JP3134402B2 - シート材の積層体の揃え装置 - Google Patents

シート材の積層体の揃え装置

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JP3134402B2 JP03258433A JP25843391A JP3134402B2 JP 3134402 B2 JP3134402 B2 JP 3134402B2 JP 03258433 A JP03258433 A JP 03258433A JP 25843391 A JP25843391 A JP 25843391A JP 3134402 B2 JP3134402 B2 JP 3134402B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート材の積層体の端
面を面一に揃えるための揃え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば葉書の印刷を行なう場合は、一枚
の紙に多数の葉書の印刷を行ない、その印刷を行なった
紙を積層して積層体とし、この積層体を裁断機により裁
断することで一枚毎の葉書を得る。
【0003】この場合、積層体の端面が面一になってい
ないと所定形状の葉書を得ることができないことから、
積層体の端面を面一に揃える必要がある。このようなシ
ート材の積層体の揃え装置として、水平面に対し傾斜す
る振動テーブルと、この振動テーブルの傾斜方向下方側
に配置されると共に、振動テーブルに載置されるシート
材の積層体の端面を受ける基準体と、その積層体の端面
外方に配置される空気噴出手段とを備えたものがある。
【0004】上記揃え装置によれば、振動テーブルによ
り積層体に振動が与えられることで基準体の受け面に押
し付けられる積層体の端面が揃えられる。また、空気噴
出手段により積層体の端面に向けて空気を噴出すること
により、積層体を構成するシート材の間に空気を送り込
んでいる。これにより、シート材相互間の摩擦が小さく
なり、シート材が相互に密着することがなくなるので、
振動テーブルによる揃えが円滑に行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の揃
え装置にあっては、積層体を構成するシート材の枚数が
多くなると端面を揃えるのに長時間を要し、シート材の
枚数が一定以上になると端面を揃えることができなくな
った。
【0006】また、揃え作業の完了後に振動テーブルか
ら積層体を取り出す前に、積層体をローラ等により圧縮
し、シート材の相互間に送り込まれた空気を排出する必
要があった。これは、積層体を構成するシート材の間に
空気が送り込まれ、シート材相互間の摩擦が小さくなっ
ているため、シート材相互の間に入った空気を排出しな
ければ、裁断を行なう前にシート材が互いにずれてしま
い、振動テーブルにより揃え作業を行なった意味がなく
なってしまうためである。しかし、積層体をローラ等に
より圧縮することでシート材の相互間に入り込んだ空気
を排出するには、ローラを積層体の全長にわたり走行さ
せる必要があるため長時間を要するものであった。
【0007】本発明は上記従来技術の問題を解決するこ
とのできるシート材の積層体の揃え装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、シート材の積層体を載置する載置体と、その積層
体の端面を受ける基準体と、その基準体と積層体の端面
との距離が上方側で大きくなるよう積層体の端面を傾斜
させる傾斜手段と、端面が傾斜した状態で積層体を基準
体に押し付ける押し付け手段とを備え、その積層体が基
準体に押し付けられる時点で、その基準体と積層体との
距離が上方側で大きくされることにより、その積層体は
下方側から基準体に押し付けられる点にある。
【0009】基準体により受けられる端面と反対側の積
層体の端面を押す押し付け体を有し、この押し付け体は
積層体の端面に接することができるように揺動可能とさ
れているのが好ましい。
【0010】載置体が水平面に対し傾斜可能な振動テー
ブルとされ、積層体が基準体に押し付けられるように振
動テーブルの傾斜方向下方側に基準体が配置されるのが
好ましい。
【0011】積層体を構成するシート材の間に空気を噴
出する手段と、そのシート材の間の空気を吸引する手段
とを備えるのが好ましい。
【0012】
【作用】本発明は以下の原理に基づく。
【0013】図11に模式的に示すように、シート材A
の積層体Bの端面B′を基準体Cに押し付けることで面
一に揃えるものとする。ここで、下層のシート材A1の
端面と基準体Cとの距離L1が他のシート材Aの端面と
基準体Cとの距離Lよりも小さいとする。この場合、図
中矢印Pで示すように積層体Bを基準体Cに押し付ける
力が作用すると、下層のシート材A1以外のシート材A
の端面は基準体Cに容易に押し付けられるが、下層のシ
ート材Aには上層のシート材Aの重量が作用しているた
め、下層のシート材Aの端面を基準体Cに押し付けるの
は容易でなく、無理に押し付けようとすると図中仮想線
A1で示すように撓んでしまう。これにより、従来の揃
え装置では積層体を構成するシート材が多くなる程に端
面を揃えるのに時間を要し、遂には端面を揃えることが
できなくなる。
【0014】これに対し本発明の構成によれば、図10
に模式的に示すように、基準体Cと積層体Bの端面B′
との距離を上方側で大きくし、この状態で積層体Bの端
面B′を基準体Cに押し付けるものである。このよう
に、積層体Bの端面B′が傾斜した状態では、その端面
B′は未だ面一ではないが、基準体Cとの距離を上方側
で大きくすることで、積層体Bを構成するシート材Aの
端面は下層側からほぼ順番通りに基準体Cに押し付けら
れる。よって、積層体Bを構成するシート材Aの数に拘
わらず積層体Bの端面B′を迅速かつ確実に面一に揃え
ることができる。
【0015】端面が傾斜した状態で積層体を基準体に押
し付ける際に、その基準体により受けられる端面と反対
側の傾斜した端面が、この端面に接触する押し付け体に
より押されることで、積層体を構成するシート材が互い
にずれてしまうのを防止できる。
【0016】載置体Dが水平面に対し傾斜可能な振動テ
ーブルとされ、この振動テーブルの傾斜方向下方側に基
準体が配置されることで、振動により積層体の端面の揃
えを促進することができ、また、重力により積層体を基
準体に押し付けることができる。
【0017】積層体を構成するシート材の間に空気を噴
