JP2952415B1 - 自動車ドアにおける雨除け装置 - Google Patents

自動車ドアにおける雨除け装置

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JP2952415B1 JP27548898A JP27548898A JP2952415B1 JP 2952415 B1 JP2952415 B1 JP 2952415B1 JP 27548898 A JP27548898 A JP 27548898A JP 27548898 A JP27548898 A JP 27548898A JP 2952415 B1 JP2952415 B1 JP 2952415B1
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Abstract

【要約】 【課題】 各種の自動車における自動車ドアと自動車屋
根とに跨がってワンタッチで取り付けられ、また撤去可
能となるように軽量で且つ低コストに構成する。 【解決手段】 屋根側支持枠部2およびドア側支持枠部
3の夫々の端部をカナメ部4を介して互いに回動可能に
枢支し、両支持枠部2,3が互いに弾撥的な拡開傾向に
付勢した状態で開閉自在となるようにする。屋根側支持
枠部2は着脱可能な磁気付着式支持機構11を介して自
動車屋根Pに支持し、ドア側支持枠部3はドア側着脱機
構21を介して自動車ドアQ上部側に夫々支持する。自
動車ドアQの開閉に伴い扇型状に展開乃至折畳状に閉塞
するよう両支持枠部2,3の間に蛇腹状に形成した傘部
5を配設し、両支持枠部2,3のいずれか一方側には傘
部5と共に両支持枠部2,3を常時閉じる方向に牽引す
る閉塞付勢機構を設ける。また、傘部5は、細長台形型
の複数のシート部材を電着によって接続して襞部を有す
る蛇腹状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雨天時等において
自動車に乗降する際に雨に濡れることを防止する自動車
ドアにおける雨除け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ドアにおける雨除け装置と
しては、例えば実開昭61−68924号公報に開示さ
れているように、自動車ドアの蝶着部上部をカナメ部と
する扇形状シートの下面にカナメ部より放射方向に延び
る複数本の支骨を添着し、扇形状シートの半径方向の一
辺は出入口上部に、また他方の辺はドアの上辺部に夫々
ネジ締付により一体的に係着すると共に、各支骨の基端
部側と中間部には、夫々支骨間を互いに連結する伸縮可
能なリンクを介設したことによりドアの開動に伴い扇形
状シートを牽引式に水平に扇形状となって引き出させて
雨除け部としたものがある。また、実開平3−1155
14号公報および実開平3−115515号公報に開示
されているように、多数の積層状のブラインド板を収納
した一側面が開口する細長状の収納ボックスをマグネッ
ト材によって乗降口上縁部に装着し、各ブラインド板の
一端を収納ボックスの一端に回動自在に枢着し、各ブラ
インド板の先端部を収納ボックスの先端部に止着したロ
ープによって連結し、収納ボックス先端部に設けた復帰
用のスプリングを有する回動部材に牽引ロープを捲着し
てこれを各ブラインド板の先端部に穿設してなる通孔に
通してその先端部を積層状態にある最下部のブラインド
板に止着し、さらに最下部のブラインド板の先端部外側
に取り付けた骨子を開閉ドアの上枠の案内溝に摺動自在
に係合したことにより、ドアの開動に伴い各ブラインド
板をスライド式に水平に扇形状となって引き出させて雨
除け部としたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術において、実開昭61−68924号公報
の場合には、扇形状シートの半径方向の一辺を出入口上
部に、他方の辺をドアの上辺部に夫々ネジ締付により一
体的に係着する等のネジ締結機構を構成するものとして
あり、一方、実開平3−115514号公報および実開
平3−115515号公報の場合においても、一側面が
開口する細長状の収納ボックスをマグネット材によって
乗降口上縁部に装着し、最下部のブラインド板の先端部
外側に取り付けた骨子を摺動自在に係合させるための案
内溝を開閉ドアの上枠に設けるものとしてあるのであ
る。そのため車体に対し雨除け装置を取付けるには何ら
かの特別な加工を施さねばならず、その特別な加工を施
したが故に雨除け装置を撤去させても元の車体に復帰さ
せることができず、雨天時等の必要時に各種の車体にワ
ンタッチで取り付けたり、また不要時に簡単に取り外し
たりしておくことができなかった。
【0004】また、従来では扇形状シートやブラインド
板共に水平引き出し高さが車種によって制約されてしま
い、しかも一度取付けた後では扇形状シートやブライン
ド板の高さ調整が不可能であった。例えば自動車の側面
にあるガラス窓面は屋根の方への傾斜角が車種により異
