JP3134833B2 - 移動観覧席 - Google Patents

移動観覧席

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JP3134833B2
JP3134833B2 JP09323209A JP32320997A JP3134833B2 JP 3134833 B2 JP3134833 B2 JP 3134833B2 JP 09323209 A JP09323209 A JP 09323209A JP 32320997 A JP32320997 A JP 32320997A JP 3134833 B2 JP3134833 B2 JP 3134833B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、劇場やホールある
いはスタジアム等において好適に使用される移動観覧席
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の移動観覧席として、高さ
の異なる複数の段床をそれぞれ前後移動可能な脚構造体
により支持してなり、各脚構造体を収納位置まで後退さ
せた場合に、これら各脚構造体が左右方向に重合配置さ
れるとともに各段床が上下方向に重合配置されるように
構成されたものが知られている。
【0003】このような移動観覧席における各脚構造体
は、車輪を有したベースと、このベースから立設された
ポストと、このポストの上端部から前方に延出させた段
床支持用のサポートアームとを具備してなる。一方、段
床は、前記サポートアームの先端に支持されたフロント
ビームと、前記ポストの上端部前面側に添設されたリヤ
ビームと、これらリヤビーム及びフロントビーム間に位
置させて前記サポートアーム上に載設された床材と、前
記サポートアームよりも外方にオーバーハングしたリヤ
ビームの端部に取着され前記床材の端部とフロントビー
ムの端部を支持するエンドサポートとを備えてなるもの
が一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の移
動観覧席は、前述のように収納時に各脚構造体が厚み方
向に重合するように設定されており、具体的には段床の
端部においては、前段のものほど、脚構造体を段床の端
縁から離れた位置に配設せざるを得ない。換言すれば、
段床の側方エンド部は、オーバーハング状態にならざる
を得ず、特に、段数の多い場合には、前段側における段
床のオーバーハングがかなり大きなものとなる。
【0005】しかして、段床のオーバーハング部分にお
いては、前述したようにリヤビームの端部にエンドサポ
ートを片持的に取着し、このエンドサポートによって床
材の端部とフロントビームの端部を支持するようにして
いる。そのため、段床のオーバーハング部分に作用する
荷重の一部は、リヤビームのねじり剛性により支持され
ることになる。
【0006】ところが、従来のリヤビームは、前壁に開
口部を有するチャンネル材により構成されており、この
リヤビームの後壁、及び、底壁に、床材及びフロントビ
ームを支持するエンドサポートが止着されている。その
ため、エンドサポートに下向きの荷重が作用した場合、
前記リヤビームは、その開口部が拡開するような態様で
変形する。したがって、重量増加を招くことなしにリヤ
ビームの支持剛性を高めるのが難しいという問題があ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、リヤビームを、背面側に開口部を有
したチャンネル材により構成するようにしたものであ
り、それによって該リヤビームの支持剛性を無理なく高
めることができるようにしている。なお、リヤビームの
オーバーハング部分は、外部後方側から視認可能である
ため、このままでは、開口部の存在により外観が損なわ
れる。そのため、本発明では、このリヤビームの少なく
ともオーバーハング部分に蓋板を設けている。そして、
この蓋板にナット部を設けることによって、組立作業の
簡略化をも図ることができるようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明に係る移動観覧
席は、高さの異なる複数の段床をそれぞれ前後移動可能
で相互に厚み方向に重合可能な複数の脚構造体により支
持してなり、前記脚構造体に、その上端近傍部から前方
に延出させて段床支持部を設けるとともに、前記段床
を、前記脚構造体の上端部前面側に添設されたリヤビー
ムと、前記段床支持部よりも外方にオーバーハングした
リヤビームの端部に片持ち的に取着されたエンドサポー
トと、このエンドサポートに端部を支持されて前記リヤ
ビームの前方に配置された床材とを備えてなるものにお
