JP2592980B2 - 高層構造物における鉄骨材の構築方法 - Google Patents

高層構造物における鉄骨材の構築方法

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高 川端
純男 武田
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高層構造物における鉄骨材の構築方法に関
する。
従来の技術 従来、高層構造物例えば高層ビルディングの鉄骨材す
なわち骨組み材を構築する場合、タワークレーンにより
骨組み材を順次上方に運び上げて、熟練した作業員によ
り骨組み材同士の位置合わせおよび組み立てが行われて
いた。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記の構築方法によると、人手により骨組
み材同士の位置合わせおよび組み立てが行われているた
め、その構築に時間を要するとともに風雨が強い日など
は作業を行うことができず、工期に影響を及ぼすという
問題があった。
そこで、本発明は上記課題を解消し得る高層構造物に
おける鉄骨材の構築方法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、本発明の高層構造物におけ
る鉄骨材の構築方法は、下方に出退自在なロッド部を有
する持上げ装置が各柱部に配置された作業階を、各柱部
における持上げ装置のロッド部を出退させてその下方に
骨組み材を順次挿入固定しながら上昇させて高層構造物
における鉄骨材を構築する際に、上記柱部を2群に分
け、これら各群におけるロッド部を交互に出退させて作
業階を段階的に上昇させるとともに、ロッド部が退入さ
せられた箇所の第1または第2柱部群位置に、第1およ
び第2柱部群の両ロッド部の突出合計量の高さを有する
骨組み材を順次挿入固定する方法である。
作 用 上記構成の構築方法によると、作業階を使用するとと
もにその下方位置で、骨組み材を順次組み立てていくた
め、作業を迅速に行うことができる。また、2群に分け
られた作業階の各柱部における持上げ装置のロッド部を
交互に出退させて、所定高さの骨組み材を異なる高さ位
置で交互に挿入固定するため、骨組み材同士の連絡固定
作業を半減させることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図に基づき説
明する。
本実施例の要旨は、高層構造物の骨組みを構築する際
に、予め組み立てられた高層構造物の最上階部となる作
業階に設けられた持上げ装置および骨組み材の上端部を
保持する保持装置を使用して順次骨組み材を組み立てて
いく方法である。
まず、作業階について説明する。
すなわち、第1図〜第3図に示すように、この作業階
1は、高層構造物の最上階部となるように組み立てられ
ており、すなわち高層構造物の支柱部に対応する位置に
はそれぞれ柱部2が配置されるとともに、これら各柱部
2同士は水平桁材3によって連絡されら構造にされ、さ
らには第1図に示すように、作業用空間部を覆う屋根部
4およびこの屋根部4の周囲から垂下された周壁部5と
が設けられている。
そして、この作業階1の各柱部2の下部には、この作
業階1自身を上昇させるための持上げ装置11が設けられ
ている。この持上げ装置11は、下方に出退自在にされた
ロッド部12aを有するリフト用シリンダー装置12により
構成され、またこのリフト用シリンダー装置12のロッド
部12aの下端部には、下方から組み立てられてきた骨組
み材Aの上端部を押さえるとともに保持するための保持
装置13が設けられている。
この保持装置13は、第4図〜第6図に示すように、各
ロッド部12aの下端部に固定された低板部12bの四方に垂
直に設けられた取付板14と、これら各取付板14に一対づ
つ水平方向で螺合挿通されるとともに内端部に骨組み材
Aの上側端面を押圧する押さえ板15が取り付けられた出
退棒16と、これら各出退棒16の外端部に連絡された揺動
レバー17を介してその軸心回りで揺動させて骨組み材A
に対して出退棒16を出退させる押圧用シリンダー装置18
とから構成されている。なお、第4図において、左右の
出退棒16を出退させる押圧用シリンダー装置18が取付板
14の上方に配置されているのに対して、前後の出退棒16
を出退させる押圧用シリンダー装置18は図示しないが取
付板14の下方に配置されている。
がって、押圧用シリンダー装置18を収縮させて、揺動レ
バー17を第5図の矢印aのように揺動させれば、出退棒
16は突出して骨組み材Aの上端部を押圧保持することに
なる。なお、この動作により、作業階1の各柱部2と、
骨組み材Aとの位置合わせを容易に行うことができる。
また、作業階1には、上記持上げ装置11および保持装
置13の他に、骨組み材A、床材などの引上げ用クリーン
(図示せず)並びに骨組み材A、床材などの組み立て用
天井走行クレーン19が配置されている。
次に、高層光造物の鉄骨材すなわち骨組み材の構築方
法について説明する。
なお、本実施例においては、作業階1における複数本
の柱部2を例えば1つ置きに2群に分け(以下、一方を
第1柱部群2A、他方を第2柱部群2Bという)、各柱部群
2A,2Bにおける持上げ装置11を交互に使用して骨組み材
Aを組み立てていくものである。以下、具体的に説明す
る。
まず、地上に形成された基礎部20上で、第1柱部群2A
におけるリフト用シリンダー装置12のロッド部12aを、
1階分の高さ以上に突出させて、作業階1を上昇支持さ
せる。次に、第2柱部群2Bに対応する位置の基礎部20上
に1階分の高さを有する骨組み材Aを配置する。次に、
それに対応するリフト用シリンダー装置12のロッド部12
aを少し下降させてその骨組み材Aの上端部を押さえて
支持するとともに、ロッド部12a下端の保持装置13によ
りその上端部を保持し、そして基礎部20上に固定して立
設する。
