JP6445336B2 - ローラーカッター交換装置及びローラーカッター交換方法 - Google Patents

ローラーカッター交換装置及びローラーカッター交換方法 Download PDF

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Description

本発明は、シールド掘進機のカッタースポークに装着されたカッターホルダーをローラーカッターと共に交換する為のローラーカッター交換装置及び交換方法に関する。
従来から、トンネル掘削用のシールド掘進機においては、胴体の前端側にカッターヘッドが装備され、複数のシールドジャッキにより胴体及びカッターヘッドを前進駆動しながら、カッターヘッドを回転駆動して、前方の地山(切羽)を掘削してトンネルを掘削していく。シールド掘進機では、効率良く掘削できるように、地山の地質に対応させた掘削部材がカッターヘッドに装備される。
例えば、岩盤等の固い地盤を掘削する場合、掘削部材として複数のローラーカッターがカッターヘッドに装備される。このローラーカッターは、地山に押圧した状態でカッターヘッドを回転させることによって切羽の岩石を圧砕し掘削していく。また、粘性土層等の柔らかい地盤を掘削する場合、掘削部材として粘性土層を掘削するのに適した複数のカッタービットがカッターヘッドに装備される。
ところで、トンネルの掘削途中に、上記のローラーカッターやカッタービット等の掘削部材が磨耗して掘削能力が低下した場合、その磨耗した掘削部材を新しい掘削部材に交換する必要が生じる。特に、長距離のトンネルを連続的に掘削するシールド掘進機では、掘削部材を交換する頻度が多くなる。
そこで、カッターヘッドの前方から掘削部材を着脱可能に固定したものでは、掘削部材を交換する場合に、カッターヘッドとその前方の地山(切羽)との間にカッター交換間隙を形成し、そのカッター交換間隙に作業者が入って交換作業を行う必要がある。しかし、こうした掘削部材の交換作業の負荷は非常に大きく時間もかかり、出水の発生等の危険を伴う作業となる。そこで、カッターヘッドの後方から掘削部材を交換する技術が実用に供されている。
例えば、特許文献1には、カッタービットが装着されたカッタースポークのボス部材の後端部にゲート機能付き交換治具を取り付け、カッタービットの後端部とカッタースポークのうちのボス部材に対向する後側壁部との間にテレスコ式油圧ジャッキを取り付け、テレスコ式油圧ジャッキを伸縮動作させることで、カッタービットをボス部材から取り外すカッタービット交換装置が開示されている。
特許第5091077号公報
しかし、特許文献1に開示されたカッタービット交換装置では、カッタービットを交換する際に、ゲート機能付き交換治具に加えて、テレスコ式油圧ジャッキを別途取り付ける必要があるので、ボス部材とカッタースポークのボス部材に対向する壁部との間に、交換治具を設置する為の設置スペースと、テレスコ式油圧ジャッキを設置する為の設置スペースとを直列状に確保する必要がある。従って、カッタースポークが大型化してしまい、その上、カッタースポーク内の作業員の作業スペースが低減して交換作業性の悪化を生じるという問題がある。
本発明の目的は、シールド掘進機におけるカッターヘッドのカッタースポークの大型化を抑制しつつ、流体圧シリンダの小型化を図り、カッターホルダーの交換作業性を改善可能なローラーカッター交換装置及びその交換方法を提供すること、等である。
請求項1のローラーカッター交換装置は、カッターヘッドに装備されたカッタースポークと、前記カッタースポークに固定された保持部材と、前記保持部材の保持孔に着脱可能に装着されたカッターホルダーと、前記カッターホルダーに取り付けられたローラーカッターとを有するシールド掘進機における前記カッターホルダーをローラーカッターと共に交換するローラーカッター交換装置において、前記カッターホルダーを前記保持孔から後方へ引き出す引出し機構と、この引出し機構に着脱可能に装備されるゲート機構とを備え、前記引出し機構は、前記保持孔と同形の案内孔を有し且つ前記保持部材の後端部に同心状に着脱可能に固定される本体ケースと、この本体ケースの後端の下部に着脱可能に固定されてカッターホルダー及びローラーカッターを載置可能に後方へ所定長さ張出す上方開放状の案内支持部材と、前記保持部材の外側に前記案内孔の軸心と平行に配設され且つ前端部が前記カッタースポークの前端部に連結される複数の流体圧シリンダからなる移動駆動機構と、前記本体ケースの後端側において前記案内孔の軸心と直交状に配設されて前記複数の流体圧シリンダの後端部に架着された出力部材と、前記カッターホルダーの後端部と前記出力部材とを着脱可能に連結する第1連結部材とを備え、前記ゲート機構は、前記本体ケースに固定された案内ケースに装備されて前記案内孔を開閉可能なゲート部材と、このゲート部材を開位置と閉位置とに亙って開閉駆動可能な開閉駆動手段とを備えたことを特徴としている。
請求項2のローラーカッター交換方法は、カッターヘッドに装備されたカッタースポークと、前記カッタースポークに固定された保持部材と、前記保持部材の保持孔に着脱可能に装着され且つローラーカッターが装着されたカッターホルダーとを備えたシールド掘進機の前記カッターホルダーをローラーカッターと共に交換するローラーカッター交換方法において、請求項1ニ記載のローラーカッター交換装置を予め設け、前記保持部材の後端に前記本体ケースを取り付けることで前記保持孔の後端と前記案内孔とを連通させる本体ケース連結工程と、前記複数の流体圧シリンダの前端部を前記カッタースポークの前端部に連結すると共に、前記保持孔に保持された使用済のカッターホルダーの後端部を第1連結部材を介して前記出力部材に連結すると共に、本体ケースの後端に案内支持部材を着脱可能に取付けるカッターホルダー連結工程とを備えたことを特徴としている。
