JP3132197U - 魚釣用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で容易にスプールを着脱することができ、取り扱い性、メンテナンス性に優れ、左右どちらからでもスプールの側面を指で押さえて簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れ、釣糸通し孔への釣糸の挿抜が容易で取り扱い性に優れると共に、キャスティング時に釣糸通し孔によってスムーズに釣糸の放出を案内することができ、釣糸に負荷がかかるのを防止でき、釣糸の長寿命性に優れる釣用リールの提供。
【解決手段】スプールが収容される円筒状のスプール収容部を有するフレームと、スプール収容部の一方の側部に形成されたスプール着脱用開口部と、スプール収容部の他方の側部に回動自在に片持ち支持された回動軸と、スプール収容部の他方の側部に形成された窓部と、を備えている。
【選択図】図1
【解決手段】スプールが収容される円筒状のスプール収容部を有するフレームと、スプール収容部の一方の側部に形成されたスプール着脱用開口部と、スプール収容部の他方の側部に回動自在に片持ち支持された回動軸と、スプール収容部の他方の側部に形成された窓部と、を備えている。
【選択図】図1
Description
本考案は、簡素な構成でライントラブルが発生し難い取り扱い性に優れた魚釣用リールに関するものである。
従来、一般的に使用されている魚釣用リール(スピニングリール)は、釣糸を巻く方向(スプールの回動軸)と釣糸を飛ばす方向(釣竿の長手方向)が直角方向であるため、釣糸に巻き癖がつき易く、ヨレが発生し易いという特性を有している。その結果、釣糸が釣竿のガイド孔に引っ掛かり易くなり、飛ぶ距離が短くなるという問題点を有している。また、釣糸を巻き取る時にも、竿の先端に釣糸が巻き付くことがあり、特にカーボン製の竿はすぐに折れてしまい、取り扱い性に欠けるという問題点を有している。
そこで、釣糸を巻く方向と釣糸を飛ばす方向を同じにすることにより、これらの問題点を改善したベイトリールと呼ばれる魚釣用リールが提案され、使用されている。
しかしながら、スプールの軸部の径が小さく、高速で回転するため、釣糸が絡まってもつれるパーマ或いはバックラッシュと呼ばれる現象が発生し易いという問題点を有している。
このバックラッシュを防止することを目的として、ブレーキの強さ(効き具合)を調整するための様々な機構が検討されており、例えば、(特許文献1)には「キャスティング時のみにスプールが制動され、特にスプールの制動力を微細に調節することができる釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置。」が開示されている。
特開2005−245366号公報
そこで、釣糸を巻く方向と釣糸を飛ばす方向を同じにすることにより、これらの問題点を改善したベイトリールと呼ばれる魚釣用リールが提案され、使用されている。
しかしながら、スプールの軸部の径が小さく、高速で回転するため、釣糸が絡まってもつれるパーマ或いはバックラッシュと呼ばれる現象が発生し易いという問題点を有している。
このバックラッシュを防止することを目的として、ブレーキの強さ(効き具合)を調整するための様々な機構が検討されており、例えば、(特許文献1)には「キャスティング時のみにスプールが制動され、特にスプールの制動力を微細に調節することができる釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置。」が開示されている。
しかしながら上記従来の技術では、以下のような課題を有していた。
(1)従来のベイトリールでは、釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりする際に、指で直接、スプールを押さえる必要があるが、両軸受けという構造上、スプールの両側がケーシングによって覆われており、ケーシング上方の開口部から指を入れてスプールの軸を押さえなければならず、使用性に欠けると共に、スプールの着脱作業が繁雑で、取り扱い性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献1)の釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置は、スプールの内部に設けたブレーキシューによる制動力を調整してバックラッシュを防止するものであり、構造が複雑で部品点数が多く、量産性に欠けるという課題を有していた。
また、このスプールバックラッシュ防止装置は完全にスプールの回転を停止させるものではないので、従来のベイトリールと同様に、指でスプールの回転を停止させる必要があり、そのためにはケーシングに開口部を設けなければならないが、構造上、ケーシングの側部には開口部を設けることができず、設計の自在性に欠けると共に、スプールの両側がケーシングによって覆われているため、スプールの着脱作業が繁雑で、取り扱い性に欠けるという課題を有していた。
(1)従来のベイトリールでは、釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりする際に、指で直接、スプールを押さえる必要があるが、両軸受けという構造上、スプールの両側がケーシングによって覆われており、ケーシング上方の開口部から指を入れてスプールの軸を押さえなければならず、使用性に欠けると共に、スプールの着脱作業が繁雑で、取り扱い性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献1)の釣り用ベイトリールのスプールバックラッシュ防止装置は、スプールの内部に設けたブレーキシューによる制動力を調整してバックラッシュを防止するものであり、構造が複雑で部品点数が多く、量産性に欠けるという課題を有していた。
また、このスプールバックラッシュ防止装置は完全にスプールの回転を停止させるものではないので、従来のベイトリールと同様に、指でスプールの回転を停止させる必要があり、そのためにはケーシングに開口部を設けなければならないが、構造上、ケーシングの側部には開口部を設けることができず、設計の自在性に欠けると共に、スプールの両側がケーシングによって覆われているため、スプールの着脱作業が繁雑で、取り扱い性に欠けるという課題を有していた。
本考案は上記従来の課題を解決するもので、簡単な構造で容易にスプールを着脱することができ、取り扱い性、メンテナンス性に優れ、左右どちらからでもスプールの側面を指で押さえて簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れ、釣糸通し孔への釣糸の挿抜が容易で取り扱い性に優れると共に、キャスティング時に釣糸通し孔によってスムーズに釣糸の放出を案内することができ、釣糸に負荷がかかるのを防止でき、釣糸の長寿命性に優れる魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本考案の魚釣用リールは、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載の魚釣用リールは、釣糸が巻回されたスプールを着脱自在に保持する回動軸が、釣竿の長手方向と直角方向に配置された魚釣用リ−ルであって、前記スプールが収容される円筒状のスプール収容部を有するフレームと、前記スプール収容部の一方の側部に形成されたスプール着脱用開口部と、前記スプール収容部の他方の側部に回動自在に片持ち支持された前記回動軸と、前記スプール収容部の他方の側部に形成された窓部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)釣糸が巻回されたスプールを着脱自在に保持する回動軸が、釣竿の長手方向と直角方向に配置されていることにより、釣糸を巻く方向と釣糸を飛ばす方向を同じにすることができ、釣糸に巻き癖がつき難く、ヨレが発生し難いので、釣糸が釣竿のガイド孔に引っ掛かることなく、スムーズに釣糸を放出することができると共に、釣糸を巻き取る時にも、竿の先端などに釣糸が巻き付くことがなく、竿の破損を防止することができ、取り扱い性に優れる。