なる場合には、閉締状態と開動状態との間のドアの上縁
部の高さ位置が変わるよう外方へ持ち出されるため、扇
形状シートやブラインド板が捻じれたり、撓んだりして
しまう等の問題点を有していた。更に、実開昭61−6
8924号公報の場合には、夫々の支骨間にこれらを互
いに連結する伸縮可能な複数のリンクを介設する等して
あるから、ドアが開いたときの扇形状シートの弛みを防
止できるにしても、構造が非常に複雑化し且つ重量化し
てしまい、しかも製作工程が増えて作業が極めて困難と
なり且つコストアップにもつながる等の問題点があっ
た。
【0005】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、車種を問わず各種の
自動車車体におけるドアと屋根とに跨がってワンタッチ
で且つ容易に取り付けることができ、しかも撤去も容易
であり、また取付けの際に異なる車種の夫々に対応して
取付け高さの調整をも可能とし、さらにドアが開いたと
きの弛みを簡単な構成で防止できるものとした軽量で且
つ低コストとなる自動車ドアにおける雨除け装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、自動車屋根Pに着脱可能な磁
気付着式支持機構11を介して支持される屋根側支持枠
部2と、自動車ドアQ上側にドア側着脱機構21を介し
て支持されるドア側支持枠部3と、屋根側支持枠部2お
よびドア側支持枠部3夫々の一端部を弾撥的な拡開傾向
に付勢させて開閉自在に枢支させるカナメ部4と、自動
車ドアQの開閉に伴い扇型状に展開乃至折畳状に閉塞さ
れるよう前記両支持枠部2,3相互間に張架固設させた
蛇腹状の傘部5と、両支持枠部2,3を傘部5と共に常
時閉塞方向に牽引させるよういずれかの支持枠部2,3
に付設した閉塞付勢機構31とを有するものとしてあ
る。このとき、磁気付着式支持機構11は、吸盤状に形
成した磁着性の止着体12と、該止着体12の中心部で
起立転倒可能に枢着させ、止着体12を押さえ付けるよ
うにして起立させると共に、レバー操作で取付面に出没
される磁石13Aを内蔵した脚部13とから構成するこ
とができる。そして、磁気付着式支持機構11は、屋根
側支持枠部2側面の長手方向に沿って形成した把持枠部
7を支持させる把持枠部支持手段11Aと、カナメ部4
を枢支させるカナメ部支持手段11Bとを少なくとも備
え、把持枠部支持手段11Aは、屋根側支持枠部2が不
動のカナメ部4を支点として上下に傾倒揺動自在となる
ように昇降可能な伸縮ジョイント部18を有する構成と
することができる。また、ドア側着脱機構21は、ドア
側支持枠部3側面の長手方向に沿って形成した把持枠部
8に一端をフリーな状態で係架させたアーム片22と、
該アーム片22の他端が挿入されてこれを傘部5の高さ
に応じて任意の高さ位置でネジ締付式に固定させるよう
縦方向の長孔にネジ部が挿通されて成る高さ調整手段2
3と、該高さ調整手段23に付設され、自動車ドアQ側
の上枠部あるいはガラス窓枠上部に着脱可能に差し込み
固定させる側面逆U字形板状を呈する支持片24とを有
する構成とすることができる。さらに、傘部5は、防水
加工した布地またはビニール地等を細長台形型に切断し
た複数のシート部材を束ねて上縁部同士と下縁部同士と
を交互に接続させて上下に襞部6を有する蛇腹状に形成
することができる。また、閉塞付勢機構31は、屋根側
支持枠部2の長手方向に沿って付設された閉塞付勢部材
収容部32と、該閉塞付勢部材収容部32内においてカ
ナメ部4側端部に一端が固定され且つ他端が閉塞付勢部
材収容部32内先端側に向けられてカナメ部4方向に牽
引付勢させるようにした発条体33と、閉塞付勢部材収
容部32内先端側に一端が固定され、閉塞付勢部材収容
部32内先端側に向けられている発条体33の他端に一
旦挿通されて閉塞付勢部材収容部32先端側へ折り返さ
れ、閉塞付勢部材収容部32先端側の傘部5側壁面に設
けた小孔32Aから傘部5外縁部に沿って延出され、他
端がドア側支持枠部3に固定されて成る牽引線材34と
から成り、該牽引線材34は傘部5の各上側襞部6の外
縁側に穿設した各通孔6Aに挿通されるようにして構成
することができる。
【0007】以上のように構成された本発明に係る自動
車ドアにおける雨除け装置において、自動車屋根Pの自
動車ドアQ側に磁気付着式支持機構11を介して支持さ
せた屋根側支持枠部2と、自動車ドアQ上部側にドア側
着脱機構21を介して支持させたドア側支持枠部3と
は、両支持枠部2,3相互間に張架固設された傘部5を
自動車ドアQの開閉に伴いカナメ部4を支点にして扇型
状に展開乃至折畳状に閉塞させる。このとき、閉塞付勢
機構31は、傘部5と共に両支持枠部2,3を常時閉じ
る方向に牽引させ、自動車ドアQの開閉速度に対応させ
る。また、吸盤構造の磁着性の止着体12と、脚部13
に内蔵した磁石13Aとを併用した磁気付着式支持機構
11は、自動車屋根P面に当接させた止着体12を上方
から押さえ付けるようにして脚部13を起立させると共