請求項3のローラーカッター交換方法は、請求項2の発明において、前記本体ケース連結工程とカッターホルダー連結工程の後で前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔に牽引する第1牽引工程と、前記第1牽引工程の後で、前記第1連結部材をこの第1連結部材よりも短い第2連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔の後方の前記案内支持部材の上に牽引する第2牽引工程と、前記第2牽引工程の後で、前記使用済のカッターホルダーと未使用のカッターホルダーを交換するカッターホルダー交換工程と、前記カッターホルダー交換工程の後で、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記案内孔に押し出す第1押出し工程と、前記第1押出し工程の後で、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記保持孔に押し出す第2押出し工程とを備えたことを特徴としている。
請求項4のローラーカッター交換方法は、請求項3の発明において、前記第2牽引工程は、前記第1連結部材を前記第2連結部材に交換する際に、使用済のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含み、前記第2押出し工程は、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換する際に、未使用のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含むことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、前記のように構成したので、カッターホルダーを交換する際に、保持部材の後端に本体ケースを取り付けると、保持孔とこの保持孔と同形の案内孔とが連通状態になるため、カッターホルダーを案内孔へ移動可能になる。複数の流体圧シリンダの後端部に出力部材を連結し、カッターホルダーの後端部を第1連結部材により出力部材に連結してから、移動駆動機構の複数の流体圧シリンダに流体圧を供給して、複数の流体圧シリンダのピストン部材を進出させることで、出力部材と第1連結部材を介してカッターホルダーを保持孔から引き出して案内孔へ移動させ、開閉駆動手段でゲート機構のゲート部材を閉位置に切換えて案内孔からの泥水の侵入を防止してから、複数の流体圧シリンダでカッターホルダーを更に後方の案内支持部材上へ移動させてカッターホルダーを取り出すことができる。尚、未使用のカッターホルダーは、上記の逆の手順で保持孔へ取り付けることができる。
しかも、保持部材の外側でカッタースポークの前端部に流体圧シリンダの前端部を連結するため、前記保持部材と本体ケース31の外側空間を有効利用して複数の流体圧シリンダを配設できる。そのため、カッターホルダーの後端部とカッタースポークのうちの保持部材に対向する後側壁部との間にジャッキを取り付ける空間を取る必要がなくなり、ローラーカッター交換装置の設置スペースを省スペース化することができ、カッタースポークの大型化を抑制しつつ、カッターホルダー21の交換作業性が向上する。
本体ケースの後端に後方へ所定長さ張り出す案内支持部材を着脱可能に固定し、この案内支持部材上にカッターホルダー21を移動させて交換作業を行なうことができるため、使用済みのローラーカッター付カッターホルダー21をチェーンブロック等により上方へ取り除いたり、未使用のローラーカッター付カッターホルダー21を上方からチェーンブロック等により案内支持部材上に搬入したりすることができる。
請求項2の発明によれば、前記のように構成したため、本体ケース連結工程とカッターホルダー連結工程により、前記保持部材の後端に本体ケースを固定して前記保持孔と前記案内孔とを連通状態にし、前記複数の流体圧シリンダの前端部を前記カッタースポークの前端部に連結すると共に、前記保持孔に保持された使用済のカッターホルダーの後端部を第1連結部材を介して前記出力部材に連結すると共に本体ケースの後端に案内支持部材を着脱可能に取付け、複数の流体圧シリンダを作動させてカッターホルダーを後方へ牽引して保持孔から案内孔内へ引き出すことができる。
請求項3の発明によれば、第1牽引工程により、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔に牽引でき、次に第2牽引工程により前記第1連結部材をこの第1連結部材よりも短い第2連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔の後方の前記案内支持部材の上牽引することができる。複数回の牽引動作でカッターホルダーを後方へ牽引するため、流体圧シリンダのストロークを短くし、流体圧シリンダの小型化を図ることができる。
