JP3137611B2 - サーマルヘッドの制御方法 - Google Patents
サーマルヘッドの制御方法Info
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- JP3137611B2 JP3137611B2 JP34458698A JP34458698A JP3137611B2 JP 3137611 B2 JP3137611 B2 JP 3137611B2 JP 34458698 A JP34458698 A JP 34458698A JP 34458698 A JP34458698 A JP 34458698A JP 3137611 B2 JP3137611 B2 JP 3137611B2
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- head
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- thermal head
- thermal
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
におけるサーマルヘッドの制御方法の改良に関する。
におけるサーマルヘッドの制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】感熱複写紙印字において、ヘッド抵抗値
・温度・感熱紙の種類等の条件から決定したヘッド通電
パルス幅tは、過剰エネルギーによる1枚目の複写紙に
対する尾引き等の印字品質低下およびヘッド寿命の低下
を防止するために、t/2づつ2分割して、間にヘッド
冷却時間tcを挟み2段階で加えていた。
・温度・感熱紙の種類等の条件から決定したヘッド通電
パルス幅tは、過剰エネルギーによる1枚目の複写紙に
対する尾引き等の印字品質低下およびヘッド寿命の低下
を防止するために、t/2づつ2分割して、間にヘッド
冷却時間tcを挟み2段階で加えていた。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】従来の方法では、ヘッ
ド通電パルス幅は1:1で分割しており、これはヘッド
温度や前印字ステップのヘッド駆動状態によらず一定と
なっている。このような制御の場合、図4に示すよう
に、通電前のヘッド温度の高い場合には1段目のパルス
でヘッドに加えられたエネルギーにより上昇したヘッド
温度は、通電前のヘッド温度が低い場合と比較して、ヘ
ッド冷却時間tcによる温度下降率は小さくなり、2段
目のパルスにより与えられる印字エネルギーによりヘッ
ドの温度は過剰な温度となり、結果としてヘッド通電パ
ルスを2分割して印字品質低下を防止しようとする効果
が十分に発揮されず、印字品質を低下させるという問題
点があった。
ド通電パルス幅は1:1で分割しており、これはヘッド
温度や前印字ステップのヘッド駆動状態によらず一定と
なっている。このような制御の場合、図4に示すよう
に、通電前のヘッド温度の高い場合には1段目のパルス
でヘッドに加えられたエネルギーにより上昇したヘッド
温度は、通電前のヘッド温度が低い場合と比較して、ヘ
ッド冷却時間tcによる温度下降率は小さくなり、2段
目のパルスにより与えられる印字エネルギーによりヘッ
ドの温度は過剰な温度となり、結果としてヘッド通電パ
ルスを2分割して印字品質低下を防止しようとする効果
が十分に発揮されず、印字品質を低下させるという問題
点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに本発明では、複写紙印字においてヘッドの温度と前
印字ステップでのヘッド駆動状態に応じてヘッド通電パ
ルスの分割比を可変制御し、最適印字エネルギーでの印
字を行う。
めに本発明では、複写紙印字においてヘッドの温度と前
印字ステップでのヘッド駆動状態に応じてヘッド通電パ
ルスの分割比を可変制御し、最適印字エネルギーでの印
字を行う。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態として、図1
のようなシステムを構成する。図1において、1は本シ
ステムを制御するCPU、2は感熱紙印字を行うための
発熱体を有するサーマルヘッド、3は前記サーマルヘッ
ドの抵抗値を測定するヘッド抵抗値測定回路、4は前記
サーマルヘッドの温度を測定するヘッド温度測定回路、
5は感熱紙の種類を選択する感熱紙選択手段、6はCP
Uから送信されるデータやヘッド通電パルス等の各信号
によりサーマルヘッドを駆動するヘッドドライバ、7は
感熱紙の紙送りを行うモータである。
のようなシステムを構成する。図1において、1は本シ
ステムを制御するCPU、2は感熱紙印字を行うための
発熱体を有するサーマルヘッド、3は前記サーマルヘッ
ドの抵抗値を測定するヘッド抵抗値測定回路、4は前記
サーマルヘッドの温度を測定するヘッド温度測定回路、
5は感熱紙の種類を選択する感熱紙選択手段、6はCP
Uから送信されるデータやヘッド通電パルス等の各信号
によりサーマルヘッドを駆動するヘッドドライバ、7は
感熱紙の紙送りを行うモータである。
【0006】ヘッド抵抗値測定回路3により出力される
サーマルヘッド2の抵抗値に応じたパラメータAと、ヘ
ッド温度測定回路4により出力されるサーマルヘッド2
の温度を直前の印字ステップでのヘッド駆動状態により
補正したパラメータBを、CPU1へと送信する。ま
た、あらかじめ感熱紙選択手段5により感熱複写紙使用
に応じたパラメータCを取得しておく。これらのパラメ
ータA,B,Cを用いて次の印字ステップのヘッド通電
パルス幅tを求める。
サーマルヘッド2の抵抗値に応じたパラメータAと、ヘ
ッド温度測定回路4により出力されるサーマルヘッド2
の温度を直前の印字ステップでのヘッド駆動状態により
補正したパラメータBを、CPU1へと送信する。ま
