JP2006322203A - ディスクカッタ取付構造 - Google Patents

ディスクカッタ取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2006322203A
JP2006322203A JP2005145856A JP2005145856A JP2006322203A JP 2006322203 A JP2006322203 A JP 2006322203A JP 2005145856 A JP2005145856 A JP 2005145856A JP 2005145856 A JP2005145856 A JP 2005145856A JP 2006322203 A JP2006322203 A JP 2006322203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
holder
disk
disc
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005145856A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Muranishi
正紀 村西
Takashi Minami
敬 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP2005145856A priority Critical patent/JP2006322203A/ja
Publication of JP2006322203A publication Critical patent/JP2006322203A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】カッタヘッドへのディスクカッタの配置ピッチを狭くする。
【解決手段】ディスクカッタ14をカッタ支持軸14a周りに回転可能に支持するカッタホルダ24と、前記カッタホルダ24をホルダ支持軸25a,25b周りに回動可能に支持する支持ケーシング20とを備え、前記支持ケーシング20に対してカッタホルダ24を回動させることによりディスクカッタ14を掘削位置と交換位置との間で回動させるように構成されるものにおいて、カッタ支持軸14aの軸線とホルダ支持軸25a,25bの軸線とを直交させるように配置する。
【選択図】図3

Description

本発明は、シールド掘進機のカッタヘッドに取り付けられるディスクカッタを機内側から交換できるようにしたディスクカッタ取付構造に関するものである。
従来、岩盤や砂礫を掘削するシールド掘進機として、掘進機本体の前面に配されるカッタヘッドのカッタヘッドスポークもしくはカッタヘッド面板に複数のディスクカッタと複数のツールビットとを備えた形式のシールド掘進機が知られている。このようなシールド掘進機においては、ディスクカッタにより特に岩盤部、巨礫部の掘削が行われ、ツールビットにより岩ズリの取込みが行われる。なお、各ディスクカッタは、各ツールビットよりも前方(切羽側)に先行した位置に設けられており、これによって、岩盤部、巨礫部において確実にディスクカッタによる掘削が行われるようにされている。
ところで、岩盤層、巨礫層を掘進し、掘削距離が長かったりすると、カッタヘッドに設けられているディスクカッタが摩耗、損耗して、ディスクカッタを交換する必要が生じる場合がある。
従来、ディスクカッタを交換する際には、薬液注入、凍結等により地盤改良を行い、チャンバー内に水、土砂等が流入しない状態にしてから、作業者がチャンバー内に入り込んでディスクカッタを交換するという方法が採られている。しかし、この方法によれば、地盤改良を行ってからディスクカッタを交換するため、コスト高となり、また地盤が改良されるまでに相当の時間がかかるため、交換作業のための期間が長くなる等といった問題点がある。
このような問題点を解決するための先行技術として、特許文献1に開示されたものが知られている。この文献に開示された技術は、図8に示されるように、カッタヘッドスポーク50に、このカッタヘッドスポーク50の内部への水、土砂等の流入を防ぐディスクカッタ取付箱51を固着するとともに、このディスクカッタ取付箱51に、ディスクカッタ52を回転可能に支持するディスクカッタカバー53を設け、さらにディスクカッタ取付箱51の底部カバー51aをボルト54の着脱により開閉自在に構成し、ディスクカッタカバー53の枢支軸55を操作部55aにて回動操作することにより、掘削を行う掘削位置と、ディスクカッタカバー53にて止水する止水位置とに切り換え可能にし、止水位置に切り換えたときに、カッタヘッドスポーク50内部からディスクカッタ52を交換できるように構成したものである。
