JP3139749B2 - シールド掘進機用カッター装置 - Google Patents

シールド掘進機用カッター装置

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JP3139749B2
JP3139749B2 JP26506598A JP26506598A JP3139749B2 JP 3139749 B2 JP3139749 B2 JP 3139749B2 JP 26506598 A JP26506598 A JP 26506598A JP 26506598 A JP26506598 A JP 26506598A JP 3139749 B2 JP3139749 B2 JP 3139749B2
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excavation
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保徳 近藤
進 内山
裕之 安達
秀一 熊谷
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Kawasaki Motors Ltd
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Obayashi Corp
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、トンネルの掘削
に使用されるシールド掘進機用カッター装置に関し、こ
のシールド掘進機の前面に配備される回転式のカッター
装置において、特に岩盤部と土砂部の双方の掘削に好適
なシールド掘進機用カッター装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 各種のシールド坑(上下水道用トンネ
ル、地下鉄用トンネル、通信ケーブル用トンネル、共同
溝用トンネルなど)をシールド工法により構築する為の
掘削装置としてシールド掘進機が広く実用に供されてい
る。近年、岩盤や硬質地盤及び土砂に対応するシ−ルド
掘進機として、掘進機本体の前面に回転式のカッター装
置(カッターヘッドとも呼ばれる)が配備され、このカ
ッター装置のカッタースポークあるいはカッター面板
に、複数のローラカッターと複数のティースカッターと
を備えた形式のシ−ルド掘進機が採用されている。各ロ
ーラカッターにより特に岩盤部の掘削を行い、各ティー
スカッターにより土砂部の掘削を行う。カッター装置
は、礫量,礫径,礫強度,岩質などの条件に応じてドー
ム型もしくはディスク型のものが適用される。尚、これ
らのシールド掘進機には、カッター装置の外周側に余掘
り用のオーバカッター装置(コピーカッター装置とも呼
ばれる)も設けられている。
【0003】前記シールド掘進機は、ローラカッターの
カッタースポークからの突出量がティースカッターの突
出量よりも大きくなる(すなわちローラカッターが先行
する)ように構成され、これにより、岩盤部の掘削を好
適に行うことができる。勿論、岩盤部の掘削時におい
て、ティースカッターの突出量がローラカッターの突出
量よりも大きくなればティースカッターは折損する。一
方、土砂部の掘削時においては、ローラカッターの先行
は土砂掘削の邪魔になるだけでなく、ローラカッターの
偏磨耗の原因となる。
【0004】例えば、実開平5−27197号公報に記
載されたシ−ルド掘進機においては、少なくともローラ
カッターの突出量を任意に調整可能なカッター装置が記
載されている。このカッター装置は複数の油圧シリンダ
を備え、油圧シリンダのロッド部を出退調節することで
ローラカッターの突出量を任意に調整する。
【0005】このカッター装置を機能させるには、油圧
シリンダのロッド部を突出させ、ローラカッターを掘削
位置に切り換える(ローラカッターをティースカッター
よりも先行させる)。このローラカッターを掘削位置に
維持するには、油圧シリンダの推力がローラカッターに
作用する外力に抗して常に所定の値以上必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前記のように、シー
ルド掘進機用カッター装置において、特に岩盤部の掘削
の際には、ローラカッターをティースカッターよりも先
行させた位置に維持しなければならない。それ故、常に
油圧シリンダに一定の油圧をかけた状態に保持しなけれ
ばならず、例えば、油圧シリンダ本体(ロッド部も含
む)あるいは油圧シリンダに油圧を供給する油圧供給系
が泥水や泥土に起因する損傷等を受けると、油圧シリン
ダは一定の油圧を保持できなくなり、ローラカッターの
突出量は調整不可能となる。また、ローラカッターの磨
耗が所定値以上になり掘削能力が低下したり、ローラカ
ッターが何らかの原因で損傷したりした時、ローラカッ
ターは切羽の土水圧下にあるためその交換が不可能であ
る。
【0007】本発明の目的は、シールド掘進機におい
て、ローラカッターの掘削位置と非掘削位置とを夫々安
定させ且つ切換え可能とすること、ローラカッターの交
換を容易に且つ安全に行えるようにすること、工事費用
を抑え且つ工期を短縮すること、等である。
【0008】
【課題を解決するための手段】 請求項1のシールド掘
進機用カッター装置は、カッタースポークと、このカッ
タースポークの前端部に取付けられた複数のローラカッ
ターを備えたシールド掘進機用カッター装置におい
て、前記ローラカッターを回転可能に夫々支持するロー
ラ支持部材と、前記ローラ支持部材が回転可能に係合す
る回転座が形成された回転座形成部材を含み、各ローラ
支持部材を回動可能にカッタースポークに支持する回動
支持機構と、前記回転座形成部材の内面側をシールする
シール部材とを備え、前記カッタースポーク内部への水
や土砂の流入を防ぐ為の止水用ケーシングを回転座形成
部材に取り付けておき、前記回動支持機構を介してロー
ラ支持部材とローラカッターを90度又は180度回動
させることにより、ローラカッターを掘削位置と退避位
置とに切換え可能に構成し、前記退避位置に切換えたロ
ーラカッターを、止水用ケーシングを取り外してカッタ
ースポークの内部側から交換可能に構成したことを特徴
とするものである。
【0009】岩盤部の掘削に際して、ローラ支持部材と