た、あらかじめ感熱紙選択手段5により感熱複写紙使用
に応じたパラメータCを取得しておく。これらのパラメ
ータA,B,Cを用いて次の印字ステップのヘッド通電
パルス幅tを求める。
【0007】前記ヘッド通電パルス幅tは、ヘッド温度
に応じてCPU1内のROM領域にデータテーブル形式
で用意しておいた分割比にしたがって分割する。このと
きの分割比のデータテーブルは今回、以下のようにして
実験により作成した。通電前のヘッド温度をTh、ヘッ
ド通電パルス幅をt、ヘッド通電パルス幅の分割比を
x:(1-x)、ヘッド冷却時間をtcとすると、ヘッドの
温度変化は図2のようになる。ここでTpは感熱紙の発
色温度である。図3は、通電前のヘッド温度がThであ
る場合のパルス分割比xを可変した時のヘッドの到達温
度とパルス比xとの関係であり、このようなデータをも
とに通電前のヘッド温度がThの場合の、ヘッド到達温
度が過剰とならないような最適な分割比xを決定する。
この過程を動作範囲内の各通電前のヘッド温度に対して
行う事により分割比のデータテーブルを作成する。
に応じてCPU1内のROM領域にデータテーブル形式
で用意しておいた分割比にしたがって分割する。このと
きの分割比のデータテーブルは今回、以下のようにして
実験により作成した。通電前のヘッド温度をTh、ヘッ
ド通電パルス幅をt、ヘッド通電パルス幅の分割比を
x:(1-x)、ヘッド冷却時間をtcとすると、ヘッドの
温度変化は図2のようになる。ここでTpは感熱紙の発
色温度である。図3は、通電前のヘッド温度がThであ
る場合のパルス分割比xを可変した時のヘッドの到達温
度とパルス比xとの関係であり、このようなデータをも
とに通電前のヘッド温度がThの場合の、ヘッド到達温
度が過剰とならないような最適な分割比xを決定する。
この過程を動作範囲内の各通電前のヘッド温度に対して
行う事により分割比のデータテーブルを作成する。
【0008】前記分割比によって分割されたヘッド通電
パルス幅にしたがって、ヘッドドライバ5はサーマルヘ
ッド2を駆動し、感熱複写紙印字時の印字エネルギーを
設定する。
パルス幅にしたがって、ヘッドドライバ5はサーマルヘ
ッド2を駆動し、感熱複写紙印字時の印字エネルギーを
設定する。
【0009】
【発明の効果】以上のようにヘッド通電パルス幅の分割
比をヘッド温度状態に応じて可変制御する事によって、
感熱複写紙印字時において、過剰ヘッド温度となるよう
なエネルギーがヘッドに与えられる事を防止し、最適と
なる印字エネルギー値を設定し、印字品質を向上する事
が可能である。
比をヘッド温度状態に応じて可変制御する事によって、
感熱複写紙印字時において、過剰ヘッド温度となるよう
なエネルギーがヘッドに与えられる事を防止し、最適と
なる印字エネルギー値を設定し、印字品質を向上する事
が可能である。
【図1】本発明のシステムを構成するブロック図
【図2】本発明におけるヘッドパルスとヘッド温度の相
関模式図
関模式図
【図3】パルス比とヘッド到達温度の相関図
【図4】従来技術での通電前ヘッド温度と通電後ヘッド
温度の相関模式図
温度の相関模式図
1 CPU 2 サーマルヘッド 3 ヘッド抵抗値測定回路、 4 ヘッド温度測定回路 5 感熱紙選択手段 6 ヘッドドライバ、 7 モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の発熱体を有し、1ドットの印字を
行うために該発熱体に対し通電パルスを印加して印字を
行うサーマルヘッドの制御方法において、 前記サーマルヘッドに印加する通電パルスは、前記1ド
ットの印字を1回の通電パルスで行う場合に必要な通電
パルス幅を2分割した2段の通電パルスからなり、1段
目の通電パルスの長さと2段目の通電パルスの長さの分
割比(X:(1−X))は 前記サーマルヘッドの通電前の
温度状態(Th)に応じた分割比で可変して供給する事
を特徴とするサーマルヘッドの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34458698A JP3137611B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | サーマルヘッドの制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34458698A JP3137611B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | サーマルヘッドの制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000168117A JP2000168117A (ja) | 2000-06-20 |
JP3137611B2 true JP3137611B2 (ja) | 2001-02-26 |
Family
ID=18370425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34458698A Expired - Fee Related JP3137611B2 (ja) | 1998-12-03 | 1998-12-03 | サーマルヘッドの制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137611B2 (ja) |
-
1998
- 1998-12-03 JP JP34458698A patent/JP3137611B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000168117A (ja) | 2000-06-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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