JP5011356B2 - 植物栽培用紐巻き器 - Google Patents

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Description

本発明は、植物を栽培する際に、ハウスの天井等に張り渡したワイヤなどに移動自在に支持されて、植物の誘引に供される誘引紐を繰り出す植物栽培用紐巻き器に関する。
トマトやキュウリなどの野菜では、その生長にともなって自重で地面に垂れ下がるのを防止するために、その茎や幹などを誘引紐によって吊り下げる栽培方式が普及している。
そのような誘引紐の取り扱い(長さ調節等)を容易とするための植物栽培用紐巻き器が開発されており、例えば、ハウスの天井等に張り渡したワイヤなどに懸ける吊下げフックを有する本体と、この本体に支持され、誘引紐が巻回されるリールと、このリールの鍔に円周方向に設けられた係合部と、本体に揺動可能に保持され、一端に上記係合部と係合してリールの回転を規制する係止部を備えた操作レバーと、操作レバーの係止部をリールの鍔の係合部に係合させる方向に付勢するための付勢バネとを有する植物栽培用紐巻き器が知られている(特許文献1参照)。これによれば、操作レバーの1回の操作によって、リールを所定量回転させて誘引紐を一定長さだけ繰り出すことが可能となる。
特開2001−145427号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来の植物栽培用紐巻き器は、植物を吊り下げる誘引紐の荷重がリールの係合部と操作レバーの係止部とに直接作用する構成であるため、リールの係合部や操作レバーの係止部に変形等が生じ易く、リールの安定した回転が阻害されたり、誘引紐の固定機能が低下したりするという課題があった。また、従来の植物栽培用紐巻き器は、誘引紐の繰り出しまたは巻き取りの際に、誘引紐が絡まることを防止するための構成を有していないという課題もあった。さらに、従来の植物栽培用紐巻き器では、リールの鍔に係合部を設ける構成であるため、リールにおける誘引紐の巻き代が制限されるという課題もあった。
本発明は、このような従来技術の課題を鑑みて案出されたものであり、誘引紐の固定の際にリールに直接荷重がかかることを防止し、長期間の使用においても誘引紐の繰り出しおよび固定を安定的に行うことを可能とした植物栽培用紐巻き器を提供することを主目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、植物の誘引に供される誘引紐を繰り出す植物栽培用紐巻き器であって、前記誘引紐が挿通される挿通孔を有する本体と、前記本体に回転自在に支持され、前記誘引紐が巻回されるリールと、前記挿通孔に対して一方側から挿入され、当該挿通孔内で進退移動可能に設けられた紐固定部材とを備え、前記リールに巻回された誘引紐は、前記挿通孔に他方側から挿入されて前記紐固定部材の後退側に掛け渡された状態で、当該挿通孔の他方側から引き出され、前記紐固定部材は、その前進移動の際に、前記挿通孔との間に前記誘引紐を挟持することによって当該誘引紐を固定する一方、その後退移動の際に、当該固定を解除する構成とする。
また、第2の発明として、前記本体に対して連結部を介して揺動自在に連結された揺動体を更に備え、前記揺動体には、前記紐固定部材と、その揺動の操作に供される操作レバーとが形成された構成とすることができる。
また、第3の発明として、前記挿通孔を画成する壁には、前記一方側から他方側に向けて当該挿通孔の幅を縮小するように傾斜する傾斜面が形成されている構成とすることができる。
また、第4の発明として、前記本体は、少なくとも前記誘引紐が繰り出される部位を除き、前記リールの外周を覆うリールカバーを有する構成とすることができる。
上記第1の発明によれば、本体における挿通孔と紐固定部材との間に誘引紐を挟持することによって誘引紐を固定(すなわち、誘引紐の繰り出しを規制)する構成としたため、誘引紐の固定の際にリールに直接荷重がかかることを防止し、長期間の使用においても誘引紐の繰り出しおよび固定を安定的に行うことが可能となるという優れた効果を奏する。この場合、誘引紐は、挿通孔に他方側(すなわち、固定部材の前進側)から挿入されて紐固定部材の後退側に掛け渡された状態で、当該挿通孔の他方側から引き出される構成であるため、誘引紐に対する植物の荷重が紐固定部材を後退側から前進側(すなわち、誘引紐を挟持する側)へ押圧するように作用し、誘引紐の固定状態を強固かつ安定的に保持することが可能となる。
