JP3134191B2 - ガスコンロ用コック装置 - Google Patents

ガスコンロ用コック装置

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JP3134191B2
JP3134191B2 JP10082797A JP8279798A JP3134191B2 JP 3134191 B2 JP3134191 B2 JP 3134191B2 JP 10082797 A JP10082797 A JP 10082797A JP 8279798 A JP8279798 A JP 8279798A JP 3134191 B2 JP3134191 B2 JP 3134191B2
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正裕 浅井
悦史 大村
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株式会社鈴木鉄工所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料用のガスをガ
スコンロに供給あるいは停止するガスコンロ用コック装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、図7に示すものがあ
った。図7において、1は円筒状のコックボディであ
り、このコックボディ1は、軸方向中間部に小径に絞っ
た弁口2を有し、この弁口2を挟んで右部側に流入口3
を、左部側に流出口4をそれぞれ有する。上記コックボ
ディ1の右端部にサーモ弁5を収容し、このサーモ弁5
の弁体6を左右方向に移動させて上記弁口2を右方から
開閉する。上記サーモ弁5は、弁体6を支持する金属性
の弁ロッド7を弁閉塞ばね9の弾性力でシリンダー8か
ら左方に向けて突出付勢し、通常時は、弁閉塞ばね9の
弾性力で弁体6を左方に移動させて弁口4を閉塞し、熱
電対がガスコンロの火炎で加熱された際に発生する起電
力によってシリンダー8内で磁力を発生させ、この磁力
によって右方に移動された弁ロッド7を吸着保持して弁
体6の開作動を保持するようになっている。
【0003】上記コックボディ1の左部側にコックボデ
ィ1の軸心を中心に回転して上記流出口4を開閉するコ
ック弁10を嵌合させ、このコック弁10の軸心部に上
記弁体6を左部側から押圧する押し棒12を左右(軸方
向)移動可能に嵌合させる。また、上記コックボディ1
の左部側の軸心部にコックシャフト13を左右(軸方
向)移動可能にかつコックボディ1の軸心を中心として
回転可能に取付け、このコックシャフト13の右端部に
大径の中軸14を固定する。この中軸14は上記コック
弁10に対して左右動可能にかつ相対回転不能に連結す
る。15は押し棒12を左方に移動付勢する押し棒戻し
ばね、16は中軸14を左方に移動付勢する中軸戻しば
ねである。なお、上記コックシャフト13の左端には、
操作用の摘まみ(図示省略)が取付けられている。
【0004】そして、ガスを供給する際には、コックシ
ャフト13を右方に移動させ、押し棒12を介して弁体
6を右方に移動させて弁口2を開き、次いで上記コック
シャフト13を開方向に回転させ、中軸14を介してコ
ック弁10を開作動させて流出口4を開く。さすれば、
燃料用のガスが流入口3、弁口2及び流出口4を流通し
てガスコンロに供給され、図示省略した点火装置によっ
て点火される。この点火による起電力の発生により、サ
ーモ弁5の電磁石に磁力が発生して上記弁体6の開作動
を保持する。これにより、上記コックシャフト13及び
押し棒12が左方に移動復帰してもガスコンロへのガス
の供給が継続される。また、煮こぼれ等によりガスコン
ロが消火した際には、起電力の消滅によりサーモ弁5の
電磁石に磁力がなくなり上記弁体6は弁閉塞ばね9の弾
性力で閉作動され、ガスコンロへのガスの供給が停止さ
れる。また、コック弁10を閉操作した際にも同様にし
て上記弁体6が閉作動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものは、弁
口2を開く際に、コックシャフト13を手動により右方
に押し、押し棒12を介して弁体6を右方に移動(開作
動)させるようにしていたので、コックシャフト13を
強く押すと、弁閉塞ばね9が過圧縮されて変形したり、
密着したりして正常な動作が阻害される欠点があった。
また、コックシャフト13が左方に復帰した初期時に回
転可能となっていたので、これが不用意に回転された際
に、コック弁が開いてガス漏れを発生する恐れがあっ
た。
