JPH0127874Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0127874Y2
JPH0127874Y2 JP18562083U JP18562083U JPH0127874Y2 JP H0127874 Y2 JPH0127874 Y2 JP H0127874Y2 JP 18562083 U JP18562083 U JP 18562083U JP 18562083 U JP18562083 U JP 18562083U JP H0127874 Y2 JPH0127874 Y2 JP H0127874Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulverizer
pulverized material
tower
crusher
powder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18562083U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6095947U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18562083U priority Critical patent/JPS6095947U/ja
Publication of JPS6095947U publication Critical patent/JPS6095947U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0127874Y2 publication Critical patent/JPH0127874Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Crushing And Grinding (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、高炉スラグ・セメント等の人工鉱石
あるいは天然鉱石を微粉砕する塔型粉砕装置に関
するものである。
従来、この種の乾式塔型粉砕機の構造は第1図
に示すように構成されるが、粉砕機本体1の中心
には適当な手段で保持された回転軸2にスクリユ
ー3が装着されており、粉砕機本体1内でスクリ
ユー3の最上部より下方に粒径10〜40mm程度の鋼
製あるいは磁器ボール等の粉砕媒体が充填され
る。回転軸2の回転によりスクリユー3が回転
し、充填されている粉砕媒体はスクリユー3の螺
旋翼に沿つて上昇し、螺旋翼と粉砕機本体1との
間の周囲の間隙を通して下降する。被粉砕原料は
給鉱口4より供給され、回転弁5により一定量・
粉砕機本体1内に投入されると、被粉砕原料は粉
砕媒体とともに移動しながら被粉砕物と粉砕媒体
との摩擦及び被粉砕物相互の摩砕によつてその表
面から徐々に粉砕される。
一方、フアン16によつて誘引されたガスは、
粉砕機本体1下部に設けられたガス取入ダクト1
4より粉砕機本体1内に入り、粉砕媒体と被粉砕
物よりなる充填層内をすり抜けて粉砕物とともに
ガス取入ダクト14と対向した排出ダクト12を
経て粉砕機外へ出る。このとき粉砕機より排出さ
れる粉砕物の量は粉砕機へのガス流入量によつて
変化し、そのガス流入量はダンパ15によつて調
整される。また図示は省略したが、ガス取入ダク
ト14から導入されたガスの一部を粉砕機本体1
の上部から抜くようにし、ガスの吹上流をつくる
ことにより粉砕媒体層内での粉の分散の改善と粉
体濃度の適正化を図つている。すなわち粉体濃度
が濃すぎると、粉体のクツシヨン作用により粉砕
効率が低下するためである。なお、ガス取入ダク
ト14及び排出ダクト12と粉砕機との接続部に
はガスと粉砕物の通過は可能であるが、粉砕媒体
の流出は防止する目板13が装着されている。
粉砕機本体1を出たガス及び粉砕物はサイクロ
ン式分離器6に入り、粉砕物の粗粒を含む大部分
は分離され、輸送機7を介して分級機8へ送られ
る。また、残りの一部はガスに同伴されたまま分
級機8へ送られる。分級機8へ送られた粉砕物は
精粉と粗粉とに分級され、精粉はガスに同伴され
て集塵機9に導びかれ、製品11として回収され
るとともに、ガスはフアン16を経て系外へ排出
される。また、分級機8により分級された粗粉
は、粗粉シユート10より粉砕機1内に戻され、
再粉砕を受けて精粉となるまで粉砕機と分級機8
の間の循環をくり返している。
しかしながら、このような粉砕装置において
は、粉砕機からの粉砕物の排出をガスの力によつ
て行つているので、このためのガス吹込動力が必
要になるとともに、粉砕物の排出を粉砕機下部側
面より行なつているので、粉砕機内部で粉砕物の
偏流が生じた場合、粉砕物の中には十分に粉砕作
用を受けることなく短絡して排出され、粉砕機と
分級機間の循環をくり返し、循環動力を無駄に消
費する等の欠点があつた。また、この偏流をでき
るだけ抑える意味でも、粉砕媒体層全体を有効に
利用する意味でも、粉砕機内へ粉砕物を適正量滞
留させることが必要であるが、この滞留量を正確
に把握することは難しいため、これを適正量に制
御することは難しく、滞留量は通常、かなりの変
動がある。さらに、粉砕機内はエアレートされて
いるために粉砕物の流動性が非常によく、滞留量
が適正域に達する前に粉砕機からフラツシユし、
急激に滞留量が減少してプロセス変動をきたすた
めに、安定した運転が困難になる場合もある。こ
れは粉砕物の物性や粒度等に影響されるが、フラ
ツシユした場合にロータリバルブやスクリユーコ
ンベア等でも排出を制御するのは困難である等の
欠点があつた。
本考案は、かかる従来装置の欠点を解決するた
めに提案されたもので、粉砕機からの粉体の排出
を粉砕機上部側面より粉体自身のオーバフローに
よつて行なうとともに、オーバフローの位置は自
由に変更できるように構成するなど、塔型粉砕機
の粉砕物の排出機構を改善することによつて効率
良く安定した運転を行ない、システムの動力を低
減することを目的とした塔型粉砕装置を提供せん
とするものである。
以下、本考案に係る塔型粉砕装置を第2図に示
した実施例に基づいて詳細に説明する(第2図に
おいて、第1図に示した従来装置と対応する同一
部材は同一番号を付して説明を省略する。)。
13は従来装置と同じ機能を有する目板であ
り、排出側の目板はオーバフロー位置の上下の変
更に適応できるように上下方向に長く設置されて
いる。また、17は粉砕物のオーバフロー位置を
決定するダムで、オーバフローの高さ、すなわち
粉砕機内の粉砕物の滞留高さはダム17の高さに
よつて決定される。したがつて、適正な粉砕物の
