JPH0648060Y2 - 可動観覧席 - Google Patents

可動観覧席

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JPH0648060Y2
JPH0648060Y2 JP1688489U JP1688489U JPH0648060Y2 JP H0648060 Y2 JPH0648060 Y2 JP H0648060Y2 JP 1688489 U JP1688489 U JP 1688489U JP 1688489 U JP1688489 U JP 1688489U JP H0648060 Y2 JPH0648060 Y2 JP H0648060Y2
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JP
Japan
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seat
chair
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bleaching
shaped structure
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JP1688489U
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博道 村上
義雄 戸川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、イベントホール等に設置される可動観覧席に
関するものである。
〔従来の技術〕
第4図(a)に従来の可動観覧席の平面図、同図(b)
に同正面図、同図(c)に同側面図を示す。
図において、20は箱形構造、2はその上面に座席椅子が
配列されて観覧席となる段床面、21は箱形構造体を支え
る鋼製トラス構造体である。箱形構造体20と鋼製トラス
構造体21とで観覧席保持構造体Bが構成される。4は鋼
製トラス構造体21にその上端がピンで回動可能に取付け
られている電動スクリユージヤツキ、5は同じく鋼製ト
ラス構造体21にその上端がピンで回動可能に取付けられ
ている支持脚である。電動スクリユージヤツキ4と支持
脚5の各下端部はピンで相互回動可能に結合されてい
る。6は支持脚の下端に取付けられた車輪、7は同車輪
がその上を転動するレール、8は支持脚の中央部にピン
で回動可能に取付けられたガイド、9は固定部に取付け
られ、ガイド8を回動させる回動部である。以上の、符
号4〜9を付した部分は本観覧席の昇降装置を構成する
部分であつて、電動スクリユージヤツキ4を作動させる
ことによつて、観覧席保持構造体Bを昇降させることが
できる。
箱形構造体20は、その上面の段床面2には、図示してい
ない観客着席用の複数の椅子が横方向に配列される。椅
子が使用されない時には、それらの椅子は箱形構造体20
の内部に収納され、図示していない蓋で覆われる。蓋の
開閉、収納部への椅子の下降および段床面への椅子の上
昇は図示していない椅子昇降装置によつて行われる。箱
形構造体20は上述のように椅子が展開される段床面の保
持と、内部への椅子の収納を目的として作られているの
で、剛性が低く、鉛直面内、水平面内で曲りやすい。そ
のために箱形構造体20は高い剛性ならびに強度を有する
鋼製トラス構造体21によつて下から支えられている。前
述の電動スクリユージヤツキや支持脚は、以上の理由で
強度の大きい鋼製トラス構造体21の方に取付けられてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の観覧席保持構造体は、横幅方向に一体構造のもの
であつたので、設置場所の横幅に応じて異なるものを設
計製作する必要があり、量産化ができず、種々異なる需
要に迅速に対応することができなかつた。
従来の観覧席保持構造体は、剛性強度の低い箱形構造体
と、それを下から支える剛性強度の高い鋼製トラス構造
体とからなつていたので、構造複雑でかつ大型大重量の
ものであり、観覧席昇降装置も大型のものが必要であつ
た。このため製作組立工数が増大していた。
従来の座席椅子や椅子昇降装置は箱形構造体が完成した
後に、箱形構造体の中で組立て、取付け、調整が行われ
ていたので、その分だけ工期が延長していた。
本考案は上記欠点を解消し、 (1)量産化可能、種々異なる需要に迅速に対応可能。
(2)構造簡単、小型軽量、製作組立工数低減可能。
(3)座席椅子等の組立調整工期短縮。
をはかることのできる可動観覧席を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記課題を解決したものであつて、下記の可動
観覧席に関するものである。
(1)複数の座席椅子が配列されてなる観覧席を保持す
る構造体と、同構造体を昇降させる観覧席昇降装置とを