この特許文献1に開示された技術によれば、ディスクカッタ52が止水位置にあるときに、ディスクカッタカバー53にて切羽とカッタヘッドスポーク50の内部とが遮断されるので、地山の地盤改良を行わなくても、カッタヘッドスポーク50内からディスクカッタ52を容易に交換することができ、工期短縮を図ることができるという効果を奏する。
特開2002−276291号公報
しかしながら、前記従来のディスクカッタ取付構造においては、ディスクカッタ52の支持軸(回転軸)と、ディスクカッタカバー53の枢支軸(回転軸)55とが同一方向に配置されているために、カッタヘッドスポーク50上に複数のディスクカッタ52を並べて配置する際に、互いに隣接位置にあるディスクカッタカバー53の枢支軸55について、外方へ向けて突出する操作部55a同士が干渉しないようにする必要があり、さらには操作部55aをトルクレンチなどの工具で回転させるための空間も必要である。したがって、互いに隣接するディスクカッタ52同士を所定間隔を隔てて配置することが必要になる。このため、ディスクカッタの配置ピッチが粗くなって、岩盤もしくは巨礫の破砕性が劣ることになってしまう。
特に、ディスクカッタとして、その軸方向寸法が径方向寸法と同等もしくはそれ以上のものがあり、このようなディスクカッタを用いる場合に、上述したディスクカッタの配置ピッチの粗さが顕著になる。
本発明は、前述のような問題点に鑑みてなされたもので、掘削位置と止水位置との切り換えが容易に行えるようにしたものにおいて、カッタヘッドへのディスクカッタの配置ピッチを狭くして岩盤等の破砕効率を向上させることのできるディスクカッタ取付構造を提供することを目的とするものである。
前記目的を達成するために、本発明によるディスクカッタ取付構造は、
ディスクカッタをカッタ支持軸周りに回転可能に支持するカッタホルダと、前記カッタホルダをホルダ支持軸周りに回動可能に支持する支持ケーシングとを備え、前記支持ケーシングに対して前記カッタホルダを回動させることにより前記ディスクカッタを掘削位置と交換位置との間で回動させるように構成されるディスクカッタ取付構造において、
前記カッタ支持軸の軸線と前記ホルダ支持軸の軸線とを所要角度をもって配置することを特徴とするものである。
本発明において、前記所要角度は略90°とするのが好ましい。
この場合、前記カッタホルダは、カッタ支持軸に直交する向きに配される一対の略扇形状端壁と、前記一対の略扇形状端壁間に連設される部分円筒壁と備える形状とされているのが良い。
本発明によれば、ディスクカッタのカッタ支持軸の軸線とカッタホルダのホルダ支持軸の軸線とが所要角度をもって配置されているので、ディスクカッタの交換時にカッタホルダを回動させるためのカッタ支持軸の先端部が、隣接するホルダ支持軸の先端部と干渉するのを回避して、カッタホルダの配置ピッチ、言い換えればディスクカッタの配置ピッチを密にすることができる。この結果、岩盤もしくは巨礫の破砕効率を向上させることが可能となる。
ここで、カッタ支持軸の軸線とホルダ支持軸の軸線との配置角度を略90°にする(直交させる)ことで、カッタヘッドの回転に伴いディスクカッタが切羽面から押付け反力を受けて転動する際に、カッタホルダに作用する回転モーメントによる負荷をホルダ支持軸で受ける必要がなくなり、この負荷をカッタ支持軸の軸端部の面で受けることができる。したがって、ホルダ支持軸が損傷するのを防ぐことができるとともに、そのホルダ支持軸の径を必要以上に太くする必要がなくなる。
また、前記カッタホルダを、カッタ支持軸に直交する向きに配される一対の略扇形状端壁と、前記一対の略扇形状端壁間に連設される部分円筒壁と備える形状、言い換えれば全体として略円筒形状に形成すれば、これを球面形状に形成するものに比べて、前記カッタホルダに作用する回転モーメントによる負荷を更に広い面で受けることができる。また、そのカッタホルダの加工・製作が容易に行えるという利点もある。
次に、本発明によるディスクカッタ取付構造の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るシールド掘進機の正面図(a)およびそのA−A断面図(b)が示され、図2には、同シールド掘進機の要部縦断面図が示されている。