出する手段を備えることで、積層体を構成するシート材
相互の摩擦が小さくなり、積層体の端面を面一に揃える
作業を円滑に行なうことができる。積層体の端面が揃え
られた後にシート材の相互間に入り込んだ空気が吸引さ
れることで、シート材は互いに密着して容易にずれるこ
とがなくなる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0019】図12〜図15に示すのは、シート材の積
層体8の反転機1であって、積層体8を上下に反転する
反転装置2と、この反転装置2により反転された積層体
8の搬送装置3と、この搬送装置3により搬送された積
層体8の揃え装置4と、この揃え装置4により揃えられ
た積層体8の搬出装置5とを備えている。なお、以下の
説明において、図12〜図15における右方を前方とす
る。
【0020】その積層体8を構成するシート材は、例え
ばくじ付の年賀状を印刷した長方形の紙6とされる。く
じ付の年賀状にあっては、図31に示すように一枚の紙
6に多数のくじ付年賀状7が印刷され、その紙6が多数
積層されることによって積層体8とされる。そして、こ
の積層体8が裁断されることで一枚毎の年賀状7が得ら
れる。
【0021】この場合、印刷機による印刷は大量の紙6
に対して高速でなされるため、印刷機から送り出される
紙6の積層高さは非常に大きくなる。これに対し裁断機
の能力には制限があることから、一挙に裁断可能な積層
体8の積層高さは一定以下となる。そのため、印刷機か
ら送り出された積層体8は、上方側から一定枚数ずつの
紙6により構成される分割された積層体8とされて裁断
機に送り込まれる。その分割された積層体8を裁断機に
送り込む前に上下反転する必要があることから、本実施
例の反転機1が用いられる。
【0022】すなわち図32に示すように、印刷機から
送り出された積層体8が、上方側から一定枚数ずつの紙
6により構成される分割された積層体8a、8b…8e
として取り出されるとする。この取り出された各積層体
8a、8b…8eは、取り出し前に上方側に位置したも
のが取り出し後は下方側に位置することになる。そし
て、くじ付の年賀状7のようなものにあっては一枚毎に
連続した番号が付されているため、商品管理の必要上か
ら積層の順番を変えることはできない。そのため、反転
機1により各積層体8a、8b…8eをそれぞれ上下反
転し、各紙6の積層の順番が変わらないようにする。
【0023】そして、積層体8の端面が面一に揃ってい
ないと所定形状の年賀状7に裁断できないことから、反
転機1は揃え装置4を備えている。この揃え装置4は、
図6および図7に示すように振動テーブル10と傾斜装
置11とを備えている。
【0024】その振動テーブル10は、テーブル本体1
2と、このテーブル本体12を防振ゴム13を介して支
持するテーブルフレーム14と、そのテーブル本体12
の下面に接続されてテーブル本体12に振動を与えるバ
イブレータ15とを備えている。そのバイブレータ15
は公知の振動モータを用いることができる。
【0025】そのテーブル本体12は、図16に示すよ
うにエアテーブルとされ、その上面に開口する多数の空
気流出孔19を有する。この空気流出孔19は、テーブ
ル本体12の上面に出没自在なボール16により開閉自
在とされている。このボール16はバネ17により上向
に付勢されて空気流出孔19を閉鎖する。また、空気流
出孔19は図外ブロアーに配管18を介し接続されてい
る。これにより、テーブル本体12の上面に積層体8が
載置されると、ボール16が積層体8により押し下げら
れて空気流通孔19が開かれ、積層体8の下面とテーブ
ル本体12の上面との間に空気層が形成され、積層体8
のテーブル本体12に対する摩擦が小さくなる。
【0026】前記傾斜装置11は公知のもので、2本の
支持アーム20により前記テーブルフレーム14を支持
している。各支持アーム20は上端が球継手20aを介
してテーブルフレーム14に接続されている。また、各
支持アーム20は上下伸縮可能とされ、各支持アーム2
0が最も上方に位置した状態で、テーブル本体12の上
面は水平面とされる。そして、各支持アーム20の上下
移動量は異なったものとされ、図6に示すように、各支
持アーム20が最も下方に移動した状態において、テー
ブル本体12の上面は水平面に対して傾斜する。本実施
例では、テーブル本体12の前端が後端に対し下方にな
ると共に、左端が右端に対して下方となるように傾斜す
る。
【0027】振動テーブル10の傾斜方向下方側である
前端と左端に、それぞれ板状の基準体21、22が配置
されている。前方の基準体21は、テーブルフレーム1
4にヒンジ23を介して取り付けられ、図外エアシリン
ダによりテーブル本体12の上面よりも上方と下方との
間で揺動可能とされている。なお、基準体21の中央に
は切欠24が形成されている。また、左方の基準体22
はテーブルフレーム14に固定されている。これによ
り、振動テーブル10に載置される前記積層体8の前方
側と左方側の端面は重力により基準体21、22に押し
付けられ、基準体21、22の内側の受け面21a、2
2aに受けられる。
【0028】振動テーブル10に載置される積層体8の
端面外方に位置するように、空気噴出手段と空気吸引手
段とが設けられている。本実施例では、空気噴出手段と
空気吸引手段とは、振動テーブル10の左右端と後端と
に設けられている。
【0029】すなわち、振動テーブル10の右端におい
て、前後一対の空気ボックス25、26がテーブルフレ
ーム14に取り付けられ、各空気ボックス25、26の
前面には上下長寸の空気吹出し用スリット25a、26
bが形成されている。
【0030】また、振動テーブル10の左端において、
前記基準体22の背面に空気ボックス28が設けられ、
この空気ボックス28に連通する上下長寸の空気吹出用
スリット29が基準体22に複数設けられている。
【0031】また、振動テーブル10の後端において、
板状の空気吹き出しプレート31が設けられ、このプレ
ート31の背面に空気ボックス30が設けられている。
この空気ボックス30に連通する複数の上下長寸の空気
吹出用スリット32がプレート31に設けられている。
【0032】各空気ボックス25、26、28、30に
空気配管27が接続され、この空気配管27は図8、図
9に示すように切換バルブ35を介してブロアー等の空
気源36に接続されている。その切換弁35は三位置切
換式の電磁弁であって、空気配管27と空気源36との
接続を断つ中立位置と、空気源36の空気噴出ポート3