に、レバー操作で取付面に磁石13Aを突出させると、
吸盤による吸着力と、止着体12による磁着力と、取付
面に出没した磁石13Aによる磁着力との3つの作用が
相俟って、屋根側支持枠部2、ドア側支持枠部3を自動
車屋根P、自動車ドアQ夫々に装着させ、また、これら
を解除させることで撤去させる。さらに、昇降可能な伸
縮ジョイント部18は、屋根側支持枠部2をカナメ部4
を不動支点として上下に傾倒揺動自在とさせ、自動車屋
根P上での屋根側支持枠部2の傾倒度合いを調整させる
ことにより傘部5の自動車屋根P側の高さを変更させ
る。そして、ドア側着脱機構21の支持片24は、ドア
側着脱機構21自体を自動車ドアQ側の上枠部あるいは
ガラス窓枠上部に着脱可能に差し込み固定させる。ま
た、ドア側支持枠部3側面の把持枠部にフリーな状態で
係架させたアーム片22は、自動車ドアQの開閉に伴い
把持枠部8を摺動しながら傘部5を扇型状に展開乃至折
畳状に閉塞させる。さらに、高さ調整手段23は、該高
さ調整手段23に挿入されているアーム片22を傘部5
の高さに応じて任意の高さに位置決めさせながら縦方向
の長孔に挿通されたネジ部を締付ることによりアーム片
22を固定させ、自動車ドアQ上側でのドア側支持枠部
3の傾倒度合いを調整させることにより傘部5の自動車
ドアQ側の高さを変更させる。また、傘部5は細長台形
型に切断した複数のシート部材を束ねて上縁部同士と下
縁部同士とを交互に接続させるだけで簡単に形成され、
傘部5自体の蛇腹加工形成を容易なものとさせる。この
とき、傘部5上下に形成された襞部6は、傘部5の開き
状態にある折畳箇所の引張り強度を補強させる。さら
に、傘部5の各上側襞部6の外縁側に穿設した各通孔6
Aに挿通させた閉塞付勢機構31の牽引線材34は、自
動車ドアQの開動作に伴いドア側支持枠部3に牽引され
て傘部5の展開と同時に発条体33をカナメ部4方向の
牽引付勢力に抗して先端側へ引張伸延させ、牽引線材3
4を介してドア側支持枠部3を傘部5と共に屋根側支持
枠部2側へ常に閉じる方向へ付勢させる。すなわち、自
動車の自動車ドアQを開けると、ドア側支持枠部3の回
動に伴って屋根側支持枠部2またはドア側支持枠部3の
閉塞付勢機構31にある牽引線材34は発条体33を伸
延させながら外方へ引っ張られて傘部5を開動させる。
このとき、発条体33は牽引線材34をカナメ部4方向
に牽引させる力を働かせ、常に傘部5が閉じようとする
力を発生させる。しかも、傘部5の各上側襞部6の通孔
6Aに挿通させた牽引線材34は、開いた状態での傘部
5の弛み・撓みを防止させ、自動車ドアQの如何なる開
閉速度にも対応させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は、
自動車屋根Pの自動車ドアQ寄り縁側と自動車ドアQ上
側とに跨がって自動車の車種に関係せずに着脱可能にし
てワンタッチに取り付けられるようにした雨除け装置で
ある。該雨除け装置1は、自動車のフロントドア枠の前
側面ラインに沿って側面から見て略への字型に、またフ
ロント幅に比し狭くなった屋根ラインに沿って平面から
見て略への字型に折曲形成された自動車のフロントシー
ト側用雨除け装置1A(図7参照)と、自動車のバック
ドア枠上部のラインに沿って形成されたバックシート側
用雨除け装置1B(図2乃至図6参照)との2種に形成
されていると共に各1本づつ左右の自動車ドアQに併置
させることができるものとしてある。尚、場合によって
はフロントシート側用雨除け装置1Aのみ、あるいはバ
ックシート側用雨除け装置1Bのみで使用できることは
勿論であり、これらに制限されるものではない。
【0009】すなわち雨除け装置1は、図1、図7に示
すように、自動車屋根Pのバックシート側自動車ドアQ
寄り側、またはフロントガラスから屋根にかけてのフロ
ントシート側自動車ドアQ寄り側の少なくとも前後2箇
所において着脱可能な後述する磁気付着式支持機構11
を介して支持させた屋根側支持枠部2と、自動車ドアQ
上部側に着脱可能な後述するドア側着脱機構21を介し
て支持させたドア側支持枠部3と、図4、図6に示すよ
うに、両支持枠部2,3夫々の一端を互いに回動可能に
枢支させ、且つ両端部に跨がって捲回させた2股コイル
状の拡圧スプリング4Aにより両支持枠部2,3を互い
に弾撥的に拡開傾向に付勢させたカナメ部4と、自動車
ドアQの開閉に伴い扇型状となるように展開されたり、
折畳状に重畳されて閉塞されたりするように両支持枠部
2,3相互間に張架固設させた蛇腹状の傘部5と、該傘
部5と共に両支持枠部2,3を常時閉塞方向に牽引させ
るために屋根側支持枠部2側に付設した後述する閉塞付
勢機構31とから構成してある。
【0010】前記傘部5は、図6に示すように、防水加
工処理を施してある例えば厚幅約0.3mmの布地また
はビニール地等のシート部材を自動車ドアQ幅に対応し
た例えば長さ約1mで、先端幅員約8cm、後端幅員約
4cm程度の略細長台形型に切断し、これを複数枚に束
