。
  5. 長筒状収納部の上端側に接続用索条体の案内挿入孔が設けられていることを特徴とする請求項記載の自動車用傘収納装置。
  6. 自動車ドアのドアパネルに接する側の長筒状収納部の周壁外面には滑り止め部材が取り付けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の自動車用傘収納装置。
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