6aと空気配管27とを接続する図8の位置と、空気源
36の空気吸引ポート36bと空気配管27とを接続す
る図9の位置に切換可能である。
【0033】そして、前記基準体21、22の受け面2
1a、22aと、この受け面21a、22aに受けられ
る積層体8の端面との距離が、上方に向かうに従い大き
くなるように積層体8の端面を傾斜させる傾斜手段が設
けられている。
【0034】すなわち、前端の基準体21の受け面21
aに受けられる積層体8の前端面を傾斜させるため、左
右一対の傾斜ブロック200が基準体21の切欠24内
に配置されている。両傾斜ブロック200は連結板20
1により連結され、その連結板201に左右一対のガイ
ドロッド202が取り付けられ、このガイドロッド20
2は基準体21に取り付けられたガイド板203に前後
移動可能に挿入されている。また、そのガイド板203
にエアシリンダ204が取り付けられ、このエアシリン
ダ204の伸縮ロッドが連結板201に連結されてい
る。これによりエアシリンダ204の伸縮によって傾斜
ブロック200は前後移動する。
【0035】図1に模式的に示すように、傾斜ブロック
200の後端面は、下方から上方向に向かうに従い後方
に向かう傾斜面200aとされている。また、テーブル
本体12の上面に切欠205が形成され、この切欠20
5内に傾斜ブロック200の下端が入り込むものとされ
ている。これにより、傾斜ブロック200がエアシリン
ダ204の伸長により後方移動すると、積層体8の前端
面8aが傾斜ブロック200の傾斜面200aに押され
るので、積層体8を構成する紙6が互いにずれ、その積
層体8の前端面8aと基準体21の受け面21aとの距
離は上方側で大きくなる。
【0036】次に、左端の基準体22の受け面22aに
受けられる積層体8の左端面を傾斜させるため、前後一
対の傾斜ブロック210が基準体22の前後に配置され
ている。各傾斜ブロック210にガイドロッド211が
取り付けられ、このガイドロッド211はテーブルフレ
ーム14に取り付けられたガイド板212に左右移動可
能に挿入されている。また、そのガイド板212にエア
シリンダ213が取り付けられ、このエアシリンダ21
3の伸縮ロッドが傾斜ブロック210に連結されてい
る。これにより、エアシリンダ213の伸縮によって傾
斜ブロック210は左右移動する。
【0037】図1に模式的に示すように、傾斜ブロック
210の右端面は、下方から上方向に向かうに従い右方
に向かう傾斜面210aとされている。また、テーブル
本体の上面に切欠214が形成され、この切欠内に傾斜
ブロック210の下端が入り込むものとされている。こ
れにより、傾斜ブロック210がエアシリンダ213の
伸長により右方移動すると、積層体8の左端面8cが傾
斜ブロック210の傾斜面210aに押されるので、積
層体8を構成する紙6が互いにずれ、その積層体8の左
端面8cと基準体22の受け面22aとの距離は上方側
で大きくなる。
【0038】振動テーブル10の後端に、前端の基準体
21と対向する左右一対の押し付け体220が設けられ
ている。各押し付け体220は板状であって、前記空気
ボックス30の左右に配置されている。
【0039】すなわち、図7に示すように空気ボックス
30から左右に支持部材221が突出し、図1に模式的
に示すように、この支持部材221に押し付け体220
が左右横軸222中心に揺動可能に取り付けられてい
る。また、押し付け体220と支持部材221との間に
はバネ223が介在され、このバネ223により押し付
け体220の下端は前方に押され、押し付け体220の
前面の押し付け面220aは上方に向かうに従い後方に
向かうよう傾斜する。また、テーブル本体12の上面に
切欠224が形成され、この切欠224内に押し付け体
220の下端が入り込むものとされている。また、空気
ボックス30には左右一対のガイドロッド225が取り
付けられ、このガイドロッド225はテーブルフレーム
14に取り付けられたガイド板226に前後移動可能に
挿入されている。そのガイド板226にエアシリンダ2
27が取り付けられ、このエアシリンダ227の伸縮ロ
ッドが空気ボックス30に連結されている。これによ
り、エアシリンダ227の伸縮によって押し付け体22
0が前後移動する。この押し付け体220の前方移動に
より押し付け面220aが積層体8の後端面8bを押す
と、押し付け体220は横軸222まわりに揺動し、押
し付け面220aは積層体8の後端面8bに面接触す
る。
【0040】振動テーブル10の右端に、左端の基準体
22と対向する押し付け体230が設けられている。こ
の押し付け体230は板状であって、前記空気ボックス
25、26の間に配置されている。
【0041】すなわち、図7に示すように空気ボックス
25、26の間に支持部材231が配置され、図1に模
式的に示すように、この支持部材231に押し付け体2
30が前後横軸232中心に揺動可能に取り付けられて
いる。また、押し付け体230と支持部材231との間
にはバネ233が介在され、このバネ233により押し
付け体230の下端は左方に押され、押し付け体230
の左面の押し付け面230aは上方に向かうに従い右方
に向かうよう傾斜する。また、テーブル本体12の上面
には切欠234が形成され、この切欠234内に押し付
け体230の下端が入り込むものとされている。また、
支持部材231には前後一対のガイドロッド235が取
り付けられ、このガイドロッド235はテーブルフレー
ム14に取り付けられたガイド板236に左右移動可能
に挿入され、そのガイド板236にエアシリンダ237
が取り付けられ、このエアシリンダ237の伸縮ロッド
が支持部材231に連結されている。これにより、エア
シリンダ237の伸縮によって押し付け体230が左右
移動する。この押し付け体230の左方移動により押し
付け面230aが積層体8の右端面8dを押すと、押し
付け体230は横軸232まわりに揺動し、押し付け面
230aは積層体8の左端面8dに面接触する。
【0042】上記揃え装置4により積層体8の端面を面
一に揃えるには、まず、テーブル本体12の上面に積層
体8を載置する。
【0043】次に図6に示すように振動テーブル10を
傾斜させる。これにより積層体8の前端面8aと左端面
8cとが基準体21、22の受け面21a、22aに受
けられる。また、テーブル本体12をバイブレータ15
により振動させると共に、図8に示すように空気源36
から切換弁35及び空気配管27を介して各空気ボック
ス25、26、28、30に高圧空気を供給する。これ