備えた可動観覧席において、前記の観覧席保持構造体
は、前記観覧席昇降装置が取付けられる一対の定型ベー
スモジユール、同ベースモジユールの間に配置されるセ
ンター用補助モジユール、および各ベースモジユールの
片端に取付けられる対をなすエンド用補助モジユールと
しての鋼製箱形構造体を組合せて一体化されたものであ
ることを特徴とする可動観覧席。
(2)前記の鋼製箱形構造体は、型鋼材とプレス加工に
よつて直角に折り曲げられた箇所を有する鋼板とを用い
て作られ、その後部に座席椅子、同支持部、椅子昇降装
置、椅子収納部、および同収納部の蓋を一体化した座席
椅子展開収納ユニツトが装着されることを特徴とする前
項記載の可動観覧席。
〔作用〕
本考案の可動観覧席においては、観覧席保持構造体は、
定型モジユールと補助モジユールとを含むモジユール化
された箱形構造体を組合せて一体化するものであるから
量産化が可能で、各種の寸法あるいは座席数の需要に迅
速に対応することができる。
上記箱形構造体は、従来の箱形構造体とは異つて、型鋼
材とプレス加工によつて直角に曲げられた鋼板とからな
り、剛性強度が高いので、これを連結した観覧席保持構
造体も剛性強度が高く、したがつて他の補強用構造物を
添える必要がないので、小型軽量となる。このため工数
低減をはかることができる。
座席椅子やその昇降装置は座席椅子展開収納ユニツトと
して、箱形構造体の製作とは別に行うことができるの
で、全体の工期の短縮をはかることができる。
〔実施例〕
第1図(a)に本考案の可動観覧席の一実施例の平面
図、同図(b)に同正面図、同図(c)に同側面図を示
す。図においてAは従来のものとは構造の異なる観覧席
保持構造体、2はその上面の段床面である。同構造体A
は次に述べるようなモジユール化された3種類の箱形構
造体1A,1B,1Cを連結して一体化したものである。1Aは後
述の電動スクリユージヤツキや支持脚が取付けられる標
準化された横幅寸法を有する定型のベースモジユール、
1Bと1Cは、あらかじめ用意されている数種類の横幅寸法
のモジユール群の中から選択して付加される補助モジユ
ールで、1Bは中央部に取付けられたエンド用補助モジユ
ール、1Cは端部に取付けられたエンド用補助モジユール
である。3は連結部で、前記の複数のモジユールを連結
して一体の観覧席保持構造体Aを形成するための部分で
ある。段床面2の上面には、後述するように、座席椅子
を配列することができ、椅子を使用しない時には、箱形
構造体後部に装着されている座席椅子展開収納ユニツト
の収納部に収納することができる。4はベースモジユー
ル1Aにその上端がピンで回動可能に取付けられている電
動スクリユージヤツキ、5は同じくベースモジユール1A
にその上端がピンで回動可能に取付けられている支持脚
である。電動スクリユージヤツキ4と支持脚5の各下端
部はピンで相互回動可能に結合されている。6は支持脚
の下端に取付けられた車輪、7は同車輪がその上を転動
するレール、8は支持脚の中央部にピンで回動可能に取
付けられたガイド、9は固定部に取付けられ、ガイド8
を回動させる回動部である。以上の符号4〜9を付した
部分は本観覧席の昇降装置を構成する部分であつて、従
来技術と同じ構造機能のものである。電動スクリユージ
ヤツキ4を作動させることによつて観覧席保持構造体A
を昇降させることができる。
第2図にベースモジユールの箱形構造体1Aの断面図を示
す。他のモジユールの箱形構造体1B,1Cの断面も、電動
スクリユージヤツキや支持脚取付部を除き、同形であ
る。10A,10B,10C,10Dおよび10Eは鋼板からなる一連の部
分で、1枚の鋼体をプレス加工によつて複数箇所で折り
曲げて作つたものでもよいし、プレス加工によつて直角
に折り曲げた複数の鋼板を溶接して作つてもよい。10は
上記の鋼板構造物に添えて溶接されている型鋼材の枠体
である。上記の10A〜10Eおよび11によつて箱形構造体1
が形成されている。鋼板部分は鉛直部分や水平部分がつ
ながつているので、鉛直面内あるいは水平面内での箱形
構造体の変形を防ぎ、剛性を付与している。型鋼材は箱
形構造体に強度を付与している。本考案の観覧席保持構
造体は、このように剛性強度の高いモジユールを連結し
て作られた箱形のものであるから、全体としても剛性強
度が高い。したがつて従来の箱形構造体のように下方か
ら鋼製トラス構造体で支える必要がない。
同図において、2は段床面、4はベースモジユールの箱
形構造体1Aにピン4′によつて取付けられている電動ス
クリユージヤツキ、5は同じく箱形構造体1Aに5′によ
つて取付けられている支持脚である。また12は、各箱形
構造体1A,1B,1Cの後部に同様に装着されている座席椅子
展開収納ユニツトである。
第3図に座席椅子展開収納ユニツト12の断面図を示す。
図において、13は折りたたみ式の座席椅子、14は複数個
の座席椅子をの上部で支えている椅子支持梁、15は座席