本実施形態のシールド掘進機1は、円筒状のシールド本体2の前部に大口径ベアリング3を介してカッタヘッド4が回転自在に支持され、このカッタヘッド4がカッタヘッド駆動用モータ5にて回転駆動されるように構成されている。前記カッタヘッド4とシールド本体2の隔壁6との間にはチャンバー7が画成され、このチャンバー7内に先端部が臨むように掘削土砂搬出用のスクリューコンベア8が配されている。また、シールド本体2内には、掘進推力を発生させるためのシールドジャッキ9および掘削されたトンネルの内面にセグメントを組み付けるためのセグメントエレクタ装置(図示せず)等が配されている。
図1に示されるように、前記カッタヘッド4は、その中心から半径方向に放射状に延びる複数本のカッタヘッドスポーク10を有している。このカッタヘッドスポーク10は、前面板10aと、両端部が傾斜面に形成された背面板10bと、右側面板10cと、左側面板10dとよりなる断面略六角筒形状で、内部空間が作業者11用の通路12とされ、機内側からバルクヘッドカバー6a(図2参照)を外してカッタヘッドスポーク10内の通路12内に作業者11が入ってその通路12内で後述するディスクカッタ14の交換作業が行えるようにされている。
前記各カッタヘッドスポーク10の前面板10aには多数個のディスクカッタ14が装着されており、またそのカッタヘッドスポーク10の右側面板10cおよび左側面板10dには、それぞれ多数個のツールビット15が取り付けられている。各ディスクカッタ14は、切羽を一様に掘削できるように所要の配置間隔でカッタヘッド4の径方向に並べて配置され、かつカッタヘッド4の回転に伴い転動される向きでカッタヘッドスポーク10の前面板10aから所定量突出するように設けられている。一方、各ツールビット15は、前記ディスクカッタ14よりも所定量後退した位置で、かつ前面板10aに対して所定量突出するように設けられている。こうして、各ディスクカッタ14により主として岩盤部の掘削が行われ、各ツールビット15により主として岩ズリの取込みが行われる。
図3には、本実施形態のディスクカッタ取付構造を示す正面図(a)およびそのB矢視図(b)が示されている。また、図4には、図3(b)の拡大断面図が示されている。
これらの図に示されているように、前記カッタヘッドスポーク10の前面板10aには、ディスクカッタ14を支持するための支持ケーシング20が固着されている。この支持ケーシング20は、前面側および背面側が開放された角筒状のケーシング本体21と、このケーシング本体21の背面側の開口部を覆うようにそのケーシング本体21にボルト22にて固着されるドーム型のカバー23とからなり、カッタヘッドスポーク10の通路12内への水および土砂等の流入を防ぐ構造にされるとともに、ボルト22の着脱によってカバー23を取り外して開閉可能な構造になっている。
前記支持ケーシング20内には、ディスクカッタ14を回転可能に支持するカッタホルダ24が配されている。このカッタホルダ24は、ディスクカッタ14の支持軸であるカッタ支持軸14aに直交する向きに配される一対の略扇形状端壁24a,24bと、この一対の略扇形状端壁24a,24b間に連設され、ディスクカッタ14の両側部および底部を覆う部分円筒壁24cとを備え、全体として円筒体の上部を切り落としたような形状(略円筒形状)とされている。そして、図4に示されるように、前記ケーシング本体21の一対の側壁21a,21bの内周面および前記カバー23の内周面は、前記部分円筒壁24cの外周面と略同じ曲率の円筒面に形成され、これによってカッタホルダ24が支持ケーシング21の内周面に沿って回動できる形状とされている。
また、前記カッタホルダ24には略扇形状端壁24a,24bにホルダ支持軸25a,25bが設けられる一方、前記ケーシング本体21の一対の端壁21c,21dには、各ホルダ支持軸25a,25bに係合する軸孔21e,21fが形成されている。さらに、各ホルダ支持軸25a,25bの端部には前記端壁21c,21dに対して突出するように操作部25c,25dが一体に設けられている。この操作部25c,25dは断面六角形状(四角形状であっても良い。)とされ、トルクレンチ等の工具を用いてその軸心周りに回動操作できるようにされている。こうして、操作部25c,25dが回動操作されることで、支持ケーシング20に対してカッタホルダ24を回動させることが可能となる。