ねてから約1cm程度の隣接する上縁部同士と下縁部同
士とを交互に順次に例えば電着加工によって接続させる
ことで上下に襞部6を形成させた蛇腹状のものとしてあ
り、こうすることで一体成形加工による傘部5自体の製
作を容易なものとしてある。そして、当該傘部5の一側
面縁部を屋根側支持枠部2に固定させ、且つ他側縁部を
ドア側支持枠部3に固定させ、カナメ部4を介しての両
支持枠部2,3の開閉動作により傘部5がアコーディオ
ンのように展開乃至閉塞されるようにしてある(図2乃
至図4参照)。尚、傘部5の形成素材は好ましくは軽量
な素材のものとしておくのであり、拡開時の弛み等が防
止されるようにしておく。
【0011】尚、傘部5は、フロントシート側用雨除け
装置1A、バックシート側用雨除け装置1B夫々におい
て、大きさ、長さ等が夫々異なることに対応して形成さ
れており、各種タイプの自動車ボディラインに合致させ
たものとしてある。特に、フロントシート側用雨除け装
置1Aにおいては、その半ば位置で側面から見て下方
に、また平面から見て内側に夫々曲げられることに対応
して、その対応位置で襞部等を形成して迅速に展開、閉
塞されるように考慮してある。
【0012】また、特にフロントシート側用雨除け装置
1Aにおいては、前記したようにその半ば位置で曲げら
れることに対応して、屋根側支持枠部2、ドア側支持枠
部3夫々はその曲がり部分に所定範囲で揺動する自在継
手等による関節構造を採用し、自動車のフロントボディ
ラインにしっくりと対応合致するように、特に左右のフ
ロントグリルに沿うようにすることで視界の邪魔になら
ないようにしておくことが望ましいものである。
【0013】また、図2乃至図8に示すように、磁気付
着式支持機構11は、磁性を有するゴム材料を吸盤構造
に形成した止着体12と、レバー操作の切り替えで磁石
13Aが出没して、取付面に磁石13Aが突出したり、
あるいは退避したりする所謂マグネットチャック機構と
を併用することで強力な磁着力を発揮する構成としてあ
る。すなわち、磁性ゴム流動素材を鋳型に流し込んで吸
着性が強力な止着体12を吸盤形状に一体形成し、屋根
側支持枠部2を支持連繋させるように、その中心部に磁
着性が強力な磁石13Aを内蔵したプラスチック製の脚
部13を支持軸部14を介して起立転倒可能に枢着さ
せ、該脚部13を起立させることで図示を省略したレバ
ーが自動的に切り替えられてあるいは手動操作で切り替
えて磁石13Aが取付面に出没され、吸盤構造の止着体
12に吸着力を発揮させるように圧潰させながら磁石1
3Aの磁着力でも自動車屋根P面上に強力に付着するよ
うにしてある。また、脚部13を起立させ磁石13Aの
底で止着体12を押圧した状態で、拡開スプリング(図
示せず)により付勢させてある止め金15を脚部13の
側面に設けた止め金受け16に係止させて固定すること
で磁気的付着作用と吸盤付着作用とを常に維持させるも
のとしてある。また、磁気付着式支持機構11を外す場
合には、止め金受け16と止め金15との係合を外して
脚部13を支持軸部14を介して転倒させることでレバ
ーが自動的に切り替えられて磁石13Aが取付面から退
避されるに伴い磁気的付着作用と吸盤付着作用とが解放
され、磁気付着式支持機構11を持ち上げれば簡単に外
せるようにしてある。
【0014】また、図8に示すように、前記バックシー
ト側用雨除け装置1Bに使用した磁気付着式支持機構1
1は、屋根側支持枠部2側面の長手方向に沿って形成し
た把持枠部7を自動車屋根Pの自動車ドアQ開き部側に
て支持させる把持枠部支持手段11Aと、屋根側支持枠
部2とドア側支持枠部3とのカナメ部4を自動車屋根P
の自動車ドアQ蝶着部側上部にて枢支させるカナメ部支
持手段11Bとの2種類のものとしてある。このうち把
持枠部支持手段11Aは、その上端に側面コの字型を呈
する嵌着凹部9を設け、屋根側支持枠部2側面の長手方
向に沿って形成した把持枠部7の略中央と屋根側支持枠
部2との間に嵌着凹部9を潜り込ませてから屋根側支持
枠部2側面に嵌着させるようにしてある(図8(c)参
照)。さらに、把持枠部支持手段11Aには、屋根側支
持枠部2が不動のカナメ部支持手段11Bを支点として
上下に傾倒揺動自在となるように一対のリンクアームが
屈曲可能に連繋され、該連繋部にネジ固定部19を設け
て成る昇降可能な伸縮ジョイント部18を構成してある
(図8(d)参照)。尚、図示による説明を省略した
が、伸縮ジョイント部18を一対のリンクアーム式構造
とする替わりに、任意の筒内挿入位置で、必要があれば
例えば締め付けネジによる固定を可能にした2重筒のス
ライド式構造とするようにしても良い。一方、カナメ部
支持手段11Bは、図2に示すように、屋根側支持枠部
2とドア側支持枠部3とのカナメ部4に夫々が回動可能
となるようにしてネジ部材17を介してネジ止め固定さ
せてある。そして、ドア側支持枠部3を自動車ドアQ側
上縁部の例えばハードトップ車の場合の窓枠の無いガラ
ス窓上縁部(図9参照)等にドア側着脱機構21を介し