いて、前記リヤビームを、背面側に開口部を有したチャ
ンネル材により構成するとともに、このリヤビームの少
なくともオーバーハング部分において、該リヤビームの
内部に前記開口部を閉塞する蓋板を設け、この蓋板に、
リヤビームを脚構造体に止着するためのボルトが螺合す
るナット部、及び、リヤビームをエンドサポートに止着
するためのボルトが螺合するナット部を設けたことを特
徴とする。
【0009】このような構成のものならば、リヤビーム
を背面側に開口部を有したチャンネル材により構成する
ようにしているので、エンドサポートに下向きの荷重が
作用しても、前面側に開口部があるものに比べ、開口部
が拡開するような態様で変形しにくく、リヤビームの支
持剛性を無理なく高めることができる。また、リヤビー
ムの少なくともオーバーハング部分に蓋板を設けている
ため、外部後方側から視認可能であるオーバーハング部
分を外部から好適に隠蔽し外観を良好に保つことができ
る。さらに、この蓋板にリヤビーム取着のためのナット
部を設けているので、別途にナット部材を用意する必要
がなく部品点数の削減を図り得るとともに組立作業の簡
略化をも図ることができる。
【0010】移動観覧席の具体的な実施の形態として
は、高さの異なる複数の段床をそれぞれ前後移動可能で
相互に厚み方向に重合可能な複数の脚構造体により支持
してなり、前記脚構造体を、ベースと、このベースから
立設されたポストと、このポストの上端近傍部から前方
に延出させた段床支持用のサポートアームとを具備して
なるものにするとともに、前記段床を、前記サポートア
ームの先端に支持されたフロントビームと、前記ポスト
の上端部前面側に添設されたリヤビームと、これらリヤ
ビーム及びフロントビーム間に位置させて前記サポート
アーム上に載設された床材と、前記サポートアームより
も外方にオーバーハングしたリヤビームの端部に取着さ
れ前記床材の端部とフロントビームの端部を支持するエ
ンドサポートとを備えてなるようにしたものが挙げられ
る。
【0011】蓋板の好適な実施の形態としては、リヤビ
ームの後壁内面に添接する鉛直片部と、リヤビームの底
壁内面に添接する水平片部とを備えたものであり、少な
くとも前記鉛直片部に前記ナット部を設けているものが
挙げられる。この場合のナット部の具体的な実施の形態
としては、鉛直片部にボルト装通孔を穿設するととも
に、該鉛直片部の内面にナットを前記ボルト挿通孔に軸
心を一致させて剛結することによってナット部を構成し
ているものが挙げられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1は展開状態にある本実施例の移動観覧席
1を幅方向中央部付近で破断して示す全体右側断面図で
あり、図2はその収納状態を示す断面図である。これら
の図面において、後述する端部支持用の脚構造体は省略
してある。また、図3は、椅子等を省略した状態の後方
斜視図である。
【0013】この実施例における移動観覧席1は、図1
及び図2に示すように、互いに高さの異なる複数段の段
床2をそれぞれ前後移動可能な複数の脚構造体3により
支持してなるものであり、これら各段床2を、図1に示
すように前方に進出させて雛段状に展開した使用位置P
と、図2に示すように後方に退避させて収納空間Sに重
合状態で収納するようにした収納位置Qとの間で伸縮可
能に構成してなるものである。そして、各脚構造体3を
収納位置Qまで後退させた場合に、これら脚構造体3が
左右方向に重合するとともに各段床2が上下方向に重合
配置されるように構成している。なお、脚構造体3を進
退させる駆動系等は従来のものと同様であるため説明を
省略する。
【0014】以下、各部の構成について具体的に説明す
る。脚構造体3は、図3に示すように、前記段床2の外
側の端縁近傍を支持する端部支持用脚構造体4と、前記
段床2の中間部を支持する中間部支持用脚構造体5とか
ら構成されている。端部支持用脚構造体4は、ベース4
1と、このベース41の中間位置に立設したメインポス
ト42と、このメインポスト42の上端近傍から前方に
延出させた段床支持部たるサポートアーム43と、前記
ベース41の後端部に立設したサブポスト44と、この
サブポスト44及び前記メインポスト42の対向する面
間に配設されサブポスト44をメインポスト42に結合
させる横架材45と、前記メインポスト42とサブポス
ト44間の空間を塞ぐ目隠しプレート46とを具備して
なるものである。
【0015】中間部支持用脚構造体5は、ベース51
と、このベース51から立設されたポスト52と、この
ポスト52の上端近傍部から前方に延出させた段床支持
部たるサポートアーム53と、前記ポスト52の背面に