また、上記第2の発明によれば、作業者は操作レバーの操作によって誘引紐の繰り出しおよび固定を容易に行うことが可能となる。
また、上記第3の発明によれば、誘引紐の繰り出しまたは巻き取りを円滑に行うことが可能となるとともに、誘引紐の破断等を防止する効果が得られる。
また、上記第4の発明によれば、誘引紐の繰り出しまたは巻き取りの際に、緩んだ誘引紐のリール外周から外側への食み出しがリールカバーによって規制されるため、リールに巻回された誘引紐が絡まることを防止可能となる。
第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器を正面側から見た斜視図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器を背面側から見た斜視図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の部分断面図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の左側面図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の底面図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の一動作(誘引紐の固定動作)を示す模式図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の一動作(誘引紐の固定解除動作)を示す模式図である。 第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の使用例を示す模式図である。 第2実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の背面図である。 第3実施形態に係る植物栽培用紐巻き器を正面側から見た斜視図である。 第3実施形態に係る植物栽培用紐巻き器を背面側から見た斜視図である。 第3実施形態に係る植物栽培用紐巻き器におけるフック周辺の拡大図である。 第3実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の底面図である。 図6に示す植物栽培用紐巻き器の誘引紐の繰り出し形態の変形例を示す図である。 図6に示す植物栽培用紐巻き器の誘引紐の固定形態の変形例を示す図である。
<第1実施形態>
以下、図1〜図5を参照しながら、本発明の第1実施形態に係る植物栽培用紐巻き器の構成について説明する。説明にあたり、植物栽培用紐巻き器(以下、紐巻き器と略称する。)およびその構成要素の方向については、図3に示す紐巻き器1にしたがって「上」、「下」、「前(紙面手前)」、「後(紙面奥)」、「左」、「右」を定めるものとする。
紐巻き器1は、ハウスの天井に張り渡した移動ガイド部材(本実施形態では、図8中のワイヤW)に移動自在に支持され、植物(本実施形態では、図8中のトマトT)の誘引に供される誘引紐R(図6〜図8参照)を必要な長さだけ繰り出して固定するものである。紐巻き器1は、図2に示すように、本体2と、この本体2に対して近接または離反する方向に揺動自在に連結された揺動体3と、本体2に回転自在に支持されたリール4とを主として備える。リール4は、合成樹脂製の部材からなり、誘引紐Rが巻回される円筒部5の両端に円板部6が形成されている。また、リール4を除く紐巻き器1の各構成要素は、合成樹脂によって一体成形されている。
本体2の上端は左下方に湾曲して逆J字状を呈しており、これにより、本体2上部には吊り下げ用のフック9が形成されている。フック9は、図3に示すように、上下方向に延在する直線部60と、この直線部60の下端から揺動体3側に傾斜する傾斜部61とからなる掛止溝62を画成する。傾斜部61には、ワイヤWの抜け止め用の規制片63が、掛止溝62の開口端付近を縮幅するように突設されている。また、本体2の右側における上下方向の中間部には、リールカバー10およびリール支持板11が形成されている。リールカバー10は、リール支持板11の後面から後方に向けて突設されるとともに、リール4の円板部6の外周縁と同一の曲率をもってリール4の外周の一部(ここでは、リール4の左側)を覆うように配置されている。リール支持板11の中央には、リール保持軸13が後方に向けて突設されている。図5に示すように、リール保持軸13の先端には一対の係止爪14,14が形成されている。これにより、リール保持軸13がリール4の円筒部5の開口5a(図2参照)に挿入されると、リール4の円筒部5の端縁が係止爪14,14によって係止される。さらに、本体2の上下方向の下部には、図3に示すように、左右方向に開口する誘引紐R用の挿通孔15が形成されている。挿通孔15を画成する壁の上下には、右側から左側に向けて挿通孔15の上下幅を縮小するように傾斜する傾斜面16,17が形成さている。