により、各スリット25a、26a、29、32から積
層体8の端面に向けて空気が噴出され、積層体8を構成
する各紙6の相互間に空気が送り込まれ、各紙6の相互
間の摩擦が小さくなるので、積層体8の端面の揃えが促
進される。
【0044】次に、振動テーブル10の後端の押し付け
体220をエアシリンダ227により前方移動させ、図
2に示すように、押し付け面220aを積層体8の後端
面8bに面接触させる。この際、押し付け体220の下
端は切欠224の内部のストッパー228に当接し、バ
ネ223の弾性力に抗して揺動した状態となる。
【0045】次に、振動テーブル10の前端の傾斜ブロ
ック200をエアシリンダ204により後方移動させ、
図3に示すように、傾斜面200aを積層体8の前端面
8aに押し付ける。この際、傾斜面200aの下端は基
準体21の受け面21aよりも後方に移動する。これに
より積層体8の前端面8aは面一とはならないが傾斜
し、この前端面8aと受け面21aとの距離は上方側で
大きくなる。また、傾斜ブロック200を後方移動させ
る際に押し付け体220も後方移動させる。この際、押
し付け体220の後方移動速度を傾斜ブロック200の
後方移動速度よりも遅くすることで、押し付け面220
aと積層体8の後端面8bとが離れることがないように
し、積層体8を構成する紙6が相互にずれてしまうのを
防止している。また、押し付け体220の後方移動速度
が傾斜ブロック200の後方移動速度よりも遅いこと
で、その移動途中にあっては、図3に示すように積層体
8を構成する紙6が撓み、各紙6の相互間への空気の送
り込みが促進される。
【0046】次に、押し付け体220と傾斜ブロック2
00とが後進端に至ると、積層体8の前端面8aと基準
体21の受け面21aとの距離は、上方に向かうに従い
大きなものとなる。この状態で押し付け体220の押し
付け面220aはバネ223の弾性力により積層体8の
後端面8bに押し付けられる。
【0047】次に、傾斜ブロック200がエアシリンダ
204により前方移動すると共に、押し付け体220が
エアシリンダ227により前方移動する。この際、傾斜
ブロック200の前方移動速度よりも押し付け体220
の前方移動速度の方が遅いものとされる。また、重力に
よる積層体8の前方移動速度よりも押し付け体220の
前方移動速度の方が速いものとされる。これにより、図
4に示すように傾斜ブロック200が前進端に至った後
に、図5に示すように積層体8の前端面8aは基準体2
1の受け面21aに押し付けられる。この際、積層体8
の前端面8aは受け面21aとの距離が上方に向かう程
大きくなるように傾斜した状態で受け面21aに押し付
けられるので、積層体8を構成する紙6の端面は下層側
から受け面21aに押し付けられる。これにより、積層
体8を構成する紙6の枚数が多く下層側の紙6に作用す
る上層側の紙6の重量が大きい場合でも、下層側の紙6
からほぼ順番通りに受け面21aに押し付けられるの
で、積層体8の前後端面8a、8bを迅速かつ確実に面
一に揃えることができる。
【0048】本実施例では、上記動作が複数回繰り返さ
れることで、積層体8の前後端面8a、8bが完全に面
一になるものとされている。これにより積層体8の前後
端面8a、8bの揃えが完了したならば、振動テーブル
10の右端の押し付け体230をエアシリンダ237に
より左方移動させ、図2に示すように、押し付け面23
0aを積層体8の右端面8dに面接触させる。この際、
押し付け体230の下端は切欠234の内部のストッパ
ー238に当接し、バネ233の弾性力に抗して揺動し
た状態となる。
【0049】次に、振動テーブル10の左端の傾斜ブロ
ック210をエアシリンダ213により右方移動させ、
図3に示すように、傾斜面210aを積層体8の左端面
8cに押し付ける。この際、傾斜面210aの下端は基
準体22の受け面22aよりも右方に移動する。これに
より、積層体8の左端面8aは面一とはならないが傾斜
し、この左端面8aと受け面22aとの距離は上方に向
かうに従い大きくなる。また、傾斜ブロック210を右
方移動させる際に押し付け体230も右方移動させる。
この際、押し付け体230の右方移動速度を傾斜ブロッ
ク210の右方移動速度よりも遅くすることで、押し付
け面230aと積層体8の後端面8bとが離れることが
ないようにし、積層体8を構成する紙6が相互にずれて
しまうのを防止している。また、押し付け体230の右
方移動速度が傾斜ブロック210の右方移動速度よりも
遅いことで、その移動途中にあっては、図3に示すよう
に積層体8を構成する紙6が撓み、各紙6の相互間への
空気の送り込みが促進される。
【0050】次に、押し付け体230と傾斜ブロック2
10とが右進端に至ると、積層体8の左端面8cと基準
体22の受け面22aとの距離は、上方に向かうに従い
大きなものとなる。この状態で押し付け体230の押し
付け面230aはバネ233の弾性力により積層体8の
右端面8dに押し付けられる。
【0051】次に、傾斜ブロック210がエアシリンダ
213により左方移動すると共に、押し付け体230が
エアシリンダ237により左方移動する。この際、傾斜
ブロック210の左方移動速度よりも押し付け体230
の左方移動速度の方が遅いものとされる。また、重力に
よる積層体8の左方移動速度よりも押し付け体230の
左方移動速度の方が速いものとされる。これにより、図
4に示すように傾斜ブロック210が左進端に至った後
に、図5に示すように積層体8の左端面8cは基準体2
2の受け面22aに押し付けられる。この際、積層体8
の左端面8cは受け面22aとの距離が上方に向かう程
大きくなるように傾斜した状態で受け面22aに押し付
けられるので、積層体8を構成する紙6の端面は下層側
から受け面22aに押し付けられる。これにより、積層
体8を構成する紙6の枚数が多く、下層側の紙6に作用
する上層側の紙6の重量が大きい場合でも、下層側の紙
6からほぼ順番通りに受け面22aに押し付けられるの
で、積層体8の左右端面8c、8dを迅速かつ確実に面
一に揃えることができる。
【0052】本実施例では、上記動作が複数回繰り返さ
れることで、積層体8の左右端面8c、8dが完全に面
一になるものとされている。
【0053】そして、積層体8の端面の揃えが完了した
ならば、バイブレータ15が停止されると共に切換弁3
5が中立位置とされ、各スリット25a、26a、2
9、32からの空気の噴出が停止される。
【0054】しかる後に、図9に示すように切換弁35
の切換により、各スリット25a、26a、29、32