斜に結合される補強用のブレース54とを具備してなる
ものである。そして、一対の中間部支持用脚構造体5の
サポートアーム53間に、該サポートアーム53と同様
の機能を有する段床支持用の補助サポートアーム63を
配設し、該補助サポートアーム63の後端に左右の中間
部支持用脚構造体5のブレース54をボルト等適宜の手
段を用いて連結している。
【0016】なお、これら端部支持用脚構造体4及び中
間部支持用脚構造体5は、後段の段床2を支えるものほ
ど、そのメインポスト42、サブポスト44及びポスト
52の背丈が高くなるように設定されており、前記メイ
ンポスト42及びポスト52にローラRを軸着し、これ
らローラRで真上に位置する次段のサポートアーム43
及び53を転接支持するようにしている。また、補助サ
ポートアーム63の後部上面にはローラ支持用ブラケッ
ト62が設けてあり、このローラ支持用ブラケット62
にもローラRを軸着して補助サポートアーム63の下面
を転接支持するようにしている。
【0017】段床2は、前記サポートアーム43、53
及び補助サポートアーム63の先端に支持されたフロン
トビーム21と、前記メインポスト42、ポスト52の
上端部前面側及びローラ支持用ブラケット62の前面側
に添設されたリヤビーム8と、これらリヤビーム8及び
フロントビーム21間に位置させて前記サポートアーム
43、53及び補助サポートアーム63上に載設された
床材23と、前記端部支持用脚構造体4のサポートアー
ム43よりも外方にオーバーハングしたリヤビーム8の
端部に取着され前記床材23の端部とフロントビーム2
1の端部を支持するエンドサポート24とを具備してな
るものである。そして、各段床2には、図1及び図2に
示すように、それぞれ図示しない駆動軸によって起倒動
作可能に支持された椅子25が配置してあり、段床2を
図1に示す使用位置Pに展開したときに起立位置に保持
し、段床2を図2に示す収納位置Qに退避させたときに
段床2の上面に折り畳んだ倒伏位置に保持するようにし
ている。
【0018】このような構成の移動観覧席において、本
実施例は、図4及び図5に示すように、前記リヤビーム
8を、背面側に開口部81を有したチャンネル材により
構成するとともに、このリヤビーム8のオーバーハング
部分において、該リヤビーム8の内部に前記開口部81
を閉塞する蓋板9を設けている。以下、各部の構成につ
いて前記リヤビーム8を端部支持用脚構造体4のメイン
ポスト42に取着する場合を例にとって詳述する。
【0019】リヤビーム8は、図4〜図7に示すよう
に、前壁82、頂壁83、底壁84及び後壁85からな
る背面側に開口部81を有した略C字型のものであり、
後壁85及び底壁84には、該リヤビーム8をメインポ
スト42及びサポートアーム43に取着する際にボルト
10、11を挿通するボルト挿通孔86、87が設けら
れている。
【0020】蓋板9は、リヤビーム8の左右側縁近傍で
あり端部支持用脚構造体4のサポートアーム43よりも
外方にオーバーハングした部分に配置されるもので、図
4〜図6及び図8に示すように、前記リヤビーム8の後
壁85内面に添接する鉛直片部91と、リヤビーム8の
底壁84内面に添接する水平片部92とを備えたもので
あり、前記鉛直片部91の上下方向2箇所にリヤビーム
8をメインポスト42に止着するためのボルト10が螺
合するナット部93を設けるとともに、前記水平片部9
2の水平方向略中央部にリヤビーム8をサポートアーム
43に止着するためのボルト11が螺合するナット部9
4を設けている。このナット部93、94は、具体的に
は、図8に示すように、前記鉛直片部91及び水平片部
92の対応箇所にボルト装通孔93a、94aを穿設す
るとともに、該鉛直片部91及び水平片部92の内面に
ナット93b、94bを前記ボルト挿通孔93a、94
aに軸心を一致させて剛結することによって構成してい
る。
【0021】なお、図3〜図6に示すように、前述した
端部支持用脚構造体4のメインポスト42には、前記リ
ヤビーム8を取着するためのブラケット12が剛結され
ている。このブラケット12は、ポスト42の側面に剛
結された横向片12aと、リヤビーム8の背面に当接す
る前向片12bとを一体に形成した略L字型のものであ
る。前記前向片12bには、前記蓋板9のボルト挿通孔
93aと対応する位置に軸心を一致させてボルト挿通孔
12cが設けられている。
【0022】また、サポートアーム43にも、リヤビー
ム8取着のためのボルト挿通孔43aが前記蓋板9のボ
ルト挿通孔94a及びリヤビーム8のボルト挿通孔87
と対応する位置に設けられている。なお、このサポート
アーム43は、上板43b、中間板43c及び下板43
dからなる3枚の板を重合させて溶接することにより構