(2)スプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、スプール収容部の他方の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されているので、スプール着脱用開口部から容易にスプールの着脱を行うことができ、取り扱い性に優れる。
(3)円筒状のスプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、他方の側部に窓部が形成されているので、スプール着脱用開口部又は窓部のどちらからでも、スプールの外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れる。
(4)スプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、スプール収容部の他方の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸を回動させる機構をスプール収容部の他方に集約することができ、機構を簡素化して部品点数を低減でき、分解及び組み立て作業性に優れると共に、フレームの形状も簡素化して容易に加工を行うことができ、量産性に優れる。
本考案の請求項1に記載の魚釣用リールは、釣糸が巻回されたスプールを着脱自在に保持する回動軸が、釣竿の長手方向と直角方向に配置された魚釣用リ−ルであって、前記スプールが収容される円筒状のスプール収容部を有するフレームと、前記スプール収容部の一方の側部に形成されたスプール着脱用開口部と、前記スプール収容部の他方の側部に回動自在に片持ち支持された前記回動軸と、前記スプール収容部の他方の側部に形成された窓部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)釣糸が巻回されたスプールを着脱自在に保持する回動軸が、釣竿の長手方向と直角方向に配置されていることにより、釣糸を巻く方向と釣糸を飛ばす方向を同じにすることができ、釣糸に巻き癖がつき難く、ヨレが発生し難いので、釣糸が釣竿のガイド孔に引っ掛かることなく、スムーズに釣糸を放出することができると共に、釣糸を巻き取る時にも、竿の先端などに釣糸が巻き付くことがなく、竿の破損を防止することができ、取り扱い性に優れる。
(2)スプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、スプール収容部の他方の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されているので、スプール着脱用開口部から容易にスプールの着脱を行うことができ、取り扱い性に優れる。
(3)円筒状のスプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、他方の側部に窓部が形成されているので、スプール着脱用開口部又は窓部のどちらからでも、スプールの外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れる。
(4)スプール収容部の一方の側部にスプール着脱用開口部が形成され、スプール収容部の他方の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸を回動させる機構をスプール収容部の他方に集約することができ、機構を簡素化して部品点数を低減でき、分解及び組み立て作業性に優れると共に、フレームの形状も簡素化して容易に加工を行うことができ、量産性に優れる。
ここで、フレームにはスプール収容部から延設された基部が形成され、基部の先端には魚釣用リールを釣竿に固定するための装着部が配設されている。基部の両側には釣糸を巻き取る際に、回動軸と共にスプールを回転させるための操作ハンドルが着脱自在に固定される操作ハンドル取付部が配設されている。操作ハンドルは使用者の好みに応じて、基部の左右いずれか一方に取り付けて使用することができる。スプール収容部の両側にそれぞれスプール着脱用開口部及び窓部が形成されているので、操作ハンドルを基部の左右いずれに取り付けた場合でも、操作ハンドルと反対側のスプール着脱用開口部又は窓部から確実にスプールを押さえつけることができるので、操作ハンドルが邪魔になることがなく、取り扱い性に優れる。
魚釣用リールには従来と同様に、回動軸の回転の固定と開放を切り替えるクラッチレバー、キャスティング時のブレーキ力を外部から調整するためのブレーキダイヤル、釣糸を巻き取る際のテンションを調整するテンション調整ダイヤル、釣糸をスプールに巻き取る際に均一に巻き取るためのレベルワインダー、未使用時に釣糸を固定するための糸止めなどが配設されている。
尚、スプールの径は、従来のベイトリールにおけるスプールの径の2倍〜3倍程度が好ましい。スプールの径を大きくすることにより、キャスティング時のスプールの回転量を減らすことができ、回転速度を抑えて、パーマやバックラッシュの発生を効果的に低減することができ、信頼性に優れる。
尚、スプールの径は、従来のベイトリールにおけるスプールの径の2倍〜3倍程度が好ましい。スプールの径を大きくすることにより、キャスティング時のスプールの回転量を減らすことができ、回転速度を抑えて、パーマやバックラッシュの発生を効果的に低減することができ、信頼性に優れる。
請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の魚釣用リールであって、前記スプールの両側面の各外側に形成された凹凸部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)スプールの両側面の各外側に形成された凹凸部を有することにより、凹凸部に指先を引っ掛けるようにして、容易にスプールの回転を微調整することができ、簡便かつ確実に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、余計な釣糸が放出されることがなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止することができ、取り扱い性、動作安定性に優れる。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)スプールの両側面の各外側に形成された凹凸部を有することにより、凹凸部に指先を引っ掛けるようにして、容易にスプールの回転を微調整することができ、簡便かつ確実に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、余計な釣糸が放出されることがなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止することができ、取り扱い性、動作安定性に優れる。
ここで、凹凸部は、指先が引っ掛かる程度の段差を有していればよく、その形状や数、配置などは適宜、選択することができる。スプールの中心側から外周側に向かって複数の凸条部又は凹条部を放射状に配置した場合、スプールの回転に対して凹凸部に指先が引っ掛かり易く、操作性に優れる。特に凸条部又は凹条部を等角度間隔で配置した場合、スプールの回転位置によらず、確実に凹凸部を利用してスプールの回転を微調整することができ、操作の確実性、使用性に優れる。また、棒状部材を車輪のスポーク状に放射状に配設してもよい。
請求項3に記載の考案は、請求項1又は2に記載の魚釣用リールであって、前記回動軸の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔が形成された釣糸挿通環を有し、前記フレームの前方に形成された釣糸放出用開口部と前記スプールとの間に配設された釣糸案内部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環に、回動軸の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔を形成することにより、釣糸挿通孔の開口面積を大きくすることができ、釣糸の挿通作業が容易で使用性に優れる。