次に、カッターホルダー交換工程により、前記使用済のカッターホルダーと未使用のカッターホルダーを交換することができ、次に第1押出し工程により、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記案内孔に押し出すことができ、次に第2押出し工程により、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記保持孔に押し出すことができる。
請求項4の発明によれば、前記第2牽引工程は、前記第1連結部材を前記第2連結部材に交換する際に、使用済のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含み、前記第2押出し工程は、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換する際に、未使用のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含むことを特徴としている。
本発明の実施例に係るシールド掘進機の正面図である。 シールド掘進機の前端側所定部分の縦断面図である。 ローラーカッター、カッターホルダー、保持部材及びローラーカッター交換装置の周回方向から視た断面図である。 ローラーカッター、カッターホルダー、保持部材及びローラーカッター交換装置の径方向から視た断面図である。 ローラーカッター交換装置の後方からの背面図である。 本体ケースとゲート機構を取り外した状態のローラーカッター交換装置の後方からの背面図である。 (a)は固定フランジを取り外した状態における周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。 (a)はカッターホルダーをローラーカッターと共に所定ストローク後方へスライドさせた状態における周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。 (a)は図11に第2牽引部材を取り付けた状態における周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。 (a)はカッターホルダーをローラーカッターと共に所定ストローク後方へスライドさせた状態における周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。 (a)はカッターホルダーをローラーカッターと共に更に所定ストローク後方へスライドさせた状態の周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。 (a)はカッターホルダーに吊下げ治具を取り付けた状態における周回方向から視た断面図、(b)は径方向から視た断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について実施例に基づいて説明する。
図1は、本実施例に係るシールド掘進機1の前端側の正面図であり、図2は、本実施例に係るシールド掘進機1の前端側の所定部分の縦断面図である。以下の説明において、トンネル掘進方向を前方とし、カッタースポーク11の放射方向を径方向とし、カッターヘッド2の回転方向を周回方向として説明する。
先ずは、シールド掘進機1の全体構造について簡単に説明する。
図1、図2に示すように、シールド掘進機1は、前端のカッターヘッド2と、前胴4と後胴を含む胴部材3、カッターヘッド2の後側に形成されたカッターチャンバー6と、カッターチャンバー6の後端を仕切る隔壁を含む隔壁構造7と、複数のカッター駆動モータ8aを含むカッター駆動機構8と、複数のシールドジャッキ9と、セグメントを取り付けるエレクタ(図示略)と、掘削土砂・礫・岩塊片類を排出する排土手段又は排泥手段(図示略)等を備えている。
図1,図2に示すように、カッターヘッド2は、放射方向に延びる複数(例えば8本)のカッタースポーク11と、これらカッタースポーク11の外周側端部が固定される外周フレーム12と、カッターヘッド2の中心部分及び複数のカッタースポーク11に夫々装備された前方向きの複数のローラーカッター13や複数のカッタースポーク11の外周端部分に前方且つ外向きの傾斜状に夫々装備された複数のローラーカッター13と、複数(例えば8枚)の縦長の五角形状の面板14等を備えている。
カッターヘッド2の後側にカッターチャンバー6が形成されている。カッタースポーク11と面板14との間には、カッターチャンバー6に連なる土砂導入用の隙間15が形成されている。複数のカッタースポーク11の後端部は連結部材16を介してカッタードラム17に固定されている。カッタースポーク11の後端部には、複数の撹拌棒18が設けられている。
カッターチャンバー6の後端は隔壁構造7で仕切られている。隔壁構造7は、中心側部分の円板部材7aと、外周側部分の環状板部材7bと、円板部材7a及び環状板部材7bの後面側の機器取付用フレーム7c等を有している。機器取付用フレーム7cは、前胴4と円板部材7aと環状板部材7bとに固着されている。カッタードラム17が円板部材7aと環状板部材7bとの間にシール部材やベアリング等を介して回転自在に装着されている。
カッター駆動機構8に関して、カッタードラム17に内歯リングギヤ17aが固定され、複数のカッター駆動モータ8aの出力軸に固定されたピニオンギヤ8bが内歯リングギヤ17aに噛合され、内歯リングギヤ17aは旋回ベアリングを介して機器取付用フレーム7cに支持されている。こうして、複数のカッター駆動モータ8aにより内歯リングギヤ17aを介してカッタードラム17とカッターヘッド2が回転駆動される。