前記カッタホルダ24の外周面と支持ケーシング20の内周面との間には全周に亘ってシール部材26が設けられ、両者間の隙間を密閉するようにされ、また、ケーシング本体21の軸孔21e,21fと各ホルダ支持軸25a,25bとの間にもシール部材27が設けられ、それら両者間の隙間を密閉するようにされている。なお、図4において、符号28にて示されるのは、ディスクカッタ14を用いた掘削によってそのディスクカッタ14とカッタホルダ24との間の空隙部に入り込んだ土砂等によってその空隙部が閉塞するのを防止するための水噴射ノズルである。
このような構成において、ディスクカッタ14を切羽に臨ませて掘削を行う掘削位置にあっては、支持ケーシング20とカッタホルダ24とが、そのカッタホルダ24の外側に配される回り止めプレート31を介してボルト29にて締結され、カッタホルダ24が掘削位置を保持するようにされる。また、ディスクカッタ14の交換に際しては、ボルト29を取り外すことにより、カッタホルダ24がフリー状態となり、ホルダ支持軸25a,25bを180°回動操作することで、部分円筒壁24cによって切羽とカッタヘッドスポーク10内とが遮断される止水位置にカッタホルダ24を回動させることができる。
次に、図5を参照しつつディスクカッタ14の交換手順等について説明する。
掘削作業時には、図5(a)に示されるように、ディスクカッタ14が切羽30に面する側(掘削位置)になるようにカッタホルダ24がボルト29にて支持ケーシング20に締結・固定される。この状態で、カッタヘッド駆動用モータ5によりカッタヘッド4を回転させることにより、ディスクカッタ14およびツールビット15により切羽が掘削される。また、シールド本体2はシールドジャッキ9をセグメントの端面に押し当てて伸長させることにより推進される。また、掘削された土砂等は、チャンバー7内に取り込まれ、このチャンバー7の下部からスクリューコンベア8により後方へ搬出される。
ディスクカッタ14の摩耗、損耗等によってそのディスクカッタ14を交換する必要が生じた場合には、一旦カッタヘッド4の回転を停止し、カッタヘッド4の面板と切羽30との間に所定の隙間を設ける。この後、作業者11が機内側からバルクヘッドカバー6aを外してカッタヘッドスポーク10内の通路12に入る。そして、支持ケーシング20とカッタホルダ24とを締結固定しているボルト29を取り外し、カッタホルダ24をフリー状態にする。次いで、操作部25c,25dにトルクレンチ等の工具を係合させて、図5(b)(c)に示されるようにカッタホルダ24をホルダ支持軸25a,25b周りに止水位置まで180°回動させる。なお、図5(b)に示される回動途中の状態では、切羽30側からカッタヘッドスポーク10内に水、土砂等が流入しようとするが、それら水、土砂等は支持ケーシング20のカバー23によって受け止められ、その流入が阻止される。また、図5(c)に示される止水位置においては、カッタホルダ24の部分円筒壁24cによってカッタヘッドスポーク10内が切羽30から遮断され、やはり水、土砂等の流入が阻止される。
続いて、止水位置にあるとき、図5(d)に示されるように、ボルト22を取り外してカバー23を取り外し、次いで、図5(e)に示されるように、ディスクカッタ14を取り外して新品のものと交換する。なお、ディスクカッタ14を交換した後は、上述とは逆の手順で元の状態に戻して掘削作業を再開する。
本実施形態のディスクカッタ取付構造によれば、ディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸線とカッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bの軸線とが互いに直交するように配置されているので、ディスクカッタ14の交換時にカッタホルダ24を回動させるための操作部25c,25dが、隣接するカッタホルダ24の操作部25c,25dと干渉するのを回避することができ、カッタホルダ24、言い換えれば隣接するディスクカッタ14同士を密に配置することができるという効果がある。そして、この結果、従来のものに比べて、岩盤もしくは巨礫の破砕効率を格段に向上させることができる。
このことを図6を用い、直径がDの刃を2つ備えるディスクカッタ14を3つ並べた場合を例にとってより詳細に説明する。本実施形態のディスクカッタ取付構造によれば、図6(a)(b)に示されるように、支持ケーシング20の幅(図で上下方向長さ)は1.4×Dで、長さ(図で左右方向長さ)は1.6×Dとなり、また操作部25c,25dの先端面間の長さは1.8×Dとなる。このディスクカッタ14を複数個、各カッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bの軸線を平行にして配置すると、図6(c)に示されるようになり、1.4×Dのピッチで配置することが可能となる。これに対して、特許文献1に示される従来例のように、ディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸線とカッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bの軸線とが同方向に設けられている取付構造の場合、図6(d)に示されるように、その配置ピッチは1.8×Dとなる。この結果、本実施形態のディスクカッタ取付構造の方が寸法上有利であることがわかる。