(2)釣糸挿通環の釣糸挿通孔が回動軸の長手方向に幅広な長孔状に形成されていることにより、キャスティング時に、釣糸がスプールの軸部上を左右方向(回動軸の長手方向)に移動する際に、釣糸や釣糸案内部に負荷がかかり難く、釣糸へのダメージや釣糸挿通環の破損などを防止することができ、耐久性、長寿命性に優れる。
(3)フレームの前方に形成された釣糸放出用開口部とスプールとの間に釣糸案内部が配設されていることにより、スプールに巻回され、釣糸放出用開口部から出入りする釣糸を釣糸案内部で確実に案内することができ、釣糸の放出及び巻き取りの動作安定性に優れる。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環に、回動軸の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔を形成することにより、釣糸挿通孔の開口面積を大きくすることができ、釣糸の挿通作業が容易で使用性に優れる。
(2)釣糸挿通環の釣糸挿通孔が回動軸の長手方向に幅広な長孔状に形成されていることにより、キャスティング時に、釣糸がスプールの軸部上を左右方向(回動軸の長手方向)に移動する際に、釣糸や釣糸案内部に負荷がかかり難く、釣糸へのダメージや釣糸挿通環の破損などを防止することができ、耐久性、長寿命性に優れる。
(3)フレームの前方に形成された釣糸放出用開口部とスプールとの間に釣糸案内部が配設されていることにより、スプールに巻回され、釣糸放出用開口部から出入りする釣糸を釣糸案内部で確実に案内することができ、釣糸の放出及び巻き取りの動作安定性に優れる。
ここで、釣糸案内部は、固定式でもよいし、従来のレベルワインダーの機構により、釣糸の巻き取り時にスプール(回転軸)の回転に連動して左右方向(回動軸の長手方向)に往復動するようにしてもよい。
請求項4に記載の考案は、請求項3に記載の魚釣用リールであって、前記釣糸案内部の前記釣糸挿通環が、前記釣糸挿通孔の上端側両側部から前記釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項3の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が、釣糸挿通孔の上端側両側部から釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部を有することにより、釣糸の放出時或いは巻き取り時に、釣糸が傾斜案内部に案内され、釣糸挿通孔の幅方向(回動軸の長手方向)にスムーズに移動し易く、釣糸への負荷を効果的に低減することができ、取り扱い性、長寿命性を向上させることができる。
この構成により、請求項3の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が、釣糸挿通孔の上端側両側部から釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部を有することにより、釣糸の放出時或いは巻き取り時に、釣糸が傾斜案内部に案内され、釣糸挿通孔の幅方向(回動軸の長手方向)にスムーズに移動し易く、釣糸への負荷を効果的に低減することができ、取り扱い性、長寿命性を向上させることができる。
ここで、傾斜案内部は釣糸の放出時には、釣糸を釣糸挿通孔の幅方向にスムーズに案内できると共に、釣糸の巻き取り時には、釣糸を引っ掛けて固定できるものであればよく、その形状としては直線状、円弧状、或いは直線と円弧を組み合わせたものなどを用いることができる。特に緩やかに傾斜した直線と円弧を組み合わせた場合、釣糸の放出時に釣糸が途中で引っ掛かることなく、スムーズに移動することができ、動作安定性に優れる。
請求項5に記載の考案は、請求項3又は4に記載の魚釣用リールであって、前記釣糸案内部の前記釣糸挿通環が、前記釣糸挿通孔に前記釣糸を挿通するための切れ目部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項3又は4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が、釣糸挿通孔に釣糸を挿通するための切れ目部を有することにより、釣糸を切れ目部からスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔に挿通することができ、釣糸の挿通作業が容易で取り扱い性に優れる。
この構成により、請求項3又は4の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が、釣糸挿通孔に釣糸を挿通するための切れ目部を有することにより、釣糸を切れ目部からスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔に挿通することができ、釣糸の挿通作業が容易で取り扱い性に優れる。
請求項6に記載の考案は、請求項3乃至5の内いずれか1項に記載の魚釣用リールであって、前記釣糸の巻き取り時に前記スプールの回転に連動して前記回動軸の長手方向に前記釣糸案内部を往復動させる釣糸案内部駆動機構を備えた構成を有している。
この構成により、請求項3乃至5の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸の巻き取り時にスプールの回転に連動して回動軸の長手方向に釣糸案内部を往復動させる釣糸案内部駆動機構を有することにより、釣糸の巻き取り時に、釣糸案内部が回動軸の長手方向(左右方向)に往復動しながら、釣糸を案内することができるので、釣糸が一箇所に嵩張ることがなく、スプールの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸を巻き取ることができ、釣糸の巻き取り動作の安定性に優れる。
この構成により、請求項3乃至5の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)釣糸の巻き取り時にスプールの回転に連動して回動軸の長手方向に釣糸案内部を往復動させる釣糸案内部駆動機構を有することにより、釣糸の巻き取り時に、釣糸案内部が回動軸の長手方向(左右方向)に往復動しながら、釣糸を案内することができるので、釣糸が一箇所に嵩張ることがなく、スプールの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸を巻き取ることができ、釣糸の巻き取り動作の安定性に優れる。
ここで、釣糸案内部駆動機構としては、スプールの回転運動を釣糸案内部の往復運動に変換できるものであればよいが、従来のレベルワインダーの機構を好適に用いることができる。
請求項7に記載の考案は、請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の魚釣用リールであって、前記フレームに突設され釣り針を係止する釣り針係止部を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1乃至6の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)フレームに釣り針を係止する釣り針係止部が突設されていることにより、魚を釣り上げて魚から釣り針を取り外した後に、釣り針係止部に釣り針を係止して保持することができるので、手に釣り針を持ったまま他の作業を行う必要がなく、使用性に優れる。
この構成により、請求項1乃至6の内いずれか1項の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)フレームに釣り針を係止する釣り針係止部が突設されていることにより、魚を釣り上げて魚から釣り針を取り外した後に、釣り針係止部に釣り針を係止して保持することができるので、手に釣り針を持ったまま他の作業を行う必要がなく、使用性に優れる。
