JP3208906U - フロントウインドウカバー - Google Patents

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彩美 坪川
彩美 坪川
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Abstract

【課題】所定箇所に容易に設置でき、簡易に着脱できるフロントウインドウカバーを提供する。【解決手段】フロントウインドウカバー10は、車両のフロントガラスを保護するシート部11と、シート部11を車両に取り付ける第1取付紐部材12および第2取付紐部材13と、を具備する。シート部11は、車両のフロントガラスを覆うカバー本体部14と、カバー本体部14の左方側に連続する第1側方延出部15と、カバー本体部14の右方側に連続する第2側方延出部16と、を有する。第1取付紐部材12は第1側方延出部15に取り付けられた輪状の弾性材料から成り、第2取付紐部材13は第2側方延出部16に取り付けられた輪状の弾性材料から成る。また、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13に、これらの先端側に形成される輪状部分21、22の大きさを調節可能な留め具17、18が取り付けられる。【選択図】図1

Description

本考案は、車両のフロントガラスを保護するフロントウインドウカバーに関し、特に、着脱容易性を向上させたフロントウインドウカバーに関する。
従来から、自動車等の車両のフロントガラスに霜や雪が付着することを防止するために、フロントガラスを覆うカバーが用いられている。
特許文献1には、吸盤を用いてカバー本体部を車体に取り付けるフロントウインドウカバーが記載されている。具体的には、カバー本体部の幅方向両端部に紐状部が接続し、紐状部に吸盤が取り付けられている。フロントウインドウカバーを車体に取り付ける際には、フロントガラスの前面をカバー本体部で覆い、吸盤を車両の内部でフロントガラスの内面に吸着する。そのようにすることで、フロントウインドウカバーを容易に車両に装着でき、フロントウインドウカバーの盗難を防止できる。
特許文献2には、ベルトおよび吸盤を用いてシート本体を車両に装着するフロントガラス保護シートが記載されている。具体的には、シート本体の幅方向両端部に、それぞれ、吸盤およびリング状の下側ベルトが取り付けられている。フロントガラス保護シートを車両に取り付ける際には、吸盤をウィンドガラスに外側から吸着し、下側ベルトをサイドミラーに掛ける。吸盤および下側ベルトを用いることで、シート本体を容易に装着することができる。
特開2013−43455号公報 特開2006−7846号公報
しかしながら、上記した特許文献1に記載された技術では、フロントウインドウカバーを保持する吸盤が、フロントガラスの左右両端部付近に車室内側から吸着していた。運転席側に配置された吸盤の設置および撤去は、運転席に着座したドライバが容易に行うことができるが、助手席側に配置された吸盤の設置および撤去は、助手席に着座する乗員がいない場合は、ドライバが助手席側に移動または大きく姿勢を傾けて行わなければならない。従って、特許文献1に記載された技術では、フロントウインドウカバーの設置および撤去が必ずしも容易でない課題があった。
同様に、特許文献2に記載された技術でも、助手席側のウィンドガラスに外側から吸盤が吸着しており、更に、助手席側のサイドミラーに下側ベルトが掛けられている。フロントガラス保護シートの設置および撤去を行う際に、ドライバがこれらの吸盤や下側ベルトを外すためには、ドライバが車外にて助手性側に回り込む必要がある。よって、特許文献2に記載された技術であっても、フロントガラス保護シートの設置および撤去が必ずしも容易でない課題があった。
本考案は上記した課題を鑑みたものであり、本考案の目的は、所定箇所に容易に設置でき、簡易に着脱できるフロントウインドウカバーを提供することにある。
本考案に係るフロントウインドウカバーでは、車両のフロントガラスを保護するシート部と、前記シート部を前記車両に取り付ける第1取付紐部材および第2取付紐部材と、を具備し、前記シート部は、前記車両の前記フロントガラスを覆うカバー本体部と、前記カバー本体部の幅方向における一方側の端部に連続する第1側方延出部と、前記カバー本体部の幅方向における他方側の端部に連続する第2側方延出部と、を有し、前記第1取付紐部材は前記第1側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、前記第2取付紐部材は前記第2側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、前記第1取付紐部材および前記第2取付紐部材に、これらの先端側に形成される輪状部分の大きさを調節可能な留め具が取り付けられることを特徴とする。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、前記一方側のサイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張された状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側の前記サイドガラスからルームミラーのステーまでの距離よりも長く、前記他方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張された状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも長い、ことを特徴とする。