揺動体3は、可撓性を有するヒンジ部20を介して、リール支持板11の略下端に相当する位置で本体2の右側部に連結されている。揺動体3において、ヒンジ部20よりも上側に位置する揺動体上部は、本体2から徐々に離間されるように斜めに延設された操作レバー21を構成する。また、ヒンジ部20よりも下側に位置する揺動体下部には、本体2の左側から挿通孔15に挿入される紐固定部材22が突設されている。
揺動体下部は、操作レバー21を右方向に変位させる力を揺動体3が受けると、図3に示す状態(初期状態)から、弾性変形するヒンジ部20を支点として時計回り方向に回動する一方、その力が解除されると、ヒンジ部20の弾性回復力により反時計回り方向に回動して再び元の状態に戻る。このような揺動体3の揺動に伴って、紐固定部材22は挿通孔15内で進退移動(すなわち、右または左方向に移動)することが可能である。紐固定部材22の右側の先端部は、面取りがなされて先細り状を呈している。また、図1,図4に示すように、紐固定部材22の前壁22aは左方向(すなわち、挿通孔15と離反する方向)に延設されており、これにより紐固定部材22の左側(後退側)における揺動体下部本体と前壁22aとの間には、誘引紐Rを巻き掛けるための溝31が形成されている。また、図3に示すように、紐固定部材22は、その左側の後端部が挿通孔15よりも大きな上下幅を有するように拡幅されており、これにより、段差部22bが形成されている。
次に、上記構成の紐巻き器1の動作について図6〜図8を参照して説明する。
図6に示すように、リール4(図2参照)に巻回された誘引紐Rは、リール4の右下方から斜め下左方に繰り出されて、本体2の挿通孔15に対して右側上部から傾斜面16に沿って挿入され、さらに紐固定部材22の溝31(図1,図4参照)の上端から下端に掛け渡された状態で、この挿通孔15の右側下部から傾斜面17に沿って再び引き出される。誘引紐Rは、リール4が図2に示した矢印aの方向(正方向)に回転する際に繰り出され、リール4が矢印bの方向(逆方向)に回転する際に巻き取られる。
この場合、図6に示す状態とは逆向きにリール4に対して誘引紐Rを巻回することも可能である。このとき、リール4に逆向きに巻回された誘引紐Rは、図14に示すように、リール4の下方から本体2の右壁に沿って真下に繰り出されて、その後は、図6の場合と同様に、本体2の挿通孔15に対して右側上部から傾斜面16に沿って挿入される。
また、図6において、誘引紐Rが、紐固定部材22の全周に巻き掛けられた後に、挿通孔15から引き出される構成も可能である。例えば、誘引紐Rが紐固定部材22の全周に1回だけ巻き掛けられる場合、図15に示すように、図6の場合と同様にして傾斜面17に沿って再び引き出された後の誘引紐Rは、紐固定部材22の右側の先端部の下端から上端に掛け渡され、再び本体2の挿通孔15に対して挿入される。その後、誘引紐Rは、図6の場合と同様に、再び紐固定部材22の溝31に掛け渡された後に、挿通孔15から引き出されることになる。このような構成により、紐固定部材22による誘引紐Rの固定強度が向上する。なお、紐固定部材22の全周に対する誘引紐Rの巻き掛け回数を更に増やす場合にも、同様の要領で行うことができる。
図6において、誘引紐Rの先端側にかかるトマトの荷重(すなわち、誘引紐Rの先端側を下方に引っ張る力)は、溝31に掛け渡された紐固定部材22の部位において、紐固定部材22を右方へ押圧するように作用する。これにより、紐固定部材22がヒンジ部20を支点として矢印dの方向にそれぞれ回動するとともに、操作レバー21が矢印cの方向にそれぞれ回動する。このとき、紐固定部材22の前進(右方向への移動)により、挿通孔15内の誘引紐Rは、挿通孔15を画成する上下壁との紐固定部材22の上下壁との間、ならびに紐固定部材22の段差部22bと挿通孔15の端縁との間に挟持されて強固に固定される。