ここで、釣り針係止部は、フレームの任意の位置に設けることができる。また、釣り針係止部は釣り針を係止できるものであればよく、コ字状、半円形状、L字状などの任意の形状を適宜、選択することができる。
以上のように、本考案の魚釣用リールによれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)スプール収容部の両側面の各外側にそれぞれスプール着脱用開口部及び窓部が形成されているので、スプール収容部の左右どちらからでも、スプールの外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができる汎用性、操作性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(2)スプール収容部のスプール着脱用開口部が形成された側と反対側の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸を回動させる機構を一箇所に集約して簡素化することができ、部品点数を低減できるので、分解及び組み立て作業が容易で、コンパクト性に優れ、フレームの形状も簡素で加工が容易な量産性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)スプール収容部の両側面の各外側にそれぞれスプール着脱用開口部及び窓部が形成されているので、スプール収容部の左右どちらからでも、スプールの外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができる汎用性、操作性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(2)スプール収容部のスプール着脱用開口部が形成された側と反対側の側部に回動軸が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸を回動させる機構を一箇所に集約して簡素化することができ、部品点数を低減できるので、分解及び組み立て作業が容易で、コンパクト性に優れ、フレームの形状も簡素で加工が容易な量産性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。(1)スプールの両外側に形成された凹凸部のいずれか一方に指先を引っ掛けるだけで、容易にスプールの回転を微調整することができ、簡便かつ確実に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、余計な釣糸が放出されることがなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止することができる取り扱い性、動作安定性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が回動軸の長手方向に幅広な長孔状に形成された釣糸挿通孔を有することにより、釣糸挿通孔の開口面積を大きくして釣糸の挿通作業が容易で使用性に優れ、キャスティング(釣糸の放出)時に、釣糸が回動軸上を左右方向(回動軸の長手方向)に移動する際に、釣糸や釣糸案内部に負荷がかかり難く、釣糸へのダメージや釣糸案内部の破損などを防止することができる耐久性、長寿命性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)釣糸案内部の釣糸挿通環が回動軸の長手方向に幅広な長孔状に形成された釣糸挿通孔を有することにより、釣糸挿通孔の開口面積を大きくして釣糸の挿通作業が容易で使用性に優れ、キャスティング(釣糸の放出)時に、釣糸が回動軸上を左右方向(回動軸の長手方向)に移動する際に、釣糸や釣糸案内部に負荷がかかり難く、釣糸へのダメージや釣糸案内部の破損などを防止することができる耐久性、長寿命性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項1乃至3の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)釣糸挿通環の釣糸挿通孔の上端側両側部から釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部により、釣糸の放出時或いは巻き取り時に、釣糸を傾斜案内部で案内して釣糸挿通孔の幅方向(回動軸の長手方向)にスムーズに移動させることができ、釣糸への負荷を効果的に低減することができる取り扱い性、長寿命性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)釣糸挿通環の釣糸挿通孔の上端側両側部から釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部により、釣糸の放出時或いは巻き取り時に、釣糸を傾斜案内部で案内して釣糸挿通孔の幅方向(回動軸の長手方向)にスムーズに移動させることができ、釣糸への負荷を効果的に低減することができる取り扱い性、長寿命性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項3又は4の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)釣糸を釣糸挿通環に形成された切れ目部からスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔に挿通することができ、釣糸の挿通作業が容易で取り扱い性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)釣糸を釣糸挿通環に形成された切れ目部からスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔に挿通することができ、釣糸の挿通作業が容易で取り扱い性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項6に記載の考案によれば、請求項3乃至5の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)釣糸の巻き取り時に、釣糸案内部駆動機構によって、スプールの回転に連動させて、釣糸案内部を回動軸の長手方向(左右方向)に往復動させながら、釣糸を案内することができるので、釣糸が一箇所に嵩張ることがなく、スプールの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸を巻き取ることができ、釣糸の巻き取り動作の安定性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)釣糸の巻き取り時に、釣糸案内部駆動機構によって、スプールの回転に連動させて、釣糸案内部を回動軸の長手方向(左右方向)に往復動させながら、釣糸を案内することができるので、釣糸が一箇所に嵩張ることがなく、スプールの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸を巻き取ることができ、釣糸の巻き取り動作の安定性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
請求項7に記載の考案によれば、請求項1乃至6の内いずれか1項の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)釣り上げた魚から取り外した釣り針を釣り針係止部に係止して保持することができるので、釣り針を手で持ったままその他の作業を行う必要がなく、使用性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
(1)釣り上げた魚から取り外した釣り針を釣り針係止部に係止して保持することができるので、釣り針を手で持ったままその他の作業を行う必要がなく、使用性に優れた魚釣用リールを提供することができる。