成されており、上板43b及び中間板43cに前記ボル
ト挿通孔43aを穿設し、ボルト11をナット部94に
螺合した後、前記下板43dを上板43b及び中間板4
3cに溶接する等して取着するようにしている。
【0023】次に、前記リヤビーム8及び蓋板9を端部
支持用脚構造体4のメインポスト42に取着する場合の
取付手順について説明する。まず、リヤビーム8をサポ
ートアーム43の後端部上面に載置し、前記ブラケット
12の前向片12bのボルト挿通孔12cとリヤビーム
8のボルト挿通孔86を一致させてリヤビーム8の背面
を当接させる。そして、リヤビーム8の一端から蓋板9
を長手方向に沿って挿入し、蓋板9のナット部93の軸
心と、ブラケット12のボルト挿通孔12cの軸心とを
一致させる。しかる後、ブラケット12のボルト挿通孔
12cからボルト10を挿通して蓋板9のナット部93
に螺合し、蓋板9及びリヤビーム8をメインポスト42
に止着する。同様にして、サポートアーム43を構成す
る中間板43cの下面からボルト挿通孔43a及びリヤ
ビーム8のボルト挿通孔87にボルト11を挿入して蓋
板9のナット部94にボルト11を螺合し、しかる後下
板43dを上板43b及び中間板43cに溶接するなど
にて取着する。
【0024】次に、前記リヤビーム8及び蓋板9にエン
ドサポート24を取着する場合について説明する。な
お、このエンドサポート24をリヤビーム8を取着する
場合も前述したメインポスト42への取着時と同様の作
業を行うものであるため、同一の構成を有する部分に
は、同一の符号を付し説明を省略する。エンドサポート
24は、図3及び図9に示すように、ローラRを支持す
るローラ支持部24aと、前記ローラ支持部24aから
前方に延出させた段床支持用のサポートアーム部24b
とを具備してなるものである。そして、前記ローラ支持
部24aの内側面に、ブラケット12を剛結し、このブ
ラケット12のボルト挿通孔12cから挿入したボルト
10を蓋板9のナット部93に螺合するとともに、サポ
ートアーム部24bに穿設したボルト挿通孔24cから
挿入したボルト11をナット部94に螺合することによ
って前記リヤビーム8にエンドサポート24を取着す
る。
【0025】このような構成のものならば、リヤビーム
8を背面側に開口部81を有したチャンネル材により構
成するようにしているので、エンドサポート24に下向
きの荷重が作用しても、前面側に開口部があるものに比
べ、開口部81が拡開するような態様で変形しにくく、
リヤビーム8の支持剛性を無理なく高めることができ
る。また、リヤビーム8のオーバーハング部分に蓋板9
を設けているため、外部後方側から視認可能であるオー
バーハング部分を外部から好適に隠蔽し外観を良好に保
つことができる。さらに、この蓋板9にリヤビーム8取
着のためのナット部93、94を設けているので、別途
にナット部材を用意する必要がなく部品点数の削減を図
り得るとともに組立作業の簡略化をも図ることができ
る。
【0026】蓋板9が、リヤビーム8の後壁85内面に
添接する鉛直片部91と、リヤビーム8の底壁84内面
に添接する水平片部92とを備えたものであり、前記鉛
直片部91及び水平片部92に前記ナット部93、94
を設けているので、簡単な構成で、リヤビーム8の開口
部81を良好に外部から隠蔽し得るとともにメインポス
ト42及びエンドサポート24への取付けも容易なもの
とすることが可能となる。
【0027】また、ナット部93、94が、鉛直片部9
1にボルト装通孔93a、94aを穿設するとともに、
該鉛直片部91の内面にナット93b、94bを前記ボ
ルト挿通孔93a、94aに軸心を一致させて剛結する
ことによって構成しているものであるので、簡単な構成
でナット部93、94を蓋板9に一体に設けることがで
きるとともに、確実なナットとしての機能を期待するこ
とができる。
【0028】なお、本発明の各部の構成は、上記実施例
に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。例えば、本実施例では、
蓋板9をリヤビーム8のオーバーハング部分においての
み使用する場合について説明したが、リヤビーム8の長
手方向全域に亘って、若しくは他の箇所に使用するよう
にしてもよいのは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、移動観
覧席の段床を支持する脚構造体に段床支持部を設けると
ともに、前記段床を、前記脚構造体の上端部前面側に添
設されたリヤビームと、前記段床支持部よりも外方にオ
ーバーハングしたリヤビームの端部に片持ち的に取着さ
れたエンドサポートと、このエンドサポートに端部を支