一方、上記のような誘引紐Rの固定を解除する場合には、作業者は、操作レバー21を本体2上部と一緒に握るようにして操作し、図7(A)に示すように、操作レバー21を矢印eの方向に変位させる。これにより、図7(B)に示すように、紐固定部材22は、挿通孔15から抜け出すようにヒンジ部20を支点として矢印fの方向に回動(後退)する。その結果、誘引紐Rは、紐固定部材22による固定が解除され、リール4から円滑に繰り出される。なお、本体2の左側部には矢印eの方向に変位した操作レバー21と当接する当接片41が形成されており、これにより、操作レバー21の回動範囲が適切に規制される。
図8に示すように、誘引紐Rの先端側は、トマトTの茎や幹等に対してクランプCによって固定される。図8(A)〜(D)は、トマトTが生長する様子を示しており、トマトTの茎や幹等が伸びるのに伴って、作業者は、紐巻き器1をワイヤWに沿って一方向に移動させるとともに、誘引紐Rの長さを調節することができる。この誘引紐Rの長さ調節の際には、作業者は、上述のような操作レバー21を握るという単純な操作によって誘引紐Rを繰り出す一方、リール4を図2中の矢印bの方向に手動操作により回転させることにより、誘引紐Rを巻き取ることが可能である。
上記構成の紐巻き器1では、本体2における挿通孔15と紐固定部材22との間に誘引紐Rを挟持することによって誘引紐Rを固定する構成としたため、誘引紐Rの固定の際にリール4に直接荷重がかかることはなく、長期間の使用においても誘引紐Rの繰り出しおよび固定を安定的に行うことが可能となる。
また、誘引紐Rは、挿通孔15に右側から挿入されて紐固定部材22の後退側に掛け渡された状態で、当該挿通孔15の右側から引き出される構成であるため、誘引紐Rに対するトマトTの荷重が紐固定部材22を後退側から前進側(すなわち、誘引紐Rを挟持する側)へ押圧するように作用して、誘引紐Rの固定状態を強固かつ安定的に保持することが可能となる。また、リール4の円板部6には、係合溝等を形成する必要がないため、リール4における誘引紐Rの巻き代が制約を受けることがないという利点もある。
また、上記構成の紐巻き器1では、本体2の挿通孔15を画成する壁には、右側から左側に向けて挿通孔15の上下幅を縮小するように傾斜する傾斜面16,17が形成され鋭角な部位が存在しないため、誘引紐Rの繰り出しが円滑に行われるとともに、誘引紐Rの破断等を防止する効果が得られる。
また、上記構成の紐巻き器1では、少なくとも誘引紐Rが繰り出される部位を除き、リール4の外周を覆うリールカバー10を有する構成としたため、誘引紐Rの繰り出しまたは巻き取りの際に、緩んだ誘引紐Rがリール4の外周から延出することが規制され、リール4に巻回された誘引紐Rが絡まることを防止することができる。
また、上記構成の紐巻き器1では、リール4が正方向に回転する際には、誘引紐Rを円滑に繰り出すとともに、紐固定部材22の前進移動によって誘引紐Rを固定することが可能である一方、作業者は、リール4を逆方向に回転させることにより、誘引紐Rの巻き取り作業を容易に行うことが可能となる。
<第2実施形態>
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る紐巻き器の構成について説明する。図9では、上述の第1実施形態に係る紐巻き器1と同様の構成要素については同一の符号が付されている。また、第2実施形態において、第1実施形態の場合と同様の事項については詳細な説明を省略する。
この第2実施形態に係る紐巻き器1では、本体2と揺動体3との連結構造が第1実施形態の場合とは異なる。図9に示すように、本体2には、第1実施形態におけるヒンジ部20の代わりに、軸孔51aが前後方向にそれぞれ開口した一対の連結片51が形成されている。また、揺動体3には、本体2の連結片51に対応する位置に、軸52aが前後方向に突設された連結片52が形成されている。一対の連結片51は所定の間隔をもって前後方向に並設されている。連結片52は、一対の連結片51の間に挟入され、その軸52aの両端部が各連結片51の軸孔51aに回動可能に挿入されている。なお、本体2と揺動体3とは、連結片51,52の上方において、可撓性を有する接続部53によって互いに連結されており、互いに合成樹脂によって一体成形することが可能である。
<第3実施形態>
次に、図10〜図13を参照して、本発明の第3実施形態に係る紐巻き器の構成について説明する。図10〜図13では、上述の第1実施形態に係る紐巻き器1と同様の構成要素については同一の符号が付されいる。また、第3実施形態において、第1実施形態の場合と同様の事項については詳細な説明を省略する。