ローラカッターを回動支持機構を介して回動させること
で、ローラカッターを掘削位置に切換えることができ、
このローラカッターにより、岩盤部を好適に掘削するこ
とができる。土砂部の掘削時もしくはローラカッターの
交換時においては、一旦シールド掘進機の掘削を停止
し、ローラ支持部材とローラカッターを回動支持機構を
介して回動させることで、ローラカッターを退避位置に
切換えることができ、それ故、ローラカッターは土砂掘
削の邪魔にならず、偏磨耗も抑えることができ、ローラ
カッターの交換をカッタースポークの内部側から安全に
行うことができる。そして、シール部材がローラ支持部
材と回転座形成部材との間を密閉するので、この間を通
る土砂等の流入を防ぐと共に、ローラ支持部材は円滑に
回動する。
【0010】請求項2のシールド掘進機用カッター装置
は、請求項1の発明において、前記ローラ支持部材に作
用する掘削時の荷重を、ローラ支持部材から回転座形成
部材へ伝達する為の反力支持部材を設けたことを特徴と
するものである。掘削時にローラカッターに作用する土
荷重が、ローラ支持部材に伝達されローラ支持部材から
反力支部部材に伝達され反力支持部材から回転座形成部
材に伝達される。それ故、ローラカッターの支持力は、
反力支持部材を介して安定して且つ確実に伝達される。
請求項3のシールド掘進機用カッター装置は、請求項
又は2の発明において、前記ローラ支持部材を手動ある
いは回動駆動手段で操作して回動させる為の操作部を設
けたことを特徴とするものである。操作部をカッタース
ポークの内部側から手動あるいは回動駆動手段で操作し
て、ローラ支持部材を回動することができる。それ故、
ローラカッターの位置切換えを安全且つ簡単に行うこと
ができる。
【0011】請求項4のシールド掘進機用カッター装置
は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記カ
ッタースポークの長さ方向に列設された複数のローラカ
ッターの為の複数のローラ支持部材を同期して回転駆動
する為にそれらローラ支持部材を連動連結する連結機構
と、この連結機構を介して複数のローラ支持部材を回動
可能な回動駆動手段とを設けたことを特徴とするもので
ある。一旦シールド掘進機の掘削を停止し、回動駆動手
段を駆動させ、連結機構を介して複数のローラ支持部材
を一斉に回動させることができ、複数のローラカッター
の位置切換えを迅速に行うことができる。
【0012】請求項5のシールド掘進機用カッター装置
は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、前記ロ
ーラカッターの背面側には、掘削した土砂状物を後方へ
流動させる為の流通開口部を設けたことを特徴とするも
のである。岩盤部の掘削時においては、ローラ支持部材
とローラカッターを回動支持機構を介して回動させるこ
とで、ローラカッターを掘削位置に切換えることがで
き、このローラカッターにより、岩盤部を好適に掘削す
ることができる。このローラカッターの掘削位置におい
て、掘削した土砂状物が流通開口部から後方へ流動す
る。土砂部の掘削時 もしくはローラカッターの交換時に
おいては、一旦シールド掘進機の掘削を停止し、ローラ
支持部材とローラカッターを回動支持機構を介して回動
させることで、ローラカッターを退避位置に切換え、ロ
ーラ支持部材が流通開口部を閉止することができ、それ
故、ローラカッターは土砂掘削の邪魔にならず、偏磨耗
も抑えることができ、ローラカッターの交換を土砂や水
に妨げられることなくカッタースポークの内部側から安
全に行うことができる。
【0013】請求項6のシールド掘進機用カッター装置
は、請求項5の発明において、水や土砂を防ぐ為の止水
用ケーシングが面板の背面に脱着可能に突設され、この
止水用ケーシングの脱着によりローラカッターを点検・
交換可能に構成したことを特徴とするものである。ロー
ラ支持部材とローラカッターを回動支持機構を介して回
動させることで、ローラカッターを退避位置に切換え、
ローラ支持部材が流通開口部を閉止し、この状態で止水
用ケーシングを脱着することで、ローラカッターの点検
・交換を土砂や水に妨げられることなくカッタースポー
クの内部側から安全に行うことができる。その他請求項
5と同様の作用を奏する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。最初に、シールド掘進機の
概略構造及び作用について説明し、その後カッター装置
について説明する。図1、図2に示すように、このシ−
ルド掘進機1は、スキンプレートとしての胴部材2を有
し、カッター装置(カッターヘッド)3がこの胴部材2
の前端側に配設されている。カッター装置3は放射状に
配置された複数本のカッタースポーク4(ローラ取付け
フレームに相当する)と、それらカッタースポーク4の
後端側に周方向適当間隔おきに配設された複数の連結フ
レーム10aを介して一体的に連結された環状のカッタ
ードラム5を有する。カッター装置3はカッター回転駆
動機構(複数のカッター駆動モータ7,ピニオンギヤ7
a,リングギヤ8,旋回軸受8a等からなる)6により
回転駆動される。
【0015】胴部材2内部におけるカッター装置3の後
側にはチャンバー9が形成され、カッター装置3の後側
には作業者が入ることのできるアクセス通路を形成する
アクセス通路形成壁10が設けられ、このアクセス通路
形成壁10は、前記連結フレーム10a(但し、その内
部を作業者が移動可能である)と、各カッタースポーク
4の後側に作業空間を形成するボックス形成壁10b等
からなる。
【0016】チャンバー9の後側において胴部材2の内
部には、カッター回転駆動機構6を支持するとともにカ
ッタードラム5を装着する為の隔壁構造11が設けられ
ている。隔壁構造11は、中央壁11aと、内筒壁11
bと、環状壁11c,11d,11fと、外筒壁11e
とを有する。カッタードラム5は内筒壁11bと外筒壁
11eとの間の環状空間に回転自在に装着され、カッタ
ードラム5の内外両側には複数のシール部材12aとベ
アリング12bとが装着されている。
【0017】複数のシールドジャッキ13は、掘進の推
力を発生する為のもので、それぞれ後方向きに配設さ
れ、そのジャッキ本体13aが胴部材2の内側に固定さ