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、前記一方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張されていない状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも短く、前記他方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張されていない状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーのステーまでの距離よりも短い、ことを特徴とする。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記第1取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定され、前記第2取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定されることを特徴とする。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記第1取付紐部材が前記第1側方延出部に接続する接続部分、および、前記第2取付紐部材が前記第2側方延出部に接続する接続部分は、シート状の被覆部材で覆われることを特徴とする。
本考案に係るフロントウインドウカバーでは、車両のフロントガラスを保護するシート部と、前記シート部を前記車両に取り付ける第1取付紐部材および第2取付紐部材と、を具備し、前記シート部は、前記車両の前記フロントガラスを覆うカバー本体部と、前記カバー本体部の幅方向における一方側の端部に連続する第1側方延出部と、前記カバー本体部の幅方向における他方側の端部に連続する第2側方延出部と、を有し、前記第1取付紐部材は前記第1側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、前記第2取付紐部材は前記第2側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、前記第1取付紐部材および前記第2取付紐部材に、これらの先端側に形成される輪状部分の大きさを調節可能な留め具が取り付けられることを特徴とする。
従って、フロントウインドウカバーで車両のフロントガラスを良好に保護すると共に、フロントウインドウカバーを容易に車両に装着することができる。具体的には、車両のフロントガラスを保護する際に、フロントガラスをカバー本体部で覆い、第1側方延出部を車両の一方側のサイドガラスから車両室内に引き込み、第1取付紐部材をルームミラーのステーに一方側から掛ける。また、第2側方延出部を車両の他方側のサイドガラスから車両室内に引き込み、第2取付紐部材をルームミラーのステーに他方側から掛ける。更に、第1取付紐部材に取り付けられた留め具を端部側に移動させることで、第1取付紐部材の輪状部分を充分に小さくし、第1取付紐部材がルームミラーのステーから外れないようにする。同様に、第2取付紐部材に取り付けられた留め具を端部側に移動させることで、第2取付紐部材の輪状部分を充分に小さくし、第2取付紐部材がルームミラーのステーから外れないようにする。ここで、ルームミラーは通常は車両幅方向で中央部の、乗員位置から無理な体制をとることなく手が届く位置に設定されているため、フロントウインドウカバーを正規の位置に容易に装着することができる。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、前記一方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張された状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも長く、前記他方側のサイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張された状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも長い、ことを特徴とする。従って、第1取付紐部材を、伸張している状態で、ルームミラーのステーに掛けることができる。また、第2取付紐部材を、伸張している状態で、ルームミラーのステーに掛けることができる。このことから、伸張している第1取付紐部材および第2取付紐部材で、カバー本体部をフロントガラスに密着させることができる。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、前記一方側のサイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張されていない状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側のサイドガラスからルームミラーのステーまでの距離よりも短く、前記他方側のサイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張されていない状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側のサイドガラスからルームミラーのステーまでの距離よりも短い、ことを特徴とする。