以下、本考案の実施の形態における魚釣用リールについて、以下図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における魚釣用リールの斜視図であり、図2は実施の形態1における魚釣用リールの正面図であり、図3は実施の形態1における魚釣用リールの側面図である。
図1乃至図3中、1は実施の形態1における魚釣用リール、2は魚釣用リール1のフレーム、2aは後述するスプール20が収容される円筒状のスプール収容部、2bはスプール収容部2aに延設されたフレーム2の基部、2cは基部2bの上端部に形成され釣竿に着脱自在に固定されるフレーム2の装着部、3aはスプール収容部2aの一方の側部に形成されたフレーム2のスプール着脱用開口部、3bはスプール収容部2aの他方の側部に形成されスプール20の外側部の一部を露出させるフレーム2の窓部、3cはスプール収容部2aの前方に開口して形成されたフレーム2の釣糸放出用開口部、4は釣糸放出用開口部3cとスプール20との間に配設され釣糸30の巻き取り時にスプール20の回転に連動して左右方向に往復動する魚釣用リール1の釣糸案内部、5a,5bはフレーム2の基部2bの左右両側に配設され後述する操作ハンドル10が着脱自在に固定される操作ハンドル取付部(図1,3参照)、6はスプール収容部2aの他方の外側部に回動自在に配設され釣糸30を巻き取る際のテンションを調整する魚釣用リール1のテンション調整ダイヤル、7はフレーム2の基部2bに配設されスプール20の回転の有無を切り替える魚釣用リール1のクラッチレバー、8はスプール収容部2aの外周側上面部に配設され魚釣用リール1の未使用時に釣糸30を固定するための糸止め、8aはコ字状に形成されフレーム2の正面の釣糸放出用開口部3cの下方に配設された環状の釣り針係止部、10は操作ハンドル取付部5aに装着され釣糸30を巻き取る際にスプール20を回転させるための魚釣用リール1の操作ハンドル、10aは操作ハンドル取付部5aに固定された操作ハンドル10の回転軸、10bは回転軸10aに連設され回転軸10aを回転させるための操作ハンドル10の操作軸、10cは操作軸10bの端部に回動自在に配設され操作軸10bを回転させるための操作ハンドル10の把手、20は軸部20aに釣糸30が巻回されスプール収容部2aに着脱自在及び回動自在に保持された魚釣用リール1のスプール、21はスプール20の両側面の各外側に複数の凸条部21aを等角度間隔で放射状に配置して形成した凹凸部、22はスプール20の一方の側部に配設されキャスティング時のブレーキ力を外部から調整するためのブレーキダイヤルである。
尚、ブレーキダイヤル6、クラッチレバー7、テンション調整ダイヤル22については、従来公知のものであるので、詳細な説明は省略する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1における魚釣用リールの斜視図であり、図2は実施の形態1における魚釣用リールの正面図であり、図3は実施の形態1における魚釣用リールの側面図である。
図1乃至図3中、1は実施の形態1における魚釣用リール、2は魚釣用リール1のフレーム、2aは後述するスプール20が収容される円筒状のスプール収容部、2bはスプール収容部2aに延設されたフレーム2の基部、2cは基部2bの上端部に形成され釣竿に着脱自在に固定されるフレーム2の装着部、3aはスプール収容部2aの一方の側部に形成されたフレーム2のスプール着脱用開口部、3bはスプール収容部2aの他方の側部に形成されスプール20の外側部の一部を露出させるフレーム2の窓部、3cはスプール収容部2aの前方に開口して形成されたフレーム2の釣糸放出用開口部、4は釣糸放出用開口部3cとスプール20との間に配設され釣糸30の巻き取り時にスプール20の回転に連動して左右方向に往復動する魚釣用リール1の釣糸案内部、5a,5bはフレーム2の基部2bの左右両側に配設され後述する操作ハンドル10が着脱自在に固定される操作ハンドル取付部(図1,3参照)、6はスプール収容部2aの他方の外側部に回動自在に配設され釣糸30を巻き取る際のテンションを調整する魚釣用リール1のテンション調整ダイヤル、7はフレーム2の基部2bに配設されスプール20の回転の有無を切り替える魚釣用リール1のクラッチレバー、8はスプール収容部2aの外周側上面部に配設され魚釣用リール1の未使用時に釣糸30を固定するための糸止め、8aはコ字状に形成されフレーム2の正面の釣糸放出用開口部3cの下方に配設された環状の釣り針係止部、10は操作ハンドル取付部5aに装着され釣糸30を巻き取る際にスプール20を回転させるための魚釣用リール1の操作ハンドル、10aは操作ハンドル取付部5aに固定された操作ハンドル10の回転軸、10bは回転軸10aに連設され回転軸10aを回転させるための操作ハンドル10の操作軸、10cは操作軸10bの端部に回動自在に配設され操作軸10bを回転させるための操作ハンドル10の把手、20は軸部20aに釣糸30が巻回されスプール収容部2aに着脱自在及び回動自在に保持された魚釣用リール1のスプール、21はスプール20の両側面の各外側に複数の凸条部21aを等角度間隔で放射状に配置して形成した凹凸部、22はスプール20の一方の側部に配設されキャスティング時のブレーキ力を外部から調整するためのブレーキダイヤルである。
尚、ブレーキダイヤル6、クラッチレバー7、テンション調整ダイヤル22については、従来公知のものであるので、詳細な説明は省略する。
次に、スプール収容部の詳細について説明する。
図4は実施の形態1における魚釣用リールの分解斜視図である。
図4中、3dはスプール収容部2aの他方の側部に形成され操作ハンドル10の回転を後述する回動軸9に伝達するための動力伝達機構(図示せず)が収容された伝達機構収容部、9はスプール収容部2aの他方の側部に回動自在に片持ち支持されスプール20を回転させるための回動軸、9aは回動軸9の自由端側の外周部に形設されスプール20の軸芯に螺合されてスプール20を着脱自在に保持するための雄ねじ部である。
尚、回動軸9の構造は、本実施の形態に限定されるものではなく、スプール20を着脱自在に保持して回転させることができるものであればよい。
図4は実施の形態1における魚釣用リールの分解斜視図である。
図4中、3dはスプール収容部2aの他方の側部に形成され操作ハンドル10の回転を後述する回動軸9に伝達するための動力伝達機構(図示せず)が収容された伝達機構収容部、9はスプール収容部2aの他方の側部に回動自在に片持ち支持されスプール20を回転させるための回動軸、9aは回動軸9の自由端側の外周部に形設されスプール20の軸芯に螺合されてスプール20を着脱自在に保持するための雄ねじ部である。
尚、回動軸9の構造は、本実施の形態に限定されるものではなく、スプール20を着脱自在に保持して回転させることができるものであればよい。
次に、釣糸案内部の詳細について説明する。
図5は実施の形態1における魚釣用リールの釣糸案内部の要部拡大正面図である。
図5中、4はスプール20の軸部20aに巻回された釣糸30の放出及び巻き取り時に釣糸30を案内する魚釣用リール1の釣糸案内部、4aは釣糸30が挿通される釣糸挿通環4bを支持する釣糸案内部4の支持部、4bは回動軸9(図4参照)の長手方向に幅広な長孔状に形成された釣糸挿通孔4cを有する釣糸挿通環、4dは釣糸挿通孔4cの上端側両側部から釣糸挿通孔4cの上端側中央部に傾斜して略くの字型に形成された釣糸挿通環4bの傾斜案内部、4eは釣糸挿通孔4cに釣糸30を挿通するために釣糸挿通環4bの下端側に形成された切れ目部である。
この釣糸案内部4は、図示しないレベルワインダーの機構により、釣糸30の巻き取り時にスプール20(回転軸9)の回転に連動して左右方向(回動軸9の長手方向)に往復動するが、レベルワインダーの機構は従来公知のものであるので、説明を省略する。
図5は実施の形態1における魚釣用リールの釣糸案内部の要部拡大正面図である。