れている。これらシ−ルドジャッキ13によりトンネル
の内面に覆行済みのセグメント(図示略)に反力をとっ
て掘進推力を発生させる。さらに、胴部材2の内部には
排土設備やエレクタ装置(いずれも図示略)等が設けら
れている。
【0018】前記カッター装置3は、図2に示すよう
に、その外周部に配設され且つ胴部材2とほぼ同外径寸
法のリング部材3Aと、このリング部材3Aに連結され
た複数本のカッタースポーク4とそれらカッタースポー
ク4に夫々設けられた複数のローラカッター15と、カ
ッター装置3の外周側に設けられた複数のオーバカッタ
ー装置16とを有している。それらローラカッター15
の各々はカッタースポーク4あるいはカッター面板4c
に回動自在に支持され、それらローラカッター15は、
互いに異なる半径位置となるように配設され、掘削面に
対して一様に掘削できるように径方向位置が設定され、
それらローラカッター15は特に岩盤部の掘削を行う為
に適用される。また、図3に示すように、複数のティー
スカッター17がカッタースポーク4の側板4bの前面
に装着され、それらティースカッター17は特に土砂部
の掘削を行う為に適用される。
【0019】次に、以上説明したシールド掘進機の作用
について説明する。トンネルをストレート状に掘進して
いく通常掘削時においては、複数のシ−ルドジャッキ1
3で掘進の推力を発生させつつ、カッター駆動モータ7
を駆動させると、ピニオンギヤ7aが回転し、リングギ
ヤ8が回転し、カッタードラム5が回転する。その結
果、多数のローラカッター15又は多数のティースカッ
ター17が回転しながら切羽を掘削していくため、円形
断面のトンネルが掘削される。所定の1リング分の掘削
毎に掘削を中断して、エレクタ装置などを用いてトンネ
ルの内面の最新に掘進された1リング分の部分にセグメ
ントを組付け、その後掘進が再開される。
【0020】次に、カッター装置3について詳しく説明
する。図3、図4に示すように、カッター装置3の各ロ
ーラカッター15を回転自在に支持するとともに掘削位
置と退避位置とに切換える為に、回動支持機構18と、
ローラ支持部材19とが設けられている。各カッタース
ポーク4の1対の側板4bの間で且つ側板4bの前端側
に、回動支持機構18を介してローラ支持部材19がカ
ッタースポーク4の長さ方向に1ケあるいは複数列設さ
れ、ローラカッター15は、夫々のローラ支持部材19
に回動可能に支持され、且つ、ローラ支持部材19に脱
着可能な蓋部19aの脱着により交換可能に支持されて
いる。
【0021】回転座形成部材20が、各カッタースポー
ク4の1対の側板4b,4bに夫々互いに向き合うよう
に一体的に固着され、双方の回転座形成部材20の対
面側に部分球面状(凹状)又は部分円筒面状の回転座2
0aが夫々形成されている。双方の回転座20aの間に
おいて、ローラ支持部材19の両側部分が1対の回転座
20aに回動自在に係合するような部分球面状(凸状)
又は部分円筒面状に形成されている。つまり、回動支持
機構18は、回転座20aと、ローラ支持部材19の部
分球面又は部分円筒面とを主体として構成され、回転座
20aとローラ支持部材19の部分球面との間には1列
以上(本図では2列)のシール部材21が装着され、ロ
ーラカッター15を回動自在に枢支したローラ支持部材
19は回動支持機構18により回動自在になっている。
【0022】前記シール部材21は、回転座形成部材2
0の両部分球面又は両部分円筒面と両端面に亙って形成
され且つ平行に配設された2条のシール溝19bに夫々
収容され、ローラ支持部材19と回転座形成部材20と
の間の間隙を密閉する。ローラ支持部材19と回転座2
0aとの間にグリースを供給する為のグリース供給路2
0b及びグリース充填部が、1対の回転座形成部材20
に夫々形成され、ローラ支持部材19が円滑に回動する
ように構成されている。尚、シール溝19bは、回転座
形成部材20の上下に2条設けられているが、上下どち
らか1条でも機能上問題ない。
【0023】図3に示す状態のとき、ローラカッター1
5がカッタースポーク4の前端よりも突出する掘削位置
となり、ローラカッター15のカッタースポーク4から
の突出量δ1 がティースカッター17の突出量δ2 より
も大きくなり、ローラカッター15がティースカッター
17よりも先行し、ローラカッター15により岩盤部の
掘削を行うことができる。尚、この掘削位置のとき、ロ
ーラ軸15aは、回転座20aの中心20cよりも前方
へ偏心して位置している。
【0024】岩盤を掘削する為にローラカッター15を
掘削位置に保持する状態では、反力支持部材22が1対
の回転座形成部材20の後端に掛け渡して着脱自在にボ
ルト結合されている。掘削時にローラカッター15に作
用する土荷重がローラ支持部材19に伝達されローラ支
持部材19からローラ支持部材19の底部に設けられた
シール壁板24を介してこの反力支部部材22に伝達さ
れ、その土荷重は反力支持部材22から回転座形成部材
20を介してカッタースポーク4に伝達される。前記シ
ール壁板24はカッタースポーク4の内部への土砂の流
入を防止する。尚、反力支持部材22を固定した状態で
はローラ支持部材19が回動不可能となる。
【0025】図5に示すように、ローラカッター15を
掘削位置から退避位置に切換える為に、止水用ケーシン
グ23が反力支持部材22と同じ着脱位置に脱着可能に
ボルト結合され、この止水用ケーシング23により、カ
ッタースポーク4内部への水や土砂の侵入を防ぎ、この
止水状態において、ローラ支持部材19は回動可能とな
る。即ち、止水用ケーシング23は、ローラ支持部材1
9及びローラカッター15と干渉しないように回転座2
0aの部分球面に連続するような仮想球面あるいはその
外側に形成されている。
【0026】図5は、回転座20aを介してローラ支持
部材19及びローラカッター15を180度回動させる
ことにより、ローラカッター15を退避位置に切換えた
状態を示すものである。ローラカッター15が退避位置
のとき、シール壁板24は回転座形成部材20の前端と
ほぼ面一状となるように形成され、土砂部の掘削時にテ
ィースカッター17を先行させることができる。ローラ
カッター15を退避位置に切換えた状態では、カッター
スポーク4内からローラカッター15を交換可能に構成
されている(図6参照)。