従って、第1取付紐部材を伸張させることで、第1取付紐部材を一方側からルームミラーのステーに掛けることができ、同様に、第2取付紐部材を伸張させることで、第2取付紐部材を他方側からルームミラーのステーに掛けることができる。従って、第1取付紐部材および第2取付紐部材の復元力で、カバー本体部に伸張力を与えることで、カバー本体部を所定箇所に配置すると共に、カバー本体部に皺等が発生することを抑止することができる。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記第1取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定され、前記第2取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定されることを特徴とする。従って、第1取付紐部材および第2取付紐部材の先端側に、位置が固定された移動規制部を設けることで、留め具が第1取付紐部材および第2取付紐部材から離脱してしまうことも防止している。
また、本考案に係るフロントウインドウカバーでは、前記第1取付紐部材が前記第1側方延出部に接続する接続部分、および、前記第2取付紐部材が前記第2側方延出部に接続する接続部分は、シート状の被覆部材で覆われることを特徴とする。従って、第1取付紐部材が第1側方延出部に接続する接続部分では、第1取付紐部材を接続する部材が厚み方向に突出するが、これらの部材をシート状の被覆部材で覆うことで、使用状況下に於いて、これらの部材が車両の車体等に接触することなく、車体に傷が発生することを抑止できる。かかる事項は、第2取付紐部材が第2側方延出部に接続する接続部分でも同様である。
本考案の実施形態におけるフロントウインドウカバーを説明する図であり、(A)は平面図であり、(B)はフロントウインドウカバーの左方部分を示す平面図であり、(C)はフロントウインドウカバーの右方部分を示す平面図である。 本考案の実施形態におけるフロントウインドウカバーを説明する図であり、(A)は取付紐部材の接続部分を示す平面図であり、(B)は留め具の構成を示す断面図である。 本考案の実施形態におけるフロントウインドウカバーを説明する図であり、(A)はフロントウインドウカバーを車両に取り付けた状態を示す上面図であり、(B)はその状態の車両の内部を示す図であり、(C)は取付紐部材をステーに取り付ける状態を示す図である。 本考案の実施形態におけるフロントウインドウカバーを説明する図であり、(A)は伸張されていない取付紐部材の長さを示す図であり、(B)は伸張された取付紐部材の長さを示す図である。 本考案の実施形態におけるフロントウインドウカバーを説明する図であり、(A)から(D)は、ミラーのステーに取付紐部材を掛ける方法を逐次的に示す図である。
以下に、本考案の実施形態であるフロントウインドウカバー10を図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部材には原則として同一の符番を用い、繰り返しの説明は省略する。更に、以下の説明では、上下前後左右の各方向を用いるが、左右とは、車両50(図3(A))の進行方向を向いた場合の左右を意味している。また、以下の説明では、左方側が一方側に対応し、右方側が他方側に対応している。
図1を参照して、本実施形態に係るフロントウインドウカバー10の構成を説明する。図1(A)はフロントウインドウカバー10の全容を示す平面図であり、図1(B)はフロントウインドウカバー10の左方部分を示す拡大平面図であり、図1(C)はフロントウインドウカバー10の右方部分を示す拡大平面図である。
図1(A)を参照して、フロントウインドウカバー10は、シート部11と、シート部11を車両50に取り付ける第1取付紐部材12および第2取付紐部材13と、を有している。フロントウインドウカバー10の機能は、特に冬期に於いて、停止している車両50のフロントガラス51(図3(A))を被覆することで保護し、フロントガラス51に霜や雪が付着することを防止することにある。
シート部11は、カバー本体部14と、第1側方延出部15と、第2側方延出部16と、を有している。シート部11は、撥水処理や防水加工が施されたナイロン素材等から構成される。シート部11を含むフロントウインドウカバー10は、車両50に設置されない際には、折り畳まれた状態で車両50のトランク等に保管される。
カバー本体部14は、フロントウインドウカバー10が設置される車両50のフロントガラス51(図3(A))と略同一の形状および大きさを呈している。カバー本体部14が車両50のフロントガラス51を覆うことで、フロントガラス51に霜や雪が付着することを防止している。
第1側方延出部15は、境界線27を介して、カバー本体部14の左方側辺に連続する部分である。境界線27は、フロントウインドウカバー10を車両50に設置した際に、折り返されて左方のサイドガラスで挟まれる部分である。第1側方延出部15は、左方側において上下方向の幅が狭くなる略台形形状を呈している。第1取付紐部材12は、第1側方延出部15に取り付けられる。
