JP3134597B2 - 竪型ミル - Google Patents

竪型ミル

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JP3134597B2
JP3134597B2 JP05131960A JP13196093A JP3134597B2 JP 3134597 B2 JP3134597 B2 JP 3134597B2 JP 05131960 A JP05131960 A JP 05131960A JP 13196093 A JP13196093 A JP 13196093A JP 3134597 B2 JP3134597 B2 JP 3134597B2
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air port
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vertical mill
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新悟 向井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、竪型ミルに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な竪形ミルの一例を示す物
で、ケーシング1内下部に回転駆動可能に備えられた粉
砕テーブル2上に供給された砕料3を、前記粉砕テーブ
ル2と、該粉砕テーブル2に圧接されつつこれに追従し
て回転する粉砕ローラ4との間で粉砕し、該粉砕によっ
て得られた微粉5を、前記粉砕テーブル2周囲に環状に
開口されたエアポート6からのガス7に乗せてケーシン
グ1上方に搬送し、該ケーシング1上方に搬送した微粉
5をセパレータ8を通して分離した後、前記ケーシング
1頂部より外部に搬出するようにしている。
【0003】上記した如き竪形ミルにおいて、粉砕が十
分でないまま遠心力によりエアポート6に導かれた粗粒
物9は、前記エアポート6のガス7の流れに乗りきれ
ず、エアポート6から、ミル底部10に落下して、前記
粉砕テーブル2と一体に回転するスクレーパ11に掻き
取られ、前記ミル底部10の周方向所要位置に接続され
た排出ノズル12からケーシング1外部へと排出される
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の竪型ミルでは、エアポート6が砕料3の粒径より大
きく形成されていた為、粉砕テーブル2からエアポート
6に導かれた所定粒径以上の粗粒物9は全て再粉砕の機
会を与えられることなく即座に落下してしまうことにな
り、細粉から塊状のものまでの多量の粗粒物9が排出さ
れることになって該粗粒物9をミル外部で輸送する図示
しない外部輸送機が大型化するという不具合があった。
【0005】また、エアポート6に落下する粗粒物9の
量を極力減らす為に、エアポート6のガス流速を大きく
しなければならないという不具合もあった。
【0006】本発明は上述の実情に鑑みてなしたもの
で、エアポートのガス流速を必要以上に増大することな
く、エアポートに落下してミル外部に排出される粗粒物
の量を削減し得る竪型ミルを提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転する粉砕
テーブルに供給された砕料を、前記粉砕テーブルと、該
粉砕テーブルに圧接されつつこれに追従して回転する粉
砕ローラとの間で粉砕し、該粉砕によって得られた微粉
を、前記粉砕テーブル周囲に環状に配設されたエアポー
トからのガス流に乗せて上方に搬送し得るよう構成した
竪型ミルにおいて、前記エアポートを、砕料の安息角よ
り大きな傾斜角度で上面を擂り鉢状に形成した格子板に
より構成し、該格子板の格子目の開口寸法を砕料の粒径
より小さくすると共に、前記格子目の深さ寸法を前記開
口寸法より大きくしたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】従って本発明では、回転する粉砕テーブル上に
供給された砕料は、粉砕テーブルと粉砕ローラとの間で
粉砕され、遠心力により粉砕テーブル周囲のエアポート
に導かれてガスの流れに晒される。
【0009】このとき、粉砕が十分でないまま遠心力に
よりエアポートに導かれた粗粒物のうち、前記エアポー
トを構成する格子板に開口された格子目の開口寸法より
大きな粒径の塊状粗粒物は、格子板の格子目に落下する
ことなく格子板の擂り鉢状の上面を一旦転がり昇った後
に重力により格子板上面を転がり落ちて粉砕テーブルに
戻され、再粉砕の機会を与えられる。
【0010】また、格子目の開口寸法より小さな粒径の
粗粒物は、ガスの流れに乗りきれずに格子目から落下す
るが、前記格子目の深さ寸法は開口寸法より大きくして
あるので、格子目に落下した粗粒物がガスの流れに乗る
為の十分な助走距離が得られ、これによって、前記格子
目に落下した粗粒物は格子目内部を上昇するガスの運動
エネルギーを十分に受けることになり、従来同じ流速の
ガスの流れで落下選別されていたような比較的粒径の小
さな粗粒物が粉砕テーブルに吹き戻されて再粉砕の機会
を与えられる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
【0012】図1〜図3は本発明の一実施例を示すもの
で、図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わして
いる。
【0013】図中13は前述した図4の竪型ミルのエア
ポートを以下に詳述する構造のエアポート14とした竪
型ミルであり、該竪型ミル13のエアポート14は、粉
砕テーブル2の周囲に同心状に配置された複数の円筒部
材15の円周方向複数箇所を半径方向に延びる連結部材
16で連結した格子板17により構成してある。
【0014】ここで、前記格子板17の上面は、砕料3
の安息角より大きな傾斜角度で擂り鉢状に形成されてお
り、例えばセメント原料を粉砕する竪型ミルの場合に