次に、第2柱部群2Bのリフト用シリンダー装置12のロ
ッド部12aを1階分高さだけ突出させてこの1階分の高
さを有する骨組み材Aを土台として、作業階1を1階分
だけ上昇させるとともに、第1柱部群2Aのロッド部12a
を退入させておく。したがって、この第1柱部群2Aに対
応する下方の空間部分は、2階分の高さになっている。
次に、この2階分の空間部に2階分の高さを有する骨
組み材Aを挿入配置するとともに、その上端部を保持装
置13により保持させた後、基礎部20上に固定して立設す
る。
次に、第1柱部群2Aにおけるリフト用シリンダー装置
12のロッド部12aを1階分だけ突出させて、2階分の高
さを有する骨組み材Aを土台として、作業階1を1階分
だけ上昇させるとともに、第2柱部群2Bのロッド部12a
を退入させておく。したがって、この第2柱部群2Bに対
応する下方の空間部分も2階分の高さになっている。
そして、上記と同様に、この2階分の空間部、すなわ
ち既に固定立設されている骨組み材Aの上方に2階分の
高さを有する骨組み材Aを挿入配置するとともに、その
上端部を保持装置13により保持させ、骨組み材A同士の
対向端部を連結固定する。
以下、第2図および第3図に示すように、上記手順を
繰り返して所定階層まで骨組み材Aを継ぎ足した後、第
1柱部群2Aまたは第2柱部群2Bのいずれかの位置に1階
分の高さを有する骨組み材Aを挿入配置して全体の上端
部の高さを揃えた後、これら骨組み材Aと作業階1とを
互いに固定すれば、高層構造物を安全かつ迅速に構築す
ることができる。
このように、2階分の高さを有する骨組み材Aを交互
に組み立てていくため、各階における骨組み材A同士の
連結固定作業が半減する。
なお、図示しないが、作業階1には骨組み材Aおよび
床材などを運び上げるための、リフト装置などが設けら
れていることはいうまでもなく、また各階に運び上げら
れた骨組み材Aは、作業階1に設けられた天井走行クレ
ーン19によつて移動される。
さらに、構築作業終了後においては、作業階1に配置
された天井走行クレーン19およびその他の各機器は、ウ
インチ装置などを介して地上に降ろされる。
ところで、上記実施例においては、2階分の高さを有
する骨組み材Aを交互に挿入配置して組み立てるように
説明したが、例えば3階分の高さを有する骨組み材を使
用してもよい。この場合には、作業階の上昇は、1階分
高さの上昇と2階分高さの上昇とが交互に行われること
になる。
また、上記実施例においては、作業階を、構築すべき
高層構造物の最上階部となるように説明したが、勿論、
作業階を高層構造物の一部として使用しなくてもよく、
この場合、構築作業終了後に、作業階は分解されて地上
に降ろされる。
さらに、上記実施例においては、持上げ装置11として
リフト用シリンダー装置12を示したが、例えばねじ式の
ジャッキ装置を使用することもできる。
発明の効果 以上のように本発明の構造方法によると、作業階を使
用するとともにその下方位置で骨組み材を順次組み立て
ていくため、作業を迅速に行うことができる。また、作
業階の各柱部を2群に分け、そして各柱部群に設けられ
た持上げ装置のロッド部を群ごとに交互に出退させて、
作業階を段階的に上昇させるとともに、ロッド部が退入
させられた箇所の第1または第2柱部群位置に、第1お
よび第2柱群の両ロッド部の突出合計量の高さを有する
骨組み材を順次挿入固定して高層構造物を構築するよう
にしたので、骨組み材同士の連結固定作業が半減するた
め、作業の簡略化および作業のより迅速化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の一実施例における鉄骨材の構
築方法を説明するもので、第1図は概略全体側面図、第
2図は要部拡大正面図、第3図は同要部拡大側面図、第
4図〜第6図は保持装置を示すもので、第4図は半断面
正面図、第5図は側面図、第6図は第4図のI−I矢視
図である。 1……作業階、2……柱部、2A……第1柱部群、2B……
第2柱部群、4……屋根部、5……周壁部、11……持上
げ装置、12……リフト用シリンダー装置、12a……ロッ
ド部、13……保持装置、15……押さえ板、16……出退
棒、17……揺動レバー、18……押圧用シリンダー装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川原 孝則 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 川端 高 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 武田 純男 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)発明者 嘉納 俊二 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (56)参考文献 特公 平7−59831(JP,B2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下方に出退自在なロッド部を有する持上げ
    装置が各柱部に配置された作業階を、各柱部における持
    上げ装置のロッド部を出退させてその下方に骨組み材を
    順次挿入固定しながら上昇させて高層構造物における鉄
    骨材を構築する際に、上記柱部を2群に分け、これら各
    群におけるロッド部を交互に出退させて作業階を段階的
    に上昇させるとともに、ロッド部が退入させられた箇所
    の第1または第2柱部群位置に、第1および第2柱部群
    の両ロッド部の突出合計量の高さを有する骨組み材を順
    次挿入固定することを特徴とする高層構造物における鉄
    骨材の構築方法。
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