第2側方延出部16は、境界線28を介して、カバー本体部14の右方側辺に連続する部分である。境界線28は、フロントウインドウカバー10を車両50に設置した際に、折り返されて右方のサイドガラスで挟まれる部分である。第2側方延出部16は、右方側において上下方向の幅が狭くなる略台形形状を呈している。第2取付紐部材13は、第2側方延出部16に取り付けられる。
図1(B)を参照して、第1側方延出部15には、接続部分25を介して、第1取付紐部材12が取り付けられている。第1取付紐部材12は、伸縮性を有する紐状の弾性体から成り、例えば、ゴムと化学繊維とを共編みした紐状部材から成る。第1取付紐部材12は、全体として輪状に成形されており、その中間部に移動可能な留め具17が係止されている。また、第1取付紐部材12の先端部付近には、例えばプラスチック片から成る移動規制部19が固定されている。留め具17の先端側への移動は移動規制部19で規制されており、留め具17は移動規制部19を超えて左方には移動できない。これにより、留め具17が第1取付紐部材12から抜け落ちてしまうことを防止でき、移動規制部19よりも先端側に形成される輪状部分21の大きさを規定し得る。よって、第1取付紐部材12の留め具17よりも右方の部分は一本の紐の如く機能し、第1取付紐部材12の留め具17よりも左方の先端部分は輪状に形成された輪状部分21として機能する。上記した接続部分25は、被覆部材23で覆われている。接続部分25に於いて第1取付紐部材12が第1側方延出部15に接続する構成は、図2(A)を参照して後述する。
図1(C)を参照して、第2側方延出部16には、接続部分26を介して、第2取付紐部材13が取り付けられている。第2取付紐部材13は、上記した第1取付紐部材12と同様に、伸縮性を有する紐状の弾性体から成る。第2取付紐部材13は、全体として輪状に成形されており、その中間部に移動可能な留め具18が係止されている。また、第2取付紐部材13の先端部付近には、上記と同様に、移動規制部20が固定されている。よって、第2取付紐部材13の留め具18よりも左方の部分は一本の紐の如く機能し、第2取付紐部材13の留め具18よりも右方の先端部分は輪状に形成された輪状部分22として機能する。また、接続部分26は、被覆部材24で覆われている。ここで、第1取付紐部材12と第2取付紐部材13とは、同等の長さとされている。
図2(A)を参照して、図1(B)に示した接続部分25において、第1取付紐部材12が第1側方延出部15に接続する構成を説明する。この図は、被覆部材23で覆われる部材を点線で示している。接続部分25において、第1側方延出部15には、布片を輪状に成形したストラップ29の右方端部が、縫製などで固定されている。このストラップ29に第1取付紐部材12が挿通または固着されることで、第1取付紐部材12は第1側方延出部15に取り付けられる。ストラップ29に第1取付紐部材12が挿通する部分は、被覆部材23で覆われている。被覆部材23は、例えば、カバー本体部14と同じ材料から成る矩形の布片である。被覆部材23の上辺は第1側方延出部15に縫製などで固定され、被覆部材23の下辺部分はマジックテープ(登録商標)30を介して第1側方延出部15に接着されている。ストラップ29および第1取付紐部材12を、被覆部材23で覆うことで、カバー本体部14で車両50のフロントガラス51を覆った際に、ストラップ29や第1取付紐部材12が車両50に接触することなく、車両50に傷が付くことを防止できる。また、フロントウインドウカバー10を車両50に取り付けた際には、接続部分25は車室内に配置される。
ここで、図1(C)に示した第2取付紐部材13が接続部分26にて第2側方延出部16に接続する構成等も、上記と同様である。
図2(B)を参照して、上記した第1取付紐部材12に取り付けられる留め具17の構成を説明する。図2(B)は留め具17の断面図である。
留め具17は、上部に開口を有する筒状部40と、筒状部40に内蔵されて上下方向に移動可能な円筒状の移動部41と、筒状部40に内蔵されて移動部41を上方に向かって付勢する弾性体44から構成されている。弾性体44としては、例えばバネを採用できる。筒状部40を左右方向に貫通する外部挿通口43が形成されており、移動部41を左右方向に貫通する内部挿通口42が形成されている。第1取付紐部材12は、外部挿通口43および内部挿通口42を挿通している。
また、外部挿通口43および内部挿通口42は、上記した移動規制部19、20よりも小さく形成されている。これにより、後述するように、留め具17、18の過度な移動を移動規制部19、20で防止できる。
弾性体44が移動部41を上方に向かって付勢することで、第1取付紐部材12は、外部挿通口43および内部挿通口42で挟まれるように固定される。よって、留め具17は第1取付紐部材12の所定位置に留められる。留め具17を移動する際には、弾性体44の付勢力に対抗して移動部41を下方に押圧し、第1取付紐部材12に作用している固定力を解除する。この状態で、留め具17を第1取付紐部材12に沿って移動させることができる。留め具17を所定箇所まで移動させたら、上記した押圧力を解除すると、留め具17はその部分で第1取付紐部材12に留まる。ここで、図1(C)に示した留め具18の構成も、上記した留め具17と同様である。
図3を参照して、上記した構成を有するフロントウインドウカバー10を車両50に設置した状態を説明する。図3(A)はフロントウインドウカバー10が設置された車両50を示す上面図であり、図3(B)は車室内において第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が係止される構成を示す図であり、図3(C)は係る構成を更に詳しく示す図である。