【0027】図4に示すように、ローラ支持部材19の
端面には、ローラ支持部材19及びローラカッター15
を回動する為の六角ナット19c(操作部に相当する)
が夫々固着され、この六角ナット19cをカッタースポ
ーク4内から手動あるいは駆動源(図示略)にて操作す
ることにより、ローラ支持部材19及びローラカッター
15が夫々個別に回動して掘削位置から退避位置へ、又
はその反対に切換えられる。
【0028】図4に示すように、各カッタースポーク4
における、複数のローラ支持部材19を同期して一斉に
回動する場合には、連結機構25と、複数のローラ支持
部材19を回動可能な回動駆動装置26とが各カッター
スポーク4毎に設けられる。連結機構25は、各ローラ
支持部材19からカッタースポーク4の長さ方向に向け
て両側に夫々突設された軸状部材25aと、隣接するロ
ーラ支持部材19の夫々の軸状部材25aを連結するカ
ップリング25bとで構成されている。尚、軸状部材2
5aの軸中心はローラ支持部材19の回動中心に一致し
ている。尚、回動駆動装置26は、1列のカッタースポ
ーク4内の一部のローラカッター15の為に設けてもよ
い。
【0029】回動駆動装置26は、軸状部材25aの一
部に外装されたウォームホイール26aと、このウォー
ムホイール26aに噛合するウォームギヤ26bと、ウ
ォームギヤ26bを回動駆動する駆動モータ26cとを
有する。駆動モータ26cは、例えばカッタースポーク
4の側板4bに固着され、駆動モータ26cの駆動によ
り、ウォームギヤ26bが回転し、ウォームホイール2
6aが回転し、軸状部材25aが回転し、1列のカッタ
ースポーク4内の複数のローラ支持部材19及びローラ
カッター15が一斉に回動して掘削位置から退避位置
へ、又はその反対に切換えられる。
【0030】次に、以上のカッター装置3の作用につい
て説明する。図3に示すように、岩盤部を掘削する際に
はローラカッター15を掘削位置に保持し、反力支持部
材22を回転座形成部材20に固定する。この状態にお
いて、ローラ支持部材19は回動不能となり、ローラカ
ッター15の突出量δ1 がティースカッター17の突出
量δ2 よりも大きくなる。それ故、岩盤部の掘削時にロ
ーラカッター15を先行させ、カッター装置3をカッタ
ー駆動モータ7で回転させ、このローラカッター15に
より岩盤部を能率的に掘削することができる。
【0031】図4、図5に示すように、岩盤部以外の土
砂層を掘削する際には、一旦カッター装置3の回転を停
止し、反力支持部材22を取り外し、その代わりに止水
用ケーシング23を回転座形成部材20に固定する。こ
の状態において、ローラ支持部材19及びローラカッタ
ー15は回動可能となり、六角ナット19cをカッター
スポーク4内から手動等にて操作することにより、ロー
ラ支持部材19及びローラカッター15を夫々個別に回
動して掘削位置から退避位置へ切換える。尚、複数のロ
ーラ支持部材19を同期して一斉に回動する場合には、
回動駆動装置26の駆動モータ26cを駆動させてウォ
ームギヤ26bを回転させ、ウォームホイール26aを
回転させ、軸状部材25aを回転させ、各列のカッター
スポーク4内の複数のローラ支持部材19を一斉に回動
させて全部のカッタースポーク4におけるローラカッタ
ー15を全て退避位置に切換える。
【0032】こうして、ローラカッター15を退避位置
に切換えることで、土砂部の掘削時に多数のティースカ
ッター17を先行させることができ、カッター装置3を
カッター駆動モータ7で回転させ、それら多数のティー
スカッター17により能率的に掘削できる。このよう
に、地盤の性状に応じてローラカッター15を掘削位置
と退避位置(非掘削位置)とに適宜切り換えてトンネル
を掘削することができ、夫々の位置においてローラカッ
ター15を油圧シリンダ等の推力に依存することなく安
定的に保持することができる。
【0033】ローラカッター15の磨耗や欠損に伴う交
換時においては、図5に示す退避位置にし、止水用ケー
シング23を取外した状態で、ローラ支持部材19の蓋
部19aを取り外し、図6に示すように、ローラカッタ
ー15をカッタースポーク4内から交換する。このと
き、作業者はアクセス通路形成壁10の連結フレーム1
0aとボックス形成壁10b内を通ってカッタースポー
ク4へ接近して交換を行う。こうして、ローラカッター
15の交換をカッタースポーク4内から水や土砂に煩わ
されることなく容易に且つ安全に行うことができるの
で、地盤改良等の工事が不要となり、安全に短時間で交
換できる。
【0034】以上説明したカッター装置3によれば、岩
盤部の掘削時においては、ローラ支持部材19を回動支
持機構18を介して回動させることで、ローラカッター
15をカッタースポーク4の前端よりも突出する掘削位
置に切換えることができ、このローラカッター15によ
り、岩盤部を好適に掘削することができる。土砂部の掘
削時もしくはローラカッター15の交換時においては、
一旦カッター装置3の掘削を停止し、ローラ支持部材1
9を回動支持機構18を介して回動させることで、ロー
ラカッター15をカッタースポーク4内へ後退した退避
位置に切換えることができ、それ故、ローラカッター1
5は土砂掘削の邪魔にならず偏磨耗も抑えることがで
き、ローラカッター15の交換をカッタースポーク4内
から安全に行うことができる。
【0035】前記回転座形成部材20には、その面側
をシールするシール部材21が配設されているので、こ
のシール部材21によりローラ支持部材19と回転座形
成部材20との間の間隙を密閉し土砂等の流入を防ぐと
ともに、ローラ支持部材19は円滑に回動する。ローラ
支持部材19は、カッタースポーク4に固定的に設けら
れた部分球面状又は部分円筒面の回転座20aに回動可
能に支持されているので、ローラカッター15の掘削位
置と退避位置のいずれの位置においても、ローラ支持部
材19を安定して保持することができ、それ故、夫々の
切換え位置においてローラカッター15を油圧シリンダ
等の推力に依存することなく安定して保持することがで
きる。
【0036】前記ローラカッター15を回転座20aの
部分球面あるいは部分円筒面と干渉することなく掘削位
置と退避位置とに切換えることができるので、ローラカ
ッター15の位置切換えをスムースに且つ迅速に行うこ
とができる。
【0037】前記ローラ支持部材19に作用する掘削時