は、安息角が35゜程度の砕料を用いることが通常であ
るので、余裕をみて45゜程度の傾斜角度とすれば十分
である。
【0015】更に、前記格子板17に開口される扇形状
の格子目18の半径方向寸法と円周方向寸法のうち小さ
い方の寸法(図示の例では半径方向寸法)を開口寸法x
(図3参照)とするとき、該開口寸法xは砕料3の粒径
より小さくしてあると共に、前記格子目18の深さ寸法
y1〜y5(図3参照)は夫々前記開口寸法xより大きく
してある。
【0016】ここで、本発明における格子目18の開口
寸法とは、要するに所定粒径以上の粗粒物9の格子目1
8への落下を阻止して篩分けする為の寸法であり、更に
換言すれば、格子目18を通過可能な粗粒物9の最大径
を規定する寸法のことである。例えば、図示の例とは逆
に、格子目18の円周方向寸法の方が半径方向寸法より
小さければ円周方向寸法が開口寸法となる。
【0017】而して、回転する粉砕テーブル2上に供給
された砕料3は、粉砕テーブル2と粉砕ローラ4との間
で粉砕され、遠心力により粉砕テーブル2周囲のエアポ
ート14に導かれてガス7の流れに晒される。
【0018】このとき、粉砕が十分でないまま遠心力に
よりエアポート14に導かれた粗粒物9のうち、前記エ
アポート14を構成する格子板17に開口された格子目
18の開口寸法xより大きな粒径の塊状粗粒物9は、格
子板17の格子目18に落下することなく格子板17の
擂り鉢状の上面を一旦転がり昇った後に重力により格子
板17上面を転がり落ちて粉砕テーブル2に戻され、再
粉砕の機会を与えられる。
【0019】また、格子目18の開口寸法xより小さな
粒径の粗粒物9は、ガス7の流れに乗りきれずに格子目
18から落下するが、前記格子目18の深さ寸法y1〜
y5は開口寸法xより大きくしてあるので、前記格子目
18に落下した粗粒物9がガス7の流れに乗る為の十分
な助走距離が得られ、これによって、前記格子目18に
落下した粗粒物9は格子目18内部を上昇するガス7の
運動エネルギーを十分に受けることになり、従来同じ流
速のガス7の流れで落下選別されていたような比較的粒
径の小さな粗粒物9が粉砕テーブル2に吹き戻されて再
粉砕の機会を与えられる。
【0020】従って上記実施例によれば、エアポート1
4のガス流速を必要以上に増大することなく、格子目1
8の開口寸法xを砕料3の粒径より小さくしたことによ
る篩作用で塊状粗粒物9の格子目18への落下を防止で
きると共に、格子板17上面の擂り鉢形状により塊状粗
粒物9を粉砕テーブル2に戻して再粉砕することがで
き、しかも、格子目18の深さ寸法y1〜y5を開口寸法
xより深くしたことにより格子目18に落下した粗粒物
9がガス7の流れに乗る為の十分な助走距離を得ること
ができて従来同じ流速のガス7の流れで落下選別されて
いたような比較的粒径の小さな粗粒物9も粉砕テーブル
2に吹き戻して再粉砕することができるので、エアポー
ト14下部に落下してミル外部に排出される粗粒物9の
量を従来より大幅に削減することができ、該粗粒物9の
外部輸送機を著しく小型化することができる。
【0021】尚、本発明の竪型ミルは、上述の実施例に
のみ限定されるものではなく、格子板の格子目に円周方
向の傾斜角度を付してガス流れに旋回を与えるようにし
ても良いこと、上部にセパレータを備えないタイプの竪
型ミルであっても良いこと、その他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0022】
【発明の効果】上記した本発明の竪型ミルによれば、エ
アポートのガス流速を必要以上に増大することなく、格
子目の開口寸法を砕料の粒径より小さくしたことによる
篩作用で塊状粗粒物の格子目への落下を防止できると共
に、格子板上面の擂り鉢形状により塊状粗粒物を粉砕テ
ーブルに戻して再粉砕することができ、しかも、格子目
の深さ寸法を開口寸法より深くしたことにより格子目に
落下した粗粒物がガスの流れに乗る為の十分な助走距離
を得ることができて従来同じ流速のガスの流れで落下選
別されていたような比較的粒径の小さな粗粒物も粉砕テ
ーブルに吹き戻して再粉砕することができるので、エア
ポート下部に落下してミル外部に排出される粗粒物の量
を従来より大幅に削減することができ、該粗粒物の外部
輸送機を著しく小型化することができる等の優れた効果
を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1のII−II方向の矢視図である。
【図3】図1の格子板断面の拡大図である。
【図4】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 粉砕テーブル 3 砕料 4 粉砕ローラ 5 微粉 7 ガス 13 竪型ミル 14 エアポート 17 格子板 18 格子目 x 開口寸法 y1〜y5 深さ寸法

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する粉砕テーブルに供給された砕料
    を、前記粉砕テーブルと、該粉砕テーブルに圧接されつ
    つこれに追従して回転する粉砕ローラとの間で粉砕し、
    該粉砕によって得られた微粉を、前記粉砕テーブル周囲
    に環状に配設されたエアポートからのガス流に乗せて上
    方に搬送し得るよう構成した竪型ミルにおいて、前記エ
    アポートを、砕料の安息角より大きな傾斜角度で上面を
    擂り鉢状に形成した格子板により構成し、該格子板の格
    子目の開口寸法を砕料の粒径より小さくすると共に、前
    記格子目の深さ寸法を前記開口寸法より大きくしたこと
    を特徴とする竪型ミル。
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CN107469944A (zh) * 2017-09-25 2017-12-15 桂林鸿程矿山设备制造有限责任公司 雷蒙机细粉、粗粉及砂一体加工系统

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