から空気が吸引される。これにより、積層体8を構成す
る各紙6の間から空気が吸い出され、各紙6は相互に密
着して互いにずれることがなくなる。これにより、積層
体8が振動テーブル10から搬出された後に整列状態が
くずれてしまうことはない。
【0055】そして、傾斜装置11により振動テーブル
10の上面を再び水平となるようにしたならば、積層体
8は搬出装置5により揃え装置4から搬出される。この
搬出の際、前方側の基準体21がヒンジ23の軸中心に
揺動してテーブル本体12の上面よりも下方に移動する
ことで、積層体8は前方から搬出可能とされる。
【0056】図12及び図14に示すように、前記反転
装置2は門形フレーム60に対して上下動自在な昇降体
62に取り付けられ、エアシリンダ61により昇降体6
2を昇降させることで上下動可能とされている。
【0057】この反転装置2は、図17及び図18にも
示すように、その昇降体62に取り付けられる本体フレ
ーム63を備えている。この本体フレーム63に複数の
アーム64を介してベルトコンベヤ65が取り付けら
れ、また、左右一対のアーム59を介して反転機構66
が取り付けられている。そのベルトコンベヤ65は、図
17において矢印Bで示す方向に周回駆動され、積層体
8を前方に搬送する。このベルトコンベヤ65の下方に
昇降台67が設けられ、この昇降台67に積層体8が載
置される。この昇降台67は、リフト装置68により昇
降可能とされている。この昇降台67に載置された積層
体8の後端側が、図17に示すようにベルトコンベヤ6
5と反転機構66との前後間に位置される。
【0058】その反転機構66は、前記アーム59に取
り付けられた支持フレーム69と、この支持フレーム6
9に取り付けられた左右一対のガイドレール70とを備
えている。このガイドレール70は、前方に向かうに従
い上方に向かう。このガイドレール70にブロック80
が移動可能に取り付けられている。このブロック80
に、左右一対のめくり返し用エアシリンダ81と、押し
付け用エアシリンダ82とが取り付けられている。両め
くり返し用エアシリンダ81の前端にブラケット84が
取り付けられ、このブラケット84にローラ85が左右
方向軸中心に回転可能に取り付けられている。このロー
ラ85は、両めくり返し用エアシリンダ81の伸縮で前
後動する。また、押し付け用エアシリンダ82の先端に
は押し付けローラ86が取り付けられ、この押し付け体
は押し付け用エアシリンダ82の伸縮で前方に向かうに
従い下方に向かう方向に往復動する。
【0059】前記一対のガイドレール70の左右間には
ロッドレスタイプのエアシリンダ83が配置され、この
エアシリンダ83は支持フレーム69に取り付けられる
と共に、そのピストンがブロック80に連結されてい
る。これにより、エアシリンダ83のピストンの移動に
より、めくり返し用エアシリンダ81と押し付け用エア
シリンダ82とはガイドレール70に沿って移動する。
【0060】前記アーム59の下端には支軸89が取り
付けられ、この支軸89に空気吹き出し管87と浮き上
がり防止体88とが取り付けられている。その支軸89
は左右方向軸中心に回転可能とされ、リンク91を介し
エアシリンダ90に連結されている。そのエアシリンダ
90はアーム59に左右方向軸90a中心に回転可能に
取り付けられている。これにより、空気吹き出し管87
と浮き上がり防止体88とはエアシリンダ90の伸縮で
支軸89中心に回転する。その空気吹き出し管87は図
外高圧空気源に接続されている。
【0061】前記ベルトコンベヤ65の上方の本体フレ
ーム63にはレール92が取り付けられている。このレ
ール92に走行体93が前後移動可能に取り付けられ、
この走行体93にエアシリンダ94が取り付けられてい
る。このエアシリンダ94のロッドに押し付け板95が
取り付けられ、この押し付け板95はエアシリンダ94
の伸縮により上下動する。また、レール92は後方に向
かうに従い下方に向かうよう傾斜し、走行体93はスト
ッパ92aによりベルトコンベヤ65の後端上方に位置
決めされる。また、前記アーム64には左右一対のロッ
ド97が軸98中心に上下揺動可能に取り付けられ、各
ロッド97には補助押し付けローラ96が取り付けられ
ている。
【0062】上記反転装置2による積層体8の上下反転
は以下のようになされる。
【0063】まず、図19に示すように作業者が昇降台
67に載置された積層体8の後端上部側を手で持って上
方にめくり上げる。このめくり上げられる積層体8を構
成する紙6の枚数は、揃え装置4や図外裁断機の能力に
応じて定める。
【0064】次に、反転装置2の起動スイッチ(図示省
略)をオンする。そうすると、めくり返し用エアシリン
ダ81が伸長し、次にエアシリンダ83によりブロック
80がガイドレール70に沿って前方および上方に移動
することでブロック80と共にめくり返し用エアシリン
ダ81と押し付け用エアシリンダ82も前方および上方
に移動する。次に押し付け用エアシリンダ82が伸長す
る。
【0065】これにより、図20に示すように、めくり
返し用エアシリンダ81の前端のローラ85が、作業者
によりめくり上げられた積層体8の後端側を下方から押
すことから、積層体8の後端側はめくり返されて上下反
転され、ベルトコンベヤ65の上面に載置される。
【0066】また、押し付け用エアシリンダ82の前端
の押し付けローラ86が、そのめくり返された積層体8
をベルトコンベヤ65の後端に押し付けることで、その
めくり返し状態を保つ。
【0067】次に、エアシリンダ94が伸張することに
より押し付け板95が下方移動し、めくり返された積層
体8の後端をベルトコンベヤ65の上面に押し付ける。
これにより、ベルトコンベヤ65が周回駆動すると、図
21に示すように積層体8はベルトコンベヤ64により
上下反転された状態で前方に搬送される。
【0068】この際、エアシリンダ90の縮小により、
支軸89が回転して前記浮き上がり防止体88が昇降台
67上の残りの積層体8の上端面を下方に押し付ける。
これにより、上下反転された積層体8の搬送に伴なって
残りの積層体8が引きずり出されてしまうのを防止して
いる。
【0069】さらに、支軸89の回転により前記空気吹
き出し管87の先端の吹き出し口87aが、上下反転さ
れた積層体8と残りの積層体8との間に位置され、その
吹き出し口87aから空気を噴出することにより、上下
反転された積層体8と残りの積層体8と間の摩擦を小さ
くし、上下反転された積層体8のを円滑な搬送を図って
いる。
