JP3135022B2 - バックミラーおよびその製造方法 - Google Patents
バックミラーおよびその製造方法Info
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60R1/02—Rear-view mirror arrangements
- B60R1/08—Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors
- B60R1/081—Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors
- B60R1/082—Rear-view mirror arrangements involving special optical features, e.g. avoiding blind spots, e.g. convex mirrors; Side-by-side associations of rear-view and other mirrors avoiding blind spots, e.g. by using a side-by-side association of mirrors using a single wide field mirror or an association of rigidly connected mirrors
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
Description
数の鏡面領域を隣接配置し、あるいは複数の鏡面領域を
不連続面を構成するように隣接配置することにより、視
野を拡大させたバックミラーおよびその製造方法に関
し、夜間でも鏡面領域の境界部分を容易に認識できるよ
うにしたものである。
曲率で凸状あるいは平面状に構成されているものが一般
的であるが、視野が狭く、死角が生じる欠点がある。視
野を広げるには、鏡面の曲率半径を小さくすればよい
が、そうすると像倍率が小さくなり、距離感がつかみに
くくなる問題がある。
みやすくしたバックミラーとして、湾曲状態が異なる複
数の鏡面領域を隣接配置し、あるいは複数の鏡面領域を
不連続面を構成するように隣接配置したバックミラーが
従来より提案されている。
実公昭40−6148号公報に記載されたものである。
このバックミラー10の鏡面は、湾曲状態が異なる複数
の鏡面領域12〜16を隣接配置して構成されている。
また、図3は別の例として実開昭62−118750号
公報に記載のものである。このバックミラー22の鏡面
は、曲率の異なる複数の鏡面領域24,26を隣接配置
して構成されている。図4は、さらに別の例として、従
来製造されていたいわゆる曲率徐変ミラーである。この
バックミラー28の鏡面は、一定の曲率を有する鏡面領
域30(球面)と徐々に変化する曲率を有する鏡面領域
32(非球面)を隣接配置したものである。
面領域を有するバックミラーにおいては、ミラーに映し
出された映像がどの鏡面領域からのものかを夜間でも容
易に把握できないと危険であり、そのために鏡面領域の
境界に領域の区分を示す分割線を形成する必要がある。
例えば、図2のものでは、分割線18〜21を夜光塗料
で描出しているが、塗料のはがれや劣化等により、分割
線18〜21がしだいに見ずらくなる問題があった。ま
た、図3のものでは、分割線34,36をプリントによ
り形成しているが、夜間は見ずらくなる問題があった。
にガラス基板40の表面または裏面に成膜された反射膜
42を鏡面領域30,32の境界に沿ってカットするこ
とにより分割線38を形成しているが、やはり夜間は分
割線38が見ずらかった。また、分割線38の線幅が非
常に細く、運転者がこのバックミラー28を通して後方
視認する際、目の焦点を後方視界に合わせると、分割線
38はぼやけて見ずらかった。また、反射膜42として
アルミ膜を使用した場合、カット加工により発生する高
熱によりカット部が腐食し、バックコートを施しても腐
食防止にはならなかった。
点を解決して、夜間でも鏡面領域の境界部分を容易に認
識できるようにしたバックミラーおよびその製造方法を
提供しようとするものである。