円板部材7aの中心部分には、ロータリージョイント19が装備されている。ローラーカッター13を交換する際は、このロータリージョイント19の内部を介して、カッタースポーク11の閉断面内と機内(胴部材3内の隔壁構造7よりも後方の空間)との間を、作業者が出入りしたり、ローラーカッター13等の機材を搬出入することができる。
次に、図3〜図6に基づいてカッターホルダー21の取り付け構造について説明する。
図3,図4に示すように、カッタースポーク11には、複数のローラーカッター13を夫々カッターヘッド2の後側から着脱可能に取り付ける為の複数のカッターホルダー21が装着されている。複数のカッターホルダー21は、複数のローラーカッター13を回転可能に支持する為のものであり、基本的に同じ構造を有する。
カッタースポーク11は、断面円形状の閉断面からなり、カッタースポーク11のうち各カッターホルダー21を装着する前端部分(シールド掘進機1の進行側部分)には、カッタースポーク11の一部である保持部材22が一体的に固定され、この保持部材22の円筒状の保持孔22aに、ローラーカッター13が装着されたカッターホルダー21が着脱可能に装着されている。尚、複数のローラーカッター13がローラ軸を径方向に向けて取り付けられている。
カッタースポーク11の前端部分において、円筒状の保持部材22が、カッタースポーク11の前端部分に溶接固定されている。この保持部材22は、断面円形状の保持孔22aであって前後方向向きの軸心を有する保持孔22aと、後部の周方向に間隔をあけて形成され且つ第1抜止めボルト58が装着される複数の第1ボルト孔22bと、後端面に周方向等間隔に形成され且つ閉塞板23を固定する固定ボルト用の複数のボルト孔22cと、後端部から外側に突出し且つ周方向に間欠的に形成された複数のフランジ部22dと、後端部の内周側に形成された環状凹部22e等を備えている。
複数のフランジ部22dは、保持孔22aの軸心を挟んで上下に対向するように形成された円弧形状の上下1対のフランジ部22fと、保持孔22aの軸心を挟んで左右に対向するように形成された円弧形状の左右2組のフランジ部22gとからなる。
カッターホルダー21は、ローラーカッター13のカッター本体13aが装着される前方開放状の装着凹部21aと、この装着凹部21aの両側に形成され且つローラーカッター13の1対の角軸13bと1対の固定部材13cとが嵌合される1対の嵌合凹部21bと、後端面の外周近傍部に形成され且つ閉塞板23を固定する固定ボルト23c用の複数のボルト孔21cと、後端面の中心部分に形成され且つ第1,第2連結部材34,35の1つが締結される引出し用ボルト孔21dと、後部の周方向に形成され且つ第1,第2抜止め用ボルト58,59の先端部が係合される環状溝21f等を備えている。カッターホルダー21の外周部の前部と後部にはリング状の複数のシール部材が装着されている。
図3,図5に示すように、閉塞板23は、保持部材22の後端面とカッターホルダー21の後端面を塞ぐものであり、保持部材22の複数のボルト孔22cに対応する複数の貫通孔23a及びカッターホルダー21の複数のボルト孔21cに対応する複数の貫通孔23bが形成され、カッターホルダー21が保持部材22に装着されているとき、これら複数の貫通孔23a,23bを介して複数のボルト23cが閉塞板23の後方から締結されている。
次に、本発明のローラーカッター交換装置25について説明する。
図3〜図6に示すように、ローラーカッター交換装置25は、ローラーカッター13の交換時にカッタースポーク11と保持部材22とカッターホルダー21に取り付けて、カッターホルダー21をローラーカッター13と共に交換する為の装置であり、カッターホルダー21を保持部材22の保持孔22aから引き出す引出し機構26と、この引出し機構26に着脱可能に装備されるゲート機構27及び案内支持部材28と、この案内支持部材28に着脱可能に装着されるストッパー29等を備えている。
次に、引出し機構26について説明する。
引出し機構26は、保持部材22の後端部に同心状に着脱可能に固定される本体ケース31と、カッターホルダー21を本体ケース31の内部に引出す為の複数(例えば4本)の油圧シリンダ32からなる移動駆動機構32Aと、これらの複数の油圧シリンダ32とカッターホルダー21との間に装着される出力部材33、第1連結部材34及び第1連結部材34よりも短い第2連結部材35等を備えている。
次に、本体ケース31について説明する。
本体ケース31は、保持部材22の後端面に前端面が当接する環状の第1本体部材36と、本体ケース31の中央部分を構成する矩形枠状の第2本体部材37と、本体ケース31の後部に配置される環状の第3本体部材38とから構成されている。第1,第2本体部材36,37は溶接により固着され、第2,第3本体部材37,38も溶接により固着されている。
第1本体部材36の前端部の外周部には、保持部材22に本体ケース31を固定する為のフランジ部36aが形成され、第3本体部材38の後端部の外周部には、案内支持部材28を固定する為のフランジ部38aが形成されている。固定ボルト39は、保持部材22のフランジ部22dを貫通して、第1本体部材36のフランジ部36aに締結される。第1本体部材36の前端部の内周側には、本体ケース31を保持部材22に固定する際に、保持部材22の環状凹部22eに嵌合可能な環状凸部36bが形成されている。