【0070】なお、走行体93は積層体8と同行して移
動する。これは、押し付け板95と積層体8との間の摩
擦による。また、積層体8は補助押し付けローラ96の
下方に入り込み、そのローラ96は自重により積層体8
をベルトコンベヤ65の上面に押し付ける。これによ
り、積層体8とベルトコンベヤ65の上面との間の摩擦
を大きなものとし、確実に積層体8を搬送するものとし
ている。
【0071】上記反転装置2により上下反転された積層
体8は搬送装置3に送り込まれ、この搬送装置3により
揃え装置4に搬送される。なお、ベルトコンベヤ65に
上下反転された積層体8が完全に載置状態になると、エ
アシリンダ94は縮小して押し付け板95は上方に移動
する。すると、走行体93はレール92が後方に向かい
下向き傾斜していることから、重力により元の位置に復
帰する。なお、その走行体93の復帰を確実なものとす
るためにバネを設けてもよい。また、めくり返し用エア
シリンダ81及び押し付け用エアシリンダ82は縮小
し、エアシリンダ83によりブロック80がガイドレー
ル70に沿って後方および下方に移動することで、めく
り返し用エアシリンダ81と押し付け用エアシリンダ8
2は元の位置に復帰する。また、エアシリンダ90の伸
長により、支軸89が回転して浮き上がり防止体88と
空気吹き出し管87が元の位置に復帰する。
【0072】次に、搬送装置3は図12〜図15および
図22に示すように支持フレーム100と走行体101
と搬送コンベヤ102とを備えている。
【0073】その支持フレーム100は反転装置2の前
方に位置し、この支持フレーム100に走行体101と
搬送コンベヤ102とが支持されている。
【0074】その搬送コンベヤ102は、反転装置2の
ベルトコンベヤ65の前方に配置され、そのベルトコン
ベヤ65により送り込まれてきた積層体8を前方に搬送
するよう周回駆動される。
【0075】その走行体101は、支持フレーム100
に前後方向に移動可能に支持されている。この走行体1
01は、走行フレーム103と、この走行フレーム10
3に支持されるベルトコンベヤ104とを備えている。
【0076】その走行フレーム103は、左右一対の側
板105、106と、この側板105、106の上端を
連結する連結板107とを備え、その側板105、10
6から左右外方に突出する複数のアーム108に走行輪
109が取り付けられている。この走行輪109が、支
持フレーム100の内面を凹ませることで形成した案内
面110に載置され、これにより走行体101は支持フ
レーム100に前後走行可能に支持されている。
【0077】また、支持フレーム100の前後端にはス
プロケット111、112が取り付けられ、そのスプロ
ケット111、112にチェーン113が巻き掛けら
れ、このチェーン113が走行体101の前記アーム1
08に取り付けられている。そのスプロケット110、
112は、走行フレーム103に取り付けられた駆動装
置114により周回駆動され、これにより走行体101
は前後に走行する。
【0078】前記ベルトコンベヤ104は、前記搬送コ
ンベヤ102の下方に位置し、走行フレーム103の側
板105、106に支持される前後一対の回転軸11
5、116を備え、両回転軸115、116にベルト1
17が巻き掛けられている。
【0079】なお、両回転軸115、116の前後間に
は受け板118が配置されている。
【0080】そのベルトコンベヤ104の前方の回転軸
116の端部には、一方向回転伝達クラッチ121を介
してピニオンギヤ119が取り付けられ、このピニオン
ギヤ119に噛み合うラック120が支持フレーム10
0に取り付けられている。これにより、走行体101の
走行によりピニオンギヤ119が回転する。そして、そ
の一方向回転伝達クラッチ121は、走行体101が後
方に移動する際にピニオンギヤ119の回転を回転軸1
16に伝達し、ベルトコンベヤ104を図12において
矢印L方向に回転させ、走行体101が前方に移動する
際はピニオンギヤ119の回転を回転軸116に伝達し
ない。
【0081】なお、走行体101の走行速度と搬送コン
ベヤ102の周回速度とは同期される。
【0082】また、前記走行フレーム103の左右側板
105、106により前後一対の支軸125が支持さ
れ、この支軸125に左右一対の位置決め板126、1
27が筒体128、129を介して左右移動可能に嵌合
されている。また、支軸125にはブラケット131、
132を介して前記駆動装置114を支持するための支
持板130が取り付けられている。そのブラケット13
1、132に、前記位置決め板126、127に筒体1
28、129を介し連結されたエアシリンダ133、1
34のロッドが連結されている。これにより、エアシリ
ンダ133、134の伸縮により位置決め板126、1
27の左右間隔は変更可能とされている。
【0083】また、走行フレーム103には、ベルトコ
ンベヤ104の前端上方に位置するエアシリンダ13
5、136が取り付けられ、このエアシリンダ135、
136にローラ137が上下動自在に取り付けられてい
る。
【0084】また、支持フレーム100には積層体8の
前端を解除自在に保持する保持機構140が取り付けら
れている。この保持機構140のフレーム142は、支
持フレーム100にエアシリンダ141を介して前後移
動可能に取り付けられている。このフレーム142に、
図24に示すようにエアシリンダ143を介し昇降体1
44が上下動自在に取り付けられ、この昇降体144の
下端に上下各一対の挟持用フォーク145、146が取
り付けられている。その下方側の挟持用フォーク146
は、上方側の挟持用フォーク145にエアシリンダ14
7を介して取り付けられ、エアシリンダ147の伸縮に
より挟持用フォーク145、146の上下間隔は変更自
在とされている。
【0085】上記搬送装置3による積層体8の搬送は以
下のようにしてなされる。
【0086】まず、反転装置2のベルトコンベヤ65か
ら送り込まれてきた積層体8が、搬送コンベヤ102の
上面に移載される。そして、搬送コンベヤ102の周回
駆動により積層体8は前方に移動する。次に、搬送コン
ベヤ102の上面に積層体8が載置されると、エアシリ
ンダ133、134の縮小により左右一対の位置決め板
126、127の左右間隔が縮小される。この位置決め
板126、127の左右間隔は縮小状態において積層体
8の左右幅と略等しくされている。これにより、積層体
8の位置が、揃え装置4の振動テーブル10の後方位置
とされる。しかる後に両位置決め板126、127の左