湾曲状態が異なる複数の鏡面領域(平面の鏡領域有する
場合も含む)が隣接し、あるいは複数の鏡面領域が不連
続面を構成するように隣接してなるバックミラーにおい
て、前記複数の領域の境界部分に光散乱効果を有する凹
凸で構成される分割線を構成し、夜間光があたったとき
に該分割線が光って見えるようにしてなるものである。
基板、反射膜、当該反射膜上の透明薄膜のうち少くとも
いずれか1つに構成されてなるものである。
に反射膜を構成した透明基板の表面、裏面に反射膜を構
成した透明基板の裏面の当該反射膜がカットされた箇所
あるいは当該反射膜の膜付がされなかった箇所、裏面に
反射膜を構成した透明基板と当該反射膜との境界面、透
明基板の表面に構成した反射膜の表面、透明基板の表面
に構成した反射膜の上に構成した透明薄膜の表面、透明
基板の表面に構成した反射膜とその上に構成した透明薄
膜との境界面のうち少くともいずれか1つに構成されて
なるものである。
0.5mm以上2mm以下としたものである。
ター加工で構成したものである。
反射膜を構成した構造を有する請求項1記載のバックミ
ラーを製造する方法であって、前記透明基板の裏面に前
記反射膜を膜付けした後、前記分割線を形成する箇所に
沿って当該反射膜をカットし、さらにブラスター加工を
用いて、前記透明基板の裏面の当該反射膜をカットして
露出した箇所に前記凹凸を構成するものである。
反射膜を構成した構造を有する請求項1記載のバックミ
ラーを製造する方法であって、前記透明基板の裏面に前
記分割線を構成する箇所に沿ってブラスター加工で前記
凹凸を形成し、その後当該透明基板の裏面全体に前記反
射膜を膜付けするものである。
部分に光散乱効果を有する分割線を構成したので、夜間
後続車のヘッドライトや街灯などにあたって分割線が光
って見やすくなり、鏡面領域の区分が容易に認識でき
て、安全である。
で構成したので、夜光塗料のようにはがれたり劣化する
ことがなく、長期間の使用に耐えることができる。
明基板、反射膜、当該反射膜上の透明薄膜のうち少くと
もいずれか1つに構成することにより、光散乱効果を生
じさせることができる。
を、裏面に反射膜を構成した透明基板の表面、裏面に反
射膜を構成した透明基板の裏面の当該反射膜がカットさ
れた箇所あるいは当該反射膜の膜付がされなかった箇
所、裏面に反射膜を構成した透明基板と当該反射膜との
境界面、透明基板の表面に構成した反射膜の表面、透明
基板の表面に構成した反射膜の上に構成した透明薄膜の
表面、透明基板の表面に構成した反射膜とその上に構成
した透明薄膜との境界面のうち少くともいずれか1つに
構成することにより、光散乱効果を得ることができる。
特に、凹凸をミラー面の最表面以外の部分に構成すれ
ば、分割線の汚れが防止され、したがって、散乱度の低
下が防止される。また反射膜をカットしないで凹凸を構
成するような構成も容易に採ることができ、カットに伴
う反射膜の腐食を防止することができる。
を0.5mm以上と太くすることにより、後方視認時に分
割線がぼやけてもはっきりと認識することができる。ま
た、2mm以下としたので、後方視認上分割線が障害にな
ることもない。
小ビーズ等を衝突させて削るブラスター加工で凹凸を形
成することにより、均一な光散乱効果を得ることができ
る。
分のみ示す。)。このバックミラー50はいわゆる曲率
徐変ミラーで、右側用アウターミラー(ドアミラー、フ
ェンダーミラー等)として構成したものである(勿論、
その他のバックミラーに適用してもよい。)。このバッ
クミラー50の鏡面は、一定の曲率を有する鏡面領域5
2(球面)と、徐々に変化する曲率を有する鏡面領域5
4(徐変領域:非球面)を隣接配置して構成されてい
る。両鏡面領域52,54の境界部分には、光散乱効果
を有する分割線56が構成されている。
52により通常の後方視野を視認し、鏡面領域54によ
り車両右側方の視野を視認することができる。また、分
割線56は光散乱効果を有するので、夜間でも後続車の
ヘッドライトや街灯を受けて白く光り、両領域52,5
4を容易に識別することができる。
これは、ガラス基板58の裏面にクロム膜やアルミ膜等
による反射膜60をスパッタリングや蒸着法などにより
膜付けしてミラー面を構成したものである。反射膜60