【0006】また、コックシャフト13を開操作(右方
に押し、これを回転させる)して点火中に、コックシャ
フト13を押す力が弱まって弁体6が弁口2側に向かっ
て若干移動した際には、弁ロッド7がシリンダー8内の
電磁石から離間し、該電磁石に発生した磁力によって弁
ロッド7が吸着されなくなり、この状態でコックシャフ
ト13を左方に移動復帰させると、上記弁体6が弁閉塞
ばね9の弾性力で閉作動され、ガスコンロへが意に反し
て消火することがあった。本発明は、上記欠点を解消し
た新規なガスコンロ用コック装置を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の如く構成したものである。即ち、
請求項1の発明は、軸方向中間部に弁口を、該弁口を挟
んで軸方向一端側に流入口を、軸方向他端側に流出口を
それぞれ形成してなる筒状のコックボディを設け、前記
流入口側から軸方向に移動して前記弁口を開閉するサー
モ弁と、前記コックボディの軸心を中心に回転して前記
流出口を開閉するコック弁と、前記コックボディの軸方
向他端側に軸方向一端側に移動して前記サーモ弁を開方
向に押圧する押し棒と、前記コック弁を回転させるコッ
クシャフトとを設け、前記コックシャフトと前記押し棒
との間に、コックシャフトの回転時に前記押し棒を軸方
向一端方向に移動させるカム機構を設け、前記押し棒の
軸方向一端部に弾性体によって前記サーモ弁方向に突出
付勢される押圧子を設ける構成にしたものである。ま
た、請求項2の発明は、前記コックシャフトを軸方向移
動可能に設け、該コックシャフトが前記カム機構の作動
する軸方向一端側に移動した際にそれ以上の軸方向一端
方向への移動を規制する規制体を設け、前記コックシャ
フトが軸方向他端方向及び初期回転位置に復帰した際に
該コックシャフトの回転を阻止する回転ロック装置を設
ける構成にしたものである。また、請求項3の発明は、
前記コックシャフトを前記カム機構が作動する軸方向一
端側に移動させた後、該コックシャフトをコック弁の開
方向に回転させた際に、該コックシャフトの軸方向他端
方向への復帰を制動する復帰制動部を設ける構成にした
ものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基い
て説明する。図面において、図1は本発明の実施例を示
す説明用断面図、図2はその説明用要部拡大断面図、図
3は本発明による規制体の部分断面図、図4はそのA示
図、図5、図6は本発明の動作説明図である。
【0009】図1、図2において、20はアルミニュー
ム合金により円筒状に形成したコックボディであり、こ
のコックボディ20は、軸方向中間部に小径に絞った弁
口21を有し、この弁口21を挟んで右部側に流入口2
2を、左部側に流出口23をそれぞれ有する。上記コッ
クボディ20の右端部にサーモ弁25を収容し、このサ
ーモ弁25の弁体26を左右方向に移動させて上記弁口
21を右方から開閉する。上記サーモ弁25は、弁体2
6を支持する金属性の弁ロッド27を弁閉塞ばね29の
弾性力でシリンダー28から左方に向けて突出付勢し、
通常時は、弁閉塞ばね29の弾性力で弁体26を左方に
移動させて弁口4を閉塞し、熱電対がガスコンロの火炎
で加熱された際に発生する起電力によってシリンダー2
8内で磁力を発生させ、この磁力によって右方に移動さ
れた弁ロッド27を吸着保持して弁体26の開作動を保
持するようになっている。
【0010】上記コックボディ20の左部側に、該コッ
クボディ20の軸心を中心に回転して上記流出口23を
開閉するコック弁31を嵌合させる。31aはコック弁
31の周壁に形成した弁孔である。上記コック弁31の
軸心部に押し棒32を左右(軸方向)移動可能に嵌合さ
せ、リターンばね34により左方に移動付勢する。押し
棒32の右端部には小径に括れた軸部32a(図2)を
形成し、該軸部32aにプラスチック製の押圧子33を
左右摺動可能に嵌合させ、該押圧子33を押圧ばね33
bによって右方に突出付勢する。上記押圧子33は、左
端部に段状に小径となる係合部33aを有する円筒状に
形成するとともに、左部の周壁をスリットにより円周方
向に分割し、上記係合部33aを大径に弾性変形させて
右方から上記押し棒32の軸部32aに摺動可能に嵌合
係止する。
【0011】上記コックボディ20の左部にコックシャ
フト36を左右(軸方向)移動可能にかつコックボディ
20の軸心を中心として回転可能に取付ける。このコッ
クシャフト36の右端部はコックボディ20の左端軸心
部に嵌合させ、該右端部にカムピン37を半径方向に突
出させて固定する。上記コックボディ20の左端を取付