右間隔は再び拡大する。
【0087】次に、搬送コンベヤ102の搬送速度と同
期して走行体101が前方に移動する。この際、走行体
101に支持されたベルトコンベヤ104も、搬送コン
ベヤ102の下方から前方に移動する。そうすると、図
23、図24に示すように、搬送コンベヤ102から前
方に送り出された積層体8が、ベルトコンベヤ104の
上面に載置される。そして、走行体101は揃え装置4
の振動テーブル10の上方で停止する。これにより、積
層体8も振動テーブル10の上方に位置する。
【0088】この際、積層体8の前端はベルトコンベヤ
104の前端よりも前方に突出し、保持装置140の挟
持用フォーク145、146により挟持可能とされる。
なお、その積層体8の前端が垂れ下がってしまうと挟持
用フォーク145、146により挟持できないため、ロ
ーラ137が下向きに移動し、このローラ137とベル
トコンベヤ104の前端との間で積層体8を挟み込み、
その積層体8の前端が垂れ下がってしまうのを防止す
る。これにより、保持装置140の挟持用フォーク14
5、146によって、その垂れ下がりが防止された積層
体8の前端が挟持される。
【0089】次に、走行体101が後方に移動する。こ
の際、ベルトコンベヤ104の回転軸116には、一方
向回転伝達クラッチ121を介してピニオン119の回
転が伝達され、ベルトコンベヤ104は図23において
矢印L方向に周回駆動する。これにより、図26及び図
27に示すように、積層体8は前端側が保持機構140
により挟持される共に、その後端側が振動テーブル10
の上面に載置される。この状態から、挟持用フォーク1
45、146がエアシリンダ143の伸張により下降す
ることにより、図28及び図29に示すように、積層体
8は振動テーブル10の上面に載置される。次に、保持
機構140による積層体8の保持は解除され、保持機構
140は元の位置に復帰する。
【0090】しかる後に、振動テーブル10に載置され
た積層体8は前述のように端面が揃えられる。
【0091】そして、揃え装置4により端面が揃えらえ
た積層体8は、搬出装置5により搬出される。この搬出
装置5は、図13、図15に示すようにガイドフレーム
150と移動体151とを備えている。
【0092】そのガイドフレーム150にはチェーン巻
き掛け伝動体152が取り付けられている。このチェー
ン巻き掛け伝動体152のチェーン153に移動体15
1が連結されている。その移動体151はガイドフレー
ム150に前後方向に移動自在に取り付けられている。
これにより、チェーン巻き掛け伝動体152の周回駆動
によって移動体151は前後移動する。
【0093】その移動体151には図30に示すよう
に、ガイドフレーム150に取り付けられる本体158
と、この本体158に取り付けられる取り付けフレーム
157と、この取り付けフレーム157にレール158
を介して前後移動自在に取り付けられる上下各一対の挟
持爪154、155とを備えている。その挟持爪15
4、155は、取り付けフレーム157に取り付けられ
たエアシリンダ159の伸縮により前後移動する。上方
側の左右一対の挟持爪154は連結板170により連結
され、下方側の左右一対の挟持爪155は連結板171
により連結されている。上方側の連結板170はエアシ
リンダ156を介しレール158に取り付けられ、下方
側の連結板171はエアシリンダ160を介し上方側の
連結板170に取り付けられている。これにより、エア
シリンダ156の伸縮で上下挟持爪154、155は上
下に移動し、エアシリンダ160の伸縮で上下挟持爪1
54、155の上下間隔が変更される。
【0094】また、ガイドフレーム150の下方には搬
出用テーブル161が配置されている。この搬出用テー
ブル161は、前記揃え装置4のテーブル本体14と同
様の構成のエアテーブルとされている。
【0095】この搬出装置5によれば、揃え装置4によ
り積層体8の端面の揃えが完了後に、図29に示すよう
に移動体151が前方に移動し、上下挟持爪154、1
55が積層体8の前端側を挟持する。しかる後に移動体
151が後方移動することにより、積層体8を振動テー
ブル10から搬出用テーブル161に移載する。この移
載の際、前方側の基準体21はヒンジ23の軸中心に揺
動し、搬出される積層体8と干渉しないようにされる。
この搬出用テーブル161に移載された積層体8が図外
裁断機に搬出される。
【0096】上記構成の反転機2による積層体8の反転
と揃えは以下の順序でなされる。なお、反転機2は図外
シーケン制御装置により作動制御される。
【0097】まず、昇降台67に積層体8を載置する。
この際、反転装置2を昇降体62により上方に移動させ
ることで、積層体8の昇降台67への載置の邪魔になら
ないものとできる。
【0098】次に、昇降台67に載置された積層体8の
後端上部側を作業者が手で持って上方にめくり上げる。
このめくり上げられる積層体8を構成する紙6の枚数
は、揃え装置4や裁断機の能力に応じて定める。これ
は、積層高さの大きな積層体8の反転、揃え及び裁断を
一挙に行なおうとすると装置が非常に大型化してしまう
ためである。なお、反転装置2と積層体8の上面との上
下間隔は、昇降台67を上下させることで調節すること
ができる。
【0099】次に、反転装置2によって作業者によりめ
くり上げられた積層体8の上下反転が行なわれる。
【0100】次に、反転装置2により上下反転された積
層体8は、搬送装置3により揃え装置4の振動テーブル
10に載置される。この揃え装置4により積層体8は端
面が面一になるように揃えられる。この揃えの完了後、
積層体8を構成する紙6の相互間に送り込まれた空気が
吸引され、紙6は相互に密着して互いにずれることがな
いものとされる。
【0101】本実施例では、上記積層体8のめくり上げ
動作から紙6の相互間の空気吸引動作までが数回繰り返
されることで、振動テーブル10に載置される積層体8
を構成する紙6の枚数は次第に多くされる。これは、一
挙に多数の紙6により構成される積層体8の揃え作業を
行なうためには揃え装置を大型化する必要があることか
ら、揃え作業を複数回繰り返すことで装置の大型化を不
要としている。すなわち、揃え作業を複数回繰り返す場
合、先に揃えられた積層体8は新たな積層体8と共に再
度揃えられるが、先に揃えられた積層体8は一旦揃えら
れているため、多数の紙6により構成される積層体8の
揃え作業を一挙に行なう場合に比べ小型の揃え装置で新
たな積層体8を揃えることができる。