持されて前記リヤビームの前方に配置された床材とを備
えてなるものにし、前記リヤビームを、背面側に開口部
を有したチャンネル材により構成するとともに、このリ
ヤビームの少なくともオーバーハング部分において、該
リヤビームの内部に前記開口部を閉塞する蓋板を設け、
この蓋板に、リヤビームを脚構造体に止着するためのボ
ルトが螺合するナット部、及び、リヤビームをエンドサ
ポートに止着するためのボルトが螺合するナット部を設
けたことを特徴とする。
【0030】このような構成のものならば、リヤビーム
を背面側に開口部を有したチャンネル材により構成する
ようにしているので、リヤビームの支持剛性を無理なく
高めることができる。また、リヤビームの少なくともオ
ーバーハング部分に蓋板を設けているため、外部後方側
から視認可能であるオーバーハング部分を外部から好適
に隠蔽し外観を良好に保つことができる。さらに、この
蓋板にナット部を設けているので、組立作業の簡略化を
図るとともに部品点数の削減をも図ることができる。
【0031】蓋板が、リヤビームの後壁内面に添接する
鉛直片部と、リヤビームの底壁内面に添接する水平片部
とを備えたものであり、少なくとも前記鉛直片部に前記
ナット部を設けているものであるならば、簡単な構成
で、リヤビームの開口部を良好に外部から隠蔽し得ると
ともにポスト及びエンドサポートへの取付けも容易なも
のとすることが可能となる。
【0032】また、ナット部が、鉛直片部にボルト装通
孔を穿設するとともに、該鉛直片部の内面にナットを前
記ボルト挿通孔に軸心を一致させて剛結することによっ
てナット部を構成しているものであるならば、簡単な構
成でナット部を蓋板に一体に設けることができるととも
に、確実なナットとしての機能を期待することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における使用状態を示す一部
を省略した側断面図。
【図2】図1に対応した収納状態を示す一部を省略した
側断面図。
【図3】同実施例の要部を示す後方斜視図。
【図4】同要部を示す一部を破断した斜視図。
【図5】同要部を示す一部を破断した側面図。
【図6】同要部を示す一部を破断した分解斜視図。
【図7】同リヤビームを示す側面図。
【図8】同蓋板を示す側面図。
【図9】同要部を示す一部を破断した分解斜視図。
【符号の説明】
1…移動観覧席 2…段床 23…床材 24…エンドサポート 3…脚構造体 43、53…段床支持部(サポートアーム) 8…リヤビーム 81…開口部 9…蓋板 91…鉛直片部 92…水平片部 93、94…ナット部 93a、94a…ボルト挿通孔 93b、94b…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 3/12 A47C 1/126

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高さの異なる複数の段床をそれぞれ前後移
    動可能で相互に厚み方向に重合可能な複数の脚構造体に
    より支持してなり、前記脚構造体に、その上端近傍部か
    ら前方に延出させて段床支持部を設けるとともに、前記
    段床を、前記脚構造体の上端部前面側に添設されたリヤ
    ビームと、前記段床支持部よりも外方にオーバーハング
    したリヤビームの端部に片持ち的に取着されたエンドサ
    ポートと、このエンドサポートに端部を支持されて前記
    リヤビームの前方に配置された床材とを備えてなるもの
    にした移動観覧席において、 前記リヤビームを、背面側に開口部を有したチャンネル
    材により構成するとともに、このリヤビームの少なくと
    もオーバーハング部分において、該リヤビームの内部に
    前記開口部を閉塞する蓋板を設け、この蓋板に、リヤビ
    ームを脚構造体に止着するためのボルトが螺合するナッ
    ト部、及び、リヤビームをエンドサポートに止着するた
    めのボルトが螺合するナット部を設けたことを特徴とす
    る移動観覧席。
  2. 【請求項2】蓋板が、リヤビームの後壁内面に添接する
    鉛直片部と、リヤビームの底壁内面に添接する水平片部
    とを備えたものであり、少なくとも前記鉛直片部に前記
    ナット部を設けている請求項1記載の移動観覧席。
  3. 【請求項3】前記鉛直片部にボルト装通孔を穿設すると
    ともに、該鉛直片部の内面にナットを前記ボルト挿通孔
    に軸心を一致させて剛結することによってナット部を構
    成している請求項2記載の移動観覧席。
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