け板35で閉塞し、この取付け板35の内面(右面)側
にフランジ付き筒状の規制体(中軸)41を回転可能か
つ軸方向移動不能に取付け、該規制体41の軸受け部4
1aで上記コックシャフト36の右端部を回転可能に支
持する。
【0012】上記規制体41は、図3、図4に示すよう
に、軸受け部41aの左端部に半径方向外方に屈曲する
フランジ41bを有し、このフランジ41bの円周方向
2か所に係止片42を半径方向外方に向けて突出形成
し、この係止片42を上記コックボディ20の左端面に
形成した円周方向略半円弧状の係止溝24(図2)に係
止することにより、上記規制体41を回転可能かつ軸方
向移動不能とする。また、上記軸受け部41aに左右方
向に細長い規制孔43を形成し、この規制孔43に前述
したカムピン37の基部を左右摺動可能に嵌合させて上
記コックシャフト36の軸方向の移動量を規制する。
【0013】上記規制孔43の右端は図4に示すよう
に、上方に屈曲、即ち、コックシャフト36がコック弁
31を開く回転方向に屈曲させるとともに、その隅部を
鈍角となる斜面43aに形成する。この斜面43aは、
カムピン37、従ってコックシャフト36が左方に復帰
するのを制動する復帰制動部をなすもので、その傾斜角
度αは約30度とする。また、上記規制体41の軸受け
部41aに右方に向かって突出するフォーク状の係止爪
44を一体に形成し、この係止爪44を前述したコック
弁31に形成した左右方向の係止溝31b(図2)に摺
動可能に係合させる。
【0014】上記コックボディ20の左部にコップ形の
コックカム38を左右(軸方向)移動可能にかつ回転不
能に嵌合させ、該コックカム38の底壁に前述した押し
棒32の左端を当接させる。上記コックカム38内に前
述した規制体41の軸受け部41a、カムピン37を収
容し、このコックカム38の底壁の内面外周部に円周方
向に行くに従って軸(左右)方向に変位するカム面39
を形成する。また、上記コックカム38とコック弁31
との間にコックばね45を予圧縮して介装し、該コック
ばね45により上記コックカム38を左方に移動付勢し
てそのカム面39を前述したカムピン37の先端部に当
接させる。
【0015】これにより、コックシャフト36が回転さ
れると、カムピン37が上記カム面39に沿って摺動
し、コックカム38を左右方向に移動させ、該コックカ
ム38が押し棒32を左右方向に移動させ、右方に移動
した際に押圧子33を介して前述した弁体26を開作動
させる。この場合、上記押圧子33が押し棒32上で左
右(軸)方向に相対移動する移動量は、上記カム面39
の軸方向変位量15よりも若干大きくし、カム面39を
介して押し棒32が右方に向かって最大移動した際に、
押圧子33の係合部33aが押し棒32の軸部32aの
右端に対して所定の間隙Lが発生するようにする。この
間隙Lは、カム面39、押し棒32等の製作誤差、ある
いは組付け誤差等を吸収するためのものである。なお、
上記カムピン37、コックカム38及びカム面39は本
願でいうカム機構をなす。
【0016】上記コックシャフト36が左方及び初期回
転位置に復帰した際に、該コックシャフト36の回転を
阻止する回転ロック装置50を設ける。この回転ロック
装置50は、図1に示すように、取付け板35に支持さ
れた回転止め板51をコックシャフト36の左右方向中
間部に嵌合させるとともに、この回転止め板51の円周
部の所定箇所に係合孔51aを明ける。一方、回転止め
板51の右方に位置する部位のコックシャフト36に係
合板52を相対回転不能に嵌合させるとともに、該係合
板52に上記係合孔51aと係脱可能の係合爪52aを
形成する。上記係合板52は、左方に押圧するばね53
と、コックシャフト36に取付けたストッパーリング5
3とで軸方向の位置が所定位置に設定されている。な
お、上記コックシャフト36の左端には、操作用の摘ま
み(図示省略)が取付けられている。
【0017】図5及び図6は上記コックシャフト36を
操作した際におけるコック弁31、規制体41、カム装
置50等の動作説明図である。まず、コックシャフト3
6が左方及び初期回転位置に復帰している際には、コッ
ク弁31の弁孔31aは図5の(a1)に示すように、
流出口23を閉塞している。また、カムピン37は図5
の(c1)、(e1)に示すように、規制孔43の基部
(図2の左端)に位置するとともに、カム面39の谷部
39aから離間している。
【0018】この状態から、上記コックシャフト36を
右方に押すと、上記カムピン37は、図5の(c2)、
(a2)に示すように、規制孔43の先端部(図2の右
端)に位置するとともに、カム面39の谷部39aに当
