JP3140046B2 - ホログラムカレンダー - Google Patents

ホログラムカレンダー

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JP3140046B2
JP3140046B2 JP02512042A JP51204290A JP3140046B2 JP 3140046 B2 JP3140046 B2 JP 3140046B2 JP 02512042 A JP02512042 A JP 02512042A JP 51204290 A JP51204290 A JP 51204290A JP 3140046 B2 JP3140046 B2 JP 3140046B2
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hologram
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calendar
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adhesive layer
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JP02512042A
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雅一 伊藤
哲司 山崎
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
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    • B42D5/00Sheets united without binding to form pads or blocks
    • B42D5/04Calendar blocks
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
    • G03H2250/00Laminate comprising a hologram layer
    • G03H2250/12Special arrangement of layers

Landscapes

  • Holo Graphy (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、透明型ホログラムを利用したホログラムカ
レンダーに関し、特に、腕時計用カレンダーなどに好適
に使用できるホログラムカレンダーに関するものであ
る。
背景技術 従来の腕時計用カレンダーは、アルミニウム等の金属
を用いて、薄い平板部とその両側に止め部を成形し、そ
の平板部の表面にカレンダーを一般的な方法で印刷した
ものが多かった。
この時計用カレンダーは、両側の止め部を時計バンド
の内側に折り曲げるようにして取り付けていた。
しかし、従来の腕時計用カレンダーは、腕時計のバン
ドに、止め部を折り曲げて取り付けていたので、確実に
固定することができなかった。特に、時計バンドの形状
が、平板状で所定の幅があるもの以外、例えば、鎖状の
ものや、装飾的なものでは取り付けが困難である。
また、最近の腕時計は、クロック機能だけでなく、装
身的な機能も要求されており、優れたデザインのものが
多いので、金属板に通常の印刷が施されただけの腕時計
用カレンダーでは、腕時計に取り付けた場合に、全体の
装飾効果を損なうという問題があった。
さらに、時計バンドが革製であったり、装飾的な場合
には、金属製の腕時計用カレンダーを取り付けると、見
栄えが悪いうえ、バンドに傷付けることがあった。
本発明の目的は、前述の課題を解決して、装着が容易
かつ確実で一定期間経過後に容易に脱着することがで
き、しかも、装着していることが一見して気付かれず、
貼り付けた物品の本来の機能を損なうことのない、ホロ
グラムカレンダーを提供することである。
発明の開示 上記課題の解決するために、本発明によるホログラム
カレンダーは、物品の表面に貼着し、一定期間経過後に
剥離することができるカレンダーであって、カレンダー
情報を白色光再生の可能なホログラムあるいは反射回折
光により目視可能な画像として記録してなる、透明もし
くは半透明のホログラム形成層と、前記ホログラム形成
層の一方の面に形成され、前記物品へのカレンダーの充
分な貼着特性と貼着後の一定期間後においてこれを剥離
することのできる再剥離特性の双方の特性を兼ね備えた
粘着剤層とからなることを特徴としている。
本発明の好ましい態様においては、上記貼着剤層の接
着力を200〜1300g/25mmの範囲に制御し、かつ、タック
を10以下にすることによって、物品表面へのカレンダー
の充分な貼着力と一定期間後における良好な再剥離特性
の双方を満足させることができる。
図面の簡単な説明 第1図、第2図は、本発明によるホログラムカレンダ
ーの実施例を示した図であって、第1図は平面図、第2