さらに、本体ケース31は、第1〜第3本体部材36〜38の内側に形成され且つ保持孔22aと同形(同径且つ同心状)の案内孔41と、この案内孔41の途中部であって第2本体部材37の内側に形成されたU形の溝部42等を備えている。案内孔41は、カッターホルダー21の前後方向の長さと略同じ長さに設定されている。第3本体部材38には、第2抜止めボルト59が装着される複数の第2ボルト孔38bが周方向に間隔をあけて形成されている。
次に、複数の油圧シリンダ32について説明する。
複数の油圧シリンダ32は、保持部材22と本体ケース31の外側において保持部材22の複数のフランジ部22dと干渉しないように断面正方形の直方体の稜線に対応する部分に前後方向向きに配置されている。各油圧シリンダ32は、複動型の油圧シリンダにより構成され、シリンダ本体44と、このシリンダ本体44に装備されたピストン部材45等を有している。各ピストン部材45は、シリンダ本体44に軸心方向に進退可能に装備されたピストン部及びピストンロッド45aと、このピストンロッド45aの先端部に設けられた連結部45bを有している。
各シリンダ本体44の内部は、ピストンロッド45aを進出駆動する為の進出用油室と、ピストンロッド45a退入駆動する為の退入用油室とに区画され、各シリンダ本体44の外周部には、進出用油室に連なる進出用油圧ポート46a及び退入用油室に連なる退入用油圧ポート46bが設けられている。各油圧ポート46a,46bには、図示略の油圧供給源側から延びる油圧ホースが夫々接続されている。
カッタースポーク11の前端部分の内側であって複数の油圧シリンダ32の対応する部分には、複数(例えば4つ)の連結片47が設けられ、油圧シリンダ32のシリンダ本体44の前端の連結部44aが、連結片47にピン部材を介して回動可能に連結され、油圧シリンダ32のピストン部材45の後端の連結部45bが、出力部材33に連結されている。
次に、出力部材33について説明する。
出力部材33は、本体ケース31の後端側において案内孔41の軸心と直交状に配設されて複数の油圧シリンダ32の後端部に架着されている。出力部材33は、周回方向に夫々延び且つ周回方向に隣接する油圧シリンダ32の連結部45bに夫々連結される1対の連結棒51と、この1対の連結棒51の中央部同士を接続する径方向に延びる接続棒52とから正面視(背面視)にてH字形状に構成されている。出力部材33の接続棒52の中心部分には、第1連結部材34又は第2連結部材35の後端部が連結される。
次に、第1,第2連結部材34,35について説明する。
第1連結部材34は、カッターホルダー21の後端部と出力部材33の中心部分とを着脱可能に連結する棒状部材であり、ピストンロッド45aの最大ストロークと略同じ長さ(例えば550mm)に設定されている。カッターホルダー21の交換途中に第1連結部材34と取り換えられる第2連結部材35であって第1連結部材34より短い第2連結部材35は、カッターホルダー21の後端部と出力部材33の中心部分とを最短の距離で着脱可能に連結する部材であり、第1連結部材34の1/24〜1/20程度の長さ(例えば25mm)に設定されている(図9参照)。
次に、ゲート機構27について説明する。
ゲート機構27は、本体ケース31の案内孔41を開く開位置と閉じる閉位置とに亙って手動で切換え可能なものであり、案内ケース53と、この案内ケース53に装備されて本体ケース31の案内孔41を開閉可能なゲート部材54と、このゲート部材54を開位置と閉位置とに亙って開閉駆動可能な開閉駆動手段55とを備えている。
案内ケース53は、本体ケース31の第2本体部材37の一端部(径方向の端部)に固定されている。案内ケース53は、第1案内部材53aと、この第1案内部材53aと協働してゲート部材54及び開閉駆動手段55とを収容する空間を形成する第2案内部材53bと、この第2案内部材53bに設けられゲート部材54の移動を目視可能な確認用窓部53c等を備えている。
開閉駆動手段55は、カッタースポーク11の径方向に延び、第2本体部材37に一端部が回転可能に支持され且つ他端部が第2案内部材53bに支持されると共に外周表面にねじ山を有するボールねじ部材55aと、このボールねじ部材55aのねじ山に螺合すると共にボールねじ部材55aの回転によりボールねじ部材55a上を移動可能な移動体55bと、ボールねじ部材55aの他端部に形成されると共に案内ケース53から外部に突出する工具係合部55c等を備えている。移動体55bは、ゲート部材54の本体ケース31とは反対側端部に一体的に設けられた係合部に連結され、ゲート部材54を開閉させるとき、回転工具等で工具係合部55cを回転させることで移動体55bを移動させ、ゲート部材54を開位置と閉位置とに亙って移動駆動する。
ゲート部材54が案内孔41を開閉する際には、本体ケース31に形成された溝部42に沿って移動する。この溝部42の近傍部位には、ゲート部材54の前後両側において案内孔41に泥水が侵入しないようにシールする1対の第2ゲートシール部材が装着されている。
次に、案内支持部材28及びストッパー29について説明する。
案内支持部材28は、本体ケース31の下部の後端部から後方へ延び、本体ケース31から引出されたカッターホルダー21を支持すると共に受止め可能なものであり、1/4円程度の断面円弧形状に構成され、本体ケース31の後端部に着脱可能に設けられている。