接する。この状態で上記コックシャフト36を開方向に
回転を開始すると、上記カムピン37は、図5の(c
3)に示すように、規制孔43の先端部の斜面43aに
位置した後、規制体41及び該規制体41を介してコッ
ク弁31を回転(図5の(e3))させつつ、カム面3
9の斜面に沿って摺動(図5の(a3,d3))し、コ
ックカム38を図2において右方に押し始める。これに
より、押し棒32が図2において右方に移動し始める。
【0019】上記コックシャフト36が開方向に最大に
回転されると、上記カムピン37は、図6の(a4)に
示すように、カム面39の山部39bに到来し、コック
カム38を図2において右方に最大に移動させ、該コッ
クカム38を介して押し棒32を右方に最大に移動させ
る。これにより、押圧ばね33b、押圧子33を介して
弁体26が右方に押圧されて弁口21を開く。一方、規
制体41を介してコック弁31が開方向に最大に回転さ
れてその弁孔31aが流出口23と合致し、該流出口2
3を全開にする(図6の(e4))。これにより、燃料
用のガスが流出口23からガスコンロに流れ、該ガスコ
ンロの点火が可能となる。なお、上記コックシャフト3
6が開方向に最大に回転された際には、規制体41の係
止片42がコックボデイ20に形成した係止溝24の終
端に衝突してそれ以上の開方向への回転が規制される
(図6の(d4))。
【0020】ここで、上記コックシャフト36を開方向
に回転させている時点においては、図6の(c4)に示
すように、カムピン37が規制孔43の斜面43aに位
置しているので、該斜面43aの摩擦抵抗によりコック
シャフト36の左方への移動が制動されているので、特
に、コックシャフト36を最大に回転させ、ガスコンロ
の点火中において、コックシャフト36を右方に押す力
が若干低下するようなことがあっても、該コックシャフ
ト36はコックばね45の反力で不用意に左方に移動さ
れることがなくなる。このため、上記点火中には押圧子
33が弁体26を右方に安定して押圧し、弁ロッド27
をシリンダ28の電磁石(図示省略)に安定して接触
(接近)させることになり、上記点火時に、熱電対の起
電力によってシリンダー28内の電磁石に磁力が発生す
ると、上記弁ロッド27を確実に吸着保持し、弁体26
の開作動を保持して失火を防止することになる。
【0021】そして、上記点火後に上記コックシャフト
36の右方への押圧を解除すると、コックシャフト36
は主としてコックばね45の反力によって左方に移動復
帰され、カムピン37が規制孔43の斜面43aの摩擦
抵抗に抗して図2において左方に移動し、図6の(c
5)に示すように、該規制孔43の左端(基部)に移動
する。これに伴ってリターンばね34の反力によって押
し棒32及び押圧子33が左方に移動復帰する。この場
合、上記コックシャフト36は回転復帰していないの
で、図6の(a5)に示すように、流出口23の開状態
が保持され、ガスコンロは燃焼が持続される。なお、こ
の状態で煮こぼれ等により、ガスコンロの火が消える
と、サーモ弁25の熱電対の加熱が解除されて磁力が消
滅し、弁体26が弁閉塞ばね29によって左方に移動さ
れて弁口21を閉塞し、流出口23からのガスの流出が
遮断されることになる。
【0022】次に、燃焼中のガスコンロの火を強制的に
消したい場合には、上記コックシャフト36を閉方向に
回転させると、図6の(a6)、(d6)に示すよう
に、カムピン37が初期回転位置に復帰し、該カムピン
37を介して規制体41、コック弁31が閉方向に回転
され、図6の(e6)に示すように、流出口23が閉塞
されてガスの供給を停止する。また、サーモ弁25の熱
電対の加熱が解除されて磁力が消滅し、弁体26が弁閉
塞ばね29によって左方に移動されて弁口21を閉塞す
る。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、請求項1
による発明は、コックシャフトを開方向に回転させた際
に、カム機構を介して押し棒を前進させるようにすると
ともに、この押し棒の前進端に弾性体によって突出付勢
される押圧子を設け、この押圧子でサーモ弁を開作動さ
せるようにしたので、サーモ弁を常に一定の力で開作動
させることができ、サーモ弁の作動機能が長期に亘って
安定することになる。また、請求項2による発明は、ガ
スコンロを使用しないときに、幼児等によってコックが
不用意に開操作されなくなるとともに、ガスコンロを使
用する際に、回転ロック装置を解除すべくコックシャフ
トを押した際に、その前進位置が規制体によって規定さ
れるので、コックシャフトを押す力の大きさに左右され