図5中、4はスプール20の軸部20aに巻回された釣糸30の放出及び巻き取り時に釣糸30を案内する魚釣用リール1の釣糸案内部、4aは釣糸30が挿通される釣糸挿通環4bを支持する釣糸案内部4の支持部、4bは回動軸9(図4参照)の長手方向に幅広な長孔状に形成された釣糸挿通孔4cを有する釣糸挿通環、4dは釣糸挿通孔4cの上端側両側部から釣糸挿通孔4cの上端側中央部に傾斜して略くの字型に形成された釣糸挿通環4bの傾斜案内部、4eは釣糸挿通孔4cに釣糸30を挿通するために釣糸挿通環4bの下端側に形成された切れ目部である。
この釣糸案内部4は、図示しないレベルワインダーの機構により、釣糸30の巻き取り時にスプール20(回転軸9)の回転に連動して左右方向(回動軸9の長手方向)に往復動するが、レベルワインダーの機構は従来公知のものであるので、説明を省略する。
以上のように形成された実施の形態1における魚釣用リールの使用方法について説明する。
図1に示した魚釣用リール1は、装着部2cにより釣竿に固定される。
クラッチレバー7を操作して回動軸9(図4参照)をフリーにした状態で釣竿を振る(キャスティングする)と、釣糸30の先端側に取り付けた重錘によって釣糸30が引き出され、スプール20が回転して、順次、釣糸30が繰り出されて行く。
このとき、スプール着脱用開口部3a或いは窓部3b(図2参照)に露出しているスプール20の凹凸部21を指で押さえたり離したりしながら、釣糸30の放出速度を調整することができる。仕掛けが着水したら、凹凸部21の凸条部21aに指先を引っ掛けるようにして、スプール20の回転を完全に停止させる。
釣糸30が放出されている間、釣糸案内部4は固定されたままであるが、図5に示すように、釣糸挿通環4bの釣糸挿通孔4cが回動軸9(図4参照)の長手方向に幅広な長孔状に形成され、釣糸挿通孔4cの上端側中央部に略くの字型の傾斜案内部4dが形成されていることにより、釣糸30が釣糸挿通孔4cの中を左右方向に移動することができ、釣糸30への負荷を低減して、飛距離の低下を防止できる。
図1に示した魚釣用リール1は、装着部2cにより釣竿に固定される。
クラッチレバー7を操作して回動軸9(図4参照)をフリーにした状態で釣竿を振る(キャスティングする)と、釣糸30の先端側に取り付けた重錘によって釣糸30が引き出され、スプール20が回転して、順次、釣糸30が繰り出されて行く。
このとき、スプール着脱用開口部3a或いは窓部3b(図2参照)に露出しているスプール20の凹凸部21を指で押さえたり離したりしながら、釣糸30の放出速度を調整することができる。仕掛けが着水したら、凹凸部21の凸条部21aに指先を引っ掛けるようにして、スプール20の回転を完全に停止させる。
釣糸30が放出されている間、釣糸案内部4は固定されたままであるが、図5に示すように、釣糸挿通環4bの釣糸挿通孔4cが回動軸9(図4参照)の長手方向に幅広な長孔状に形成され、釣糸挿通孔4cの上端側中央部に略くの字型の傾斜案内部4dが形成されていることにより、釣糸30が釣糸挿通孔4cの中を左右方向に移動することができ、釣糸30への負荷を低減して、飛距離の低下を防止できる。
次に、釣糸30を巻き取る際には、クラッチレバー7を切り替え、操作ハンドル10の把手10cを手で握り、操作軸10bを回転させることにより、回転軸10aが回転する。回転軸10aの回転は、図示しない動力伝達機構によって回動軸9(図4参照)に伝達され、回動軸9と共にスプール20が回転し、釣糸30がスプール20の軸部20aに巻き取られる。
このとき、図示しないレベルワインダーの機構により、釣糸案内部4がスプール20(回転軸9)の回転に連動して左右方向(回動軸9の長手方向)に往復動する。釣糸案内部4の釣糸挿通孔4cが幅広な長孔状に形成されているが、釣糸30が張った状態で巻き取られるので、釣糸30が自然に釣糸挿通環4bの上端側中央部に突出して形成されたくの字型の傾斜案内部4d(図5参照)に沿って、くの字型の頂部に移動して保持され、釣糸30が釣糸挿通孔4cの幅方向にばたつくことがない。これにより、釣糸案内部4の往復動に合わせて釣糸30を確実に左右方向に移動させることができるので、釣糸30が一箇所に嵩張らず、スプール20の軸部20aの端から端まで、順次、巻き取られる。
このとき、図示しないレベルワインダーの機構により、釣糸案内部4がスプール20(回転軸9)の回転に連動して左右方向(回動軸9の長手方向)に往復動する。釣糸案内部4の釣糸挿通孔4cが幅広な長孔状に形成されているが、釣糸30が張った状態で巻き取られるので、釣糸30が自然に釣糸挿通環4bの上端側中央部に突出して形成されたくの字型の傾斜案内部4d(図5参照)に沿って、くの字型の頂部に移動して保持され、釣糸30が釣糸挿通孔4cの幅方向にばたつくことがない。これにより、釣糸案内部4の往復動に合わせて釣糸30を確実に左右方向に移動させることができるので、釣糸30が一箇所に嵩張らず、スプール20の軸部20aの端から端まで、順次、巻き取られる。
従来のスピニングリールの場合は、ベールアームを利用して釣り針を係止することができるが、魚釣用リール1がベールアームを備えていない代わりに、フレーム2に釣り針係止部8aを設けることにより、釣り上げた魚から取り外した釣り針を、釣り針係止部8aに係止して保持することができる。これにより、両手がふさがることがなく、その他の作業を行うことができる。本実施の形態では、コ字状に形成した釣り針係止部8aをフレーム2の正面の釣糸放出用開口部3cの下方に配置したが、釣り針係止部8aの形状や取付位置は、これに限定されるものではない。例えば、釣り針係止部8aの形状は、コ字状以外の半円形状、円形状、三角形状などの環状やL字状などに形成することができる。また、釣り針係止部8aは、フレーム2の正面以外に、フレーム2の上面や下面などにも取り付けることができる。特に、フレーム2の正面や上面に配置した場合、魚釣用リール1を使用する際や未使用時に収納する際に、釣り針係止部8aが邪魔になり難く、釣り針係止部8aの破損を防止でき、取り扱い性に優れる。
尚、未使用時には、釣糸30の先端部を糸止め8に引っ掛けるだけで、簡単に釣糸30を固定した状態で魚釣用リール1を保管することができ、使用性に優れる。また、糸止め8と釣り針係止部8aを兼用することもできる。
尚、未使用時には、釣糸30の先端部を糸止め8に引っ掛けるだけで、簡単に釣糸30を固定した状態で魚釣用リール1を保管することができ、使用性に優れる。また、糸止め8と釣り針係止部8aを兼用することもできる。
操作ハンドル10は使用者の好みに応じて、基部2bの左右の操作ハンドル取付部5a,5bのいずれか一方に取り付けて使用することができる。スプール収容部2aの両側にそれぞれスプール着脱用開口部3a及び窓部3bが形成されているので、操作ハンドル10を基部2bの左右いずれに取り付けた場合でも、操作ハンドル10と反対側のスプール着脱用開口部3a又は窓部3bから確実にスプール20を押さえつけることができるので、操作ハンドル10が邪魔になることがなく、取り扱い性に優れる。
凹凸部21は、指先が引っ掛かる程度の段差を有していればよく、その形状や数、配置などは適宜、選択することができる。本実施の形態のように、スプール20の中心側から外周側に向かって複数の凸条部21aを放射状に配置した場合、スプール20の回転に対して凹凸部21に指先が引っ掛かり易く、操作性に優れる。特に凸条部21aを等角度間隔で配置したことにより、スプール20の回転位置によらず、確実に凹凸部21を利用してスプール20の回転を微調整することができ、操作の確実性、使用性に優れる。
尚、スプール20の軸部20aの径は、従来のベイトリールにおけるスプールの軸部の径の2倍〜3倍程度になるように形成した。スプール20の軸部20aの径を大きくすることにより、キャスティング時のスプール20の回転量を減らし、回転速度を抑えて、パーマやバックラッシュの発生を防ぐためである。