を膜付け後、分割線56を形成する箇所に沿って反射膜
60をカットし(あるいは反射膜60の膜付け時に、分
割線56を形成する箇所を除いて反射膜60を膜付け
し)、ブラスター加工を用いて、露出したガラス基板5
8に微小ビーズを衝突させてガラス基板58の裏面を均
一に削り、ガラス基板58の裏面に微細な凹凸62を形
成する。これにより、分割線56全体にわたって均一な
光散乱効果が得られる。なお、微小ビーズとしては、例
えばアルミナ系、シリコン系、鉄系、ガラス系などのビ
ースを用いることができ、その粒径は、例えば数μm〜
数百μmが好ましい。
62の高低差は数μm〜数百μm程度が好ましい。ま
た、分割線56の幅を0.5〜2.0mmの範囲内とすれ
ば、後方視認時に分割線56をはっきりと識別でき、し
かも分割線56が後方視認上障害になることもない。ま
た、反射膜60のカットおよびガラス基板58への凹凸
62の形成工程全体を一連のブラスター加工で連続して
行なうこともできる。また、反射膜60としてアルミ膜
を使用しても、ブラスター加工はビーズの物理的衝突で
高熱を発生せずに膜を削るので、カット加工による腐食
は生じない。
これも、ガラス基板58の裏面にクロム膜やアルミ膜等
による反射膜60をスパッタリングや蒸着法などで膜付
けしてミラー面を構成するタイプのものである。ガラス
基板58の裏面には、反射膜60を膜付けする前に、分
割線56を構成する箇所に沿ってブラスター加工等で凹
凸62を形成し、その後ガラス基板58の裏面全体に反
射膜60を膜付けする。これによれば、反射膜60をカ
ットしなくてすむので、膜カット部の腐食を防止するこ
とができる。
11に示す。これらはいずれも凹凸62をブラスター加
工等で形成することができるものである。図7は、ガラ
ス基板58の表面に凹凸62を形成したものである。図
8は、ガラス等の基板58の表側に反射膜60を構成し
たタイプのバックミラーで、反射膜60の表面に凹凸6
2を形成したものである。図9は、図8と同タイプのバ
ックミラーにおいて、反射膜60をカットして、露出し
たガラス等の基板58の表面に凹凸62を形成したもの
である。
射膜60を構成し、さらにその上に反射膜60の保護等
の目的でSiO2 ,TiO2 ,Al2 O3 等の透明薄膜
64を蒸着等で構成したタイプのバックミラーで、透明
薄膜64の表面に凹凸62を形成したものである。図1
1は図10と同タイプのバックミラーにおいて、透明薄
膜64と反射膜60との境界面に凹凸62を構成したも
のである。これは、反射膜60の表面に凹凸を形成後
(あるいは、基板58の表面に凹凸を形成しその上に反
射膜60を成膜して、反射膜60の表面に基板58の表
面の凹凸を描出後)、透明薄膜64をスパッタリングや
蒸着法等で成膜することによって構成することができ
る。
よって凹凸62を形成する場合について説明したが、こ
れに限らず、例えばレーザー光の照射や、凹凸面を有す
る型を用いたスタンピングによって凹凸62を形成する
こともできる。また、ガラス基板58や反射膜60等自
体に凹凸を形成するのに限らず、例えば図12に示すよ
うに、ガラス基板58の裏側に微少なガラスビーズ66
を付着させることによって凹凸62を形成する(ビーズ
玉66を付着させた後反射膜60を蒸着する。)こと等
もできる。
(連続した線)で描いたが、点線その他各種の線種で描
くことができる。要は、鏡面領域の境界がわかればよ
い。また、前記実施例では湾曲状態が異なる鏡面領域が
隣接している場合について説明したが、湾曲状態は同じ
で、不連続面を構成して(つまり、ある角度をなして)
隣接するように鏡面領域が分割されている場合、あるい
は湾曲状態が異なりかつ不連続面を構成している場合等
にも、この発明を適用することができる。また、鏡面領
域の分割数は2に限らず、より多くすることもできる。
また、この発明はアウターミラーに限らず、インナーミ
ラーにも適用することができる。
明は、複数の鏡面領域の境界部分に光散乱効果を有する
分割線を構成したので、夜間後続車のヘッドライトや街
灯などにあたって分割線が光って見やすくなり、鏡面領
域の区分が容易に認識できて安全である。
で構成したので、夜光塗料のようにはがれたり劣化する