図は厚さ方向を拡大して示した断面図である。
第3図〜第5図は本発明によるホログラムカレンダー
の実施例の使用方法を説明するための図である。
第6図〜第9図は、本発明によるホログラムカレンダ
ーの他の実施例の厚さ方向を拡大して示した断面図であ
る。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面等を参照して、本発明の好ましい態様につ
いて詳細に説明する。
第1図、第2図は、本発明によるホログラムカレンダ
ーの実施例を示した図であって、第1図は平面図、第2
図は厚さ方向を拡大して示した模式図である。
この実施例のホログラムカレンダー1は、カレンダー
をホログラム画像1aとして記録したホログラム形成層11
と、ホログラム形成層11の上側に形成された表面保護フ
ィルム14と、ホログラム形成層11の下側に形成された粘
着剤層15と、粘着剤層15の下側に貼付された剥離紙16と
から構成されている。
ホログラム形成層11は、1カ月分のカレンダーのパタ
ーンを白色光で再生できるホログラム画像1aとして例え
ばレリーフホログラム方式で記録したものであり、撮影
方法としては、例えば、イメージホログラム、レインボ
ウホログラム、部分的に形成したホログラムフィックグ
レーティングなどが挙げられる。
また、ホログラム画像としては、必ずしもホログラフ
ィックな方法により記録したものでなくても良く、機械
的あるいはある種の感光材料にフォトリソグラフィー等
により記録して得られるレリーフ状回折格子を部分的に
形成したものも使用できる。また、通常の製品として
は、これらの記録のレリーフ形状をエンボス複製したも
のが使用され得る。本発明におけるホログラム画像と
は、上記のような回折格子により形成される回折パター
ンをも含むものである。
ホログラム形成層11は、ホログラム画像1aのレリーフ
面が下面に形成されたホログラム樹脂層12と、そのホロ
グラム樹脂層12のレリーフ面に形成されたホログラム効
果を増大させる透明もしくは半透明な効果層13とから構
成され、ホログラム形成層11が全体として透明または半
透明である。
ホログラム樹脂層12の材質としては、熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂や、あるいはそれらの混合物を用いること
ができる。その他では、ラジカル重合性不飽和基を有す
る熱及び光や他の輻射線で硬化する成形性物質も用いる
ことができる。このホログラム樹脂層12は、表面保護フ
ィルム14上にコーティング方式などにより形成されるが
表面保護フィルムがエンボス成型可能なものであれば、
それ自体にレリーフホログラム等によるホログラム画像
を形成しても良く、この場合はホログラム樹脂層は不要
である。
効果層13は、透明形ホログラムとして用いられるた
め、透明性を有することが必要であり、ホログラム樹脂
層12とは屈折率の異なる透明材料や、厚みが200Å未満
の金属薄膜層等があげられる。
前者の場合には、効果層13の屈折率は、ホログラム樹
脂層12の屈折率よりも大きくても小さくてもよいが、屈
折率の差が0.1以上あることが好ましい。より好ましく
は、差が0.5以上であり、1.0以上大きいことが最適であ
る。
また、後者の場合は、金属製薄膜ではあるが厚みが20
0Å未満であるために、光波の透過率が大きく、このた
め、ホログラム効果発現作用とともに、下部の例えば表
示部等の非隠蔽作用を発揮する。
効果層13の材質としては、例えば樹脂層12よりも屈折
率の大きい透明連続薄膜として、Sb2S3(3.0)、ZnS
(2.1)等があげられる。効果層13をホログラム樹脂層1
2に形成するには、真空蒸着法、スパッタリング法等の
薄膜成形方法を用いればよい。
上記ホログラム形成層の材質、製造方法の詳細は、本
出願人に係る米国特許第4,856,857号明細書に開示され
ている。
表面保護フィルム14は、ホログラム形成層11を外力に
よる損傷から保護するためと、ラベルとしての強度をも
たせるためのものである。この表面保護フィルム14の材
質としては、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ビニ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系
樹脂の単体、混合物および共重合体等を用いることがで
きる。この表面保護フィルム14の厚さは、5〜200μm
程度が好ましい。
尚、前述の様に表面保護フィルムがホログラム樹脂層
を兼ねる場合(後述する第7図)もある。
粘着剤層15は、ホログラムカレンダー1を時計の透明
保護板(カバーグラス)等に貼付するためのものであ
り、1カ月毎に取り替えやすいように再剥離が可能なも
のを用いている。この例では、アクリル系、ゴム系等の
一般的な粘着剤の中から適当なものを選択し使用する。
本発明においては、上記時計カバーグラスのような物
品表面へのカレンダーの充分な貼着特性と貼着後の一定