の土荷重を、ローラ支持部材19から回転座形成部材2
0へ伝達する為の反力支持部材22を設けたので、掘削
時にローラカッター15に作用する土荷重が、ローラ支
持部材19に伝達されローラ支持部材19から反力支部
部材22に伝達され反力支持部材22から回転座形成部
材20を介してカッタースポーク4に伝達される。それ
故、ローラカッター15を支持するローラ支持力が安定
して且つ確実に確保される。
【0038】前記ローラ支持部材19を手動で操作して
回動させる為の六角ナット19cを設けたので、六角ナ
ット19cをカッタースポーク4内から操作して、ロー
ラ支持部材19及びローラカッター15を回動すること
ができる。それ故、ローラカッター15の位置切換えを
安全且つ簡単に行うことができる。
【0039】複数のローラカッター15の為の複数のロ
ーラ支持部材19を同期して回転駆動する場合には、そ
れらローラ支持部材19を連動連結する連結機構25
と、この連結機構25を介して複数のローラ支持部材1
9を回動可能な回動駆動装置26とを設けるので、一旦
シールド掘進機1の掘削を停止し、回動駆動装置26を
駆動させ、連結機構25を介してカッタースポーク4内
の複数のローラ支持部材19を一斉に回動させることが
でき、複数のローラカッター15の位置切換えを迅速に
行うことができる。
【0040】次に、カッター装置3の別実施形態につい
て説明する。 1)別実施形態1・・(図7〜図12参照) 図7、図8に示すように、このカッター装置3Aには、
回動支持機構27と、ローラ支持部材28とが設けら
れ、このローラ支持部材28は、各カッタースポーク4
間の面板Sの径方向に沿って複数列設され、面板Sの背
面に突設された1対の側板4b1 の間に連結された専用
連結シュート4b2 (ローラ取付けフレームに相当す
る)の間で且つ専用連結シュート4b2 の前端側に、回
動支持機構27を介して設けられている。尚、側板4b
1 と専用連結シュート4b2 との間は夫々シールされた
通路W1 ,W2 を成し、一方の通路W1 は他方の通路W
2 よりも大きく形成され、作業者がこの通路W1 内で自
由に移動できるように構成されている。ローラカッター
15は、ローラ支持部材28に回動可能に支持され、ロ
ーラ支持部材28に脱着可能な蓋部の脱着により一方の
通路W1 から交換可能に支持されている。
【0041】前記ローラカッター15の背面側には、掘
削した土砂状物を後方へ流動させる為の流通開口部Hが
設けられ、図3における回転座形成部材20に相当する
軸受用板体29が、面板Sの専用連結シュート4b2 に
沿って一定間隔おきに固着され、ローラ支持部材28は
その両外周部が部分円柱面28aあるいは部分球面に形
成されるとともに、双方の軸受用板体29の間に内装さ
れている。1対の軸部28bが、ローラ支持部材28の
部分円柱面28aの両側に専用連結シュート4b2 の長
さ方向と直交し且つ面板Sと平行な軸心方向に夫々突設
され、これら軸部28bは双方の軸受用板体29に回動
可能に支持されている。即ち、ローラ支持部材28は、
部分球面28aと1対の軸部28bとを有する回動支持
機構27により回動自在に構成されている。
【0042】前記軸受用板体29には、掘削した土砂状
物を通路W1 ,W2 内へ流入するのを防止する為のシー
ル部材29a,29bが設けられ、シール部材29a
は、ローラ支持部材28との間で且つ前側と後側に夫々
介装され、シール部材29bは、軸部28bの外周との
間に介装されている。
【0043】ローラカッター15が面板Sよりも突出す
る掘削位置(図7、図8参照)において、ローラカッタ
ー15の面板Sからの突出量がティースカッター(図示
略)の突出量よりも大きくなる(ローラカッター15が
先行する)ように構成され、それ故、岩盤部の掘削時に
ローラカッター15を先行させることができる。
【0044】軸部28bの両端は例えば矩形状の係合部
に形成され、油圧ジャッキ(図示略)がカッター装置3
内に設けられ、この油圧ジャッキのロッド部に、軸部2
8bの係合部に係合可能な被係合部が設けられている。
掘削時にローラカッター15に作用する土荷重は、主
に、ローラ支持部材28から軸部28bに伝達され、順
次係合部、被係合部を介して油圧ジャッキに伝達され、
専用連結シュート4b2に伝達される。あるいはローラ
支持部材28に作用する土荷重の一部が軸部28bから
軸受用板体29を介してカッタースポーク4に伝達され
る形態であってもよい。
【0045】勿論、軸部28bの係合部と油圧ジャッキ
の被係合部とが係合状態の時ローラ支持部材28は回動
不可能となり、非係合状態の時ローラ支持部材28は回
動可能となる。この非係合状態の時、係合部を操作具を
用いて操作することにより、ローラ支持部材28を個別
に回動することができる。
【0046】図9〜図12に示すように、ローラ支持部
材28の90度回動位置はローラカッター15の退避位
置であり、ローラカッター15はこの退避位置において
一方の通路W1 内から交換可能に構成されている。ロー
ラカッター15の退避位置において、ローラ支持部材2
8の部分円柱面28a及びシール部材29a,29bが
土砂や水の侵入を防止し、流通開口部Hを閉止する。そ
れ故、ローラカッター15の交換を、止水用ケーシング
29c(図8参照)を取外し、通路W1 内から安全に且
つ簡単に行うことができる。
【0047】次に、以上説明したカッター装置3Aの作
用について説明する。図7、図8に示すように、岩盤部
の掘削時においては、ローラカッター15を掘削位置に
保持し、軸部28bの係合部と油圧ジャッキの被係合部
とを係合状態にする。この状態において、ローラ支持部
材28は回動不可能となり、ローラカッター15の突出
量がティースカッター17の突出量よりも大きくなる。
それ故、岩盤部の掘削時にローラカッター15を先行さ
せることができ、よって、カッター装置3をカッター駆
動モータ7で回転させ、このローラカッター15により
岩盤部を好適に掘削することができる。
【0048】図9、図10に示すように、土砂部の掘削
時においては、一旦カッター装置3の回転を停止し、軸
部28bの係合部と油圧ジャッキの被係合部との係合状
態を解除し、ローラ支持部材28を回動可能にする。続
いて係合部を操作具を用いて操作し、ローラ支持部材2