て支持させるものとしてある。
【0015】また、図7に示すように、フロントシート
側用雨除け装置1Aに使用した磁気付着式支持機構11
は、屋根側支持枠部2とドア側支持枠部3とのカナメ部
4をフロントガラス付近のボンネット上にネジ部材17
を介してネジ止め固定させるカナメ部支持手段11Cに
よるものとし、フロントシート側用雨除け装置1Aの屋
根側支持枠部2の開き部側は、前記バックシート側用雨
除け装置1Bのカナメ部4に使用したカナメ部支持手段
11Bを兼用させるべく支持させるものとしてある。こ
のとき、フロントシート側用雨除け装置1Aの開き部分
の支持と、バックシート側用雨除け装置1Bのカナメ部
4の支持とを同時に行なうカナメ部支持手段11Bにお
いて、バックシート側用雨除け装置1Bのカナメ部4を
カナメ部支持手段11Bの下部で支持し、カナメ部支持
手段11Bの上部でフロントシート側用雨除け装置1A
を前記伸縮ジョイント部18と同様な機構により上下揺
動可能となるように支持するものとしてある。尚、カナ
メ部支持手段11Bのバックシート側用雨除け装置1B
のカナメ部4の下側の支持位置と、フロントシート側用
雨除け装置1Aの開き部の上側の支持位置とを上下逆に
しても良く、さらに、フロントシート側用雨除け装置1
Aとバックシート側用雨除け装置1Bとに対しカナメ部
支持手段11Bを兼用させずに、フロントシート側用雨
除け装置1Aとバックシート側用雨除け装置1Bとに対
し夫々2個の磁気付着式支持機構11を使用しても良い
ことは勿論である。
【0016】一方、図9に示すように、ドア側着脱機構
21は、ドア側支持枠部3側面の長手方向に沿って形成
した把持枠部8に蝶番構造のアーム片22の一端に設け
た挿入環部25を挿通させることでドア側支持枠部3の
長手方向に沿って移動できるようにフリーな状態で係架
させたアーム片22と、該アーム片22の他端を挿入さ
せてこれを傘部5の高さに応じて任意の高さ位置で固定
させるようアーム片22の他端に突設させたネジ軸部が
挿通され、該ネジ軸部に外方からネジ頭部を締め付ける
ことで任意の位置で固定できるようにした縦方向の長孔
を有する筒状の高さ調整手段23と、該高さ調整手段2
3の筒側面に形成され、自動車ドアQ側の上枠部あるい
はガラス窓枠上部に着脱可能に差し込み固定させる側面
逆U字形板状を呈する支持片24とから構成してある。
尚、本実施の形態では、ハードトップ車の窓枠の無いガ
ラス窓に対してドア側支持枠部32をドア側着脱機構2
1を介して支持させてあるが、これに限らずガラス窓枠
が付設されている場合でも対応できるようにしてある。
【0017】また、図10に示すように、閉塞付勢機構
31は例えば屋根側支持枠部2自体に構成してあり、屋
根側支持枠部2本体となるように、その長手方向に沿っ
て例えば先端が幅広で後端が狭幅の軽量なプラスチック
製等の中空筒状の閉塞付勢部材収容部32を付設し、該
閉塞付勢部材収容部32先端にはプラスチック製等の先
端キャップ35を蓋着し、後端のカナメ部4側には後端
キャップ36を蓋着してある。そして、先端キャップ3
5内側にステンレスワイヤーまたはビニール紐等の牽引
線材34の一端を固定させて閉塞付勢部材収容部32内
に挿入させる一方、後端キャップ36の内側にはステン
レス製等の発条体33として例えばコイルスプリングの
一端を後端キャップ36に捩じ込んであるフック部材3
7に掛架させてある。さらに、発条体33の他端に前記
牽引線材34の他端を通してから閉塞付勢部材収容部3
2内にて先端キャップ方へ一旦は戻されて、閉塞付勢部
材収容部32先端側の傘部5側壁面に設けた小孔32A
から傘部5外縁部の円周に沿って延出させることで牽引
線材34を発条体33を介してカナメ部4方向に牽引付
勢させてあり、このように閉塞付勢部材収容部32内で
牽引線材34を二重にすることで傘部5を広げるときに
十分な長さを確保できるようにしてある。
【0018】さらに、小孔32Aから延出させた牽引線
材34は、傘部5の各上側襞部6の外縁側に穿設した各
通孔6Aに挿通させてからドア側支持枠部3の先端部に
固定してある。このとき、閉塞付勢機構31は、先端キ
ャップ35と後端キャップ36とを夫々取り外してから
牽引線材34、発条体33等を解体させることができる
ようにすると共に、屋根側支持枠部2側に閉塞付勢機構
31を設ける替わりにドア側支持枠部3に対してもこれ
と同様な構成の閉塞付勢機構31を構成することで屋根
側支持枠部2側の閉塞付勢機構31に付いていた前記牽
引線材34、発条体33等を取り外してこれをドア側支
持枠部3側の閉塞付勢機構31に付け替えることができ
るようにして閉塞付勢機構31自体の設置を逆勝手自在
となるようにしてある。尚、前記したように、フロント
シート側用雨除け装置1Aにあっての閉塞付勢部材収容
部32は、適当な関節機構が設けられることで所定位置
で折れ曲がるように構成されていたり、展開乃至閉塞時
の状況に対応して自在に折れ曲がるように構成されたり
することもある。