凹凸部21は、指先が引っ掛かる程度の段差を有していればよく、その形状や数、配置などは適宜、選択することができる。本実施の形態のように、スプール20の中心側から外周側に向かって複数の凸条部21aを放射状に配置した場合、スプール20の回転に対して凹凸部21に指先が引っ掛かり易く、操作性に優れる。特に凸条部21aを等角度間隔で配置したことにより、スプール20の回転位置によらず、確実に凹凸部21を利用してスプール20の回転を微調整することができ、操作の確実性、使用性に優れる。
尚、スプール20の軸部20aの径は、従来のベイトリールにおけるスプールの軸部の径の2倍〜3倍程度になるように形成した。スプール20の軸部20aの径を大きくすることにより、キャスティング時のスプール20の回転量を減らし、回転速度を抑えて、パーマやバックラッシュの発生を防ぐためである。
傾斜案内部4dの形状は、本実施の形態に限定されるものではなく、釣糸30の放出時には、釣糸30を釣糸挿通孔4cの幅方向にスムーズに案内できると共に、釣糸30の巻き取り時には、釣糸30を引っ掛けて固定できるものであればよい。特に緩やかな傾斜で形成された直線と円弧を組み合わせた場合、釣糸30の放出時に釣糸30が途中で引っ掛かることなく、スムーズに移動することができ、動作安定性に優れる。
また、切れ目部4eの位置は適宜、選択することができるが、特に、釣糸挿通環4bの下端側に斜めに形成することにより、釣糸30の巻き取り時に、釣糸30が切れ目部4eに引っ掛かったり、切れ目部4eを通って釣糸挿通環4bから抜けたりすることがなく、巻き取り動作の安定性、信頼性に優れる。
また、切れ目部4eの位置は適宜、選択することができるが、特に、釣糸挿通環4bの下端側に斜めに形成することにより、釣糸30の巻き取り時に、釣糸30が切れ目部4eに引っ掛かったり、切れ目部4eを通って釣糸挿通環4bから抜けたりすることがなく、巻き取り動作の安定性、信頼性に優れる。
以上のように実施の形態1における魚釣用リールは構成されているので、以下の作用を有する。
(1)釣糸30が巻回されたスプール20を着脱自在に保持する回動軸9が、釣竿の長手方向と直角方向に配置されていることにより、釣糸30を巻く方向と釣糸30を飛ばす方向を同じにすることができ、釣糸30に巻き癖がつき難く、ヨレが発生し難いので、釣糸30が釣竿のガイド孔に引っ掛かることなく、スムーズに釣糸30を放出することができると共に、釣糸30を巻き取る時にも、竿の先端などに釣糸30が巻き付くことがなく、竿の破損を防止することができ、取り扱い性に優れる。
(2)スプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、スプール収容部2aの他方の側部に回動軸9が回動自在に片持ち支持されているので、スプール着脱用開口部3aから容易にスプール20の着脱を行うことができ、取り扱い性に優れる。
(3)円筒状のスプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、他方の側部に窓部3bが形成されているので、スプール着脱用開口部3a又は窓部3bのどちらからでも、スプール20の外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸30の放出速度を調整したり、スプール20の回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れる。
(4)スプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、スプール収容部2aの他方の側部に回動軸9が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸9を回動させる機構をスプール収容部2aの他方に集約することができ、機構を簡素化して部品点数を低減でき、分解及び組み立て作業性に優れると共に、フレーム2の形状も簡素化して容易に加工を行うことができ、量産性に優れる。
(5)スプール20の両側面の各外側に形成された凹凸部21を有することにより、凹凸部21の凸条部21aに指先を引っ掛けるようにして、容易にスプール20の回転を微調整することができ、簡便かつ確実に釣糸30の放出速度を調整したり、スプール20の回転を停止させたりすることができ、余計な釣糸30が放出されることがなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止することができ、取り扱い性、動作安定性に優れる。
(6)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bに、回動軸9の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔4cを形成することにより、釣糸挿通孔4cの開口面積を大きくすることができ、釣糸30の挿通作業が容易で使用性に優れる。
(7)釣糸挿通環4bの釣糸挿通孔4cが回動軸9の長手方向に幅広な長孔状に形成されていることにより、キャスティング時に、釣糸30がスプール20の軸部20a上を左右方向(回動軸9の長手方向)に移動する際に、釣糸30や釣糸案内部4dに負荷がかかり難く、釣糸30へのダメージや釣糸挿通環4bの破損などを防止することができ、耐久性、長寿命性に優れる。
(8)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bが、釣糸挿通孔4cの上端側両側部から釣糸挿通孔4cの上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部4dを有することにより、釣糸30の放出時或いは巻き取り時に、釣糸30が傾斜案内部4dに案内され、釣糸挿通孔4cの幅方向(回動軸9の長手方向)にスムーズに移動し易く、釣糸30への負荷を効果的に低減することができ、取り扱い性、長寿命性を向上させることができる。
(9)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bが、釣糸挿通孔4cに釣糸を挿通するための切れ目部4eを有することにより、釣糸30を切れ目部4eからスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔4cに挿通することができ、釣糸30の挿通作業が容易で取り扱い性に優れる。
(10)釣糸30の巻き取り時にスプール20の回転に連動して回動軸9の長手方向に釣糸案内部4を往復動させる釣糸案内部駆動機構を有することにより、釣糸30の巻き取り時に、釣糸案内部4が回動軸9の長手方向(左右方向)に往復動しながら、釣糸30を案内することができるので、釣糸30が一箇所に嵩張ることがなく、スプール20の軸部20aの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸30を巻き取ることができ、釣糸30の巻き取り動作の安定性に優れる。
(11)フレーム2に釣り針を係止する釣り針係止部8aを設けることにより、魚を釣り上げて魚から釣り針を取り外した後に、釣り針係止部8aに釣り針を係止して保持することができるので、手に釣り針を持ったまま他の作業を行う必要がなく、使用性に優れる。
(1)釣糸30が巻回されたスプール20を着脱自在に保持する回動軸9が、釣竿の長手方向と直角方向に配置されていることにより、釣糸30を巻く方向と釣糸30を飛ばす方向を同じにすることができ、釣糸30に巻き癖がつき難く、ヨレが発生し難いので、釣糸30が釣竿のガイド孔に引っ掛かることなく、スムーズに釣糸30を放出することができると共に、釣糸30を巻き取る時にも、竿の先端などに釣糸30が巻き付くことがなく、竿の破損を防止することができ、取り扱い性に優れる。
(2)スプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、スプール収容部2aの他方の側部に回動軸9が回動自在に片持ち支持されているので、スプール着脱用開口部3aから容易にスプール20の着脱を行うことができ、取り扱い性に優れる。