ことがなく、長期間の使用に耐えることができる。
明基板、反射膜、当該反射膜上の透明薄膜のうち少くと
もいずれか1つに構成することにより、光散乱効果を生
じさせることができる。
を、裏面に反射膜を構成した透明基板の表面、裏面に反
射膜を構成した透明基板の裏面の当該反射膜がカットさ
れた箇所あるいは当該反射膜の膜付がされなかった箇
所、裏面に反射膜を構成した透明基板と当該反射膜との
境界面、透明基板の表面に構成した反射膜の表面、透明
基板の表面に構成した反射膜の上に構成した透明薄膜の
表面、透明基板の表面に構成した反射膜とその上に構成
した透明薄膜との境界面のうち少くともいずれか1つに
構成することにより、光散乱効果を得ることができる。
特に、凹凸をミラー面の最表面以外の部分に構成すれ
ば、分割線の汚れが防止され、したがって、散乱度の低
下が防止される。また反射膜をカットしないで凹凸を構
成するような構成も容易に採ることができ、カットに伴
う反射膜の腐食を防止することができる。
を0.5mm以上と太くすることにより、後方視認時に分
割線がぼやけてもはっきりと認識することができる。ま
た、2mm以下としたので、後方視認上分割線が障害にな
ることもない。
小ビーズ等を衝突させて削るブラスター加工で凹凸を形
成することにより、均一な光散乱効果を得ることができ
る。
A矢視断面図である。
部拡大断面図である。
拡大断面図である。
拡大断面図である。
拡大断面図である。
拡大断面図である。
拡大断面図である。
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
部拡大断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】湾曲状態が異なる複数の鏡面領域が隣接
し、あるいは複数の鏡面領域が不連続面を構成するよう
に隣接してなるバックミラーにおいて、 前記複数の領域の境界部分に光散乱効果を有する凹凸で
構成される分割線を構成し、夜間光があたったときに該
分割線が光って見えるようにしてなるバックミラー。 - 【請求項2】前記凹凸が、透明基板、反射膜、当該反射
膜上の透明薄膜のうち少くともいずれか1つに構成され
てなる請求項1記載のバックミラー。 - 【請求項3】前記凹凸が、裏面に反射膜を構成した透明
基板の表面、裏面に反射膜を構成した透明基板の裏面の
当該反射膜がカットされた箇所あるいは当該反射膜の膜
付がされなかった箇所、裏面に反射膜を構成した透明基
板と当該反射膜との境界面、透明基板の表面に構成した
反射膜の表面、透明基板の表面に構成した反射膜の上に
構成した透明薄膜の表面、透明基板の表面に構成した反
射膜とその上に構成した透明薄膜との境界面のうち少く
ともいずれか1つに構成されてなる請求項1記載のバッ
クミラー。 - 【請求項4】前記分割線の幅が0.5mm以上2mm以下で
ある請求項1〜3のいずれかに記載のバックミラー。 - 【請求項5】前記凹凸をブラスター加工で構成してなる
請求項1〜4のいずれかに記載のバックミラーを製造す
る方法。 - 【請求項6】透明基板の裏面に反射膜を構成した構造を
有する請求項1記載のバックミラーを製造する方法であ
って、前記透明基板の裏面に前記反射膜を膜付けした
後、前 記分割線を形成する箇所に沿って当該反射膜をカ
ットし、さらにブラスター加工を用いて、前記透明基板
の裏面の当該反射膜をカットして露出した箇所に前記凹
凸を構成するバックミラーの製造方法。 - 【請求項7】透明基板の裏面に反射膜を構成した構造を
有する請求項1記載のバックミラーを製造する方法であ
って、前記透明基板の裏面に前記分割線を構成する箇所
に沿ってブラスター加工で前記凹凸を形成し、その後当
該透明基板の裏面全体に前記反射膜を膜付けするバック
ミラーの製造方法。
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JP06183867A JP3135022B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | バックミラーおよびその製造方法 |
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