案内支持部材28は、ローラーカッター13を装着した状態のカッターホルダー21の前後幅と略同じ長さに設定されている。案内支持部材28の前端部には、フランジ部28aが設けられている。固定ボルト57は、案内支持部材28のフランジ部28aを貫通して、第3本体部材38のフランジ部38aに締結固定される。
ストッパー29は、ローラーカッター13及びカッターホルダー21をゲート部材54よりも後側へ引出した状態でカッターホルダー21の後端を係止して後方への移動を規制するものであり、案内支持部材28の上面に沿うように湾曲状に構成され、案内支持部材28の上端部にボルト等により着脱可能に設けられている。
次に、ローラーカッター13を交換する方法について、図7〜図11に基づいて説明する。先ず、図7(a)の上半部に示すように、カッタースポーク11に形成された保持部材22にカッターホルダー21が装着され、カッターホルダー21の後方への移動を禁止する為に、保持部材22とカッターホルダー21の後端部に複数のボルト23cにより閉塞板23が固定されている。
カッターホルダー21を交換する場合、最初に、本体ケース連結工程において、図7(a)の下半部と図7(b)に示すように、複数の第1抜止めボルト58を第1ボルト孔22bを貫通させ、その先端部をカッターホルダー21の環状溝21eに係合させてカッターホルダー21の後方移動を禁止した状態で、複数のボルト23cを取り外すことで閉塞板23を取り外す。
次に、図8に示すように、閉塞板23を取り外してから保持部材22にローラーカッター交換装置25を装着する。即ち、固定ボルト39を、保持部材22のフランジ部22dを貫通して、第1本体部材36のフランジ部36aに締結固定することで、保持部材22の後端部に本体ケース31を固定し、保持孔22aの後端と案内孔41とを連通させる。
次に、カッターホルダー連結工程において、複数の油圧シリンダ32のシリンダ本体44の連結部44aを連結片47に夫々連結し、ピストン部材45の連結部45bを出力部材33に夫々連結し、カッターホルダー21の後端部と出力部材33とを第1連結部材34を介して連結することで、保持部材22に対して本体ケース31に加えて複数の油圧シリンダ32と出力部材33と第1連結部材34とを装着する。
また、図8(b)に示すように、固定ボルト57を、案内支持部材28のフランジ部28aを貫通して、第3本体部材38のフランジ部38aに締結固定することで、本体ケース31の後端部に案内支持部材28を装着する。
次に、第1牽引工程において、図8に示すように、第1抜止めボルト58によるカッターホルダー21の後方移動禁止状態を解除し、複数の油圧シリンダ32の進出側油室に油圧を供給し、ピストンロッド45aを最大限進出した状態になるまで進出駆動し、カッターホルダー21を後方へ第1の所定ストローク(例えば525mm)移動駆動して案内孔41内に停止させる。
次に、第2牽引工程において、図8に示すように、カッターホルダー21を後方へ第1の所定ストローク移動後に、複数の第2抜止めボルト59を第2ボルト孔38bを貫通させ、これら第2抜止めボルト59の先端部を環状溝21eに係合させることで、カッターホルダー21を本体ケース31に固定してカッターホルダー21の後方移動を禁止した状態にし、第1連結部材34を取り外す。
次に、図9に示すように、複数の油圧シリンダ32のピストンロッド45aを退入駆動してから、第1連結部材34に代えて第1連結部材34よりも短い第2連結部材35を装着し、この第2連結部材35でもってカッターホルダー21の後端部を出力部材33に連結する。
次に、第2抜止めボルト59によるカッターホルダー21の後方移動禁止状態を解除し、第2連結部材35を介して、複数の油圧シリンダ32でカッターホルダー21を後方へ第2の所定ストローク(例えば270mm)移動し、カッターホルダー21の後端をストッパー29に係止して後方への移動を規制した状態で、ゲート機構27の開閉駆動手段55を操作して、ゲート部材54を閉位置に切換えることで、保持孔22a及び案内孔41を閉鎖状態にする(図10参照)。
次に、ゲート部材54を閉位置に切換えた状態で、案内支持部材28からストッパー29を取り外し、次に、図11に示すように、カッターホルダー21を複数の油圧シリンダ32で案内支持部材28上を後方へ、カッターホルダー21の後端が案内支持部材28の後端に一致するまで第3の所定ストローク(例えば255mm)移動させる。
次に、カッターホルダー交換工程において、図12に示すように、複数の油圧シリンダ32とカッターホルダー21の後端部とを連結する第2連結部材35と出力部材33を取り外し、次に、チェーンブロックと吊下げ治具によって使用済のローラーカッター13付きのカッターホルダー21を上方へ取り除き、次に、未使用のローラーカッター13を装着したカッターホルダー21をチェーンブロックと吊下げ治具によって案内支持部材28上に搬入する。こうして、使用済のカッターホルダー21と未使用のカッターホルダー21とを交換する。
以下、上記の手順とは逆の手順によって保持部材22に未使用のカッターホルダー21を取り付けることができる。即ち、第1押出し工程において、図11に示すように、カッターホルダー21と出力部材33とを第2連結部材35を介して連結し、複数の油圧シリンダ32を作動させて図10の状態を経て図9の状態になるまで、カッターホルダー21を前方へ押し出す。