ることなくサーモ弁を常に一定の力で開作動させること
ができる。また、請求項3による発明は、回転ロック装
置を解除すべくコックシャフトを押した後、該コックシ
ャフトを開方向に回転させた際に、このコックシャフト
の軸方向への復帰(後進)を所定の摩擦力で制動するよ
うにしたので、点火時におけるサーモ弁の磁力による吸
着作動が安定し、点火操作が容易になる。等の効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す説明用断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す説明用要部拡大断面図で
ある。
【図3】本発明による規制体の部分断面図である。
【図4】図3のA示図である。
【図5】本発明による初期時から点火作動前段時までの
動作説明図である。
【図6】本発明による点火作動時から消火時までの動作
説明図である。
【図7】従来例を示す説明用断面図である。
【符号の説明】
20 コックボディ 21 弁口 22 流入口 23 流出口 24 係止溝 25 サーモ弁 26 弁体 27 弁ロッド 28 シリンダー 29 弁閉塞ばね 31 コック弁 31a 弁孔 31b 係止溝 32 押し棒 32a 軸部 33 押圧子 34 リターンばね 35 取付け板 36 コックシャフト 37 カムピン 38 コックカム 39 カム面 39a 谷部 39b 山部 41 規制体 41a 軸受け部 41b フランジ 42 係止片 43 規制孔 43a 斜面(復帰制動部) 44 係止爪 45 コックばね 50 回転ロック装置 51 回転止め板 51a 係止孔 52 係合板 52a 係合爪 53 ばね 54 ストッパーリング
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24C 3/12 F16K 5/04 F16K 35/00 F24C 3/00 F24C 15/00 F23N 5/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向中間部に弁口(21)を、該弁口
    (21)を挟んで軸方向一端側に流入口(22)を、軸
    方向他端側に流出口(23)をそれぞれ形成してなる筒
    状のコックボディ(20)を設け、前記流入口(22)
    側から軸方向に移動して前記弁口(21)を開閉するサ
    ーモ弁(25)と、前記コックボディ(20)の軸心を
    中心に回転して前記流出口(23)を開閉するコック弁
    (31)と、前記コックボディ(20)の軸方向他端側
    に軸方向一端側に移動して前記サーモ弁(25)を開方
    向に押圧する押し棒(32)と、前記コック弁(31)
    を回転させるコックシャフト(36)とを設け、前記コ
    ックシャフト(36)と前記押し棒(32)との間に、
    コックシャフト(36)の回転時に前記押し棒(32)
    を軸方向一端方向に移動させるカム機構(37,38,
    39)を設け、前記押し棒(32)の軸方向一端部に弾
    性体(33b)によって前記サーモ弁(25)方向に突
    出付勢される押圧子(33)を設けたことを特徴とする
    ガスコンロ用コック装置。
  2. 【請求項2】前記コックシャフト(36)を軸方向移動
    可能に設け、該コックシャフト(36)が前記カム機構
    (37,38,39)の作動する軸方向一端側に移動し
    た際にそれ以上の軸方向一端方向への移動を規制する規
    制体(41)を設け、前記コックシャフト(36)が軸
    方向他端方向及び初期回転位置に復帰した際に該コック
    シャフト(36)の回転を阻止する回転ロック装置(5
    0)を設けたことを特徴とする請求項1記載のガスコン
    ロ用コック装置。
  3. 【請求項3】前記コックシャフト(36)を前記カム機
    構(37,38,39)が作動する軸方向一端側に移動
    させた後、該コックシャフト(36)をコック弁(3
    1)の開方向に回転させた際に、該コックシャフト(3
    6)の軸方向他端方向への復帰を制動する復帰制動部
    (43a)を設けたことを特徴とする請求項2記載のガ
    スコンロ用コック装置。
JP10082797A 1998-03-13 1998-03-13 ガスコンロ用コック装置 Expired - Fee Related JP3134191B2 (ja)

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