滞留量に応じ、ダム17の高さを任意に設定でき
るように構成されている。なお、18はオーバフ
ローした粉砕物を輸送機7へ導くシユートであ
る。
このように構成された本考案に係る塔型粉砕装
置を作動させるにあたつては、まず粉砕機本体1
内に投入された被粉砕原料及び分級機8からの粗
粉は、粉砕媒体層上面に落下し、すみやかに層内
へ取込まれる。粉砕機1内の粉砕物の滞留量はダ
ム17によつて決まり、ダム17の高さまで粉砕
物が滞留した後は、粉砕機1内へ投入された粉体
量分、すなわち原料と粗粉の合計量だけダム17
よりオーバフローし、滞留量は一定に保たれる。
また、オーバフローした粉砕物は、シユート18
を経て輸送機7へ入る。
従来装置の概要で述べたように、粉砕機1内の
粉砕物は、スクリユーの撹拌輸送作用によつて粉
砕媒体とともに粉砕混合されながら上下の循環運
動をくり返すので、粉砕物が滞留している部分は
完全混合に近く、考案者らの測定によれば、粉砕
機内の粉砕物の粒度のバラツキは比表面積でいつ
て数パーセント以内であり、比較的均一である。
したがつて、粉砕機底部に微粉が蓄積するといつ
た心配は起らないようになつている。
以上、図面に示した実施例にもとづいて詳細に
説明したように、本考案に係る塔型粉砕装置によ
れば、粉砕機からの粉体の排出を粉砕機上部側面
より粉体自身のオーバフローによつて行なうとと
もに、オーバフローのダム高さを自由に変更でき
るように構成した簡単な構造であり、ガスの助け
をかけることなく粉砕物の排出がオーバフロー可
能になり、フアン動力の低減ができるとともに、
粉砕機内へ投入された原料及び粗粉はいつたん粉
砕機内へ溜まり、撹拌混合されて排出されるた
め、偏流が生じることもなく、十分粉砕作用を受
けることにより、粉砕機から分級機間の粗粉の循
環が少なくなつて循環動力を軽減することが可能
になり、経済的である。
また、粉砕機内の粉砕物の滞留量はダムの高さ
により決定され、常に一定に維持できるので、最
も粉砕効率のよい粉砕物の滞留量となるようにダ
ムの高さを設定すれば粉砕物のフラツシユもない
安定した効率の良い運転が可能になる等、実用上
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の塔型粉砕機の概略構成図、第2
図は本考案に係る塔型粉砕機を示す概略構成図で
ある。 図面中、1は粉砕機本体、3はスクリユー、8
は分級機、13は目板、16はフアン、17はダ
ム、18はシユートである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 塔型粉砕機より排出される粉砕物を粗粉と精粉
    に分級し前記粗粉を再び粉砕機へ戻す分級機とか
    らなる塔型粉砕機において、前記粉砕機本体の側
    面に上下方向に長く設置された排出口を設けると
    ともに、この排出口に目板を設置する一方、前記
    排出口の後部に粉砕物のオーバフロー高さを任意
    に決定できるダムを設置したことを特徴とする塔
    型粉砕装置。
JP18562083U 1983-12-02 1983-12-02 塔型粉砕装置 Granted JPS6095947U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18562083U JPS6095947U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 塔型粉砕装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18562083U JPS6095947U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 塔型粉砕装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6095947U JPS6095947U (ja) 1985-06-29
JPH0127874Y2 true JPH0127874Y2 (ja) 1989-08-24

Family

ID=30401156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18562083U Granted JPS6095947U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 塔型粉砕装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6095947U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6095947U (ja) 1985-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101134175B (zh) 一种辊压机联合粉磨装置
US3951347A (en) Apparatus for crushing material containing particles that are hard to pulverize
JP2579885B2 (ja) 粉粒体原料の粉砕方法と粉砕装置および分級機
CN209109277U (zh) 一种预分离旁路风辊式立磨
CN206746767U (zh) 一种脱硫用石灰石粉制备系统
WO2021093256A1 (zh) 一种生料立磨外循环系统及工艺
KR100210890B1 (ko) 수직형 로울러 밀을 이용한 시멘트 클링커 분쇄 장치 및 방법
CN108889624A (zh) 一种超细粉体分选机
CN206665703U (zh) 一种石灰负压进料装置
JP4269257B2 (ja) 粉砕方法
JPH0127874Y2 (ja)
JP2626820B2 (ja) 高微粉高炉セメントの製造方法
JP3036669B2 (ja) 粉砕設備
JPH0127873Y2 (ja)
JPH0244853Y2 (ja)
JPH057792A (ja) 粉砕設備
JPH1028890A (ja) 竪型ローラミル
CN216419691U (zh) 一种烧结燃料定尺度制备系统
JP2000237626A (ja) 粉砕分級装置
JP2681853B2 (ja) 粉砕設備
CN115872183B (zh) 一种细粉精分装置、定尺度制备烧结燃料的系统及其方法
JP3216678B2 (ja) 粉砕設備
JPH05253504A (ja) 竪型粉砕機
JP2730656B2 (ja) 竪型粉砕機
JPH0724344A (ja) ローラミルおよびその粉砕方法