また、本実施形態のディスクカッタ取付構造によれば、上述のように、ディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸線とカッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bの軸線とが互いに直交するように配置されているので、カッタヘッド4の回転に伴いディスクカッタ14が切羽30から押付け反力を受けて転動する際に、カッタホルダ24に作用する回転モーメントによる負荷をそのカッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bで受ける必要がなくなり、この負荷をディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸端部の面で受けることができる。
図7には、本発明の他の実施形態に係るディスクカッタ取付構造および配置ピッチ説明図が示されている。
本実施形態においては、図7(a)(b)(c)に示されるように、カッタホルダ24Aおよび支持ケーシング20Aを半球面形状に形成するとともに、カッタホルダ24Aのホルダ支持軸25a',25b'の軸線の方向をディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸線に対して45°傾斜させて配置したものである。このような配置にすることで、前記実施形態と同様、隣接するカッタホルダ24Aの操作部25c',25d'同士が干渉するのを回避することができ、ディスクカッタ14を密に配置することが可能となる。勿論、本実施形態においても、ディスクカッタ14Aのカッタ支持軸14aの軸線とカッタホルダ24Aのホルダ支持軸25a',25b'の軸線とを互いに直交するように配置しても、あるいは45°以外の傾斜角度で配置しても同様の効果が得られるのは言うまでもない。
本実施形態のディスクカッタ取付構造によれば、複数個のディスクカッタ14を隣接配置したとき、図7(c)に示されるように、各ディスクカッタ14を1.6×Dのピッチで配置することが可能となる。これに対して、ディスクカッタ14のカッタ支持軸14aの軸線とカッタホルダ24Aのホルダ支持軸25a',25b'の軸線とが同方向に設けられている取付構造の場合、図7(d)に示されるように、その配置ピッチは1.8×Dとなって、配置間隔が大きくなる。
また、図6に示される実施形態では、カッタホルダ24の形状が全体として略円筒形状に形成されているので、これを図7に示されるような球面形状に形成するものに比べて、前記カッタホルダ24に作用する回転モーメントによる負荷をより広い面で受けることができる。したがって、カッタホルダ24のホルダ支持軸25a,25bが損傷するのを防ぐことができるとともに、そのホルダ支持軸25a,25bの径を必要以上に太くする必要がなくなるという利点がある。
また、このようにカッタホルダ24を略円筒形状に形成すれば、球面形状のものに比べてそのカッタホルダの加工・製作が容易に行えるという利点もある。
本発明の一実施形態に係るシールド掘進機の正面図(a)およびそのA−A断面図(b) 本実施形態の同シールド掘進機の要部縦断面図 本実施形態のディスクカッタ取付構造を示す正面図(a)およびそのB矢視図(b) 図3(b)の拡大断面図 本実施形態におけるディスクカッタ交換手順説明図 ディスクカッタの配置ピッチを従来例との比較で説明する図 他の実施形態に係るディスクカッタ取付構造および配置ピッチ説明図 従来のディスクカッタ取付構造を示す断面図
符号の説明
1 シールド掘進機
4 カッタヘッド
10 カッタヘッドスポーク
12 通路
14 ディスクカッタ
14a カッタ支持軸
20,20A 支持ケーシング
21 ケーシング本体
23 カバー
24,24A カッタホルダ
24a,24b 略扇形状端壁
24c 部分円筒壁
25a,25b ホルダ支持軸
25c,25d 操作部
30 切羽