【0019】次に、本実施の形態の組付け手順および使
用の一例を説明するに、フロントシート側用雨除け装置
1Aをバックシート側用雨除け装置1Bと共に使用する
場合には、図1、図7に示すように、前記磁気付着式支
持機構11をボンネット上のフロントガラス寄りに装着
してこれにフロントシート側用雨除け装置1Aの屋根側
支持枠部2とドア側支持枠部3とのカナメ部4を支持さ
せる。そして、屋根側支持枠部2の後側は前記バックシ
ート側用雨除け装置1Bにおけるカナメ部4に使用した
カナメ部支持手段11Bを兼用させて支持すれば良い。
そして、バックシート側用雨除け装置1Bの把持枠部支
持手段11A、カナメ部支持手段11Bのフロントシー
ト側用雨除け装置1Aの開き部分に対応する伸縮ジョイ
ント部18夫々により屋根側支持枠部2をカナメ部4を
不動支点として上下に揺動させて自動車屋根P上での屋
根側支持枠部2の傾倒度合いを調整させることによりバ
ックシート側用雨除け装置1B、フロントシート側用雨
除け装置1A相互の傘部5の自動車屋根P側の高さを所
望の高さに調整する。
【0020】また、フロントシート側用雨除け装置1A
のみを使用する場合には、図1に示すように、磁気付着
式支持機構11によるカナメ部支持手段11Cをボンネ
ット上のフロントガラス寄りに装着してこれに屋根側支
持枠部2とドア側支持枠部3とのカナメ部4を支持さ
せ、さらに磁気付着式支持機構11による把持枠部支持
手段11Aでもって屋根側支持枠部2の開き部分を支持
する。そして、ドア側支持枠部3をドア側上縁部の例え
ばハードトップ車の場合では窓枠の無いガラス窓上縁部
(図7参照)等にドア側着脱機構21を介して支持させ
る。このときカナメ部支持手段11Cすなわち傘部5の
支点である開閉中心位置が、自動車ドアQの揺動支点で
あるボンネット上のフロントガラス寄りの自動車ドアQ
蝶番位置に対応している。
【0021】一方、バックシート側用雨除け装置1Bの
みを利用する場合には、図1に示すように、屋根側支持
枠部2を自動車屋根Pの自動車ドアQ蝶着部側上部と自
動車ドアQ開閉用把手側上部との前後2箇所において磁
気付着式支持機構11による開き部を支持する把持枠部
支持手段11Aと、カナメ部4を支持するカナメ部支持
手段11Bとを介してバックシート側用雨除け装置1B
を支持させる。このときカナメ部支持手段11Bすなわ
ち傘部5の支点である開閉中心位置が、自動車ドアQの
揺動支点である自動車ドアQ蝶番位置に対応している。
そして、ドア側支持枠部3をドア側上縁部の例えばハー
ドトップ車の場合では窓枠の無いガラス窓上縁部(図9
参照)等にドア側着脱機構21を介して支持させる。
【0022】次いで、ドア側着脱機構21の支持片24
をドア側の上枠部あるいはガラス窓枠上部に差し込みド
ア側着脱機構21を固定させる。そして、高さ調整手段
23によりアーム片22を傘部5の高さに応じて任意の
高さに位置決めさせながらネジ部を締付ることによりア
ーム片22を固定させることで、カナメ部4に対する自
動車ドアQ上部側でのドア側支持枠部3の傾倒度合いを
調整させて傘部5の自動車ドアQ側上部の高さを調整さ
せる。このとき、ドア側支持枠部3側面の把持枠部8に
フリーな状態で係架させたアーム片22は、自動車ドア
Qの開閉に伴い把持枠部8を摺動しながら傘部5を扇型
状に展開乃至折畳状に閉塞させるのである。
【0023】また、自動車ドアQを開閉して出入りする
ときの雨除け装置1の動作について説明すれば、自動車
ドアQの開動の際には、先ずドア側支持枠部3だけが自
動車ドアQと一体となって開動され、閉塞付勢機構31
の牽引線材34による牽引力に抗して屋根側支持枠部2
とドア側支持枠部3とが拡開されて蛇腹状の傘部5が扇
形状となって展開される。このとき、傘部5の外周縁部
は牽引線材34の張力が働いているため自動車ドアQの
開動に伴い傘部5自体が弛んだり撓んだりせず、しかも
自動車ドアQの開動速度に左右されずに安定して展開さ
せることができるのである。また、自動車ドアQの閉塞
の際には、閉塞付勢機構31の牽引線材34による牽引
力に準じて屋根側支持枠部2とドア側支持枠部3とが閉
塞されて傘部5が束状に折り畳まれる。このとき、傘部
5の外周縁部は牽引線材34の張力が働いているため自
動車ドアQの閉塞に伴い傘部5自体が弛んだり撓んだり
せず、しかも自動車ドアQの閉塞速度に左右されずに屋
根側支持枠部2とドア側支持枠部3との間に挟持されて
確実に折り畳まれるのである。
【0024】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、自動車の車
種を問わず各種の自動車においての自動車屋根Pと自動
車ドアQとに跨がってワンタッチ的に簡単且つ容易に取
り付けることができ、しかも撤去も容易であり、また取
付けの際に車種に対応して取付け高さの調整をも可能と
し、さらに自動車ドアQが開いたときの弛みを簡単な構
成で防止でき、また軽量で且つ低コストに製作すること
ができる。
【0025】すなわち、本発明は、自動車屋根Pに磁気