期間後においてこれを剥離することのできる再剥離特性
の双方の特性を兼ね備えた粘着剤層を形成することが重
要であり、そのために、粘着剤層の接着力とタックの両
者を特定範囲に制御することが肝要である。
本発明の好ましい態様においては、上記粘着剤層の接
着力を200〜1300g/25mmの範囲に制御し、かつ、タック
を10以下にすることが望ましい。さらに好ましい態様に
おいては、粘着剤層の接着力を300〜1000g/25mmの範囲
に制御し、かつ、タックを7以下にすることが望まし
く、さらに好ましくは、接着力が400〜800g/25mmの範
囲、タックが4以下である。
接着力が200g/25mm未満では、カレンダーとして貼着
して使用するに充分な貼着強度が得られず、また剥離紙
への充分な貼着強度(未使用時)も得られないので好ま
しくない。一方、接着力が1300g/25mmを超えると一定期
間後におけるカレンダーの剥離が困難になるか、剥離で
きても粘着剤層とホログラム形成層との間で剥離されて
物品の表面を汚すことになるので好ましくない。
一方、タックの値は貼着特性とともに、カレンダーを
貼着する際における粘着剤層の汚染性に大きく関係す
る。すなわち、カレンダーを貼着する際においては、剥
離紙からカレンダーを剥離してたとえば時計のカバーグ
ラス表面にこれを貼着する方法がとられるが、この時、
指の先がカレンダーの粘着剤層に不可避的に触れて粘着
剤層表面に指紋が付着することになる。本発明者の研究
によれば、タック値が10を超えると、貼着の際の指紋の
跡が粘着剤層に残りやすくなるという点で好ましくな
い。粘着剤層表面が汚染されることは、本発明のような
透明型のホログラムカレンダーにおいては致命的であ
る。
上記接着力の値は、JIS−Z0237に規定された粘着性能
試験方法を基づいて測定された値を基準とする。具体的
には、25mm幅の試験片をSUS304鋼板(289番の耐水研磨
紙で研磨したもの)に、2kgのゴムローラーで300mm/分
の速さで一往復させて圧着する。20分後、これを180度
の方向に300mm/分の速さで引き剥がした時の剥離強度を
測定し、これを接着力とする。
一方、タックは、粘着剤が被粘着物に貼着すると同時
にとり得る接着力の大きさを意味し、具体的にはJIS−Z
0237に規定されたボールタック法を基づいて測定された
値を基準とする。すなわち、まず、標準状態において、
30度の傾斜をもつガラス板に粘着面を上にして試験片を
セットし、助走路として25μm厚のポリエステルフィル
ムを貼り、測定部は助走路の下端から100mm範囲の粘着
面とする。ボール(鋼球)を助走路が100mmになる位置
より転がし、測定部の粘着面で停止するボールの最大直
径を、タックの値とする。
剥離紙16は、使用前に粘着剤層15を保護しており、使
用時には粘着剤層15から剥離される。剥離紙16として
は、シリコン樹脂、ワックス、パラフィン類等を、紙ま
たはフィルム等の基材に塗布したものを用いることがで
きる。
第3図〜第5図は本発明によるホログラムカレンダー
の実施例の使用方法を説明するための図である。
まず、ホログラムカレンダー1の剥離紙16を剥がし
て、粘着剤層15により、腕時計2のガラス板やアクリル
板などの透明保護板22上に貼り付ける。
ここで、再生光となる太陽光や室内光などは前側上方
から入射するので、腕時計の文字盤をほぼθ=45度の角
度でみるものとし、ホログラム画像1aを記録する際の参
照光をホログラム乾板に対して45度の角度から照射して
記録してある。したがって、このホログラムカレンダー
1の視域、つまり、ホログラム画像1aを見るために目3
を置くことができる範囲は、ホログラムカレンダー1に
対して比較的狭い範囲である。
いま、第3図に示すように、時間を知るために、腕時
計2を見たとする。通常の場合には、正確に視域内の角
度に腕を曲げることは少ないので、通常使用者の目3は
ホログラム画像1aの視域になく、カレンダーを再生した
ホログラム画像1aを見ることなく、透明なホログラム形
成層11を透過して、腕時計2の文字板21を見ることがで
きる(第4図)。
この状態から、カレンダーにより曜日や日付けを知り
たい場合には、使用者は、目3aの位置を変化させたり、
腕時計2の角度θを変化させたりして、カレンダー1か
らの回折光が目3aに入射する角度を探して、再生される
ホログラム画像1aを見ることができる(第5図)。
なお、月が変わった場合には、ホログラムカレンダー
1は、前述したように粘着剤層15は再剥離可能であり、
しかもその剥離は極めてクリアーに行われ得るので、簡
単に取り替えることができる。
第6図は、本発明によるホログラムカレンダーの他の
実施例の厚さ方向を拡大して示した模式図である。
なお、前述したものと同様な機能を果たす部分には、
同一の符号を付してある。
この実施例のホログラムカレンダー1Aは、転写形もし
くは単なる貼着形のものとして構成することができる。
転写形は、腕時計2の透明保護板22に爪などで擦って、
加圧ないし加熱することにより転写するタイプのもので