【0102】なお、揃え作業を複数回繰り返す場合、先
に揃えた積層体8の上に新たな積層体8を積み重ねるこ
とになるが、各揃え作業それぞれの最後において積層体
8を構成する紙6の相互間に送り込まれた空気を吸引す
ることで、新たな積層体8を積み重ねる際に、先に揃え
られた積層体8を構成する紙6がめくれ返ってしまうの
が防止されている。
【0103】また、押し付け体220、230の押し付
け面220a、230aが積層体8の端面8b、8dに
面接触することで、先に揃えられた積層体8を構成する
紙6が相互にずれてしまうのを防止している。
【0104】次に、搬出装置5により、揃えの完了した
積層体8を振動テーブル10から搬出用テーブル161
に移載する。この移載された積層体8を図外裁断機に搬
送する。
【0105】上記動作を繰り返すことで、昇降台67に
載置された積層体8の上下反転と揃えとを行なう。
【0106】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。
【0107】例えば、上記実施例では反転機1に揃え装
置4を組み込んだが、上下反転させる必要のない積層体
の揃えを行う場合には揃え装置4を単独で用いることが
できる。
【0108】また、積層体の端面を受ける基準体や積層
体の端面を押す押し付け体は板状に限定されず、例えば
円柱状であってもよい。
【0109】また、上記実施例では空気噴出手段と空気
吸引手段とは、空気源、配管、空気の噴出および吸引用
のスリットを共用するようにしたが、別個独立のものと
してもよい。
【0110】また、年賀状を印刷した紙以外のシート材
の積層体を揃えることもできる。
【0111】
【発明の効果】本発明による揃え装置によれば、積層体
を構成するシート材の端面は下層側からほぼ順番に基準
体に押し付けられるので、積層体を構成するシート材の
数に拘わらず積層体の端面を迅速かつ確実に面一に揃え
ることができる。
【0112】また、積層体の端面に接触する押し付け体
により積層体を基準体に押し付けることで、より確実に
積層体の端面を面一に揃えることができる。
【0113】載置体が水平面に対し傾斜可能な振動テー
ブルとされ、この振動テーブルの傾斜方向下方側に基準
体が配置されることで、積層体の端面の揃えを迅速に行
なうことができる。
【0114】積層体を構成するシート材の間に空気を噴
出する手段を備えることで積層体の端面の揃えの迅速化
を図ることができ、そのシート材の相互間に送り込まれ
た空気の吸引手段を備えることで、シート材の相互間に
送り込まれた空気の排出作業を短時間で行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る揃え装置の作用説明図
【図2】本発明の実施例に係る揃え装置の作用説明図
【図3】本発明の実施例に係る揃え装置の作用説明図
【図4】本発明の実施例に係る揃え装置の作用説明図
【図5】本発明の実施例に係る揃え装置の作用説明図
【図6】本発明の実施例に係る揃え装置の斜視図
【図7】本発明の実施例に係る揃え装置の平面図
【図8】本発明の実施例に係る揃え装置の空気圧回路を
示す図
【図9】本発明の実施例に係る揃え装置の空気圧回路を
示す図
【図10】揃え装置の作用説明図
【図11】揃え装置の作用説明図
【図12】本発明の実施例に係る反転機の前方側の側面
【図13】本発明の実施例に係る反転機の後方側の側面
【図14】本発明の実施例に係る反転機の前方側の平面
【図15】本発明の実施例に係る反転機の後方側の平面
【図16】本発明の実施例に係る振動テーブルの断面構
成の説明図
【図17】本発明の実施例に係る反転装置の側断面図
【図18】本発明の実施例に係る反転装置の要部の底面
【図19】本発明の実施例に係る反転装置の側断面図
【図20】本発明の実施例に係る反転装置の側断面図
【図21】本発明の実施例に係る反転装置の側断面図
【図22】図12のXXII‐XXII線の断面図
【図23】本発明の実施例に係る反転機の前方側の側面
【図24】本発明の実施例に係る反転機の後方側の側面
【図25】本発明の実施例に係る保持装置の構成説明図
【図26】本発明の実施例に係る反転機の前方側の側面
【図27】本発明の実施例に係る反転機の後方側の側面
【図28】本発明の実施例に係る反転機の前方側の側面
【図29】本発明の実施例に係る反転機の後方側の側面
【図30】本発明の実施例に係る移動体の構成説明図
【図31】本発明の実施例に係る積層体の説明図
【図32】本発明の実施例に係る反転装置の作用説明図
【符号の説明】
4 揃え装置 8 積層体 10 振動テーブル 21、22 基準体 200、210 傾斜ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 31/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート材の積層体を載置する載置体と、 その積層体の端面を受ける基準体と、 その基準体と積層体の端面との距離が上方側で大きくな
    るよう積層体の端面を傾斜させる傾斜手段と、 端面が傾斜した状態で積層体を基準体に押し付ける押し
    付け手段とを備え その積層体が基準体に押し付けられる時点で、その基準
    体と積層体との距離が上方側で大きくされることによ
    り、その積層体は下方側から基準体に押し付けられ るこ
    とを特徴とするシート材の積層体の揃え装置。
  2. 【請求項2】基準体により受けられる端面と反対側の積
    層体の端面を押す押し付け体を有し、この押し付け体は
    積層体の端面に接することができるように揺動可能とさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のシート材の
    積層体の揃え装置。
  3. 【請求項3】載置体が水平面に対し傾斜可能な振動テー
    ブルとされ、積層体が基準体に押し付けられるように振
    動テーブルの傾斜方向下方側に基準体が配置されること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート材
    の積層体の揃え装置。
  4. 【請求項4】積層体を構成するシート材の間に空気を噴
    出する手段と、そのシート材の間の空気を吸引する手段
    とを備えることを特徴とする請求項1から請求項3のい
    ずれかに記載のシート材の積層体の揃え装置。
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