(3)円筒状のスプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、他方の側部に窓部3bが形成されているので、スプール着脱用開口部3a又は窓部3bのどちらからでも、スプール20の外側面に指を押し当てることができ、簡便に釣糸30の放出速度を調整したり、スプール20の回転を停止させたりして、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れる。
(4)スプール収容部2aの一方の側部にスプール着脱用開口部3aが形成され、スプール収容部2aの他方の側部に回動軸9が回動自在に片持ち支持されていることにより、回動軸9を回動させる機構をスプール収容部2aの他方に集約することができ、機構を簡素化して部品点数を低減でき、分解及び組み立て作業性に優れると共に、フレーム2の形状も簡素化して容易に加工を行うことができ、量産性に優れる。
(5)スプール20の両側面の各外側に形成された凹凸部21を有することにより、凹凸部21の凸条部21aに指先を引っ掛けるようにして、容易にスプール20の回転を微調整することができ、簡便かつ確実に釣糸30の放出速度を調整したり、スプール20の回転を停止させたりすることができ、余計な釣糸30が放出されることがなく、バックラッシュなどのライントラブルを防止することができ、取り扱い性、動作安定性に優れる。
(6)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bに、回動軸9の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔4cを形成することにより、釣糸挿通孔4cの開口面積を大きくすることができ、釣糸30の挿通作業が容易で使用性に優れる。
(7)釣糸挿通環4bの釣糸挿通孔4cが回動軸9の長手方向に幅広な長孔状に形成されていることにより、キャスティング時に、釣糸30がスプール20の軸部20a上を左右方向(回動軸9の長手方向)に移動する際に、釣糸30や釣糸案内部4dに負荷がかかり難く、釣糸30へのダメージや釣糸挿通環4bの破損などを防止することができ、耐久性、長寿命性に優れる。
(8)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bが、釣糸挿通孔4cの上端側両側部から釣糸挿通孔4cの上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部4dを有することにより、釣糸30の放出時或いは巻き取り時に、釣糸30が傾斜案内部4dに案内され、釣糸挿通孔4cの幅方向(回動軸9の長手方向)にスムーズに移動し易く、釣糸30への負荷を効果的に低減することができ、取り扱い性、長寿命性を向上させることができる。
(9)釣糸案内部4の釣糸挿通環4bが、釣糸挿通孔4cに釣糸を挿通するための切れ目部4eを有することにより、釣糸30を切れ目部4eからスライドさせるようにして簡便に釣糸挿通孔4cに挿通することができ、釣糸30の挿通作業が容易で取り扱い性に優れる。
(10)釣糸30の巻き取り時にスプール20の回転に連動して回動軸9の長手方向に釣糸案内部4を往復動させる釣糸案内部駆動機構を有することにより、釣糸30の巻き取り時に、釣糸案内部4が回動軸9の長手方向(左右方向)に往復動しながら、釣糸30を案内することができるので、釣糸30が一箇所に嵩張ることがなく、スプール20の軸部20aの端から端まで、順次、斑なく、ほぼ均一に釣糸30を巻き取ることができ、釣糸30の巻き取り動作の安定性に優れる。
(11)フレーム2に釣り針を係止する釣り針係止部8aを設けることにより、魚を釣り上げて魚から釣り針を取り外した後に、釣り針係止部8aに釣り針を係止して保持することができるので、手に釣り針を持ったまま他の作業を行う必要がなく、使用性に優れる。
本考案は、簡単な構造で容易にスプールを着脱することができ、取り扱い性、メンテナンス性に優れ、左右どちらからでもスプールの側面を指で押さえて簡便に釣糸の放出速度を調整したり、スプールの回転を停止させたりすることができ、確実にバックラッシュの発生を防止することができ、汎用性、操作性に優れ、釣糸通し孔への釣糸の挿抜が容易で取り扱い性に優れると共に、キャスティング時に釣糸通し孔によってスムーズに釣糸の放出を案内することができ、釣糸に負荷がかかるのを防止でき、釣糸の長寿命性に優れる魚釣用リールを提供するもので、操作が容易で、ライントラブルが発生し難く、初心者でも簡便に使用することができる魚釣用リールの普及を図ることができる。
1 魚釣用リール
2 フレーム
2a スプール収容部
2b 基部
2c 装着部
3a スプール着脱用開口部
3b 窓部
3c 釣糸放出用開口部
3d伝達機構収容部
4 釣糸案内部
4a 支持部
4b 釣糸挿通環
4c 釣糸挿通孔
4d 傾斜案内部
4e 切れ目部
5a,5b 操作ハンドル取付部
6 テンション調整ダイヤル
7 クラッチレバー
8 糸止め
8a 釣り針係止部8a
9 回動軸
9a 雄ねじ部
10 操作ハンドル
10a 回転軸
10b 操作軸
10c 把手
20 スプール
20a 軸部
21 凹凸部
21a 凸条部
22 ブレーキダイヤル
2 フレーム
2a スプール収容部
2b 基部
2c 装着部
3a スプール着脱用開口部
3b 窓部
3c 釣糸放出用開口部
3d伝達機構収容部
4 釣糸案内部
4a 支持部
4b 釣糸挿通環
4c 釣糸挿通孔
4d 傾斜案内部
4e 切れ目部
5a,5b 操作ハンドル取付部
6 テンション調整ダイヤル
7 クラッチレバー
8 糸止め
8a 釣り針係止部8a
9 回動軸
9a 雄ねじ部
10 操作ハンドル
10a 回転軸
10b 操作軸
10c 把手
20 スプール
20a 軸部
21 凹凸部
21a 凸条部
22 ブレーキダイヤル
Claims (7)
- 釣糸が巻回されたスプールを着脱自在に保持する回動軸が、釣竿の長手方向と直角方向に配置された釣用リ−ルであって、前記スプールが収容される円筒状のスプール収容部を有するフレームと、前記スプール収容部の一方の側部に形成されたスプール着脱用開口部と、前記スプール収容部の他方の側部に回動自在に片持ち支持された前記回動軸と、前記スプール収容部の他方の側部に形成された窓部と、を備えたことを特徴とする釣用リール
- 前記スプールの両側面の各外側に形成された凹凸部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の釣用リール
- 前記回動軸の長手方向に幅広な長孔状の釣糸挿通孔が形成された釣糸挿通環を有し、前記フレームの前方に形成された釣糸放出用開口部と前記スプールとの間に配設された釣糸案内部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の釣用リール。
- 前記釣糸案内部の前記釣糸挿通環が、前記釣糸挿通孔の上端側両側部から前記釣糸挿通孔の上端側中央部に傾斜して形成された傾斜案内部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の釣用リール。
- 前記釣糸案内部の前記釣糸挿通環が、前記釣糸挿通孔に前記釣糸を挿通するための切れ目部を備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の釣用リール。
- 前記釣糸の巻き取り時に前記スプールの回転に連動して前記回動軸の長手方向に前記釣糸案内部を往復動させる釣糸案内部駆動機構を備えたことを特徴とする請求項3乃至5の内いずれか1項に記載の釣用リール。
- 前記フレームに突設され釣り針を係止する釣り針係止部を備えたことを特徴とする請求項1乃至6の内いずれか1項に記載の釣用リール。
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-
2007
- 2007-03-23 JP JP2007001973U patent/JP3132197U/ja not_active Expired - Fee Related
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