あり、一方、貼着形は単にシールを貼りつけるように、
物品表面に付着させるタイプのものであり、貼着形の方
が簡易で実用的である。
ホログラムカレンダー1Aは、ベースフィルム17上に、
表面保護層14aと、ホログラム樹脂層12および効果層13
からなるホログラム形成層11と、接着剤層18とを、この
順に積層したものであり、表面保護層14aはベースフィ
ルム17に対して剥離層としての機能を果たしている。
ベースフィルム17の材質としては、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリイミド、ポリメタクリル酸メチル、ポ
リスチレン、ポリビニルブチラール、ポリカーボネート
等の重合体フィルム、合成紙、鉄等の金属フィルム、そ
れらの積層体等を用いることができる。
接着剤層18の材質としては、アクリル樹脂、ビニル系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、アミド系
樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂
等の接着剤を使用することができる。このような接着剤
層18の厚みは、0.1〜50μm程度であればよいが、1〜1
0μm程度が好ましい。
この転写形のホログラムカレンダー1Aは、接着剤層18
を腕時計2の透明保護板(カバーガラス)22に重ね合わ
せて、接着剤18を介して透明保護板22上に迅速かつ容易
に貼着することができ、その後、ベースフィルム17を表
面保護層14aから剥離すればよい。
次に、剥離紙上に粘着剤層を介してホログラムカレン
ダーを形成した態様のものについて説明する。第7図な
いし第9図はいずれも剥離紙上に粘着剤層を介してホロ
グラムカレンダーを形成した態様を示す断面図である。
第7図は、剥離紙16上に、粘着剤層15を介して、ホログ
ラム効果層13およびホログラム樹脂層12をこの順序で形
成した場合の例である。この場合のホログラム樹脂層12
は保護層としての機能をも兼ね供えている。第8図は、
剥離紙16上に、粘着剤層15を介して、基材17、ホログラ
ム樹脂層12、ホログラム効果層13および保護層14を形成
した場合の例である。
第9図は、剥離紙16上に、粘着剤層15を介して、ホロ
グラム樹脂層12、ホログラム効果層13および保護層14を
形成した場合の例である。
上述した例においては、保護層14はコート法やフィル
ムラミネーションの方法によって形成することができ
る。たとえば、グラビアコート法、ロールコート法、ナ
イフコート法、あいるはオフセット印刷(リソグラフィ
ー)、シルクスクリーン印刷などの方法によって形成す
ることができる。このような保護層を形成する場合の材
料としては、アクリル系、ビニル系、ウレタン系、ポリ
エステル系などの樹脂、あるいは紫外線などの活性線に
よって硬化し得る樹脂を使用することができる。なお、
保護層の材料としては透明のものを使用するが、この他
にも一部分の波長域の波長を吸収する着色を有するもの
であってもよい。保護層以外の積層用材料は、前述した
ものと同様である。
以上説明した実施例に限られることなく、種々の変形
を施すことができる。
このホログラムカレンダーは、腕時計の透明保護板に
取り付けて使用する例で説明したが、日付けに関係する
データ処理を行うコンピュータのディスプレイに貼り付
けたり、ガラス製の商品陳列棚付近に貼り付けて領収書
の日付の確認をしたりするような、特定角度ではカレン
ダーを確認でき、その他の場合には透明で貼り付けたこ
とか一見して気付かずに中のものが見えるような用途に
好適に使用できる。
また、ホログラム形成層11として、効果層13のないホ
ログラム樹脂層12だけのものであってもよい。例えば回
折パターンの記録にリップマンホログラムを使用すれば
効果層13は不要である。
さらに、ホログラム形成層、接着剤層、粘着剤層や表
面保護層等には、顔料や染料等を含有させて着色しても
よい。
以上説明したように、本発明によれば、反射回折光を
生ずる透明記録体すなわち透明形ホログラムを利用して
カレンダーを記録し、粘着剤層により貼付するようにし
たので、腕時計等に簡単かつ確実に取り付けることがで
きるようになった。
また、カレンダーを使用するとき(すなわちカレンダ
ーを見るとき)以外は、全体として透明なので、腕時計
等のデザインを損なったり、貼り付けた物品の本来の機
能を損なうことはなくなった。
さらに、時計の透明保護板の上に貼り付けた場合に
は、その表面が傷付くことを防止できるという効果もあ
る。
製造例1 エンボスホログラムシートのエンボス面(レリーフ
面)にホログラム効果層として、硫化亜鉛を350Åの厚
みに真空蒸着し、反射型透明ホログラムを作製した。
前記反射型透明ホログラムのホログラム効果層の上
に、下記組成の粘着剤塗布液を、乾燥後20μmの厚みに
なるように塗布し、離型フィルムをラミネートして粘着
シートを作製した。