この第3実施形態に係る紐巻き器1において、フック9は、図12に示すように、掛止溝62の直線部60を画成する基端側に湾曲部9aが形成されるともに、直線部60の幅がその頂部をなす円弧部60aから下方(傾斜部61側)に向けて連続的に拡大された構成を有する。また、円弧部60aの径はワイヤWの径よりも僅かに小さく設定されている。このような構成により、使用者は、ワイヤWに対するフック9の取り付けおよび取り外しが容易となると共に、掛止溝62内のワイヤWは、常に円弧部60aに収まる方向にガイドされて安定的に保持される。また、円弧部60aの径がワイヤWの径よりも僅かに小さく設定されたことにより、ワイヤWに対する円弧部60aの周縁の密着性が高くなると共に接触領域も大きくなり、ワイヤWと円弧部60aと間の摩擦力が増大してワイヤWをより強固に固定できるという利点もある。さらに、掛止溝62の直線部60の幅がテーパ状に拡大されたことにより、ワイヤWよりもやや大径のワイヤを使用する場合でも掛止溝62への挿入が可能であり、ワイヤ径に対する許容度が高いという利点もある。
また、図13に示すように、リール保持軸13の先端には所謂カヌークリップ形状の弾性係止部65が設けられている。弾性係止部65は、略U字状を呈しており、その両端を固定端とされる共に、両側方に突設された係止爪14,14により、リール4(図2参照)の円筒部5の端縁を係止する。このような構成により、リール保持軸13に対するリール4の着脱が容易となる。
また、図11に示すように、リールカバー10は、リール支持板11とは反対側の側縁に切欠き部10aが形成されて凹状を呈する。これにより、切欠き部10aからリール4の外周の一部が露出されるため、使用者は、誘引紐Rの繰り出し状態(あるいは、巻き取り状態)をリールカバー10側から確認することができる。さらに、図10に示すように、リール支持板11の右側には、リール4の外径よりも小さい径を有する半円状の縮径部11aが形成されている。これにより、縮径部11aの外周側からリール4の前側の端面の一部が露出されるため、使用者は、誘引紐Rがリール4の円板部6を乗り越えてリール保持軸13に巻かれてしまう等の不具合の発生を迅速に把握することができる。
本発明を特定の実施形態に基づいて詳細に説明したが、上記実施形態はあくまでも例示であって、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。例えば、紐巻き器における本体と揺動体との連結は、上述の形態に限らず、種々の変更が可能である。
1 植物栽培用紐巻き器
2 本体
3 揺動体
4 リール
9 フック
10 リールカバー
15 挿通孔
16 傾斜面
20 ヒンジ部(連結部)
21 操作レバー
22 紐固定部材
51 連結片(連結部)
52 連結片(連結部)
C クランプ
R 誘引紐
T トマト
W ワイヤ

Claims (4)

  1. 植物の誘引に供される誘引紐を繰り出す植物栽培用紐巻き器であって、
    前記誘引紐が挿通される挿通孔を有する本体と、
    前記本体に回転自在に支持され、前記誘引紐が巻回されるリールと、
    前記挿通孔に対して一方側から挿入され、当該挿通孔内で進退移動可能に設けられた紐固定部材と
    を備え、
    前記リールに巻回された誘引紐は、前記挿通孔に他方側から挿入されて前記紐固定部材の後退側に掛け渡された状態で、当該挿通孔の他方側から引き出され、
    前記紐固定部材は、その前進移動の際に、前記挿通孔との間に前記誘引紐を挟持することによって当該誘引紐を固定する一方、その後退移動の際に、当該固定を解除することを特徴とする植物栽培用紐巻き器。
  2. 前記本体に対して連結部を介して揺動自在に連結された揺動体を更に備え、
    前記揺動体には、前記紐固定部材と、その揺動の操作に供される操作レバーとが形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の植物栽培用紐巻き器。
  3. 前記挿通孔を画成する壁には、前記一方側から他方側に向けて当該挿通孔の幅を縮小するように傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の植物栽培用紐巻き器。
  4. 前記本体は、少なくとも前記誘引紐が繰り出される部位を除き、前記リールの外周を覆うリールカバーを有することを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の植物栽培用紐巻き器。
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