図3(A)を参照して、上記したフロントウインドウカバー10は、停車している車両50のフロントガラス51を覆うように設置される。具体的には、フロントウインドウカバー10のシート部11のカバー本体部14で、フロントガラス51の前面を全体的に被覆している。車両50の左方に配置されたサイドガラス53の上端から第1側方延出部15は車室内に引き込まれている。また、車両50の右方に配置されたサイドガラス52の上端から第2側方延出部16が車室内に引き込まれている。
図3(B)を参照して、車室内に於いて、フロントウインドウカバー10の第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が掛けられる構成を説明する。
左方側から、閉められた状態のサイドガラス53とドアフレームとの間から第1側方延出部15が車室内に引き込まれている。そして、第1側方延出部15に接続する第1取付紐部材12が、ルームミラー54を支えるステー55に掛けられている。この際、弾性体から成る第1取付紐部材12は、伸張している状態となっている。
右方側から、閉められた状態のサイドガラス52とドアフレームとの間から第2側方延出部16が車室内に引き込まれている。そして、第2側方延出部16に接続する第2取付紐部材13が、ステー55に掛けられている。この際、第2取付紐部材13も伸張している状態となっている。
第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が掛けられるステー55は、左右方向に於いて車体の中央に配置されている。従って、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13の端部をステー55に掛けるのみで、フロントウインドウカバー10は所定位置とされ、即ちカバー本体部14はフロントガラス51を全面的に被覆できる。よって、乗員が車室内で第1取付紐部材12および第2取付紐部材13をステー55に掛けるのみで、特段の位置合わせ作業を行わなくても、カバー本体部14で適切にフロントガラス51を被覆することができる。
更に、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13は、伸張した状態でステー55に掛けられるので、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13の復元力で、カバー本体部14を幅方向に引っ張ることができる。よって、設置された状態のカバー本体部14に皺等が発生することを抑止することができる。また、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が伸張可能であるので、様々な車幅の車両50に対処することができる。
図3(C)を参照して、ルームミラー54のステー55に第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が掛けられる構成を更に説明する。
第1取付紐部材12をステー55に掛けた際に、留め具17は、右方に移動されている。これにより、第1取付紐部材12の端部に形成される輪状部分21を充分に小さくでき、輪状部分21がルームミラー54から抜けることで、ステー55から離脱してしまうことを防止できる。留め具17の位置は、不用意な接触が生じず、図示しない車内カメラやルームミラー54の取付角度が不必要に変更されない程度とされる。また、第1取付紐部材12の端部側には移動規制部19が固着されているので、留め具17の端部側への過度な移動は移動規制部19で阻止され、第1取付紐部材12から留め具17が離脱してしまうことを防止している。
かかる事項は第2取付紐部材13についても同様であり、第2取付紐部材13をステー55に掛けた際に、留め具18は左方に移動されている。これにより、第2取付紐部材13の端部に形成される輪状部分22を適当な大きさにでき、輪状部分22がステー55から離脱してしまうことを防止できる。
図4を参照して、上記した第1取付紐部材12および第2取付紐部材13の長さについて説明する。図4の各図は第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が車室内に引き込まれた状況を示す図であり、図4(A)は第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が伸張されていない場合を示し、図4(B)は第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が伸張されている場合を示している。
図4(A)を参照して、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が伸張されていない場合、第1取付紐部材12の右方側の先端部はステー55に到達しない。また、この場合では、第2取付紐部材13の左方側の先端部はステー55に到達しない。具体的には、車両50の左方のサイドガラス53からステー55の中央までの距離をL11とした場合、第1側方延出部15のサイドガラス53に挟み込まれる部分から伸張されていない第1取付紐部材12の右端までの距離L13はL11よりも短い。また、右方のサイドガラス52からステー55の中央までの距離をL12とした場合、第2側方延出部16のサイドガラス52に挟み込まれる部分から伸張されていない第2取付紐部材13の左端までの距離L14はL12よりも短い。