8を回動させて上述した掘削位置から90度回動した位
置(ローラカッター15の退避位置)で停止し再度係合
部と被係合部とを係合状態にする。前記ローラカッター
15を退避位置に切り換えることで、土砂部の掘削時に
ティースカッター17を先行させることができ、よっ
て、カッター装置3をカッター駆動モータ7で回転さ
せ、このティースカッター17により土砂部を好適に掘
削することができる。
【0049】ローラカッター15を岩盤部と土砂部の違
いに応じて掘削位置と退避位置(非掘削位置)とに適宜
切り換え、カッター装置3を回転させてトンネルを掘削
することができるとともに、夫々の位置においてローラ
カッター15を油圧シリンダ等の推力に依存することな
く安定して保持することができる。
【0050】図11、図12に示すように、ローラカッ
ター15の磨耗あるいは欠損に伴う交換時においては、
図9、図10に示す退避位置において、止水用ケーシン
グ29cを取外しローラ支持部材28の蓋部28cを取
り外し、ローラカッター15を通路W1 内から交換す
る。ローラカッター15の退避位置において、ローラ支
持部材28のシール部材29a,29bが土砂や水の侵
入を防ぎ流通開口部Hを閉止する。それ故、ローラカッ
ター15の交換を通路W1 内から水や土砂に煩わされる
ことなく容易に且つ安全に行うことができる。尚、ロー
ラカッター15の交換後は、上述と逆の動作により掘削
位置に切換えることができる。その他前記実施例と同様
の作用、効果を奏する。
【0051】カッター装置3Aによると、岩盤部の掘削
時においては、ローラ支持部材28を回動支持機構27
を介して回動させることで、ローラカッター15を面板
Sよりも突出する掘削位置に切換えることができ、この
ローラカッター15により岩盤部を好適に掘削すること
ができる。土砂部の掘削時もしくはローラカッター15
の交換時においては、一旦シールド掘進機1の掘削を停
止し、ローラ支持部材28を回動支持機構27を介して
回動させることで、ローラカッター15を面板S内へ後
退した退避位置に切換えることができ、ローラカッター
15の退避位置において、ローラ支持部材28のシール
部材29a,29bが土砂や水の侵入を防ぎ流通開口部
Hを閉止することから、ローラカッター15の交換を土
砂や水に妨げられることなく通路W1 内から安全に行う
ことができる。それ故、地盤改良等の工事が不要とな
り、工事費用を抑えることができ、これに伴い、工期も
短くすることができる。尚、図9〜図12、図14〜図
16に示すように、ローラ支持部材28,31あるいは
シール壁板24(図6参照)は、ローラカッター15の
退避位置において、カッターフレームあるいは面板の特
に土砂掘削時の切羽安定の為の山留め効果がある。
【0052】別実施形態2・・(図13〜図16参照) 次に、別実施形態2に係るカッター装置3Bについて説
明する。図13に示すように、カッター装置3Bには、
回動支持機構30と、ローラ支持部材31とが設けられ
ている。各カッタースポーク4の1対の側板4bの間で
且つ側板4bの前端側に、回動支持機構30を介してロ
ーラ支持部材31がカッタースポーク4の長さ方向に複
数列設され、ローラカッター15は、夫々のローラ支持
部材31に回動可能に支持され、且つ、ローラ支持部材
31に脱着可能な蓋部(図示略)の脱着により交換可能
に支持されている。このローラカッター15の背面側に
は、掘削した土砂状物を後方へ流動させる為の流通開口
部Hが設けられている。
【0053】1対の回転座形成部材32が、各カッター
スポーク4の1対の側板4b,4bに夫々設けられ、凸
状の部分球面形状あるいは部分円筒面形状を有するロー
ラ支持部材31が、双方の回転座形成部材32の対
側に夫々形成されている。上下の回転座形成部材32間
には止水用ケーシング32aが設置され、通路W1 ,W
2 を形成している。
【0054】回転座形成部材32の一部は、凹状の部分
球面あるいは部分円筒面に形成され、該面に回動自在に
係合する凸状の部分球面形状(あるいは部分円筒形状)
の係合部31aが、ローラ支持部材31の両側位置に形
成されている。つまり、回動支持機構30はこの係合部
31aを有し、ローラ支持部材31は回動支持機構30
により回動自在に構成されている。回転座形成部材32
には、掘削した土砂状物を通路W1 ,W2 内へ流入する
のを防止する為のシール部材31b,31cが、前側と
後側に設けられている。
【0055】ローラカッター15がカッタースポーク4
の前端よりも突出する掘削位置(図13参照)におい
て、ローラカッター15のカッタースポーク4からの突
出量δ5 がティースカッター17の突出量δ6 よりも大
きくなる(すなわちローラカッター15が先行する)よ
うに構成され、それ故、岩盤部の掘削時にローラカッタ
ー15を先行させることができる。
【0056】前記ローラ支持部材31を回動する為に、
前記実施例と同様な連結機構及び回動駆動装置(いずれ
も図示略)が各カッタースポーク4毎に設けられ、1対
の油圧ジャッキがこの連結機構の軸状部材の一方と他方
(すなわちカッタースポーク4の長さ方向の両端付近)
に夫々設けられ、土荷重をローラ支持部材31から1対
の油圧ジャッキに伝達し、油圧ジャッキからカッタース
ポーク4に伝達する。連結機構と油圧ジャッキとは、別
実施形態1と同様な係合部と被係合部を備え、係合部と
被係合部とが係合状態の時ローラ支持部材31は回動不
可能となり、非係合状態の時ローラ支持部材31は回動
可能となる。勿論、回動駆動装置を採用せず、非係合状
態の時、係合部を操作具等を用いて操作することで、ロ
ーラ支持部材31を回動することも可能である。
【0057】前記ローラ支持部材31の90度回動位置
(図14、図15参照)はローラカッター15の退避位
置であり、ローラカッター15は、この退避位置におい
て一方(回動側)の止水用ケーシング32aを回転座形
成部材32から取り外すことで、交換可能に構成されて
いる。ローラカッター15の退避位置において、ローラ
支持部材31の部分球面(あるいは部分円筒面)及びシ
ール部材31b,31cが土砂や水の侵入を防止し、流
通開口部Hを閉止する。それ故、ローラカッター15の
交換をカッタースポーク4内から安全に且つ簡単に行う
ことができる。
【0058】シール壁板33が、ローラ支持部材31の