(組 成) KP−1041(日本カーバイド社製アクリル系粘着剤) 100部 CK−102(同上社製、硬化剤) 1部 MEK 30部 酢酸エチル 15部 トルエン 15部 この貼着シートは、ガラスとの接着力500g/25mmでタ
ック3となり、ガラスに貼った場合、拭いた程度では剥
れず十分接着し、1ケ月後に剥離したところ、ガラス面
よりきれいに剥すことが出来た。又、該粘着シートの接
着面は、手で触れても指紋等の跡が付かず、貼る際の取
扱い性に優れるものであった。
製造例2 製造例1と同様の方法で、粘着剤塗布液として、下記
組成のものを使用し、粘着シートを作製した。
(組 成) KP−1041(日本カーバイド社アクリル系粘着剤) 100部 CK−102(同上社製、硬化剤) 2部 MEK 30部 酢酸エチル 15部 トルエン 15部 この貼着シートはガラスとの接着力1500g/25mmでタッ
ク15となり、ガラスにに強力に接着し、1ケ月後に剥離
したところ層間での剥離が起こりガラス面に部分的に粘
着剤が残った。また、該粘着シートは、粘着面に触る
と、指紋等の跡がつき、きれいに貼ることが困難であっ
た。
製造例3 製造例1と同様の方法で粘着剤塗布液として下記組成
のものを使用し、粘着シートを作製した。
(組 成) KP−1073 100部 CK−102 1部 MEK 30部 酢酸エチル 15部 トルエン 15部 この粘着剤はガラスとの接着力180g/25mmでタック12
となった。ガラスに貼り、1ケ月後に剥離したところ、
剥離は可能であるが部分的にガラス面に粘着剤が残っ
た。また、貼る前に粘着面に触れると指紋の跡が粘着面
について残り、きれいに貼るには取扱いが困難であっ
た。
産業上の利用可能性 本発明は物品上に貼着して使用するカレンダー、特に
腕時計のカバーグラスに貼着するためのホログラムカレ
ンダーとして使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−118775(JP,A) 特開 昭63−20381(JP,A) 実開 昭62−138050(JP,U) 実開 昭62−144671(JP,U) 実開 昭62−123972(JP,U) 特公 昭59−49269(JP,B2)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計の表面に貼着し、一定期間経過後に剥
    離することができるカレンダーであって、カレンダー情
    報を白色光再生の可能なホログラム画像もしくは反射回
    折光により目視可能な画像として記録してなるレリーフ
    ホログラムもしくはレリーフ状回折格子を構成するレリ
    ーフ面を有するホログラム樹脂層と、前記ホログラム樹
    脂層の前記レリーフ面に形成されたホログラム効果層と
    からなる透明もしくは半透明のホログラム形成層と、前
    記ホログラム形成層の一方の面に形成された粘着剤層と
    からなり、前記粘着剤層の接着力を200〜1300g/25mmの
    範囲に制御し、かつ、タックを10以下にすることによっ
    て、時計表面へのカレンダーの充分な貼着力と貼着後の
    一定期間後における再剥離特性の双方を具備してなるこ
    とを特徴とする、透明型のホログラムカレンダー。
  2. 【請求項2】前記ホログラム形成層が、ホログラム樹脂
    層、ホログラム効果層ならびに表面保護フィルムがこの
    順序で積層された積層体からなる、請求項1に記載のホ
    ログラムカレンダー。
  3. 【請求項3】ホログラムカレンダーが粘着剤層を介して
    剥離紙上に貼着された状態にある、請求項1に記載のホ
    ログラムカレンダー。
  4. 【請求項4】前記粘着剤層の接着力を300〜1000g/25mm
    の範囲に制御し、かつ、タックを7以下にした、請求項
    1に記載のホログラムカレンダー。
  5. 【請求項5】前記粘着剤層の接着力を400〜800g/25mmの
    範囲に制御し、かつ、タックを4以下にした、請求項1
    に記載のホログラムカレンダー。
  6. 【請求項6】前記ホログラム形成層が、回折格子による
    画像が形成された層からなる、請求項1に記載のホログ
    ラムカレンダー。
  7. 【請求項7】剥離紙上に、粘着剤層を介して、ホログラ
    ム効果層およびホログラム樹脂層がこの順序で形成され
    てなる、請求項1に記載のホログラムカレンダー。
  8. 【請求項8】剥離紙上に、粘着剤層を介して、基材、ホ
    ログラム樹脂層、ホログラム効果層および保護層がこの
    順序で形成されてなる、請求項1に記載のホログラムカ
    レンダー。
  9. 【請求項9】剥離紙上に、粘着剤層を介して、ホログラ
    ム樹脂層、ホログラム効果層および保護層がこの順序で
    形成されてなる、請求項1に記載のホログラムカレンダ
    ー。
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