付着式支持機構11を介して支持される屋根側支持枠部
2と、自動車ドアQ上側にドア側着脱機構21を介して
支持されるドア側支持枠部3と、両支持枠部2,3夫々
の一端部の弾撥的に拡開傾向に付勢させたカナメ部4
と、両支持枠部2,3相互間に張架固設させた蛇腹状の
傘部5と、両支持枠部2,3を傘部5と共に常時閉塞方
向に牽引させる閉塞付勢機構31とを有するものとして
あるので、各種車体の自動車ドアQと自動車屋根Pとに
跨がって簡単且つ容易に雨除け装置1を取り付けること
ができ、しかも撤去も容易なものとなるのである。
【0026】また、磁気付着式支持機構11は、吸盤形
状の止着体12と、該止着体12の中心部で起立転倒可
能に枢着させ、止着体12を押さえ付けるようにして起
立させると共に、レバー操作で磁石13Aを取付面に出
没させる脚部13とによる構成としたので、吸盤による
吸着力と、止着体12による磁着力と、取付面に出没し
た磁石13Aによる磁着力とが相俟って強力な取付状態
となり、自動車屋根Pに屋根側支持枠部2を安定にして
ワンタッチで取り付けることができる。しかも、自動車
屋根Pに対し屋根側支持枠部2を取り付けるための特別
な加工を施すこともなく、不要時に撤去した後には従来
の自動車の状態として容易に復元することができるばか
りでなく、撤去後は全体をコンパクトに纏めておくこと
ができるから、例えばトランク等に格納しておいても邪
魔にならず、必要時には直ちに取り出し使用できるもの
である。
【0027】そして、磁気付着式支持機構11は、屋根
側支持枠部2側面の把持枠部7を支持させる把持枠部支
持手段11Aと、カナメ部4を枢支させるカナメ部支持
手段11Bとから成り、把持枠部支持手段11Aは、屋
根側支持枠部2が不動のカナメ部4を支点として上下に
傾倒揺動自在となるように伸縮ジョイント部18を有す
るものとしてあるので、屋根側支持枠部2をカナメ部4
を不動支点として上下に傾倒揺動させて屋根上での屋根
側支持枠部2の傾倒度合いを調整させることにより傘部
5の屋根側の高さを所望の高さに的確に調整することが
できる。
【0028】さらに、ドア側着脱機構21は、ドア側支
持枠部3側面の把持枠部8に係架させたアーム片22
と、該アーム片22の他端が挿入されてこれを傘部5の
高さに応じて任意の高さ位置で固定させる高さ調整手段
23と、自動車ドアQ側の上枠部あるいはガラス窓枠上
部に着脱可能に差し込み固定させる支持片24とを有し
ているので、カナメ部4に対する自動車ドアQ上部側で
のドア側支持枠部3の傾倒度合いを微妙に調整させるこ
とで傘部5のドア側の高さを確実に調整させることがで
きる。
【0029】また、傘部5は、細長台形型に切断した複
数のシート部材を束ねて上縁部同士と下縁部同士とを交
互に接続させて上下に襞部6を有する蛇腹状のものとし
てあるので、傘部5自体の蛇腹加工形成を容易なものと
し、傘部5上下に形成された襞部6によって傘部5の開
き状態にある折畳箇所の引張り強度を補強させることが
でき、弛んだり撓んだりしない開閉自在な蛇腹の傘部5
を容易に形成することができる。
【0030】そして、閉塞付勢機構31は、屋根側支持
枠部2側の閉塞付勢部材収容部32と、該閉塞付勢部材
収容部32内においてカナメ部4方向に牽引付勢させる
ようにした発条体33と、閉塞付勢部材収容部32内先
端側に向けられている発条体33の他端に一旦挿通され
て閉塞付勢部材収容部32先端側へ折り返され、閉塞付
勢部材収容部32の小孔32Aから傘部5外縁部に沿っ
て延出され、他端がドア側支持枠部3に固定されて成る
牽引線材34とから成り、該牽引線材34は傘部5の各
上側襞部6の外縁側に穿設した各通孔6Aに挿通される
ようにしてあるので、自動車ドアQが開いた状態での傘
部5の弛み・撓みを牽引線材34の張力によって極力防
止することができ、しかも自動車ドアQの開閉速度如何
に左右されず傘部5の展開乃至閉塞を安定且つスムーズ
に行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における使用状態を示す
斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく展開図である。
【図5】同じく傘部の閉塞状態を示す斜視図である。
【図6】同じく傘部の展開状態を示す斜視図である。
【図7】同じくフロントシート側の傘部の閉塞状態を示
す側面図である。
【図8】同じく磁気付着式支持機構を示すものであり、
(a)は取り付け操作状態を示す正面図、(b)は取り
付け後の状態を示す正面図、(c)は屋根側支持枠部が
組み付けられた状態を示す正面図、(d)は屋根側支持
枠部が組み付けられた状態を示す側面図である。
【図9】同じくドア側着脱機構を自動車ドアのガラス窓
部に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図10】同じく閉塞付勢機構の構造を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1…雨除け装置 1A…フロント