底部に且つローラ支持部材31の90度回動位置におい
て他方の止水用ケーシング32aを回転座形成部材32
から取り外すことで、脱着可能に設けられ、シール壁板
33は、ローラ支持部材31の掘削位置からの180度
回動位置(図16参照)において、カッタースポーク4
の前端とほぼ面一状となるように形成されている。それ
故、土砂部の掘削時にティースカッター17を先行させ
ることができる。
【0059】次に、以上説明したカッター装置3Bの作
用について説明する。図13に示すように、岩盤部の掘
削時においては、ローラカッター15を掘削位置に保持
し、係合部と被係合部とを係合状態にする。この状態に
おいて、ローラ支持部材31は回動不可能となり、ロー
ラカッター15の突出量δ5 がティースカッター17の
突出量δ6 よりも大きくなる。それ故、岩盤部の掘削時
にローラカッター15を先行させることができ、よっ
て、カッター装置3をカッター駆動モータ7で回転さ
せ、このローラカッター15により岩盤部を好適に掘削
することができる。
【0060】図15及び図16に示すように、土砂部の
掘削時においては、一旦カッター装置3の回転を停止
し、係合部と被係合部との係合状態を解除し、ローラ支
持部材31を回動可能にする。続いて回動駆動装置を駆
動させてローラ支持部材31を上述した掘削位置から9
0度回動した位置で停止させる。他方の止水用ケーシン
グ32aを回転座形成部材32から取り外し、その後、
シール壁板33をローラ支持部材31に固着する(図1
5参照)。シール壁板33の固着時(もしくは取外し
時)において、ローラ支持部材31の部分球面(あるい
は部分円筒面)及びシール部材31b,31cが土砂や
水の侵入を防止し、流通開口部Hを閉止する。それ故、
シール壁板33の脱着をカッタースポーク4内から水や
土砂に煩わされることなく容易に且つ安全に行うことが
できる。
【0061】再度他方の止水用ケーシング32aを回転
座形成部材32に固着した後、回動駆動装置を駆動させ
てローラ支持部材31を上述した掘削位置から180度
回動した位置(図16参照)で停止させ、係合部と被係
合部とを係合状態にする。前記ローラ支持部材31を1
80度回動した位置に切り換えることで、土砂部の掘削
時にティースカッター17を先行させることができ、よ
って、カッター装置3をカッター駆動モータ7で回転さ
せ、このティースカッター17により土砂部を好適に掘
削することができる。
【0062】図14に示すように、ローラカッター15
の磨耗あるいは欠損に伴う交換時においては、ローラ支
持部材31の90度回動位置において、一方の止水用ケ
ーシング32aを回転座形成部材32から取り外し、ロ
ーラ支持部材31の蓋部を取り外し、ローラカッター1
5をカッタースポーク4内から交換する。ローラカッタ
ー15の退避位置において、ローラ支持部材31の部分
球面(あるいは部分円筒面)及びシール部材31b,3
1cが土砂や水の侵入を防止し、流通開口部Hを閉止す
る。それ故、ローラカッター15の交換をカッタースポ
ーク4内から水や土砂に煩わされることなく容易に且つ
安全に行うことができる。その他前記実施形態とほぼ同
様の作用、効果を奏する。
【0063】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、岩盤部の掘削
時においては、ローラ支持部材を回動支持機構を介して
回動させることで、ローラカッターを掘削位置に切換え
ることができ、このローラカッターにより、岩盤部を好
適に掘削することができる。土砂部の掘削時もしくはロ
ーラカッターの交換時においては、一旦シールド掘進機
の掘削を停止し、ローラ支持部材を回動支持機構を介し
て回動させることで、ローラカッターを退避位置に切換
えることができ、それ故、ローラカッターは土砂掘削の
邪魔にならず偏磨耗も抑えることができ、ローラカッタ
ーの交換をカッタースポークの内部側から安全に行うこ
とができる。回転座形成部材には、その内面側をシール
するシール部材が配設され、シール部材がローラ支持部
材と回転座形成部材との間を密閉するので、この間を通
る土砂等の流入を防ぐとともに、ローラ支持部材は円滑
に回動することができる。
【0064】請求項2の発明によれば、ローラ支持部材
に作用する掘削時の荷重を、ローラ支持部材から回転座
形成部材へ伝達する為の反力支持部材を設けたので、掘
削時にローラカッターに作用する土荷重が、ローラ支持
部材に伝達されローラ支持部材から反力支持部材に伝達
され反力支持部材から回転座形成部材に伝達される。そ
れ故、ローラカッターの支持力は、反力支持部材を介し
て安定して且つ確実に伝達される。その他請求項1と同
様の効果を奏する。請求項3の発明によれば、ローラ支
持部材を手動あるいは回動駆動手段で操作して回動させ
る為の操作部をローラ支持部材に設けたので、操作部を
カッタース ポークの内部側から手動あるいは回動駆動手
段で操作して、ローラ支持部材を回動することができ
る。それ故、ローラカッターの位置切換えを安全且つ簡
単に行うことができる。その他請求項1又は2と同様の
効果を奏する。
【0065】請求項4の発明によれば、複数のローラカ
ッターの為の複数のローラ支持部材を同期して回転駆動
する為にそれらローラ支持部材を連動連結する連結機構
と、この連結機構を介して複数のローラ支持部材を回動
可能な回動駆動手段とを設けたので、一端シールド掘進
機の掘削を停止し、回動駆動手段を駆動させ、連結機構
を介して複数のローラ支持部材を一斉に回動させること
ができ、複数のローラカッターの位置切換えを迅速に行
うことができる。その他請求項1〜3の何れか1項と同
様の効果を奏する。
【0066】請求項5の発明によれば、ローラカッター
の背面側には、掘削した土砂状物を後方へ流動させる為
の流通開口部を設けたので岩盤部の掘削時においては、
ローラ支持部材とローラカッターを回動支持機構を介し
て回動させることで、ローラカッターを掘削位置に切換
えることができ、このローラカッターにより、岩盤部を
好適に掘削することができ、このローラカッターの掘削
位置において、掘削した土砂状物が流通開口部から後方
へ流動する。土砂部の掘削時もしくはローラカッターの
交換時においては、一旦シールド掘進機の掘削を停止
し、ローラ支持部材とローラカッターを回動支持機構を