次に、第2押出し工程において、第2連結部材35に代えて第1連結部材34を装着する。このとき、図9に示すように、第2抜け止めボルト59を環状溝21eに係合させることでカッターホルダー21を本体ケース31固定した状態で第1,第2連結部材34,35を交換する。次に、複数の油圧シリンダ32を作動させて、カッターホルダー21を前方へ移動させて保持孔22a内に装着する。その後、カッターホルダー交換装置25を取り外して閉塞板23を固定すると、カッターホルダー21の交換作業が終了する。
次に、上記のローラーカッター交換装置25の効果について説明する。
カッターホルダー21の交換の際、保持部材22の後端に本体ケース21を取り付けると、保持孔22aとこの保持孔22aと同形の案内孔41とが連通状態になるため、カッターホルダー21を案内孔41へ移動可能になる。複数の油圧シリンダ32の後端部に出力部材33を連結し、カッターホルダー21の後端部を第1連結部材34により出力部材33に連結してから、移動駆動機構32Aの複数の油圧シリンダ32に油圧を供給して、複数の油圧シリンダ32のピストン部材45を進出させることで、出力部材33と第1連結部材34を介してカッターホルダー21を保持孔22aから引き出して案内孔41へ移動させ、開閉駆動手段55でゲート機構27のゲート部材54を閉位置に切換えて案内孔41からの泥水の侵入を防止してから、複数の油圧シリンダ32でカッターホルダー21を更に後方移動させてカッターホルダー21を取り出すことができる。尚、新規のカッターホルダー21は、上記の逆の手順で保持孔へ取り付けることができる。
しかも、保持部材22の外側でカッタースポーク11の前端部に油圧シリンダ32の前端部を連結するため、保持部材22と本体ケース31の外側空間を有効利用して複数の油圧シリンダ32を配設できる。そのため、カッターホルダー21の後端部とカッタースポーク11のうちの保持部材22に対向する後側壁部との間に油圧シリンダ32を取り付ける空間を取る必要がなくなり、ローラーカッター交換装置25の設置スペースを省スペース化することができ、カッタースポーク11の大型化を抑制しつつ、カッターホルダー21の交換作業性が向上する。
第1抜止めボルト58をカッターホルダー21に形成した環状溝21eに係合させてカッターホルダー21の後方移動を禁止した状態で、保持部材22の後端に着脱可能に固定された閉塞板23を取り外すので、第1抜止めボルト58を介してカッターホルダー21に作用する土水圧荷重を確実に支持することができる。
カッターホルダー21を後方へ所定ストローク移動させ本体ケース31側に移動させてから、第2抜止めボルト59の先端部を環状溝21eに係合させることで、カッターホルダー21の後方移動を禁止し、カッターホルダー21に作用する土水圧荷重を支持した状態で、第1連結部材34を第2連結部材35に交換することができる。
次に、ローラーカッター交換方法の効果について説明する。
本体ケース連結工程とカッターホルダー連結工程により、前記保持部材22の後端に本体ケース31を固定して保持孔22aと案内孔41とを連通状態にし、複数の油圧シリンダ32の前端部をカッタースポーク11の前端部に連結すると共に、保持孔22aに保持された使用済のカッターホルダー21の後端部を第1連結部材34を介して出力部材33に連結し、複数の油圧シリンダ32を作動させてカッターホルダー21を後方へ牽引して保持孔22aから案内孔41内へ引き出すことができる。
第1牽引工程により、複数の油圧シリンダ32を作動させて使用済のカッターホルダー21を案内孔41に牽引でき、次に第2牽引工程により第1連結部材34をこの第1連結部材34よりも短い第2連結部材35に交換し、複数の油圧シリンダ32を作動させて使用済のカッターホルダー21を案内孔41の後方に牽引することができる。
また、カッターホルダー交換工程により、使用済のカッターホルダー21と未使用のカッターホルダー21を交換することができ、次に第1押出し工程により、複数の油圧シリンダ32を作動させて未使用のカッターホルダー21を案内孔41に押し出すことができ、次に第2押出し工程により、第2連結部材35を第1連結部材34に交換し、複数の油圧シリンダ32を作動させて未使用のカッターホルダー21を保持孔22aに押し出すことができる。
しかも、前記のように、第1連結部材34を介して油圧シリンダ32でカッターホルダー21を後方へ牽引し、その後、第1連結部材34をこれよりも短い第2連結部材35に交換してから油圧シリンダ32でカッターホルダー21を後方へ牽引し、複数回の牽引動作でカッターホルダーを後方へ牽引するため、油圧シリンダ32のストロークが短くなり、油圧シリンダ32の小型化と省スペース化を図ることができる。
次に、前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
[1]前記実施例において、本体ケース31は第1〜第3本体部材36〜38の3部材で構成したが、1つの一端部材で構成してもよい。
[2]油圧シリンダ32の設置数、第1,第2牽引部材34,35の長さ、カッターホルダー21を引き出すストローク等は、一例に過ぎず、適宜変更可能である。油圧シリンダ 32はピストンロッド45aの先端部をカッタースポーク11の前端部に連結するように前記実施例の油圧シリンダ32とは前後を逆にして設置してもよい。尚、油圧シリンダ32の代わりに、油圧シリンダ以外の流体圧シリンダを採用してもよい。