シート側用雨除け装置 1B…バックシート側用雨除け装置 2…屋根側支持
枠部 3…ドア側支持枠部 4…カナメ部 4A…拡圧スプリング 5…傘部 6…襞部 6A…通孔 7,8…把手枠部 9…嵌着凹部 11…磁気付着式支持機構 11A…把持枠
部支持手段 11B,11C…カナメ部支持手段 12…止着体 13…脚部 13A…磁石 14…支持軸部 15…止め金 16…止め金受け 17…ネジ部材 18…伸縮ジョイント部 21…ドア側着脱機構 22…アーム片 23…高さ調整手段 24…支持片 25…挿入環部 31…閉塞付勢機構 32…閉塞付勢
部材収容部 32A…小孔 33…発条体 34…牽引線材 35…先端キャ
ップ 36…後端キャップ 37…フック部
材 P…自動車屋根 Q…自動車ドア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−58976(JP,A) 実開 平2−66318(JP,U) 実開 昭63−35615(JP,U) 実開 昭47−26037(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60J 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車屋根に着脱可能な磁気付着式支持
    機構を介して支持される屋根側支持枠部と、自動車ドア
    上側にドア側着脱機構を介して支持されるドア側支持枠
    部と、屋根側支持枠部およびドア側支持枠部夫々の一端
    部を弾撥的な拡開傾向に付勢させて開閉自在に枢支させ
    るカナメ部と、自動車ドアの開閉に伴い扇型状に展開乃
    至折畳状に閉塞されるよう前記両支持枠部相互間に張架
    固設させた蛇腹状の傘部と、両支持枠部を傘部と共に常
    時閉塞方向に牽引させるよういずれかの支持枠部に付設
    した閉塞付勢機構とを有することを特徴とする自動車ド
    アにおける雨除け装置。
  2. 【請求項2】 磁気付着式支持機構は、吸盤状に形成し
    た磁着性の止着体と、該止着体の中心部で起立転倒可能
    に枢着させ、止着体を押さえ付けるようにして起立させ
    ると共に、レバー操作で取付面に出没される磁石を内蔵
    した脚部とから成る請求項1記載の自動車ドアにおける
    雨除け装置。
  3. 【請求項3】 磁気付着式支持機構は、屋根側支持枠部
    側面の長手方向に沿って形成した把持枠部を支持させる
    把持枠部支持手段と、カナメ部を枢支させるカナメ部支
    持手段とを少なくとも備え、把持枠部支持手段は、屋根
    側支持枠部が不動のカナメ部を支点として上下に傾倒揺
    動自在となるように昇降可能な伸縮ジョイント部を有す
    る請求項1または2記載の自動車ドアにおける雨除け装
    置。
  4. 【請求項4】 ドア側着脱機構は、ドア側支持枠部側面
    の長手方向に沿って形成した把持枠部に一端をフリーな
    状態で係架させたアーム片と、該アーム片の他端が挿入
    されてこれを傘部の高さに応じて任意の高さ位置でネジ
    締付式に固定させるよう縦方向の長孔にネジ部が挿通さ
    れて成る高さ調整手段と、該高さ調整手段に付設され、
    ドア側の上枠部あるいはガラス窓枠上部に着脱可能に差
    し込み固定させる側面逆U字形板状を呈する支持片とを
    有する請求項1乃至3のいずれか記載の自動車ドアにお
    ける雨除け装置。
  5. 【請求項5】 傘部は、防水加工した布地またはビニー
    ル地等を細長台形型に切断した複数のシート部材を束ね
    て上縁部同士と下縁部同士とを交互に接続させて上下に
    襞部を有する蛇腹状に形成してある請求項1乃至4のい
    ずれか記載の自動車ドアにおける雨除け装置。
  6. 【請求項6】 閉塞付勢機構は、屋根側支持枠部の長手
    方向に沿って付設された中空状の閉塞付勢部材収容部
    と、該閉塞付勢部材収容部内においてカナメ部側端部に
    一端が固定され且つ他端が閉塞付勢部材収容部内先端側
    に向けられてカナメ部方向に牽引付勢させるようにした
    発条体と、閉塞付勢部材収容部内先端側に一端が固定さ
    れ、閉塞付勢部材収容部内先端側に向けられている発条
    体の他端に一旦挿通されて閉塞付勢部材収容部先端側へ
    折り返され、閉塞付勢部材収容部先端側の傘部側壁面に
    設けた小孔から傘部外縁部に沿って延出され、他端がド
    ア側支持枠部に固定されて成る牽引線材とから成り、該
    牽引線材は傘部の各上側襞部の外縁側に穿設した各通孔
    に挿通されている請求項1乃至5のいずれか記載の自動
    車ドアにおける雨除け装置。
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