介して回動させることで、ローラカッターを退避位置に
切換え、ローラ支持部材が流通開口部を閉止することが
でき、それ故、ローラカッターは土砂掘削の邪魔になら
ず、偏磨耗も抑えることができ、ローラカッターの交換
を土砂や水に妨げられることなくカッタースポークの内
部側から安全に行うことができる。その他請求項1〜3
の何れか1項と同様の効果を奏する。請求項6の発明に
よれば、水や土砂を防ぐ為の止水用ケーシングが面板の
背面に脱着可能に突設され、この止水用ケーシングの脱
着によりローラカッターを点検・交換可能に構成したの
で、ローラ支持部材とローラカッターを回動支持機構を
介して回動させることで、ローラカッターを退避位置に
切換え、ローラ支持部 材が流通開口部を閉止し、この状
態で止水用ケーシングを脱着することで、ローラカッタ
ーの点検・交換を土砂や水に妨げられることなくカッタ
ースポークの内部側から安全に行うことができる。その
他請求項と同様の効果を奏する。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るシ−ルド掘進機の要部
の縦断側面図である。
【図2】シ−ルド掘進機のカッター装置の正面図であ
る。
【図3】シールド掘進機用カッター装置の要部の縦断面
図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】カッター装置(ローラカッター退避位置)の図
3相当図である。
【図6】ローラカッターの交換状態における図5の要部
の図である。
【図7】別実施形態1のカッター装置の要部縦断面図で
ある。
【図8】図8のB−B線断面図である。
【図9】図7のカッター装置(ローラカッター退避位
置)の要部の縦断面図である。
【図10】図10のC−C線断面図である。
【図11】図7のカッター装置のローラカッター交換状
態における図9の要部の図である。
【図12】図11のD−D線断面図である。
【図13】別実施形態2のカッター装置の要部の縦断面
図である。
【図14】図13のカッター装置(ローラカッター退避
位置)の要部の縦断面図である。
【図15】図13のカッター装置(ローラカッター取外
し状態)の要部の縦断面図である。
【図16】図13のカッター装置(ローラ支持部材反転
状態)の要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 シールド掘進機 3,3A,3B カッター装置 4 カッタースポーク 4b2 専用連結シュート 15 ローラカッター 18 回動支持機構 19 ローラ支持部材 19c 六角ナット 20 回転座形成部材 20a 回転座 22 反力支持部材 25 連結機構 26 回動駆動装置 27 回動支持機構 28 ローラ支持部材 28a 部分球面 28b 軸部 29a,29b シール部材 H 流通開口部 30 回転支持機構 31 ローラ支持部材 32 回転座形成部材 32a 止水用ケーシング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 裕之 大阪市中央区北浜東4番33号 株式会社 大林組本店内 (72)発明者 熊谷 秀一 大阪市中央区北浜東4番33号 株式会社 大林組本店内 (56)参考文献 特開 平7−269292(JP,A) 特開 平6−317089(JP,A) 特開 平6−221085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッタースポークと、このカッタースポ
    ークの前端部に取付けられた複数のローラカッター
    備えたシールド掘進機用カッター装置において、 前記ローラカッターを回転可能に夫々支持するローラ支
    持部材と、前記ローラ支持部材が回転可能に係合する回転座が形成
    された回転座形成部材を含み、 各ローラ支持部材を回動
    可能にカッタースポークに支持する回動支持機構と、前記回転座形成部材の内面側をシールするシール部材
    を備え、前記カッタースポーク内部への水や土砂の流入を防ぐ為
    の止水用ケーシングを回転座形成部材に取り付けてお
    き、 前記回動支持機構を介してローラ支持部材とローラ
    カッターを90度又は180度回動させることにより、
    ローラカッターを掘削位置と退避位置とに切換え可能に
    構成し 前記退避位置に切換えたローラカッターを、止水用ケー
    シングを取り外してカッタースポークの内部側から交換
    可能に構成した ことを特徴とするシールド掘進機用カッ
    ター装置。
  2. 【請求項2】 前記ローラ支持部材に作用する掘削時の
    荷重を、ローラ支持部材から回転座形成部材へ伝達する
    為の反力支持部材を設けたことを特徴とする請求項
    記載のシールド掘進機用カッター装置。
  3. 【請求項3】 前記ローラ支持部材を手動あるいは回動
    駆動手段で操作して回動させる為の操作部を設けたこと
    を特徴とする請求項1又は2に記載のシールド掘進機用
    カッター装置。
  4. 【請求項4】 前記カッタースポークの長さ方向に列設
    された複数のローラカッターの為の複数のローラ支持部
    材を同期して回転駆動する為にそれらローラ支持部材を
    連動連結する連結機構と、この連結機構を介して複数の
    ローラ支持部材を回動可能な回動駆動手段とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のシー
    ルド掘進機用カッター装置。
  5. 【請求項5】 前記ローラカッターの背面側には、掘削
    した土砂状物を後方へ流動させる為の流通開口部を設け
    たことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の
    シールド掘進機用カッター装置。
  6. 【請求項6】 水や土砂を防ぐ為の止水用ケーシングが
    面板の背面に脱着可能に突設され、この止水用ケーシン
    グの脱着によりローラカッターを点検・交換可能に構成
    したことを特徴とする請求項に記載のシールド掘進機
    用カッター装置。
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