図4(B)を参照して、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が伸張された場合、第1取付紐部材12の右方側の先端部はステー55を超えて右方まで伸びる。また、この場合では、第2取付紐部材13の左方側の先端部はステー55を超えて左方まで伸びる。具体的には、第1側方延出部15のサイドガラス53に挟み込まれる部分から伸張された第1取付紐部材12の右端までの距離L13はL11よりも長い。また、第2側方延出部16のサイドガラス52に挟み込まれる部分から伸張された第2取付紐部材13の左端までの距離L14はL12よりも長い。
上記のように、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13の長さを、伸張していない際にはステー55に到達せず、且つ、伸張している際にはステー55に到達するようにすることで、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13で、ステー55に掛けた状態に於いて、復元力を発現させることができる。よって、上記したように、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13が接続するカバー本体部14を所定箇所に配置すると共に、カバー本体部14に引張力を与えて皺の発生を抑止できる。
図5に基づいて、上記した各図も参照しつつ、フロントウインドウカバー10で車両50のフロントガラス51を保護する方法を説明する。
先ず、図3(A)を参照して、図示しない乗員が車外にて、カバー本体部14で車両50のフロントガラス51を覆う。この際、図3(B)に示す車両50のサイドガラス52、53は、開いた状態となっている。次に、乗員は車両50の運転席に乗り込み、フロントウインドウカバー10の第1取付紐部材12および第2取付紐部材13を車室内に引き込む。
次に、図5(A)を参照して、車両50の室内に左方から引き込んだ第1取付紐部材12の先端部に形成された輪状部分21を、ルームミラー54を通した後に、ステー55に掛ける。この時、留め具17は、移動規制部19から離間した左方側に配置されている。従って、第1取付紐部材12の留め具17よりも先端部分に形成される輪状部分21は、ルームミラー54よりも大きく形成される。よって、輪状部分21を、下方からルームミラー54を挿通させ、ステー55に掛けることができる。
次に、図5(B)を参照して、留め具17を押圧することで係止を解除し、留め具17を先端側である右方に移動させる。例えば留め具17を、移動規制部19に当接するまで移動させる。この状態で留め具17に加えている押圧力を解除する。これにより、第1取付紐部材12の先端部に形成される輪状部分21がルームミラー54よりも小さくなり、輪状部分21がルームミラー54およびステー55から脱落してしまうことを防止できる。
次に、図5(C)を参照して、車両50の室内に右方から引き込んだ第2取付紐部材13の先端部に形成された輪状部分22を、ルームミラー54を通した後に、ステー55に掛ける。この際、図5(A)に示した場合と同様に、第2取付紐部材13の留め具18よりも先端部分に形成される輪状部分22は、ルームミラー54よりも大きく形成される。よって、輪状部分22を、下方からルームミラー54を挿通させ、ステー55に掛けることができる。
次に、図5(D)を参照して、留め具18の係止を解除し、留め具18を先端側である左方に移動させる。例えば留め具18を、移動規制部20に当接するまで移動させる。この状態で留め具18に加えている押圧力を解除する。これにより、第2取付紐部材13の先端部に形成される輪状部分22がルームミラー54よりも小さくなり、輪状部分22がルームミラー54およびステー55から脱落してしまうことを防止できる。また、第2取付紐部材13の先端部付近に移動規制部20が固着されていることで、留め具18が第2取付紐部材13から離脱してしまうことが防止されている。
ここで、上記では、第1取付紐部材12の輪状部分21を留め具17で絞ってから、第2取付紐部材13をステー55に掛ける場合を説明したが、この順番は変更することができる。例えば、第1取付紐部材12の輪状部分21をステー55に掛け、第2取付紐部材13の輪状部分22をステー55に掛けた後に、第1取付紐部材12の留め具17を先端側に移動させて輪状部分21を絞ると共に、第2取付紐部材13の留め具18を先端側に移動させて輪状部分22を絞るようにしても良い。
上記のように、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13がステー55に掛けられたら、図3(B)を参照して、サイドガラス52、53を閉じる。これにより、図1(A)に示したカバー本体部14と第1側方延出部15との境界部分はサイドガラス53とドアフレームとの間に挟まれ、カバー本体部14と第2側方延出部16との境界部分はサイドガラス52とドアフレームとの間に挟まれる。以上で、フロントウインドウカバー10の設置作業が終了する。