[3]その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態で実施可能で、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
1 シールド掘進機
2 カッターヘッド
11 カッタースポーク
13 ローラーカッター
21 カッターホルダー
21d 引出し用ボルト孔
21e 環状溝
22 保持部材
22a 保持孔
22b 第1ボルト孔
23 閉塞板
25 ローラーカッター交換装置
26 引出し機構
27 ゲート機構
28 案内支持部材
29 ストッパー
31 本体ケース
32A 移動駆動機構
32 油圧シリンダ
33 出力部材
34 第1連結部材
35 第2連結部材
38b 第2ボルト孔
41 案内孔
53 案内ケース
54 ゲート部材
55 開閉駆動手段
58 第1抜止めボルト
59 第2抜止めボルト

Claims (4)

  1. カッターヘッドに装備されたカッタースポークと、前記カッタースポークに固定された保持部材と、前記保持部材の保持孔に着脱可能に装着されたカッターホルダーと、前記カッターホルダーに取り付けられたローラーカッターとを有するシールド掘進機における前記カッターホルダーをローラーカッターと共に交換するローラーカッター交換装置において、
    前記カッターホルダーを前記保持孔から後方へ引き出す引出し機構と、この引出し機構に着脱可能に装備されるゲート機構とを備え、
    前記引出し機構は、前記保持孔と同形の案内孔を有し且つ前記保持部材の後端部に同心状に着脱可能に固定される本体ケースと、この本体ケースの後端の下部に着脱可能に固定されてカッターホルダー及びローラーカッターを載置可能に後方へ所定長さ張出す上方開放状の案内支持部材と、前記保持部材の外側に前記案内孔の軸心と平行に配設され且つ前端部が前記カッタースポークの前端部に連結される複数の流体圧シリンダからなる移動駆動機構と、前記本体ケースの後端側において前記案内孔の軸心と直交状に配設されて前記複数の流体圧シリンダの後端部に架着された出力部材と、前記カッターホルダーの後端部と前記出力部材とを着脱可能に連結する第1連結部材とを備え、
    前記ゲート機構は、前記本体ケースに固定された案内ケースに装備されて前記案内孔を開閉可能なゲート部材と、このゲート部材を開位置と閉位置とに亙って開閉駆動可能な開閉駆動手段とを備えたことを特徴とするローラーカッター交換装置。
  2. カッターヘッドに装備されたカッタースポークと、前記カッタースポークに固定された保持部材と、前記保持部材の保持孔に着脱可能に装着され且つローラーカッターが装着されたカッターホルダーとを備えたシールド掘進機の前記カッターホルダーをローラーカッターと共に交換するローラーカッター交換方法において、
    請求項1に記載のローラーカッター交換装置を予め設け、
    前記保持部材の後端に前記本体ケースを取り付けることで前記保持孔の後端と前記案内孔とを連通させる本体ケース連結工程と、
    前記複数の流体圧シリンダの前端部を前記カッタースポークの前端部に連結すると共に、前記保持孔に保持された使用済のカッターホルダーの後端部を第1連結部材を介して前記出力部材に連結すると共に、本体ケースの後端に案内支持部材を着脱可能に取付けるカッターホルダー連結工程とを備えたことを特徴とするローラーカッター交換方法。
  3. 前記本体ケース連結工程とカッターホルダー連結工程の後で前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔に牽引する第1牽引工程と、
    前記第1牽引工程の後で、前記第1連結部材をこの第1連結部材よりも短い第2連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記使用済のカッターホルダーを前記案内孔の後方の前記案内支持部材の上に牽引する第2牽引工程と、
    前記第2牽引工程の後で、前記使用済のカッターホルダーと未使用のカッターホルダーを交換するカッターホルダー交換工程と、
    前記カッターホルダー交換工程の後で、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記案内孔に押し出す第1押出し工程と、
    前記第1押出し工程の後で、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換し、前記複数の流体圧シリンダを作動させて前記未使用のカッターホルダーを前記保持孔に押し出す第2押出し工程とを備えたことを特徴とする請求項2に記載のローラーカッター交換方法。
  4. 前記第2牽引工程は、前記第1連結部材を前記第2連結部材に交換する際に、使用済のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含み、
    前記第2押出し工程は、前記第2連結部材を前記第1連結部材に交換する際に、
    未使用のカッターホルダーを前記本体ケースに固定する作業を含むことを特徴とする請求項3に記載のローラーカッター交換方法。
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