椅子13とともに椅子支持梁14を昇降させる椅子昇降装
置、16は椅子収納部、17は椅子収納部の蓋である。椅子
収納部16はフレーム16A〜16Hから構成されている。座席
椅子は収納される時、自動的に折りたたまれる。
本実施例の可動観覧席は従来のものに比して次のような
特徴がある。
(1)従来の観覧席保持構造体は全幅にわたつて一体の
構造であつたが、本実施例の観覧席保持構造体は、観覧
席昇降装置が取付けられる一対の定型ベースモジユー
ル、同ベースモジユールの間に配置されるセンター用補
助モジユール、および各ベースモジユールの片端に取付
けられる対をなすエンド用補助モジユールとしての鋼製
箱形構造体を組合せて一体化されるものであるから、各
部分は量産化が可能であり、各種の寸法あるいは座席数
の需要に迅速に対応することができる。なお、このよう
なモジユール化が可能になつたのは、次項に述べるよう
に観覧席保持構造体の構造が簡単化、小型軽量化したか
らである。
(2)従来の観覧席保持構造体は、剛性強度の低い箱形
構造体と剛性強度の高い鋼製トラス構造体を組合わせた
構造となつていたが、本実施例のモジユール化された鋼
製箱形構造体は、型鋼材とプレス加工によつて直角に折
り曲げられた箇所を有する鋼板とを用いて作られている
ので、それ自体が剛性強度を有しているので連結して一
体化された観覧席保持構造体も剛性強度が高く、したが
つて鋼製トラス構造体を添えることは不要であり、構造
が簡単化し、小型軽量となる。したがつて、観覧席昇降
装置も小型化しうるので、製作しやすくなり、工数低減
をはかることができる。
(3)従来の座席椅子や、その昇降装置は箱形構造体完
成後に個々に取付けられていたので、このための組立調
整の工期が余分に必要であつたが、本実施例の場合は、
関連各部分をユニツト化して座席椅子展開収納ユニツト
とし、その製作組立は、箱形構造体の製作とは別に行
い、両者が完成した時装着するものであるから、全体の
工期短縮をはかることができる。
〔考案の効果〕
本考案の可動観覧席においては、その観覧席保持構造体
は、モジユール化して生産されるので、量産化が可能で
あり、種々異つた横幅寸法あるいは座席数の需要に迅速
に対応できる。
本考案の観覧席保持構造体は、型鋼材とプレス加工され
た鋼板とからなる箱形構造体を連結したものであるか
ら、それ自体で剛性強度を有しているので、トラス構造
体を付す必要がなく、したがつて構造簡単、小型軽量と
なるので、製作組立工数が低減する。
本考案の観覧席保持構造体の箱形構造体は、別途組立調
整された座席椅子展開収納ユニツトを装着するようにな
つているので、座席椅子等の組立調整に要していた分だ
け全体の工期の短縮ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の一実施例の平面図、同図(b)
は同正面図、同図(b)は同側面図、第2図は上記実施
例の箱形構造体の断面図、第3図は上記実施例の座席椅
子展開収納ユニツトの断面図、第4図(a)は従来技術
の平面図、同図(b)は同正面図、同図(c)は同側面
図である。 A…本考案の観覧席保持構造体、 B…従来の観覧席保持構造体、 1A…ベースモジユールの箱形構造体、 1B…センター用補助モジユールの箱形構造体、 1C…エンド用補助モジユールの箱形構造体、 2…段床面、3…連結部、4…電動スクリユージヤツ
キ、5…支持脚、6…車輪、7…レール、8…ガイド、
9…回動部、10A〜10E…鋼板、11…型鋼材、 12…座席椅子展開収納ユニツト、 13…座席椅子、14…椅子支持梁、 15…椅子昇降装置、16…椅子収納部、 16A〜16H…フレーム、17…蓋、 20…従来の箱形構造体、21…鋼製トラス構造体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の座席椅子が配列されてなる観覧席を
    保持する構造体と、同構造体を昇降させる観覧席昇降装
    置とを備えた可動観覧席において、前記の観覧席保持構
    造体は、前記観覧席昇降装置が取付けられる一対の定型
    ベースモジユール、同ベースモジユールの間に配置され
    るセンター用補助モジユール、および各ベースモジユー
    ルの片端に取付けられる対をなすエンド用補助モジユー
    ルとしての鋼製箱形構造体を組合せて一体化されたもの
    であることを特徴とする可動観覧席。
  2. 【請求項2】前記の鋼製箱形構造体は、型鋼材とプレス
    加工によつて直角に折り曲げられた箇所を有する鋼板と
    を用いて作られ、その後部に座席椅子、同支持部、椅子
    昇降装置、椅子収納部、および同収納部の蓋を一体化し
    た座席椅子展開収納ユニツトが装着されることを特徴と
    する前項記載の可動観覧席。
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