このように、フロントウインドウカバー10を設置する際に、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13を、車室内の中央に配置されたステー55に掛けることで、カバー本体部14の位置決めを簡易に行うことができる。よって、運転者等の乗員一人で、車室内にて助手席側に移動することなく、フロントウインドウカバー10を容易に設置することができる。
一方、フロントウインドウカバー10を車両50から取り外す際には次の作業を行う。先ず、図3(C)を参照して、第2取付紐部材13の留め具18を右方に移動させることで、輪状部分22をルームミラー54によりも大きくし、輪状部分22をルームミラー54およびステー55から離脱させる。次に、第1取付紐部材12の留め具17を左方に移動させることで、輪状部分21をルームミラー54によりも大きくし、輪状部分21をルームミラー54およびステー55から離脱させる。
次に、図3(B)を参照して、サイドガラス52、53を開ける。最後に、図3(A)を参照して、フロントウインドウカバー10をフロントガラス51から外し、折り畳むなどして回収する。
上記のように、フロントウインドウカバー10を車両50から取り外す際にも、乗員が一人で運転席に着座したまま、第1取付紐部材12および第2取付紐部材13をステー55から外し、フロントウインドウカバー10を回収することができ、取り外し作業の効率化および迅速化を図ることができる。
以上、本考案の実施形態を示したが、本考案は、上記した実施形態に限定されるものではない。
10 フロントウインドウカバー
11 シート部
12 第1取付紐部材
13 第2取付紐部材
14 カバー本体部
15 第1側方延出部
16 第2側方延出部
17 留め具
18 留め具
19 移動規制部
20 移動規制部
21 輪状部分
22 輪状部分
23 被覆部材
24 被覆部材
25 接続部分
26 接続部分
27 境界線
28 境界線
29 ストラップ
30 マジックテープ(登録商標)
40 筒状部
41 移動部
42 内部挿通口
43 外部挿通口
44 弾性体
50 車両
51 フロントガラス
52 サイドガラス
53 サイドガラス
54 ルームミラー
55 ステー


Claims (5)

  1. 車両のフロントガラスを保護するシート部と、前記シート部を前記車両に取り付ける第1取付紐部材および第2取付紐部材と、を具備し、
    前記シート部は、前記車両の前記フロントガラスを覆うカバー本体部と、前記カバー本体部の幅方向における一方側の端部に連続する第1側方延出部と、前記カバー本体部の幅方向における他方側の端部に連続する第2側方延出部と、を有し、
    前記第1取付紐部材は前記第1側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、前記第2取付紐部材は前記第2側方延出部に取り付けられた弾性材料から成り、
    前記第1取付紐部材および前記第2取付紐部材に、これらの先端側に形成される輪状部分の大きさを調節可能な留め具が取り付けられることを特徴とするフロントウインドウカバー。
  2. 前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、
    前記一方側のサイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張された状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側の前記サイドガラスからルームミラーのステーまでの距離よりも長く、
    前記他方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張された状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも長い、ことを特徴とする請求項1に記載のフロントウインドウカバー。
  3. 前記カバー本体部で前記フロントガラスを覆った状態で、
    前記一方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第1側方延出部から、伸張されていない状態の前記第1取付紐部材の先端までの長さは、前記一方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも短く、
    前記他方側の前記サイドガラスで挟み込まれる箇所の前記第2側方延出部から、伸張されていない状態の前記第2取付紐部材の先端までの長さは、前記他方側の前記サイドガラスから前記ルームミラーの前記ステーまでの距離よりも短い、ことを特徴とする請求項2に記載のフロントウインドウカバー。
  4. 前記第1取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定され、
    前記第2取付紐部材の、前記留め具よりも先端側に、前記留め具の移動を規制する移動規制部が固定されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載のフロントウインドウカバー。
  5. 前記第1取付紐部材が前記第1側方延出部に接続する接続部分、および、前記第2取付紐部材が前記第2側方延出部に接続する接続部分は、シート状の被覆部材で覆われることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載のフロントウインドウカバー。
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