Claims (3)

  1. ディスクカッタをカッタ支持軸周りに回転可能に支持するカッタホルダと、前記カッタホルダをホルダ支持軸周りに回動可能に支持する支持ケーシングとを備え、前記支持ケーシングに対して前記カッタホルダを回動させることにより前記ディスクカッタを掘削位置と交換位置との間で回動させるように構成されるディスクカッタ取付構造において、
    前記カッタ支持軸の軸線と前記ホルダ支持軸の軸線とを所要角度をもって配置することを特徴とするディスクカッタ取付構造。
  2. 前記所要角度が略90°である請求項1に記載のディスクカッタ取付構造。
  3. 前記カッタホルダは、カッタ支持軸に直交する向きに配される一対の略扇形状端壁と、前記一対の略扇形状端壁間に連設される部分円筒壁と備える形状とされている請求項2に記載のディスクカッタ取付構造。
JP2005145856A 2005-05-18 2005-05-18 ディスクカッタ取付構造 Pending JP2006322203A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005145856A JP2006322203A (ja) 2005-05-18 2005-05-18 ディスクカッタ取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005145856A JP2006322203A (ja) 2005-05-18 2005-05-18 ディスクカッタ取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006322203A true JP2006322203A (ja) 2006-11-30

Family

ID=37542083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005145856A Pending JP2006322203A (ja) 2005-05-18 2005-05-18 ディスクカッタ取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006322203A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102296965A (zh) * 2011-07-28 2011-12-28 王茂 具有弧形端盖的滚刀与圆柱形刀盒的安装结构
JP2013122122A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd カッター支持装置とそれを備えたトンネル掘削機
JP2014129667A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Okumura Corp トンネル掘削機の掘削部材の交換方法
JP2016128650A (ja) * 2016-04-12 2016-07-14 川崎重工業株式会社 カッター支持装置とカッター交換方法
CN109973102A (zh) * 2019-04-23 2019-07-05 马鞍山灵山机械设备科技有限公司 一种盘形滚刀的安装结构

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09287390A (ja) * 1996-04-20 1997-11-04 Komatsu Ltd ディスクカッタの取付装置
JP2000096987A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd シールド掘進機用カッター装置
JP2002138794A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd カッタビット交換構造
JP2002276291A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Komatsu Ltd シールド掘進機のカッタヘッド
JP2003184483A (ja) * 2001-12-17 2003-07-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd ローラカッター交換装置とそれを具備したシールド機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09287390A (ja) * 1996-04-20 1997-11-04 Komatsu Ltd ディスクカッタの取付装置
JP2000096987A (ja) * 1998-09-18 2000-04-04 Kawasaki Heavy Ind Ltd シールド掘進機用カッター装置
JP2002138794A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd カッタビット交換構造
JP2002276291A (ja) * 2001-03-16 2002-09-25 Komatsu Ltd シールド掘進機のカッタヘッド
JP2003184483A (ja) * 2001-12-17 2003-07-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd ローラカッター交換装置とそれを具備したシールド機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102296965A (zh) * 2011-07-28 2011-12-28 王茂 具有弧形端盖的滚刀与圆柱形刀盒的安装结构
JP2013122122A (ja) * 2011-12-09 2013-06-20 Kawasaki Heavy Ind Ltd カッター支持装置とそれを備えたトンネル掘削機
JP2014129667A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Okumura Corp トンネル掘削機の掘削部材の交換方法
JP2016128650A (ja) * 2016-04-12 2016-07-14 川崎重工業株式会社 カッター支持装置とカッター交換方法
CN109973102A (zh) * 2019-04-23 2019-07-05 马鞍山灵山机械设备科技有限公司 一种盘形滚刀的安装结构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5843597B2 (ja) カッタヘッドのディスクカッタ交換装置及び方法
JP5769567B2 (ja) シールド掘進機の掘削ビット交換装置
JP4495114B2 (ja) トンネル掘削機及びトンネル掘削工法
JP4166959B2 (ja) シールド掘進機のカッタヘッド
JP2006322203A (ja) ディスクカッタ取付構造
JP4783849B2 (ja) シールドトンネル掘進機
JP5775384B2 (ja) 掘削装置
JP4841365B2 (ja) シールド掘進機の掘削用ビット交換装置
JP2018017036A (ja) ディスクカッタ及び掘削装置
JP2007239402A (ja) シールド掘進機
JP6470077B2 (ja) トンネル掘進機の切削ビット取付構造
JP4910109B2 (ja) ビット切替装置
JP4635240B2 (ja) シールド掘進機のビット交換装置
JP3482023B2 (ja) カッタ交換可能なシールド掘進機
JP4166958B2 (ja) シールド掘進機のカッタヘッド
JP3396446B2 (ja) トンネル掘削機
JP2006233541A (ja) ビット交換式掘進機およびビット交換式掘進機のビット交換方法
JP2910633B2 (ja) カッタービットの磨耗低減方法及びカッタービットの取り付け構造
JP5898485B2 (ja) トンネル掘削機
JPH10140980A (ja) カッタヘッド及びトンネル掘削機
JP2007255048A (ja) カッタヘッド
JP2004251042A (ja) トンネル掘削機
JP4731307B2 (ja) トンネル掘削機のカッタヘッド
JP2003172093A (ja) シールド掘削機、ビットの交換方法および掘削方法
JP3778673B2 (ja) 掘削用エンドミルおよび掘削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100120

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100126

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100326

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A02 Decision of refusal

Effective date: 20110111

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02